JP6008995B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、かごの位置を検出するための複数の記憶媒体が昇降路に設置されているエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置では、ドアゾーンに対応した複数の遮蔽板が昇降路内に設置されている。各遮蔽板には、かご位置に関連する情報を記憶したRFIDが取り付けられている。かごには、遮蔽板検知部とRFID通信部とを有するかご位置検知装置が搭載されている。
例えば停電によりかごが非常停止した場合など、かご位置が把握できなくなった場合には、かごを低速で走行させてかご位置を確定する復帰運転が行われる。復帰運転中、RFIDに記憶されている情報を読み取ることで、かご位置情報が入手される。このとき、1つのRFIDの情報を読み取ればかご位置を確定することができるため、早期に通常のサービスに復帰できる(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−102163号公報
上記のような従来のエレベータ装置では、復帰運転中にかご位置検出に使用される機器が故障していると、誤ったかご位置情報を入手してしまう。このように、入手したかご位置情報の信頼性が十分ではないため、RFIDを用いたかご位置検出技術を安全監視に使用することは困難である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かごの位置を把握できなくなった場合に、昇降路に設置された記憶媒体を用いて、安全監視にも使用できる信頼性の高いかご位置検出を行うことができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、
かご、かごの移動に応じて信号を発生する移動検出手段、かごの昇降方向に互いに間隔をおいて昇降路内に配置されている複数の記憶媒体、かごに設けられており、記憶媒体に記憶されている情報を読み取る読取手段、及び移動検出手段からの信号を用いてかごの移動量及び位置を検出し、かごの運転状態の異常の有無を監視する安全監視装置を備え、記憶媒体は、かごの昇降方向に異なる間隔で配置されており、安全監視装置には、記憶媒体の間隔が記憶されており、安全監視装置は、かごの位置を把握できなくなったとき、2つの記憶媒体を検出する運転を行い、検出された記憶媒体の間隔を移動検出手段からの信号に基づいて測定し、測定された記憶媒体の間隔と記憶されている記憶媒体の間隔とを比較し、その比較結果と記憶媒体の情報とを用いてかごの位置を把握する。
また、この発明に係るエレベータ装置は、かご、記かごの移動に応じて信号を発生する移動検出手段、かごの昇降方向に互いに間隔をおいて昇降路内に配置されている複数の記憶媒体、かごに設けられており、記憶媒体に記憶されている情報を読み取る読取手段、かごの昇降方向に互いに間隔をおいて昇降路内に配置されている複数の被検出体、かごに設けられており、被検出体を検出する位置センサ、及び移動検出手段からの信号を用いてかごの移動量及び位置を検出し、かごの運転状態の異常の有無を監視する安全監視装置を備え、安全監視装置には、記憶媒体の検出位置からそれに隣接する被検出体の検出位置までの距離と、被検出体の位置情報とが記憶されており、安全監視装置は、かごの位置を把握できなくなったとき、記憶媒体と被検出体とを検出する運転を行い、記憶媒体の検出位置から被検出体の検出位置までの距離を移動検出手段からの信号に基づいて測定し、測定された距離を記憶されている情報と比較し、その比較結果と記憶媒体の情報と被検出体の位置情報とを用いてかごの位置を把握する。
この発明のエレベータ装置は、記憶媒体が、かごの昇降方向に異なる間隔で配置されており、安全監視装置に記憶媒体の間隔が記憶されており、かごの位置を把握できなくなったとき、2つの記憶媒体を検出する運転を行い、検出された記憶媒体の間隔を移動検出手段からの信号に基づいて測定し、測定された記憶媒体の間隔と記憶されている記憶媒体の間隔とを比較し、その比較結果と記憶媒体の情報とを用いてかごの位置を把握するので、かごの位置を把握できなくなった場合に、記憶媒体を用いて、安全監視にも使用できる信頼性の高いかご位置検出を行うことができる。
また、この発明のエレベータ装置は、安全監視装置に、記憶媒体の検出位置からそれに隣接する被検出体の検出位置までの距離と、被検出体の位置情報とが記憶されており、かごの位置を把握できなくなったとき、記憶媒体と被検出体とを検出する運転を行い、記憶媒体の検出位置から被検出体の検出位置までの距離を移動検出手段からの信号に基づいて測定し、測定された距離を記憶されている情報と比較し、その比較結果と記憶媒体の情報と被検出体の位置情報とを用いてかごの位置を把握するので、かごの位置を把握できなくなった場合に、記憶媒体を用いて、安全監視にも使用できる信頼性の高いかご位置検出を行うことができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1の安全監視装置に設定されている過速度監視基準を示すグラフである。 図1の安全監視装置による学習運転の動作を示すフローチャートである。 図1の安全監視装置による復帰運転の動作を示すフローチャートである。 図1のエレベータ装置における記憶媒体の間隔を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。 図6の安全監視装置による学習運転の動作を示すフローチャートである。 図6の安全監視装置による復帰運転の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3の安全監視装置による復帰運転の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機3が設けられている。巻上機3は、駆動シーブ、駆動シーブを回転させる巻上機モータ、及び駆動シーブの回転を制動する巻上機ブレーキを有している。
駆動シーブには、懸架手段4が巻き掛けられている。懸架手段4としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。
