JP2016143431A - 記録ヘッド、記録ヘッドを備える磁気記録装置、記録ヘッドの製造方法 - Google Patents

記録ヘッド、記録ヘッドを備える磁気記録装置、記録ヘッドの製造方法 Download PDF

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昭彦 竹尾
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知己 船山
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Abstract

【課題】高周波発振子の発振特性に応じて選別して使用することが可能な記録ヘッド、磁気記録装置、および記録ヘッドの製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、記録ヘッドは、記録磁界を印加する記録磁極60と、記録磁極に記録ギャップを置いて対向するライトシールド62と、記録ギャップ内で、記録磁極とライトシールドとの間に設けられたスピントルク発振子65と、を備えている。スピントルク発振子は、物理的および/あるいは磁気的に破壊され、所定値以上の抵抗値を有している。
【選択図】図10

Description

この発明の実施形態は、高周波発振子を有する記録ヘッド、この記録ヘッドを用いた磁気記録装置、および記録ヘッドの製造方法に関する。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、ケース内に配設された磁気ディスクと、磁気ディスクを支持および回転するスピンドルモータと、磁気ディスクに対して情報のリード/ライトを行う磁気ヘッドと、を備えている。
近年、記録密度の向上を図る目的で、磁気ヘッドの主磁極の近傍に高周波発振子としてスピントルク発振子を設け、このスピントルク発振子によって磁気ディスクの磁気記録層に高周波磁界(マイクロ波)を印加する高周波アシスト記録方式の磁気ヘッドが提案されている。高周波アシスト記録の利点は、スピントルク発振子から発振するマイクロ波の強度が十分であれば、従来よりも磁気異方性の高い記録媒体にまでデータを記録できるという点にある。一方、課題として、スピントルク発振子の特性にばらつきが生じやすく、安定に量産するためにはスピントルク発振子の品質を向上させる必要がある。
米国特許第5212602号明細書 米国特許第7502207号明細書 米国特許第6054330号明細書
スピントルク発振子自体は磁性体で形成されている。そのため、発振不良あるいは特性低下によりスピントルク発振子が十分に発振していない場合、スピントルク発振子は記録ギャップ中で記録磁界を吸い込んでしまう。その結果、このような記録ヘッドは、スピントルク発振子を持たない、すなわち、記録ギャップが磁性体を含まない空隙である、通常の記録ヘッドに比べ、記録媒体に印加する記録磁界が低下してしまう。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その課題は、高周波発振子を実装した高周波アシスト記録ヘッドをその特性に応じて選別して使用することが可能な記録ヘッド、これを備える磁気記録装置、および記録ヘッドの製造方法を提供することにある。
実施形態によれば、記録ヘッドは、記録磁界を印加する記録磁極と、前記記録磁極に記録ギャップを置いて対向するライトシールドと、前記記録ギャップ内で、前記記録磁極とライトシールドとの間に設けられたスピントルク発振子部と、を備え、前記スピントルク発振子部は、物理的および/あるいは磁気的に破壊され、所定値以上の抵抗値を有している。
