JP4881458B2 - 磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置 - Google Patents

磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置 Download PDF

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Description

この発明の実施形態は、ディスク装置に用いる垂直磁気記録用の磁気ヘッド、この磁気ヘッドを備えたディスク装置に関する。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、ケース内に配設された磁気ディスクと、磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータと、磁気ディスクに対して情報のリード/ライトを行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリと、を備えている。キャリッジアッセンブリは、回動自在に支持されたアームと、アームから延出したサスペンションとを備え、このサスペンションに延出端に磁気ヘッドが支持されている。磁気ヘッドは、サスペンションに取り付けられたスライダ、およびスライダに設けられたヘッド部を有し、このヘッド部は、ライト用の記録ヘッドとリード用の再生ヘッドとを含んで構成されている。
近年、磁気ディスク装置の高記録密度化、大容量化あるいは小型化を図るため、垂直磁気記録用の磁気ヘッドが提案されている。このような磁気ヘッドにおいて、記録ヘッドは、垂直方向磁界を発生させる主磁極と、その主磁極のトレーリング側にライトギャップを挟んで配置されて磁気ディスクとの間で磁路を閉じるリターン磁極、あるいはライトシールド磁極と、主磁極に磁束を流すためのコイルとを有している。
記録パターンを磁気ディスクのトラックに沿って記録する際、同時に主磁極のトラック幅方向の両サイドからも記録磁界がもれる。この漏れ磁界を低減するため、主磁極のトラック方向両側にサイドシールドを設けたヘッドが提供されている。
特開2009−259365号公報 特開2008−171503号公報 特開平06−259710号公報 特公昭63−057852号公報
上述したような垂直記録用の磁気ヘッドにおいては、垂直記録媒体へ記録を行う際に、主磁極直下に媒体面に概垂直方向の磁界が発生しており、その磁界は、垂直記録媒体の記録層下部の軟磁性層を経由して、リターン磁極に戻る。しかしながら、そのリターン磁極直下の一部領域において、磁界が集中する場所が存在し、その集中磁界により記録層の磁化を不安定にさせ、既記録情報が消去または劣化する場合がある。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、離間したトラック位置での既記録情報劣化や消去を抑制することが可能な磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置を提供することにある。
本発明の態様に係る磁気ヘッドは、軟磁気特性を有する下地層と、この下地層に重ねて形成され、媒体面に対して垂直方向に磁気異方性を有する記録層と、を有する記録媒体に記録を行う垂直記録用の磁気ヘッドであって、前記記録媒体に対向する先端部を有し、記録磁界を発生する主磁極と、前記主磁極のトレーリング側にライトギャップを置いて対向し、前記主磁極からの磁束を還流させて前記主磁極とともに磁気回路を形成するリターン磁極と、を有する第1磁気コアと、前記主磁極およびリターン磁極が形成する磁気回路に磁束を励起する第1コイルと、前記第1磁気コアのリターン磁極を一部に含み物理的に閉じた閉磁路を形成する第2磁気コアと、前記第2磁気コアに巻きつくように配置され、前記第2磁気コアが形成する閉磁路に磁束を励起する第2コイルと、を備えている。
この発明の他の態様に係るディスク装置は、軟磁気特性を有する下地層と、この下地層に重ねて形成され、媒体面に対して垂直方向に磁気異方性を有する記録層と、を有する記録媒体と、前記記録媒体を回転する駆動部と、前記記録媒体の表面と対向する対向面を有するスライダ、および前記スライダに設けられ前記記録媒体に対し情報処理を行うヘッド部と、を有する磁気ヘッドと、を備えている。前記ヘッド部は、前記記録媒体に対向する先端部を有し、記録磁界を発生する主磁極と、前記主磁極のトレーリング側にライトギャップを置いて対向し、前記主磁極からの磁束を還流させて前記主磁極とともに磁気回路を形成するリターン磁極と、を有する第1磁気コアと、前記主磁極およびリターン磁極が形成する磁気回路に磁束を励起する第1コイルと、前記主磁極のトラック幅方向の両側に、前記主磁極から磁気的に離間して設けられ、前記リターン磁極と一体に形成されたサイドシールドと、前記サイドシールドを一部に含み物理的に閉じた閉磁路を形成する第2磁気コアと、前記第2磁気コアに巻きつくように配置され、前記第2磁気コアが形成する閉磁路に磁束を励起する第2コイルと、を備えている。