かご5及び釣合おもり6は、懸架手段4により昇降路1内に吊り下げられており、巻上機3により昇降路1内を昇降される。昇降路1内には、かご5の昇降を案内する一対のかごガイドレール(図示せず)と、釣合おもり6の昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)とが設置されている。
機械室2には、エレベータ制御装置7及び安全監視装置(電子安全監視装置)8が設置されている。エレベータ制御装置7は、かご5の運行管理及び電源の制御等を行う。安全監視装置8は、かご5の運転状態を含めたエレベータ装置全体の異常の有無を監視する。
エレベータ制御装置7及び安全監視装置8は、それぞれ独立したコンピュータを有している。これにより、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7から独立して、エレベータ装置の状態を監視する。また、エレベータ制御装置7と安全監視装置8とは、双方向に通信可能となっている。
また、機械室2には、調速機9が設置されている。調速機9は、調速機シーブを有している。調速機シーブには、ループ状の調速機ロープ11が巻き掛けられている。昇降路1の下部には、張り車10が設けられている。調速機ロープ11の下端部は、張り車10に巻き掛けられている。
調速機ロープ11は、かご5に接続されており、かご5の昇降に伴って循環移動される。これにより、調速機シーブは、かご5の走行速度に応じた速度で回転される。調速機シーブの同軸上には、調速機シーブの回転量を検出するための回転検出器である2つの調速機エンコーダ(ロータリエンコーダ)12が配置されている。なお、ここでは2つの調速機エンコーダ12を用いるが、3つ以上の調速機エンコーダ12を用いてもよい。
調速機エンコーダ12は、移動検出手段として、かご5の移動に応じてパルス信号を出力する。調速機エンコーダ12から出力されたパルス信号は、安全監視装置8に入力される。安全監視装置8は、調速機エンコーダ12からのパルス信号を演算処理してかご5の移動量に変換する。
昇降路1のピットには、かご5の昇降路底部への衝突を緩衝するかご緩衝器13aと、釣合おもり6の昇降路底部への衝突を緩衝する釣合おもり緩衝器13bとが設置されている。
昇降路1内の上部終端階付近には、かご5が上部終端階に到達したことを検出するための上部終端階スイッチ(上部終端階かご検出手段)14が設置されている。昇降路1内の下部終端階付近には、かご5が下部終端階に到達したことを検出するための下部終端階スイッチ(下部終端階かご検出手段)15が設置されている。
かご5には、上部終端階スイッチ14及び下部終端階スイッチ15を操作するスイッチ操作部材(レール)16が取り付けられている。上部終端階スイッチ14及び下部終端階スイッチ15からの信号は、安全監視装置8に伝送される。
なお、ここでは上部終端階スイッチ14及び下部終端階スイッチ15の両方を設ける構成としたが、いずれか一方のみを設ける構成としてもよい。また、各終端階スイッチを二重化してもよい。
昇降路1内の複数の停止階に対応する複数の位置には、被検出体である着床プレート17が設置されている。かご5には、着床プレート17を検出する位置センサである着床センサ18が搭載されている。着床センサ18は、安全な戸開閉が可能な範囲であるドアゾーン内にかご5が位置することを検出する。着床センサ18によって読み取られたドアゾーンに関する情報は、エレベータ制御装置7に伝送される。なお、信頼性を高めるために、2つ以上の着床センサ18をかご5に設けてもよい。
昇降路1内の任意の位置(ドアゾーン内でもよい)には、無線通信可能な複数の記憶媒体19が設置されている。各記憶媒体19としては、例えばRFID(Radio frequency identification)用のRFタグ(ICタグ等)が用いられている。記憶媒体19は、かご5の昇降方向、即ち上下方向に互いに間隔をおいて配置されている。各記憶媒体19には、個体識別情報が保存されている。安全監視装置8には、個体識別情報と昇降路1内の位置とを関連付ける情報が記憶されている。
かご5には、記憶媒体19の情報を非接触で読み取る読取手段としてのタグリーダ20が搭載されている。タグリーダ20によって読み取られた記憶媒体19の情報は、安全監視装置8に伝送される。なお、信頼性を高めるために、2つ以上のタグリーダ20をかご5に設けてもよい。また、上下方向の同一の位置に2つ以上の記憶媒体19を設置してもよい。
本実施の形態においては、上下方向に互いに隣接する2つの記憶媒体19の間隔が全て異なっている。また、互いに隣接する2つの記憶媒体19の間隔の最大値は、後述する復帰運転に許容される時間から決定される。さらに、互いに隣接する2つの記憶媒体19の間隔の最小値は、かご5の走行速度と、記憶媒体19の情報をタグリーダ20で読み取った後の安全監視装置8の演算部の演算周期とによって決定される。
安全監視装置8は、かご5の過速度走行の有無を監視する。また、安全監視装置8は、過速度走行を検出すると、巻上機ブレーキを作動させるための指令信号を出力する。
図2は図1の安全監視装置8に設定されている過速度監視基準(第1の過速度監視基準)V1を示すグラフである。図2において、走行曲線V0は、かご5が上部終端階(又は下部終端階)から下部終端階(又は上部終端階)まで正常に走行するときの速度の軌跡を描いた曲線である。過速度監視基準V1は、走行曲線V0よりも高く設定されている。
また、過速度監視基準V1は、かご5の位置に応じて変化する曲線であり、最下階付近と最上階付近、即ち昇降路1の終端階付近において終端方向へ向かって連続的に低くなるように設定されている。これにより、終端部付近での過速度を早期に検出し、終端部へのかご5の衝突を考慮した安全スペースを縮小することができるとともに、緩衝器13a,13bを小型化することができる。
さらに、かご揺すり、センサ誤差、及び制御誤差等を過速度として検出しないように、走行曲線V0と過速度監視基準V1との間には、ある程度のマージンが確保されている。
