JP2012074837A - 圧電デバイス - Google Patents

圧電デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2012074837A
JP2012074837A JP2010217058A JP2010217058A JP2012074837A JP 2012074837 A JP2012074837 A JP 2012074837A JP 2010217058 A JP2010217058 A JP 2010217058A JP 2010217058 A JP2010217058 A JP 2010217058A JP 2012074837 A JP2012074837 A JP 2012074837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
end surface
base portion
lid
crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010217058A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012074837A5 (ja
Inventor
Shuichi Mizusawa
周一 水沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Dempa Kogyo Co Ltd filed Critical Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority to JP2010217058A priority Critical patent/JP2012074837A/ja
Priority to CN201110264614.7A priority patent/CN102420580B/zh
Priority to TW100134685A priority patent/TWI443885B/zh
Priority to US13/246,141 priority patent/US8766513B2/en
Publication of JP2012074837A publication Critical patent/JP2012074837A/ja
Publication of JP2012074837A5 publication Critical patent/JP2012074837A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/0595Holders; Supports the holder support and resonator being formed in one body
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/10Mounting in enclosures
    • H03H9/1007Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices
    • H03H9/1014Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices the enclosure being defined by a frame built on a substrate and a cap, the frame having no mechanical contact with the BAW device
    • H03H9/1021Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices the enclosure being defined by a frame built on a substrate and a cap, the frame having no mechanical contact with the BAW device the BAW device being of the cantilever type
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/10Mounting in enclosures
    • H03H9/1007Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices
    • H03H9/1035Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices the enclosure being defined by two sealing substrates sandwiching the piezoelectric layer of the BAW device
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/01Manufacture or treatment
    • H10N30/02Forming enclosures or casings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/42Piezoelectric device making

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 ベース部とリッド部との接合強度が強く、圧電デバイスの外側からキャビティ内へ又はその逆の気体等のリークが少ない圧電デバイスを提供する。
【解決手段】 圧電デバイス(100)は電圧の印加により振動する圧電振動片(10)を収納する。圧電デバイスは、平面の周囲に所定の幅で形成された第1端面(M1)を有するリッド部(11)と、リッド部と異なる熱膨張係数を有しリッド部の第1端面に接合される第2端面(M2)と第2端面から凹んだ凹部とを有するベース部(12)とを備える。リッド部の第1端面とベース部の第2端面とは粗面であり、粗面には金属膜(AC1、AC2)がそれぞれ形成され、リッド部とベース部とは金属膜同士の間に形成された封止材(LG)で接合される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ベース部及びリッド部などの接合強度が強い表面実装型(Surface Mount Device: SMD)の圧電デバイスに関する。
表面実装型の圧電デバイスは一般に水晶振動片を固定するベース部と水晶振動片を覆うリッド部とから構成される。例えば、特許文献1にはセラミック製のベース部とガラス材製のリッド部とが、低融点ガラス等の封止材で固定されている。また特許文献1の圧電デバイスは、リッド部の表面が鏡面仕上げされているガラスであると、接合強度が必ずしも十分ではなく比較的容易に界面破壊が生じてしまう危険があることから、リッド部の周縁部の接合領域を粗面にしている。そして、粗面化したガラス表面とセラミックとを低融点ガラス等で封止して接合強度を高めている。
特開2005−175686号公報
しかしながら、圧電デバイスの小型化に伴い低融点ガラス等の封止材を塗布する接合領域をできるだけ小さくしたいと要望があり、リッド部とベース部とをより強い接合強度で接合する手段が望まれていた。
本発明は、ベース部とリッド部との接合強度が強い圧電デバイスを提供する。
第1観点の圧電デバイスは、電圧の印加により振動する圧電振動片を収納する。圧電デバイスは、平面の周囲に所定の幅で形成された第1端面を有するリッド部と、リッド部の第1端面に接合される第2端面と第2端面から凹んだ凹部とを有するベース部とを備える。リッド部の第1端面とベース部の第2端面とは粗面であり、粗面には金属膜がそれぞれ形成され、リッド部とベース部とは金属膜同士の間に形成された封止材で接合される。
第2観点の圧電デバイスにおいて、圧電振動片は圧電材料で構成され、粗面が圧電材料の表面より粗く形成される。
第3観点の圧電デバイスにおいて、ベース部の第2端面は所定の幅より広く形成され、圧電振動片が導電性接着剤によりベース部の第2端面に載置され、金属膜が第2端面における第1端面及び第2端面の接合領域のみに形成される。
第4観点の圧電デバイスにおいて、第2端面は接合領域のみが粗面である。
第5観点の圧電デバイスにおいて、接合領域と導電性接着剤との間には封止材が圧電振動片側に流れ込まないように、第2端面から凹んだ溝部が形成されている。
第6観点の圧電デバイは、リッド部の第1端面とベース部の第2端面とが同じ幅に形成され、圧電振動片が導電性接着剤により凹部内に載置される。
