JP2008077723A - 垂直記録用磁気ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】垂直記録用磁気ヘッドに関し、この記録磁界の不足を補うためには主磁極の膜厚を増やすことが必要になる。主磁極が隣接するトラックにより接近し、主磁極のリーディング側でサイドイレーズが起こる。
【解決手段】 サイドシールド2を主磁極1のリーディング側の両サイドのみに配置し、さらに、上記サイドシールドをトレーリング側のリターンヨーク或いはリーディング側のシールドのいずれかに接続することにより、主磁極のリーディング側でサイドイレーズが起こるのを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は垂直記録用磁気ヘッドに関するものであり、特に、高密度化に適した磁気記録再生装置においてO/W(オーバーライト)特性を劣化させずに狭トラック化を実現するためのシールド構造に特徴のある垂直記録用磁気ヘッドに関するものである。
従来より各種の情報処理機器における情報記録装置としてはHDD(ハードディスクドライアブ)装置が用いられているが、近年、情報記録装置の大容量・高記録密度化が強く要請されている。
高密度記録化の要請に応えるためにはビット長を小さくすれば良いが、従来の面内記録方式では熱揺らぎの問題が大きくなるため、磁気記録媒体を垂直方向に磁化して情報を記録する垂直記録方式の研究開発が盛んになされている。
この様な垂直記録方式においては、高密度化のために狭トラック化する必要があるが、そのためには、隣接トラックへの漏れ磁界を防ぐ必要があり、隣接トラックへのはみ出し記録、即ち、サイドイレーズを防ぐには、装置駆動時のSkew角対策として主磁極形状や、主磁極の両サイドにシールドを配置する構造が提案されている。
例えば、垂直記録用磁気ヘッドの主磁極形状を逆台形とし、さらにトレーリングエッジ側にトレーリングシールドと別にサイドシールドを設けること(例えば、特許文献1参照)や、トレーリングシールドと一体化したサイドシールドを設けること( 例えば、特許文献2或いは特許文献3参照)が提案されているので、ここで、図11及び図12を参照して従来の垂直記録用磁気ヘッドを説明する。
図11参照
図11は、従来の垂直記録用磁気ヘッドの概略的構成図であり、上図は磁気記録媒体の移動方向に沿った概略的断面図であり、下図は記録媒体側から見た概略的平面図である。
従来の垂直記録用磁気ヘッドは、AlTiC基板(図示は省略)上に下部磁気シールド層51、MR素子52、上部磁気シールド層53、主磁極54を設け、この主磁極54とリターンヨーク55とを後端部56で接続するとともに、リターンヨーク55の先端部に主磁極54に延びるトレーリングシールド57を設け、後端部56を巻回するようにライトコイル58を設けた構造となっている。
なお、図においては磁気的構造が明瞭になるように、Al2 3 やレジスト等の層間絶縁膜や電極端子等は図示を省略している。
図12参照
図12は、従来の改良型の垂直記録用磁気ヘッドの概略的平面図であり、基本構成は図11に示した従来の垂直記録用磁気ヘッドと同様であるので、ここでは、磁気記録媒体側から見た概略的平面図である(例えば、特許文献2参照)。
図に示すように、主磁極61の側部にトレーリングシールド62と一体になったサイドシールド63を設けたものであり、サイドシールド63により隣接トラックへの漏れ磁界を防いでいる。
特開2004−127480号公報 特開2005−122887号公報 特開2005−310363号公報
さらなる高密度化に応えるためには主磁極をさらに狭コア幅化する必要があるが、主磁極をさらに狭コア幅化した場合、記録ヘッドの発生磁界が不足することになり、この記録磁界の不足を補うためには主磁極の膜厚を増やすことが必要になる。
しかし、主磁極の膜厚を増やすと、スキュー(Skew)がついた場合に主磁極が隣接するトラックにより接近することになり、その結果、主磁極のリーディング側でサイドイレーズが起こるというデメリットが発生する。