このように、かご5の位置に応じて変化する過速度監視基準V1が用いられているため、安全監視装置8は、かご5の位置を検出する必要がある。
次に、安全監視装置8によるかご5の位置の検出方法について説明する。安全監視装置8は、上部終端階スイッチ14及び下部終端階スイッチ15からの信号により、かご5の基準位置を検出する。また、安全監視装置8は、かご5の移動に伴って出力される調速機エンコーダ12からの信号により、基準位置からのかご5の移動量を計測し、かご5の位置を検出する。なお、ここでは上部終端階スイッチ14及び下部終端階スイッチ15を基準としたが、記憶媒体19の位置を基準としてかご5の移動量を計測してもよい。
さらに、安全監視装置8は、調速機エンコーダ12からの信号を用いた演算処理を行うことで、かご5の速度を検出する。そして、安全監視装置8は、検出したかご5の速度と、過速度監視基準V1とを比較し、検出したかご5の速度が過速度監視基準V1よりも高くなった場合に、過速度走行と判断し、巻上機ブレーキを作動させるための指令信号を出力する。
《学習運転》
上記のような安全監視を実行するため、安全監視装置8は、上部終端階スイッチ14、下部終端階スイッチ15、及び記憶媒体19の位置を記憶する学習運転を実施する。即ち、安全監視装置8による運転モードには、学習運転モードが含まれている。
学習運転は、エレベータ装置の初期動作として実施するのは勿論だが、保守点検時に実施したり、エレベータ装置の利用閑散時に実施したりしてもよい。いずれの場合も、利用者がいない状態で実施するのが望ましい。また、学習運転は、エレベータ装置により自動的に実施しても、保守点検員による手動操作により実施してもよい。
以下、学習運転の方法について説明する。図3は図1の安全監視装置8による学習運転の動作を示すフローチャートである。安全監視装置8は、学習運転を開始すると、エレベータ制御装置7に対して下降運転指令を出力する(ステップS301)。これにより、エレベータ制御装置7は、かご5を下降運転させる。
このとき、エレベータ制御装置7は、従来通り、かご5を終端階で停止させる制御を行える状態である。また、学習運転中のかご5の走行速度V2は、記憶媒体19とタグリーダ20の応答と、安全監視装置8の処理速度を考慮して、必要な精度を確保できる速度が望ましい。
さらに、学習運転中の過速度監視基準は、かご5の位置によらず、緩衝器13a,13bでかご5を安全に停止させることができる一定レベルの過速度監視基準V3(図2:第2の過速度監視基準)に設定される。
下降運転指令を出力した後、安全監視装置8は、下降運転が開始されたかどうか確認する(ステップS302)。下降運転が開始されていないときは、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して下降運転指令を再度出力する。
下降運転が開始されると、安全監視装置8は、下部終端階スイッチ15を検出するまでかご5の下降運転を継続させる(ステップS303)。かご5は、エレベータ制御装置7により下部終端階で停止させられる。
下部終端階スイッチ15を検出すると、安全監視装置8は、調速機エンコーダ12からの信号に基づいて、下部終端階からのかご5の移動距離を計測し始める(ステップS304)。このとき、同軸に2つの調速機エンコーダ12が取り付けられているため、計測した移動量を相互に比較することで、かご5の移動量の計測値の信頼性が高められている。
次に、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して上昇運転指令を出力する(ステップS305)。これにより、エレベータ制御装置7は、かご5を上昇運転させる。
上昇運転指令を出力した後、安全監視装置8は、上昇運転が開始されたかどうか確認する(ステップS306)。上昇運転が開始されていないときは、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して上昇運転指令を再度出力する。
上昇運転中、安全監視装置8は、タグリーダ20により記憶媒体19が検出されたかどうかを確認する(ステップS307)。記憶媒体19が検出されると、安全監視装置8は、そのときの基準位置(下部終端階スイッチ15の検出位置)からのかご5の移動量と、記憶媒体19の情報とを併せて記憶する(ステップS308)。この動作を、安全監視装置8が上部終端階スイッチ14を検出するまで続ける(ステップS309)。かご5は、エレベータ制御装置7により上部終端階で停止させられる。
上部終端階スイッチ14を検出すると、安全監視装置8は、調速機エンコーダ12からの信号によるかご5の移動量の計測を終了する(ステップS310)。このとき、安全監視装置8は、下部終端階スイッチ15から上部終端階スイッチ14までの距離を認識する。
次に、安全監視装置8は、上昇運転で得られた下部終端階スイッチ15から上部終端階スイッチ14までの距離と、下部終端階スイッチ15の検出位置から各記憶媒体19の検出位置までの距離との差分を求める(ステップS311)。その結果、安全監視装置8は、各記憶媒体19の検出位置から上部終端階スイッチ14の検出位置までの距離を得る。そして、安全監視装置8は、各記憶媒体19の検出位置から上部終端階スイッチ14の検出位置までの距離を記憶する(ステップS312)。
この後、安全監視装置8は、各記憶媒体19の検出位置から下部終端階スイッチ15の検出位置までの距離を記憶するために、下降運転による学習を行う。即ち、安全監視装置8は、記憶動作(ステップS312)が終了すると、調速機エンコーダ12からの信号に基づいて、上部終端階からのかご5の移動距離を計測し始める(ステップS313)。
次に、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して下降運転指令を出力する(ステップS314)。これにより、エレベータ制御装置7は、かご5を下降運転させる。
下降運転指令を出力した後、安全監視装置8は、下降運転が開始されたかどうか確認する(ステップS315)。下降運転が開始されていないときは、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して下降運転指令を再度出力する。
