JP2011114692A - 圧電振動片、圧電振動子、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器および電波時計 - Google Patents

圧電振動片、圧電振動子、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器および電波時計 Download PDF

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Abstract

【課題】圧電振動片を確実に超音波接合でき、かつ効率良く製造することができる圧電振動片、圧電振動子、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器および電波時計を提供する。
【解決手段】振動部10,11と、振動部10,11に隣接する基部12と、を備えた圧電板16と、振動部10,11に形成された励振電極13,14と、基部12に形成されたマウント電極と、励振電極13,14とマウント電極とを電気的接続する引き出し電極21,22と、電気絶縁性材料で形成され、励振電極13,14および引き出し電極21,22を覆うパッシベーション膜19と、を備え、基部12の一方側面に配置された各電極は、パッシベーション膜19で覆われた領域のみに形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、圧電振動片、圧電振動子、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器および電波時計に関するものである。
近年、携帯電話や携帯情報端末機器には、時刻源や制御信号のタイミング源、リファレンス信号源等として水晶等を利用した圧電振動子が用いられている。この種の圧電振動子は、様々なものが提供されているが、所謂音叉型の圧電振動片をパッケージに封入した圧電振動子や、所謂ATカット型の圧電振動片をパッケージに封入した圧電振動子等が知られている。
例えば、特許文献1に記載されているように、音叉型の圧電振動片は、基部から2つの腕部(本願の振動部に相当)が延びた薄板状の水晶片からなる。そして、圧電振動片の各腕部の上面および下面には、それぞれ所定のギャップを隔てて一対の励振電極が形成されている。また、基部の上面および下面には、それぞれ一対のマウント電極が形成されており、一対の引き出し電極を介して一対の励振電極と電気的接続されている。
励振電極および引き出し電極は、例えば、クロムの単層膜で形成されており、短絡防止を目的とする絶縁膜(本願のパッシベーション膜に相当)で覆われている。一方、前記のマウント電極の電極膜は、例えば、クロム(Cr)と金(Au)との積層膜で形成されている。ここで、マウント電極はパッシベーション膜から露出している。
そして、圧電振動片のマウント電極がパッケージの内部電極に実装されて、圧電振動子が形成されている。圧電振動片の実装方法として、フリップチップボンダの接合ヘッドにより圧電振動片をピックし、その後、ピックした圧電振動片のマウント電極を内部電極上のバンプに押付け、接合ヘッドを超音波振動させることによりマウント電極とバンプとを超音波接合する方法が有効である。
特開2001−144581号公報
ところで、接合ヘッドが超音波振動しているとき、接合ヘッドと、基部の上面に露出しているマウント電極とが接触すると、マウント電極表面の金等の電極材料が接合ヘッドに付着する虞がある。そして、接合ヘッドに電極材料が付着したまま、接合ヘッドにより次に実装する圧電振動片をピックすると、次に実装する圧電振動片と接合ヘッドとの間に電極材料が入り込む。この状態で超音波接合を行っても、接合ヘッドが圧電振動片に超音波振動を印加できず、マウント電極とバンプとを超音波接合できない虞がある。また、仮にマウント電極とバンプとを超音波接合できたとしても、圧電振動片と接合ヘッドとの間に電極材料が入り込んでいるので、圧電振動片が傾いて接合される可能性がある。これにより、例えば、傾いて接合された圧電振動片が振動した際にパッケージと干渉し、圧電振動片を所定の周波数で振動させることができない等の製造不良が発生する虞がある。
また、所定回数(例えば10回から20回程度)の圧電振動片の実装工程が終了した後に、接合ヘッドを移動させてクリーニングパッド等に擦り付け、接合ヘッドに付着した電極材料をワイピングするヘッドクリーニング工程を設けることもできる。しかし、ヘッドクリーニング工程を設けると圧電振動子の製造工数が増大する。
そこで本発明は、圧電振動片を確実に超音波接合でき、かつ効率良く製造することができる圧電振動片、圧電振動子、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器および電波時計の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の圧電振動片は、振動部と、振動部に隣接する基部と、を備えた圧電板と、前記振動部に形成された励振電極と、前記基部に形成されたマウント電極と、前記励振電極と前記マウント電極とを電気的接続する引き出し電極と、電気絶縁性材料で形成され、前記励振電極および前記引き出し電極を覆うパッシベーション膜と、を備え、前記基部の一方側面に配置された前記各電極は、前記パッシベーション膜で覆われた領域のみに形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、基部の一方側面に配置された各電極は、パッシベーション膜で覆われた領域のみに形成されているので、超音波接合により圧電振動片を実装する際に接合ヘッドと各電極とは接触せず、接合ヘッドに電極材料が付着しない。したがって、圧電振動片の実装の後、次に実装する圧電振動片をピックしたときに、圧電振動片と接合ヘッドとの間に電極材料が入り込むことがない。これにより、接合ヘッドの超音波振動を次に実装する圧電振動片に確実に印加することができるので、圧電振動片を確実に超音波接合できる。また、圧電振動片と接合ヘッドとの間に電極材料が入り込むことがないので、圧電振動片が傾いて接合される等の製造不良を防止することができる。また、接合ヘッドに電極材料が付着することがないので、実装が終了した後にヘッドクリーニング工程が必要ない。これにより、効率よく圧電振動子を製造することができる。
