JP2015082335A - 磁気記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置 - Google Patents

磁気記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】隣接トラックの信号消去を抑制し、高記録密度化を可能とする磁気記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、ディスク装置の記録ヘッド58は、記録媒体の記録層103に対向する媒体対向面43と、記録媒体の記録層に対して垂直方向の記録磁界を発生する主磁極60と、主磁極のリーディング側に設けられ、記録媒体の記録層を加熱する近接場光を発生する近接場光発生素子65と、近接場光発生素子に近接場光発生用の光を伝播する導波路66と、を備えている。主磁極は、近接場光発生素子に対向する端面60bを有し、この端面は、媒体対向面に垂直な方向に対し、媒体対向面から離れるに従って近接場光発生素子側へ傾斜して延び、近接場光発生素子は、端面に対向している。【選択図】図5

Description

ここで述べる実施形態は、熱アシスト記録方式を採用した磁気記録ヘッド、およびこれを備えたディスク装置に関する。
ディスク装置として、例えば、磁気ディスク装置は、ケース内に配設された記録媒体としての磁気ディスクと、磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータと、磁気ディスクに対して情報のリード/ライトを行う磁気ヘッドと、を備えている。磁気ヘッドは、ライト用の記録ヘッドとリード用の再生ヘッドとを含んでいる。
近年、磁気ディスク装置の高記録密度化、大容量化あるいは小型化を図るため、垂直磁気記録および熱アシスト磁気記録方式の磁気ヘッドが提案されている。この磁気ヘッドは、記録媒体の記録層に向かって近接場光を発生する近接場光発生素子と、近接場光発生用の光を伝播させるための導波路と、を備えている。この磁気ヘッドによれば、情報の書き込み時、近接場光発生素子の先端から発生する近接場光によって垂直磁気異方性を有する媒体記録層を局所的に加熱することで、記録層部分の保磁力が十分に低下し、高記録密度化が可能となる。
特開2009−146097号公報
近接場光強度の観点から、近接場光発生素子と主磁極は数十nm程度の距離を設けて配置される。なぜなら、近接場光発生素子に集まる電荷と主磁極表面に集まる電荷が相互作用することにより、近接場光強度が低下し、記録層部分の保磁力を十分に下げることができないためである。しかし、近接場光発生素子の位置と主磁極の位置との距離が離れることにより、記録媒体の加熱領域での磁界強度が弱くなる。そのため、加熱温度を上げて、記録層部分の保磁力をより低下させる必要がある。光源のレーザーパワーを上げることにより、近接場光強度を増加させ、記録層の加熱温度を上げることができる。しかし、この場合、同時に、記録層の加熱領域が広がるため、トラック幅方向にも熱が広がってしまうことになる。その結果、隣接トラックの情報の劣化あるいは消去が起こり、ディスク装置の高密度化が困難となる。
この発明が解決しようとする課題は、隣接トラックの情報消去を抑制し、高記録密度化を可能とする磁気記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置を提供することにある。
実施形態によれば、磁気記録ヘッドは、記録媒体の記録層に対向する媒体対向面と、前記記録媒体の記録層に対して垂直方向の記録磁界を発生する主磁極と、前記主磁極のリーディング側に設けられ、前記記録媒体の記録層を加熱する近接場光を発生する近接場光発生素子と、前記近接場光発生素子に近接場光発生用の光を伝播する導波路と、を備え、
前記主磁極は、前記近接場光発生素子に対向する端面を有し、この端面は、前記媒体対向面に垂直な方向に対し、前記媒体対向面から離れるに従って前記近接場光発生素子側へ傾斜して延び、前記近接場光発生素子は、前記端面に対向している。
