JP2014211934A - 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

高周波磁界アシスト磁気記録ヘッド及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドにおいて、主磁極とスピントルク発振素子のクロストラック方向の位置関係を正確に決め、高周波磁界アシスト特性にバラツキが生じない構造とその製造方法を提供する。
【解決手段】高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドは、主磁極、主磁極上に設けたスピントルク発振素子109、主磁極の側面とスピントルク発振素子の側面を覆う絶縁性のサイドギャップ110を有する。主磁極とスピントルク発振素子を、両側面のサイドギャップの間に挟んで形成することにより、主磁極とスピントルク発振素子の中心の位置がそろったセルフアライメント型の高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの構造を実現する。
【選択図】図4

Description

本発明は、高周波磁界で磁気記録をアシストする高周波磁界アシスト磁気記録ヘッド及びその製造方法に関するものである。
情報記録装置の1つとして、コンピュータ等に装着されている磁気ディスク装置には、装置を大型化することなく膨大な情報を蓄積するために高記録密度化が求められている。磁気ディスクの高記録密度化には、記録媒体に微小な記録情報を確実に書き込む必要性から、高保磁力の記録媒体が用いられる。高保磁力の記録媒体に記録するためには、微小領域に強い記録磁界を集中させる必要がある。しかし、高記録密度化が進むと、強い記録磁界を微小領域に集中させることは技術的に困難になる。
この問題を解決する技術として、記録磁界に別のエネルギーを加えてアシストするエネルギーアシスト記録技術が有力視されている。アシストに用いるエネルギーには、現在、実用的に有望なものとして、熱と高周波磁界が考えられている。
熱を用いるエネルギーアシスト記録は、熱アシスト磁気記録、又は光アシスト記録と呼ばれる。記録時に磁界印加と同時に記録媒体(強磁性体)に光を照射して記録媒体のキューリ温度(摂氏数百度程度)付近の温度に加熱し、媒体の保磁力を低減させる。これにより、従来の磁気記録ヘッドでは記録磁界強度が不足して記録が困難であった高保磁力の記録媒体にも記録が容易になる。再生には、従来の磁気記録で用いられている磁気抵抗効果素子を用いる。
熱アシスト磁気記録方式では、媒体を加熱するためのレーザ光を記録ヘッドに導く。レーザ光源には、磁気ディスク装置のパッケージ内で使用する必要性から、小型で低消費電力の半導体レーザダイオードが用いられる。
これに対して、エネルギーに高周波磁界を用いるエネルギーアシスト記録は、高周波磁界アシスト磁気記録、又はマイクロ波アシスト磁気記録と呼ばれる。記録磁界とは別の高周波磁界を記録媒体に照射して、記録媒体の磁化を共鳴させて動きやすくすることにより、記録磁界強度が不足して記録が困難であった高保磁力の記録媒体にも記録が容易になる。再生には、熱アシスト記録と同様に、従来の磁気記録で用いられている磁気抵抗効果素子を用いる。
高周波磁界アシスト磁気記録では、高周波磁界を発生する素子を記録磁極の近傍に配置する。この素子はスピントルク発振素子(STO:Spin Torque Oscillator)と呼ばれる。STOは主磁極とトレーリングシールドの間に配置される。STOを記録磁極近傍に配置した高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドは、例えば非特許文献1に開示されている。STOは磁気ディスク装置のヘッドに用いられるGMRやTMRといった読み取りセンサに類似した磁性膜の積層構造を有し、従来の磁気ヘッドと一体に容易に形成できることが特徴である。
J. Zhu, et al., "Microwave assisted magnetic recording", IEEE Transactions on Magnetics, Vol.44 (2008), pp.125-131
STOが発生する高周波磁界は、主磁極が発生する記録磁界のみでは記録できない高保磁力の記録媒体の磁化を共鳴により不安定に動かすことで反転しやすくし、磁気記録を容易にする。このため、主磁極の発生する磁界とSTOの発生する高周波磁界には重なりが必要であり、効率的にアシスト効果を引き出す上で、STOと主磁極の位置はできるだけ近接していることが望まれる。このことから、STOは主磁極が強い記録磁界を発生するトレーリング側の端部にできるだけ近接して形成することが望ましい。したがって、主磁極に近接して、主磁極とトレーリングシールドの間にSTOを形成した構造が、高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの記録ヘッド部の基本的な構造である。