上記構成によれば、リターン磁極直下の記録層位置に戻り磁界が発生せず、離間したトラック位置での既記録情報劣化や消去を抑制することが可能な磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置を提供することができる。
図1は、この発明の第1の実施形態に係るHDDを示す斜視図。 図2は、前記HDDにおける磁気ヘッドおよびサスペンションを示す側面図。 図3は、前記磁気ヘッドのヘッド部を拡大して示す断面図。 図4は、前記磁気ヘッドの記録ヘッドを模式的に示す分解斜視図。 図5は、前記磁気ヘッドの記録ヘッドを模式的に示す斜視図。 図6は、前記記録ヘッドの磁気ディスク側の端部を主磁極側から見た正面図。 図7は、前記記録ヘッド部分をスライダのABS面側から見た平面図。 図8は、前記HDDにおける磁気ヘッドの制御部を示すブロック図。 図9は、複数の供給電流に対するトラックピッチとエラーレートとの関係を示す図。 図10は、供給電流と実現可能な最小トラックピッチとの関係を示す図。 図11は、第1の実施形態に係る磁気ヘッドと比較例に係る磁気ヘッドとについて、主磁極直下における磁束のトラック幅方向の分布を比較して示す図。 図12は、エラーレートの測定手法を模式的に示す図。 図13は、第1の実施形態に係る磁気ヘッドと比較例に係る磁気ヘッドとについて、トラック幅方向のヘッド位置とエラーレートとの関係を示す図。 図14は、第2の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドの記録ヘッド56を模式的に示す分解斜視図。 図15は、第2の実施形態に係る磁気ヘッドの記録ヘッドを拡大して示す断面図。 図16は、前記第2の実施形態に係る磁気ヘッドの記録ヘッドをABS面側から見た平面図。
以下図面を参照しながら、ディスク装置をハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)に適用した第1の実施形態について詳細に説明する。
図1は、HDDのトップカバーを取り外して内部構造を示し、図2は、浮上状態の磁気ヘッドを示している。図1に示すように、HDDは筐体10を備えている。この筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース11と、図示しない矩形板状のトップカバーとを備えている。トップカバーは、複数のねじによりベースにねじ止めされ、ベースの上端開口を閉塞している。これにより、筐体10内部は気密に保持され、呼吸フィルター26を通してのみ、外部と通気可能となっている。ベース11およびトップカバーは例えばアルミ、鉄、ステンレス、冷間圧延炭素鋼鈑等の金属材料によって形成されている。
ベース11上には、記録媒体としての磁気ディスク12および機構部が設けられている。機構部は、磁気ディスク12を支持および回転させるスピンドルモータ13、磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行なう複数、例えば、2つの磁気ヘッド33、これらの磁気ヘッド33を磁気ディスク12の表面に対して移動自在に支持したヘッドアクチュエータ14、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)15を備えている。また、ベース11上には、磁気ヘッド33が磁気ディスク12の最外周に移動した際、磁気ヘッド33を磁気ディスク12から離間した位置に保持するランプロード機構18、HDDに衝撃等が作用した際、ヘッドアクチュエータ14を退避位置に保持するイナーシャラッチ機構20、およびプリアンプ、ヘッドIC等の電子部品が実装された基板ユニット17が設けられている。
ベース11の外面には、制御部を構成する制御回路基板25がねじ止めされ、ベース11の底壁と対向して位置している。制御回路基板25は、基板ユニット17を介してスピンドルモータ13、VCM15、および磁気ヘッド33の動作を制御する