第7観点の圧電デバイスにおいて、ベース部にはベース部を貫通した一対のスルーホールが形成されている。
第8観点の圧電デバイスは、電圧の印加により振動する圧電振動片とその圧電振動片を囲むように形成され一主面及び他主面を有する外枠とを含む圧電フレームと、圧電フレームの外枠の一主面に接合される第1端面を有するリッド部と、圧電フレームの外枠の他主面に接合される第2端面を有するベース部とを備える。外枠の一主面及び他主面とリッド部の第1端面とベース部の第2端面とは粗面であり、粗面には金属膜がそれぞれ形成され、リッド部と外枠と、及び外枠とベース部とは金属膜同士の間に形成された封止材により接合される。
第9観点の圧電デバイスにおいて、圧電フレームの外枠の外周の縁部には一対の第1キャスタレーションが形成され、ベース部の外周の縁部には圧電フレームとベース部とを接合する際に第1キャスタレーションと対応する一対の第2キャスタレーションが形成される。圧電フレームは、圧電振動片の一主面及び他主面に形成された一対の励振電極と、一主面側の励振電極から第1キャスタレーションまで引き出された一主面の第1引出電極及び他主面側の励振電極から第1キャスタレーションまで引き出された他主面の第2引出電極と、第1引出電極に電気的に接続され第1キャスタレーションに形成された第1側面電極とを有する。ベース部は、第1側面電極又は第2引出電極にそれぞれ電気的に接続され一対の第2キャスタレーションに形成された一対の第2側面電極を有する。第1及び第2キャスタレーションには、第1側面電極又は第1引出電極と第2側面電極とを電気的に接続するように一対の接続電極が形成されている。
第10観点の圧電デバイスにおいて、封止材は350℃〜410℃で溶融するガラス又はポリイミド樹脂を含む。
第11観点の圧電デバイスにおいて、リッド部及びベース部は、ガラス又は圧電材料から構成される。
第12観点の圧電デバイスの製造方法は、電圧の印加により振動する圧電振動片を用意する第1用意工程と、平面の周囲に所定の幅で形成された第1端面を有するリッド部を複数含むリッドウエハを用意する第2用意工程と、リッドウエハに形成された粗面に金属膜を形成する第1金属膜形成工程と、第2端面と第2端面から凹んだ凹部とを有するベース部を複数含むベースウエハを用意する第3用意工程と、ベースウエハに形成された粗面に金属膜を形成する第2金属膜形成工程と、圧電振動片を導電性接着剤でベース部に載置する載置工程と、リッドウエハとベースウエハとを封止材で接合する接合工程と、を備える。
第13観点の圧電デバイスにおいて、リッドウエハ及びベースウエハに形成された粗面は、サンドブラスト又はエッチングを含む。
本発明は、ベース部とリッド部との接合強度が強い圧電デバイスが得られる。
第1水晶振動子100の分解斜視図である。 図1のA−A断面図である。 (a)は、水晶振動子の接合強度に関する実験を行う前の状態を示した斜視図である。 (b)は、水晶振動子の接合強度に関する実験を行った後の状態を示した斜視図である。 第1水晶振動子100の製造を示したフローチャートである。 水晶ウエハ10Wの平面図である。 リッドウエハ11Wの平面図である。 ベースウエハ12Wの平面図である。 第2水晶振動子200の分解斜視図で、接続電極14a、14bを省略して描かれている。 図8のB−B断面図である。 (a)は、+Y’側から見た水晶フレーム20の表面Meの平面図である。 (b)は、−Y’側から見た水晶フレーム20の裏面Miの平面図である。 (c)は、+Y’側から見たベース部22の平面図である。 第2水晶振動子200の製造を示したフローチャートである。 水晶ウエハ20Wの平面図である。 リッドウエハ21Wの平面図である。 ベースウエハ22Wの平面図である。
本実施形態では、圧電振動片としてATカットの水晶振動片が使われている。ATカットの水晶振動片は、主面(YZ面)が結晶軸(XYZ)のY軸に対して、X軸を中心としてZ軸からY軸方向に35度15分傾斜されている。このため、ATカットの水晶振動片の軸方向を基準とし、傾斜された新たな軸をY’軸及びZ’軸として用いる。すなわち、水晶振動子の長手方向をX軸方向、水晶振動子の高さ方向をY’軸方向、X及びY’軸方向に垂直な方向をZ’軸方向として説明する。
(第1実施形態)
<第1水晶振動子100の全体構成>
第1水晶振動子100の全体構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、第1水晶振動子100の分解斜視図で、図2は図1のA−A断面図である。
図1及び図2示されたように、第1水晶振動子100は、リッド部凹部111を有する矩形のリッド部11と、ベース部凹部121を有するベース部12と、ベース部12に載置される矩形の水晶振動片10とを備える。
水晶振動片10は、ATカットされた水晶片101により構成され、その水晶片101の中央付近の両主面に一対の励振電極102a、102bが対向して配置されている。また、励振電極102aには水晶片101底面の−X側の+Z’軸方向の一隅まで伸びた引出電極103aが接続され、励振電極102bには水晶片101の底面の+X側の−Z’軸方向の他隅まで伸びた引出電極103bが接続されている。水晶振動片10は、導電性接着剤13により後述するベース部12に接着される。
第1水晶振動子100は、リッド部凹部111とリッド部凹部111の周囲に形成された第1端面M1とを有する水晶材料又はガラスからなるリッド部11を備えている。なお、第1端面M1は例えば、表面粗さがRa10μm〜40μmとなる粗面である。また、第1端面M1には下地としてのクロム(Cr)層とクロム層の上に形成された金(Au)層とで構成された金属膜AC1が形成されている。金属膜AC1において、クロム層の厚さは500Å程度で、金層の厚さは1500〜2500Å程度である。ここで、金属膜AC1が形成される第1端面M1が粗面となっているので、金属膜AC1は付着強度が高い。
第1水晶振動子100は、ベース部凹部121とベース部凹部121の周囲に形成された第2端面M2とを有する水晶材料又はガラスからなるベース部12を備えている。ベース部12の凹部121とリッド部11の凹部111とは圧電振動片10を収納するキャビティCTが形成される。キャビティCTは、窒素ガスで満たされたり又は真空状態にされたりしている。
また、第2端面M2は第1端面M1より幅広い。第2端面M2はその外側にリッド部11と接合する際にリッド部11の第1端面M1に接合される接合領域EAを有している。ここで、接合領域EAは表面粗さが例えば、Ra10μm〜40μmとなる粗面である。
第2端面M2の接合領域EAには、下地としてのクロム(Cr)層とクロム層の上に形成された金(Au)層とで構成された金属膜AC2が形成されている。金属膜AC2において、クロム層の厚さは500Å程度で、金層の厚さは1500〜2500Å程度である。ここで、金属膜AC2が形成される第2端面M2の接合領域EAが粗面となっているので、金属膜AC2は付着強度が高い。
また、第2端面M2の接合領域EA以外の領域において、−X側の+Z’軸方向の一隅にはベース部12を貫通したスルーホール122aが形成されている。同様に、+X側の−Z’軸方向の他隅にはベース部12を貫通したスルーホール122bが形成されている。スルーホール122a、122bには、実装面(水晶振動子の実装面)から第2端面M2まで伸びた接続パッド123Mを有するスルーホール電極123a、123bがそれぞれ形成されている。さらに、ベース部12の実装面のX軸方向の両側にはスルーホール電極123a、123bとそれぞれに電気的に接続された一対の外部電極125a、125bが形成されている。
なお、スルーホール122a、122bは図2に示されたように−Y’側が広い円錐台形状となっている。これは、リッド部11とベース部12とを接合した後、ボール状の封止材124によりスルーホール122a、122bを配置しやすくするためである。ここで、封止材124としては金スズ(Au-Sn)合金、金ゲルマニウム(Au-Ge)もしくは金シリコン(Au−Si)合金、又は金ペースト及び銀ペーストが用いられる。
一方、図2に示された水晶振動片10は、引出電極103aがスルーホール電極123aに、引出電極103bが接続パッド123Mを介してスルーホール電極123bに電気的に、導電性接着剤13でベース部12の第2端面M2に固定される。
これにより、水晶振動片10の励振電極102a、102bが引出電極103a、103b、導電性接着剤13及びスルーホール電極123a、123bを介して外部電極125a、125bに電気的に接続される。つまり、第1水晶振動子100の一対の外部電極125a、125bに交番電圧(正負を交番する電位)が印加されると、外部電極125a、スルーホール電極123a、引出電極103a及び励振電極102aが同じ極性となる。同様に、外部電極125b、スルーホール電極123b、引出電極103b及び励振電極102bが同じ極性となる。