ビット方向(オントラック方向ともいう)には、上述したように主磁極とSTOを近接させる構造でよいが、それと垂直な方向であるクロストラック方向でも主磁極とSTOの位置を正確に決める必要がある。磁気ディスクの記録単位であるビットは、クロストラック方向に細長く、主磁極とSTOの位置が、所定の位置からクロストラック方向にずれていると、STOからの高周波磁界で十分なアシストができなくなる。また、アシスト効果が得られても、主磁極とSTOの位置が磁気ヘッドごとに一定にならずにずれていると、アシスト効果にバラツキが生じる。したがって、クロストラック方向で主磁極とSTOの位置関係を一定にし、位置ずれによる特性バラツキを生じさせない構造が必要である。
すなわち、通常の記録方式では、主磁極の中心とSTOの中心が一致するようにしたいが、主磁極とSTOは別々のリソグラフィとエッチングプロセスで形成され、リソグラフィの精度で位置の精度が決められるため、両者を完全に一致させることは困難である。この位置の不一致が、高周波磁界アシスト効果を低減させ、位置のバラツキがSTOによるアシスト特性のバラツキを生じさせる要因である。したがって、主磁極とSTOの位置関係を一定にすることが重要である。
主磁極とSTOの位置ずれを生じさせない方法として、主磁極とSTOを一括してエッチングする方法が考えられる。しかし、主磁極とSTOを一括してエッチングする方法では、主磁極の側面の傾斜角度とSTOの側面の傾斜角度を個別に設定することや、浮上面から奥行き方向の形状を別々に形成することが困難であるため、主磁極とSTOの特性を最適化する形状を作り出すことが難しい。結果として、性能のよい高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造は困難である。
本発明は、高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドにおいて、主磁極とSTOのクロストラック方向の位置関係が正確に決められ、高周波磁界アシスト特性にバラツキが生じない構造とその製造方法を提供する。
本発明による高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドは、記録磁界を発生する主磁極と、主磁極のトレーリング側に設けられたスピントルク発振素子と、スピントルク発振素子の主磁極側の面と反対側の面に設けられたトレーリングシールドと、少なくとも浮上面において、主磁極の側面とスピントルク発振素子の側面とを覆う非磁性かつ電気絶縁性のサイドギャップと、サイドギャップを挟んで主磁極の側方に設けられたサイドシールドとを有し、主磁極とスピントルク発振素子の中心の位置がそろったセルフアライメント型の高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの構造を実現する。また、少なくとも浮上面において、膜積層方向に垂直な平面に対してスピントルク発振素子の側面がなす角度をA、主磁極の側面がなす角度をBとするとき、A>Bである。
トレーリングシールドとサイドシールドとは、両者が接触したラップアラウンドシールド構造であってもよいし、スピントルク発振素子の側方かつトレーリングシールドとサイドシールドの間にスピントルク発振素子の角度Aを制御するための非磁性絶縁膜が配置されている構造であってもよい。
また、本発明による高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造方法は、主磁極の両側にサイドギャップを形成し、その外側にCMP(Chemical Mechanical Polishing)のストッパーとなる層(STO傾斜制御層)を表面に有するサイドシールドを形成する工程と、サイドギャップ及びSTO傾斜制御層と主磁極とのエッチングレートが異なる条件でエッチバックを行い、サイドギャップが主磁極との境界においてトレーリング側の面で突出する段差を形成する工程と、段差が形成された主磁極とサイドギャップの上にスピントルク発振素子を構成する積層膜を形成する工程と、両側のサイドギャップに挟まれた段差に埋め込まれた部分以外のスピントルク発振素子用の積層膜を除去する工程と、を有することにより、主磁極とスピントルク発振素子の位置がそろったセルフアライメント型の高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの構造を実現する。
ここで、主磁極とサイドギャップの形成は、サイドシールド用磁性膜とその上に形成されたSTO傾斜制御層とを含む積層膜にトレンチ部を形成する工程、トレンチ部をサイドギャップ材料で被覆する工程、サイドギャップ材料のトレンチ部を主磁極材料で埋め込む工程を有し、上記積層膜にトレンチ部を形成する工程では、膜積層方向に垂直な平面に対して当該トレンチ部の側面を構成するSTO傾斜制御層の端面がなす角度をα、サイドシールド用磁性膜の端面がなす角度をβとするとき、α>βとなるように途中でエッチング条件を変える。