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(以下、HDD)を示す斜視図。 図2は、前記HDDにおける磁気ヘッドおよびサスペンションを示す側面図。 図3は、前記磁気ヘッドのヘッド部を拡大して示す断面図。 図4は、前記磁気ヘッドの記録ヘッドの主磁極およびライトシールドを模式的に示す斜視図。 図5は、前記記録ヘッドのABS側端部を拡大して示す断面図。 図6は、前記記録ヘッドのABS側端部をスライダのリーディング端側から見た側面図。 図7は、第1の実施形態に係る記録ヘッドと、比較例に係る記録ヘッドについて、磁界強度分布および記録層の保磁力との関係を比較して示す図。 図8は、第1の実施形態に係る記録ヘッドと、比較例に係る記録ヘッドについて、フリンジ(ビットエラーレート)を比較して示す図。 図9は、前記記録ヘッドの磁極端面の傾き角θを種々変更した場合の磁界強度分布を比較して示す図。 図10は、第1の実施形態に係る記録ヘッドの磁極端面の傾き角θと書き込みが可能となるレーザーパワーとの関係を示す図。 図11は、第1の実施形態に係る記録ヘッドにおける磁極端面の傾斜幅tと、主磁極から発生する磁界強度の分布との関係を示す図。 図12は、第2の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドのヘッド部を拡大して示す断面図。 図13は、前記記録ヘッドのABS側端部を拡大して示す断面図。 図14は、第2の実施形態に係る記録ヘッドと、比較例に係る記録ヘッドについて、磁界強度分布および記録層の保磁力との関係を比較して示す図。
以下図面を参照しながら、種々の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るHDDのトップカバーを取り外して内部構造を示し、図2は、浮上状態の磁気ヘッドを示している。図1に示すように、HDDは筐体10を備えている。この筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース10aと、図示しない矩形板状のトップカバーとを備えている。トップカバーは、複数のねじによりベース10aにねじ止めされ、ベース10aの上端開口を閉塞している。これにより、筐体10内部は気密に保持され、呼吸フィルター26を通してのみ、外部と通気可能となっている。
ベース10a上には、記録媒体としての磁気ディスク12および機構部が設けられている。機構部は、磁気ディスク12を支持および回転させるスピンドルモータ13、磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行なう複数、例えば、2つの磁気ヘッド33、これらの磁気ヘッド33を磁気ディスク12の表面に対して移動自在に支持したヘッドアクチュエータ14、ヘッドアクチュエータを回動および位置決めするボイスコイルモータ(以下VCMと称する)16を備えている。また、ベース10a上には、磁気ヘッド33が磁気ディスク12の最外周に移動した際、磁気ヘッド33を磁気ディスク12から離間した位置に保持するランプロード機構18、HDDに衝撃等が作用した際、ヘッドアクチュエータ14を退避位置に保持するラッチ機構20、およびコネクタ等の電子部品が実装された基板ユニット17が設けられている。
ベース10aの外面には、制御回路基板25がねじ止めされ、ベース10aの底壁と対向して位置している。制御回路基板25は、基板ユニット17を介してスピンドルモータ13、VCM16、および磁気ヘッド33の動作を制御する。
図1に示すように、磁気ディスク12は、スピンドルモータ13のハブに互いに同軸的に嵌合されているとともにハブの上端にねじ止めされたクランプばね15によりクランプされ、ハブに固定されている。磁気ディスク12は、駆動モータとしてのスピンドルモータ13により所定の速度で矢印B方向に回転される。
ヘッドアクチュエータ14は、ベース10aの底壁上に固定された軸受部21と、軸受部21から延出した複数のアーム27と、を備えている。これらのアーム27は、磁気ディスク12の表面と平行に、かつ、互いに所定の間隔を置いて位置しているとともに、軸受部21から同一の方向へ延出している。ヘッドアクチュエータ14は、弾性変形可能な細長い板状のサスペンション30を備えている。サスペンション30は、板ばねにより構成され、その基端がスポット溶接あるいは接着によりアーム27の先端に固定され、アーム27から延出している。各サスペンション30は対応するアーム27と一体に形成されていてもよい。各サスペンション30の延出端に磁気ヘッド33が支持されている。アーム27およびサスペンション30によりヘッドサスペンションを構成し、このヘッドサスペンションと磁気ヘッド33とによりヘッドサスペンションアッセンブリを構成している。