下降運転中、安全監視装置8は、タグリーダ20により記憶媒体19が検出されたかどうかを確認する(ステップS316)。記憶媒体19が検出されると、安全監視装置8は、そのときの基準位置(上部終端階スイッチ14の検出位置)からのかご5の移動量と、記憶媒体19の情報とを併せて記憶する(ステップS317)。この動作を、安全監視装置8が下部終端階スイッチ15を検出するまで続ける(ステップS318)。かご5は、エレベータ制御装置7により下部終端階で停止させられる。
下部終端階スイッチ15を検出すると、安全監視装置8は、調速機エンコーダ12からの信号によるかご5の移動量の計測を終了する(ステップS319)。このとき、安全監視装置8は、上部終端階スイッチ14から下部終端階スイッチ15までの距離を認識する。
次に、安全監視装置8は、下降運転で得られた上部終端階スイッチ14から下部終端階スイッチ15までの距離と、上部終端階スイッチ14の検出位置から各記憶媒体19の検出位置までの距離との差分を求める(ステップS320)。その結果、安全監視装置8は、各記憶媒体19の検出位置から下部終端階スイッチ15の検出位置までの距離を得る。そして、安全監視装置8は、各記憶媒体19の検出位置から下部終端階スイッチ15の検出位置までの距離を記憶する(ステップS321)。
記憶動作(ステップS321)が終了すると、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して学習運転完了の通知を出力する(ステップS322)。この通知を受け取ると、エレベータ制御装置7は通常の運行サービスを開始(又は再開)する。
このような学習運転により、安全監視装置8は、各記憶媒体19の検出位置から上部終端階スイッチ14の検出位置までの距離と、各記憶媒体19の検出位置から下部終端階スイッチ15の検出位置までの距離とを記憶する。また、安全監視装置8は、各記憶媒体19の間隔も測定し記憶する。
《復帰運転》
ここで、安全監視装置8は、例えば通常運転中に安全監視装置8に対する電力供給が断たれた場合など、かご5の位置を把握できなくなったとき、そのときのかご5の位置情報を記憶する手順を踏むことなく機能を停止する。
これに対して、電力供給が断たれることが分かった時点で、安全監視装置8がかご5の位置情報を記憶し、電力供給が再開されたときに、記憶しておいた位置情報を用いて過速度監視を再開する方法も考えられる。しかし、この方法では、電力供給が断たれている間に何等かの原因でかご5が移動した場合に、かご位置情報にずれが生じてしまい、安全監視装置8が誤った過速度監視を実行することになる。
このため、安全監視装置8は、電力供給が断たれると、位置情報を記憶する手順を踏むことなく機能を停止し、電力供給が再開されたときに復帰運転を実施する。即ち、安全監視装置8による運転モードには、復帰運転モードが含まれている。
以下、復帰運転の方法について説明する。図4は図1の安全監視装置8による復帰運転の動作を示すフローチャートである。安全監視装置8は、復帰運転を開始すると、エレベータ制御装置7に対して下降運転指令を出力する(ステップS401)。これにより、エレベータ制御装置7は、かご5を下降運転させる。
このとき、復帰運転は、エレベータ装置を通常のサービスに復帰させるための動作であるため、学習運転とは異なり、かご5は、緩衝器13a,13bの仕様により決まる最大の速度V2で走行することが望ましい。また、復帰運転中の過速度監視基準は、かご5の位置によらず、緩衝器13a,13bでかご5を安全に停止させることができる一定レベルの過速度監視基準V3(図2:第2の過速度監視基準)に設定される。
下降運転指令を出力した後、安全監視装置8は、下降運転が開始されたかどうか確認する(ステップS402)。下降運転が開始されていないときは、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して下降運転指令を再度出力する。
下降運転中、安全監視装置8は、タグリーダ20により記憶媒体19が検出されたかどうかを確認する(ステップS403)。記憶媒体19が検出されると、安全監視装置8は、調速機エンコーダ12からの信号により、検出した記憶媒体19からのかご5の移動量を計測し始める(ステップS404)。
この後、安全監視装置8は、2つ目の記憶媒体19が検出されるかどうかを確認する(ステップS405)。2つ目の記憶媒体19が検出されると、安全監視装置8は、1つ目の記憶媒体19と2つ目の記憶媒体19との間隔を算出する(ステップS406)。そして、算出された間隔を、学習運転によって既に記憶されている情報、即ち隣接する2つの記憶媒体19の間隔と比較する(ステップS407)。
算出された間隔と安全監視装置8に記憶されている間隔との整合が取れたら、安全監視装置8は、2つ目の記憶媒体19の位置でかご5の位置を確定する(ステップS408)。
本実施の形態では、隣接する2つの記憶媒体19の間隔が全て異なっているため、2つの記憶媒体19の間隔を計測し、予め記憶されている間隔と比較することで、その比較結果と記憶媒体19に記憶された情報とを用いて、かご5の位置を一意に把握することができる。なお、現在のかご5の位置は、2つ目の記憶媒体19の検出位置に、2つ目の記憶媒体19からの移動量を足したものとなる。
かご5の位置が確定したら、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して復帰運転完了の通知を出力する(ステップS409)。この通知を受け取ると、エレベータ制御装置7は通常の運行サービスを再開する。
上記の動作は、下降運転により2つの記憶媒体19が検出できた場合の動作であるが、復帰運転開始時のかご5の位置によっては、下降運転により2つの記憶媒体19を検出できない場合がある。
このため、安全監視装置8は、1つ目の記憶媒体19が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出されたかどうかを確認する(ステップS410)。また、2つ目の記憶媒体19が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出されたかどうかも確認する(ステップS414)。
