JP2011199065A - 真空パッケージ、真空パッケージの製造方法、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計 - Google Patents

真空パッケージ、真空パッケージの製造方法、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計 Download PDF

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Abstract

【課題】気密性に優れるとともに、実装強度の向上を図ることができる真空パッケージ、真空パッケージの製造方法、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計を提供する。
【解決手段】互いに接合されたベース基板2及びリッド基板3と、ベース基板2とリッド基板3との間に形成された圧電振動片4を封入可能なキャビティCと、ベース基板2を厚さ方向に貫通し、キャビティCの内部と外部とを導通させる貫通電極32,33とを備えたパッケージ9であって、ベース基板2及びリッド基板3におけるキャビティCの周囲は、基板2,3同士が接合される接合領域を構成し、ベース基板2における角部には、ベース基板2の厚さ方向から見てリッド基板3の接合面を露出させる切欠き部26が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、真空パッケージ、真空パッケージの製造方法、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計に関するものである。
近年、携帯電話や携帯情報端末機器には、時刻源や制御信号等のタイミング源、リファレンス信号源等として水晶等を利用した圧電振動子(真空パッケージ)が用いられている。この種の圧電振動子は、様々なものが知られているが、その1つとして、表面実装型の圧電振動子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、図18,図19に示すように、圧電振動子200は、接合膜207を介して互いに陽極接合されたベース基板201及びリッド基板202と、両基板201,202の間に形成されたキャビティC内に封止された圧電振動片203とを備えている。
基板201,202は、ガラス等からなる絶縁基板であり、ベース基板201には、ベース基板201を貫通する貫通孔204が形成されている。貫通孔204内には、貫通孔204を塞ぐように貫通電極205が形成されている。貫通電極205は、ベース基板201の外面に形成された外部電極206に電気的に接続される一方、内面(キャビティC内)に形成された引き回し電極209を介して圧電振動片203に電気的に接続されている。圧電振動片203は、例えば音叉型の振動片であって、その基端側で引き回し電極209上に導電性接着剤E等を介してマウントされている。圧電振動子200は、図19に示すように、外部電極206とシリコンデバイス210上に設けられたランド211とがハンダ212等によって接続されることで、実装される。
続いて、図20に基づいて上述した圧電振動子の製造方法について簡単に説明する。なお、図20においては、図面を見易くするため、キャビティC内に収容される圧電振動片203等を省略する。
図20に示すように、キャビティC用の凹部220aが複数形成されたリッド基板用ウエハ220と、複数の圧電振動片203(図18参照)がマウントされたベース基板用ウエハ230とを、接合膜207を介して真空雰囲気下で陽極接合する。これにより、複数の圧電振動子200がウエハ220,230の行列方向に形成されたウエハ体240とする。その後、ウエハ体240を各キャビティC毎に行列方向に切断することで、ウエハ体240を複数の圧電振動子200に個片化するようになっている。
特開2002−124845号公報
ところで、上述した圧電振動子200の製造工程においては、リッド基板用ウエハ220とベース基板用ウエハ230とを陽極接合する際に、接合部からアウトガス(例えば、酸素)が放出される。この際、アウトガスは、両ウエハ220,230間の隙間を通って、両ウエハ220,230の外周端部から外部へ排出されるようになっている。
しかしながら、上述したように凹部220a内に放出されるアウトガスの排出口は両ウエハ220,230の外周端部のみであるため、各凹部220aからアウトガスを抜くのが難しい。そのため、凹部220a内にアウトガスが残存した状態で、両ウエハ220,230同士が陽極接合されてしまう虞がある。その結果、キャビティC内の真空度が低下し、等価抵抗値(実効抵抗値:Re)が高くなる。この場合、圧電振動子200の駆動電圧が高くなり、エネルギー効率が低下するという問題がある。
さらに、圧電振動子200をシリコンデバイス210に実装する際、外部電極206とランド211とは平面同士の接合であるため、圧電振動子200の側面にフィレット(ハンダ212が圧電振動子200の側面を濡れ上がり、側面を覆った部分)が形成され難く、実装強度が低いという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、気密性に優れるとともに、実装強度の向上を図ることができる真空パッケージ、真空パッケージの製造方法、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計を提供するものである。
上述した課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係る真空パッケージは、互いに接合された第1基板及び第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に形成された電子部品を封入可能なキャビティと、前記複数の基板のうち、前記第1基板を厚さ方向に貫通し、前記キャビティの内部と外部とを導通させる貫通電極とを備えた真空パッケージであって、前記第1基板及び前記第2基板における前記キャビティの周囲は、前記基板同士が接合される接合領域を構成し、前記第1基板における前記接合領域の外周側には、前記第1基板の厚さ方向から見て前記第2基板の前記接合領域を露出させる切欠き部が形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、第1基板の接合領域に切欠き部を形成することで、複数の真空パッケージ(キャビティ)が形成されたウエハの状態で第1基板と第2基板とを接合する際、接合時に接合領域から発生するアウトガスが切欠き部を通って排出されることになる。すなわち、切欠き部が接合領域からのアウトガスの排出口として機能するため、ウエハにおけるキャビティ毎に排出口が形成されることになる。そのため、従来のようにアウトガスがウエハの外周端部のみからしか排出されない場合に比べて、アウトガスを効果的に排出することができる。その結果、キャビティ内でのアウトガスの残存を抑制した上で各基板を接合できるので、気密性に優れた真空パッケージを提供できる。
