JP2013246850A - 記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体に記録される信号品質が向上し、高記録密度化を可能とする記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、ディスク装置の記録ヘッド58は、記録媒体の記録層103に対して垂直方向の記録磁界を発生する主磁極60と、主磁極のトレーリング側にライトギャップを置いて対向するライトシールド磁極62と、主磁極とライトシールド磁極が形成する磁気回路に磁束を励起する記録コイルと、主磁極の記録媒体側の先端部とライトシールド磁極との間に設けられ高周波磁界を発生するスピントルク発振子65と、を備えている。主磁極の先端部60aは、スピントルク発振子と対向するトレーリング側端面60bを備え、このトレーリング側端面は、記録媒体の記録層に垂直な方向に対し、記録媒体から離れるに従ってヘッドリーディング側へ傾斜して延び、スピントルク発振子65は、トレーリング側端面60bとほぼ平行に傾斜して配置されている。
【選択図】図5

Description

ここで述べる実施形態は、ディスク装置に用いる垂直磁気記録用の記録ヘッド、この記録ヘッドを備えたディスク装置に関する。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、ケース内に配設された磁気ディスクと、磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータと、磁気ディスクに対して情報のリード/ライトを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドは、サスペンションに取り付けられたスライダ、およびスライダに設けられたヘッド部を有し、このヘッド部は、ライト用の記録ヘッドとリード用の再生ヘッドとを含んで構成されている。
近年、磁気ディスク装置の高記録密度化、大容量化あるいは小型化を図るため、垂直磁気記録用の磁気ヘッドが提案されている。このような磁気ヘッドにおいて、記録ヘッドは、垂直方向磁界を発生させる主磁極と、その主磁極のトレーリング側にライトギャップを挟んで配置されて磁気ディスクとの間で磁路を閉じるライトシールド磁極と、主磁極に磁束を流すためのコイルとを有している。更に、ライトシールド磁極の媒体側端部と主磁極との間に高周波発振子、例えば、スピントルク発振子、を設け、主磁極およびライトシールド磁極を通して高周波発振子に電流を流す高周波アシストヘッドが提案されている。
特開2009−70541号公報
上述した磁気ヘッドにおいて、主磁極とライトシールド磁極との間に設けられるスピントルク発振子は、膜成長方向に対して平行に配置されている。すなわち、スピントルク発振子は、磁気ヘッドのディスク対向面(ABS)にほぼ垂直に設けられている。このようなスピントルク発振子を発振させると、スピントルク発振子から漏れ磁界として高周波磁界(c−Hac)が発生する。スピントルク発振子の回転磁化の向きにより、スピントルク発振子の主磁極対向面とライトシールド磁極対向面で発生するc−Hacの回転方向は逆回転になっている。このc−Hacの回転方向により、主磁極側で発生するc−Hac(Pos)は主磁極からの磁界によるディスク記録層の磁化反転状態を良好にするように働く。しかし、ライトシールド磁極側で発生するc−Hac(Neg)は、ライトシールド磁極直下への戻り磁界によって記録層の情報を劣化させるRFPE(Return Field Partial Erasure)を増大するように働いてしまう。これにより、記録信号品質が劣化するおそれがある。
この発明が解決しようとする課題は、記録媒体に記録される信号品質が向上し、高記録密度化を可能とする記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置を提供することにある。
実施形態によれば、記録ヘッドは、記録媒体の記録層に対して垂直方向の記録磁界を発生する主磁極と、前記主磁極のトレーリング側にライトギャップを置いて対向するトレーリングシールドと、前記主磁極とライトシールド磁極が形成する磁気回路に磁束を励起する記録コイルと、前記主磁極の前記記録媒体側の先端部と前記トレーリングシールドとの間に設けられ高周波磁界を発生するスピントルク発振子と、を備え、
前記主磁極の先端部は、前記スピントルク発振子と対向するトレーリング側端面を備え、このトレーリング側端面は、前記記録媒体の記録層に垂直な方向に対し、前記記録媒体から離れるに従ってヘッドリーディング側へ傾斜して延び、前記スピントルク発振子は、前記トレーリング側端面とほぼ平行に傾斜して配置されている。
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(以下、HDD)を示す斜視図。 図2は、前記HDDにおける磁気ヘッドおよびサスペンションを示す側面図。 図3は、前記磁気ヘッドのヘッド部を拡大して示す断面図。 図4は、前記磁気ヘッドの記録ヘッドを模式的に示す斜視図。 図5は、前記記録ヘッドのABS側端部を拡大して示す断面図。 図6は、前記記録ヘッドのABS側端部をスライダのリーディング端側から見た側面図。 図5は、前記記録ヘッドをABS側から見た平面図。 図8は、記録ヘッドの製造プロセスを示すフローチャート。 図9は、記録ヘッドの製造プロセスを示すフローチャート。 図10は、記録ヘッドの各製造プロセスにおける記録ヘッドをABS側から見た平面図、記録ヘッドの縦断面図、記録ヘッドをトレーリング側から見た側面図。 図11は、記録ヘッドの各製造プロセスにおける記録ヘッドをABS側から見た平面図、記録ヘッドの縦断面図、記録ヘッドをトレーリング側から見た側面図。 図12は、記録ヘッドの各製造プロセスにおける記録ヘッドをABS側から見た平面図、記録ヘッドの縦断面図、記録ヘッドをトレーリング側から見た側面図。 図13は、記録ヘッドの各製造プロセスにおける記録ヘッドをABS側から見た平面図、記録ヘッドの縦断面図、記録ヘッドをトレーリング側から見た側面図。 