図1は、第1の実施形態に係る磁気ディスク装置(HDD)を概略的に示すブロック図。 図2は、前記HDDにおける磁気ヘッド、サスペンション、記録媒体を示す側面図。 図3は、前記磁気ヘッドのヘッド部および磁気ディスクの一部を拡大して概略的に示す断面図。 図4は、記録ヘッドの先端部およびスピントルク発振子(STO)を拡大して示す断面図。 図5は、記録ヘッドの先端部をABS側から見た平面図。 図6は、(a)STO発振時の磁気ヘッドの記録磁界、(b)STO無しの磁気ヘッドの記録磁界、(c)STO有りでSTOが発振していない磁気ヘッドの記録磁界を比較して示す図。 図7は、(a)、(b)、(c)の磁気ヘッドでそれぞれ磁気記録媒体へ記録した信号のS/N比を比較して示す図。 図8は、前記HDDの検査回路によるSTOの検査、破壊動作を示すフローチャート。 図9は、STOに印加する駆動電流とSTOの抵抗値との関係を示す図。 図10は、物理的および磁気的に破壊されたSTOおよび記録ヘッド先端部を示す断面図。 図11は、物理的および磁気的に破壊されたSTOおよび記録ヘッドの先端部をABS側から見た平面図。 図12は、第2の実施形態において、多数の磁気ヘッドが形成されたヘッドウェハを概略的に示す平面図。 図13は、前記ヘッドウェハから切り出した棒状小片を拡大して示す平面図。 図14は、スピントルク発振子の抵抗−磁界特性を示す図。 図15は、磁気ヘッドおよびSTOの形成工程、STOの溶解破壊工程、およびABS形成工程を概略的に示す断面図。 図16は、第2の実施形態に係る製造方法で製造された磁気ヘッドを示す斜視図。
以下、図面を参照しながら、実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、ディスク装置として、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)を概略的に示すブロック図、図2は、浮上状態の磁気ヘッドおよび磁気ディスクを示す側面図である。
図1に示すように、HDD10は、矩形状の筐体11と、筐体11内に配設された記録媒体としての磁気ディスク12と、磁気ディスク12を支持および回転するスピンドルモータ14と、磁気ディスク12に対してデータの書込み、読出しを行う複数の磁気ヘッド16と、を備えている。また、HDD10は、磁気ヘッド16を磁気ディスク12の任意のトラック上に移動するとともに位置決めするヘッドアクチュエータ18を備えている。ヘッドアクチュエータ18は、磁気ヘッド16を移動可能に支持するサスペンションアッセンブリ20と、このサスペンションアッセンブリ20を回動させるボイスコイルモータ(VCM)22とを含んでいる。
HDD10は、ヘッドアンプIC30およびメインコントローラ40を備えている。ヘッドアンプIC30は、例えば、サスペンションアッセンブリ20に設けられ、磁気ヘッド16に電気的に接続されている。メインコントローラ40は、例えば、筐体11の背面側に設けられた図示しない制御回路基板に構成されている。メインコントローラ40は、R/Wチャネル42と、ハードディスクコントローラ(HDC)44と、マイクロプロセッサ(MPU)46と、磁気ヘッド16の記録再生特性を検査する検査回路48と、ドライバIC50と、を備えている。メインコントローラ40は、ヘッドアンプIC30を介して磁気ヘッド16に電気的に接続され、また、ドライバIC50を介して、VCM22及びスピンドルモータ14に電気的に接続されている。HDD10は、図示しないホストコンピュータ51に接続可能である。
図1および図2に示すように、磁気ディスク12は、垂直磁気記録媒体として構成されている。磁気ディスク12は、例えば、直径約2.5インチ(6.35cm)の円板状に形成され非磁性体からなる基板101を有している。基板101の各表面には、下地層としての軟磁性層102と、その上層部に、磁気記録層103と保護膜104とが順次積層されている。磁気ディスク12は、スピンドルモータ14のハブに互いに同軸的に嵌合されている。磁気ディスク12は、スピンドルモータ14により所定の速度で矢印B方向に回転される。
サスペンションアッセンブリ20は、筐体11に回動自在に固定された軸受部24と、軸受部24から延出した複数のサスペンション26と、を有している。図2に示すように、磁気ヘッド16は、各サスペンション26の延出端に支持されている。磁気ヘッド16は、サスペンションアッセンブリ20に設けられた配線部材28を介して、ヘッドアンプIC30に電気的に接続されている。
次に、磁気ヘッド16の構成について詳細に説明する。図3は、磁気ヘッドのヘッド部および磁気ディスクの一部を拡大して示す断面図、図4は、記録ヘッドの先端部および磁気ディスクの一部を拡大して示す断面図、図5は、記録ヘッドの先端部を空気支持面(ABS)側から見た平面図である。