また、リッド部11とベース部12とは、金属膜AC1及び金属膜AC2を封止材である低融点ガラスLGによって接合される。低融点ガラスLGは、350℃〜410℃で溶融する鉛フリーのバナジウム系ガラスを含む。バナジウム系ガラスはバインダーと溶剤とが加えられペースト状であり、溶融された後固化されることで他の部材と接着する。バナジウム系ガラスの融点は圧電材料又はガラスなどで形成されたリッド部11及びベース部12の融点より低く、また、このバナジウム系ガラスは接着時の気密性と耐水性・耐湿性などの信頼性が高い。バナジウム系ガラスは空気中の水分がキャビティCT内に進入したりキャビティCT内の真空度を低下させたりすることを防止する。さらに、バナジウム系ガラスはガラス構造を制御することにより熱膨張係数も柔軟に制御できるので、水晶又はガラスなどの熱膨張係数に合わせることができる。
第1水晶振動子100では、リッド部11の粗面に金属膜AC1が形成されベース部12の粗面に金属膜AC2が形成されることで、リッド部11とベース部12との接合強度を強めることができる。このため、例えばリッド部11とベース部12との一方がガラスで他方が水晶材料で形成される場合、すなわち熱膨張係数の差異が生じる場合にも、リッド部11とベース部12とが確実に接合することができる。さらに、金属膜AC1、AC2には熱膨張係数が大きく比較的に柔らかい金(Au)層を含んでいるので、その熱膨張係数の差を吸収でき、温度差が大きい場合でも第1水晶振動子100が破損しないように防止できる。また、第1水晶振動子100の外側からキャビティCT内へ又はその逆の気体等のリークを少なくすることができる。
<水晶振動子の接合強度に関する実験>
なお、水晶振動子の接合強度に関する実験において、リッド部とベース部とがどの程度の力で剥離されるかを測定することが困難である。このため、水晶振動子が接合されている基板がどの程度まで曲げられると、リッド部とベース部とが剥離されるかを測定する。すなわち、水晶振動子が接合された基板を曲げさせ、水晶振動子のリッド部とベース部とが剥離されるときの基板の曲げ量を測定する。
図3は、水晶振動子の接合強度に関する実験の説明図である。ここで、(a)は水晶振動子の接合強度に関する実験を行う前の状態を示した斜視図で、(b)は水晶振動子の接合強度に関する実験を行った後の状態を示した斜視図である。
図3(a)に示されたように、まず水晶振動子100A又は100Bが半田などにより接合されている基板BPの両端部を治具FTにより挟んで固定する。その後、基板BPの水晶振動子100A又は100Bが接合されている箇所を矢印AR示されたように押圧部材CXで押圧する。
これにより、図3(b)に示されたように基板BPが円弧状に曲げられる。ここで、押圧部材CXにより押圧して変形された基板BPの曲げ量をDとする。曲げ量Dは、例えば水晶振動子100A又は100Bが接合されている箇所が最初の曲げる前の位置から曲げられた位置までの距離である。
つまり、水晶振動子の接合強度に関する実験では、曲げ量Dがどの程度であるときに水晶振動子100A又は100Bのリッド部とベース部とが剥離されるかを測定する。その結果が以下の表1に示されたとおりである。
表1に示されたように、水晶振動子100Aはリッド部及びベース部の接合面に金属膜が形成されていない。一方、水晶振動子100Bはリッド部及びベース部の接合面に金属膜が形成されている。また、水晶振動子の接合強度に関する実験において、水晶振動子100A及び100Bのリッド部とベース部とは同じ種類の低融点ガラスが同じ温度(400℃)で接合されている。ここで、剥離時の基板BPの曲げ量Dとはリッド部とベース部とが剥離されるときの基板BPの曲げた距離を示している。また、剥離時の基板BPの曲げ量Dの平均値とは例えば5回の実験を行ったときの5回の曲げ量Dの平均値である。
表1から分かるように、金属膜が形成された水晶振動子100Bの剥離時の基板BPの曲げ量の平均値(7.86mm)は、金属膜が形成されていない水晶振動子100Aの剥離時の基板BPの曲げ量の平均値(6.67mm)より大きい。換言すれば、リッド部及びベース部に金属膜が形成されると、リッド部とベース部との接合強度が強くなり、水晶振動子のリッド部とベース部との剥離が少なくなる。
<水晶振動子のリークに関する実験>
以下、金属膜が形成されていない水晶振動子100Aと金属膜が形成された水晶振動子100Bとを用いて行われた、外側からキャビティCT内へ又はその逆の気体等のリークに関する実験について、表2を参照しながら説明する。表2は、水晶振動子100A及び100Bを7個ずつ用いて行われた水晶振動子のリークに関する実験である。なお、「リークOK」とはリークが確認できない状態を示している。リークが確認できない状態とは、例えばリークレートが1.1×10‐9Pa・m/s以下である。
表2に示されたように、金属膜が形成されていない7個の水晶振動子100A中、5個の水晶振動子100Aのみが「リークOK」となっている。すなわち、リーク不良率が28.6%もある。一方、金属膜が形成された7個の水晶振動子100Bは、全ての水晶振動子が「リークOK」となっている。すなわち、リーク不良率が0%となっている。
つまり、表1及び表2から分かるように、水晶振動子100Bは水晶振動子100Aに比べると、リッド部とベース部とが剥離しにくいとともに、水晶振動子の外側からキャビティCT内へ又はその逆の気体等のリークが少ない。
第1実施形態において、第1水晶振動子100は第2端面M2の接続領域EAのみが粗面化されているが、第2端面M2全体が粗面化された水晶振動子にも適用される。また、第1実施形態ではリッド部11及びベース部12に金属膜が形成されているが、いずれか一方のみに形成されてもよい。
また、第1水晶振動子100はベース部12の第2端面M2がリッド部11の第1端面M1より幅広く形成されて圧電振動片10がベース部12の第2端面M2に載置される。但し、第1端面M1と第2端面M2とが同じ幅に形成され、圧電振動片10がベース部12のベース部凹部121内に載置された水晶振動子にも適用される。また、圧電振動片10がベース部12のベース部凹部121内に載置された場合では、リッド部はリッド部凹部が形成されていない平板状でもよい。
また第1水晶振動子100は、接合領域EAと導電性接着剤13との間に低融点ガラスLGが圧電振動片10側に流れ込まないように、ベース部12の第2端面M2から凹んだ溝部が形成されてもよい。
<第1水晶振動子100の製造方法>
図4は、第1水晶振動子100の製造を示したフローチャートである。図4において、水晶振動片10の製造ステップS10と、リッド部11の製造ステップS11と、ベース部12の製造ステップS12とは別々に並行して行うことができる。また、図5は水晶ウエハ10Wの平面図で、図6はリッドウエハ11Wの平面図で、図7はベースウエハ12Wの平面図である。
ステップS10では、水晶振動片10が製造される。ステップS10はステップS101〜S104を含んでいる。
ステップS101において、両面が鏡面化された水晶ウエハ10Wが用意される。水晶原石からATカットして得られた水晶ウエハ半製品(図示しない)は全体的に尖った凸凹が形成されている。水晶ウエハ半製品をこのまま使用すると、後述の露光装置を用いてフォトレジストを露光する(例えばステップS103)際、尖った凸凹により乱反射が起こって露光パターンの形成が困難になる。このため、研磨などで水晶原石からATカットして得られた水晶ウエハ半製品の両面を鏡面化して水晶ウエハ10Wが形成される。
ステップS102において、図5に示されたように、均一の水晶ウエハ10Wにエッチングにより複数の水晶振動片10の外形が形成される。ここで、各水晶振動片10は連結部104により水晶ウエハ10Wに連接されている。
ステップS103において、まずスパッタリングまたは真空蒸着によって水晶ウエハ10Wの両面及び側面にクロム層及び金層が順に形成される。そして、金属層の全面にフォトレジストが均一に塗布される。その後、露光装置(図示しない)を用いて、フォトマスクに描かれた励振電極102a、102b、引出電極103a、103bのパターンが水晶ウエハ10Wに露光される。次に、フォトレジストから露出した金属層がエッチングされる。これにより、図5に示されたように水晶ウエハ10W両面及び側面には励振電極102a、102b及び引出出極103a、103bが形成される(図1を参照)。