また、前記マウント電極は、前記基部の他方側面のみに形成され、前記基部の一方側面の前記パッシベーション膜と、前記基部の他方側面の前記パッシベーション膜とは、平面視において同じ領域に形成されていることを特徴とする。
パッシベーション膜は振動部の各電極間の短絡を防止するものであり、振動部の各電極を覆うようにパッシベーション膜を形成する必要がある。一方で、圧電振動片の実装に使用されるマウント電極が露出するようにパッシベーション膜を形成する必要がある。本発明によれば、基部の他方側面のみにマウント電極が形成され一方面側には形成されていないので、基部の他方面側のパッシベーション膜と同じ領域に一方面側のパッシベーション膜を形成しても、基部の一方側面に配置された各電極をパッシベーション膜で覆うことができる。このように圧電振動片の両面のパッシベーション膜を同じ領域に形成するので、パッシベーション膜を形成するメタルマスクの共用化ができる。これにより、低コストな圧電振動片を提供することができる。
また、本発明の圧電振動子は、前記圧電振動片と、前記圧電振動片を収容するパッケージと、を備えた圧電振動子であって、前記基部の他方側面に形成された前記マウント電極が、バンプを介して前記パッケージに実装されていることを特徴とする。
本発明によれば、接合ヘッドに電極材料が付着しないので、圧電振動片と接合ヘッドとの間に電極材料が入り込むことがなく、圧電振動片を確実に超音波接合できる。また、圧電振動片が傾いて接合される等の製造不良を防止することができる。また、実装が終了した後にヘッドクリーニング工程が必要ないので、効率よく圧電振動子を製造することができる。
また、本発明の圧電振動子の製造方法は、前記基部の他方側面に形成された前記マウント電極を、前記バンプを介して前記パッケージに実装する実装工程を有し、前記実装工程では、接合ヘッドを前記基部の一方側面に押し当てて超音波振動を印加することにより、前記バンプを介して前記マウント電極を前記パッケージに実装することを特徴とする。
本発明によれば、接合ヘッドに電極材料が付着しないので、圧電振動片と接合ヘッドとの間に電極材料が入り込むことがなく、圧電振動片を確実に超音波接合できる。また、実装工程における圧電振動片の製造不良を防止することができる。また、実装工程後にヘッドクリーニング工程が必要ないので、効率よく圧電振動子を製造することができる。
本発明の発振器は、上述した圧電振動子が、発振子として集積回路に電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の電子機器は、上述した圧電振動子が、計時部に電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の電波時計は、上述した圧電振動子が、フィルタ部に電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明にかかる発振器、電子機器および電波時計によれば、圧電振動片を確実に超音波接合でき、かつ効率良く製造することができる圧電振動子を備えているので、性能が良好で低コストな発振器、電子機器および電波時計を製造することができる。
本発明によれば、基部の一方側面に配置された各電極は、パッシベーション膜で覆われた領域のみに形成されているので、超音波接合により圧電振動片を実装する際に接合ヘッドと各電極とは接触せず、接合ヘッドに電極材料が付着しない。したがって、圧電振動片の実装の後、次に実装する圧電振動片をピックしたときに、圧電振動片と接合ヘッドとの間に電極材料が入り込むことがない。これにより、接合ヘッドの超音波振動を次に実装する圧電振動片に確実に印加することができるので、圧電振動片を確実に超音波接合できる。また、圧電振動片と接合ヘッドとの間に電極材料が入り込むことがないので、圧電振動片が傾いて接合される等の製造不良を防止することができる。また、接合ヘッドに電極材料が付着することがないので、実装が終了した後にヘッドクリーニング工程が必要ない。これにより、効率よく圧電振動子を製造することができる。
圧電振動片の平面図である。 圧電振動片の底面図である。 図1のA−A線における断面図である。 本実施形態における圧電振動子を示す外観斜視図である。 図4に示す圧電振動子の内部構成図であって、リッド基板を取り外した状態の平面図である。 図5のB−B線における圧電振動子の断面図である。 図4に示す圧電振動子の分解斜視図である。 本実施形態の圧電振動子の製造方法のフローチャートである。 ウエハ体の分解斜視図である。 本実施形態における実装工程を表す説明図であり、図10(a)は平面図であり、図10(b)は図10(a)のD−D線における断面図である。 発振器の一実施形態を示す構成図である。 電子機器の一実施形態を示す構成図である。 電波時計の一実施形態を示す構成図である。
以下、本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。
(圧電振動片)
最初に、圧電振動片について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、圧電振動片の実装面を下面L(他方側面)とし、その反対面を上面U(一方側面)とする。
図1は圧電振動片の平面図である。
図2は圧電振動片の底面図である。
図3は図1のA−A線における断面図である。
なお、図3においては、図面をわかりやすくするため、後述するパッシベーション膜の図示を省略している。
図1および図2に示すように、本実施形態の圧電振動片2は、振動部10,11と、振動部10,11に隣接する基部12と、を備えた圧電板16と、振動部10,11に形成された励振電極13,14と、基部12に形成されたマウント電極17,18と、励振電極13,14とマウント電極17,18とを電気的接続する引き出し電極21,22と、電気絶縁性材料で形成され、励振電極13,14および引き出し電極21,22を覆うパッシベーション膜19と、を備え、基部12の上面Uに配置された前記各電極は、パッシベーション膜19で覆われた領域のみに形成されている。
本実施形態の圧電振動片2は、振動部10,11と、振動部10,11に隣接する基部12と、を備えた圧電板16を備えている。