図2および図3に示すように、磁気ヘッド16は浮上型のヘッドとして構成され、ほぼ直方体状に形成されたスライダ15と、スライダ15の流出端(トレーリング)側の端部に形成されたヘッド部17とを有している。スライダ15は、例えば、アルミナとチタンカーバイドの焼結体(アルチック)で形成され、ヘッド部17は複数層の薄膜により形成されている。
スライダ15は、磁気ディスク12の表面に対向する矩形状のディスク対向面(媒体対向面、空気支持面(ABS))13を有している。スライダ15は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とABS13との間に生じる空気流Cにより、磁気ディスク表面から所定量浮上した状態に維持される。空気流Cの方向は、磁気ディスク12の回転方向Bと一致している。スライダ15は、空気流Cの流入側に位置するリーディング端15aおよび空気流Cの流出側に位置するトレーリング端15bを有している。
図3に示すように、ヘッド部17は、スライダ15のトレーリング端15bに薄膜プロセスで形成された再生ヘッド54および記録ヘッド58を有し、分離型の磁気ヘッドとして形成されている。また、ヘッド部17は、高周波発振子として、スピントルク発振子(STO)65を有している。
再生ヘッド54は、磁気抵抗効果を示す磁性膜55と、この磁性膜55のトレーリング側およびリーディング側に磁性膜55を挟むように配置されたシールド膜56、57と、で構成されている。これら磁性膜55、シールド膜56、57の下端は、スライダ15のABS13に露出している。
記録ヘッド58は、再生ヘッド54に対して、スライダ15のトレーリング端15b側に設けられている。記録ヘッド58は、主磁極(記録磁極)60と、主磁極60のトレーリング側にライトギャップWGを置いて配置されたライトシールド(トレーリングシールド)62と、主磁極60の上部をライトシールド62に物理的、磁気的に接合する接合部67と、記録コイル70と、高周波発振子、例えば、スピントルク発振子65と、を有している。
主磁極60は、高透磁率、高飽和磁束密度を有する軟磁性材料で形成され、磁気ディスク12の表面に対して(記録層に対して)垂直方向の記録磁界を発生させる。ライトシールド62は、軟磁性材料で形成され、主磁極直下の軟磁性層102を介して効率的に磁路を閉じるために設けられている。主磁極60とライトシールド62の接合部67には電気的な絶縁層61が配置され、主磁極60とライトシールド62とは互いに電気的に絶縁されている。STO65は、主磁極60の先端部60aとライトシールド62との間で、かつ、ABS43に面する部分に配置され、磁気ディスク12の記録層に高周波磁界(マイクロ波)を印加する。
記録コイル70は、主磁極60およびライトシールド62を含む磁気回路(磁気コア)に巻き付くように配置されている。本実施形態において、記録コイル70は、例えば、主磁極60とライトシールド62との間で、接合部67の回りに巻付けられている。また、記録コイル70は、スライダ15のトレーリング端15bに設けられたライト電流端子64に接続され、これらのライト電流端子64は配線を介してヘッドアンプIC30に接続される。磁気ディスク12に情報を書き込む際、記録コイル70に記録電流を流すことにより、記録コイル70は、主磁極60を励起して主磁極60に磁束を流す。記録コイル70に供給する記録電流は、ヘッドアンプIC30およびメインコントローラ40によって制御される。
図3、図4、および図5に示すように、主磁極60は、磁気ディスク12の表面に対してほぼ垂直に延びている。主磁極60の磁気ディスク12側の先端部60aは、ディスク面に向かって先細に絞り込まれている。主磁極60の先端部60aは、例えば、断面が台形状に形成されている。主磁極60の先端面は、スライダ15のABS13に露出している。先端部60aのトレーリング側端面60bの幅は、磁気ディスク12におけるトラックの幅にほぼ対応している。
ライトシールド62は、ほぼL字形状に形成され、その先端部62aは、細長い矩形状に形成されている。ライトシールド磁極62の先端面は、スライダ15のABS13に露出している。ライトシールド62の先端部62aは、主磁極60の先端部60aに対向するリーディング側端面(磁極端面)62bを有している。このリーディング側端面62bは、主磁極60の先端部60aの幅、および、磁気ディスク12のトラック幅、よりも充分に長く、磁気ディスク12のトラックの幅方向に沿って延びている。ABS13において、リーディング側端面62bは、主磁極60のトレーリング側端面60bとライトギャップWGを置いて平行に対向している。