本発明によれば、主磁極とSTOのクロストラック方向の位置関係を正確に決定することができ、安定した高周波磁界を記録磁界に重ね合わせて印加する構造を実現できる。また、製造時に、サイドシールド上にSTO傾斜制御層を設けることにより、STOの側面の傾斜を主磁極の側面の傾斜よりも大きくすることができる。これは、STOに流れる電流密度を大きくし発生する高周波磁界を向上させるのに有効である。その結果、安定した高周波磁界アシスト効果の得られる磁気記録ヘッドを実現することができると共に、記録密度を向上することができる。
上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドを備えるスライダの一実施例を示す断面模式図。 磁極付近を拡大して示した断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドのABSの磁極付近の拡大断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドのABSの磁極付近の拡大断面模式図。 STOの側壁の傾斜角度とSTOに流れる電流密度の関係を示す図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドのABSの磁極付近の拡大断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドのABSの磁極付近の拡大断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドのABSの磁極付近の拡大断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの形成工程を示した断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造工程を示した断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造工程を示した断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造工程を示した断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造工程を示した断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造工程を示した断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造工程を示した断面模式図。 高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造工程を示した断面模式図。
主磁極のトレーリング側の端部にスピントルク発振素子(以下、STOという)を形成するウェハプロセスでは、主磁極を形成した後、主磁極の上にSTOを形成することになる。主磁極とSTOは別々のリソグラフィ工程で形成されるため、従来の製造方法によると、クロストラック方向には、それぞれのリソグラフィ工程の精度に起因する位置バラツキができる。主磁極とSTOのクロストラック方向の位置を一致させるため、本発明では以下に述べる方法を採用した。
サイドシールド材料の上に予めSTO傾斜制御層を形成しておく。STO傾斜制御層は非磁性絶縁膜であり、主磁極材料よりエッチング耐性の高い材料で構成する。主磁極は通常、飽和磁束密度の高い材料、例えば鉄とコバルトの合金を用い、形状は浮上面において逆台形や逆三角形になるように成形される。主磁極の周辺は、サイドギャップ材料である非磁性材料で取り囲まれる。
STOを形成する際、主磁極のトレーリング側の面を平坦にする。その際、主磁極の側面に位置するサイドギャップ材料や、サイドギャップ材料の側面に配置されるサイドシールド上のSTO傾斜制御層の表面も同時に平坦にする。主磁極とサイドギャップ材料、STO傾斜制御層では材料が異なるため、イオンミリングによる平坦化プロセスで、エッチングレートの差から主磁極を選択的にエッチングして、主磁極とサイドギャップ材料の境界に意図的に段差を生じさせることが出来る。段差が形成された主磁極、サイドギャップ及びSTO傾斜制御層の上にSTO用の多層膜を形成し、CMPによる平坦化プロセスを行うと、段差の上に形成されたSTO用の多層膜は、サイドギャップに挟まれた領域のみを残して削り取られる。こうして主磁極のトレーリング側の面に接触するSTOは、主磁極とクロストラック方向の位置が一致したセルフアライメント構造になる。
STO側面の傾斜角度は、サイドギャップ上のSTO傾斜制御層を加工した面の傾斜角度に倣うため、主磁極の側面の傾斜角度よりも大きくして90°に近づけることができる。これによって、STOに流れる電流の密度を高くすることができ、STOで発振する高周波磁界の強度を大きくし、アシスト効果を向上させることができる。サイドギャップ上にSTO傾斜制御層を形成しなかった場合には、主磁極とSTOをセルフアライメント構造にできたとしても、STO側面の傾斜を主磁極側面の傾斜から独立して制御することができず、STOと主磁極の側面の傾斜角度は同じになる。従って、STOに流れる電流密度を本発明のようには大きくできず、本発明の構造に比較してアシスト効果が劣る。