圧電板16は、水晶やタンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電材料からなる音叉型の部材であり、所定の電圧が印加されたときに振動するものである。
図1に示すように、振動部10,11は、中心軸Oを中心として左右に平行配置された一対の振動腕部10a,11aを有している。これら一対の振動腕部10a,11aの主面(表裏面)上には、振動腕部10a,11aの長手方向Xに沿って、一定幅で縦長の溝部20が形成されている。この溝部20は、振動腕部10a,11aの基端部側から中間部を越える範囲に亘って形成されている。これにより、一対の振動腕部10a,11aは、それぞれ図3に示すように断面H型となっている。
基部12は、図1および図2に示すように、振動部10,11に隣接し、振動部10,11の基端部を支持している。
本実施形態の圧電振動片2は、図1および図2に示すように、振動部10,11に形成された励振電極13,14と、基部12に形成されたマウント電極17,18と、励振電極13,14とマウント電極17,18とを電気的接続する引き出し電極21,22と、を備えている。
励振電極13,14は、図1から図3に示すように、一対の振動腕部10a,11aの主面上に一対形成される。一対の励振電極13,14は、電圧が印加されときに一対の振動腕部10a,11aを互いに接近又は離間する方向に所定の共振周波数で振動させる電極であり、一対の振動腕部10a,11aの外表面にそれぞれ電気的に切り離された状態でパターニングされて形成されている。具体的には、図3に示すように、一方の励振電極13が、主に一方の振動腕部10aの溝部20内と他方の振動腕部11aの側面上とに形成され、他方の励振電極14が、主に一方の振動腕部10aの側面上と他方の振動腕部11aの溝部20内とに形成されている。
マウント電極17,18は、基部12の下面Lのみに一対形成される。そして、マウント電極17,18は、引き出し電極21,22を介して一対の励振電極13,14にそれぞれ電気的に接続されている。ここで、上面Uの励振電極13,14と下面Lのマウント電極17,18とを接続するために、引き出し電極21,22の一部は圧電振動片2の側面にも形成されている。このように、一対の励振電極13,14には、このマウント電極17,18を介して電圧が印加されるようになっている。なお、基部12の上面Uには、マウント電極17,18は形成されていない。そして、基部12の上面Uに配置された引き出し電極21,22は、後述するとおり、パッシベーション膜19で覆われた領域のみに形成される。
図1および図2に示すように、基部12の下面Lにはマウント電極17,18が形成され、基部12の上面Uにはマウント電極17,18が形成されていない。そのため、本実施形態の圧電振動片2では、上下面U,Lで異なるマスクを使用して各電極を形成する。一方、従来の圧電振動片では、1枚のマスクの表裏を使用して上下面の各電極を形成することもできるが、マスクの洗浄等の工数が発生してしまう。そのため、従来の圧電振動片でも、一般的には上下面で異なるマスクを用いて電極を形成する。したがって、本実施形態において下面Lのみにマウント電極17,18を形成しても、マスクの種類や枚数を増加させることはないので、本実施形態によって製造コストが上昇することはない。
マウント電極17,18は、クロム(Cr)と金(Au)との積層膜であり、水晶と密着性の良いクロム膜を下地として成膜した後に、表面に金の薄膜を施して形成される。但し、この場合に限られず、例えば、クロムとニクロム(NiCr)の積層膜の表面にさらに金の薄膜を積層しても構わないし、クロムやニッケル、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)等の単層膜でも構わない。励振電極13,14および引き出し電極21,22はクロムのみの単層膜で形成されており、後述するパッシベーション膜で覆われている。
一対の振動腕部10a,11aの先端部には、図1に示すように、自身の振動状態を所定の周波数の範囲内で振動するように調整(周波数調整)を行うための粗調膜23aおよび微調膜23bからなる重り金属膜23が形成されている。この重り金属膜23を利用して周波数調整を行うことで、一対の振動腕部10a,11aの周波数をデバイスの公称周波数の範囲内に収めることができるようになっている。
本実施形態の圧電振動片2は、図1および図2に示すように、電気絶縁性材料で形成され、励振電極13,14および引き出し電極21,22を覆うパッシベーション膜19を備えている。パッシベーション膜19は、SiO2等からなる絶縁膜である。パッシベーション膜19は、圧電振動片2の各電極を形成した後に、例えばCVD法により膜を堆積させることで成膜する。
パッシベーション膜19は、振動部10,11および基部12の上面Uおよび下面Lにおいて、励振電極および引き出し電極を覆うように形成されている。
図1および図2に示すように、本実施形態の圧電振動片2において、基部12の上面Uに配置された各電極は、パッシベーション膜19で覆われた領域のみに形成されている。具体的には、本実施形態では、基部12の下面Lのみにマウント電極17,18が形成され、基部12の上面Uにはマウント電極17,18が形成されていない。また、基部12の両面のパッシベーション膜19は、振動腕部10a、11a上の励振電極13,14が形成されている領域から、基部12上の引き出し電極21,22が形成されている領域まで形成されている。そして、基部12の上面Uのパッシベーション膜19で覆われていない領域Sには、各電極は形成されておらず、基部12の下面Lのパッシベーション膜19で覆われていない領域にはマウント電極が露出している。
ここで、パッシベーション膜19は、各電極の表面を覆うことで各電極の短絡を防止している。具体的に述べると以下のとおりである。
後述するとおり、圧電振動片2の周波数調整は、重り金属膜23にレーザ光を照射して一部を蒸発させ、重り金属膜23の重量を変化させることにより行われる。ここで、励振電極13,14および引き出し電極21,22の各電極は電気的に切り離された状態で形成されているが、各電極は主に振動腕部10a,11aに形成されるため、各電極の間隔が非常に狭小になる。そして、周波数調整の際に蒸発して飛散した重り金属膜23が各電極間に付着すると、各電極の短絡を引き起こす。しかし、パッシベーション膜19で各電極の表面を覆うことにより、飛散した重り金属膜23はパッシベーション膜19に付着し、各電極間に付着することがない。このように、パッシベーション膜19は各電極の短絡を防止している。