それを防止するためには、図12に示したように、主磁極を側面をサイドシールドで完全に覆うようにすれば良いが、そうすると主磁極で発生する磁場がサイドシールドに吸収されて記録磁界が大幅に低減し、書込ができなくなるという問題が発生する。
したがって、本発明は、高密度化に応えるために主磁極の膜厚を増加させた場合にも、記録磁界を十分に確保した状態でサイドイレーズを抑制することを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記の課題を解決するために、本発明は、垂直記録用磁気ヘッドであって、サイドシールド2を主磁極1のリーディング側の両サイドのみに配置することを特徴とする。
このように、サイドシールド2を主磁極1のリーディング側の両サイドのみに配置することにより記録磁界を殆ど低減することなく、リーディングエッジ8における漏れ磁界を低減することができ、それによって、スキューが発生した場合にも、隣接するトラックにおけるサイドイレーズを防止することができる。
この場合、主磁極1の断面形状としてはトレーリング側が幅広の逆台形形状であることが望ましく、それによって、狭コア幅化が容易になるとともに、サイドシールド2の主磁極1に沿った長さ(SL:サイドシールド膜厚)を主磁極1の長さ(膜厚)の1/3以下とすることが望ましく、それによって、リーディングエッジ8における漏れ磁界を低減効果を保ったままで、磁場の吸収による記録磁界低減を効果的に抑制することができる。
また、主磁極1とサイドシールド2とのリーディングエッジにおける間隙(SG:サイドシールドギャップ)は、60nm以下であることが望ましく、それによって、狭トラック幅化した場合にも、サイドイレーズを効果的に抑制することができる。
また、サイドシールド2はトレーリング側のリターンヨーク3、トレーリングシールド或いはリーディング側のシールド5、即ち、磁気抵抗効果素子7に対する上部磁気シールドのいずれかに接続しても良いし、或いは、サイドシールド2を他のシールド4,5,6に接続しないように構成しても良いものである。
また、上述のサイドシールド2の構成は主磁極1のトレーリング側に60nm以下の狭ギャップ(TG:トレーリングギャップ)をもつトレーリングシールドヘッドに対しても、或いは、主磁極1のトレーリング側に60nm以下の狭ギャップのシールド4、即ち、トレーリングシールドをもたない単磁極ヘッドにも適用されるものである。
また、垂直磁気記録装置としては、上述の構成の垂直記録用磁気ヘッドを搭載することによって、サイドイレーズの発生しない、高記録密度の磁気記録装置を実現することができる。
本発明によれば、サイドシールドを主磁極のリーディング側の両サイドのみに配置しているので、記録磁界を殆ど低減することなく、リーディングエッジにおける漏れ磁界を低減することができ、それによって、O/W(オーバーライト)特性を劣化させずに、狭トラック化に適したヘッドを実現することができる。
本発明は、主磁極、特に、断面形状がトレーリング側が幅広の逆台形状である主磁極のリーディング側の両サイドのみにサイドシールド、特に、主磁極に沿った長さ(SL:サイドシールド膜厚)が主磁極の長さ(膜厚)の1/3以下のサイドシールドを、特に、主磁極とサイドシールドとのリーディングエッジにおける最短ギャップ(SG:サイドシールドギャップ)が60nm以下になるように設けたものである。
ここで、図2を参照して、本発明の実施例1の垂直記録用磁気ヘッドを説明する。
図2参照
図2は、本発明の実施例1の垂直記録用磁気ヘッドの概略的構成図であり、上図は磁気記録媒体の移動方向に沿った中央部の概略的断面図であり、下図は記録媒体側から見た概略的平面図である。
なお、図においては磁気的構造が明瞭になるように、Al2 3 やレジスト等の層間絶縁膜や電極端子等は図示を省略している。
本発明の実施例1の垂直記録用磁気ヘッドは従来の垂直記録用磁気ヘッドと同様に、AlTiC基板(図示は省略)上に下部磁気シールド層11、MR素子12、上部磁気シールド層13、逆台形状の主磁極14を設け、この主磁極14とリターンヨーク15とを後端部16で接続するとともに、リターンヨーク15の先端部に主磁極14に向かうトレーリングシールド17を設けるとともに、主磁極のリーディングエッジ18側の両側にサイドシールド19を設け、リターンヨーク15の後端部16を巻回するようにライトコイル20を設ける。
