JP6896797B2 - エレベータシステム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、エレベータシステムに関する。
地震等によって建物が揺れると、地震時管制運転装置によって、乗りかごが最寄り階に誘導され、ドアが開放された状態となり、乗客の積み下ろしを行う。このような地震時管制運転装置を備えたエレベータシステムは、S波センサやP波センサを備えている。S波センサやP波センサは、例えば、建物の上部に位置する機械室や昇降路内のピット等に設けられる。
上記エレベータシステムでは、必要に応じて自動診断運転が行われ、各種機器に損傷や不具合がないかが診断される。自動診断運転は、安全上の観点から、地震が発生した時のS波センサやP波センサからの出力(ガル値)が所定の基準値未満であった時にのみ行われる。S波センサやP波センサからの出力が一度でも基準値を超えた場合には、保守員による点検作業が行われる。
ここで、自動診断運転によるS波センサやP波センサに加えて、例えば乗りかごやカウンタウェイトに加速度センサを設けておき、個々のエレベータ耐震能力に応じた揺れを検知し、自動診断運転の稼働率向上を目的とするシステムが考えられている。上記加速度センサはバッテリ駆動され、通信端末を介してエレベータ制御装置に無線接続される。
特許第5399879号公報 特許第5706781号公報
上述したシステムでは、加速度センサによって検出された揺れの度合いに応じて、検出周期を切り換えている。つまり、揺れが大きい場合には検出周期を短くにして今後の状況を詳細に監視し、揺れが小さい場合には検出周期を長くしてバッテリの消費量を抑える。しかしながら、無線通信によるバッテリの消費量が大きいため、改善が求められている。
本発明が解決しようとする課題は、無線通信によるバッテリの消費量を抑えて揺れ検出を継続的に行うことができるエレベータシステムを提供することである。
一実施形態に係るエレベータシステムは、少なくとも乗りかごまたはカウンタウェイトに設置され、その設置場所での揺れを検出するバッテリ駆動型のセンサと、このセンサで検出された揺れの強さを示す計測データをエレベータ制御装置に送信する通信端末とを備える。
上記エレベータシステムは、入力手段と、検出周期制御手段と、通信頻度制御手段とを備える。上記入力手段は、予め設定された検出周期で上記センサの計測データを入力する。上記検出周期制御手段は、上記入力手段によって入力された計測データが示す揺れの強さと、管制運転の切り替え基準である第1の閾値との比較結果に基づいて上記検出周期を制御する。上記通信頻度制御手段は、上記計測データが示す揺れの強さと、上記第1の閾値よりも高く設定された耐震基準に対応した第2の閾値との比較結果に基づいて、単位時間当たりのデータ通信回数を定めた通信頻度を変更して、上記計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信する。
図1は第1の実施形態に係るエレベータシステムの概略構成例を示す図である。 図2は同実施形態における通信端末の機能構成を示すブロック図である。 図3は同実施形態における計測データに対する検出周期と通信頻度との関係を示す図である。 図4は同実施形態における通信端末による揺れ検出時の処理動作を示すフローチャートである。 図5は同実施形態における通信端末による死活監視時の処理動作を示すフローチャートである。 図6は第2の実施形態に係る通信端末による揺れ検出時の処理動作を示すフローチャートである。 図7は変形例として第3の閾値を用いた通信頻度の切り替えを説明するための図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るエレベータシステムの概略構成例を示す図である。図1の例では、エレベータ全体の制御を行うエレベータ制御装置10と巻上機17が上部機械室1に設けられている。なお、機械室を持たないマシンルームタイプのエレベータでは、エレベータ制御装置10と巻上機17が昇降路2内の上部に配置される。
エレベータ制御装置10には、エレベータ全体の制御を行うための制御基板11と、マスター(親機)として機能する通信端末CMとが含まれる。昇降路2内には、図1に示すように、乗りかご12及びカウンタウェイト13が設けられており、それぞれガイドレール14a〜14dに昇降動作可能に支持されている。
ガイドレール14a,14bは乗りかご12用のガイドレールであり、ガイドレール14c,14dはカウンタウェイト13用のガイドレールである。乗りかご12は、ガイドシュー15a,15bを介してガイドレール14a,14bに摺動可能に取り付けられている。カウンタウェイト13は、ガイドシュー15c,15dを介してガイドレール14c,14dに摺動可能に設けられている。