なお、パッシベーション膜は、従来の圧電振動片においても各電極の短絡を防止するために設けられている。したがって、本実施形態では、従来から存在するパッシベーション膜で各電極を覆うことができるので、製造コストの上昇を抑制することができる。
ここで、図1および図2に示すように、圧電振動片2の上面Uのパッシベーション膜19と、圧電振動片2の下面Lのパッシベーション膜19とを、平面視において同じ領域に形成することが望ましい。この場合において、メタルマスクを用いてパッシベーション膜19を成膜する際に、圧電振動片2の上面Uおよび下面Lに同じメタルマスクを用いてマスキングすることができる。これにより、パッシベーション膜19を成膜する際にメタルマスクの共用化ができるので、低コストな圧電振動片2を提供することができる。
(圧電振動子)
次に、本実施形態の圧電振動片を用いた圧電振動子について図面を参照して説明する。
図4は本実施形態における圧電振動子を示す外観斜視図である。
図5は、図4に示す圧電振動子の内部構成図であって、リッド基板を取り外した状態の平面図である。
図6は図5のB−B線における圧電振動子の断面図である。なお、図6においては、図面をわかりやすくするため、パッシベーション膜の図示を省略している。
図7は図4に示す圧電振動子の分解斜視図である。
図4から図7に示すように、本実施形態の圧電振動片2を用いた圧電振動子1は、圧電振動片2と、圧電振動片2を収容するパッケージ5と、を備えている。また、図6および図7に示すように、基部12の下面Lに形成されたマウント電極17,18は、バンプBを介してパッケージ5に実装されている。
本実施形態のパッケージ5は、間に圧電振動片2を収容するためのキャビティCを形成するように重ね合わされたベース基板3およびリッド基板4を備えている。
ベース基板3は、ガラス材料、例えばソーダ石灰ガラスからなる透明な絶縁基板であり、図4から図7に示すように、後述するリッド基板4に対して重ね合わせ可能な大きさで板状に形成されている。
図5および図6に示すように、ベース基板3には、ベース基板3を貫通する一対のスルーホール(貫通孔)30,31が形成されている。一対のスルーホール30,31は、キャビティCの対角線の両端部に形成されている。そして、これら一対のスルーホール30,31には、前記スルーホール30,31を埋めるように形成された一対の貫通電極32,33が形成されている。これら貫通電極32,33は、ステンレスやAg,Al等の導電性を有する金属材料によって構成されている。
図7に示すように、本実施形態の圧電振動片2を用いた圧電振動子1は、基部12の下面Lに形成されたマウント電極17,18が、バンプBを介してパッケージに実装されている。
ベース基板3の上面には、一対の引き回し電極36,37が形成されている。一対の引き回し電極36、37は、例えばクロムを下層、金を上層とする二層構造の電極膜である。また、図5から図7に示すように、一対の引き回し電極36、37は、一方の引き回し電極36が、一方の貫通電極32と圧電振動片2の一方のマウント電極17とを電気的に接続すると共に、他方の引き回し電極37が、他方の貫通電極33と圧電振動片2の他方のマウント電極18とを電気的に接続するようにパターニングされている。そして、後述するように、マウント電極17,18と引き回し電極36,37上に形成されたバンプBとが超音波接合されている。
ベース基板3の下面には、図7に示すように、一対の貫通電極32、33に対してそれぞれ電気的に接続される外部電極38、39が形成されている。つまり、一方の外部電極38は、一方の貫通電極32及び一方の引き回し電極36を介して圧電振動片2の第1の励振電極13に電気的に接続されている。また、他方の外部電極39は、他方の貫通電極33及び他方の引き回し電極37を介して、圧電振動片2の第2の励振電極14に電気的に接続されている。この結果、一対の励振電極15が、それぞれキャビティCの外部と電気的に接続可能な状態となっている。
リッド基板4は、ベース基板3と同様、ガラス材料、例えばソーダ石灰ガラスからなる透明の絶縁基板であり、図4、図6および図7に示すように、板状に形成されている。そして、リッド基板4の下面(内面、ベース基板3が接合される接合面)には、圧電振動片2が収まる矩形状の凹部4aが形成されている。この凹部4aは、ベース基板3とリッド基板4とが重ね合わされたときに、圧電振動片2を収容するキャビティCとなるキャビティ用の凹部である。
また、図6に示すように、リッド基板4におけるベース基板3との接合面には、陽極接合用の接合膜35が形成されている。接合膜35は、例えばアルミニウム等の導電性材料からなり、スパッタやCVD等の成膜方法により形成される。なお、凹部4aの内面全体に接合膜35を形成してもよい。これにより、接合膜35のパターニングが不要になり、製造コストを低減することができる。
そして、リッド基板4は、この凹部4aをベース基板3側に対向させた状態で、接合膜を介してベース基板3に陽極接合されている。
このように構成された圧電振動子1を作動させる場合には、ベース基板3に形成された外部電極38、39に対して、所定の駆動電圧を印加する。これにより、圧電振動片2の第1の励振電極13及び第2の励振電極14からなる一対の励振電極15に電圧を印加することができ、一対の振動腕部10a,11aを接近および離間させる方向に所定の周波数で振動させることができる。そして、この一対の振動腕部10a,11aの振動を利用して、時刻源や制御信号のタイミング源、リファレンス信号源等として利用することができる。
(圧電振動子の製造方法)
次に、上述した圧電振動子の製造方法を、フローチャートを参照しながら説明する。
図8は本実施形態の圧電振動子の製造方法のフローチャートである。
図9は、ウエハ体の分解斜視図である。