このサイドシールド19の長さ(即ち、膜厚)は、主磁極14の長さ(即ち、膜厚)の1/3以下であることが望ましく、それによって、記録磁界の低減を抑制することができる。
この場合、主磁極14はCoFeからなる高Bs 材料から構成するとともに、リーディングエッジ側の光学コア幅を140nm、逆台形角度を7°、膜厚を250nmとし、トレーリングシールド17との間隔、即ち、トレーリングギャップ長(TG)を52nmとする。
また、トレーリングシールド17はCoNiFeから構成するとともに、トレーリングハイト(TH)を300nmに設定する。
また、サイドシールド19は、80NiFeから構成するとともに、サイドシールド19の長さ、即ち、サイドシールド膜厚(SL)を50nm、サイドシールドハイト(SH)を100nmに設定し、また、リーディングエッジ18における主磁極14との間隙、サイドシールドギャップ(SG)を60nmに設定する。
なお、この場合のサイドシールドは他のいずれのシールドにも接続していない。
このような、垂直記録用磁気ヘッドに対して、サイドシールドによる効果をシミュレーションしたので、図3及び図4を参照して説明する。
なお、計算手法として、ライトコイル、ヘッド、磁気記録媒体の裏打ち層をモデル化した電磁界計算を行い、発生磁界を計算する。
この時、磁界計算位置としては、媒体の記録層中心、即ち、トラック中心とし、一方、隣接トラック磁界はトラック中心から110nm離れた位置とする。
なお、トラックピッチは160nmで、リード実効コア幅は100nmとし、0.12ATの電流を流した場合の磁界を計算する。
また、この時、比較のために上述の図11及び図12に示した従来例及び改良型の従来例のシミュレーションを合わせて行ったが、その場合のヘッド寸法は本発明の実施例1の垂直記録用磁気ヘッドのヘッド寸法と同じにしている。
図3参照
図3は、ダウントラック方向の磁界分布図であり、いずれの場合も主磁極のトレーリング側端部で最大になっている。
また、上述したように、図12に示した改良型の場合には、図11に示した従来構造に対して10%程度の記録磁界の低下が見られる。
一方、本発明の実施例1の場合には、図11に示した従来構造に対して極めて僅かの低下が見られるだけである。
図4参照
図4は、隣接トラックにおけるダウントラック方向の磁界分布図であり、図12に示した改良型の場合には、図11に示した従来構造に対して大幅な低下が見られ、サイドイレーズの問題が発生しないことがわかる。
但し、図3に示すように、記録磁界の低下が問題となる。
一方、本発明の実施例1の場合には、図11に示した従来構造に対して有意な程度に隣接磁界の低減効果が確認された。
Figure 2008077723
表1は上述の関係を定量化したものであり、本発明の実施例1のトラック中心におけるダウントラック方向の最大磁界は、図11に示した従来構造の約98%を維持しながら、リーディング側のサイドシールドの膜厚中心(ダウントラック方向としては図4の−100nmの位置)における隣接磁界は10%以上抑制する効果があることが確認された。
このように、本発明の実施例1においては、主磁極のリーディングエッジ側にのみサイドシールドを設けているので、記録磁界を殆ど低減することなくリーディングエッジ側における隣接磁界を有意に低減することができ、それによって、高密度記録磁気ヘッドにおけるサイドイレーズの発生を効果的に抑制することができる。
次に、図5を参照して本発明の実施例2の垂直記録用磁気ヘッドを説明するが、トレーリングシールドを設けないだけで基本的な構成は上記の実施例1の垂直記録用磁気ヘッド同様であるので、磁気記録媒体側から見た平面図のみを示す。
図5参照
図5は、本発明の実施例2の垂直記録用磁気ヘッドの記録媒体側から見た概略的平面図であり、ここでも、磁気的構造が明瞭になるように、Al2 3 やレジスト等の層間絶縁膜や電極端子等は図示を省略している。
