JP2012047672A - 半導体センサの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2個分のセンサチップがそれらの一端同士でつながり、それらの他端が両端に位置する状態の仮の半導体チップ100の両端部を樹脂流入用の型210、220の内部に位置させ、仮の半導体チップ100の中央部を押型230、240で上下方向から挟んだ状態として、仮の半導体チップ100の両端部に対してモールド成形する。その後、仮の半導体チップ100を2個のセンサチップに分割する。これによると、仮の半導体チップ100が両持ち状態でマウント部3bに支持されているので、センサチップが片持ち状態でマウント部3bに支持される場合と比較して、センサチップにかかるモーメントを低減できる。
【選択図】図5
Description
仮の半導体チップ(100)の両端部を、それぞれ、リードフレーム(3)のマウント部(3b)に搭載して、センサチップ(2)の接続端子(2c)とリードフレーム(3)のリード部(3a)とをワイヤ(5)で接続する工程と、
仮の半導体チップ(100)の両端部を樹脂流入用の型(210、220)の内部に位置させるとともに、仮の半導体チップ(100)の中央部を樹脂流入用の型(210、220)とは別体の押型(230、240)で上下方向から挟んだ状態として、仮の半導体チップ(100)の両端部に対してモールド成形する工程と、
モールド成形後に、仮の半導体チップ(100)を2つのセンサチップ(2)に分割する工程とを備えることを特徴としている。
モールド成形後に、リードフレーム(3)を切断して、2つのマウント部(3b)を分離させる方法を採用することができる。
上型(210)は、第1、第2キャビティ(201、202)をそれぞれ構成する部分(211、212)が一体となっており、
下型(220)は、第1、第2キャビティ(201、202)をそれぞれ構成する部分(221、222)が一体となっている樹脂流入用の型を用いることが好ましい。
図1(a)に本実施形態に係る圧力センサの平面図を示し、図1(b)に図1(a)中のA−A線断面図を示す。
モールド樹脂(成形品)の形状を有する空間である第1、第2キャビティ201、202を有している。第1、第2キャビティ201、202は、仮の半導体チップ100の両端部に対して、モールド成形できるように、互いに離間して配置されている。
本実施形態は、モールド成形の工程でフィルム300およびブロック部材400を用いる点が第1実施形態と異なるものであり、以下では、この点について説明する。
本実施形態は、第2実施形態に対して、モールド成形の工程で用いるブロック部材を変更しており、以下では、この点について説明する。図10に、本実施形態におけるモールド成形後の平面図を示す。また、図11に、本実施形態の製造方法によって製造される圧力センサの平面図を示す。
図12(a)にモールド成形工程後の平面図を示し、図12(b)に(a)中のF−F線断面図を示す。
図13(a)にモールド成形工程後の平面図を示し、図13(b)に(a)中のG−G線断面図を示す。
(1)上述の実施形態では、モールド成形に用いる金型200において、上型210は、第1キャビティ201を構成する部分211と第2キャビティ202を構成する部分212とが一体であったが、両者を同じ位置に維持できれば、一体でなくても良い。同様に、下型220も、第1キャビティ201を構成する部分221と第2キャビティ202を構成する部分222とが一体であったが、両者を同じ位置に維持できれば、一体でなくても良い。
2 センサチップ
2a ダイアフラム
3 リードフレーム
3a リード部
3b マウント部
4 モールド樹脂
5 ワイヤ
100 仮の半導体チップ
200 金型
201 第1キャビティ
202 第2キャビティ
210 樹脂流入用の上型
220 樹脂流入用の下型
230 上側の押型
240 下側の押型
Claims (9)
- センサチップ(2)の一端側のセンシング部(2a)が露出しつつ、前記センサチップ(2)の他端側の接続端子(2c)とリードフレーム(3)のリード部(3a)との接続部がモールド樹脂(4)によって封止されるとともに、前記センサチップ(2)の他端側が前記リードフレーム(3)のマウント部(3b)によって支持された半導体センサの製造方法において、
2個分のセンサチップ(2)がそれらの一端同士でつながり、それらの他端が両端に位置する仮の半導体チップ(100)を用意する工程と、
前記仮の半導体チップ(100)の両端部を、それぞれ、前記リードフレーム(3)のマウント部(3b)に搭載して、前記センサチップ(2)の接続端子(2c)と前記リードフレーム(3)のリード部(3a)とをワイヤ(5)で接続する工程と、
前記仮の半導体チップ(100)の両端部を樹脂流入用の型(210、220)の内部に位置させるとともに、前記仮の半導体チップ(100)の中央部を前記樹脂流入用の型(210、220)とは別体の押型(230、240)で上下方向から挟んだ状態として、前記仮の半導体チップ(100)の両端部に対してモールド成形する工程と、
モールド成形後に、前記仮の半導体チップ(100)を2つのセンサチップ(2)に分割する工程とを備えることを特徴とする半導体センサの製造方法。 - 前記仮の半導体チップ(100)の両端部が搭載される2つの前記マウント部(3b)は、前記リードフレーム(3)に一体として形成されており、
モールド成形後に、前記リードフレーム(3)を切断して、2つの前記マウント部(3b)を分離させることを特徴とする請求項1に記載の半導体センサの製造方法。 - 前記樹脂流入用の型は、上型(210)と下型(220)とを有するとともに、前記仮の半導体チップ(100)の両端部に形成する前記モールド樹脂(4)の形状を有する第1、第2キャビティ(201、202)を有しており、
前記上型(210)は、前記第1、第2キャビティ(201、202)をそれぞれ構成する部分(211、212)が一体となっており、
前記下型(220)は、前記第1、第2キャビティ(201、202)をそれぞれ構成する部分(221、222)が一体となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体センサの製造方法。 - 前記モールド成形する工程では、前記仮の半導体チップ(100)の側面への樹脂の付着を防止するブロック材(400、500)が、前記仮の半導体チップ(100)の両端部が搭載される2つの前記マウント部を架橋するように、前記仮の半導体チップ(100)の側面の隣に配置された状態で、モールド成形することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の半導体センサの製造方法。
- 前記ブロック部材(400)は、前記仮の半導体チップ(100)よりも弾性率が低い弾性体であることを特徴とする請求項4に記載の半導体センサの製造方法。
- ブロック部材(500)は、前記仮の半導体チップ(100)の切断箇所に対して連結部(510)を介してつながっており、
前記仮の半導体チップ(100)を2つのセンサチップ(2)に分割する工程で、前記仮の半導体チップ(100)の切断とともに前記連結部(510)を除去することで、前記ブロック部材(500)を前記センサチップ(2)と分断することを特徴とする請求項4に記載の半導体センサの製造方法。 - 前記仮の半導体チップ(100)の切断箇所には、切れ込み(110、120)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の半導体センサの製造方法。
- 前記切れ込み(110)は、前記仮の半導体チップ(100)の表面もしくは裏面に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体センサの製造方法。
- 前記切れ込み(120)は、前記仮の半導体チップ(100)の側面に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体センサの製造方法。
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