図10は、本実施形態における実装工程S40を表す説明図であり、図10(a)は平面図であり、図10(b)は図10(a)のD−D線における断面図である。なお実装工程S40は、ベース基板用ウエハの状態で行われるが、わかりやすくするために、図10ではベース基板用ウエハをベース基板3に小片化した状態で示している。
初めに、圧電振動片作製工程S10を行って、図1から図2に示す圧電振動片2を作製する。具体的には、まず水晶のランバート原石を所定の角度でスライスして一定の厚みのウエハとする。続いて、このウエハをラッピングして粗加工した後、加工変質層をエッチングで取り除き、その後ポリッシュ等の鏡面研磨加工を行って、所定の厚みのウエハとする。続いて、ウエハに洗浄等の適切な処理を施した後、該ウエハをフォトリソグラフィ技術によって圧電振動片2の外形形状でパターニングすると共に、金属膜の成膜及びパターニングを行って、励振電極13,14、引き出し電極21,22、マウント電極17,18、および重り金属膜23を形成する。
各電極膜を形成した後、パッシベーション膜19の形成領域における金の電極膜を除去する。これにより、下地のクロムの電極膜上にパッシベーション膜19を形成できるので、パッシベーション膜19の密着性を向上させることができる。
その後、図1および図2に示すパッシベーション膜19を形成する。パッシベーション膜の形成は、例えばCVD法によって行う。パッシベーション膜19を形成する際には、メタルマスクを用いてマスキングを行う。メタルマスクは、例えばステンレスから成る厚さ50μm程度の部材である。メタルマスクはパッシベーション膜19を形成したい部分(本実施形態では励振電極および引き出し電極の全域に相当する部分)に開口部を設けている。ここで、前述のとおり、上面Uのパッシベーション膜19と、下面Lのパッシベーション膜19とを形成する領域を同じにすることで、同じメタルマスクを用いて形成することができる。これにより、パッシベーション膜19を形成するメタルマスクの共用化ができるので、低コストな圧電振動片を提供することができる。
各電極膜およびパッシベーション膜19を形成した後、圧電振動片2に対して共振周波数の粗調を行う。具体的には、重り金属膜23の粗調膜23aにレーザ光を照射して一部を蒸発させ、重量を変化させることにより周波数を粗く調整する。なお、共振周波数をより高精度に調整する微調に関しては、圧電振動片2をマウントした後に行う。これについては、後に説明する。
そして、ウエハと圧電振動片2とを連結していた連結部を切断して、圧電振動片2をウエハから切り離して小片化する。これにより、1枚のウエハから圧電振動片2を一度に複数製造することができる。以上で、圧電振動片2の作製が終了する。
次に、図9に示すように、後にリッド基板となるリッド基板用ウエハ50を、陽極接合を行う直前の状態まで作製する第1のウエハ作製工程S20を行う。まず、ソーダ石灰ガラスを所定の厚さまで研磨加工して洗浄した後に、エッチング等により最表面の加工変質層を除去した円板状のリッド基板用ウエハ50を形成する(S21)。次いで、リッド基板用ウエハ50の接合面に、エッチング等により行列方向にキャビティ用の凹部4aを複数形成する凹部形成工程S22を行う。凹部4aの形成は、加熱プレス成形やエッチング加工などによって行う。次に、ベース基板用ウエハ40との接合面を研磨する研磨工程S23を行う。
次に、ベース基板用ウエハ40との接合面に接合膜35を形成する接合膜形成工程S24を行う。接合膜35は、ベース基板用ウエハ40との接合面に加えて、凹部4aの内面全体に形成してもよい。これにより、接合膜35のパターニングが不要になり、製造コストを低減することができる。接合膜35の形成は、スパッタやCVD等の成膜方法によって行うことができる。なお、接合膜形成工程S24の前に研磨工程S23を行っているので、接合膜35の表面の平面度が確保され、ベース基板用ウエハ40との安定した接合を実現することができる。
次に、第1のウエハ作製工程と同時或いは前後のタイミングで、第2のウエハ作製工程S30を行い、後にベース基板となるベース基板用ウエハ40を、陽極接合を行う直前の状態まで作製する。具体的には、リッド基板用ウエハ50と同様に、ソーダ石灰ガラスを所定の厚みまで研磨加工して洗浄した後に、エッチング等により最表面の加工変質層を除去した円板状のベース基板用ウエハ40を形成する(S31)。
次に、貫通電極形成工程S32として、図9に示すベース基板用ウエハ40に、図6に示す一対の貫通電極32,33を複数形成する。この際、例えば、ベース基板用ウエハ40を貫通する一対のスルーホール30,31をサンドブラスト法やプレス加工等の方法で複数形成した後、これら複数のスルーホール30,31内に一対の貫通電極32,33を形成する。この一対の貫通電極32,33により、ベース基板用ウエハ40の上面側と下面側との導電性が確保される。
次に、引き回し電極形成工程S33として、貫通電極にそれぞれ電気的に接続された引き回し電極36,37を複数形成する。そして、引き回し電極36,37上に、それぞれ金等からなる尖塔形状のバンプを形成する。なお、図9では、図面の見易さのためバンプの図示を省略している。この時点で第2のウエハ作製工程が終了する。
次に、図10に示すように、基部12の下面Lに形成されたマウント電極17,18を、バンプBを介してパッケージに実装する実装工程S40を行う。本実装工程S40では、マウント電極17,18を引き回し電極36,37上に形成されているバンプBに当接させつつ、接合ヘッド70を基部12の下面Lに押し当てて超音波振動を印加することにより、マウント電極17,18を引き回し電極36,37に実装する。
具体的には、まず、フリップチップボンダの接合ヘッド70で圧電振動片2の上面U(パッシベーション膜19で覆われた領域のみに電極が形成されている面)を真空吸着等することにより圧電振動片2をピックし、圧電振動片2をベース基板3上に移動する。次に、ベース基板3の引き回し電極36,37上に形成されたバンプB上に、圧電振動片2のマウント電極17,18を押付ける。続いて、接合ヘッド70を発熱させることにより、マウント電極17,18と引き回し電極36,37との接合界面を所定温度に加熱する。このように接合ヘッド70により加熱・加圧しつつ、接合ヘッド70を超音波振動させて、圧電振動片2の下面Lにおけるマウント電極17,18とバンプBとを超音波接合する。接合ヘッド70は、例えば、15kHzから20kHz程度の周波数で、圧電振動片2のマウント電極17,18に対して水平方向および垂直方向にランダムに振動させる。