本発明の実施例2の垂直記録用磁気ヘッドは従来の垂直記録用磁気ヘッドと同様に、AlTiC基板(図示は省略)上に下部磁気シールド層11、MR素子12、上部磁気シールド層13、逆台形状の主磁極14を設け、この主磁極14とリターンヨーク15とを後端部で接続するとともに、主磁極のリーディングエッジ18側の両側にサイドシールド19を設け、リターンヨーク15の後端部を巻回するようにライトコイルを設けたものである。
なお、この場合も、サイドシールド19の長さ(即ち、膜厚)は、主磁極14の長さ(即ち、膜厚)の1/3以下であることが望ましく、それによって、記録磁界の低減を抑制することができる。
次に、図6を参照して本発明の実施例3の垂直記録用磁気ヘッドを説明するが、サイドシールドをトレーリングシールドに接続しただけで基本的な構成は上記の実施例1の垂直記録用磁気ヘッド同様であるので、磁気記録媒体側から見た平面図のみを示す。
図6参照
図6は、本発明の実施例3の垂直記録用磁気ヘッドの記録媒体側から見た概略的平面図であり、ここでも、磁気的構造が明瞭になるように、Al2 3 やレジスト等の層間絶縁膜や電極端子等は図示を省略している。
本発明の実施例3の垂直記録用磁気ヘッドは従来の垂直記録用磁気ヘッドと同様に、AlTiC基板(図示は省略)上に下部磁気シールド層11、MR素子12、上部磁気シールド層13、逆台形状の主磁極14を設け、この主磁極14とリターンヨーク15とを後端部で接続し、リターンヨーク15の先端部に主磁極14に向かうトレーリングシールド17を設けるとともに、主磁極のリーディングエッジ18側の両側にサイドシールド19を設け、このサイドシールド19をトレーリングシールド17に対して接続部21によって磁気的に接続したものである。
また、リターンヨーク15の後端部を巻回するようにライトコイルを設ける。
なお、この場合も、サイドシールド19の長さ(即ち、膜厚)は、主磁極14の長さ(即ち、膜厚)の1/3以下であることが望ましく、それによって、記録磁界の低減を抑制することができる。
次に、図7を参照して本発明の実施例4の垂直記録用磁気ヘッドを説明するが、サイドシールドを上部磁気シールド層に接続しただけで基本的な構成は上記の実施例1の垂直記録用磁気ヘッド同様であるので、磁気記録媒体側から見た平面図のみを示す。
図7参照
図7は、本発明の実施例4の垂直記録用磁気ヘッドの記録媒体側から見た概略的平面図であり、ここでも、磁気的構造が明瞭になるように、Al2 3 やレジスト等の層間絶縁膜や電極端子等は図示を省略している。
本発明の実施例4の垂直記録用磁気ヘッドは従来の垂直記録用磁気ヘッドと同様に、AlTiC基板(図示は省略)上に下部磁気シールド層11、MR素子12、上部磁気シールド層13、逆台形状の主磁極14を設け、この主磁極14とリターンヨーク15とを後端部で接続し、リターンヨーク15の先端部に主磁極14に向かうトレーリングシールド17を設けるとともに、主磁極のリーディングエッジ18側の両側にサイドシールド19を設け、このサイドシールド19を上部磁気シールド層13に対して接続部22によって磁気的に接続したものである。
また、リターンヨーク15の後端部を巻回するようにライトコイルを設ける。
なお、この場合も、サイドシールド19の長さ(即ち、膜厚)は、主磁極14の長さ(即ち、膜厚)の1/3以下であることが望ましく、それによって、記録磁界の低減を抑制することができる。
次に、図8を参照して本発明の実施例5の垂直記録用磁気ヘッドを説明するが、トレーリングシールドを設けないだけで基本的な構成は上記の実施例3の垂直記録用磁気ヘッド同様であるので、磁気記録媒体側から見た平面図のみを示す。
図8参照
図8は、本発明の実施例5の垂直記録用磁気ヘッドの記録媒体側から見た概略的平面図であり、ここでも、磁気的構造が明瞭になるように、Al2 3 やレジスト等の層間絶縁膜や電極端子等は図示を省略している。
本発明の実施例5の垂直記録用磁気ヘッドは従来の垂直記録用磁気ヘッドと同様に、AlTiC基板(図示は省略)上に下部磁気シールド層11、MR素子12、上部磁気シールド層13、逆台形状の主磁極14を設け、この主磁極14とリターンヨーク15とを後端部で接続するとともに、主磁極のリーディングエッジ18側の両側にサイドシールド19を設け、このサイドシールド19をリターンヨーク15に対して接続部23によって磁気的に接続したものである。