ステップS104において、水晶振動片10が個々に切断される。切断工程では、レーザーを用いたダイシング装置、または切断用ブレードを用いたダイシング装置などを用いて図6に示された一点鎖線のカットラインCLに沿って水晶振動片10が切断される。
ステップS11では、リッド部11が製造される。ステップS11はステップS111〜S115を含んでいる。
ステップS111において、両面が鏡面化されたリッドウエハ11Wが用意される。リッドウエハ11Wが水晶材料である場合には、水晶原石からATカット又はZカットして得られたリッドウエハ半製品の両面が研磨などで鏡面化される。
ステップS112において、図6に示されたように、均一厚さの水晶平板のリッドウエハ11Wにリッド部凹部111が数百から数千個形成される。リッドウエハ11Wには、エッチング又は機械加工によりリッド部凹部111が形成され、リッド部凹部111の周囲には第1端面M1が形成される。
ステップS113において、第1端面M1がエッチング又はサンドブラスト等により表面粗さが例えば、Ra10μm〜40μmにされる(図2を参照)。
ステップS114において、ステップS103で説明されたスパッタ及びエッチング方法により、第1端面M1にクロム層及び金層により構成された金属膜AC1が形成される。
ステップS115において、図6に示されたように、スクリーン印刷でリッドウエハ11Wの第1端面M1における金属膜AC1の上に低融点ガラスLGが印刷される。その後、低融点ガラスLGを仮硬化することで、低融点ガラスLGがリッドウエハ11Wの第1端面M1に形成される。
ステップS12では、ベース部12が製造される。ステップS12はステップS121〜S125を含んでいる。
ステップS121において、両面が鏡面化されたベースウエハ12Wが用意される。なお、ベースウエハ12Wが水晶材料である場合には、水晶原石からATカット又はZカットして得られたベースウエハ半製品の両面が研磨などで鏡面化される。
ステップS122において、図7に示されたように、均一厚さの水晶平板のベースウエハ12Wにベース部凹部121が数百から数千個形成される。ベースウエハ12Wには、エッチング又は機械加工によりベース部凹部121が形成され、ベース部凹部121の周囲には第2端面M2が形成される。同時に、各ベース部12のX軸方向の両側にはベースウエハ12Wを貫通するようにスルーホール122a、122bが形成される。
ステップS123において、第2端面M2の接合領域EAがエッチング又はサンドブラスト等により表面粗さが例えば、Ra10μm〜40μmの粗面にされる(図2を参照)。
ステップS124では、ステップS103で説明されたスパッタ及びエッチング方法によってベース部12の実装面(水晶振動子の実装面)に外部電極125a、125b及びスルーホール122a、122bにはスルーホール電極123a、123b及び接続パッド123Mが形成される(図2を参照)。同時に、第2端面M2の接合領域EAにクロム層及び金層により構成された金属膜AC2が形成される。
ステップS13では、ステップS10で製造された水晶振動片10が導電性接着剤13でベース部12の第2端面M2に載置される。このとき、水晶振動片10の引出電極103a、103bとベース部12の第2端面M2に形成された接続パッド123Mとの位置が合うように水晶振動片10がベース部12の第2端面M2に載置される(図2を参照)。
ステップS14では、低融点ガラスLGを加熱させリッドウエハ11Wとベースウエハ12Wとを加圧することで、リッドウエハ11Wとベースウエハ12Wとが低融点ガラスLGにより接合される。
ステップS15では、金スズ(Au-Sn)合金、金ゲルマニウム(Au-Ge)もしくは金シリコン(Au−Si)合金等の封止材124(図2を参照)がスルーホール122a、122bに配置される。そして、真空中もしくは不活性ガス中のリフロー炉内で溶かされ、ウエハを封止する。これにより、キャビティCT内が真空になった又は不活性ガスで満たされた複数の第1水晶振動子100が得られる。
ステップS16では、接合されたリッドウエハ11Wと、ベースウエハ12Wとが個々に切断される。切断工程では、レーザーを用いたダイシング装置、または切断用ブレードを用いたダイシング装置などを用いて図6及び図7に示された一点鎖線のスクライブラインSLに沿って第1水晶振動子100を単位として個片化する。
(第2実施形態)
<第2水晶振動子200の全体構成>
第2水晶振動子200の全体構成について、図8〜図10を参照しながら説明する。
図8は、第2水晶振動子200の分解斜視図で、図9に示される接続電極14a、14bが省略して描かれている。図9は図8のB−B断面図である。図10(a)は+Y’側から見た水晶フレーム20の表面Meの平面図で、(b)は−Y’側から見た水晶フレーム20の裏面Miの平面図で、(c)は+Y’側から見たベース部22の平面図である。
図8及び図9に示されたように、第2水晶振動子200は、リッド部凹部211を有するリッド部21と、ベース部凹部221を有するベース部22と、リッド部21及びベース部22に挟まれるATカットされた水晶フレーム20とを備える。なお、リッド部21は第1実施形態で説明されたリッド部11と同じ構成となっている。
水晶フレーム20は、表面Me及び裏面Miを有し、両面に励振電極201a、201bが形成された水晶振動部27と水晶振動部27を囲む外枠25とで構成されている。また、水晶振動部27と外枠25との間には、水晶振動部27からX軸方向の両側に沿ってそれぞれ伸びるように外枠25と連結した一対の連結部26a、26bを有している。このため、水晶振動部27と外枠25との間に2つの「L」字型の間隙部23a、23bが形成される。なお、連結部26aの表面Meには励振電極201aから引き出した引出電極202aが形成され、連結部26bの表面Miには励振電極201bから引き出した引出電極202bが形成されている。
水晶フレーム20のX側に配置されZ’軸方向に伸びる両辺には、角丸長方形の水晶貫通孔CH(図12を参照)を形成した際の水晶キャスタレーション204a、204bが形成されている。水晶キャスタレーション204a、204bには水晶側面電極203a、203bが形成されている。
また、外枠25の表面Me及び裏面Miは表面粗さが例えば、Ra10μm〜40μmとなる粗面である。また、表面Me及び裏面Miには引出電極202a、202bとそれぞれに電気的に接続された金属膜AC12、AC21が形成されている。これにより、引出電極202aが金属膜AC12を介して水晶側面電極203aに接続され、引出電極202bが金属膜AC21を介して水晶側面電極203b接続される。なお、金属膜AC12、AC21は下地としてのクロム(Cr)層とクロム層の上に形成された金(Au)層とで構成され、クロム層の厚さは500Å程度で、金層の厚さは1500〜2500Å程度である。金属膜AC12、AC21が形成される表面Me及び裏面Miが粗面となっているので、金属膜AC12、AC21の付着強度を向上することができる。
ここで、後述する外部電極222a、222bに交番電圧(正負を交番する電位)が印加されると、水晶側面電極203aと水晶側面電極203bと、及び励振電極201aと励振電極201bとは異なる極性となる。したがって、極性が異なる電極同士がショートしないように、金属膜AC12、AC21の形状が以下のように形成されている。
金属膜AC12が励振電極201aと水晶側面電極203aとを接続し、金属膜AC21が励振電極201bと水晶側面電極203bとを接続する。図10(a)に示されたように、励振電極201aに接続された金属膜AC12は、励振電極201bに接続された水晶側面電極203bとショートしないように水晶側面電極203bから一定の距離SP離れて形成される。図10(b)に示されたように、同様に、励振電極201bに接続された金属膜AC21は、励振電極201aに接続された水晶側面電極203aとショートしないように水晶側面電極203aから一定の距離SP離れて形成される。
図8及び図9に戻り、第2水晶振動子200はベース部凹部221を周回する第2端面M2を有する水晶材料からなるベース部22をさらに備える。また、リッド部21及び水晶フレーム20の外枠25とともに水晶振動部27を収納するキャビティCTが形成される。キャビティCTは、窒素ガスで満たされたり又は真空状態にされる。
ベース部22は、実装面(水晶振動子の実装面)のX軸方向の両側に一対の外部電極222a、222bがそれぞれ形成されている。水晶フレーム20の水晶キャスタレーション204a、204bと対応するように、X軸方向の両辺に角丸長方形のベース部貫通孔BH(図14を参照)を形成した際のベース部キャスタレーション224a、224bが形成されている。また、ベース部キャスタレーション224aには一端が外部電極222aに接続され、他端が水晶フレーム20の水晶キャスタレーション204aに接続されたベース部側面電極223aが形成されている。同様に、ベース部キャスタレーション224bには一端が外部電極222bに接続され、他端が水晶フレーム20の金属膜AC21に接続されたベース部側面電極223bが形成されている。