乗りかご12には、乗りかご12の揺れを検出(計測)するための加速度センサS1と、スレーブ(子機)として機能する通信端末CS1とが設けられている。加速度センサS1と通信端末CS1とは有線にて接続されており、通信機能を備えたセンサ装置(センサ端末とも呼ぶ)として用いられる。
同様に、カウンタウェイト13には、カウンタウェイト13の揺れを検出(計測)するための加速度センサS2と、スレーブとして機能する通信端末CS2とが設けられている。加速度センサS2と通信端末CS2とは有線にて接続されており、通信機能を備えたセンサ装置として用いられる。通信端末CS1,CS2は、マスター(親機)である通信端末CMと通信可能に接続される。通信端末CS1と加速度センサS1とは同一筐体に格納されていてもよい。通信端末CS2と加速度センサS2とは同一筐体に格納されていてもよい。
また、地震発生時の揺れを検出(計測)するために、上部機械室1にはS波センサSSが設けられ、ピット3にはP波センサPSが設けられている。S波センサSS及びP波センサPSは、エレベータ制御装置10と有線にて接続されている。
メインロープ16の一端に乗りかご12が連結され、メインロープ16の他端にカウンタウェイト13が連結されている。メインロープ16は、巻上機17の回転軸に取り付けられたメインシーブ18aに巻回されている。18bはそらせシーブである。
巻上機17は、メインシーブ18aを回転させるためのモータ19を含んでいる。エレベータ制御装置10からの駆動指示により巻上機17のモータ19が駆動されると、メインシーブ18aが所定方向に回転し、メインロープ16を介して乗りかご12がカウンタウェイト13と共につるべ式に昇降動作する。メインシーブ18aには位置検出器(パルスジェネレータ)20が設置されている。位置検出器20は、メインシーブ18aがどの方向にどれだけ回転したかを検出することで、昇降動作に伴う乗りかご12の移動量を検出する。
乗りかご12には、かご制御装置21とドア制御装置22とが設けられている。かご制御装置21及びドア制御装置22は、エレベータ制御装置10(制御基板11)に接続されている。
かご制御装置21は、エレベータ制御装置10からの指示にしたがって、乗りかご12内の照明機器の駆動制御や空調制御を行う。また、かご制御装置21は、かご内に設けられた操作パネル4に関する情報、具体的には、乗客によって押下された行先階ボタンやドア開閉ボタン等に関する情報をエレベータ制御装置10やドア制御装置22に出力する。
ドア制御装置22は、エレベータ制御装置10やかご制御装置21からの指示にしたがって乗りかご12のドアの開閉制御を行う。ドア制御装置22は、乗りかご12のドアを開閉するためのモータ23と接続し、このモータ23を駆動することでドアの開閉制御を行う。
乗りかご12が着床する各階の乗場5には、乗場呼びボタン6と乗場制御装置30とが設けられている。乗場呼びボタン6は、乗客が乗りかご12に乗車する乗場の位置(階床)と行先方向(上方向/下方向)を登録するためのボタンである。乗場制御装置30は、エレベータ制御装置10(制御基板11)に接続され、乗場呼びボタン6によって登録された情報をエレベータ制御装置10に出力する。
次に、図2の機能ブロック図を参照して、スレーブ(子機)として用いられる通信端末CSの構成について説明する。
なお、乗りかご12に設置された通信端末CS1、カウンタウェイト13に設置された通信端末CS2とは同様な機能部を有している。ここでは、カウンタウェイト13に設置された通信端末CS2を代表例にとって説明し、通信端末CS1の説明は省略するものとする。以降の説明においても、基本的に通信端末CS2を代表例にとって説明し、通信端末CS1に関する説明は省略するものとする。
また、エレベータ制御装置10の制御基板11には、エレベータの運転制御に関わる各種機能が備えられているが、以下では説明を簡単にするため、エレベータ制御装置10が各種機能を実行するものとして説明する。
通信端末CS2は、カウンタウェイト13に設けられた加速度センサS2に接続される。通信端末CS2は、加速度センサS2によって検出された揺れの強さを示す計測データ(加速度データ)を入力すると共に、所定のタイミングでマスター(親機)である通信端末CMに無線により送信する機能を備えている。
なお、加速度センサS2は、少なくとも横揺れ(水平方向の揺れ)を検出可能な2軸加速度センサであれば良いが、横揺れに加えて縦揺れ(鉛直方向の揺れ)も検出可能な3軸加速度センサであっても良い。水平方向の軸をx軸,y軸、鉛直方向の軸をz軸と呼ぶ。