図1および図2に示すように、磁気ディスク12は、垂直2層膜媒体として構成されている。磁気ディスク12は、例えば、直径約2.5インチの円板状に形成され非磁性体からなる基板16を有している。基板16の各表面には、ソフト・マグネティク・アンダーレーヤーと呼ばれる下地層としての軟磁性層23と、その上層部に、ディスク面に対して垂直方向に磁気異方性を有する垂直磁気記録層22とが順次積層され、さらにその上に保護膜が形成されている。
図1に示すように、磁気ディスク12は、スピンドルモータ13のハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにハブの上端にねじ止めされたクランプばね21によりクランプされ、ハブに固定されている。磁気ディスク12は、駆動モータとしてのスピンドルモータ13により所定の速度で矢印B方向に回転駆動される。
ヘッドアクチュエータ14は、ベース11の底壁上に固定された軸受部24と、軸受部から延出した複数のアーム27と、を備えている。これらのアーム27は、磁気ディスク12の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置しているとともに、軸受部24から同一の方向へ延出している。ヘッドアクチュエータ14は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション30を備えている。サスペンション30は、板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム27の先端に固定され、アームから延出している。各サスペンション30は対応するアーム27と一体に形成されていてもよい。各サスペンション30の延出端に磁気ヘッド33が支持されている。アーム27およびサスペンション30によりヘッドサスペンションを構成し、このヘッドサスペンションと磁気ヘッド33とによりヘッドサスペンションアッセンブリを構成している。
図2に示すように、各磁気ヘッド33は、ほぼ直方体形状のスライダ42とこのスライダの流出端(トレーリング端)に設けられた記録再生用のヘッド部44とを有している。磁気ヘッド33は、サスペンション30の先端部に設けられたジンバルばね41に固定されている。各磁気ヘッド33は、サスペンション30の弾性により、磁気ディスク12の表面に向かうヘッド荷重Lが印加されている。2本のアーム27は所定の間隔を置いて互いに平行に位置し、これらのアームに取り付けられたサスペンション30および磁気ヘッド33は、磁気ディスク12を間に挟んで互いに向かい合っている。
各磁気ヘッド33は、サスペンション30およびアーム27上に固定された中継フレキシブルプリント回路基板(以下、中継FPCと称する)35を介して後述するメインFPC38に電気的に接続されている。
図1に示すように、基板ユニット17は、フレキシブルプリント回路基板により形成されたFPC本体36と、このFPC本体から延出したメインFPC38とを有している。FPC本体36は、ベース11の底面上に固定されている。FPC本体36上には、プリアンプ、ヘッドIC37を含む電子部品が実装されている。メインFPC38の延出端は、ヘッドアクチュエータ14に接続され、各中継FPC35を介して磁気ヘッド33に接続されている。
VCM15は、軸受部24からアーム27と反対方向に延出した図示しない支持フレーム、および支持フレームに支持されたボイスコイルを有している。ヘッドアクチュエータ14をベース11に組み込んだ状態において、ボイスコイルは、ベース11上に固定された一対のヨーク34間に位置し、これらのヨークおよびヨークに固定された磁石とともにVCM15を構成している。
磁気ディスク12が回転した状態でVCM15のボイスコイルに通電することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は磁気ディスク12の所望のトラック上に移動および位置決めされる。この際、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の径方向に沿って、磁気ディスクの内周縁部と外周縁部との間を移動される。
次に、磁気ヘッド33の構成について詳細に説明する。図3は、磁気ヘッド33のヘッド部44を拡大して示す断面図である。
図2および図3に示すように、磁気ヘッド33は浮上型のヘッドとして構成され、ほぼ直方体状に形成されたスライダ42と、スライダの流出端(トレーリング)側の端部に形成されたヘッド部44とを有している。スライダ42は、例えば、アルミナとチタンカーバイドの焼結体(アルチック)で形成され、ヘッド部44は薄膜により形成されている。