1つ目の記憶媒体19が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出された場合、安全監視装置8は、調速機エンコーダ12からの信号により、下部終端階スイッチ15からのかご5の移動量を計測し始める(ステップS411)。
次に、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して上昇運転指令を出力する(ステップS412)。これにより、エレベータ制御装置7は、かご5を上昇運転させる。
上昇運転指令を出力した後、安全監視装置8は、上昇運転が開始されたかどうか確認する(ステップS413)。上昇運転が開始されていないときは、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して上昇運転指令を再度出力する。
上昇運転中、安全監視装置8は、タグリーダ20により記憶媒体19が検出されたかどうかを確認する(ステップS405)。記憶媒体19が検出されると、安全監視装置8は、下部終端階スイッチ15の検出位置から最初に検出された記憶媒体19の検出位置までの距離を算出する(ステップS406)。そして、算出された距離を、学習運転によって既に記憶されている距離情報、即ち下部終端階スイッチ15の検出位置からそれに隣接する記憶媒体19の検出位置までの距離と比較する(ステップS407)。
算出された距離と安全監視装置8に記憶されている距離との整合が取れたら、安全監視装置8は、最初に検出された記憶媒体19の位置でかご5の位置を確定する(ステップS408)。以降の動作は、下降運転のみで2つの記憶媒体19が検出できた場合と同様である。
また、1つ目の記憶媒体19が検出された後、2つ目の記憶媒体19が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出された場合、安全監視装置8は、1つ目の記憶媒体19の検出位置から下部終端階スイッチ15の検出位置までの距離を算出する(ステップS406)。そして、算出された距離を、学習運転によって既に記憶されている情報、即ち下部終端階スイッチ15の検出位置からそれに隣接する記憶媒体19の検出位置までの距離と比較する(ステップS407)。
算出された距離と安全監視装置8に記憶されている距離との整合が取れたら、安全監視装置8は、下部終端階スイッチ15の位置でかご5の位置を確定する(ステップS408)。以降の動作は、下降運転のみで2つの記憶媒体19が検出できた場合と同様である。
また、ステップS407において、計算値と学習値との整合が取れなかった場合、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して運行サービスを停止する指令を出力する(ステップS415)。これにより、エレベータ制御装置7は、安全監視装置8からの指令に従って運行サービスを停止する。
以上のような2点間の距離で位置検出を行う方法に対して、1つの記憶媒体19の位置情報のみで位置検出を行う方法も考えられる。しかし、この方法では、記憶媒体19又はタグリーダ20に故障が発生している場合、誤った位置を認識してしまい、安全監視装置8が誤った過速度監視を実行することになる。
本実施の形態にように、2点間の距離を2重化された調速機エンコーダ12からの信号によって計測し、学習運転により記憶されている値と比較確認することで、記憶媒体19及びタグリーダ20の故障診断を実行しながら、かご5の位置を確定できる。
なお、計算値と学習値との整合が取れなかった場合、即ちかご5の位置を把握するために使用される機器の故障が検出された場合、安全監視装置8は、運行サービスを停止する指令を出力するのではなく、復帰運転の指令を再度出力してもよい。若しくは、安全監視装置8は、図2に示すように、かご5の走行速度を正常な走行速度V0よりも低い速度V2に制限してかご5を走行させるサービスを行ってもよい。この場合、安全監視装置8には、緩衝器13a,13bの仕様に応じて、過速度監視基準V3が設定される。
《記憶媒体の間隔》
次に、任意に配置すると述べた記憶媒体19について、隣接する2つの記憶媒体19間の具体的な間隔について図5を参照して説明する。図5は図1のエレベータ装置における記憶媒体19の間隔を示す説明図である。
本実施の形態における復帰運転では、基本的には、2つの記憶媒体19を検出する。例えば、かご5が図5に示す位置(図5の最も上の記憶媒体19を通過直後)から復帰運転を開始したとすると、2つ目の記憶媒体19を検出するまでに、約3つ分の記憶媒体間の距離を走行しなければならない。
このとき、復帰運転で許容されるかご5の走行速度をV[m/min]とし(この速度は緩衝器13a,13bの仕様によって決定される)、走行速度Vに達するまでの加速度をa[m/s2]、走行速度Vに達するまでの時間をt1[s]、復帰までに許容される時間をT[min]とすると、隣接する2つの記憶媒体間の最大距離Xを、
X=(0.5×a×t12+V2(T−t1))/2[m]
以内とすることで、復帰までに許容される時間T[min]以内に復帰が完了する。
上記のように、本実施の形態のエレベータ装置では、記憶媒体19が、かご5の昇降方向に異なる間隔で配置されており、安全監視装置8に記憶媒体19の間隔が記憶されている。そして、かご5の位置を把握できなくなったときには、2つの記憶媒体19を検出する運転を行い、検出された記憶媒体19の間隔を調速機エンコーダ12からの信号に基づいて測定し、測定された記憶媒体19の間隔と記憶されている記憶媒体19の間隔とを比較し、その比較結果と記憶媒体の情報とを用いてかご5の位置を把握する。従って、かご5の位置を把握できなくなった場合に、記憶媒体19を用いて、安全監視にも使用できる信頼性の高いかご位置検出を行うことができる。
また、かご5の位置が把握できなくなった場合にも、低い過速度監視基準で速度を監視することにより、安全性が確保される。
実施の形態2.