これにより、励振電極201a、201bは引出電極202a、202b、金属膜AC12、AC21、水晶側面電極203a、ベース部側面電極223a、223bを介して外部電極222a、222bにそれぞれ接続される。
また、ベース部22の第2端面M2は表面粗さが例えば、Ra10μm〜40μmの粗面である。また、第2端面M2には、下地としてのクロム(Cr)層とクロム層の上に形成された金(Au)層とで構成された金属膜AC22が形成されている。金属膜AC22において、クロム層の厚さは500Å程度で、金層の厚さは1500〜2500Å程度である。ここで、金属膜AC22が形成される第2端面M2が粗面となっているので、金属膜AC22の付着強度を向上することができる。
ここで、ベース部側面電極223aとベース部側面電極223bとがショートしないように、金属膜AC22の形状を以下のようにする。具体的には、図10(c)に示されたように、金属膜AC22はベース部側面電極223a、223bとショートしないようにそれぞれから一定の距離SP離れて形成される。なお、金属膜AC22がベース部側面電極223a、223bと一定距離SP離れているが、いずれか一方は接続されてもよい。
再び図8及び図9に戻り、リッド部21と水晶フレーム20とは、金属膜AC12及び金属膜AC12を封止材である低融点ガラスLGによって接合される。同様に、水晶フレーム20とベース部22とは、金属膜AC21及び金属膜AC22を封止材である低融点ガラスLGによって接合される。
第2水晶振動子200では、リッド部11の粗面に金属膜AC11が形成され水晶フレーム20における両面の粗面に金属膜AC12、AC21が形成されベース部22の粗面にAC22が形成されることで、互いの接合強度が強くなる。このため、リッド部21と、水晶フレーム20と、ベース部22とが確実に接合することができる(表1を参照)。さらに、リッド部21と、水晶フレーム20と、ベース部22とが確実に接合しているので、気体などが外側からキャビティCT内へ又はその逆の距離が長くなり、リークが少なくなる(表2を参照)。
図9に示されたように、第2水晶振動子200は外部電極222a、222bの全部又は一部、ベース部側面電極223a、223b及び水晶側面電極203a、203bを覆うように接続電極14a、14bがそれぞれ形成されている。つまり、低融点ガラスLGにより接続できなかった水晶側面電極203aとベース部側面電極223aと、及び金属膜AC21とベース部側面電極223bとが接続電極14a、14bによって確実に接続される。すなわち、外部電極222a、222bが励振電極201a、201bと確実に電気的に接続される。
第2水晶振動子200において、水晶キャスタレーション及びベース部キャスタレーションが水晶フレーム及びベース部のX軸方向の両側に形成された角丸形状であるが、水晶フレーム及びベース部の四隅に形成された1/4円弧に窪んだ形状となってもよい。
<第2水晶振動子200の製造方法>
図11は、第2水晶振動子200の製造を示したフローチャートである。図11において、水晶フレーム20の製造ステップとT20と、リッド部21の製造ステップT21と、ベース部22の製造ステップT22とは別々に並行して行うことができる。また、図12は第2実施形態の水晶ウエハ20Wの平面図で、図13は第2実施形態のリッドウエハ21Wの平面図で、図14は第2実施形態のベースウエハ22Wの平面図である。
ステップT20では、水晶フレーム20が製造される。ステップT20はステップT201〜T203を含んでいる。
ステップT201において、両面が鏡面化された水晶ウエハ10Wが用意される。
ステップT202において、図12に示されたように、均一の水晶ウエハ20Wにエッチングにより複数の水晶フレーム20の外形が形成される。すなわち、水晶振動部27と、外枠25と、間隙部23とが形成される。同時に、各水晶フレーム20のX軸方向の両側には水晶ウエハ20Wを貫通するように角丸形の水晶貫通孔CHが形成される。水晶貫通孔CHが半分割されると1つの水晶キャスタレーション204(図8を参照)になる。
ステップT203において、外枠25の表面Me及び裏面Miがエッチング又はサンドブラスト等により表面粗さがRa10μm〜40μmにされる(図9を参照)。
ステップT204において、まずスパッタリングまたは真空蒸着によって水晶ウエハ20Wの両面及び水晶貫通孔CHに金属層が形成される。そして、金属層の全面にフォトレジストが均一に塗布される。その後、露光装置(不図示)を用いて、フォトマスクに描かれた励振電極201a、201b、引出電極202a、202b、金属膜AC12、AC21及び水晶側面電極203a、203bのパターンが水晶ウエハ20Wに露光される。次に、フォトレジストから露出した金属層がエッチングされる。これにより、水晶ウエハ20W両面には励振電極201a、201b、引出出極202a、202b及び金属膜AC12、AC21が形成され、水晶貫通孔CHには水晶側面電極203a、203b形成される(図8及び図10を参照)。
ステップT21では、リッド部21が製造される。ステップT21はステップT211〜T214を含んでいる。
ステップT211において、両面が粗いリッドウエハ21Wが用意される。水晶原石からATカットして得られたリッドウエハ半製品(図示しない)は全体的に尖った凸凹となっている。リッドウエハ半製品をこのまま使用すると、後述の露光装置を用いてフォトレジストを露光する(例えばステップS213)際、尖った凸凹により乱反射が起こって露光パターンの形成が困難になる。このため、両面に尖った凸凹が形成されたリッドウエハ半製品(図示しない)をウェットエッチングする。これにより、尖った凸凹がなだらかになることができ、露光装置からの乱反射を抑制することができ、露光パターンがより精確に形成される。ステップT211ではリッドウエハ21Wの両面がウェットエッチングされたが、片方のみがエッチングされてもよい。
ステップT212において、図13に示されたように、均一厚さの水晶平板のリッドウエハ21Wにリッド部凹部211が数百から数千個形成される。また、リッド部凹部211の周囲には第1端面M1が形成される。
ステップT213において、ステップT203で説明されたスパッタ及びエッチング方法により、第1端面M1全面に金属膜AC11が形成される。
ステップT214において、図13に示されたように、スクリーン印刷でリッドウエハ21Wの第1端面M1における金属膜AC11の上に低融点ガラスLGが印刷される。なお、低融点ガラスLGは水晶貫通孔CH(水晶キャスタレーション204)に対応する箇所212には形成されていない。
ステップT22では、ベース部22が製造される。ステップT22はステップT221〜T224を含んでいる。
ステップT221において、T211と同様に、両面が粗いベースウエハ22Wが用意される。
ステップT222において、図14に示されたように、均一厚さの水晶平板のベースウエハ22Wにベース部凹部221が数百から数千個形成される。また、ベース部凹部221の周囲には第2端面M2が形成される。同時に、各ベース部22のX軸方向の両側にはベースウエハ22Wを貫通するように角丸形のベース部貫通孔BHが形成される。ベース部貫通孔BHが半分割されると1つのベース部キャスタレーション224(図8を参照)になる。
ステップT223において、ステップT203で説明されたスパッタ及びエッチング方法により、第2端面M2に金属膜AC22が形成される。同時に、ベース部貫通孔BHにベース部側面電極223a、223bが形成され、ベースウエハ22Wの実装面(圧電振動子の実装面)に外部電極222a、222bが形成される(図8を参照)。
ステップT224において、図14に示されたように、スクリーン印刷でベースウエハ22Wの第2端面M2における金属膜AC22の上に低融点ガラスLGが印刷される。
ステップT23では、低融点ガラスLGが加熱され水晶ウエハ20Wとベースウエハ22Wとが加圧される。そして水晶ウエハ20Wとベースウエハ22Wとが低融点ガラスLGにより接合する。