図14は、記録ヘッドのスピントルク発振子の傾き角と高周波磁界強度との関係を示す図。 図15は、主磁極の傾き角とビットエラー率との関係を示す図。 図16は、複数の発振周波数において、比較例に係る磁気ヘッドに対する本実施形態に係る磁気ヘッドの信号出力改善度を示す図。 図17は、第2の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドの記録ヘッドを示す断面図。 図18は、第2の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドの記録ヘッドを模式的に示す斜視図。 図19は、前記記録ヘッドのABS側端部をスライダのリーディング端側から見た側面図。 図20は、前記記録ヘッドをABS側から見た平面図。 図21は、第3の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドの記録ヘッドを示す断面図。 図22は、第3の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドの記録ヘッドを模式的に示す斜視図。 図23は、前記記録ヘッドのABS側端部をスライダのリーディング端側から見た側面図。 図24は、前記記録ヘッドをABS側から見た平面図。 図25は、第4の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドの記録ヘッドを示す断面図。 図26は、第4の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドの記録ヘッドを模式的に示す斜視図。 図17は、前記記録ヘッドのABS側端部をスライダのリーディング端側から見た側面図。 図28は、前記記録ヘッドをABS側から見た平面図。
以下図面を参照しながら、種々の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るHDDのトップカバーを取り外して内部構造を示し、図2は、浮上状態の磁気ヘッドを示している。図1に示すように、HDDは筐体10を備えている。この筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース10aと、図示しない矩形板状のトップカバーとを備えている。トップカバーは、複数のねじによりベースにねじ止めされ、ベースの上端開口を閉塞している。これにより、筐体10内部は気密に保持され、呼吸フィルター26を通してのみ、外部と通気可能となっている。
ベース10a上には、記録媒体としての磁気ディスク12および機構部が設けられている。機構部は、磁気ディスク12を支持および回転させるスピンドルモータ13、磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行なう複数、例えば、2つの磁気ヘッド33、これらの磁気ヘッド33を磁気ディスク12の表面に対して移動自在に支持したヘッドアクチュエータ14、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)16を備えている。また、ベース10a上には、磁気ヘッド33が磁気ディスク12の最外周に移動した際、磁気ヘッド33を磁気ディスク12から離間した位置に保持するランプロード機構18、HDDに衝撃等が作用した際、ヘッドアクチュエータ14を退避位置に保持するラッチ機構20、およびプリアンプ、ヘッドIC等の電子部品が実装された基板ユニット17が設けられている。
ベース10aの外面には、制御回路基板25がねじ止めされ、ベース10aの底壁と対向して位置している。制御回路基板25は、基板ユニット17を介してスピンドルモータ13、VCM16、および磁気ヘッド33の動作を制御する。
図1に示すように、磁気ディスク12は、スピンドルモータ13のハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにハブの上端にねじ止めされたクランプばね15によりクランプされ、ハブに固定されている。磁気ディスク12は、駆動モータとしてのスピンドルモータ13により所定の速度で矢印B方向に回転される。
ヘッドアクチュエータ14は、ベース10aの底壁上に固定された軸受部24と、軸受部24から延出した複数のアーム27と、を備えている。これらのアーム27は、磁気ディスク12の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置しているとともに、軸受部24から同一の方向へ延出している。ヘッドアクチュエータ14は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション30を備えている。サスペンション30は、板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム27の先端に固定され、アームから延出している。各サスペンション30は対応するアーム27と一体に形成されていてもよい。各サスペンション30の延出端に磁気ヘッド33が支持されている。アーム27およびサスペンション30によりヘッドサスペンションを構成し、このヘッドサスペンションと磁気ヘッド33とによりヘッドサスペンションアッセンブリを構成している。
図2に示すように、各磁気ヘッド33は、ほぼ直方体形状のスライダ42とこのスライダの流出端(トレーリング端)に設けられた記録再生用のヘッド部44とを有している。磁気ヘッド33は、サスペンション30の先端部に設けられたジンバルばね41に固定されている。各磁気ヘッド33は、サスペンション30の弾性により、磁気ディスク12の表面に向かうヘッド荷重Lが印加されている。2本のアーム27は所定の間隔を置いて互いに平行に位置し、これらのアームに取り付けられたサスペンション30および磁気ヘッド33は、磁気ディスク12を間に挟んで互いに向かい合っている。
各磁気ヘッド33は、サスペンション30およびアーム27上に固定された中継フレキシブルプリント回路基板(以下、中継FPCと称する)35を介して後述するメインFPC38に電気的に接続されている。