また、リターンヨーク15の後端部を巻回するようにライトコイルを設ける。
なお、この場合も、サイドシールド19の長さ(即ち、膜厚)は、主磁極14の長さ(即ち、膜厚)の1/3以下であることが望ましく、それによって、記録磁界の低減を抑制することができる。
次に、図9を参照して本発明の実施例6の垂直記録用磁気ヘッドを説明するが、トレーリングシールドを設けないだけで基本的な構成は上記の実施例4の垂直記録用磁気ヘッド同様であるので、磁気記録媒体側から見た平面図のみを示す。
図9参照
図9は、本発明の実施例6の垂直記録用磁気ヘッドの記録媒体側から見た概略的平面図であり、ここでも、磁気的構造が明瞭になるように、Al2 3 やレジスト等の層間絶縁膜や電極端子等は図示を省略している。
本発明の実施例6の垂直記録用磁気ヘッドは従来の垂直記録用磁気ヘッドと同様に、AlTiC基板(図示は省略)上に下部磁気シールド層11、MR素子12、上部磁気シールド層13、逆台形状の主磁極14を設け、この主磁極14とリターンヨーク15とを後端部で接続するととともに、主磁極のリーディングエッジ18側の両側にサイドシールド19を設け、このサイドシールド19を上部磁気シールド層13に対して接続部24によって磁気的に接続したものである。
また、リターンヨーク15の後端部を巻回するようにライトコイルを設ける。
なお、この場合も、サイドシールド19の長さ(即ち、膜厚)は、主磁極14の長さ(即ち、膜厚)の1/3以下であることが望ましく、それによって、記録磁界の低減を抑制することができる。
次に、図10を参照して、本発明の実施例7の磁気ディスク装置を説明する。
図10参照
図10は、本発明の実施例7の磁気ディスク装置の概略的平面図であり、スピンドルモータ31に回転自在に固定され、裏打層を有する垂直記録磁気ディスク32、磁気ヘッドを備えたスライダ33を支持固定するヘッドサスペンション(スイングアーム)34、及び、ヘッドサスペンション34を駆動する電磁アクチュエータ35によって構成されている。
このスライダ33に実装する磁気ヘッドとして、上述の実施例1乃至実施例6の本発明に特有な構造のサイドシールドを備えた垂直記録用磁気ヘッドを用いたものである。
この場合、電磁アクチュエータ35によってスライダ33を支持固定したヘッドサスペンション34を回転させ、磁気ヘッドを構成する書込ヘッドにより垂直記録磁気ディスク32に情報を記録したり、或いは、磁気ヘッドを構成する再生ヘッドによって垂直記録磁気ディスク32に記録された情報の再生を行うことになる。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載された構成・条件等に限られるものではなく各種の変更が可能であり、例えば、上記の実施例1乃至実施例6に記載された寸法及び形状或いは磁性材料は単なる一例であり、微細化の進行に伴って適宜変更されるのである。
また、上記の各実施例においては、ライトコイルを主磁極とリターンヨークとの間の空間に設けているが、主磁極と上部磁気シールド層との間にも設けても良いものであり、この場合には、リターンヨーク側に設けたライトコイルに流す電流と逆方向の電流を流すようにする。
ここで、再び図1を参照して、本発明の詳細な特徴を改めて説明する。
再び、図1参照
(付記1) 垂直記録用磁気ヘッドであって、サイドシールド2を主磁極1のリーディング側の両サイドのみに配置することを特徴とする垂直記録用磁気ヘッド。
(付記2) 上記主磁極1の断面形状がトレーリング側が幅広の逆台形状であり、且つ、上記サイドシールド2の前記主磁極1に沿った長さが主磁極1の長さの1/3以下であることを特徴とする付記1記載の垂直記録用磁気ヘッド。
(付記3) 上記主磁極1と上記サイドシールド2との最短ギャップが、60nm以下であることを特徴とする付記1または2に記載の垂直記録用磁気ヘッド。
(付記4) 上記サイドシールド2をトレーリング側のリターンヨーク3或いはリーディング側のシールド5のいずれかに接続することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1に記載の垂直記録用磁気ヘッド。