図2に示すように、通信端末CS2は、バッテリ100、電力供給制御部101、入力部103、保存部104、検出周期制御部105、通信制御部106を備える。
バッテリ100は、充電式あるいは交換可能であり、通信端末CS2および加速度センサS2の電源として用いられる。
電力供給制御部101は、バッテリ100の電力を通信端末CS2内の通信制御部106を含む各機能部に供給すると共に加速度センサS2に供給する。
入力部103は、予めカウンタウェイト13の揺れを検出するための時間間隔を定めた検出周期Tで、加速度センサS2からの計測データの入力を受け付ける。保存部104は、入力部103を通じて入力された計測データを時系列順に保存する。
検出周期制御部105は、保存部104に保存された最新の計測データが示す揺れの強さに基づいて検出周期Tを制御する。省電力の観点から平常運転モード時には、検出周期Tは、通常測定用の長周期T1に設定されている。一方、ある一定の揺れ(第1の閾値TH1以上の揺れ)が検知された場合には、計測データをサンプリングする数を増やすため、検出周期Tは、長周期T1よりも時間間隔が短く設定された詳細測定用の短周期T2に切り替えられる。
詳しくは、検出周期制御部105は、第1の閾値TH1を検出周期Tの変更基準として持ち、計測データが示す揺れの強さが第1の閾値TH1未満のときに検出周期Tを長周期T1に切り替え、第1の閾値TH1以上のときに検出周期Tを短周期T2に切り替える。
通信制御部106は、通信端末CS2と通信端末CMとの間の通信制御を行う。本実施形態において、この通信制御部106には、監視部106aと通信頻度制御部106bとが備えられている。
監視部106aは、所定のタイミングで通信端末CS2および加速度センサS2の動作状態をエレベータ制御装置10に確認させるための死活監視を行う。詳しくは、監視部106aは、予め設定された監視周期Wで死活監視信号を要求するためのトリガ信号をエレベータ制御装置10に設けられた通信端末CMに送信し、そのトリガ信号の応答で通信端末CMから送られてくる死活監視信号を受信する。
上記監視周期Wは、例えば10分に設定される。通信端末CS2から通信端末CMを介してエレベータ制御装置10にトリガ信号を送信したときに、所定時間内に監視対象として設定されたデータ(バッテリ残量、通信強度、機器の異常信号等)がエレベータ制御装置10に送られてくれば、エレベータ制御装置10は通信端末CS2および加速度センサS2が正常に動作しているものと判定する。また、通信端末CS2は、上記各データが設定された基準値よりも低い場合は、機器が故障または異常があるとしてエレベータ制御装置10へ出力する。
通信頻度制御部106bは、計測データが示す揺れの強さに基づいて通信頻度Kを変更して、計測データを通信端末CS2から通信端末CMを介してエレベータ制御装置10に送信する。詳しくは、通信頻度制御部106bは、第1の閾値TH1よりも高く設定された第2の閾値TH2を通信頻度Kの変更基準として持ち、計測データが示す揺れの強さが第2の閾値TH2未満のときに、通信頻度Kを低頻度K1に切り替え、第2の閾値TH2以上のときに通信頻度Kを高頻度K2に切り替える。上記「第2の閾値TH2」は、耐震基準に対応した運転停止の判断基準となる。
上記「通信頻度K」は、通信端末CMと通信端末CS2間の無線通信における単位時間当たりのデータ通信回数を定めたものである。つまり、高頻度K2は、低頻度K1よりも単位時間当たりのデータ通信回数が多い。
ここで、エレベータ制御装置10の機能について説明する。
エレベータ制御装置10は、通信端末CS2から送信された加速度センサS2の計測データを通信端末CMを介して受信する。エレベータ制御装置10は、計測データによって示される揺れの強さ(ガル値)が第1の閾値TH1以上であった場合、運転モードを平常運転モードから管制運転モードに切り替える機能を有している。エレベータ制御装置10は、計測データによって示される揺れの強さ(ガル値)が耐震基準に対応した第2の閾値TH2以上であった場合、エレベータ(乗りかご12)の運転を即時休止させる機能を有している。また、この機能を通信端末CMに搭載し、計測データによって示される揺れの強さ(ガル値)が上記第2の閾値TH2以上であった場合、その旨を示す信号をエレベータ制御装置へ送り、エレベータ(乗りかご12)の運転を即時停止させても良い。
また、エレベータ制御装置10は、通信端末CS2から定期的に送られてくる計測データに基づいて、運転モードを管制運転モードから平常運転モードに早期復旧させるための自動診断運転(自動復旧運転とも言う)を行う機能を有している。