スピントルク発振子(STO)65は、ABS13の近傍で、主磁極60の先端部60aとライトシールド62のリーディング側端面62bとの間に配設され、ライトギャップWG内に位置している。本実施形態において、STO65は、下地層(導電金属層)66a、スピン注入層(SIL)(第2磁性体層)65a、中間層(導電金属層)66b、発振層(FGL)(第1磁性体層)65b、キャップ層(導電金属層)66cを、主磁極60側からライトシールド62側に順に積層して構成されている。なお、積層の順番は、上記と逆でもよい。
STO65の幅(トラック幅方向の幅)は、主磁極60の先端部60aの幅とほぼ等しく、あるいは、僅かに小さく形成されている。STO65は、主磁極の先端部60aの全体と対向するように主磁極に整列して設けられている。
下地層66aはTa、Cuなどの導電体からなる単層膜や積層膜で形成され、スピン注入層65aは、Co、Ptなどからなる合金または積層膜、あるいはFe、Co、Niなどからなる積層膜で形成されている。中間層66bは、Cuなどの導電体で形成され、発振層65bは、Fe、Co、Niなどからなる合金や積層膜で形成されている。キャップ層66cは、Ta、Ruなどからなる単層膜や積層膜で形成されている。
下地層66aは、主磁極60のトレーリング側端面60bに接合し、主磁極60に電気的に導通している。キャップ層66cは、ライトシールドのリーディング側端面62bに接合し、ライトシールド62に電気的に導通している。ライトシールド62および主磁極60はスピントルク発振子65に垂直通電するための電極としても働くことになる。
主磁極60およびライトシールド62は、スライダ15のトレーリング端15bに設けられた電極端子63にそれぞれ電気的に接続されている。これらの電極端子63は、配線を介してヘッドアンプIC30に接続される。これにより、ヘッドアンプIC30から主磁極60、STO65、ライトシールド62を通してSTO駆動電流を直列に通電する電流回路が構成されている。STO65への通電は、ヘッドアンプIC30およびメインコントローラ40によって制御される。
図3に示すように、再生ヘッド54および記録ヘッド58は、スライダ15のABS13に露出する部分を除いて、絶縁体76により覆われている。絶縁体76は、ヘッド部17の外形を構成している。
上記のように構成された磁気ヘッド16を駆動するヘッドアンプIC30は、図1に示したように、配線部材28およびライト電流端子64を介して記録コイル70に記録電流を供給する記録電流供給回路31と、配線部材28および電極端子63を介して、STO65に駆動電流を供給するためのSTO電流供給回路32と、R/Wチャネル42で発生する記録パターン信号に応じて、記録電流波形を発生する記録電流波形発生器34と、を備えている。
HDD10の動作時において、メインコントローラ40は、MPU46の制御の下、ドライバIC50によりスピンドルモータ14を駆動し、磁気ディスク12を所定の速度で回転する。また、メインコントローラ40は、ドライバIC50によりVCM22を駆動し、磁気ヘッド16を磁気ディスク12の所望のトラック上に移動および位置決めする。
記録時において、ヘッドアンプIC30の記録電流供給回路31は、R/Wチャネル42から発生する記録信号、記録パターンに応じて記録電流を記録コイル70に通電する。これにより、記録コイル70は主磁極60を励磁し、主磁極60から記録磁界を発生させる。
STO電流供給回路32は、MPU46の制御の下、主磁極60およびライトシールド62に電圧を印加することにより、配線部材28、電極端子63、主磁極60、STO65、ライトシールド62を通して駆動電流を直列に通電する。すなわち、STO電流供給回路32は、STO65の膜厚方向に、電流を通電する。通電することにより、STO65の発振層65bの磁化が回転し、高周波磁界(マイクロ波)を発生させることが可能となる。これにより、STO65は、磁気ディスク12の磁気記録層103に高周波磁界を印加し、磁気記録層103の保磁力を低減する。このような状態で、記録ヘッド58から記録磁界を磁気記録層103に印加して、所望のデータを磁気記録層103に書き込む。このことから、記録ヘッド58は、磁気異方性の高い記録媒体にデータを記録することできる