また、本発明に係る真空パッケージを電子デバイス等に実装する場合に、真空パッケージと電子デバイス上のランドとをハンダ等により接続すると、ハンダ等が切欠き部内に濡れ上がり、真空パッケージを側面側から覆うようなフィレットが形成される。そのため、真空パッケージと電子デバイスとの接合面積を向上させ、真空パッケージの実装強度を向上できる。
また、前記切欠き部の内面には導電性を有する金属膜が形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、切欠き部の内面に金属膜が形成されているため、真空パッケージを電子デバイスに実装する場合に、ハンダ等が金属膜上を伝って切欠き部内に濡れ上がり易くなる。そのため、フィレットが形成され易くなり、真空パッケージの実装強度を確実に向上できる。
また、前記第1基板は厚さ方向から見て矩形状に形成され、前記切欠き部が、前記第1基板の角部に形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、第1基板の各角部に切欠き部を形成することで、ウエハの接合時に接合領域から発生するアウトガスを効率的に排出することができ、真空パッケージの真空度をさらに向上できる。
また、真空パッケージの各角部周辺にフィレットが形成されることになるので、真空パッケージの実装強度をさらに向上できるとともに、真空パッケージをバランス良く実装することができる。
また、本発明の真空パッケージの製造方法は、上記本発明の真空パッケージの製造方法であって、前記第1基板の前記接合領域の外周側に、前記第1基板の厚さ方向から見て前記第2基板の接合領域を露出させる切欠き部を形成する切欠き部形成工程と、前記第1基板と前記第2基板との間に形成された導電性を有する接合膜により、前記基板同士を陽極接合する接合工程とを有していることを特徴としている。
この構成によれば、切欠き部形成工程において第1基板に切欠き部を形成しておくことで、接合工程においてウエハの接合時に発生するアウトガスが切欠き部を通って排出されることになる。すなわち、切欠き部が接合領域からのアウトガスの排出口として機能するため、キャビティ毎に排出口が形成されることになる。そのため、従来のようにアウトガスが基板の外周端部のみからしか排出されない場合に比べて、アウトガスを効果的に排出できる。その結果、キャビティ内でのアウトガスの残存を抑制した上で各基板を接合できるので、気密性に優れた真空パッケージを提供できる。
また、本発明に係る真空パッケージを電子デバイス等に実装する場合に、真空パッケージの貫通電極と電子デバイス上のランドとをハンダ等により接続すると、ハンダ等が切欠き部内に濡れ上がり、真空パッケージを側面側から覆うようなフィレットが形成される。そのため、真空パッケージと電子デバイスとの接合面積を向上させ、真空パッケージの実装強度を向上できる。
また、前記切欠き部形成工程の後段に、前記第1基板の外面に前記貫通電極を覆う外部電極を形成する外部電極形成工程を有し、前記外部電極形成工程と同時に、前記切欠き部の内面に前記外部電極と同材料の前記金属膜を形成することを特徴としている。
この構成によれば、第1基板に切欠き部が形成されているため、外部電極の成膜時において外部電極となる導電性材料が切欠き部内にも付着する。これにより、切欠き部内に金属膜を形成できる。すなわち、外部電極形成工程において外部電極と金属膜とをまとめて形成できるので、金属膜の形成工程を別途行う必要がなく、金属膜を追加することに伴う製造効率の低下を抑制できる。
また、本発明の圧電振動子は、上記本発明の真空パッケージの前記キャビティ内に、圧電振動片が気密封止されてなることを特徴としている。
この構成によれば、上記本発明の気密性に優れた真空パッケージを備えているので、圧電振動子の真空封止の信頼性を向上させることができる。これにより、圧電振動子の直列共振抵抗値(R1)が低い状態に維持されるので、低電力で圧電振動片を振動させることが可能になり、エネルギー効率に優れた圧電振動子を製造することができる。
また、本発明に係る発振器は、上記本発明の圧電振動子が、発振子として集積回路に電気的に接続されていることを特徴としている。
また、本発明に係る電子機器は、上記本発明の圧電振動子が、計時部に電気的に接続されていることを特徴としている。
また、本発明に係る電波時計は、上記本発明の圧電振動子が、フィルタ部に電気的に接続されていることを特徴としている。
本発明に係る発振器、電子機器及び電波時計においては、エネルギー効率に優れた圧電振動子を備えているので、圧電振動子と同様にエネルギー効率に優れた製品を提供できる。
本発明に係るパッケージ及びパッケージの製造方法によれば、気密性に優れるとともに、実装強度の向上を図ることができる。
また、本発明に係る圧電振動子によれば、エネルギー効率に優れた圧電振動子を製造することができる。
本発明に係る発振器、電子機器及び電波時計においては、上述した圧電振動子を備えているので、圧電振動子と同様にエネルギー効率に優れた製品を提供することができる。
実施形態に係る圧電振動子をリッド基板側から見た外観斜視図である。 実施形態に係る圧電振動子をベース基板側から見た外観斜視図である。 圧電振動子のリッド基板を取り外した状態の平面図である。 図3のA−A線に沿う側面断面図である。 圧電振動子の分解斜視図である。 圧電振動片の平面図である。 圧電振動片の底面図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 圧電デバイスの断面図である。 圧電振動子の製造方法のフローチャートである。 ウエハ体の分解斜視図である。 リッド基板用ウエハに接合材が形成された状態を示す図である。 ベース基板用ウエハに貫通電極が形成された状態を示す図である。 図11のE−E線に沿う断面図である。 実施形態に係る発振器の構成図である。 実施形態に係る電子機器の構成図である。 実施形態に係る電波時計の構成図である。 従来の圧電振動子の内部構成図であって、リッド基板を取り外した状態の平面図である。 図18のF−F線に相当する断面図であって、従来の圧電振動デバイスの断面図である。 従来のウエハ体を示す断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