(付記5) 上記サイドシールド2を他のシールド4,5,6に接続しないことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1に記載の垂直記録用磁気ヘッド。
(付記6) 上記主磁極1がトレーリング側に60nm以下の狭ギャップをもつトレーリングシールドヘッドであることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1に記載の垂直記録用磁気ヘッド。
(付記7) 上記主磁極1がトレーリング側に60nm以下の狭ギャップのシールド4をもたない単磁極ヘッドであることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1に記載の垂直記録用磁気ヘッド。
(付記8) 付記1乃至7のいずれか1に記載の垂直記録用磁気ヘッドを搭載したことを特徴とする垂直磁気記録装置。
本発明の活用例としては、再生ヘッドを備えた複合型薄膜磁気ヘッドの書込ヘッドが典型的なものであるが、単独の書込ヘッドのみの磁気ヘッドにも適用されるものである。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1の垂直記録用磁気ヘッドの概略的構成図である。 ダウントラック方向の磁界分布図である。 隣接トラックにおけるダウントラック方向の磁界分布図である。 本発明の実施例2の垂直記録用磁気ヘッドの記録媒体側から見た概略的平面図である。 本発明の実施例3の垂直記録用磁気ヘッドの記録媒体側から見た概略的平面図である。 本発明の実施例4の垂直記録用磁気ヘッドの記録媒体側から見た概略的平面図である。 本発明の実施例5の垂直記録用磁気ヘッドの記録媒体側から見た概略的平面図である。 本発明の実施例6の垂直記録用磁気ヘッドの記録媒体側から見た概略的平面図である。 本発明の実施例7の磁気ディスク装置の概略的平面図である。 従来の垂直記録用磁気ヘッドの概略的構成図である。 従来の改良型の垂直記録用磁気ヘッドの概略的平面図である。
符号の説明
1 主磁極
2 サイドシールド
3 リターンヨーク
4 シールド
5 シールド
6 シールド
7 磁気抵抗効果素子
8 リーディングエッジ
11 下部磁気シールド層
12 MR素子
13 上部磁気シールド層
14 主磁極
15 リターンヨーク
16 後端部
17 トレーリングシールド
18 リーディングエッジ
19 サイドシールド
20 ライトコイル
21 接続部
22 接続部
23 接続部
24 接続部
31 スピンドルモータ
32 垂直記録磁気ディスク
33 スライダ
34 ヘッドサスペンション
35 電磁アクチュエータ
51 下部磁気シールド層
52 MR素子
53 上部磁気シールド層
54 主磁極
55 リターンヨーク
56 後端部
57 トレーリングシールド
58 ライトコイル
61 主磁極
62 トレーリングシールド
63 サイドシールド

Claims (5)

  1. 垂直記録用磁気ヘッドであって、主磁極のリーディング側の両サイドのみにシールドを配置することを特徴とする垂直記録用磁気ヘッド。
  2. 上記サイドシールドをトレーリング側のリターンヨーク或いはリーディング側のシールドのいずれかに接続することを特徴とする請求項1記載の垂直記録用磁気ヘッド。
  3. 上記サイドシールドを他のシールドに接続しないことを特徴とする請求項1記載の垂直記録用磁気ヘッド。
  4. 上記主磁極がトレーリング側に60nm以下の狭ギャップをもつトレーリングシールドヘッドであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の垂直記録用磁気ヘッド。
  5. 上記主磁極がトレーリング側に狭ギャップのシールドをもたない単磁極ヘッドであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の垂直記録用磁気ヘッド。
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