図1に示すように、基板ユニット17は、フレキシブルプリント回路基板により形成されたFPC本体36と、このFPC本体から延出したメインFPC38とを有している。FPC本体36は、ベース10aの底面上に固定されている。FPC本体36上には、プリアンプ37、ヘッドICを含む電子部品が実装されている。メインFPC38の延出端は、ヘッドアクチュエータ14に接続され、各中継FPC35を介して磁気ヘッド33に接続されている。
VCM16は、軸受部21からアーム27と反対方向に延出した図示しない支持フレーム、および支持フレームに支持されたボイスコイルを有している。ヘッドアクチュエータ14をベース10aに組み込んだ状態において、ボイスコイルは、ベース10a上に固定された一対のヨーク34間に位置し、これらのヨークおよびヨークに固定された磁石とともにVCM16を構成している。
磁気ディスク12が回転した状態でVCM16のボイスコイルに通電することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は磁気ディスク12の所望のトラック上に移動および位置決めされる。この際、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の径方向に沿って、磁気ディスクの内周縁部と外周縁部との間を移動される。
次に、磁気ディスク12および磁気ヘッド33の構成について詳細に説明する。図3は、磁気ヘッド33のヘッド部44および磁気ディスクを拡大して示す断面図である。
図1ないし図3に示すように、磁気ディスク12は、例えば、直径約2.5インチの円板状に形成され非磁性体からなる基板101を有している。基板101の各表面には、下地層として軟磁気特性を示す材料からなる軟磁性層102と、その上層部に、ディスク面に対して垂直方向に磁気異方性を有する磁気記録層103と、その上層部に保護膜層104が順に積層されている。
図2および図3に示すように、磁気ヘッド33は浮上型のヘッドとして構成され、ほぼ直方体状に形成されたスライダ42と、スライダの流出端(トレーリング)側の端部に形成されたヘッド部44とを有している。スライダ42は、例えば、アルミナとチタンカーバイドの焼結体(アルチック)で形成され、ヘッド部44は薄膜を積層することにより形成されている。
スライダ42は、磁気ディスク12の表面に対向する矩形状のディスク対向面(空気支持面(ABS))43を有している。スライダ42は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とディスク対向面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。空気流Cの方向は、磁気ディスク12の回転方向Bと一致している。スライダ42は、磁気ディスク12表面に対し、ディスク対向面43の長手方向が空気流Cの方向とほぼ一致するように配置されている。
スライダ42は、空気流Cの流入側に位置するリーディング端42aおよび空気流Cの流出側に位置するトレーリング端42bを有している。スライダ42のディスク対向面43には、図示しないリーディングステップ、トレーリングステップ、サイドステップ、負圧キャビティ等が形成されている。
図3に示すように、ヘッド部44は、スライダ42のトレーリング端42bに薄膜プロセスで形成された再生ヘッド54および記録ヘッド58を有し、分離型の磁気ヘッドとして形成されている。
再生ヘッド54は、磁気抵抗効果を示す磁性膜55と、この磁性膜のトレーリング側およびリーディング側に磁性膜55を挟むように配置されたシールド膜56、57と、で構成されている。これら磁性膜55、シールド膜56、57の下端は、スライダ42のディスク対向面43に露出している。
記録ヘッド58は、再生ヘッド54に対して、スライダ42のトレーリング端42b側に設けられている。図4は、記録ヘッド58および磁気ディスク12を模式的に示す斜視図、図5は、記録ヘッド部分の主磁極先端部およびライトシールド磁極先端部を拡大して示す断面図、図6は、記録ヘッドのABS側端部をスライダのリーディング端側から見た側面図、図7は、記録ヘッド部分をABS側から見た平面図である。
図3および図4に示すように、記録ヘッド58は、磁気ディスク12の表面に対して(記録層に対して)垂直方向の記録磁界を発生させる高透磁率、高飽和磁束密度を有する軟磁性材料からなる主磁極60と、主磁極60のトレーリング側にライトギャップWGを置いて配置され、主磁極直下の軟磁性層102を介して効率的に磁路を閉じるために設けられた軟磁性材料からなるライトシールド磁極(トレーリングシールド磁極)62と、主磁極60の上部をライトシールド磁極62に物理的に接合する接合部67と、主磁極60の先端部60aとライトシールド磁極62との間で、かつ、ABSに面する部分に配置された非磁性導電体からなる高周波発振素子、例えば、スピントルク発振子65と、磁気ディスク12に信号を書き込む際、主磁極60に磁束を流すために主磁極60およびライトシールド磁極62を含む磁路に巻きつくように配置された記録コイル70と、を有している。記録コイル70に供給する電流は、HDDの制御回路基板(制御部)25によって制御される。
主磁極60とライトシールド磁極62の接合部67には電気的な絶縁層61が配置され、主磁極とライトシールド磁極とは互いに絶縁されている。主磁極60およびライトシールド磁極62はそれぞれ駆動端子電極63に電気的に接続されている。これらの駆動電子電極63から主磁極60、スピントルク発振子65、ライトシールド磁極62を通して電流を直列に通電できるように電流回路が構成されている。これによりライトシールド磁極62および主磁極60はスピントルク発振子65に垂直通電する電極としても働くことになる。
記録コイル70は、例えば、主磁極60とライトシールド磁極62との間で、接合部67の回りに巻付けられている。図しない電源から記録コイル70に供給する電流は、HDDの制御回路基板(制御部)25によって制御される。磁気ディスク12に信号を書き込む際、電源から記録コイル70に所定の電流が供給され、主磁極60に磁束を流し磁界を発生させる。