図6は、磁気ディスクのトラック幅方向位置における記録磁界分布(磁界強度)を、(a)STOが発振している記録ヘッド、(b)STOを有しているがSTOが発振していない記録ヘッド、(c)記録ギャップにSTOが無い記録ヘッド、について比較して示している。図7は、(a)、(b)、(c)の記録ヘッド、それぞれでの磁気記録媒体へ記録した信号のS/N比を比較したものである。記録ヘッドサンプルに同構造で記録トラック幅の異なるものを複数準備し実験することで、全体の傾向を示している。また、スピントルク発振子については、良好な発振を示すもののみを選別して実験している。
図6および図7に示すように、(a)のように、STOが高周波発振している記録ヘッドでは、記録磁界応答に対してSTO周囲の透磁率は実効的に空隙(記録ギャップ)と同等となるため、記録媒体への記録磁界の低下は見られない。(a)は、最も良いS/N比を示している。
STOの発振アシストが無い記録ヘッド(b)、(c)は、記録ヘッド(a)よりも磁界強度が低下している。これらの記録ヘッド(b)、(c)間でも、記録された信号のS/N比には差があり、(b)よりも(c)の方が高いS/N比を示すことがわかる。
これは、STO自体も磁性体で形成されているため、(b)のようにSTOが発振していない場合においては、記録ギャップ中でSTOが記録磁界を吸い込んでしまい、記録ギャップ中に磁性体を含まない通常の記録ヘッド(c)に比べ、記録媒体に加わる記録磁界が低下してしまうことがわかる。
磁気記録装置においては、より高いS/N比を示す記録ヘッドおよび記録媒体の組合せの方が、より大きな記録容量を実現し、より高い信頼性を有することが可能である。ここで、実際の製品におけるSTOの発振特性にばらつきがあり、いくつかのSTOが不良で発振しない場合を想定する。STOが発振していない記録ヘッドは、STOが発振している記録ヘッドに比べて磁気記録特性が低下するが、記録媒体の記録容量を緩和するなどすれば使用することができる。ただし、その際にも出来るだけ記録性能を落とさないことが望ましい。
図7に示したように、STOが発振していない記録ヘッドは、(b)のS/N比が得られるが、これらの記録ヘッド群を(c)の性能に引き上げることが望ましい。具体的には、記録ヘッドの作成時、あるいは、記録ヘッドをHDDに実装した後、STOの磁性体部を消失させることにより、STOの無い記録ヘッド(c)の特性を得ることが期待できる。
本実施形態によれば、HDD10は、STO65の発振特性を検査する検査回路48を備え、HDDの出荷時、あるいは、出荷後、一定の使用期間ごとに、この検査回路48によりSTO65の発振特性を検査する。発振特性の検査は、より具体的には、STO65の抵抗値をモニタ、あるいは抵抗値変動周波数(発振周波数に相当)をモニタすること等により発振特性を判断する手法を用いることができる。あるいは、発振特性の検査は、記録再生時の誤り率の変化をモニタすることにより、誤り率が所望のデータ誤り率範囲におさまっているかどうかで判断しても良い。前者であれば、検査回路は回路抵抗検出器あるいは周波数検波器を設置すればよく、後者であれば、通常のR/Wチャネル42そのものを検査回路として兼用することができる。この発振特性検査によりSTO65の発振不良が検出された場合には、STO電流供給回路32を通じてSTO65に過剰な電流を印加することによりSTO65を、物理的および/あるいは磁気的に破壊する構成としている。
本実施形態では、磁気ヘッド16をHDDに実装した後、出荷前に、STO65の良否によらず、まず、STO65の発振特性、ここでは、磁気ヘッド16の記録再生特性を検査する。図8に示すように、HDD10の検査回路48は、STO65を発振させるための所定の駆動電流(バイアス電流)Dを、ヘッドアンプIC30を介して、STO65に印加し(S1)、この状態で、記録ヘッド58により検査データAを磁気ディスク12に書き込む(S2)。更に、検査回路48は、記録した検査データを磁気ヘッド16により読取り、記録再生特性A1を検出する(S3)。この場合の記録再生特性検出にはR/Wチャネル42を用いる。