以上に述べた製造方法により、主磁極とSTOの位置関係を正確に制御して、アシスト機構の安定動作を実現できる高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドが得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドを備えるスライダの一実施例を示す断面模式図である。図2は、図1の磁極付近を拡大した断面模式図である。実際のスライダの内部構造は複雑なため、図は簡略化して示している。
スライダ100において、記録ヘッドは、主磁極103と補助磁極104,105を有する単磁極ヘッド、単磁極ヘッドを励磁して主磁極103から記録磁界300を発生させるための励磁用コイル108、主磁極からの磁界を適切な大きさにカットして絞り込むためのトレーリングシールド106、リーディングシールド107、主磁極103の近傍に設けられたSTO109を備える。ここでは、主磁極103、補助磁極104、トレーリングシールド106は、STO109に電力を供給する配線の役割も果たしている。
また、再生ヘッドは、一対の磁気シールドで挟まれた磁気抵抗効果素子120を備える。スライダ100は、サスペンション400とジンバル401によって支持され、磁気記録媒体の表面上を一定の浮上量を保って飛行する。図示した磁気記録媒体は、基板200上に記録層201が形成された構造を有するが、この他に下地層、配向制御層、軟磁性下地層などを備えていてもよい。
STO109は、スピントルクにより磁化が歳差運動をして高周波磁界を発生する素子であり、高周波磁界を発生する高周波磁界発生層や他の層を積層した多層膜構造を有する。この多層膜は磁性体金属と非磁性体金属の組み合わさった構造である。STO109は通常直方体の形状をしており、その断面は、主磁極103の浮上面(ABS)101における断面と同程度のディメンジョンである。STO109に主磁極103からトレーリングシールド106に向けて、STO109の積層方向に直流の電流を供給すると、高周波磁界発生層の磁化に歳差運動が起こり、高周波磁界が発生する。主磁極103が発生する磁界300とSTO109が発生する高周波磁界301は、磁気記録媒体の記録層201に印加される。
図3は、STOを備えた高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの課題を示す図であり、浮上面(ABS)における拡大断面模式図である。逆三角形形状の主磁極103とサイドギャップ110、サイドシールド112の上の面(トレーリング側の面)は平坦な同一面になっており、その上にSTO109が形成されている。STO109の側方には非磁性絶縁層からなるトレーリングギャップ111が配置されている。主磁極103とサイドシールド112の材料は磁性体、サイドギャップ110の材料は非磁性体である。通常、主磁極103とSTO109は別々のリソグラフィ工程を経て形成されるため、いかに精度の高いリソグラフィ技術を用いても、主磁極103とSTO109のクロストラック方向の位置を一定に、再現よく形成することは困難である。
図4は、本発明の一実施例による高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの浮上面(ABS)の拡大断面模式図である。主磁極103とサイドギャップ110は、上の面(トレーリング側の面)で同一面上に平坦ではない。主磁極103のトレーリング側の面とサイドギャップ110のトレーリング側の面の間には段差があり、主磁極103のトレーリング側の面はサイドギャップ110のトレーリング側の面に対して凹んでいる。この段差の中に埋め込むようにSTO109が形成され、STO109のトレーリング側の面とサイドギャップ110のトレーリング側の面が同一面で平坦になっている。また、STO側面の膜積層方向に垂直な平面に対する傾斜角度Aは、主磁極側面の膜積層方向に垂直な平面に対する傾斜角度Bよりも大きい。膜積層方向とは、図4の構造を形成するに当たり、リーディングシールド107、サイドシールド112、サイドギャップ110、主磁極103、STO109、STO傾斜制御層113、トレーリングシールド106などの材料膜を積層する方向であり、図4では紙面上下方向である。STO側面の傾斜角度Aは、典型的には90゜である。主磁極側面の傾斜角度Bは、例えば75゜である。
このような形状は、主磁極103やサイドギャップ110を形成するトレンチを作製する加工の際、サイドシールド112の上に傾斜角度Aを制御するためのSTO傾斜制御層113を設けることで、容易に形成できる。図4の構造には、STO109の側方にトレーリングシールド106とサイドシールド112の間に挟まれてSTO傾斜制御層113が残っている。