ここで、パッシベーション膜19はSiO2等の硬質材料からなるので、パッシベーション膜19と接合ヘッド70とが接触しても、パッシベーション膜19が接合ヘッド70に付着することはない。さらに、パッシベーション膜19に覆われた各電極も、パッシベーション膜19により保護されているので、接合ヘッド70に付着することはない。
そして、図10(b)に示すように、パッシベーション膜19で覆われていない領域Sには、マウント電極や引き出し電極等は形成されていない。さらに、圧電振動片2における基部12と、接合ヘッド70との間には、パッシベーション膜19の厚さおよび各電極膜の厚さ分のクリアランスが設けられている。したがって、接合ヘッド70がマウント電極17,18に対して水平方向および垂直方向にランダムに振動しても、圧電板16と接合ヘッド70とは接触しない。なお、仮に圧電板16と接合ヘッド70とが接触したとしても、圧電板16は水晶等の硬質材料からなるので、圧電板16の一部が接合ヘッド70に付着することはない。
また、上記の実装工程S40により、圧電振動片2がバンプBに機械的に支持されると共に、マウント電極17,18と引き回し電極36,37とが電気的に接続された状態となる。よって、この時点で圧電振動片2の一対の励振電極15は、一対の貫通電極32,33に対してそれぞれ導通した状態となる。特に、圧電振動片2は、バンプ接合されるため、ベース基板3の上面から浮いた状態で支持される。これにより、圧電振動片2は、振動に必要なクリアランスを確保することができる。
圧電振動片2の実装工程S40が終了した後、ベース基板用ウエハ40に対してリッド基板用ウエハ50を重ね合わせる重ね合わせ工程S50を行う。具体的には、図示しない基準マーク等を指標としながら、両ウエハ40,50を正しい位置にアライメントする。これにより、マウントされた圧電振動片2が、ベース基板用ウエハ40に形成された凹部4aと両ウエハ40,50とで囲まれるキャビティC内に収容された状態となる。
重ね合わせ工程S50の後、重ね合わせた両ウエハ40,50を図示しない陽極接合装置に入れ、所定の温度雰囲気で所定の電圧を印加して陽極接合する接合工程S60を行う。具体的には、接合膜35とベース基板用ウエハ40との間に所定の電圧を印加する。すると、接合膜35とベース基板用ウエハ40との界面に電気化学的な反応が生じ、両者がそれぞれ強固に密着して陽極接合される。これにより、圧電振動片2をキャビティC内に封止することができ、ベース基板用ウエハ40とリッド基板用ウエハ50とが接合した図9に示すウエハ体60を得ることができる。なお、図9においては、図面を見易くするために、ウエハ体60を分解した状態を図示しており、リッド基板用ウエハ50から接合膜35の図示を省略している。なお、図9に示す点線は、後に行う切断工程で切断する切断線Mを図示している。
次に、外部電極形成工程S70として、図9に示すベース基板用ウエハ40の下面に導電性材料をパターニングして、図6に示す一対の貫通電極32,33にそれぞれ電気的に接続された一対の外部電極38,39を複数形成する。外部電極形成工程S70により、外部電極38,39を利用してキャビティC内に収容された圧電振動片2を作動させることができる。
次に、ウエハ体60の状態で、キャビティC内に封止された個々の圧電振動子の周波数を微調整して所定の範囲内に収める微調工程S80を行う。具体的には、ベース基板用ウエハ40の下面に形成された一対の外部電極に電圧を印加して圧電振動片2を振動させる。そして、周波数を計測しながらベース基板用ウエハ40を通して外部からレーザ光を照射し、重り金属膜の微調膜を蒸発させる。これにより、一対の振動腕部の先端側の重量が変化するため、圧電振動片2の周波数を、公称周波数の所定範囲内に収まるように微調整することができる。
周波数の微調が終了後、接合されたウエハ体60を図9に示す切断線Mに沿って切断して小片化する切断工程S90を行う。その結果、互いに陽極接合されたベース基板3とリッド基板4との間に形成されたキャビティC内に圧電振動片2が封止された、図4に示す2層構造式表面実装型の圧電振動子を一度に複数製造することができる。
なお、切断工程S90を行って個々の圧電振動子に小片化した後に、微調工程S80を行う工程順序でも構わない。但し、上述したように、微調工程S80を先に行うことで、ウエハ体60の状態で微調を行うことができるため、複数の圧電振動子をより効率良く微調することができる。よって、スループットの向上化を図ることができるため好ましい。
その後、内部の電気特性検査を行う(S100)。即ち、圧電振動片2の共振周波数や共振抵抗値、ドライブレベル特性(共振周波数及び共振抵抗値の励振電力依存性)等を測定してチェックする。また、絶縁抵抗特性等を併せてチェックする。そして、最後に圧電振動子の外観検査を行って、寸法や品質等を最終的にチェックする。これをもって圧電振動子の製造が終了する。
本実施形態の圧電振動子の製造方法において、図10に示すように、基部12の上面Uに配置された各電極は、パッシベーション膜19で覆われた領域のみに形成されているので、超音波接合により圧電振動片2を実装する際に接合ヘッド70と各電極とは接触せず、接合ヘッド70に電極材料が付着しない。したがって、圧電振動片2の実装の後、次に実装する圧電振動片2をピックしたときに、圧電振動片2と接合ヘッド70との間に電極材料が入り込むことがない。これにより、接合ヘッド70の超音波振動を次に実装する圧電振動片2に確実に印加することができるので、圧電振動片2を確実に超音波接合できる。また、圧電振動片2と接合ヘッド70との間に電極材料が入り込むことがないので、圧電振動片が傾いて接合される等の製造不良を防止することができる。また、接合ヘッド70に電極材料が付着することがないので、実装が終了した後にヘッドクリーニング工程が必要ない。これにより、効率よく圧電振動子を製造することができる。さらに、従来から存在するパッシベーション膜で各電極を覆うことができるので、製造コストの上昇を抑制することができる。
(発振器)
次に、本発明に係る発振器の一実施形態について、図11を参照しながら説明する。