図2に示すように、各磁気ヘッド33は、ほぼ直方体形状のスライダ42とこのスライダの流出端(トレーリング端)に設けられた記録再生用のヘッド部44とを有している。磁気ヘッド33は、サスペンション30の先端部に設けられたジンバルばね41に固定されている。各磁気ヘッド33は、サスペンション30の弾性により、磁気ディスク12の表面に向かうヘッド荷重Lが印加されている。2本のアーム27は所定の間隔を置いて互いに平行に位置し、これらのアームに取り付けられたサスペンション30および磁気ヘッド33は、磁気ディスク12を間に挟んで互いに向かい合っている。
各磁気ヘッド33は、サスペンション30およびアーム27上に固定された中継フレキシブルプリント回路基板(以下、中継FPCと称する)35を介して後述するメインFPC38に電気的に接続されている。
図1に示すように、基板ユニット17は、フレキシブルプリント回路基板により形成されたFPC本体36と、このFPC本体から延出したメインFPC38とを有している。FPC本体36は、ベース10aの底面上に固定されている。FPC本体36上には、コネクタ37を含む電子部品が実装されている。メインFPC38の延出端は、ヘッドアクチュエータ14に接続され、各中継FPC35を介して磁気ヘッド33に接続されている。
VCM16は、軸受部21からアーム27と反対方向に延出した図示しない支持フレーム、および支持フレームに支持されたボイスコイルを有している。ヘッドアクチュエータ14をベース10aに組み込んだ状態において、ボイスコイルは、ベース10a上に固定された一対のヨーク34間に位置し、これらのヨーク34およびヨーク34に固定された磁石とともにVCM16を構成している。
磁気ディスク12が回転した状態でVCM16のボイスコイルに通電することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は磁気ディスク12の所望のトラック上に移動および位置決めされる。この際、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の径方向に沿って、磁気ディスクの内周縁部と外周縁部との間を移動される。
次に、磁気ディスク12および磁気ヘッド33の構成について詳細に説明する。図3は、磁気ヘッド33のヘッド部44および磁気ディスク12を拡大して示す断面図である。
図1ないし図3に示すように、磁気ディスク12は、例えば、直径約2.5インチ(6.35cm)の円板状に形成され非磁性体からなる基板101を有している。基板101の各表面には、ディスク面に対して垂直方向に大きな異方性をもつ垂直記録層103と、その垂直記録層103の配向性を向上させるために垂直記録層103の下層部に配置された結晶配向層102と、加熱領域の広がりを抑制するために結晶配向層102の下層部に配置されたヒートシンク層104と、垂直記録層103の上部に配置された保護膜105と、が設けられている。
図2および図3に示すように、磁気ヘッド33は浮上型のヘッドとして構成され、ほぼ直方体状に形成されたスライダ42と、スライダの流出端(トレーリング)側の端部に形成されたヘッド部44とを有している。スライダ42は、例えば、アルミナとチタンカーバイドの焼結体(アルチック)で形成され、ヘッド部44は薄膜を積層することにより形成されている。
スライダ42は、磁気ディスク12の表面に対向する矩形状の媒体対向面(空気支持面(ABS))43を有している。スライダ42は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面と媒体対向面43との間に生じる空気流Cにより浮上する。空気流Cの方向は、磁気ディスク12の回転方向Bと一致している。スライダ42は、磁気ディスク12表面に対し、媒体対向面43の長手方向が空気流Cの方向とほぼ一致するように配置されている。
スライダ42は、空気流Cの流入側に位置するリーディング端42aおよび空気流Cの流出側に位置するトレーリング端42bを有している。スライダ42の媒体対向面43には、図示しないリーディングステップ、トレーリングステップ、サイドステップ、負圧キャビティ等が形成されている。
図3に示すように、ヘッド部44は、スライダ42のトレーリング端42bに薄膜プロセスで形成された再生ヘッド54および記録ヘッド(磁気記録ヘッド)58を有し、分離型の磁気ヘッドとして形成されている。