図3、図4、図6、図7に示すように、主磁極60は、磁気ディスク12の表面に対してほぼ垂直に延びている。主磁極60の磁気ディスク12側の先端部60aは、ディスク面に向かって先細に絞り込まれ、他の部分に対して幅の狭い柱状に形成されている。主磁極60の先端面は、スライダ42のディスク対向面43に露出している。主磁極60の先端部60aの幅は、磁気ディスク12におけるトラックの幅にほぼ対応している。
ライトシールド磁極62は、ほぼL字形状に形成され、その先端部62aは、細長い矩形状に形成されている。ライトシールド磁極62の先端面は、スライダ42のABS43に露出している。先端部62aのリーディング側端面62cは、磁気ディスク12のトラックの幅方向に沿って延びている。このリーディング側端面62cは、主磁極60のトレーリング側端面60bとライトギャップWGを置いて平行に対向している。
図3および図5に示すように、スピントルク発振子65は、主磁極60の先端部60aのトレーリング側端面60bと、ライトシールド磁極62の先端部62aのリーディング側端面62bとの間に配置され、ライトギャップWG内に位置している。
スピントルク発振子65は、下地層、スピン注入層(第2磁性体層)65a、中間層、発振層(第1磁性体層)65b、キャップ層を、主磁極60側からトレーリングシールド62側に順に積層して構成されている。
主磁極60の先端部60aのトレーリング側端面60bは、磁気ディスク12の記録層に垂直な方向に対し、磁気ディスク12から離れるに従ってヘッドリーディング側へ傾斜して延びている。すなわち、トレーリング側端面60bは、ABS43から高さ方向奥側(ABSから離れる方向)に向かうに従い、ABS43に垂直な方向に対してヘッドリーディング側に角度θだけ傾斜している。
スピントルク発振子65は、トレーリング側端面60bに対向し、このトレーリング側端面60bと平行に配置されている。これにより、スピントルク発振子65のスピン注入層65a、発振層65bおよび他の層は、ABS43に垂直な方向に対してヘッドリーディング側に角度θだけ傾斜している。なお、スピントルク発振子65のABS側の端は、ABS43と平行かつ面一に形成されている。
ライトシールド磁極62はスピントルク発振子65に対向するリーディング側端面62bを有し、このリーディング側端面62bは、磁気ディスク12の記録層に垂直な方向に対し、磁気ディスク12から離れるに従ってヘッドリーディング側へ傾斜して延びている。すなわち、トレーリング側端面60bは、ABS43から高さ方向奥側(ABSから離れる方向)に向かうに従い、ABS43に垂直な方向に対してヘッドリーディング側に角度(傾き角)θだけ傾斜している。これにより、リーディング側端面62bは、スピントルク発振子65とほぼ平行に位置している。
また、本実施形態において、主磁極60の先端部60aは、トレーリング側端面60bの反対側に位置するリーディング側端面60cを有し、このリーディング側端面60cは、磁気ディスク12の記録層に垂直な方向に対し、磁気ディスク12から離れるに従ってヘッドリーディング側へ傾斜している。すなわち、リーディング側端面60cは、ABS43から高さ方向奥側(ABSから離れる方向)に向かうに従い、ABS43に垂直な方向に対してヘッドリーディング側に傾斜している。
磁気ディスク装置に磁気ヘッドを搭載する場合、スキュー角によって、隣接トラックの記録を劣化させるフリンジ磁界を低減するため、主磁極60のABS43におけるヘッド走行方向の長さであるポール長は、50から100nmに設計されている。また、磁気ディスク12における記録層の記録状態を良好にする磁界強度を確保するためには、主磁極60奥側(高さ方向でABSから離れる側)での厚さを増大させることが好ましい。そのため、主磁極60は、主磁極の厚さをABS43に向かって絞り込むように、ヘッドリーディング側端面60cにテーパーを設けた構成とすることが好ましい。
図3に示すように、再生ヘッド54および記録ヘッド58は、スライダ42のABS43に露出する部分を除いて、非磁性の保護絶縁膜81により覆われている。保護絶縁膜81は、ヘッド部44の外形を構成している。
上記のように構成された記録ヘッド58の製造プロセスについて説明する。図8および図9は、製造プロセスを示すフローチャート、図10、図11、図12は、各工程におけるABS側から見た記録ヘッドの平面図、記録ヘッドの縦断面図、記録ヘッドをトレーリング側から見た正面図を示している。
図8および図10(a−1)、(b−1)、(c−1)に示すように、下地としてのアルミナ膜201を成膜し、その上にレジストパターン220を形成する。この状態で、斜めからIBE(イオン・ビーム・エッチング)によりアルミナ膜201をエッチングし、主磁極のリーディング側先端部の形状を形成する(ステップ1)。
図10(a−2)、(b−2)、(c−2)に示すように、レジストパターン220を除去した後、アルミナ膜201上にスパッタ層203を成膜する。更に、スパッタ層203上をアルミナ膜201で埋め戻し、CMP(化学機械研磨)により平坦化し、その上に、メタルマスク202を成膜する(ステップ2)。
図10(a−3)、(b−3)、(c−3)に示すように、メタルマスク202上に、主磁極60のリーディング側先端部の形状に対応する形状のレジストパターン204を成膜する(ステップ3)。図10(a−4)、(b−4)、(c−4)に示すように、IBEにより、レジストパターン204を通してメタルマスク202をエッチングした後(ステップ4)、図10(a−5)、(b−5)、(c−5)に示すように、レジストパターン204を除去する(ステップ5)。
図11(a−6)、(b−6)、(c−6)に示すように、IBEにより、メタルマスク202を通してアルミナ膜201をエッチングして主磁極60のリーディング側先端部の形状を形成する(ステップ6)。続いて、図11(a−7)、(b−7)、(c−7)に示すように、エッチングにより形成されたリーディング側先端部領域およびメタルマスク202上に磁性体層205をメッキにより形成した後(ステップ7)、図11(a−8)、(b−8)、(c−8)に示すように、CMPにより磁性体層205をリーディング側先端部領域まで平坦化する(ステップ8)。