次に、図6はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。実施の形態2では、着床センサ18からの信号が、エレベータ制御装置7ではなく安全監視装置8に入力されている。つまり、着床プレート17を着床センサ18により読み取った情報が安全監視に使用される。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
但し、着床センサ18の信号は、安全監視装置8だけに入力するのではなく、信号を分岐させエレベータ制御装置7にも入力してもよい。このとき、例えば、エレベータ制御装置7に電力を供給する電源(図示せず)、又は安全監視装置8に電力を供給する電源(図示せず)に異常が発生すると、エレベータ制御装置7から安全監視装置8へ、又は安全監視装置8からエレベータ制御装置7へ大電流が流れ、制御装置7の制御機能と安全監視装置8の安全監視機能とが同時に失われることが考えられる。このため、制御装置7と安全監視装置8との間(図6の制御装置7と安全監視装置8との間の矢印部分)を、フォトカプラを用いて絶縁しておくことが望ましい。
また、着床センサ18の信号を、安全監視装置8を介さずにエレベータ制御装置7に直接入力することで、安全監視装置8の出力端子、信号伝送に係わる処理を減らすことができる。
さらに、安全監視装置8によるかご5の位置の検出方法も、基本的には実施の形態1と同様である。但し、実施の形態2の安全監視装置8は、かご5の走行中に着床センサ18により着床プレート17が検出されると、調速機エンコーダ12からの信号により計測されている基準位置からの移動量を、予め記憶しておいた着床プレート17の位置情報を用いて補正する。これにより、かご5の位置の検出精度を実施の形態1よりも高めることができる。
例えば、調速機エンコーダ12からの信号によって計測されるかご5の位置には、調速機シーブと調速機ロープ11との間の滑りによって、微小ではあるが誤差が生じる。これに対して、本実施の形態によれば、微小な誤差が積算されて大きな誤差となるのを未然に防止することができる。
《学習運転》
上記のような位置情報の補正を行うため、安全監視装置8は、学習運転において着床プレート17の検出位置も記憶する。図7は図6の安全監視装置8による学習運転の動作を示すフローチャートである。図7におけるステップS701〜S706の動作は、図3におけるステップS301〜S306の動作と同様である。
学習運転における上昇運転中、実施の形態2の安全監視装置8は、着床センサ18により着床プレート17が検出されたかどうかを確認する(ステップS707)とともに、タグリーダ20により記憶媒体19が検出されたかどうかを確認する(ステップS708)。
着床センサ18が検出されると、安全監視装置8は、そのときの基準位置(下部終端階スイッチ15の検出位置)からのかご5の移動量と、着床センサ18の検出数とを併せて記憶する(ステップS709)。
また、記憶媒体19が検出されると、安全監視装置8は、そのときの基準位置(下部終端階スイッチ15の検出位置)からのかご5の移動量と、記憶媒体19の情報とを併せて記憶する(ステップS710)。これらの動作を、安全監視装置8が上部終端階スイッチ14を検出するまで続ける(ステップS711)。
この後、図7におけるステップS712〜S717の動作は、図3におけるステップS310〜S315の動作とほぼ同様である。但し、ステップS713の差分演算では、下部終端階スイッチ15から上部終端階スイッチ14までの距離と、下部終端階スイッチ15の検出位置から着床プレート17の検出位置までの距離との差分も求める。そして、ステップS714において、着床プレート17の検出位置から上部終端階スイッチ14の検出位置までの距離も記憶する。
学習運転における下降運転中、安全監視装置8は、着床センサ18により着床プレート17が検出されたかどうかを確認する(ステップS718)とともに、タグリーダ20により記憶媒体19が検出されたかどうかを確認する(ステップS719)。
着床センサ18が検出されると、安全監視装置8は、そのときの基準位置(上部終端階スイッチ14の検出位置)からのかご5の移動量と、着床センサ18の検出数とを併せて記憶する(ステップS720)。
また、記憶媒体19が検出されると、安全監視装置8は、そのときの基準位置(上部終端階スイッチ14の検出位置)からのかご5の移動量と、記憶媒体19の情報とを併せて記憶する(ステップS721)。これらの動作を、安全監視装置8が下部終端階スイッチ15を検出するまで続ける(ステップS722)。
この後、図7におけるステップS723〜S726の動作は、図3におけるステップS319〜S322の動作とほぼ同様である。但し、ステップS724の差分演算では、上部終端階スイッチ14から下部終端階スイッチ15までの距離と、上部終端階スイッチ14の検出位置から着床プレート17の検出位置までの距離との差分も求める。そして、ステップS725において、着床プレート17の検出位置から下部終端階スイッチ15の検出位置までの距離も記憶する。
このような学習運転により、安全監視装置8は、各着床プレート17の検出位置から上部終端階スイッチ14の検出位置までの距離と、各着床プレート17の検出位置から下部終端階スイッチ15の検出位置までの距離と、各記憶媒体19の検出位置から上部終端階スイッチ14の検出位置までの距離と、各記憶媒体19の検出位置から下部終端階スイッチ15の検出位置までの距離とを記憶する。また、各着床プレート17の間隔、各記憶媒体19の間隔、及び着床プレート17の検出位置からそれに隣接する記憶媒体19の検出位置までの距離も記憶することができる。
本実施の形態では、各記憶媒体19の位置だけではなく、各着床プレート17の位置も同時に記憶するため、安全監視装置8は、着床センサ18の信号を使ってかご5の位置を認識することができる。
《復帰運転》
次に、実施の形態2の安全監視装置8による復帰運転について説明する。実施の形態1では、基本的に2つの記憶媒体19の間の距離を計測することでかご5の位置を確定した。しかし、記憶媒体19を読み取るタグリーダ20の精度は、着床センサ18に比べると低い。そこで、本実施の形態では、復帰運転において着床センサ18を用い、より高精度でかご5の位置を確定させる。