再生ヘッド54は、磁気抵抗効果を示す磁性膜55と、この磁性膜55のトレーリング側およびリーディング側に磁性膜55を挟むように配置されたシールド膜56、57と、で構成されている。これら磁性膜55、シールド膜56、57の下端は、スライダ42のABS43に露出している。
記録ヘッド58は、再生ヘッド54に対して、スライダ42のトレーリング端42b側に設けられている。図4は、記録ヘッド58の主磁極およびトレーリングヨークを模式的に示す斜視図、図5は、記録ヘッド58のABS43側の先端部分を拡大して示すダウントラック方向に沿った断面図、図6は、記録ヘッドのABS側端部をスライダのリーディング端側から見た側面図である。
図3および図4に示すように、記録ヘッド58は、磁気ディスク12の表面に対して(記録層103に対して)垂直方向の記録磁界を発生させる高透磁率、高飽和磁束密度を有する軟磁性材料からなる主磁極60と、主磁極60のトレーリング側に配置および磁気的に接合され、主磁極60に磁束を流す軟磁性材料からなるトレーリングヨーク62と、主磁極60のリーディング側に配置され主磁極直下の磁路を効率的に閉じるために設けられた軟磁性材料からなるリターンシールド磁極64と、トレーリングヨーク62の上部(ABS43から離間する端部)をリターンシールド磁極64に物理的に接合する接合部67と、主磁極4に磁束を流すためにトレーリングヨーク62およびリターンシールド磁極64を含む磁路に巻きつくように配置された記録コイル70と、主磁極60のリーディング側に配置され、磁気ディスク12の記録層103を加熱する近接場光を発生させる近接場光発生素子65と、近接場光発生用の光を近接場光発生素子65に伝播する導波路66と、を備えている。主磁極60の先端面、トレーリングヨーク62の先端面、近接場光発生素子65の先端、およびリターンシールド磁極64の先端面は、スライダ42のABS43に露出し、面一に並んでいる。
記録コイル70に供給する電流は、HDDの制御回路基板(制御部)25によって制御される。磁気ディスク12に信号を書き込む際、電源から記録コイル70に所定の電流が供給され、主磁極60に磁束を流し磁界を発生させる。また、光源として、レーザーダイオード71から発生するレーザービームが導波路66に入力され、この導波路66を通して近接場光発生素子65へ供給される。
図3ないし図6に示すように、主磁極60は、ABS43に向かって先端部が絞り込まれた形状に形成されている。主磁極60は、ABS43に露出する先端面60aと、ABS43から上方に向かって、すなわち、ABSから離れる方向に向かって、延び、近接場光発生素子65に対向する磁極端面60bと、を有している。
磁極端面60bは、少なくとも一部が、ここでは、ABS43側の約半分が、ABS43に垂直な方向に対し、ABS43から離れるに従って近接場光発生素子65側へ角度θだけ傾斜して延びている。すなわち、磁極端面60bは、ABS43から高さ方向奥側(ABSから離れる方向)に向かうに従い、ABS43に垂直な方向に対してリーディング側に角度θだけ傾斜している。
近接場光発生素子(プラズモン・ジェネレータ、ニアフィールド・トランスデューサ)65は、同様に、傾斜して設けられ、磁極端面60bと隙間(ギャップ長)Sを置いて平行に対向して配置されている。すなわち、近接場光発生素子65は、ABS43に垂直な方向に対し、リーディング側に傾斜している。近接場光発生素子65のABS側の端は、ABS43と平行かつ面一に形成されている。これにより、近接場光発生素子65の少なくとも一部は、ここでは、ABS43側の端部は、ABS43に垂直な方向において、磁極端面60bと重なって位置している。
近接場光発生素子65は、Au、Pd、Pt、Rh、若しくはIr、若しくはこれらのうちのいくつかの組合せからなる合金で形成されていることが好ましい。主磁極60と近接場光発生素子65との間には絶縁層(保護絶縁層74)が介在し、この絶縁層は、SiO、Al等からなる酸化物であることが好ましい。
導波路66は、ABS43からスライダ42の上端、すなわち、サスペンション側の端まで延びている。導波路66のABS43側の端部(延出端部)は、近接場光発生素子65に沿って傾斜し、近接場光発生素子65と隙間を置いてほぼ平行に対向している。図6に示すように、導波路66の幅は、近接場光発生素子65の幅よりも広く、また、主磁極60の幅と同等か、それ以下に形成されている。導波路66と近接場光発生素子65との間には絶縁層(保護絶縁層74)が介在している。