ステップT24では、外部電極222a、222b、ベース部側面電極223a、223b及び水晶側面電極203a、203bを覆うように一対の接続電極14a、14bが形成される。詳しく説明すると、接合された水晶ウエハ20Wとベースウエハ22Wとは水晶ウエハ20Wが下向きになるようにテーブル(図示しない)に載置される。その後、外部電極222a、222bに対応する領域及びベース部貫通孔BHに対応する領域に開口が形成されたマスク(図示しない)が、ベースウエハ22Wの実装面側に配置される。そして、スパッタ又は真空蒸着されることで、接続電極14a、14bが形成される。これにより、ステップT223で形成されたベース部側面電極223a、223bとステップT203で形成された水晶側面電極203a、203bとが確実に電気的に接続される(図9を参照)。
ステップT25では、低融点ガラスLGが加熱されリッドウエハ21Wと水晶ウエハ20Wとが加圧される。そしてリッドウエハ21Wが低融点ガラスLGにより水晶ウエハ20Wの表面Meに接合される。
ステップT26では、接合されたリッドウエハ21Wと、水晶ウエハ20Wと、ベースウエハ22Wとが個々に切断される。切断工程では、レーザーを用いたダイシング装置、または切断用ブレードを用いたダイシング装置などを用いて図12〜図14に示された一点鎖線のスクライブラインSLに沿って第2水晶振動子200を単位として個片化する。これにより、数百から数千の第2水晶振動子200が製造される。
図11で説明された第2水晶振動子200の製造方法では、接合する前に低融点ガラスLGがリッドウエハ21W及びベースウエハ22Wに形成されているが、水晶ウエハ20Wの両面に形成されてもよい。
以上、本発明の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。例えば、本発明は、圧電振動子以外にも、発振回路を組み込んだICなどをキャビティ内に収容した圧電発振器にも適用できる。また、本明細書ではATカット型の水晶振動片を一例として説明したが、一対の振動腕を有する音叉型の圧電振動片にも適用できる。
リッド部及びベース部が水晶材料である場合では、ATカットされた水晶材料が用いられてもよいし、Zカットされた水晶材料が用いられてもよい。
また、本発明では封止材として低融点ガラスが用いられているが、低融点ガラスの代わりにポリイミド樹脂などが用いられてもよい。封止材としてポリイミド樹脂が用いられる際には、スクリーン印刷により所定領域にポリイミド樹脂が塗布されてもよいし、感光性のポリイミド樹脂を全面に塗布した後に露光して形成することもできる。
10 … 水晶振動片、 20 … 水晶フレーム
11、21 … リッド部、 11W、21W … リッドウエハ
12、22 … ベース部、 12W、22W … ベースウエハ
13 … 導電性接着剤
14a、14b … 接続電極
23 … 間隙部
25 … 外枠
26a、26b … 連結部
27 … 水晶振動部
100、200 … 水晶振動子
101 … 水晶片
102a、102b、201a、201b … 励振電極
103a、103b、202a、202b … 引出電極
111、211 … リッド部凹部、 121、221 … ベース部凹部
122a、122b … スルーホール
123a、123b … スルーホール電極
124 … 封止材
125a、125b、222a、222b … 外部電極
203a、203b、223a、223b … 側面電極
204a、204b、224a、224b … キャスタレーション
AC1、AC2、AC11、AC12、AC21、AC22 … 金属膜
EA … 接合領域
LG … 低融点ガラス

Claims (13)

  1. 電圧の印加により振動する圧電振動片を収納する圧電デバイスであって、
    平面の周囲に所定の幅で形成された第1端面を有するリッド部と、
    前記リッド部の前記第1端面に接合される第2端面と前記第2端面から凹んだ凹部とを有するベース部と、を備え、
    前記リッド部の前記第1端面及び前記ベース部の前記第2端面の少なくとも一方は粗面であり、前記粗面には金属膜が形成され、
    前記リッド部と前記ベース部とは前記金属膜を介して封止材で接合される圧電デバイス。
  2. 前記圧電振動片は、圧電材料で構成され、
    前記粗面が前記圧電材料の表面より粗く形成される請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 前記ベース部の前記第2端面は、前記所定の幅より広く形成され、
    前記圧電振動片が導電性接着剤により前記ベース部の前記第2端面に載置され、
    前記金属膜が前記第2端面における前記第1端面及び前記第2端面の接合領域のみに形成される請求項1又は請求項2に記載の圧電デバイス。
  4. 前記第2端面は、前記接合領域のみが粗面である請求項3に記載の圧電デバイス。
  5. 前記接合領域と前記導電性接着剤との間には前記封止材が前記圧電振動片側に流れ込まないように、前記第2端面から凹んだ溝部が形成されている請求項3又は請求項4に記載の圧電デバイス。
  6. 前記リッド部の前記第1端面と前記ベース部の前記第2端面とが同じ幅に形成され、
    前記圧電振動片が導電性接着剤により前記凹部内に載置される請求項1に記載の圧電デバイス。
  7. 前記ベース部には、前記ベース部を貫通した一対のスルーホールが形成されている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  8. 電圧の印加により振動する圧電振動片とその圧電振動片を囲むように形成され一主面及び他主面を有する外枠とを含む圧電フレームと、
    前記圧電フレームの前記外枠の前記一主面に接合される第1端面を有するリッド部と、
    前記圧電フレームの前記外枠の前記他主面に接合される第2端面を有するベース部と、を備え、
    前記外枠の一主面及び前記リッド部の前記第1端面の少なくとも一方、並び前記外枠の他主面及び前記ベース部の前記第2端面の少なくとも一方は粗面であり、前記粗面には金属膜が形成され、
    前記リッド部と前記外枠と、及び前記外枠と前記ベース部とは前記金属膜を介して封止材により接合される圧電デバイス。
  9. 前記圧電フレームの前記外枠の外周の縁部には一対の第1キャスタレーションが形成され、前記ベース部の外周の縁部には前記圧電フレームと前記ベース部とを接合する際に前記第1キャスタレーションと対応する一対の第2キャスタレーションが形成され、
    前記圧電フレームは、前記圧電振動片の前記一主面及び前記他主面に形成された一対の励振電極と、前記一主面側の励振電極から前記第1キャスタレーションまで引き出された前記一主面の第1引出電極及び前記他主面側の励振電極から前記第1キャスタレーションまで引き出された前記他主面の第2引出電極と、前記第1引出電極に電気的に接続され前記第1キャスタレーションに形成された第1側面電極とを有し、
    前記ベース部は、前記第1側面電極又は前記第2引出電極にそれぞれ電気的に接続され前記一対の第2キャスタレーションに形成された一対の第2側面電極を有し、
    前記第1及び第2キャスタレーションには、前記第1側面電極又は前記第1引出電極と前記第2側面電極とを電気的に接続するように一対の接続電極が形成されている請求項8に記載の圧電デバイス。
  10. 前記封止材は350℃〜410℃で溶融するガラス又はポリイミド樹脂を含む請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  11. 前記リッド部及び前記ベース部は、ガラス又は圧電材料から構成される請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  12. 電圧の印加により振動する圧電振動片を用意する第1用意工程と、
    平面の周囲に所定の幅で形成された第1端面を有するリッド部を複数含むリッドウエハを用意する第2用意工程と、
    前記リッドウエハに形成された粗面に金属膜を形成する第1金属膜形成工程と、
    第2端面と前記第2端面から凹んだ凹部とを有するベース部を複数含むベースウエハを用意する第3用意工程と、
    前記ベースウエハに形成された粗面に金属膜を形成する第2金属膜形成工程と、
    前記圧電振動片を導電性接着剤で前記ベース部に載置する載置工程と、
    前記リッドウエハと前記ベースウエハとを封止材で接合する接合工程と、
    を備える圧電デバイスの製造方法。
  13. 前記リッドウエハ及び前記ベースウエハに形成された粗面は、サンドブラスト又はエッチングを含む請求項12に記載の圧電デバイス。
JP2010217058A 2010-09-28 2010-09-28 圧電デバイス Pending JP2012074837A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010217058A JP2012074837A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 圧電デバイス