図8は図6の安全監視装置8による復帰運転の動作を示すフローチャートである。図8におけるステップS801〜S804の動作は、図4におけるステップS401〜S404の動作と同様である。
下降運転により1つ目の記憶媒体19が検出された後、安全監視装置8は、2つ目の記憶媒体19が検出されるまで下降運転を継続する。この間に、安全監視装置8は、着床センサ18により着床プレート17が検出されたかどうかを確認する(ステップS805)。着床センサ18が検出されると、安全監視装置8は、1つ目の記憶媒体19の検出位置から着床センサ18の検出位置までの距離を記憶する(ステップS806)。
着床プレート17は、1つ目の記憶媒体19が検出されてから何度検出されてもよい。その都度、安全監視装置8は、1つ目の記憶媒体19の検出位置から着床プレート17の検出位置までの距離を記憶する。
1つ目の記憶媒体19の検出位置から着床プレート17の検出位置までの距離を計測することにより、安全監視装置8は、検出した着床プレート17が昇降路1内のどの位置にあるかを認識できる。
次に、タグリーダ20により2つ目の記憶媒体19が検出されると(ステップS807)、安全監視装置8は、1つ目の記憶媒体19と2つ目の記憶媒体19との間隔を算出する(ステップS808)。そして、算出された間隔を、学習運転によって既に記憶されている情報、即ち隣接する2つの記憶媒体19の間隔と比較する(ステップS809)。
算出値と学習値との整合が取れた場合、安全監視装置8は、2つ目の記憶媒体19を検出するまでの間に、着床プレート17を1枚以上検出しているかどうかを確認する(ステップS810)。
着床プレート17を1枚以上検出している場合、安全監視装置8は、最後に検出した着床プレート17の検出位置でかご5の位置を確定する(ステップS811)。このとき、現在のかご5の位置は、最後に検出した着床プレート17の検出位置に、最後に検出した着床プレート17からの移動量を足したものとなる。
2つ目の記憶媒体19を検出するまでの間に、着床プレート17を検出していない場合は、着床プレート17が検出されるまでかご5を走行させる(ステップS818)。そして、着床プレート17が検出されたら、安全監視装置8は、着床プレート17の検出位置でかご5の位置を確定する。
かご5の位置が確定したら、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して復帰運転完了の通知を出力する(ステップS812)。この通知を受け取ると、エレベータ制御装置7は通常の運行サービスを再開する。
また、安全監視装置8は、1つ目の記憶媒体19が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出されたかどうかを確認する(ステップS813)。また、2つ目の記憶媒体19が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出されたかどうかも確認する(ステップS817)。
図8におけるステップS813〜S816の動作は、図4におけるステップS410〜S413の動作と同様である。
1つ目の記憶媒体19が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出され、かご5を上昇運転に転じた場合、安全監視装置8は、記憶媒体19が検出されるまで上昇運転を継続する。この間に、安全監視装置8は、着床センサ18により着床プレート17が検出されたかどうかを確認する(ステップS805)。
着床センサ18により着床プレート17が検出されたら、安全監視装置8は、下部終端階スイッチ15の検出位置から着床プレート17の検出位置までの距離を記憶しておく(ステップS806)。着床プレート17は、下部終端階スイッチ15を検出してから何度検出されてもよい。その都度、安全監視装置8は、下部終端階スイッチ15の検出位置から着床プレート17の検出位置までの距離を記憶する。
上昇運転中、記憶媒体19が検出されると、安全監視装置8は、下部終端階スイッチ15の検出位置から最初に検出された記憶媒体19の検出位置までの距離を算出する(ステップS808)。そして、算出された距離を、学習運転によって既に記憶されている情報、即ち下部終端階スイッチ15の検出位置からそれに隣接する記憶媒体19の検出位置までの距離と比較する(ステップS809)。
算出値と学習値との整合が取れたら、安全監視装置8は、記憶媒体19を検出するまでの間に、着床プレート17を1枚以上検出しているかどうかを確認する(ステップS810)。
着床プレート17を1枚以上検出している場合は、安全監視装置8は、最後に検出した着床プレート17の検出位置でかご5の位置を確定する(ステップS811)。このとき、現在のかご5の位置は、最後に検出した着床プレート17の検出位置に、最後に検出した着床プレート17からの移動量を足したものとなる。
記憶媒体19を検出するまでの間に、着床プレート17を検出していない場合は、着床プレート17が検出されるまでかご5を走行させる(ステップS818)。そして、着床プレート17が検出されたら、安全監視装置8は、着床プレート17の検出位置でかご5の位置を確定する。
また、1つ目の記憶媒体19が検出された後、2つ目の記憶媒体19が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出された場合、安全監視装置8は、1つ目の記憶媒体19の検出位置から下部終端階スイッチ15の検出位置までの距離を算出する(ステップS808)。そして、算出された距離を、学習運転によって既に記憶されている情報、即ち下部終端階スイッチ15の検出位置からそれに隣接する記憶媒体19の検出位置までの距離と比較する(ステップS809)。
算出された距離と安全監視装置8に記憶されている距離との整合が取れたら、安全監視装置8は、下部終端階スイッチ15の検出位置でかご5の位置を確定する(ステップS811)。