図11(a−9)、(b−9)、(c−9)に示すように、磁性体層205のABS側端部上にレジストパターン206を形成する。この状態で、斜めからIBEにより磁性体層205およびメタルマスク202をエッチングし、主磁極60のトレーリング側先端部の形状を形成する(ステップ9)。これにより、傾斜したトレーリング側端面およびリーディング側端面を有する主磁極60を形成する。
図11(a−10)、(b−10)、(c−10)に示すように、スパッタにより、スピントルク発振子を構成するスピン注入層、発振層、中間層、ギャップ層を含む成膜207を磁性体層205上およびメタルマスク202上に順次、形成する。
図12(a−11)、(b−11)、(c−11)に示すように、主磁極60のトレーリング側先端部の形状に対応する形状のレジストパターン208を成膜207上に形成する(ステップ11)。次いで、図9および図12(a−12)、(b−12)、(c−12)に示すように、IBEにより、レジストパターン208側から成膜207をエッチングし、成膜207を主磁極60のトレーリング側先端部に対応する形状に形成する(ステップ12)。
図12(a−13)、(b−13)、(c−13)に示すように、レジストパターン208およびアルミナ膜201を覆う酸化シリコン膜209を形成した後(ステップ13)、図12(a−14)、(b−14)、(c−14)に示すように、リフトオフにより、レジストパターン208およびその上に形成された酸化シリコン膜209の部分を除去する(ステップ14)。
次いで、図12(a−15)、(b−15)、(c−15)に示すように、成膜207上において、スピントルク発振子の形成位置に対応する部分に、スピントルク発振の高さに相当する幅のレジストパターン210を形成する(ステップ15)。図12(a−16)、(b−16)、(c−16)に示すように、IBEにより、レジストパターン210を通して成膜207および酸化シリコン膜209をエッチングし、主磁極の上部に重なる部分を除去する(ステップ16)。
図13(a−17)、(b−17)、(c−17)に示すように、レジストパターン210にて非磁性体層211を埋め戻し(ステップ17)、次いで、図13(a−18)、(b−18)、(c−18)に示すように、レジストパターン210およびこのレジストパターン210上に位置する非磁性体層211の部分をリフトオフする(ステップ18)。
その後、図13(a−19)、(b−19)、(c−19)に示すように、メッキフレームとなるレジストパターン212を形成し、更に、成膜207および非磁性体層211にライトシールドを構成する磁性体213をメッキにより形成する(ステップ19)。その後、ABSまで、主磁極、スピントルク発振子、およびライトシールド磁極をCMPにて平坦化する。以上の工程により、前述した構成を有する主磁極60、スピントルク発振子65、ライトシールド磁極62が形成される。
以上のように構成されたHDDによれば、VCM16を駆動することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の所望のトラック上に移動され、位置決めされる。また、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とABS43との間に生じる空気流Cにより浮上する。HDDの動作時、スライダ42のABS43はディスク表面に対し隙間を保って対向している。図2に示すように、磁気ヘッド33は、ヘッド部44の記録ヘッド58部分が最も磁気ディスク12表面に接近した傾斜姿勢をとって浮上する。この状態で、磁気ディスク12に対して、再生ヘッド54により記録情報の読み出しを行うとともに、記録ヘッド58により情報の書き込みを行う。
情報の書き込みにおいては、記録コイル70により主磁極60を励磁し、この主磁極から直下の磁気ディスク12の記録層103に垂直方向の記録磁界を印加することにより、所望のトラック幅にて情報を記録する。
この際、図5に示すように、スピントルク発振子65の膜面に対して垂直に、主磁極60とライトシールド磁極62との間に通電し、かつ、記録コイル70に通電すると、主磁極60とライトシールド磁極62との間に発生するギャップ磁界により、スピントルク発振子65内の磁化が一様に磁化回転し始めることで、スピントルク発振子65より漏れ磁界として高周波磁界c−Hacが発生する。スピントルク発振子65に発生する回転磁化の向きにより、主磁極60の対向面(トレーリング側端面60b)とライトシールド磁極62の対向面(リーディング側端面62b)とに発生する高周波磁界c−Hacの回転方向は互いに逆回転になっている。これらの高周波磁界c−Hacの回転方向により、主磁極60側に発生する高周波磁界c−Hac(Pos)は主磁極60からの磁界による記録層103の磁化反転状態を良好にするように働くが、他方で、ライトシールド磁極62側に発生する高周波磁界c−Hac(Neg)はライトシールド磁極直下への戻り磁界によって記録層103の情報を劣化させるRFPE(Return Field Partial Erasure)を増大するように働いてしまう。
この高周波磁界c−Hacの強度について、スピントルク発振子65の傾き角θ依存性を計算により調べた結果を図14に示す。ここで、主磁極60のトレーリング側端面60bおよびスピントルク発振子65の傾き角θ>0は、ABS43から高さ方向奥側(ABSから離れる方向)に向うに従い、ヘッドリーディング側へ傾斜させた配置であり、傾き角θ<0は、ABS43から高さ方向奥側に向うに従い、ヘッドトレーリング側へ傾斜させた配置である。