(圧電振動子)
次に、本発明の実施形態に係る圧電振動子を、図面を参照して説明する。図1は実施形態に係る圧電振動子をリッド基板側から見た外観斜視図であり、図2はベース基板側から見た外観斜視図である。また、図3は圧電振動子のリッド基板を取り外した状態の平面図である。図4は図3のA−A線に沿う側面断面図である。図5は、圧電振動子の分解斜視図である。なお図5では、図面を見易くするために、後述する圧電振動片4の励振電極15、引き出し電極19,20、マウント電極16,17及び重り金属膜21の図示を省略している。
図1〜図5に示すように、本実施形態の圧電振動子1は、ベース基板(第1基板)2及びリッド基板(第2基板)3が接合材35を介して陽極接合されたパッケージ9と、パッケージ9のキャビティCに収納された圧電振動片4と、を備えた表面実装型の圧電振動子1である。
図6は圧電振動片の平面図であり、図7は底面図であり、図8は図6のB−B線に沿う断面図である。
図6〜図8に示すように、圧電振動片4は、水晶やタンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電材料から形成された音叉型の振動片であり、所定の電圧が印加されたときに振動するものである。この圧電振動片4は、平行に配置された一対の振動腕部10,11と、該一対の振動腕部10,11の基端側を一体的に固定する基部12と、一対の振動腕部10,11の両主面上に形成された溝部18とを備えている。この溝部18は、該振動腕部10,11の長手方向に沿って振動腕部10,11の基端側から略中間付近まで形成されている。
また、本実施形態の圧電振動片4は、一対の振動腕部10,11の外表面上に形成されて一対の振動腕部10,11を振動させる第1の励振電極13及び第2の励振電極14からなる励振電極15と、第1の励振電極13及び第2の励振電極14に電気的に接続されたマウント電極16,17とを有している。励振電極15、マウント電極16,17及び引き出し電極19,20は、例えば、クロム(Cr)やニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)等の導電性材料の被膜により形成されている。
励振電極15は、一対の振動腕部10,11を互いに接近又は離間する方向に所定の共振周波数で振動させる電極である。励振電極15を構成する第1の励振電極13及び第2の励振電極14は、一対の振動腕部10,11の外表面に、それぞれ電気的に切り離された状態でパターニングされて形成されている。具体的には、第1の励振電極13が、一方の振動腕部10の溝部18上と他方の振動腕部11の両側面上とに主に形成され、第2の励振電極14が、一方の振動腕部10の両側面上と他方の振動腕部11の溝部18上とに主に形成されている。また、第1の励振電極13及び第2の励振電極14は、基部12の両主面上において、それぞれ引き出し電極19,20を介してマウント電極16,17に電気的に接続されている。
また、一対の振動腕部10,11の先端には、自身の振動状態を所定の周波数の範囲内で振動するように調整(周波数調整)を行うための重り金属膜21が被膜されている。この重り金属膜21は、周波数を粗く調整する際に使用される粗調膜21aと、微小に調整する際に使用される微調膜21bとに分かれている。
図1,図2,図4及び図5に示すように、リッド基板3は、ガラス材料、例えばソーダ石灰ガラスからなる陽極接合可能な基板であり、略板状に形成されている。リッド基板3におけるベース基板2との接合面側には、圧電振動片4を収容するキャビティC用の凹部3aが形成されている。
リッド基板3におけるベース基板2との接合面(内面)側のほぼ全体には、陽極接合用の接合材35が形成されている。具体的に、接合材35は、凹部3aの内面全体に加えて、凹部3aの周囲に形成されたベース基板2との接合面である額縁領域3cの角部以外の全域に亘って形成されている。すなわち、額縁領域3cにおける各角部は、接合材35の非形成領域3bとなっており、額縁領域3cから非形成領域3bを除いた領域が本発明の接合領域を構成している。なお、本実施形態においては、非形成領域3bは、例えばリッド基板3の角部を中心にした扇状(中心角が90度)に形成されている。そして、この非形成領域3b上には、導電性材料からなる金属膜25が形成されている。この金属膜25は、接合材35の端部から間隔を空けて形成されており、接合材35と金属膜25とは電気的に切り離された状態となっている。なお、本実施形態の接合材35はSi膜で形成されているが、接合材35をAlで形成することも可能である。なお接合材として、ドーピング等により低抵抗化したSiバルク材を可能することも可能である。そして後述するように、この接合材35とベース基板2とが陽極接合され、キャビティCが真空封止されている。
ベース基板2は、ガラス材料、例えばソーダ石灰ガラスからなる基板であり、図1〜図5に示すように、リッド基板3と同等の外形で略板状に形成されている。
ベース基板2の内面2a側(リッド基板3との接合面側)には、一対の引き回し電極36,37がパターニングされている。各引き回し電極36,37は、例えば下層のCr膜及び上層のAu膜の積層体によって形成されている。
そして図4,図5に示すように、引き回し電極36,37の表面に、金等のバンプBを介して、上述した圧電振動片4のマウント電極16,17がバンプ接合されている。圧電振動片4は、ベース基板2の内面2aから振動腕部10,11を浮かせた状態で接合されている。
またベース基板2には、ベース基板2を貫通する一対の貫通電極32,33が形成されている。各貫通電極32,33は、ステンレスやAg、Al等の導電性を有する金属材料によって形成されている。一方の貫通電極32は、一方の引き回し電極36の直下に形成されている。他方の貫通電極33は、振動腕部11の先端付近に形成され、引き回し配線を介して他方の引き回し電極37に接続されている。