次いで、検査回路48は、STO65に駆動電流を印加しない状態で、記録ヘッド58により検査データAを磁気ディスク12に書き込む(S4)。更に、検査回路48は、記録した検査データを磁気ヘッド16により読取り、記録再生特性A2を検出する(S5)。検査回路48は、検出した記録再生特性A1、A2を比較し(S6)、A1とA2が大きくことなる場合、検査回路48は、STO65が正常に高周波発振する良品であると判断し、検査を終了する。
記録再生特性A1、A2がほとんど変わらない場合、検査回路48は、この磁気ヘッド16について、STO65が不良品(発振不良)であると判定する。すなわち、検査回路48は、STO65が正常に高周波発振をしていないと判定する。この場合、検査回路48は、不良のSTOを有する記録ヘッド58に対して、所定の駆動電流値Dよりも過剰に大きな駆動電流を印加する。例えば、図9に示すように、STO65の素子抵抗値は、駆動電流印加によるジュール熱で可逆的に一定上昇していくが、更に駆動電流を上昇させると、STO65の抵抗値が非定常に変化して、もとに戻らなくなる。これは駆動電流に起因するジュール熱により数十nm径の微細素子であるSTO65が溶解破壊した結果である。例えば、破壊前のSTO65の抵抗値は、25〜65Ωであり、溶解破壊された後のSTO65の抵抗値は、初期値よりも上昇し、100Ω〜無限大となる。
図10および図11は、溶解破壊した後のSTO周辺の記録ヘッド58を示している。STO65を構成している磁性体層および導電金属層が溶融混合し、STOの積層構造が破壊され混合構造に変化している。このようにSTO65の複数層を溶融混合することにより、STO65は物理的かつ磁気的に破壊されている。磁性体層および導電金属層を溶融混合することにより、STO65は、磁化が100emu/cc以下の磁性の弱い金属混合物となり、また、その抵抗値が100Ω以上と溶融混合前よりも高くなる。
図8に示したように、検査回路48は、STO65の抵抗値R1を検出し(S8)、過剰電流印加後の抵抗値R1が所定の抵抗値R2よりも大きくなったか否かを判断する(S9)。検査回路48は、R1>R2となるまで、STO65への印加駆動電流を上げていく。そして、検査回路48は、検出された抵抗値R1が所定の抵抗値R2よりも大きくなった時点で、STO65が溶解破壊されたものと判断し、STO65への駆動電流印加を停止し検査動作を終了する。
このような過大駆動電流による溶解によって、STOを物理的および磁気的に破壊、消失させることにより、記録ヘッド58の記録磁界強度を、STO無しの記録ヘッドとほぼ同等な値まで回復させることが出来る。STOの発振不良と判定した磁気ヘッドに対して、本実施形態による破壊、消失処理を行ったところ、消失処理前に対して、HDDの平均記録容量を10%程度向上させることができた。
上記のようにSTO65を溶解破壊した場合、良品のSTOを有するHDDに比較して、磁気ディスク12の記録容量が低下する。そのため、本実施形態によれば、STO65を溶解破壊したHDDは、良品のSTOを有するHDDよりも記録容量が少ないHDDとして出荷する。なお、上述したSTO65の検査は、出荷後、所定の使用期間経過ごとに、定期的に行うようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係るHDDは、主磁極の近傍にスピントルク発振子を設けた磁気記録ヘッドを備え、このスピントルク発振子の発振特性のばらつきや不良などに応じて、高周波アシスト記録を行う場合と行わない場合とに分けて使用することができる。高周波アシスト記録を用いない場合、すなわち、スピントルク発振子に通電せずに記録を行う場合は、スピントルク発振子の発振層の磁化を予め消失もしくは消磁させた後、磁気記録ヘッドとして活用する。これにより、記録ヘッドは、STOの無い記録ヘッドとほぼ同等の記録性能を維持することができる。
以上のことから、本実施形態によれば、高周波発振子を実装した高周波アシスト記録ヘッドをその特性に応じて選別して使用することが可能な記録ヘッドおよびこれを備える磁気記録装置を提供することができる。