スライダ42は、磁気ディスク12の表面に対向する矩形状のディスク対向面(空気支持面(ABS面))43を有している。スライダ42は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とディスク対向面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。空気流Cの方向は、磁気ディスク12の回転方向Bと一致している。スライダ42は、磁気ディスク12表面に対し、ディスク対向面43の長手方向が空気流Cの方向とほぼ一致するように配置されている。
スライダ42は、空気流Cの流入側に位置するリーディング端42aおよび空気流Cの流出側に位置するトレーリング端42bを有している。スライダ42のディスク対向面43には、図示しないリーディングステップ、トレーリングステップ、サイドステップ、負圧キャビティ等が形成されている。
図3に示すように、ヘッド部44は、スライダ42のトレーリング端42bに薄膜プロセスで形成された再生ヘッド54および記録ヘッド56を有し、分離型磁気ヘッドとして形成されている。
再生ヘッド54は、磁気抵抗効果を示す磁性膜63と、この磁性膜のトレーリング側およびリーディング側に磁性膜63を挟むように配置されたシールド膜62a、62bと、で構成されている。これら磁性膜63、シールド膜62a、62bの下端は、スライダ42のディスク対向面43に露出している。
記録ヘッド56は、再生ヘッド54に対して、スライダ42のトレーリング端42b側に設けられている。図4は、記録ヘッド56を模式的に示す分解斜視図、図5は、記録ヘッド56および磁気ディスク12を模式的に示す斜視図、図6は、記録ヘッドの磁気ディスク側の端部を主磁極側から見た正面図、図7は、記録ヘッド部分をスライダ42のABS面43側から見た配置図である。
図3ないし図5に示すように、記録ヘッド56は、第1磁気コア56aおよび第2磁気コア56bを有している。第1磁気コア56aは、磁気ディスク12の表面に対して垂直方向の記録磁界を発生させる高透磁率材料からなる主磁極66と、主磁極66のトレーリング側に配置され、主磁極直下の軟磁性層23を介して効率的に磁路を閉じるために設けられたリターン磁極(ライトシールド電極)68と、主磁極66の上部とリターン磁極68の上部とを接合した接合部67と、磁気ディスク12に信号を書き込む際、主磁極66に磁束を流すために主磁極66およびリターン磁極68を含む磁気磁路に巻きつくように配置された記録コイル(第1コイル)71と、を有している。
図3ないし図6に示すように、主磁極66は、磁気ディスク12の表面に対してほぼ垂直に延びている。主磁極66の磁気ディスク12側の先端部66aは、ディスク面に向かって先細に絞り込まれている。図7に示すように、主磁極66の先端部66aは、例えば、断面が台形状に形成され、トレーリング端側に位置した所定幅のトレーリング側端面67a、トレーリング端面と対向しているとともにトレーリング側端面よりも幅の狭いリーディング側端面67b、および両側面67cを有している。主磁極66の先端面は、スライダ42のディスク対向面43に露出している。トレーリング側端面67aの幅は、磁気ディスク12におけるトラックの幅にほぼ対応している。
図3ないし図7に示すように、リターン磁極68は、ほぼL字形状に形成され、その先端部68aは、細長い矩形状に形成されている。リターン磁極68の先端面は、スライダ42のディスク対向面43に露出している。先端部68aのリーディング側端面68bは、磁気ディスク12のトラックの幅方向に沿って延びている。このリーディング側端面68bは、主磁極66のトレーリング側端面67aとライトギャップWGを置いて平行に対向している。
図4ないし図7に示すように、記録ヘッド56は、主磁極66のライトギャップGWの長さ方向両側に、すなわち、トラックの幅方向両側に、主磁極66とABS面43上では磁気的に分断して設けられた一対のサイドシールド70を備えている。本実施形態において、各サイドシールド70は、高透磁率材料により、リターン磁極68の先端部68aと一体に形成され、先端部68aのリーディング側端面68bからスライダ42のリーディング端側に向かって突出している。各サイドシールド70は、リターン磁極68のリーディング側端面68bから延出し、主磁極66のリーディング側端面67bと同一レベルの位置まで延びている。