またベース基板2の外面2bには、図1,図2,図4及び図5に示すように、一対の外部電極38,39が形成されている。一対の外部電極38,39は、ベース基板2の長手方向の両端部に形成され、一対の貫通電極32,33に対してそれぞれ電気的に接続されている。外部電極38,39は、圧電振動子1が後述するシリコンデバイス70に実装される際にシリコンデバイス70のランド部72に接続され、外部電極38,39を介して圧電振動片4に電圧が印加されるようになっている。
ここで、ベース基板2の角部には、角部を中心にした扇状(例えば、中心角が90度)に切り欠かれた切欠き部26が形成されている。これら切欠き部26は、ベース基板2の外面2b側から内面2a側に向かって厚さ方向全体に亘って形成されており、ベース基板2の厚さ方向から見て、上述したリッド基板3の角部(非形成領域3b)が露出するようになっている。すなわち、リッド基板3の接合面(額縁領域3c)の角部は、ベース基板2と重ならない部位となっている。また、基板2,3の面方向において、切欠き部26の端面位置は、上述したリッド基板3の角部よりも面方向内側で、接合材35の端部(非形成領域3bとの境界部分)よりも面方向外側に配置されている。そして、リッド基板3の角部におけるベース基板2と重ならない部位(角部の端部側)に、上述した金属膜25が形成されている。これにより、金属膜25と外部電極38,39とが電気的に切り離されることなる。なお、金属膜25は、上述した外部電極38,39の形成時に外部電極38,39の構成材料が付着して形成される膜であるため、リッド基板3の非形成領域3b上に加え、図示しないが切欠き部26の内面にも形成されている。すなわち、外部電極38,39と金属膜25とは同一材料により連続的に形成されている。
(圧電デバイス)
図9は、圧電デバイスを示す断面図である。なお、図9において、圧電振動子1は図4に相当する断面を示しており、図面を見易くするためにキャビティC内に収容された圧電振動片4等は省略する。
図9に示すように、圧電デバイス69は、RCTモジュール等のシリコンデバイス70と、シリコンデバイス70上に実装された上述した圧電振動子1とを備えている。シリコンデバイス70上には、圧電振動子1との電気的接続を行うためのランド部72が形成されており、圧電振動子1の外部電極38,39と、ランド部72とがハンダ73により実装されている。
この場合、本実施形態では、切欠き部26の端面及びリッド基板3の非形成領域3b上に外部電極38,39から連続的に形成された金属膜25が形成されているので、圧電振動子1をハンダ付けする際に、ハンダ73の一部が金属膜25を伝って、リッド基板3の非形成領域3b上に向かって濡れ上がる。これにより、圧電振動子1の角部周辺には、圧電振動子1の側面を覆うとともに、シリコンデバイス70の面方向に沿って裾野状に広がったフィレット75が形成されるため、シリコンデバイス70上に圧電振動子1を強固に固定できる。よって、圧電振動子1の実装強度を向上させ、圧電デバイス69の強度を確保できる。また、フィレット75は、圧電振動子1における各角部の周辺に形成されるため、圧電振動子1の実装強度を確保できるとともに、シリコンデバイス70上に圧電振動子1をバランスよく実装できる。
このように構成された圧電振動子1を作動させる場合には、シリコンデバイス70のランド部72を介してベース基板2に形成された外部電極38,39に、所定の駆動電圧を印加する。すると、一方の外部電極38から、一方の貫通電極32及び一方の引き回し電極36を介して、圧電振動片4の第1の励振電極13に通電される。また他方の外部電極39から、他方の貫通電極33及び他方の引き回し電極37を介して、圧電振動片4の第2の励振電極14に通電される。これにより、圧電振動片4の第1の励振電極13及び第2の励振電極14からなる励振電極15に電流を流すことができ、一対の振動腕部10,11を接近・離間させる方向に所定の周波数で振動させることができる。そして、この一対の振動腕部10,11の振動を利用して、時刻源、制御信号のタイミング源やリファレンス信号源等として利用することができる。
(圧電振動子の製造方法)
次に、本実施形態に係る圧電振動子の製造方法について説明する。図10は、本実施形態に係る圧電振動子の製造方法のフローチャートである。図11は、ウエハ体の分解斜視図である。以下には、ベース基板用ウエハ40とリッド基板用ウエハ50との間に複数の圧電振動片4を封入してウエハ体60を形成し、ウエハ体60を切断することにより複数の圧電振動子を同時に製造する方法について説明する。なお、図11以下の各図に示す破線Mは、切断工程で切断する切断線を図示したものである。
本実施形態に係る圧電振動子の製造方法は、主に、圧電振動片作製工程(S10)と、リッド基板用ウエハ作製工程(S20)と、ベース基板用ウエハ作製工程(S30)と、組立工程(S40以下)とを有している。そのうち、圧電振動片作製工程(S10)、リッド基板用ウエハ作製工程(S20)及びベース基板用ウエハ作製工程(S30)は、並行して実施することが可能である。また本実施形態に係る圧電振動子の製造方法は、リッド基板及びベース基板が接合材を介して陽極接合されてなるパッケージの製造方法を含んでいる。
圧電振動片作製工程(S10)では、図6〜図8に示す圧電振動片4を作製する。具体的には、まず水晶のランバート原石を所定の角度でスライスして一定の厚みのウエハとする。続いて、このウエハをラッピングして粗加工した後、加工変質層をエッチングで取り除き、その後ポリッシュ等の鏡面研磨加工を行って、所定の厚みのウエハとする。続いて、ウエハに洗浄等の適切な処理を施した後、該ウエハをフォトリソグラフィ技術によって圧電振動片4の外形形状にパターニングするとともに、金属膜の成膜及びパターニングを行って、励振電極15、引き出し電極19,20、マウント電極16,17、重り金属膜21を形成する。これにより、複数の圧電振動片4を作製することができる。次に、圧電振動片4の共振周波数の粗調を行う。これは、重り金属膜21の粗調膜21aにレーザ光を照射して一部を蒸発させ、振動腕部10,11の重量を変化させることで行う。
図10,図11に示すように、リッド基板用ウエハ作製工程(S20)では、後にリッド基板3となるリッド基板用ウエハ50を作製する。まず、ソーダ石灰ガラスからなる円板状のリッド基板用ウエハ50を、所定の厚さまで研磨加工して洗浄した後に、エッチング等により最表面の加工変質層を除去する(S21)。次いで、リッド基板用ウエハ50におけるベース基板用ウエハ40との接合面側に、キャビティ用の凹部3aを複数形成する(S22)。凹部3aの形成は、加熱プレス成形やエッチング加工等によって行う。次に、ベース基板用ウエハ40との接合面(額縁領域3c)を研磨する(S23)。