本実施形態の発振器110は、図11に示すように、圧電振動子1を、集積回路111に電気的に接続された発振子として構成したものである。この発振器110は、コンデンサ等の電子素子部品112が実装された基板113を備えている。基板113には、発振器用の前記集積回路111が実装されており、この集積回路111の近傍に、圧電振動子1の圧電振動片が実装されている。これら電子素子部品112、集積回路111及び圧電振動子1は、図示しない配線パターンによってそれぞれ電気的に接続されている。なお、各構成部品は、図示しない樹脂によりモールドされている。
このように構成された発振器110において、圧電振動子1に電圧を印加すると、圧電振動子1内の圧電振動片が振動する。この振動は、圧電振動片が有する圧電特性により電気信号に変換されて、集積回路111に電気信号として入力される。入力された電気信号は、集積回路111によって各種処理がなされ、周波数信号として出力される。これにより、圧電振動子1が発振子として機能する。
また、集積回路111の構成を、例えば、RTC(リアルタイムクロック)モジュール等を要求に応じて選択的に設定することで、時計用単機能発振器等の他、当該機器や外部機器の動作日や時刻を制御したり、時刻やカレンダー等を提供したりする機能を付加することができる。
このような本実施形態の発振器110によれば、前述したように、圧電振動片を確実に超音波接合でき、かつ効率良く製造することができる圧電振動子1を備えているので、性能が良好で低コストな発振器を提供することができる。
(電子機器)
次に、本発明に係る電子機器の一実施形態について、図12を参照して説明する。なお電子機器として、前述した圧電振動子1を有する携帯情報機器120を例にして説明する。
始めに本実施形態の携帯情報機器120は、例えば、携帯電話に代表されるものであり、従来技術における腕時計を発展、改良したものである。外観は腕時計に類似し、文字盤に相当する部分に液晶ディスプレイを配し、この画面上に現在の時刻等を表示させることができるものである。また、通信機として利用する場合には、手首から外し、バンドの内側部分に内蔵されたスピーカ及びマイクロフォンによって、従来技術の携帯電話と同様の通信を行うことが可能である。しかしながら、従来の携帯電話と比較して、格段に小型化及び軽量化されている。
次に、本実施形態の携帯情報機器120の構成について説明する。この携帯情報機器120は、図12に示すように、圧電振動子1と、電力を供給するための電源部121とを備えている。電源部121は、例えば、リチウム二次電池からなっている。この電源部121には、各種制御を行う制御部122と、時刻等のカウントを行う計時部123と、外部との通信を行う通信部124と、各種情報を表示する表示部125と、それぞれの機能部の電圧を検出する電圧検出部126とが並列に接続されている。そして、電源部121によって、各機能部に電力が供給されるようになっている。
制御部122は、各機能部を制御して音声データの送信や受信、現在時刻の計測、表示等、システム全体の動作制御を行う。また、制御部122は、予めプログラムが書き込まれたROMと、該ROMに書き込まれたプログラムを読み出して実行するCPUと、該CPUのワークエリアとして使用されるRAM等とを備えている。
計時部123は、発振回路やレジスタ回路、カウンタ回路、インターフェース回路等を内蔵する集積回路と、圧電振動子1とを備えている。圧電振動子1に電圧を印加すると圧電振動片が振動し、該振動が水晶の有する圧電特性により電気信号に変換されて、発振回路に電気信号として入力される。発振回路の出力は二値化され、レジスタ回路とカウンタ回路とにより計数される。そして、インターフェース回路を介して、制御部122と信号の送受信が行われ、表示部125に、現在時刻や現在日付或いはカレンダー情報等が表示される。
通信部124は、従来の携帯電話と同様の機能を有し、無線部127、音声処理部128、切替部129、増幅部130、音声入出力部131、電話番号入力部132、着信音発生部133及び呼制御メモリ部134を備えている。
無線部127は、音声データ等の各種データを、アンテナ135を介して基地局と送受信のやりとりを行う。音声処理部128は、無線部127又は増幅部130から入力された音声信号を符号化及び複号化する。増幅部130は、音声処理部128又は音声入出力部131から入力された信号を、所定のレベルまで増幅する。音声入出力部131は、スピーカやマイクロフォン等からなり、着信音や受話音声を拡声したり、音声を集音したりする。
また、着信音発生部133は、基地局からの呼び出しに応じて着信音を生成する。切替部129は、着信時に限って、音声処理部128に接続されている増幅部130を着信音発生部133に切り替えることによって、着信音発生部133において生成された着信音が増幅部130を介して音声入出力部131に出力される。
なお、呼制御メモリ部134は、通信の発着呼制御に係るプログラムを格納する。また、電話番号入力部132は、例えば、0から9の番号キー及びその他のキーを備えており、これら番号キー等を押下することにより、通話先の電話番号等が入力される。
電圧検出部126は、電源部121によって制御部122等の各機能部に対して加えられている電圧が、所定の値を下回った場合に、その電圧降下を検出して制御部122に通知する。このときの所定の電圧値は、通信部124を安定して動作させるために必要な最低限の電圧として予め設定されている値であり、例えば、3V程度となる。電圧検出部126から電圧降下の通知を受けた制御部122は、無線部127、音声処理部128、切替部129及び着信音発生部133の動作を禁止する。特に、消費電力の大きな無線部127の動作停止は、必須となる。更に、表示部125に、通信部124が電池残量の不足により使用不能になった旨が表示される。
すなわち、電圧検出部126と制御部122とによって、通信部124の動作を禁止し、その旨を表示部125に表示することができる。この表示は、文字メッセージであっても良いが、より直感的な表示として、表示部125の表示面の上部に表示された電話アイコンに、×(バツ)印を付けるようにしても良い。
なお、通信部124の機能に係る部分の電源を、選択的に遮断することができる電源遮断部136を備えることで、通信部124の機能をより確実に停止することができる。