図3ないし図6に示すように、記録ヘッド56の第2磁気コア56bは、主磁極66のリーディング側に設けられた高透磁率材料からなる第1磁極72と、第1磁極のリーディング側に設けられた高透磁率材料からなる第2磁極74と、を有している。第1磁極72は、その先端部、つまり、磁気ディスク側の端部に、二股状に形成された一対の第1ヨーク部76を有し、これらの第1ヨーク部76は、リターン磁極68に接続され、本実施形態では、一対のサイドシールド70に接続されている。第2磁極74は、その先端部、つまり、磁気ディスク側の端部に、二股状に形成された一対の第2ヨーク部78を有し、これらの第2ヨーク部78は、リターン磁極68、ここでは、一対のサイドシールド70に接続されている。
第1磁極72の上端部および第2磁極74の上端部は、高透磁率材料からなる接合部77により互いに連結されている。これにより、第2磁気コア56bは、リターン磁極68を一部に含み物理的に閉じた閉磁路を形成する。第2磁気コア56bが形成する閉磁路に磁束を励起する第2コイル80が、第2磁気コア56bに巻きつくように配置されている。第2コイル80は、記録コイル71と直列に接続されてもよく、あるいは、別々に電流供給制御してもよい。後述するように、記録コイル71および第2コイル80に供給する電流は、HDDの制御部によって制御される。
図3に示すように、再生ヘッド54および記録ヘッド56は、スライダ42のディスク対向面43に露出する部分を除いて、保護絶縁膜82により覆われている。保護絶縁膜82は、ヘッド部44の外形を構成している。
以上のように構成されたHDDによれば、VCM15を駆動することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の所望のトラック上に移動され、位置決めされる。また、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とディスク対向面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。HDDの動作時、スライダ42のディスク対向面43はディスク表面に対し隙間を保って対向している。図2に示すように、磁気ヘッド33は、ヘッド部44の記録ヘッド56部分が最も磁気ディスク12表面に接近した傾斜姿勢をとって浮上する。この状態で、磁気ディスク12に対して、再生ヘッド54により記録情報の読み出しを行うとともに、記録ヘッド56により情報の書き込みを行う。
情報の書き込みにおいては、記録コイル71により主磁極66を励磁し、この主磁極から直下の磁気ディスク12の記録層22に垂直方向の記録磁界を印加することにより、所望のトラック幅にて情報を記録する。同時に、図6に矢印で示すように、第2コイル80に電流を流して第2磁気コア56bを励起し、サイドシールド70を含む閉磁路に所望の磁界流す。
この際、主磁極66の両側にサイドシールド70を設けることにより、書き込みトラックへの書き込み信号品質を低下させることなく、主磁極66の先端部66aから隣接トラックへの磁束漏れを抑制することができる。また、サイドシールド70を含む閉磁路を形成する第2磁気コア56bに所望の磁界流すことにより、サイドシールド70へ戻り磁界が集中することを防止することができる。すなわち、図6に示すように、主磁極66から記録層22に印加された磁界は、サイドシールド70を含む閉磁路を流れる磁界によりサイドシールド70方向への集中的な戻りが抑制され、下地層23を面方向に伝播した後、徐々にリターン磁極に戻るようになる。
このことから、記録トラックから離間した隣接トラック位置での既記録情報劣化や消去を抑制することがでいる。したがって、書込みトラック上での記録能力を確保したまま、隣接トラックの消去を防止することができ、磁気ディスク12の記録層を高トラック密度化し、HDDの記録密度の向上を図ることが可能となる。
図8は、磁気ヘッドの記録コイル71および第2コイル80に流す電流を制御する制御部を示すブロック図である。例えば、HDDの制御回路基板25に設けられた制御部83は、記録コイル71に流す電流Iw1を設定する第1電流制御部84、第2コイル80に流す電流Iw2を設定する第2電流制御部85、ヘッド位置制御部86、エラーレート測定部87、データ保存部88、およびデータ演算部90を備えている。
電流Iw1およびIw2を設定する場合、まず、電流Iw2を電流制御部85で設定した後、ヘッド位置制御部53で決定されたあるトラック位置で、電流制御部84により電流Iw1を種々変化させてランダム信号を磁気ディスクに記録する。その後、記録したデータを磁気ヘッド読み取り、エラーレート測定部87でエラーレートを測定する。また、初期の記録トラック位置からあるトラックピッチ離れた位置で磁気ディスクに1万回情報記録を行った後、初期のトラック位置で再度エラーレートを測定し、これをデータ保存部88に保存する。次いで、トラックピッチを変化させながら、上記と同様の工程によりエラーレートを測定し、データ保存部88に保存する。