図12は、リッド基板用ウエハに接合材が形成された状態を示す図であり、図12(a)は内面側から見た平面図、図12(b)は図12(a)のC−C線に沿う断面図である。
次に、図11,図12に示すように、リッド基板用ウエハ50におけるベース基板用ウエハ40との接合面(以下、内面50aという)側に接合材35を形成する(S24)。具体的に、まずリッド基板用ウエハ50の内面50a(凹部3aの内面全体及び凹部3aの周囲の額縁領域3c)全体に接合材35を成膜する。そして、後にリッド基板3の角部に相当する領域の接合材35をパターニングして除去することで、切断線Mの交点を中心とした円形状の非形成領域50bを形成する。この非形成領域50bは、後の切断工程でリッド基板用ウエハ50が分割(4分割)されることで、リッド基板3の角部となる領域で接合材35が除去された非形成領域3bとなる。このように、各リッド基板3の非形成領域3bをまとめて非形成領域50bとして形成することで、切断後のリッド基板3の各角部に均等に非形成領域3bを形成できる。これにより、各リッド基板3毎に非形成領域50bを形成する場合に比べて、パターニングのためのマスク等が簡素化され、簡単、かつ高精度なパターニングを行うことができる。
なお、接合材35は、成膜後にパターニングすることで、リッド基板用ウエハ50におけるベース基板用ウエハ40との接合領域のみに形成する構成でも構わない。また、接合材形成工程(S24)の前に研磨工程(S23)を行っているので、接合材35の表面の平面度が確保され、ベース基板用ウエハ40との安定した接合を実現することができる。
図13は、ベース基板用ウエハに貫通電極が形成された状態を示す図であり、図13(a)は内面側から見た平面図、図13(b)は図13(a)のD−D線に沿う断面図である。
図13に示すように、ベース基板用ウエハ作製工程(S30)では、後にベース基板2となるベース基板用ウエハ40を作製する。まず、ソーダ石灰ガラスからなる円板状のベース基板用ウエハ40を、所定の厚さまで研磨加工して洗浄した後に、エッチング等により最表面の加工変質層を除去する(S31)。次いで、ベース基板用ウエハ40に一対の貫通電極32,33を形成する貫通電極形成工程を行う(S32)。貫通電極32,33は、例えば、ベース基板用ウエハ40に貫通孔30,31を形成し、貫通孔30,31内に銀ペースト等の導電材を充填した後、焼成することで形成する。この際、貫通孔30,31の形成と同時に、切断線Mの交点を中心とした円形状の貫通孔43を形成する。すなわち、リッド基板用ウエハ50における各キャビティCの各対角線上に貫通孔43を形成する。この貫通孔43は、後の切断工程で分割(4分割)されることで、ベース基板2の角部となる領域が切り欠かれた切欠き部26となる。このように、各ベース基板2の切り欠き部26をまとめて貫通孔43として形成することで、切断後のベース基板2の各角部に均等に切欠き部26を形成できる。これにより、各ベース基板2毎に切欠き部26を形成する場合に比べて、簡単、かつ高精度に切欠き部26を形成することができる。なお、貫通孔43の内径は、リッド基板用ウエハ50に形成された非形成領域50bの内径よりも小さく形成されている。
次に、一対の貫通電極32,33に電気的接続された引き回し電極36,37を形成する引き回し電極形成工程を行う(S33)。
ところで、ベース基板用ウエハ40の内面40aに、引き回し電極36,37とともに接合材35を形成することも考えられる。しかしながら、この場合には、引き回し電極36,37の形成後に接合材35を形成することになり、製造時間が長くなる。また両者間の拡散を防止するため、引き回し電極36,37をマスクしつつ接合材35を形成する必要があり、製造工程が複雑化する。これに対して、本実施形態では、リッド基板用ウエハ50に接合材35を形成し、ベース基板用ウエハ40に引き回し電極36,37を形成する。これにより、引き回し電極36,37の形成と接合材35の形成とを並行して実施することが可能になり、製造時間を短縮することができる。また両者間の拡散を考慮する必要がないので、製造工程を簡略化することができる。
マウント工程(S40)では、作製した複数の圧電振動片4を、ベース基板用ウエハ40の引き回し電極36,37の上面に接合する。具体的には、まず一対の引き回し電極36,37上にそれぞれ金等のバンプBを形成する。次に、圧電振動片4の基部12をバンプB上に載置し、バンプBを所定温度に加熱しながら圧電振動片4をバンプBに押し付ける。これにより、圧電振動片4の振動腕部10,11がベース基板用ウエハ40の上面から浮いた状態で、基部12がバンプBに機械的に固着される。また、マウント電極16,17と引き回し電極36,37とが電気的に接続された状態となる。
重ね合わせ工程(S50)では、圧電振動片4のマウントが終了したベース基板用ウエハ40に対して、リッド基板用ウエハ50を重ね合わせる。具体的には、図示しない基準マーク等を指標としながら、両ウエハ40、50を正しい位置にアライメントする。これにより、ベース基板用ウエハ40にマウントされた圧電振動片4が、リッド基板用ウエハ50の凹部3aとベース基板用ウエハ40とで囲まれるキャビティC内に収容された状態となる。なお、この際ベース基板用ウエハ40の貫通孔43とリッド基板用ウエハ50の凹部3aとが、互い連通しない位置関係で重ね合わされる。
図14は、図11のE−E線に沿う断面図である。なお、図14においては、図面を見易くするため、キャビティC内に収容された圧電振動片4等の電子部品は省略する。
両ウエハ40,50の重ね合わせ後、重ね合わせた2枚のウエハ40,50を図示しない陽極接合装置に入れ、図示しない保持機構によりウエハの外周部分をクランプした状態で、所定の温度雰囲気で所定の電圧を印加して陽極接合する(S60:接合工程)。これにより、圧電振動片4をキャビティC内に封止することができ、ベース基板用ウエハ40とリッド基板用ウエハ50とが接合したウエハ体60を得ることができる。