図5は、高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドにおけるSTO側面の傾斜角度Aと電流密度の関係を示す図である。主磁極103は逆三角形をしており、トラック幅は50nm、傾斜角度Bは75°で一定とした。STOは主磁極と接する面は同じ幅で、傾斜角度Aによって、トレーリングシールド106との接触面の長さが変わる。そして、主磁極103とトレーリングシールド106に100mVの電位差を与え、STO側面の傾斜角度Aを30゜から90゜まで変化させて、STOに流れる電流の密度を計算したものである。図の縦軸は、STO109に流れる電流の密度であり、傾斜角度Aが大きくなるにしたがって増加するので、高周波磁界の発振強度も大きくなり、アシスト効果が増加することになる。STO傾斜制御層113を設けないときは、STO109の側面の傾斜角度Aは、主磁極の側面と同じ傾斜角度Bになる。一方、サイドシールド112の上にSTO傾斜制御層113を設けた構造とすることによって、条件の違うエッチングでトレンチを形成するので側面の傾斜角度を2段階にすることが可能になる。したがって、STO109の側面の傾斜角度Aを主磁極103の側面の傾斜角度Bよりも大きくすることができ、これにより傾斜角度Aが傾斜角度Bと等しい構造に比べてより一層STOの電流密度を大きくできるので、STO109によるアシスト効果を更に向上させることができる。
また、図4には主磁極103の幅とSTO109の幅が同じ構造を示したが、図6に示すように、主磁極103の周辺に非磁性導電膜114を形成することによって、STO109の幅が主磁極103の幅より大きい構造を実現できる。非磁性導電膜114の材料としては、例えばルテニウムRuあるいはニクロムNiCrを用いることができる。図4と図6において、主磁極103の寸法は同じである。図6の構造では、主磁極103から発生する記録磁界に対してより広い領域にSTO109の高周波磁界を及ぼすことができ、また、主磁極103と非磁性導電膜114が一つの大きな電極として作用するため、STO109に流れる電流密度を増して、アシスト効果を更に増加させることができる。
更に、図4あるいは図6において、トレーリングシールド106を形成する直前に、STO傾斜制御層113を除去すると、図7あるいは図8に示すように、トレーリングシールド106とサイドシールド112を接触させて一体化することができる。このシールド構造は、ラップアラウンドシールド構造と言い、トレーリングシールド106とサイドシールド112の間の磁気的なギャップを取り除いた構造である。トレーリングシールド106とサイドシールド112の間に磁気的なギャップがあると、記録する時に記録磁界に広がりが生じるので、記録トラック幅が大きくなる。これは、高記録密度化を妨げることになる。ラップアラウンドシールド構造では、記録トラック幅を抑制することができる。なお、この構造では、STO109に電流を流すには、主磁極103とサイドシールド112の間に形成するサイドギャップ110を絶縁膜にする必要がある。
図9から図15は、図4に示した構造を形成するプロセスを簡略化して順に説明するための工程図であり、浮上面(ABS)における拡大断面模式図である。以下では、説明の簡略化のために、最終的な機能部材を作成するために成膜された材料に、その機能部材と同じ番号を付して説明する。例えば、図11において、サイドギャップ110を作成するために成膜された材料をサイドギャップ材料110と呼ぶ。
図9は、主磁極を形成するトレンチ加工前の状態を示した図である。リーディングシールド107の上に、サイドシールド材料112と、STO傾斜制御層113と、ハードマスク材料115が順次成膜され、その上にレジストパターン116が形成されている。サイドシールド112の材料はNiFeなどの磁性材料、STO傾斜制御層113はDLC(diamond like carbon)などのCMPとミリング耐性に優れ、非磁性、且つ電気絶縁を有する材料から成る。また、ハードマスク115は、STO傾斜制御層113とサイドシールド112の加工に耐性を有するNiCrなどから成る。
図10は、レジストパターン116をマスクに用いて、主磁極を形成するトレンチを作製した状態を示した図である。まず、レジストパターン116をマスクに、Arイオンエッチングを用いて、ハードマスク115の加工を行なう。次に、ハードマスク115をマスクに、リアクティブイオンエッチングを用いてSTO傾斜制御層113をエッチングし、更にエッチング雰囲気を変えて、サイドシールド112のエッチングを行なう。この時、STO傾斜制御層113がエッチングされて露出した端面の傾斜角度αは、後に形成するSTOの側面の傾斜角度Aになり、サイドシールド112がエッチングされて露出した端面の傾斜角度βは、後に形成する主磁極の側面の傾斜角度Bになる。従って、STO傾斜制御層113の露出した端面の傾斜角度αをサイドシールド112の露出した端面の傾斜角度βよりも大きくすることで、図4に示したA>Bを実現でき、図5に示したように製造された高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドのSTOに流れる電流の密度を大きくできるので、高周波磁界が強くなり、アシスト効果を増加させることができる。なお、ハードマスク115やSTO傾斜制御層113の側面の傾斜角度は、エッチング条件で制御することができる。