更に、電流Iw1、Iw2をそれぞれ変化させながら、上記と同様の工程でトラックピッチおよびエラーレートを測定し、データ保存部88に保存する。そして、取得されたデータに基づき、データ演算部90により、エラーレートが低くなる実現可能な最小トラックピッチが得られる電流値を計算する。これにより、第2コイル80に流す最適電流Iw2が決定される。
は、電流Iw2およびトラックピッチを変化させた場合のエラーレートの変動を示している。この図から、電流Iw2の値により、エラーレートとトラックピッチとの関係が変化することが分かる。すなわち、各電流(Iw2−1、Iw2−2、Iw2−3)におけるエラーレートとトラックピッチの変化において、所望のエラーレートが達成できる最小トラックピッチをその電流Iw2で実現できるトラックピッチとする。図の場合、電流Iw2−1で実現できる最小トラックピッチはTp1、電流Iw2−2で実現できる最小トラックピッチはTp2、電流Iw2−3で実現できる最小トラックピッチはTp3となる。
次に、これらの結果を電流Iw2と実現トラックピッチの関係は、図10に示すようになる。電流制御部85によって、実現トラックピッチが最小になるIw2設定値を定めることにより、本実施形態の磁気ヘッドでは、トラックピッチをTp1からTp3まで減少させることが可能となり、高トラック密度化を実現できる。
なお、記録コイル71と第2コイル80を直列に接続する場合は、各コイルの巻き数をそれぞれ適宜に設定することにより、共通の電流Iwにより、第1磁気コア56aおよび第2磁気コア56bに生じる磁界を制御することが可能である。
本発明者は、本実施形態に係る磁気ヘッド33と、比較例に係る磁気ヘッドとを用意し、これらの磁気ヘッドを用いて記録再生を行った場合の、信号誤り率(ビットエラーレート)を比較した。比較例は、第2磁気コアを持たない垂直磁気記録用の磁気ヘッドであり、主磁極、リターン磁極、サイドシールドを有している。
図11は、本実施形態に係る磁気ヘッド33と比較例に係る磁気ヘッドのそれぞれについて、記録ヘッドのトラックセンターを0位置とした場合の、主磁極直下および近傍から発生する磁界のトラック幅方向の分布を示している。この図から、比較例に係る磁気ヘッドでは、サイドシールド70の主磁極側端部近傍で、主磁極66中央部とは逆極性の磁界が発生していることがわかる。本実施形態に係る磁気ヘッド33においては、主磁極66中央部と同極性の磁界の裾もなく、かつ、逆極性の磁界も発生していないことがわかる。
図12(a)、12(b)、12(c)は、本実施形態に係る磁気ヘッド33と比較例に係る磁気ヘッドのそれぞれについて、エラーレートの測定手法を示す図、および図13は、エラーレートのトラックプロファイルを測定し比較した図である。エラーレートの測定においては、図12(a)に示すように、1トラックピッチずつずらしてランダムデータを記録し、再生する。次に、図12(b)のように、トラックセンターに1万回、ランダムデータを記録する。その後、図12(c)のように、1トラックピッチずつずらしてエラーレートの測定を行う。その結果、図13に示すように、比較例に係る磁気ヘッドにおいては、記録ヘッドをトラックセンターにおいた場合のサイドシールドの主磁極側端部近傍で、エラーレートが劣化していることが分かる。本実施形態に係る磁気ヘッドを用いた場合には、サイドシールド直下でのエラーレート劣化はみられない。このように、本実施形態の記録ヘッドでは、既記録情報を長く正確に保存することが可能となる。
以上のように、本実施形態に係る磁気ヘッドおよびこれを備えたHDDによれば、リターン磁極直下の記録層位置に戻り磁界が発生せず、離間したトラック位置での既記録情報劣化や消去を抑制することができる。書込みトラック上での記録能力を確保したまま、隣接トラックの消去を防止することができ、磁気ディスクの記録層を高トラック密度化し、記録密度の向上を図ることが可能な磁気ヘッド、およびこれを備えたディスク装置を提供することができる。
次に、この発明の第2の実施形態に係るHDDの磁気ヘッドについて説明する。