ところで、上述した接合工程(S60)において、ウエハ体60を加熱すると、ウエハ体60の接合材35からアウトガスが放出される。アウトガスは、一部がウエハ体60の外側端部(ウエハ40,50間の隙間)から外部に放出されるとともに、ベース基板用ウエハ40の貫通孔43を通って外部に排出されることになる。すなわち、ベース基板用ウエハ40の貫通孔43がアウトガスの排出口として機能する。なお、陽極接合後は、両ウエハ40,50は接合材35によって陽極接合されるため、貫通孔43とキャビティCとの間は接合材35によって遮断される。
外部電極形成工程(S70)では、ベース基板用ウエハの裏面に外部電極38,39を形成する。具体的に、ベース基板用ウエハ40の外面40b上にスパッタ等により導電性材料を成膜し、導電性材料がベース基板2の長手方向両端部のみに残存するようにパターニングする。これにより、外部電極38,39が形成される。なお、成膜時の導電性材料が貫通孔43の内面や、貫通孔43から露出するリッド基板用ウエハ50の非形成領域50b上にも付着する。これにより、貫通孔43の内面やリッド基板用ウエハ50の内面50aの非形成領域3b上に金属膜25が形成される。すなわち、外部電極形成工程(S70)において外部電極38,39と金属膜25とをまとめて形成できるので、金属膜25の形成工程を別途行う必要がなく、金属膜25を追加することに伴う製造効率の低下を抑制できる。この際、金属膜25と接合材35との間は分離しているため、接合材35を介して外部電極38,39間が短絡することを防止できる。
微調工程(S80)では、個々の圧電振動子1の周波数を微調整する。具体的には、まず外部電極38,39から所定電圧を継続的に印加して、圧電振動片4を振動させつつ周波数を計測する。この状態で、ベース基板用ウエハ40の外部からレーザ光を照射し、重り金属膜21の微調膜21bを蒸発させる。これにより、一対の振動腕部10,11の先端側の重量が低下するため、圧電振動片4の周波数が上昇する。これにより、圧電振動子1の周波数を微調整して、公称周波数の範囲内に収めることができる。
切断工程(S90)では、接合されたウエハ体60を切断線Mに沿って切断する。具体的には、まずウエハ体60のベース基板用ウエハ40の表面にUVテープを貼り付ける。次に、リッド基板用ウエハ50側から切断線Mに沿ってレーザを照射する(スクライブ)。次に、UVテープの表面から切断線Mに沿って切断刃を押し当て、ウエハ体60を割断する(ブレーキング)。その後、UVを照射してUVテープを剥離する。これにより、ウエハ体60を複数の圧電振動子1に分離することができる。この際、切断線Mを中心に形成された貫通孔43は、4分割されて各ベース基板2の角部に扇状の切欠き部26が形成されることになる。同様に、非形成領域50bも4分割されてリッド基板3の角部に扇状の非形成領域3bが形成されることになる。なお、これ以外のダイシング等の方法によりウエハ体60を切断してもよい。
電気特性検査工程(S100)では、圧電振動子1の共振周波数や共振抵抗値、ドライブレベル特性(共振周波数及び共振抵抗値の励振電力依存性)等を測定してチェックする。また、絶縁抵抗特性等も併せてチェックする。最後に、圧電振動子1の外観検査を行って、寸法や品質等を最終的にチェックする。
以上により、圧電振動子1が完成する。
このように、本実施形態では、ベース基板用ウエハ40にリッド基板用ウエハ50の接合面に重なり合わない貫通孔43(切欠き部26)を形成する構成とした。
この構成によれば、ベース基板用ウエハ40に貫通孔43を形成することで、ウエハ40,50の接合時に接合材35から発生するアウトガスが貫通孔43を通って排出されることになる。すなわち、貫通孔43がウエハ40,50の接合領域からのアウトガスの排出口として機能するため、キャビティC毎に排出口が形成されることになる。そのため、従来のようにアウトガスがウエハ220,230(図20参照)の外周端部のみからしか排出されない場合に比べて、アウトガスを効果的に排出することができる。その結果、キャビティC内にアウトガスの残存が少ない状態で各ウエハ220,230を接合できるので、気密性に優れたパッケージ9を提供することができる。そのため、圧電振動子1の真空封止の信頼性を向上させることができる。したがって、圧電振動子1の直列共振抵抗値(R1)が低い状態に維持されるので、低電力で圧電振動片4を振動させることが可能になり、エネルギー効率に優れた圧電振動子1を製造することができる。
さらに、上述したように圧電振動子1をシリコンデバイス70上に実装する場合には、ハンダ73が金属膜25を伝って切欠き部26内に濡れ上がり、切欠き部26周辺に裾野状に広がったフィレット75が形成される。そのため、圧電振動子1とシリコンデバイス70との接合面積を向上させ、圧電振動子1の実装強度を向上できる。
また、貫通電極形成工程において、貫通孔30,31と同時に貫通孔43を形成することで、製造工程を増加させることなく、貫通孔43を形成できる。そのため、製造効率を維持した上で、気密性に優れた圧電振動子1を提供することができる。
(発振器)
次に、本発明に係る発振器の一実施形態について、図15を参照しながら説明する。
本実施形態の発振器100は、図15に示すように、圧電振動子1を、集積回路101に電気的に接続された発振子として構成したものである。この発振器100は、コンデンサ等の電子部品102が実装された基板103を備えている。基板103には、発振器用の上記集積回路101が実装されており、この集積回路101の近傍に、圧電振動子1が実装されている。これら電子部品102、集積回路101及び圧電振動子1は、図示しない配線パターンによってそれぞれ電気的に接続されている。なお、各構成部品は、図示しない樹脂によりモールドされている。
このように構成された発振器100において、圧電振動子1に電圧を印加すると、該圧電振動子1内の圧電振動片4が振動する。この振動は、圧電振動片4が有する圧電特性により電気信号に変換されて、集積回路101に電気信号として入力される。入力された電気信号は、集積回路101によって各種処理がなされ、周波数信号として出力される。これにより、圧電振動子1が発振子として機能する。
また、集積回路101の構成を、例えば、RTC(リアルタイムクロック)モジュール等を要求に応じて選択的に設定することで、時計用単機能発振器等の他、当該機器や外部機器の動作日や時刻を制御したり、時刻やカレンダー等を提供したりする機能を付加することができる。
上述したように、本実施形態の発振器100によれば、ベース基板2とリッド基板3とが確実に陽極接合され、キャビティC内の気密が確実に確保され、エネルギー効率に優れた高品質な圧電振動子1を備えているため、発振器100自体も同様にエネルギー効率を高めて高品質化を図ることができる。さらにこれに加え、長期にわたって安定した高精度な周波数信号を得ることができる。