なお、エレベータ制御装置10は、乗りかご12に設置された通信端末CS1と加速度センサS1についても同様に機能する。
図3は計測データに対する検出周期Tと通信頻度Kとの関係を示す図である。横軸が時間[s]、縦軸が揺れの強さ(ガル値)[Gal]を示している。なお、振動波形は上下方向の振幅があり、その上下方向の振幅に対して第1の閾値TH1と第2の閾値TH2が設定される。
図中の「検出周期」は、単位時間当たりに計測データをサンプリングする時間間隔のことである。
「検出周期」が「長」とは、言い換えればサンプリング周波数が低い状態を示す。「検出周期」が「短」とは、言い換えればサンプリング周波数が高い状態を示す。
上述したように、検出周期制御部105は、管制運転の切り替え基準である第1の閾値TH1を用いて検出周期Tを長周期T1または短周期T2に切り替えている。図3の例では、aとdの期間は長周期T1、cとbの期間は短周期T2である。長周期T1では、サンプリング周波数は低くなり、計測データをサンプリングする数が多くなる。短周期T2では、サンプリング周波数は高くなり、計測データをサンプリングする数が少なくなる。
一方、通信頻度制御部106bは、耐震基準に対応した第2の閾値TH2を用いて通信頻度Kを低頻度K1または高頻度K2に切り替えている。図3の例では、aとbとdの期間は低頻度K1、cの期間は高頻度K2である。低頻度K1では、計測データをエレベータ制御装置10に送る回数が少なくなる。高頻度K2では、計測データをエレベータ制御装置10に送る回数が多くなる。
次に、本システムの動作について説明する。
図4は通信端末CS2による揺れ検出時の処理動作を示すフローチャートである。なお、乗りかご12に設けられた通信端末CS1の処理動作についても同様である。
通信端末CS2において、入力部103は、予め設定された検出周期T毎に、加速度センサS2によって検出された揺れの強度を示す計測データを入力する(ステップST11)。上述したように、省電力の観点から平常運転モード時には、検出周期Tは長周期T1に設定されている。入力された計測データは、保存部104に順次保存される。
検出周期制御部105は、保存部104に新たな計測データが保存されると、当該新たな計測データによって示される揺れの強さが第1の閾値TH1以上であるか否かを判定する(ステップST12)。
第1の閾値TH1未満であった場合(ステップST12のNO)、検出周期Tは長周期T1を継続する(ステップST13)。このとき、通信頻度Kは低頻度K1である(ステップST16)。
上記ステップST12において、計測データによって示される揺れの強さが第1の閾値TH1以上であった場合(ステップST12のYES)、検出周期制御部105は、地震や余震が検知される可能性が高いと判断して、検出周期Tを短周期T2に変更する(ステップST14)。以後、短周期T2の時間間隔で加速度センサS2の計測データが細かく計測されることになる。
ここで、通信制御部106に備えられた通信頻度制御部106bは、保存部104に保存されている最新の計測データを読み出し、当該計測データによって示される揺れの強さが第2の閾値TH2以上であるか否かを判定する(ステップST15)。上述したように、第2の閾値TH2は、耐震基準に基づく基準値である。
当該計測データによって示される揺れの強さが第2の閾値TH2未満であった場合、詳しくは、上記検出周期Tが短周期T2に変更された後、所定時間以内に入力されてくる計測データが第2の閾値TH2未満であった場合(ステップST15のNO)、検出周期制御部105は、バッテリ電力の確保を優先するため、検出周期Tを短周期T2から長周期T1に変更する(ステップST13)。また、このときに通信頻度Kが高頻度K2に設定されていれば、通信頻度制御部106bは、通信頻度Kを高頻度K2から低頻度K1に変更する(ステップST16)。
一方、第2の閾値TH2以上であった場合、詳しくは、上記検出周期Tが短周期T2に変更された後、所定時間以内に入力されてくる計測データが第2の閾値TH2以上であった場合(ステップST15のYES)、通信頻度制御部106bは、エレベータ制御装置10との間の無線通信を優先するため、通信頻度Kを低頻度K1から高頻度K2に変更する(ステップST17)。
このようにして、通信頻度Kが低頻度K1または高頻度K2に変更されると、通信頻度制御部106bは、その変更後の低頻度K1または高頻度K2で通信端末CMと無線通信を行い、保存部104に保存された未送信の各計測データや各閾値超過の有無を通信端末CMに送信する(ステップST18)。この場合、低頻度K1の無線通信は、単位時間当たりのデータ通信回数が制限されるが、その分、バッテリ電力の消費量が高頻度K2の無線通信よりも抑えることができる。逆に、高頻度K2の無線通信は、単位時間当たりのデータ通信回数が多くなり、大量の計測データを送ることが可能であるが、その分、バッテリ電力の消費量が低頻度K1の無線通信よりも大きくなる。