第2の実施形態に係る磁気ヘッドでは、主に、サイドシールドの構成、および第2磁気コアの構成が第1の実施形態と相違し、他の構成は、第1の実施形態に係る磁気ヘッドと同一である。第1の実施形態と同一の部分には、第1の実施形態と同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図14は、第2の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドの記録ヘッド56を模式的に示す分解斜視図、図15は、記録ヘッドを模式的に示す側面図、図16は、記録ヘッドをABS面側から見た平面図である。
第2の実施形態によれば、記録ヘッド56の第1磁気コア56aは、主磁極66およびリターン磁極68を有している。主磁極66の先端部66aのトラック幅方向両側に設けられた一対のサイドシールド70は、リターン磁極68と一体に形成され、リターン磁極68のリーディング側端面68bから突出している。一対のサイドシールド70は、主磁極66とABS面上では磁気的に分断されている。各サイドシールド70のリーディング側端部は、主磁極66の先端部66aのリーディング側端面67bを越えて、リーディング側に突出しているとともに、その延出端は連結部92により互いに連結されている。この連結部92は、主磁極66の先端部66aのリーディング側端面67bと所定の隙間を置いて対向している。
記録ヘッド56の第2磁気コア56bは、主磁極66のリーディング側に設けられた高透磁率材料からなる第1磁極72と、第1磁極のリーディング側に設けられた高透磁率材料からなる第2磁極74と、を有している。第1磁極72は、その先端部、つまり、磁気ディスク側の端部に一体の第1ヨーク部76を有し、この第1ヨーク部76は、サイドシールド70の連結部92に接続されている。第2磁極74は、その先端部に一体に形成された第2ヨーク部78を有し、この第2ヨーク部78は、サイドシールド70の連結部92に接続されている。
第1磁極72の上端部および第2磁極74の上端部は、高透磁率材料からなる接合部77により互いに連結されている。これにより、第2磁気コア56bは、サイドシールド70を一部に含み物理的に閉じた閉磁路を形成する。第2磁気コア56bが形成する閉磁路に磁束を励起する第2コイル80が、第2磁気コア56bに巻きつくように配置されている。第2コイル80は、記録コイル71と直列に接続されてもよく、あるいは、別々に電流供給制御してもよい。第1の実施形態と同様に、記録コイル71および第2コイル80に供給する電流は、HDDの制御部によって制御される。
上記のように構成された第2の実施形態に係る磁気ヘッドおよびHDDによれば、情報の書き込み時、記録コイル71により主磁極66を励磁し、この主磁極から直下の磁気ディスク12の記録層22に垂直方向の記録磁界を印加することにより、所望のトラック幅にて情報を記録する。同時に、第2コイル80に電流を流して第2磁気コア56bを励起し、サイドシールド70を含む閉磁路に所望の磁界流す。
この際、主磁極66の両側にサイドシールド70を設けることにより、書き込みトラックへの書き込み信号品質を低下させることなく、主磁極66の先端部66aから隣接トラックへの磁束漏れを抑制することができる。また、サイドシールド70は、主磁極66のリーディング側に位置する連結部92を有しているため、主磁極66から隣接トラックへの磁束漏れを一層抑制することができる。サイドシールド70を含む閉磁路を形成する第2磁気コア56bに所望の磁界流すことにより、サイドシールド70へ戻り磁界が集中することを防止することができる。すなわち、主磁極66から記録層22に印加された磁界は、サイドシールド70を含む閉磁路を流れる磁界によりサイドシールド70方向への集中的な戻りが抑制され、下地層23を面方向に伝播した後、徐々にリターン磁極に戻るようになる。
このことから、記録トラックから離間した隣接トラック位置での既記録情報劣化や消去を抑制することがでいる。したがって、書込みトラック上での記録能力を確保したまま、隣接トラックの消去を防止することができ、磁気ディスクの記録層を高トラック密度化し、HDDの記録密度の向上を図ることが可能となる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、ヘッド部を構成する要素の材料、形状、大きさ等は、必要に応じて変更可能である。また、磁気ディスク装置において、磁気ディスクおよび磁気ヘッドの数は、必要に応じて増加可能であり、磁気ディスクのサイズも種々選択可能である。
10…筺体、11…ベース、12…磁気ディスク、13…スピンドルモータ、
14…ヘッドアクチュエータ、25…制御回路基板、42…スライダ、
43…ディスク対向面、44…ヘッド部、54…再生ヘッド、56…記録ヘッド、