リターンシールド磁極64は、ほぼL字形状に形成され、先端面がABS43に露出してABS43と面一に位置している。また、リターンシールド磁極64のトレーリング側端面は、所定の隙間を置いて導波路66の先端部に対向している。
図3および図5に示すように、再生ヘッド54および記録ヘッド58は、スライダ42のABS43に露出する部分を除いて、非磁性の保護絶縁膜74により覆われている。保護絶縁膜74は、ヘッド部44の外形を構成している。
以上のように構成されたHDDによれば、VCM16を駆動することにより、ヘッドアクチュエータ14が回動し、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の所望のトラック上に移動され、位置決めされる。また、磁気ヘッド33は、磁気ディスク12の回転によってディスク表面とABS43との間に生じる空気流Cにより浮上する。HDDの動作時、スライダ42のABS43はディスク表面に対し隙間を保って対向している。図2に示すように、磁気ヘッド33は、ヘッド部44の記録ヘッド58部分が最も磁気ディスク12表面に接近した傾斜姿勢をとって浮上する。この状態で、磁気ディスク12に対して、再生ヘッド54により記録情報の読み出しを行うとともに、記録ヘッド58により情報(信号)の書き込みを行う。
情報の書き込みにおいては、記録コイル70により主磁極60を励磁し、この主磁極60から直下の磁気ディスク12の記録層103に垂直方向の記録磁界を印加することにより、所望のトラック幅にて情報を記録する。また、レーザーダイオード71から導波路66を通して近接場光発生素子65にレーザービームを供給し、近接場光発生素子65から近接場光を発生する。近接場光発生素子65の先端から発生する近接場光によって磁気ディスク12の記録層103を局所的に加熱することで、記録層部分の保磁力を低下させる。この保磁力低下領域に、主磁極60からの記録磁界を印加し、信号を書き込む。このように、記録層103部分を局所的に加熱して保磁力を十分に低下した領域に信号を書き込むことにより、高密度記録が可能となる。
本実施形態によれば、近接場光発生素子65と対向する主磁極60の磁極端面60bを傾斜させることにより、近接場光によって加熱された記録層103上の加熱領域に印加されるヘッド磁界強度を増大させることが可能となる。そのため、記録のために必要な記録層の加熱温度を低減することができる。その結果、磁気ディスク12における加熱領域の広がりを抑えることができ、隣接トラックの情報消去を抑制することができる。従って、HDDの高密度化に有効となる。
図7は、第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドと、比較例に係る記録ヘッドについて、磁界強度分布および記録層の保磁力との関係を比較して示している。比較例に係る記録ヘッドでは、近接場光発生素子に対向する主磁極の磁極端面がABSに対して垂直に延びている。なお、本実施形態に係る磁気記録ヘッドにおいて、近接場光発生素子65と対向する磁極端面60bと膜成長面(ABSに垂直な方向)とのなす角度(傾き角)θは45°、近接場光発生素子65と主磁極60との間のABS43におけるギャップ長Sは35nmとした。
図7に、ABS43における近接場光発生素子65と主磁極60との位置関係を示している。近接場光発生素子65と対向する磁極端面60bは、図7の線方向位置0.5μmの位置に相当し、主磁極60と対向する近接場光発生素子65の側面は線方向位置0.535umの位置に相当する。
図7において、○のプロットで示される線は、第1の実施形態に係る磁気記録ヘッドにおいて、記録コイル70に流す電流を60mAとした場合の、主磁極60から発生する媒体垂直方向の磁界強度の分布を示している。●のプロットで示される線は、比較例に係る記録ヘッドにおいて、記録コイルに流す電流を60mAとした場合の、主磁極から発生する媒体垂直方向の磁界強度の分布を示している。
近接場光発生素子65から発生した近接場光により記録層103が加熱され、記録層の保磁力が低下する。図7において、点線の特性線は、レーザーダイオード71から供給するレーザービームのレーザーパワーを17mWとした場合の、記録層103の保磁力の変化を示している。実線の特性線は、レーザーパワーを22mW印加した場合の、記録層の保磁力の変化を示している。