図11は、トレンチ内にサイドギャップ材料110と主磁極材料103が形成された状態を示した図である。最初に、サイドギャップ材料110でトレンチ部を被覆し、次にサイドギャップ材料110のトレンチ部を主磁極材料103で埋め込む。主磁極103はFeCo合金などの強磁性材料、サイドギャップ110はAl23やRuなどの非磁性材料から成る。サイドギャップ110の形成に当たってALD(Atomic Layer Deposition)法を用いるとトレンチ部への成膜も良好に行なうことができる。主磁極103は、レジストを用いるフレームめっき法で形成できる。
図12は、CMP法を用いて、STO傾斜制御層113とサイドギャップ110と主磁極103の表面が平坦化された状態を示した図である。CMPによって、主磁極材料103とサイドギャップ材料110は研磨され、STO傾斜制御層113がCMPのストッパー層になるので、STO傾斜制御層113の面が露出し、表面は平坦になって研磨が止まる。
図13は、ミリングあるいはエッチング液などを用いて、主磁極103の露出面をエッチングして、主磁極103の表面が周囲のサイドギャップ110に対して窪むように段差を形成した状態を示した図である。一例として、サイドギャップ110はAl23、STO傾斜制御層113はDLC、主磁極103はFeCo合金などからなり、ミリング等によって主磁極103の露出面を選択的にエッチングすることができる。エッチング深さは、ミリング時間の制御などによって次の工程で成膜するSTO膜の膜厚と同じにする。但し、エッチング深さはSTO膜の膜厚より多少大きくても構わない。
図14は、サイドギャップ110の表面に対して落ち込むような窪んだ段差が形成された主磁極103の上にSTO材料109が成膜された状態を示した図である。STO109は、高周波磁界発生層、中間層及びスピン注入固定層等を備える積層膜で構成される既知の構造を有する。サイドギャップ110が絶縁膜の場合、主磁極103をシードとするめっき法を用いて主磁極103の上にSTO材料109を形成することができる。また、指向性の高いスパッタリング法などを用いても形成することもできる。サイドギャップ110と主磁極103の段差の大きさがSTO109の膜厚と同じ、あるいはSTO109の膜厚より少し大きい程度であるため、STO材料109は主磁極103の上に形成された窪みにはまり込むように形成される。
図15は、図14の状態からCMP法を用いて表面を平坦化してサイドギャップ110及びSTO傾斜制御層113の上のSTO膜を除去し、更にトレーリングシールド106を形成した状態を示した図である。CMPによって主磁極103の上以外の場所に形成されたSTO膜が研磨されて、STO傾斜制御層113が露出すると研磨は進行しなくなり、表面が平坦になって止まる。その後、平坦化された面の上にトレーリングシールド106を形成する。このような形成方法によって、本発明の高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドを製造することができる。
なお、図15において、トレーリングシールド106の形成に先だって、図16に示すようにSTO傾斜制御層113を除去してもよい。STO傾斜制御層113の除去は、例えばSTO傾斜制御層113がDLCで構成されている場合には、O2アッシャーなど酸素系のガスを用いたエッチングによって行うことができる。図16の状態で、トレーリングシールド106を形成すると、図7に示したラップアラウンドシールド構造とすることができる。
また、図11に示したサイドギャップの構成を、絶縁膜材料のサイドギャップ110と非磁性導電膜114からなる第2のサイドギャップのように2層の非磁性層とすることによって、図6に示した構造の高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドを製造することも可能である。すなわち、図6に示した構造とする場合には、サイドシールド112に設けたトレンチ部を被覆するサイドギャップ材料層を形成した後に、サイドギャップ材料層のトレンチ部に非磁性導電膜114を形成する。その後、非磁性導電膜114によって被覆されたサイドギャップ材料層のトレンチ部を主磁極材料で埋め込むようにすればよい。
また、図4に示したサイドギャップ110を酸化物膜と窒化物膜の積層膜など、2層以上の積層膜で構成してもよい。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。例えば、トレーリングシールドの代わりに、電気配線を用いることもできる。