エレベータ制御装置10は、通信端末CMを介して各計測データを受信する。そして、地震発生時にS波センサSSが動作し、通信端末CS2で計測した計測データの最高値が示す揺れの強さが第2の閾値TH2未満であった場合には、エレベータ制御装置10は、平常運転モードから管制運転モードに切り替え、乗りかご12を最寄階に移動させて待機させ自動診断運転を行う。また、これらの計測データの最高値が示す揺れの強さが第2の閾値TH2以上であった場合には、直ちにエレベータ(乗りかご12)の運転を停止する。
以上説明した一連の動作によれば、揺れの強さに応じて検出周期Tを変更することに加え、第2の閾値TH2未満の急を要さない状況での無線通信の頻度Kを低頻度K1に変更することで、バッテリ電力の消費をできるだけ抑えて、加速度センサS2を用いた揺れ検出を継続的に行うことができる。
次に、死活監視時の処理動作について説明する。
図5は通信端末CS2による死活監視時の処理動作を示すフローチャートである。なお、乗りかご12に設けられた通信端末CS1の処理動作についても同様である。
通信端末CS2の通信制御部106に備えられた監視部106aは、予め設定された監視周期Wが来たか否かを判定する(ステップST21)。
監視周期Wが来たとき、監視部106aは、保存部104に保存された最新の監視周期W内の計測データに基づいて現在の揺れの強さを確認する。その結果、第2の閾値TH2未満であれば(ステップST22のNO)、監視部106aは、通信頻度制御部106bを通じて通信頻度Kを低頻度K1で、以下のような死活監視処理を実行する(ステップST23)。なお、監視周期Wが来たときに低頻度K1で死活監視処理を実行するということは、言い換えると、死活監視に関わるデータの単位時間当たりの通信回数を制限して死活監視処理を実行するということである。
すなわち、まず、監視部106aは、死活監視信号を要求するためのトリガ信号を通信端末CMに送信する(ステップST24)。エレベータ制御装置10では、通信端末CMを介してトリガ信号を受信すると、死活監視信号を要求先である通信端末CS2に送信する。
監視部106aは、この死活監視信号を受信すると(ステップST25のYES)、例えばバッテリ残量、通信強度、機器の異常信号等を監視対象データとして通信端末CMに送信する(ステップST26)。エレベータ制御装置10では、死活監視信号に対する応答として、所定時間内に通信端末CS2から監視対象データを受信すると、通信端末CS2および加速度センサS2が正常に動作しているものと判断する。
このように、加速度センサS2によって検出される揺れの強さが第2の閾値TH2を超えるまでは、低頻度K1で死活監視を親機・子機間で定期的に行うことで、バッテリ100の電力消費を抑えることができる。なお、この死活監視については、必ずしも実行する必要はなく、例えば外部から指示があったときに実行することとしても良い。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、通信頻度Kを低頻度K1または高頻度K2に変更した際に、エレベータ制御装置10に送る計測データの量は同じであった。これに対し、第2の実施形態では、低頻度K1と高頻度K2とで計測データの量を変えて送信する。
なお、通信端末CS2の基本的な構成については図2と同様であるため、ここでは図6を用いて通信端末CS2の処理動作について説明する。
図6は第2の実施形態に係る通信端末CS2による揺れ検出時の処理動作を示すフローチャートである。なお、乗りかご12に設けられた通信端末CS1の処理動作についても同様である。
図6において、ステップST31〜ST36までの処理は、図4のステップST11〜ST16までの処理と同様である。すなわち、加速度センサS2の計測データが入力されると、検出周期制御部105によって検出周期Tが長周期T1または短周期T2に変更され(ステップST31〜ST34)。また、通信頻度制御部106bによって通信頻度Kが低頻度K1または高頻度K2に変更される(ステップST35〜ST36)。
ここで、第2の実施形態では、通信頻度Kが低頻度K1のとき、通信頻度制御部106bは、現時点で得られている各計測データ(保存部104に保存された未送信の各計測データ)の中で最高値を有する計測データだけを通信端末CMに送信する(ステップST38)。これは、低頻度K1で全ての計測データを送ると、時間がかかり、その分、バッテリ電力の消費が高くなるからである。また、低頻度K1に切り替わっているときは、揺れの強さが第2の閾値TH2未満の状態なので、エレベータ制御装置10に最高値だけを知らせることでも問題ない。