熱アシスト磁気記録方式では、一旦加熱された後、冷却される際の媒体記録層の保磁力と主磁極から発生する媒体垂直方向の磁界強度との交点(図7の星印)で記録転移点が決まる。レーザーパワーを17mW印加した場合、本実施形態の記録ヘッドでは、媒体記録層の保磁力と主磁極60から発生する媒体垂直方向の磁界強度の交点があるため、記録層103への書き込みが可能となり、良好な信号品質が得られる。一方、比較例の記録ヘッドでは、媒体記録層の保磁力と主磁極から発生する媒体垂直方向の磁界強度の交点が存在せず、記録層への書き込みができない。比較例に係る記録ヘッドにおいて、記録ビットの境界が決まるためには(媒体記録層の保磁力と媒体垂直方向の磁界強度の交点を得るためには)、レーザーパワーを22mW印加する必要がある。すなわち、記録媒体の加熱温度を上げる必要がある。第1の実施形態においては、加熱領域におけるヘッド磁界強度を増大させることができるため、記録のために必要な加熱温度を比較例に比べて下げることができることが分かる。
図8は、第1の実施形態に係る記録ヘッドと比較例に係る記録ヘッドにおいて、隣接記録トラック位置を変化させながら、初期記録状態の消え残りのビット誤り率(ビット・エラー・レート)を測定した結果を示している。初期記録、隣接記録ともにランダムデータを使用した。また、隣接記録の回数は1000回で行った。
○のプロットで示される特性線は、本実施形態に係る記録ヘッドのビット・エラー・レートを示し、●で示される特性線は、比較例に係る記録ヘッドのビット・エラー・レートを示している。なお、レーザーパワーは、それぞれの記録ヘッドでオントラックのビット・エラー・レートが最大となるように調整しており、本実施形態に係る記録ヘッドに必要なレーザーパワーは17mW、比較例の記録ヘッドに必要なレーザーパワーは22mWであった。
本実施形態では、ドライブで許容できるbit Error Rateの下限値を10-5.5としている。この下限値を満たす隣接トラック位置から達成しうるTPIを算出すると、本実施形態の記録ヘッドでは530kTPIであるのに対し、比較例の記録ヘッドでは390kPTIと劣化している。すなわち、本実施形態の記録ヘッドを用いた場合、面密度を向上させることができる。なお、比較例の記録ヘッドを用いて、レーザーパワーを本実施形態と同じ17mAを印加した場合、記録媒体に対する信号書き込みができず、記録信号が得られなかった。
本実施形態によれば、図7で示したように、記録層の加熱領域におけるヘッド磁界強度を増大させることができるため、記録のために必要な加熱温度を低減することができる。その結果、磁気記録媒体における加熱領域の広がりを抑えることができ、隣接トラックの情報消去を抑えることができる。
本実施形態に係る磁気記録ヘッド58において、近接場光発生素子65と対向する磁極端面60bと膜成長面(ABSに垂直な方向)とのなす角度(傾き角)θは、0°<θ<90°で効果がある。(傾き角θの定義からθ=90°は、θ=0°の比較例の記録ヘッドと同じである。)
図9は、記録ヘッドの磁極端面の傾き角θを種々変更した場合の磁界強度分布を比較して示している。また、図9において、各特性線は、傾き角θを変えて記録コイル70に流す電流を60mAとした場合の、主磁極から発生する媒体垂直方向の磁界強度をプロットしたものである。●はθ=0°(比較例に係る記録ヘッド)、◆はθ=15°、■はθ=25°、×はθ=35°、○はθ=45°、△はθ=55°、□はθ=65°の磁界強度プロファイルである。図9から、傾き角θは0°<θ<90°で、記録層103の加熱領域におけるヘッド磁界強度を増大できることが分かる。
図10は、第1の実施形態に係る記録ヘッドの磁極端面の傾き角θと書き込みが可能となるレーザーパワーとの関係を示している。この図から、傾き角が0°<θ<90°の範囲で記録層への書き込みが可能となるレーザーパワーが、比較例の記録ヘッド(θ=0°)よりも低減していることが分かる。なお、第1の実施形態では、θ=45°が最もレーザーパワーを低減できる。
図5に示したように、ABS43における、主磁極60と近接場光発生素子65との間のギャップ長Sに対して、ABS43側近傍における、主磁極60の磁極端面60bのトレーリング側端とリーディング側端との距離(傾斜幅)tは、S<tとなることが好ましい。すなわち、ABS43に垂直な方向において、近接場光発生素子65と磁極端面60bとが重なって配置されていること、また、近接場光発生素子65の少なくとも一部が、ABS43と磁極端面60bとの間に入り込んでいることが好ましい。