次に、他の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドおよびその製造方法について説明する。なお、以下に説明する他の実施形態において、前述した第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分を中心に詳しく説明する。
(第2の実施形態)
図12は、薄膜積層により多数の磁気ヘッドが形成されたヘッドウェハを示す平面図、および図13は、前記ヘッドウェハから切り出された棒状小片を拡大して示す平面図である。
図12に示すように、磁気ヘッドの製造工程では、それぞれスライダ、再生ヘッド、記録ヘッドおよびSTOを有する多数の磁気ヘッドを、薄膜積層プロセスにより、ヘッドウェハ80上に複数列82に連続的に並べて形成する。各磁気ヘッドは、前述した第1の実施形態における磁気ヘッド16と同様に構成されている。次いで、図13に示すように、各列82の磁気ヘッドをヘッドウェハ80から切り出し、それぞれ複数の連続した磁気ヘッド16を含む複数の棒状小片84に分離する。
続いて、棒状小片84の各記録ヘッドについて、検査装置86により、スピントルク発振子の発振不良を検査する。ここでは、検査装置86により、例えばスピントルク発振子への通電による抵抗変化、あるいは、抵抗変動周波数をモニタするものとする。検査装置86は、各記録ヘッドのSTO通電端子にピン接触し、STOへ通電する機能およびSTO抵抗値を検出する機能を有する。
図14は、スピントルク発振子(STO)の発振時の磁気抵抗変化を示している。良品のSTOは、外部から磁界を加えた状態で一定の電流を印加すると発振を生じる。この時、発振によりSTO内の磁性膜間でなす磁化角が変化するため、STOの磁気抵抗が変化する。ここで、STOに印加する磁界は棒状小片86の外部から磁界発生器によって印加しても良いし、あるいは、記録ヘッドに電流印加することでSTOが存在する記録ギャップ中に発生する磁界を利用しても良い。
また、発振周波数に応じてSTOの発振層(FGL)65bの磁化が回転することに伴い発振周波数に同期して15〜30GHz程度の抵抗値の周波数変動も生じる。この磁気抵抗変化や抵抗値の周波数変動をモニタすることでSTOが良好な発振を生じているか否かを検査することが可能となる。検査装置86は、STOの発振不良を検出した場合、通常よりも過大な駆動電流(バイアス電流)をSTOに印加して、STOを溶解破壊する。
全ての磁気ヘッド16について検査が終了した後、空気支持面(ABS)13となる面をラッピング処理し、更に、この面をエッチング、研磨等することにより、浮上特性を確保するためのABSパターンを加工する。
図15(a)、(b)に示すように、前述したスピントルク発振子を溶解破壊する際、融解した発振子部がヘッド表面に突出して突起となる恐れがある。図15(c)に示すように、スピントルク発振子65の溶解破壊後、ABSをラッピング処理およびパターン加工することにより、上記突起は除去され、平滑なヘッド面が得られる。
次いで、ABSパターンが形成された棒状小片84を、各々の磁気ヘッド16に分割する。これにより、図16に示すような、磁気ヘッド16が多数個得られる。
以上のように構成された本実施形態の製造方法によれば、スピントルク発振子をオンで使用する場合でも、また、スピントルク発振子をオフで使用する場合でも、良好な記録特性を有する記録ヘッドおよび磁気ヘッドを製造することができる。すなわち、スピントルク発振子を実装した高周波アシストの記録ヘッドをその特性に応じて選別して使いこなすことが可能な記録ヘッドの製造方法が得られる。また、スピントルク発振子の検査および溶解破壊の後にABS加工を行うことにより、溶融に起因する発振子の突起を除去し、平滑なヘッド面を得ることができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、スピントルク発振子は、主磁極のトレーリング側に限らず、主磁極のリーディング側に設けてもよい。上述した実施形態では、スピントルク発振子の磁性体層および電電金属層を溶融混合することにより、スピントルク発振子を磁気的および物理的に破壊する構成としたが、これに限らず、例えば、スピントルク発振子の磁性体層部に過度の酸素や窒素をドーピングして磁性体層の磁化を低下させることにより、スピントルク発振子を磁気的に破壊することも可能である。