スピントルク発振子65から生じる高周波磁界c−Hacの各成分の強度を計算し、図14にプロットしている。図14において、点線で示した特性線は、ABS43から記録層103に向かって10nmの位置(記録層中間部に相当)における高周波磁界c−Hac(Pos)の強度を示し、実線の特性線は、高周波磁界c−Hac(Neg)の強度を示し、それぞれ傾き角θに応じた強度を示している。これらの特性線から分かるように、スピントルク発振子65が傾斜した側の高周波磁界c−Hacが増加する。スピントルク発振子65をヘッドリーディング側に傾斜させることで、高周波磁界c−Hac(Pos)を増大させ、高周波磁界c−Hac(Neg)を減少させることが可能となることが分かる。本実施形態において、主磁極60のトレーリング側端面60bおよびスピントルク発振子65の傾き角θは、0<θ≦45°に設定され、好ましくは、15°<θ<40°程度に設定される。
以上のように、スピントルク発振子65から発生する高周波磁界c−Hac(Pos)を増大させ、c−Hac(Neg)を減少させることにより、記録媒体に記録される信号品質が向上し、高記録密度化が可能となる。
図15は、記録ヘッドによるビット誤り率(ビットエラーレート)と、主磁極のトレーリングシールド側端面の傾き角θとの関係を示している。縦軸のΔビット誤り率は、スピントルク発振子を搭載しない記録ヘッドを用いた場合のビット誤り率と、スピントルク発振子を搭載した記録ヘッドを用いた場合のビット誤り率と、の差分である。傾き角θ=0°の場合、PRFPEアシストにより、スピントルク発振子を搭載しない場合のビット誤り率に対して−0.5桁程度の改善しか見られないが、傾き角θを増大させることで、PRFPEアシストの寄与が減り、すなわち、高周波磁界c−Hac(Neg)が減少し、傾き角θ=20〜40°では、ビットエラー率が−2桁程改善していることがわかる。
スピントルク発振子65を良好に発振させるためには、ギャップ磁界が7800(Oe)程度で必要であることが計算から分かっている。ギャップ磁界強度を確保するためには、主磁極60をスピントルク発振子75と平行にする必要がある。上述した第1の実施形態では、傾き角θ>45°では、発振に必要なギャップ磁界を下回ることで、スピントルク発振子が発振しなくなり、ビットエラー率の改善が見られないことがわかる。
上記の結果から、主磁極のトレーリング側端面およびスピントルク発振子の傾き角θは、0°<θ≦45°の範囲であれば、ギャップ磁界を維持しつつ、高周波磁界c−Hac(Pos)を増大させ、高周波磁界c−Hac(Neg)を減少させることが可能となり、記録層103の情報劣化を抑制し、記録媒体に記録される信号品質が向上し、高記録密度化が可能となることが分かる。
図16は、比較例に係るスピントルク発振子の傾き角θ=0°の磁気ヘッドと、本実施形態に係る磁気ヘッドとの性能を比較して示している。なお、本実施形態の磁気ヘッドにおいて、スピントルク発振子65と対向する主磁極60のトレーリング側端面60bと膜成長面(ABS43に垂直な方向)とのなす角度(傾き角θ)は25°、主磁極60とライトシールド磁極62との間のライトギャップ長は40nm、ABS43における主磁極のトラック幅方向の長さは50nmとし、記録を行う記録層103の異方性磁界Hkは16kOeとした。
スピントルク発振子65を発振周波数24GHz、28GHz、36GHzで発振させ、磁気ディスクに書き込んだ場合の記録パターンの信号出力をそれぞれ計算した。スピントルク発振子65を発振させない場合の信号出力に対して、スピントルク発振子31を発振させた場合の信号出力の増大分(%)をアシストゲインとした。比較例に係る磁気ヘッドにおけるアシストゲインと本実施形態におけるアシストゲイン磁気ヘッドのアシストゲインとの差分をアシスト改善度(%)と定義し、複数の発振周波数に対してアシスト改善度をプロットした。この領域の発振周波数で見ると、本実施形態に係る磁気ヘッドによれば、比較例に係る磁気ヘッドに対して、10〜15%のアシストゲインの改善が見られる。
以上のことから、本実施形態に係るHDDの記録ヘッドによれば、高周波磁界c−Hac(Neg)の低減により記録信号の劣化を抑制することができ、記録媒体に記録される信号品質が向上し、高記録密度化を可能とする記録ヘッドおよびこれを備えたHDDが得られる。
次に、他の実施形態に係るHDDおよび磁気ヘッドについて説明する。なお、以下に述べる種々の実施形態において、前述した第1の実施形態と同一の部分には、第1の実施形態と同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るHDDの記録ヘッドについて説明する。
図17は、第2の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドのヘッド部、特に、記録ヘッドを拡大して示す断面図、図18は、記録ヘッドを模式的に示す斜視図、図19は、記録ヘッドのABS側端部をスライダのリーディング端側から見た側面図、図20は、記録ヘッドをABS側から見た平面図である。
第2の実施形態に係るHDDの記録ヘッド58は、主に、リーディングシールド磁極を更に備えている点で構成が第1の実施形態と相違し、他の構成は、第1の実施形態に係る記録ヘッドと同一である。第1の実施形態と同一の部分には、第1の実施形態と同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図17ないし図20に示すように、第2の実施形態によれば、HDDの記録ヘッド58は、磁気ディスク12の表面に対して(記録層に対して)垂直方向の記録磁界を発生させる高透磁率、高飽和磁束密度を有する軟磁性材料からなる主磁極60と、主磁極60のトレーリング側にライトギャップWGを置いて配置され、主磁極直下の軟磁性層102を介して効率的に磁路を閉じるために設けられた軟磁性材料からなるライトシールド磁極(トレーリングシールド磁極)62と、主磁極60の上部をライトシールド磁極62に接合する接合部67と、主磁極60の先端部60aとライトシールド磁極62との間で、かつ、ABSに面する部分に配置された非磁性導電体からなる高周波発振素子、例えば、スピントルク発振子65と、磁気ディスク12に信号を書き込む際、主磁極60に磁束を流すために主磁極60およびライトシールド磁極62を含む磁路に巻きつくように配置された記録コイル70と、を有している。記録ヘッド58は、更に、主磁極60のリーディング側に配置され、主磁極直下の軟磁性層を介して効率的に磁路を閉じるために設けられたリーディングシールド磁極72と、主磁極60に磁束を流すために主磁極及びリーディングシールド磁極を含む磁路に巻きつくように配置された記録コイル71と、を有している。