CN201110264614.7A CN102420580B (zh) 2010-09-28 2011-09-05 压电装置
TW100134685A TWI443885B (zh) 2010-09-28 2011-09-27 壓電裝置
US13/246,141 US8766513B2 (en) 2010-09-28 2011-09-27 Piezoelectric device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010217058A JP2012074837A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 圧電デバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012074837A true JP2012074837A (ja) 2012-04-12
JP2012074837A5 JP2012074837A5 (ja) 2013-09-19

Family

ID=45869941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010217058A Pending JP2012074837A (ja) 2010-09-28 2010-09-28 圧電デバイス

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8766513B2 (ja)
JP (1) JP2012074837A (ja)
CN (1) CN102420580B (ja)
TW (1) TWI443885B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015162958A1 (ja) * 2014-04-24 2015-10-29 株式会社村田製作所 水晶振動装置及びその製造方法
WO2016111038A1 (ja) * 2015-01-08 2016-07-14 株式会社村田製作所 圧電振動部品及びその製造方法
JP2019054485A (ja) * 2017-09-19 2019-04-04 日本電波工業株式会社 パッケージ及び圧電デバイス

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4864152B2 (ja) * 2009-07-23 2012-02-01 日本電波工業株式会社 表面実装用の水晶振動子
JP2011199065A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Seiko Instruments Inc 真空パッケージ、真空パッケージの製造方法、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP5588784B2 (ja) * 2010-08-20 2014-09-10 日本電波工業株式会社 圧電デバイスの製造方法及び圧電デバイス
JP2012169879A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電デバイス
JP2013012977A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法
JP5776854B2 (ja) * 2012-09-26 2015-09-09 株式会社村田製作所 圧電振動部品
WO2015093300A1 (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 株式会社大真空 圧電振動デバイス
US20160027989A1 (en) * 2014-07-24 2016-01-28 Mide Technology Corporation Robust piezoelectric fluid moving devices and methods
KR101575800B1 (ko) * 2014-08-19 2015-12-08 주식회사 이노칩테크놀로지 압전 소자 및 이를 구비하는 전자기기
US9862592B2 (en) * 2015-03-13 2018-01-09 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. MEMS transducer and method for manufacturing the same
SG11201710863QA (en) * 2015-09-17 2018-01-30 Murata Manufacturing Co Mems device and method for producing same
CN105634436A (zh) * 2015-12-22 2016-06-01 成都泰美克晶体技术有限公司 一种具有圆形晶片结构的石英晶体谐振器及其制作方法
CN109155620B (zh) * 2016-06-29 2022-05-03 株式会社大真空 压电振动器件及压电振动器件的制造方法

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56120U (ja) * 1979-06-15 1981-01-06
JPH06216692A (ja) * 1993-01-14 1994-08-05 Murata Mfg Co Ltd 圧電共振部品
JPH08316732A (ja) * 1995-05-22 1996-11-29 Toyo Commun Equip Co Ltd 発振器およびその製造方法
JPH09246867A (ja) * 1996-03-11 1997-09-19 Fujisawa Electron Kk 表面実装形小型水晶発振器
JPH1051265A (ja) * 1996-08-02 1998-02-20 Daishinku Co 表面実装型水晶振動子
JP2001230651A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Seiko Instruments Inc 圧電振動子の電極構造
JP2002118437A (ja) * 2000-10-04 2002-04-19 Toyo Commun Equip Co Ltd 表面実装型電子部品のパッケージ
JP2002124845A (ja) * 2000-08-07 2002-04-26 Nippon Sheet Glass Co Ltd 水晶振動子パッケージ及びその製造方法
JP2004104117A (ja) * 2002-08-23 2004-04-02 Daishinku Corp 電子部品用パッケージおよび当該パッケージを用いた圧電振動デバイス
JP2005175686A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Seiko Epson Corp 圧電デバイスおよび蓋体の製造方法ならびに圧電デバイスを利用した携帯電話装置および圧電デバイスを利用した電子機器
JP2007060593A (ja) * 2005-07-29 2007-03-08 Kyocera Kinseki Corp 圧電デバイス及びその製造方法
JP2007129327A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Seiko Instruments Inc 圧電振動子及びこれを備える発振器、電波時計並びに電子機器
JP2007173974A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶デバイス
JP2008166994A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Epson Toyocom Corp 圧電振動子、圧電発振器、および圧電振動子の製造方法
WO2010074127A1 (ja) * 2008-12-24 2010-07-01 株式会社大真空 圧電振動デバイス、圧電振動デバイスの製造方法、および圧電振動デバイスを構成する構成部材のエッチング方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3438711B2 (ja) * 2000-09-06 2003-08-18 セイコーエプソン株式会社 圧電デバイス及びその製造方法