図11は、第1の実施形態に係る記録ヘッドにおける磁極端面60bの傾斜幅tと、主磁極60から発生する磁界強度の分布との関係を示している。図11において、ギャップ長Sを35nm、傾き角θを65°、記録コイル70に流す電流を60mAとし、傾斜幅tを変えた場合の、主磁極60から発生する媒体垂直方向の磁界強度をプロットしたものである。○はt=20nm、△はt=45nmの磁界強度プロファイルである。同じ傾き角θ=65°でも、S<tとなるt=45nmの方が、加熱領域におけるヘッド磁界強度を増大させることができる。
記録層103への書き込みが可能となるレーザーパワーは、t=45nmで14mW、t=20nmで19mWとなる。同じ傾き角θでも、S<tとなる条件の方が、よりレーザーパワーを低減することができることが分かる。
以上のように構成されたHDDによれば、加熱領域におけるヘッド磁界強度を増大させることが可能となるため、記録のために必要な加熱温度を低減することができる。その結果、磁気記録媒体における加熱領域の広がりを抑えることができ、隣接トラックの情報消去を抑えることができる。これにより、隣接トラックの信号消去を抑制し、高記録密度化を可能とする磁気記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置が得られる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るHDDおよび磁気ヘッドについて説明する。なお、以下に述べる第2の実施形態において、前述した第1の実施形態と同一の部分には、第1の実施形態と同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図12は、第2の実施形態に係るHDDにおける磁気ヘッドのヘッド部を拡大して示す断面図、図13は、記録ヘッドのABS側端部を拡大して示す断面図である。
図12および図13に示すように、第2の実施形態によれば、HDDの記録ヘッド58において、導波路66の下端部(延出端)は、ABS43からリセスして位置し、すなわち、ABS43から奥側に離間して位置している。導波路66の下端部は、近接場光発生素子65の上部に隣接対向している。
リターンシールド磁極64は、導波路66の直下に絶縁層を介して位置する先端部64aを有している。この先端部64aは近接場光発生素子65の近傍まで延出し、主磁極60に接近している。また、先端部64aは、ABS43に露出し、ABSと面一に形成されている。
磁気ヘッド33およびHDDの他の構成は、前述した第1の実施形態と同一である。
図14は、第2の実施形態に係る記録ヘッドと、比較例に係る記録ヘッドについて、磁界強度分布および記録層の保磁力との関係を比較している。比較例に係る記録ヘッドでは、近接場光発生素子に対向する主磁極の磁極端面がABSに対して垂直に延びている。なお、本実施形態に係る磁気記録ヘッドにおいて、近接場光発生素子65と対向する磁極端面60bと膜成長面(ABSに垂直な方向)とのなす角度(傾き角)θは45°、近接場光発生素子65と主磁極60との間のABS43におけるギャップ長Sは35nmとした。
図14において、○のプロットで示される線は、第2の実施形態に係る磁気記録ヘッドにおいて、記録コイル70に流す電流を60mAとした場合の、主磁極60から発生する媒体垂直方向の磁界強度の分布を示している。●のプロットで示される線は、比較例に係る記録ヘッドにおいて、記録コイルに流す電流を60mAとした場合の、主磁極から発生する媒体垂直方向の磁界強度の分布を示している。
図14において、点線の特性線は、レーザーダイオード71から供給するレーザービームのレーザーパワーを17mWとした場合の、記録層103の保磁力の変化を示している。実線の特性線は、レーザーパワーを22mW印加した場合の、記録層103の保磁力の変化を示している。
レーザーパワーを17mW印加した場合、本実施形態の記録ヘッド58では、記録層103の保磁力と主磁極60から発生する媒体垂直方向の磁界強度の交点があるため、記録層103への書き込みが可能となり、良好な信号品質が得られる。また、リターンシールド磁極64の先端部64aを近接場光発生素子65および主磁極60に接近させることにより、主磁極60から発生する磁界強度がより増加し、より低い保磁力およびより低い加熱温度で信号書き込みが可能となる。