主磁極60の先端部とライトシールド磁極62の先端部との間にスピントルク発振子65が配置され、これらは、前述した第1の実施形態と同様に構成されている。
リーディングシールド磁極72は、ほぼL字形状に形成され、その先端部72aは、細長い矩形状に形成されている。リーディングシールド磁極72の先端面は、スライダ42のABS43に露出している。先端部72aのトレーリング側端面72bは、主磁極60のリーディング側端面60cと隙間をおいて対向している。
主磁極60とライトシールド磁極62との接合部67、および主磁極60とリーディングシールド磁極72との接合部73には、それぞれ電気的な絶縁層61、75が配置され、互いに電気的に絶縁されている。主磁極60とライトシールド磁極62部分はそれぞれ駆動端子電極63に電気的に接続されている。
上記のように構成された第2の実施形態においても、高周波磁界c−Hac(Neg)の低減により記録信号の劣化を抑制することができ、記録媒体に記録される信号品質が向上し、高記録密度化を可能とする記録ヘッドおよびこれを備えたHDDが得られる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るHDDの記録ヘッドについて説明する。
図21は、第3の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドのヘッド部、特に、記録ヘッドを拡大して示す断面図、図22は、記録ヘッドを模式的に示す斜視図、図23は、記録ヘッドのABS側端部をスライダのリーディング端側から見た側面図、図24は、記録ヘッドをABS側から見た平面図である。
第3の実施形態に係るHDDの記録ヘッド58は、主に、サイドシールドを備えている点で第1の実施形態と構成が相違し、他の構成は、第1の実施形態に係る記録ヘッドと同一である。第1の実施形態と同一の部分には、第1の実施形態と同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図21ないし図24に示すように、第2の実施形態によれば、HDDの記録ヘッド58は、磁気ディスク12の表面に対して(記録層に対して)垂直方向の記録磁界を発生させる高透磁率、高飽和磁束密度を有する軟磁性材料からなる主磁極60と、主磁極60のトレーリング側にライトギャップWGを置いて配置され、主磁極直下の軟磁性層102を介して効率的に磁路を閉じるために設けられた軟磁性材料からなるライトシールド磁極(トレーリングシールド磁極)62と、主磁極60の上部をライトシールド磁極62に接合する接合部67と、主磁極60の先端部60aとライトシールド磁極62との間で、かつ、ABSに面する部分に配置された非磁性導電体からなる高周波発振素子、例えば、スピントルク発振子65と、磁気ディスク12に信号を書き込む際、主磁極60に磁束を流すために主磁極60およびライトシールド磁極62を含む磁路に巻きつくように配置された記録コイル70と、を有している。記録ヘッド58は、更に、主磁極60のトラック幅方向両側に主磁極60とABS43上では磁気的に分断されて配置された軟磁性材料からなる一対のサイドシールド74を有している。
一対のサイドシールド74は、高透磁率材料により、ライトシールド磁極62の先端部62aと一体に形成され、先端部62aのリーディング側端面62cからスライダ42のリーディング端側に向かって突出している。各サイドシールド74は、ライトシールド磁極62のリーディング側端面から、主磁極60のリーディング側端面60cを越えるレベル位置まで延びている。
主磁極60の先端部とライトシールド磁極62の先端部との間にスピントルク発振子65が配置され、これらは、前述した第1の実施形態と同様に構成されている。
上記のように構成された第3の実施形態においても、高周波磁界c−Hac(Neg)の低減により記録信号の劣化を抑制することができ、記録媒体に記録される信号品質が向上し、高記録密度化を可能とする記録ヘッドおよびこれを備えたHDDが得られる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係るHDDの記録ヘッドについて説明する。
図25は、第4の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドのヘッド部、特に、記録ヘッドを拡大して示す断面図、図26は、記録ヘッドを模式的に示す斜視図、図27は、記録ヘッドのABS側端部をスライダのリーディング端側から見た側面図、図28は、記録ヘッドをABS側から見た平面図である。
第4の実施形態に係るHDDの記録ヘッド58は、主に、サイドシールドを備えている点で第1の実施形態と構成が相違し、他の構成は、第1の実施形態に係る記録ヘッドと同一である。第1の実施形態と同一の部分には、第1の実施形態と同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図25ないし図28に示すように、第2の実施形態によれば、HDDの記録ヘッド58は、磁気ディスク12の表面に対して(記録層に対して)垂直方向の記録磁界を発生させる高透磁率、高飽和磁束密度を有する軟磁性材料からなる主磁極60と、主磁極60のトレーリング側にライトギャップWGを置いて配置され、主磁極直下の軟磁性層102を介して効率的に磁路を閉じるために設けられた軟磁性材料からなるライトシールド磁極(トレーリングシールド磁極)62と、主磁極60の上部をライトシールド磁極62に接合する連結部67と、主磁極60の先端部60aとライトシールド磁極62との間で、かつ、ABSに面する部分に配置された非磁性導電体からなる高周波発振素子、例えば、スピントルク発振子65と、磁気ディスク12に信号を書き込む際、主磁極60に磁束を流すために主磁極60およびライトシールド磁極62を含む磁路に巻きつくように配置された記録コイル70と、を有している。記録ヘッド58は、更に、主磁極60のリーディング側に配置され、主磁極直下の軟磁性層を介して効率的に磁路を閉じるために設けられたリーディングシールド磁極72と、主磁極60に磁束を流すために主磁極及びリーディングシールド磁極を含む磁路に巻きつくように配置された記録コイル71と、主磁極60のトラック幅方向両側に主磁極60とABS43上では磁気的に分断されて配置された軟磁性材料からなる一対のサイドシールド74と、を有している。