JP4352975B2 (ja) * 2003-07-25 2009-10-28 セイコーエプソン株式会社 圧電振動片、圧電振動片の支持構造、圧電振動子及び振動型圧電ジャイロスコープ
US20060255691A1 (en) * 2005-03-30 2006-11-16 Takahiro Kuroda Piezoelectric resonator and manufacturing method thereof
US8298686B2 (en) * 2008-02-18 2012-10-30 Sumitomo Chemical Company, Limited Composition and organic photoelectric converter using the same
JP2010187326A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Seiko Instruments Inc 圧電振動子の製造方法、圧電振動子および発振器
US8963402B2 (en) * 2010-11-30 2015-02-24 Seiko Epson Corporation Piezoelectric vibrator element, piezoelectric module, and electronic device
JP2013021667A (ja) * 2011-03-23 2013-01-31 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶デバイス

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56120U (ja) * 1979-06-15 1981-01-06
JPH06216692A (ja) * 1993-01-14 1994-08-05 Murata Mfg Co Ltd 圧電共振部品
JPH08316732A (ja) * 1995-05-22 1996-11-29 Toyo Commun Equip Co Ltd 発振器およびその製造方法
JPH09246867A (ja) * 1996-03-11 1997-09-19 Fujisawa Electron Kk 表面実装形小型水晶発振器
JPH1051265A (ja) * 1996-08-02 1998-02-20 Daishinku Co 表面実装型水晶振動子
JP2001230651A (ja) * 2000-02-17 2001-08-24 Seiko Instruments Inc 圧電振動子の電極構造
JP2002124845A (ja) * 2000-08-07 2002-04-26 Nippon Sheet Glass Co Ltd 水晶振動子パッケージ及びその製造方法
JP2002118437A (ja) * 2000-10-04 2002-04-19 Toyo Commun Equip Co Ltd 表面実装型電子部品のパッケージ
JP2004104117A (ja) * 2002-08-23 2004-04-02 Daishinku Corp 電子部品用パッケージおよび当該パッケージを用いた圧電振動デバイス
JP2005175686A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Seiko Epson Corp 圧電デバイスおよび蓋体の製造方法ならびに圧電デバイスを利用した携帯電話装置および圧電デバイスを利用した電子機器
JP2007060593A (ja) * 2005-07-29 2007-03-08 Kyocera Kinseki Corp 圧電デバイス及びその製造方法
JP2007129327A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Seiko Instruments Inc 圧電振動子及びこれを備える発振器、電波時計並びに電子機器
JP2007173974A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶デバイス
JP2008166994A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Epson Toyocom Corp 圧電振動子、圧電発振器、および圧電振動子の製造方法
WO2010074127A1 (ja) * 2008-12-24 2010-07-01 株式会社大真空 圧電振動デバイス、圧電振動デバイスの製造方法、および圧電振動デバイスを構成する構成部材のエッチング方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015162958A1 (ja) * 2014-04-24 2015-10-29 株式会社村田製作所 水晶振動装置及びその製造方法
JP5991452B2 (ja) * 2014-04-24 2016-09-14 株式会社村田製作所 水晶振動装置及びその製造方法
US10511282B2 (en) 2014-04-24 2019-12-17 Murata Manufacturing Co., Ltd. Crystal-oscillating device and manufacturing method therefor
WO2016111038A1 (ja) * 2015-01-08 2016-07-14 株式会社村田製作所 圧電振動部品及びその製造方法
JPWO2016111038A1 (ja) * 2015-01-08 2017-09-07 株式会社村田製作所 圧電振動部品及びその製造方法
JP2019054485A (ja) * 2017-09-19 2019-04-04 日本電波工業株式会社 パッケージ及び圧電デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
TWI443885B (zh) 2014-07-01
TW201222906A (en) 2012-06-01
US20120074816A1 (en) 2012-03-29
CN102420580B (zh) 2014-05-07
US8766513B2 (en) 2014-07-01
CN102420580A (zh) 2012-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012074837A (ja) 圧電デバイス
JP5595196B2 (ja) 圧電デバイス
JP2012074837A5 (ja)
JP5508192B2 (ja) 圧電デバイスの製造方法及び圧電デバイス
JP2012060628A (ja) 圧電デバイス及びその製造方法
JP5773418B2 (ja) 圧電振動片、圧電振動片を有する圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法
JP2012065305A (ja) 圧電デバイスの製造方法及び圧電デバイス
JP5085682B2 (ja) 圧電デバイス
JP2012199606A (ja) 水晶振動片及び水晶デバイス
JP2012034086A (ja) 圧電デバイスの製造方法及び圧電デバイス
JP5972598B2 (ja) 圧電デバイス及び圧電デバイスの製造方法
JP2007243378A (ja) 圧電振動子及びその製造方法
JP2012090252A (ja) 圧電デバイスの製造方法及び圧電デバイス
JP2012217111A (ja) 圧電デバイス及びその製造方法
JP2012209764A (ja) 圧電デバイス
JP5148659B2 (ja) 圧電デバイス
JP5646367B2 (ja) 水晶デバイス
JP5588784B2 (ja) 圧電デバイスの製造方法及び圧電デバイス
JP2012257180A (ja) 圧電デバイスの製造方法及び圧電デバイス
JP2012142875A (ja) 圧電デバイス及びその製造方法
JP2012195630A (ja) 圧電振動フレーム及び圧電デバイス
JP2013192027A (ja) 圧電デバイス
JP2012195918A (ja) 圧電デバイス
JP2012257158A (ja) 圧電デバイスの製造方法及び圧電デバイス
WO2013128496A1 (ja) 水晶振動子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130731

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140403

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140728