一方、通信頻度Kが高頻度K2のとき、通信頻度制御部106bは、現時点で得られている各計測データ(保存部104に保存された未送信の各計測データ)のすべてを通信端末CMに送信する(ステップST39)。高頻度K2に切り替わっているときは、揺れの強さが第2の閾値TH2以上になったときであり、エレベータ制御装置10にすべての計測データを送って詳細に知らせることが好ましい。
このように、低頻度K1と高頻度K2とで計測データの量を変えて送信することでも、バッテリ電力の消費をできるだけ抑えて、加速度センサS2を用いた揺れ検出を継続的に行うことができる。
(変形例)
上記第1および第2の実施形態では、通信頻度Kの切り替え基準を第2の閾値TH2としたが、例えば図7に示すように、第2の閾値TH2より手前に別の第3の閾値TH3を設定しておくことでも良い。言い換えると、管制運転に切り替えるための判断基準である第1の閾値TH1と、耐震基準に対応した第2の閾値TH2との間に第3の閾値TH3を設定しておく。
これにより、揺れの強さが第3の閾値TH3以上になった時点で、通信頻度制御部106bによって通信頻度Kが高頻度K2に変更されて、エレベータ制御装置10に計測データが送られる。したがって、地震が発生した際に、そのときのカウンタウェイト13の揺れが耐震基準を超える前にエレベータ制御装置10に知らせて迅速に対処することができる。
なお、上記各実施形態では、乗りかご12とカウンタウェイト13のそれぞれに加速度センサS1,S2、通信端末CS1,CS2を設けたが、どちらか一方に加速度センサと通信端末を設けて、その設置場所での揺れを検出してエレベータ制御装置10に送信する構成であっても良い。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、無線通信によるバッテリの消費量を抑えて揺れ検出を継続的に行うことができるエレベータシステムを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…上部機械室、2…昇降路、3…ピット、4…操作パネル、5…乗場、6…乗場呼びボタン、10…エレベータ制御装置、11…制御基板、12…乗りかご、13…カウンタウェイト、14a〜14d…ガイドレール、15a〜15d…ガイドシュー、16…メインロープ、17…巻上機、18a…メインシーブ、18b…そらせシーブ、19…モータ、20…位置検出器、21…かご制御装置、22…ドア制御装置、23…モータ、30…乗場制御装置、100…バッテリ、101…電力供給制御部、103…入力部、104…保存部、105…検出周期制御部、106…通信制御部、106a…監視部、106b…通信頻度制御部、CM,CS1,CS2…通信端末、PS…P波センサ、SS…S波センサ、S1,S2…加速度センサ。

Claims (9)

  1. 少なくとも乗りかごまたはカウンタウェイトに設置され、その設置場所での揺れを検出するバッテリ駆動型のセンサと、このセンサで検出された揺れの強さを示す計測データをエレベータ制御装置に送信する通信端末とを備えたエレベータシステムにおいて、
    予め設定された検出周期で上記センサの計測データを入力する入力手段と、
    この入力手段によって入力された計測データが示す揺れの強さと、管制運転の切り替え基準である第1の閾値との比較結果に基づいて上記検出周期を制御する検出周期制御手段と、
    上記計測データが示す揺れの強さと、上記第1の閾値よりも高く設定された耐震基準に対応した第2の閾値との比較結果に基づいて、単位時間当たりのデータ通信回数を定めた通信頻度を変更して、上記計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信する通信頻度制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 上記検出周期制御手段は、
    上記計測データが示す揺れの強さが上記第1の閾値以上のときに上記検出周期を短周期に切り替えることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  3. 上記検出周期制御手段は、