一対のサイドシールド74は、高透磁率材料により、ライトシールド磁極62の先端部62aと一体に形成され、先端部62aのリーディング側端面62cからスライダ42のリーディング端側に向かって突出している。各サイドシールド74は、ライトシールド磁極62のリーディング側端面から、主磁極60のリーディング側端面60cを越えるレベル位置まで延びている。
リーディングシールド磁極72は、ほぼL字形状に形成され、その先端部72aは、細長い矩形状に形成されている。リーディングシールド磁極72の先端面は、スライダ42のABS43に露出している。先端部72aのトレーリング側端面72bは、主磁極60のリーディング側端面60cと隙間をおいて対向し、更に、一対のサイドシールド74の先端面に接合している。本実施形態では、リーディングシールド磁極72は、軟磁性材料により、ライトシールド磁極62およびサイドシールド74と一体に形成されている。
主磁極60とライトシールド磁極62との接合部67、および主磁極60とリーディングシールド磁極72との接合部73には、それぞれ電気的な絶縁層61、75が配置され、互いに電気的に絶縁されている。主磁極60とライトシールド磁極62部分はそれぞれ駆動端子電極63に電気的に接続されている。
主磁極60の先端部とライトシールド磁極62の先端部との間にスピントルク発振子65が配置され、これらは、前述した第1の実施形態と同様に構成されている。
上記のように構成された第4の実施形態においても、高周波磁界c−Hac(Neg)の低減により記録信号の劣化を抑制することができ、記録媒体に記録される信号品質が向上し、高記録密度化を可能とする記録ヘッドおよびこれを備えたHDDが得られる。
本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、ヘッド部を構成する要素の材料、形状、大きさ等は、必要に応じて変更可能である。また、磁気ディスク装置において、磁気ディスクおよび磁気ヘッドの数は、必要に応じて増加可能であり、磁気ディスクのサイズも種々選択可能である。
10…筺体、11…ベース、12…磁気ディスク、13…スピンドルモータ、
14…ヘッドアクチュエータ、25…制御回路基板、42…スライダ、
43…ディスク対向面(ABS)、44…ヘッド部、54…再生ヘッド、
58…記録ヘッド、60…主磁極、60a…先端部、60b…トレーリング側端面、
60c…リーディング側端面、62…ライトシールド磁極、62a…先端部、
62b…リーディング側端面、65…スピントルク発振子、65a…スピン注入層、
65b…発振層、70、71…記録コイル、72…リーディングシールド磁極、
74…サイドシールド

Claims (8)

  1. 記録媒体の記録層に対して垂直方向の記録磁界を発生する主磁極と、
    前記主磁極のトレーリング側にライトギャップを置いて対向するライトシールド磁極と、
    前記主磁極とライトシールド磁極が形成する磁気回路に磁束を励起する記録コイルと、
    前記主磁極の前記記録媒体側の先端部と前記ライトシールド磁極との間に設けられ高周波磁界を発生するスピントルク発振子と、を備え、
    前記主磁極の先端部は、前記スピントルク発振子と対向するトレーリング側端面を備え、このトレーリング側端面は、前記記録媒体の記録層に垂直な方向に対し、前記記録媒体から離れるに従ってヘッドリーディング側へ傾斜して延び、前記スピントルク発振子は、前記トレーリング側端面とほぼ平行に傾斜して配置されている記録ヘッド。
  2. 前記ライトシールド磁極は、前記スピントルク発振子に対向するリーディング側端面を有し、このリーディング側端面は、前記記録媒体の記録層に垂直な方向に対して、前記記録媒体から離れるに従いヘッドリーディング側へ傾斜して延び、前記スピントルク発振子とほぼ平行に位置している請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 前記主磁極の先端部は、前記トレーリング側端面の反対側に位置するリーディング側端面を有し、このリーディング側端面は、前記記録媒体の記録層に垂直な方向に対してヘッドリーディング側に傾斜している請求項1又は2に記載の記録ヘッド。
  4. 前記記録媒体から離れた位置で前記主磁極とライトシールド磁極とを物理的に接合する接合部を備え、前記接合部は、前記主磁極とライトシールド磁極とを電気的に絶縁する絶縁層を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
  5. 前記主磁極のトラック幅方向両側に主磁極とは磁気的に離間して配置されたサイドシールドを備えている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
  6. 前記主磁極のリーディング側にギャップを置いて配置され、前記主磁極とともに磁気回路を形成する軟磁性材料で形成されたリーディングシールド磁極を備えている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
  7. 前記主磁極のリーディング側にギャップを置いて配置され、前記主磁極とともに磁気回路を形成するリーディングシールド磁極を備え、前記リーディングシールド磁極は軟磁性材料で前記サイドシールドと一体に形成されている請求項5に記載の記録ヘッド。
  8. 媒体面に対して垂直方向に磁気異方性を有する磁気記録層を有する記録媒体と、
    前記記録媒体を回転する駆動部と、
    前記記録媒体に対し情報処理を行う請求項1ないし7のいずれか1項に記載の記録ヘッドを有する磁気ヘッドと、
    を備えるディスク装置。
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