56a…第1磁気コア、56b…第2磁気コア、66…主磁極、66a…先端部、
68…リターン磁極、70…サイドシールド、71…記録コイル、72…第1磁極、
74…第2磁極、76…第1ヨーク部、78…第2ヨーク部、80…コイル、
82…制御部、84、85…電流制御部、90…データ演算部

Claims (9)

  1. 軟磁気特性を有する下地層と、この下地層に重ねて形成され、媒体面に対して垂直方向に磁気異方性を有する記録層と、を有する記録媒体に記録を行う垂直記録用の磁気ヘッドであって、
    前記記録媒体に対向する先端部を有し、記録磁界を発生する主磁極と、前記主磁極のトレーリング側にライトギャップを置いて対向し、前記主磁極からの磁束を還流させて前記主磁極とともに磁気回路を形成するリターン磁極と、を有する第1磁気コアと、
    前記主磁極およびリターン磁極が形成する磁気回路に磁束を励起する第1コイルと、
    前記主磁極のトラック幅方向の両側に、前記主磁極から磁気的に離間して設けられ、前記リターン磁極と一体に形成されたサイドシールドと、
    前記サイドシールドを一部に含み物理的に閉じた閉磁路を形成する第2磁気コアと、
    前記第2磁気コアに巻きつくように配置され、前記第2磁気コアが形成する閉磁路に磁束を励起する第2コイルと、
    を備える磁気ヘッド。
  2. 前記第2磁気コアは、前記サイドシールドに接続された第1ヨーク部を有し前記主磁極のリーディング側に設けられた第1磁極と、前記サイドシールドに接続された第2ヨーク部を有し前記第1磁極のリーディング側に設けられた第2磁極と、前記第1磁極および第2磁極を接合した接合部と、を備えている請求項に記載の磁気ヘッド。
  3. 前記サイドシールドは、前記主磁極を越えてリーディング側に延出している請求項2に記載の磁気ヘッド。
  4. 前記サイドシールドは、前記主磁極のリーディング側で互いに連結されている請求項3に記載の磁気ヘッド。
  5. 前記第1磁極の第1ヨーク部、および前記第2磁極の第2ヨーク部は、前記サイドシールドの連結部に接続されている請求項4に記載の磁気ヘッド。
  6. 軟磁気特性を有する下地層と、この下地層に重ねて形成され、媒体面に対して垂直方向に磁気異方性を有する記録層と、を有する記録媒体と、
    前記記録媒体を回転する駆動部と、
    前記記録媒体の表面と対向する対向面を有するスライダ、および前記スライダに設けられ前記記録媒体に対し情報処理を行うヘッド部と、を有する磁気ヘッドと、
    を備え、
    前記ヘッド部は、
    前記記録媒体に対向する先端部を有し、記録磁界を発生する主磁極と、前記主磁極のトレーリング側にライトギャップを置いて対向し、前記主磁極からの磁束を還流させて前記主磁極とともに磁気回路を形成するリターン磁極と、を有する第1磁気コアと、
    前記主磁極およびリターン磁極が形成する磁気回路に磁束を励起する第1コイルと、
    前記主磁極のトラック幅方向の両側に、前記主磁極から磁気的に離間して設けられ、前記リターン磁極と一体に形成されたサイドシールドと、
    前記サイドシールドを一部に含み物理的に閉じた閉磁路を形成する第2磁気コアと、
    前記第2磁気コアに巻きつくように配置され、前記第2磁気コアが形成する閉磁路に磁束を励起する第2コイルと、
    を備えているディスク装置。
  7. 前記第2磁気コアは、前記サイドシールドに接続された第1ヨーク部を有し前記主磁極のリーディング側に設けられた第1磁極と、前記サイドシールドに接続された第2ヨーク部を有し前記第1磁極のリーディング側に設けられた第2磁極と、前記第1磁極および第2磁極を接合した接合部と、を備えている請求項に記載のディスク装置。
  8. 前記第2コイルへの供給電流およびエラーレートに基づいて、実現可能な最小トラックピッチを得るための前記第2コイルに供給する電流値を制御するヘッド制御部を備えている請求項7に記載のディスク装置。
  9. 前記ヘッド制御部は、前記第1コイルに供給する電流を制御する第1電流制御部と、前記第2コイルに供給する電流を制御する第2電流制御部と、エラーレートを測定するエラーレート測定部と、前記第1電流制御部および第2電流制御部からの供給電流とエラーレート測定部により測定されたエラーレートとに基づいて、エラーレートが低くなる実現可能な最小トラックピッチが得られる電流値を算出するデータ演算部と、を備えている請求項8に記載のディスク装置。
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