一方、比較例の記録ヘッドでは、媒体記録層の保磁力と主磁極から発生する媒体垂直方向の磁界強度の交点が存在せず、記録層への書き込みができない。比較例に係る記録ヘッドにおいて、記録ビットの境界が決まるためには(媒体記録層の保磁力と媒体垂直方向の磁界強度の交点を得るためには)、レーザーパワーを22mW印加する必要がある。すなわち、記録媒体の加熱温度を上げる必要がある。
上記のように構成された第2の実施形態においても、加熱領域におけるヘッド磁界強度を増大させることが可能となるため、記録のために必要な加熱温度を比較例に比べて低減することができる。その結果、磁気記録媒体における加熱領域の広がりを抑えることができ、隣接トラックの情報消去を抑えることができる。これにより、隣接トラックの信号消去を抑制し、高記録密度化を可能とする磁気記録ヘッドおよびこれを備えたディスク装置が得られる。
本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、ヘッド部を構成する要素の材料、形状、大きさ等は、必要に応じて変更可能である。また、磁気ディスク装置において、磁気ディスクおよび磁気ヘッドの数は、必要に応じて増加可能であり、磁気ディスクのサイズも種々選択可能である。
10…筺体、11…ベース、12…磁気ディスク、13…スピンドルモータ、
14…ヘッドアクチュエータ、25…制御回路基板、42…スライダ、
43…媒体対向面(ABS)、44…ヘッド部、54…再生ヘッド、
58…記録ヘッド、60…主磁極、60a…先端面、60b…磁極端面、
62…トレーリングヨーク、64…リターンシールド磁極、65…近接場光発生素子、
66…導波路

Claims (7)

  1. 記録媒体の記録層に対向する媒体対向面と、
    前記記録媒体の記録層に対して垂直方向の記録磁界を発生する主磁極と、
    前記主磁極のリーディング側に設けられ、前記記録媒体の記録層を加熱する近接場光を発生する近接場光発生素子と、
    前記近接場光発生素子に近接場光発生用の光を伝播する導波路と、を備え、
    前記主磁極は、前記近接場光発生素子に対向する端面を有し、この端面は、前記媒体対向面に垂直な方向に対し、前記媒体対向面から離れるに従って前記近接場光発生素子側へ傾斜して延び、前記近接場光発生素子は、前記端面に対向している磁気記録ヘッド。
  2. 前記端面および近接場光発生素子は、前記媒体対向面に垂直な方向において、少なくとも一部が重なって配置されている請求項1に記載の磁気記録ヘッド。
  3. 前記端面の傾き角θは、0°<θ<90°の範囲に形成されている請求項1又は2に記載の磁気記録ヘッド。
  4. 前記媒体対向面において、前記端面と近接場光発生素子との間のギャップ長をS、前記媒体対向側近傍において、前記端面のトレーリング側端とリーディング側端との距離をtとした場合、S<tに形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッド。
  5. 前記導波路は、前記媒体対向面まで延びた延出端部を有し、前記延出端部は、前記近接場光発生素子に沿って傾斜し、絶縁層を介して前記近接場光発生素子に対向している請求項1ないし4のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッド。
  6. 前記導波路は、前記媒体対向面から離れる方向にリセスして配置された延出端を有し、
    前記主磁極のリーディング側に設けられ、前記導波路の延出端の直下に絶縁層を介して配置され、前記近接場光発生素子に対向する先端部を有するリターンシールド磁極を更に備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッド。
  7. 媒体面に対して垂直方向に磁気異方性を有する記録層を備えるディスク状の記録媒体と、
    前記記録媒体を回転する駆動部と、
    前記記録媒体の記録層に対し情報処理を行う請求項1ないし6のいずれか1項に記載の磁気記録ヘッドと、
    を備えるディスク装置。
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