(電子機器)
次に、本発明に係る電子機器の一実施形態について、図16を参照して説明する。なお電子機器として、上述した圧電振動子1を有する携帯情報機器110を例にして説明する。
始めに本実施形態の携帯情報機器110は、例えば、携帯電話に代表されるものであり、従来技術における腕時計を発展、改良したものである。外観は腕時計に類似し、文字盤に相当する部分に液晶ディスプレイを配し、この画面上に現在の時刻等を表示させることができるものである。また、通信機として利用する場合には、手首から外し、バンドの内側部分に内蔵されたスピーカ及びマイクロフォンによって、従来技術の携帯電話と同様の通信を行うことが可能である。しかしながら、従来の携帯電話と比較して、格段に小型化及び軽量化されている。
次に、本実施形態の携帯情報機器110の構成について説明する。この携帯情報機器110は、図16に示すように、圧電振動子1と、電力を供給するための電源部111とを備えている。電源部111は、例えば、リチウム二次電池からなっている。この電源部111には、各種制御を行う制御部112と、時刻等のカウントを行う計時部113と、外部との通信を行う通信部114と、各種情報を表示する表示部115と、それぞれの機能部の電圧を検出する電圧検出部116とが並列に接続されている。そして、電源部111によって、各機能部に電力が供給されるようになっている。
制御部112は、各機能部を制御して音声データの送信及び受信、現在時刻の計測や表示等、システム全体の動作制御を行う。また、制御部112は、予めプログラムが書き込まれたROMと、該ROMに書き込まれたプログラムを読み出して実行するCPUと、該CPUのワークエリアとして使用されるRAM等とを備えている。
計時部113は、発振回路、レジスタ回路、カウンタ回路及びインターフェース回路等を内蔵する集積回路と、圧電振動子1とを備えている。圧電振動子1に電圧を印加すると圧電振動片4が振動し、該振動が水晶の有する圧電特性により電気信号に変換されて、発振回路に電気信号として入力される。発振回路の出力は二値化され、レジスタ回路とカウンタ回路とにより計数される。そして、インターフェース回路を介して、制御部112と信号の送受信が行われ、表示部115に、現在時刻や現在日付或いはカレンダー情報等が表示される。
通信部114は、従来の携帯電話と同様の機能を有し、無線部117、音声処理部118、切替部119、増幅部120、音声入出力部121、電話番号入力部122、着信音発生部123及び呼制御メモリ部124を備えている。
無線部117は、音声データ等の各種データを、アンテナ125を介して基地局と送受信のやりとりを行う。音声処理部118は、無線部117又は増幅部120から入力された音声信号を符号化及び複号化する。増幅部120は、音声処理部118又は音声入出力部121から入力された信号を、所定のレベルまで増幅する。音声入出力部121は、スピーカやマイクロフォン等からなり、着信音や受話音声を拡声したり、音声を集音したりする。
また、着信音発生部123は、基地局からの呼び出しに応じて着信音を生成する。切替部119は、着信時に限って、音声処理部118に接続されている増幅部120を着信音発生部123に切り替えることによって、着信音発生部123において生成された着信音が増幅部120を介して音声入出力部121に出力される。
なお、呼制御メモリ部124は、通信の発着呼制御に係るプログラムを格納する。また、電話番号入力部122は、例えば、0から9の番号キー及びその他のキーを備えており、これら番号キー等を押下することにより、通話先の電話番号等が入力される。
電圧検出部116は、電源部111によって制御部112等の各機能部に対して加えられている電圧が、所定の値を下回った場合に、その電圧降下を検出して制御部112に通知する。このときの所定の電圧値は、通信部114を安定して動作させるために必要な最低限の電圧として予め設定されている値であり、例えば、3V程度となる。電圧検出部116から電圧降下の通知を受けた制御部112は、無線部117、音声処理部118、切替部119及び着信音発生部123の動作を禁止する。特に、消費電力の大きな無線部117の動作停止は、必須となる。更に、表示部115に、通信部114が電池残量の不足により使用不能になった旨が表示される。
即ち、電圧検出部116と制御部112とによって、通信部114の動作を禁止し、その旨を表示部115に表示することができる。この表示は、文字メッセージであっても良いが、より直感的な表示として、表示部115の表示面の上部に表示された電話アイコンに、×(バツ)印を付けるようにしてもよい。
なお、通信部114の機能に係る部分の電源を、選択的に遮断することができる電源遮断部126を備えることで、通信部114の機能をより確実に停止することができる。
上述したように、本実施形態の携帯情報機器110によれば、キャビティC内の気密が確実に確保され、エネルギー効率に優れた高品質な圧電振動子1を備えているため、携帯情報機器自体も同様に、エネルギー効率を高めて高品質化を図ることができる。さらにこれに加え、長期にわたって安定した高精度な時計情報を表示することができる。
(電波時計)
次に、本発明に係る電波時計の一実施形態について、図17を参照して説明する。
本実施形態の電波時計130は、図17に示すように、フィルタ部131に電気的に接続された圧電振動子1を備えたものであり、時計情報を含む標準の電波を受信して、正確な時刻に自動修正して表示する機能を備えた時計である。
日本国内には、福島県(40kHz)と佐賀県(60kHz)とに、標準の電波を送信する送信所(送信局)があり、それぞれ標準電波を送信している。40kHz若しくは60kHzのような長波は、地表を伝播する性質と、電離層と地表とを反射しながら伝播する性質とを併せもつため、伝播範囲が広く、上述した2つの送信所で日本国内を全て網羅している。
以下、電波時計130の機能的構成について詳細に説明する。
アンテナ132は、40kHz若しくは60kHzの長波の標準電波を受信する。長波の標準電波は、タイムコードと呼ばれる時刻情報を、40kHz若しくは60kHzの搬送波にAM変調をかけたものである。受信された長波の標準電波は、アンプ133によって増幅され、複数の圧電振動子1を有するフィルタ部131によって濾波、同調される。 本実施形態における圧電振動子1は、上記搬送周波数と同一の40kHz及び60kHzの共振周波数を有する水晶振動子部138、139をそれぞれ備えている。