100 スライダ
101 浮上面(ABS)
103 主磁極
104 補助磁極
105 補助磁極
106 トレーリングシールド
107 リーディングシールド
108 励磁用コイル
109 STO
110 サイドギャップ
111 トレーリングギャップ
112 サイドシールド
113 STO傾斜制御層
114 非磁性導電膜
115 ハードマスク材料
116 レジストパターン
120 磁気抵抗効果素子
200 磁気記録媒体基板
201 記録層
300 記録磁界
301 高周波磁界
400 サスペンション
401 ジンバル

Claims (8)

  1. 記録磁界を発生する主磁極と、
    前記主磁極のトレーリング側に設けられたスピントルク発振素子と、
    前記スピントルク発振素子の前記主磁極側の面と反対側の面に設けられたトレーリングシールドと、
    前記主磁極の側面と前記スピントルク発振素子の側面とを覆う非磁性かつ電気絶縁性のサイドギャップと、
    前記サイドギャップを挟んで前記主磁極の側方に設けられたサイドシールドとを有し、
    膜積層方向に垂直な平面に対して前記スピントルク発振素子の側面がなす角度をA、前記主磁極の側面がなす角度をBとするとき、A>Bであることを特徴とする高周波磁界アシスト磁気記録ヘッド。
  2. 請求項1記載の高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドにおいて、
    前記サイドギャップと前記主磁極との間に非磁性導電膜を備えることを特徴とする高周波磁界アシスト磁気記録ヘッド。
  3. 請求項1記載の高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドにおいて、
    前記トレーリングシールドと前記サイドシールドとが接触していることを特徴とする高周波磁界アシスト磁気記録ヘッド。
  4. 請求項1記載の高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドにおいて、
    前記スピントルク発振素子の側方かつ前記トレーリングシールドと前記サイドシールドの間に前記角度Aを制御するための非磁性絶縁膜が配置されていることを特徴とする高周波磁界アシスト磁気記録ヘッド。
  5. サイドシールド用磁性膜と前記サイドシールド用磁性膜の上に形成されたSTO傾斜制御層とを含む積層膜にトレンチ部を形成する工程と、
    前記トレンチ部をサイドギャップ材料で被覆する工程と、
    前記サイドギャップ材料のトレンチ部を主磁極材料で埋め込む工程と、
    前記STO傾斜制御層が露出するまで研磨してサイドギャップと主磁極を形成する工程と、
    前記研磨後に露出している前記主磁極をエッチングして前記サイドギャップに対して窪んだ段差を形成する工程と、
    前記段差を被覆するようにスピントルク発振素子用の積層膜を形成する工程と、
    前記段差に埋め込まれた部分以外の前記スピントルク発振素子用の積層膜を除去する工程と、
    トレーリングシールド用磁性膜を形成する工程と、
    を有することを特徴とする高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造方法。
  6. 請求項5記載の高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造方法において、
    前記トレンチ部を形成する工程は、膜積層方向に垂直な平面に対して当該トレンチ部の側面を構成する前記STO傾斜制御層の端面がなす角度をα、前記サイドシールド用磁性膜の端面がなす角度をβとするとき、α>βとなるように途中でエッチング条件を変えることを特徴とする高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造方法。
  7. 請求項5記載の高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造方法において、
    前記トレンチ部を被覆するサイドギャップ材料層を形成した後に、前記サイドギャップ材料層のトレンチ部に非磁性導電膜を形成し、前記非磁性導電膜によって被覆された前記サイドギャップ材料層のトレンチ部を主磁極材料で埋め込むことを特徴とする高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造方法。
  8. 請求項5記載の高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造方法において、
    前記トレーリングシールド用磁性膜を形成する工程に先だって前記STO傾斜制御層を除去することを特徴とする高周波磁界アシスト磁気記録ヘッドの製造方法。
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