本実施形態の携帯情報機器120によれば、前述したように、圧電振動片を確実に超音波接合でき、かつ効率良く製造することができる圧電振動子1を備えているので、性能が良好で低コストな携帯情報機器を提供することができる。
(電波時計)
次に、本発明に係る電波時計の一実施形態について、図15を参照して説明する。
本実施形態の電波時計140は、図15に示すように、フィルタ部141に電気的に接続された圧電振動子1を備えたものであり、時計情報を含む標準の電波を受信して、正確な時刻に自動修正して表示する機能を備えた時計である。
日本国内には、福島県(40kHz)と佐賀県(60kHz)とに、標準の電波を送信する送信所(送信局)があり、それぞれ標準電波を送信している。40kHz若しくは60kHzのような長波は、地表を伝播する性質と、電離層と地表とを反射しながら伝播する性質とを併せもつため、伝播範囲が広く、前述した2つの送信所で日本国内を全て網羅している。
以下、電波時計140の機能的構成について詳細に説明する。
アンテナ142は、40kHz若しくは60kHzの長波の標準電波を受信する。長波の標準電波は、タイムコードと呼ばれる時刻情報を、40kHz若しくは60kHzの搬送波にAM変調をかけたものである。受信された長波の標準電波は、アンプ143によって増幅され、複数の圧電振動子1を有するフィルタ部141によって濾波、同調される。
本実施形態における圧電振動子1は、前記搬送周波数と同一の40kHz及び60kHzの共振周波数を有する水晶振動子部148、149をそれぞれ備えている。
更に、濾波された所定周波数の信号は、検波、整流回路144により検波復調される。
続いて、波形整形回路145を介してタイムコードが取り出され、CPU146でカウントされる。CPU146では、現在の年や積算日、曜日、時刻等の情報を読み取る。読み取られた情報は、RTC148に反映され、正確な時刻情報が表示される。
搬送波は、40kHz若しくは60kHzであるから、水晶振動子部148、149は、前述した音叉型の構造を持つ振動子が好適である。
なお、前述の説明は、日本国内の例で示したが、長波の標準電波の周波数は、海外では異なっている。例えば、ドイツでは77.5KHzの標準電波が用いられている。従って、海外でも対応可能な電波時計140を携帯機器に組み込む場合には、さらに日本の場合とは異なる周波数の圧電振動子1を必要とする。
本実施形態の電波時計140によれば、前述したように、圧電振動片を確実に超音波接合でき、かつ効率良く製造することができる圧電振動子1を備えているので、性能が良好で低コストな電波時計を提供することができる。
なお、この発明は上述した実施の形態に限られるものではない。
本実施形態では、音叉型の圧電振動片および音叉型の圧電振動片を用いた圧電振動子を例に挙げて説明した。しかし、例えばATカット型の圧電振動片(厚み滑り振動片)の圧電振動片およびATカット型の圧電振動片を用いた圧電振動子に採用しても構わない。
また、本実施形態では、マウント電極は基部の下面のみに形成されており、上下面のパッシベーション膜は、同じ領域に形成されている。しかし、基部の上面にマウント電極を形成して、このマウント電極を覆うようにパッシベーション膜を形成してもよい。ただし、この場合、パッシベーション膜は上下面で異なった領域に形成される。これに対して、上下面のパッシベーション膜を同じ領域に形成した上記実施形態では、メタルマスクを上下面で共用することができる。したがって、本実施形態に製造コスト面で優位性がある。
1・・・圧電振動子 2・・・圧電振動片 5・・・パッケージ 10・・・振動部 11・・・振動部 12・・・基部 13,14・・・励振電極 16・・・圧電板 17,18・・・マウント電極 19・・・パッシベーション膜 21,22・・・引き出し電極 36,37・・・引き回し電極 70・・・接合ヘッド 110・・・発振器 120・・・携帯情報機器(電子機器) 140・・・電波時計 S40・・・実装工程 L・・・下面(他方側面) U・・・上面(一方側面)

Claims (7)

  1. 振動部と、振動部に隣接する基部と、を備えた圧電板と、
    前記振動部に形成された励振電極と、
    前記基部に形成されたマウント電極と、
    前記励振電極と前記マウント電極とを電気的接続する引き出し電極と、
    電気絶縁性材料で形成され、前記励振電極および前記引き出し電極を覆うパッシベーション膜と、を備え、
    前記基部の一方側面に配置された前記各電極は、前記パッシベーション膜で覆われた領域のみに形成されていることを特徴とする圧電振動片。
  2. 請求項1に記載の圧電振動片であって、
    前記マウント電極は、前記基部の他方側面のみに形成され、
    前記基部の一方側面の前記パッシベーション膜と、前記基部の他方側面の前記パッシベーション膜とは、平面視において同じ領域に形成されていることを特徴とする圧電振動片。
  3. 請求項1または2に記載の圧電振動片と、前記圧電振動片を収容するパッケージと、を備えた圧電振動子であって、
    前記基部の他方側面に形成された前記マウント電極が、バンプを介して前記パッケージに実装されていることを特徴とする圧電振動子。
  4. 請求項3に記載の圧電振動子の製造方法であって、
    前記基部の他方側面に形成された前記マウント電極を、前記バンプを介して前記パッケージに実装する実装工程を有し、
    前記実装工程では、接合ヘッドを前記基部の一方側面に押し当てて超音波振動を印加することにより、前記バンプを介して前記マウント電極を前記パッケージに実装することを特徴とする圧電振動子の製造方法。
  5. 請求項3に記載の圧電振動子が、発振子として集積回路に電気的に接続されていることを特徴とする発振器。
  6. 請求項3に記載の圧電振動子が、計時部に電気的に接続されていることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項3に記載の圧電振動子が、フィルタ部に電気的に接続されていることを特徴とする電波時計。
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