更に、濾波された所定周波数の信号は、検波、整流回路134により検波復調される。 続いて、波形整形回路135を介してタイムコードが取り出され、CPU136でカウントされる。CPU136では、現在の年、積算日、曜日、時刻等の情報を読み取る。読み取られた情報は、RTC137に反映され、正確な時刻情報が表示される。
搬送波は、40kHz若しくは60kHzであるから、水晶振動子部138、139は、上述した音叉型の構造を持つ振動子が好適である。
なお、上述の説明は、日本国内の例で示したが、長波の標準電波の周波数は、海外では異なっている。例えば、ドイツでは77.5KHzの標準電波が用いられている。従って、海外でも対応可能な電波時計130を携帯機器に組み込む場合には、さらに日本の場合とは異なる周波数の圧電振動子1を必要とする。
上述したように、本実施形態の電波時計130によれば、ベース基板2とリッド基板3とが確実に陽極接合され、キャビティC内の気密が確実に確保され、エネルギー効率に優れた高品質な圧電振動子1を備えているため、電波時計自体も同様にエネルギー効率を高めて高品質化を図ることができる。さらにこれに加え、長期にわたって安定して高精度に時刻をカウントすることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成等はほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、リッド基板用ウエハ50の内面50aに接合材35を形成したが、これとは逆に、ベース基板用ウエハ40の内面40aに接合材35を形成してもよい。但し、金属膜25と接合材35が接触しないように接合材35をパターニングする必要がある。
また、上述した実施形態では、各角部に切欠き部26を形成する場合について説明したが、切欠き部26の形状や大きさ、個数等は、適宜設計変更が可能である。例えば、上述した実施形態ではベース基板2の角部に扇状の切欠き部26を形成する場合について説明したが、リッド基板3の額縁領域3cに到達するような貫通孔(切欠き部)を形成することも可能である。
さらに、上述した実施形態では、非形成領域3b上に直接金属膜25を形成する場合について説明したが、絶縁膜を介して金属膜25を形成しても構わない。
また上述した実施形態では、本発明に係るパッケージの製造方法を使用しつつ、パッケージの内部に圧電振動片を封入して圧電振動子を製造したが、パッケージの内部に圧電振動片以外の電子部品を封入して、圧電振動子以外のデバイスを製造することも可能である。
さらに、上述した実施形態ではベース基板2とリッド基板3との間にキャビティCを形成した2層構造タイプの圧電振動子1に本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、圧電基板をベース基板とリッド基板とで上下から挟み込むように接合した3層構造タイプの圧電振動子に適用しても構わない。
1…圧電振動子 2…ベース基板(第1基板) 3…リッド基板(第2基板) 4…圧電振動片 9…パッケージ 25…金属膜 26…切欠き部 32,33…貫通電極 38,39…外部電極 100…発振器 101…発振器の集積回路 110…携帯情報機器(電子機器) 113…電子機器の計時部 130…電波時計 131…電波時計のフィルタ部 C…キャビティ

Claims (9)

  1. 互いに接合された第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に形成された電子部品を封入可能なキャビティと、
    前記複数の基板のうち、前記第1基板を厚さ方向に貫通し、前記キャビティの内部と外部とを導通させる貫通電極とを備えた真空パッケージであって、
    前記第1基板及び前記第2基板における前記キャビティの周囲は、前記基板同士が接合される接合領域を構成し、
    前記第1基板における前記接合領域の外周側には、前記第1基板の厚さ方向から見て前記第2基板の前記接合領域を露出させる切欠き部が形成されていることを特徴とする真空パッケージ。
  2. 前記切欠き部の内面には導電性を有する金属膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載の真空パッケージ。
  3. 前記第1基板は厚さ方向から見て矩形状に形成され、前記切欠き部が、前記第1基板の角部に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の真空パッケージ。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の真空パッケージの製造方法であって、
    前記第1基板の前記接合領域の外周側に、前記第1基板の厚さ方向から見て前記第2基板の接合領域を露出させる切欠き部を形成する切欠き部形成工程と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に形成された導電性を有する接合膜により、前記基板同士を陽極接合する接合工程とを有していることを特徴とする真空パッケージの製造方法。
  5. 前記切欠き部形成工程の後段に、前記第1基板の外面に前記貫通電極を覆う外部電極を形成する外部電極形成工程を有し、
    前記外部電極形成工程と同時に、前記切欠き部の内面に前記外部電極と同材料の前記金属膜を形成することを特徴とする請求項4記載の真空パッケージの製造方法。
  6. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の真空パッケージの前記キャビティ内に、圧電振動片が気密封止されてなることを特徴とする圧電振動子。
  7. 請求項6記載の前記圧電振動子が、発振子として集積回路に電気的に接続されていることを特徴とする発振器。
  8. 請求項6記載の前記圧電振動子が、計時部に電気的に接続されていることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項6記載の前記圧電振動子が、フィルタ部に電気的に接続されていることを特徴とする電波時計。
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