    上記計測データが示す揺れの強さが上記第1の閾値未満のときに上記検出周期を長周期に切り替えることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  4. 少なくとも乗りかごまたはカウンタウェイトに設置され、その設置場所での揺れを検出するバッテリ駆動型のセンサと、このセンサで検出された揺れの強さを示す計測データをエレベータ制御装置に送信する通信端末とを備えたエレベータシステムにおいて、
    予め設定された検出周期で上記センサの計測データを入力する入力手段と、
    この入力手段によって入力された計測データが示す揺れの強さに基づいて上記検出周期を制御する検出周期制御手段と、
    上記計測データが示す揺れの強さに基づいて、単位時間当たりのデータ通信回数を定めた通信頻度を変更して、上記計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信する通信頻度制御手段とを具備し
    上記通信頻度制御手段は、
    上記計測データが示す揺れの強さが耐震基準に対応した第2の閾値以上のときに、上記通信頻度を高頻度に切り替えて、上記計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信することを特徴とするエレベータシステム。
  5. 上記通信頻度制御手段は、
    上記通信頻度を上記高頻度に切り替えたときに、その時点で得られている全ての計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信することを特徴とする請求項4記載のエレベータシステム。
  6. 少なくとも乗りかごまたはカウンタウェイトに設置され、その設置場所での揺れを検出するバッテリ駆動型のセンサと、このセンサで検出された揺れの強さを示す計測データをエレベータ制御装置に送信する通信端末とを備えたエレベータシステムにおいて、
    予め設定された検出周期で上記センサの計測データを入力する入力手段と、
    この入力手段によって入力された計測データが示す揺れの強さに基づいて上記検出周期を制御する検出周期制御手段と、
    上記計測データが示す揺れの強さに基づいて、単位時間当たりのデータ通信回数を定めた通信頻度を変更して、上記計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信する通信頻度制御手段とを具備し
    上記通信頻度制御手段は、
    上記計測データが示す揺れの強さが耐震基準に対応した第2の閾値未満のときに、上記通信頻度を低頻度に切り替えて、上記計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信することを特徴とするレベータシステム。
  7. 上記通信頻度制御手段は、
    上記通信頻度を上記低頻度に切り替えたときに、その時点で得られている各計測データのうちの最高値を有する計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信することを特徴とする請求項6記載のエレベータシステム。
  8. 少なくとも乗りかごまたはカウンタウェイトに設置され、その設置場所での揺れを検出するバッテリ駆動型のセンサと、このセンサで検出された揺れの強さを示す計測データをエレベータ制御装置に送信する通信端末とを備えたエレベータシステムにおいて、
    予め設定された検出周期で上記センサの計測データを入力する入力手段と、
    この入力手段によって入力された計測データが示す揺れの強さに基づいて上記検出周期を制御する検出周期制御手段と、
    上記計測データが示す揺れの強さに基づいて、単位時間当たりのデータ通信回数を定めた通信頻度を変更して、上記計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信する通信頻度制御手段とを具備し
    上記通信頻度制御手段は、
    管制運転の切り替え基準である第1の閾値と上記第1の閾値よりも高く設定された耐震基準に対応した第2の閾値との間に設定された第3の閾値を有し、
    上記計測データが示す揺れの強さが上記第3の閾値以上のときに、上記通信頻度を高頻度に切り替えて、上記計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信することを特徴とするエレベータシステム。
  9. 上記計測データが示す揺れの強さが上記第2の閾値未満のときに、上記通信端末および上記センサの動作状態を確認するための死活監視を上記低頻度で実行する監視手段をさらに具備したことを特徴とする請求項6記載のエレベータシステム。
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