10…磁気ディスク装置、11…筐体、12…磁気ディスク、13…ABS、
14…スピンドルモータ、15…スライダ、16…磁気ヘッド、17…ヘッド部、
18…ヘッドアクチュエータ、30…ヘッドアンプIC、40…メインコントローラ、
42…検査回路、54…再生ヘッド、58…記録ヘッド、60…主磁極、
62…ライトシールド、65…スピントルク発振子、70…記録コイル、
80…ヘッドウェハ、84…棒状小片

Claims (12)

  1. 記録磁界を印加する記録磁極と、
    前記記録磁極に記録ギャップを置いて対向するライトシールドと、
    前記記録ギャップ内で、前記記録磁極とライトシールドとの間に設けられたスピントルク発振子と、を備え、
    前記スピントルク発振子は、物理的および/あるいは磁気的に破壊され、所定値以上の抵抗値を有している記録ヘッド。
  2. 前記スピントルク発振子は、複数の磁性体層と導電金属層とを積層して形成され、前記複数の磁性体層と導電金属層とを溶融混合することにより、物理的および磁気的に破壊されている請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 前記スピントルク発振子は、複数の磁性体層と導電金属層とを積層して形成され、前記複数の磁性体層の磁化を100emu/ccに消失することにより、磁気的に破壊されている請求項1に記載の記録ヘッド。
  4. ディスク状の記録媒体と、
    前記記録媒体に情報を書き込む記録ヘッドであって、記録磁界を印加する記録磁極と、前記記録磁極に記録ギャップを置いて対向するライトシールドと、前記記録ギャップ内で、前記記録磁極とライトシールドとの間に設けられたスピントルク発振子と、を備える記録ヘッドと、
    前記スピントルク発振子の発振特性を検査し、発振不良を検出した際に、前記スピントルク発振子を物理的および/あるいは磁気的に破壊する検査回路と、
    を備える磁気記録装置。
  5. 前記検査回路は、前記発振不良を検出した際、前記スピントルク発振子の抵抗値が非線形に変化するまで駆動電流値を上げて前記スピントルク発振子に通電し、前記スピントルク発振子を溶解破壊するように構成されている請求項4に記載の磁気記録装置。
  6. 前記スピントルク発振子は、所定値以上の抵抗値を有する請求項4又は5に記載の磁気記録装置。
  7. 前記スピントルク発振子は、複数の磁性体層と導電金属層とを積層して形成され、前記複数の磁性体層と導電金属層とを溶融混合することにより、物理的および磁気的に破壊されている請求項5に記載の磁気記録装置。
  8. 前記スピントルク発振子は、複数の磁性体層と導電金属層とを積層して形成され、前記複数の磁性体層の磁化を100emu/cc以下に消失することにより、磁気的に破壊されている請求項4に記載の磁気記録装置。
  9. 記録磁界を印加する記録磁極と、前記記録磁極に記録ギャップを置いて対向するライトシールドと、前記記録ギャップ内で、前記記録磁極とライトシールドとの間に設けられたスピントルク発振子と、を有する記録ヘッドをヘッドウェハ上に形成し、
    前記スピントルク発振子の発振不良を検査し、
    発振不良とされるスピントルク発振子を有する記録ヘッドについて、通常動作時よりも過大な駆動電流をスピントルク発振子に印加して前記スピントルク発振子を物理的および/あるいは磁気的に破壊する
    記録ヘッドの製造方法。
  10. 前記検査および破壊の後、前記記録ヘッドに空気支持面を加工する請求項9に記載の記録ヘッドの製造方法。
  11. 前記スピントルク発振子は、複数の磁性体層と導電金属層とを積層して形成され、
    前記発振不良とされるスピントルク発振子に過大な駆動電流を印加して前記複数の磁性体層と導電金属層とを溶融混合することにより、物理的および磁気的にスピントルク発振子を破壊する請求項9又は10に記載の記録ヘッドの製造方法。
  12. 前記スピントルク発振子は、複数の磁性体層と導電金属層とを積層して形成され、
    前記発振不良とされるスピントルク発振子に酸素ないしは窒素をドーピングすることにより、磁気的にスピントルク発振子を破壊する請求項9又は10に記載の記録ヘッドの製造方法。
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