また、ステップS809において、計算値と学習値との整合が取れなかった場合の動作は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態のように、記憶媒体19に加えて、着床プレート17と高精度の着床センサ18との組み合わせにより得られる情報を使用することで、実施の形態1よりも高い精度でかご5の位置を確定することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3のエレベータ装置の構成は、実施の形態2と同様である。また、安全監視装置8による学習運転も、実施の形態2と同様である。但し、実施の形態3の安全監視装置8は、復帰運転において、学習運転によって記憶された記憶媒体19の検出位置からそれに隣接する着床プレート17の検出位置までの距離と、検出された記憶媒体19の情報と、検出された着床プレート17の位置情報とを用いてかご5の位置を把握する。
《復帰運転》
以下、実施の形態3の安全監視装置8による復帰運転について説明する。実施の形態2では、2つの記憶媒体19の間の距離を計測して計測値と学習値との整合を確認した後、着床プレート17の検出位置によってかご5の位置を確定した。これに対して、実施の形態3では、記憶媒体19の検出位置から着床プレート17の検出位置までの距離を計測して計測値と学習値との整合を確認した後、その着床プレート17の検出位置によってかご5の位置を確定する。
図9は実施の形態3の安全監視装置8による復帰運転の動作を示すフローチャートである。図9におけるステップS901〜S904の動作は、図4におけるステップS401〜S404の動作と同様である。
下降運転により記憶媒体19が検出された後、安全監視装置8は、着床プレート17が検出されるまで下降運転を継続する。
この後、着床センサ18により着床プレート17が検出されると(ステップS905)、安全監視装置8は、記憶媒体19の検出位置から着床プレート17の検出位置までの距離を算出する(ステップS906)。そして、算出された距離を、学習運転によって既に記憶されている情報と比較する(ステップS907)。
算出値と学習値との整合が取れた場合、安全監視装置8は、着床プレート17の検出位置でかご5の位置を確定する(ステップS908)。このとき、現在のかご5の位置は、検出した着床プレート17の検出位置に、検出した着床プレート17からの移動量を足したものとなる。
かご5の位置が確定したら、安全監視装置8は、エレベータ制御装置7に対して復帰運転完了の通知を出力する(ステップS909)。この通知を受け取ると、エレベータ制御装置7は通常の運行サービスを再開する。
また、安全監視装置8は、記憶媒体19が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出されたかどうかを確認する(ステップS910)。また、着床プレート17が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出されたかどうかも確認する(ステップS913)。
図9におけるステップS910〜S912の動作は、図4におけるステップS410、412、S413の動作と同様である。
記憶媒体19が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出され、かご5を上昇運転に転じた場合、安全監視装置8は、記憶媒体19が検出されるまで上昇運転を継続する。記憶媒体19を検出した後の動作は、下降運転の場合と同様である。
また、記憶媒体19が検出された後、着床プレート17が検出される前に下部終端階スイッチ15が検出された場合、安全監視装置8は、記憶媒体19の検出位置から下部終端階スイッチ15の検出位置までの距離を算出する(ステップS906)。そして、算出された距離を、学習運転によって既に記憶されている情報、即ち下部終端階スイッチ15の検出位置からそれに隣接する記憶媒体19の検出位置までの距離と比較する(ステップS907)。
算出された距離と安全監視装置8に記憶されている距離との整合が取れたら、安全監視装置8は、下部終端階スイッチ15の検出位置でかご5の位置を確定する(ステップS908)。
また、ステップS907において、計算値と学習値との整合が取れなかった場合の動作は、実施の形態1、2と同様である。
このようなエレベータ装置では、記憶媒体19とそれに隣接する着床プレート17との間隔により、記憶媒体19の情報の診断を行いながらかご5の位置を高精度に確定できる。従って、かご5の位置を把握できなくなった場合に、記憶媒体19を用いて、安全監視にも使用できる信頼性の高いかご位置検出を行うことができる。
なお、移動検出手段は、調速機エンコーダに限定されるものではなく、例えば、懸架手段が巻かれた綱車に設けられた回転検出器、又はかごの移動を連続的に検出する距離センサ等であってもよい。
また、読取手段は、記憶媒体19の種類に応じて選択されるものであり、タグリーダに限定されない。
さらに、被検出体は着床プレート17に限定されるものではなく、位置センサも着床センサ18に限定されるものではない。例えば、被検出体として、昇降路内の任意の位置に設けられたプレートを用いてもよい。また、磁気式の被検出体を用いてもよい。
さらにまた、安全監視装置の監視対象は、過速度走行に限定されるものではなく、例えば戸開走行の有無を監視してもよい。
また、エレベータ装置全体の機器のレイアウト及びローピング方式等は、図1及び図6の例に限定されるものではない。例えば、この発明は、2:1ローピングのエレベータ装置にも適用できる。また、例えば巻上機の位置及び数等も図1及び図6の例に限定されない。
さらに、この発明は、例えば機械室レスエレベータ、ダブルデッキエレベータ、ワンシャフトマルチカー方式のエレベータ、又は斜行エレベータなど、種々のタイプのエレベータ装置に適用できる。

Claims (11)

  1. かご、
    前記かごの移動に応じて信号を発生する移動検出手段、
    前記かごの昇降方向に互いに間隔をおいて昇降路内に配置されている複数の記憶媒体、
    前記かごに設けられており、前記記憶媒体に記憶されている個体識別情報を読み取る読取手段、及び
    前記移動検出手段からの信号を用いて前記かごの移動量及び位置を検出し、前記かごの運転状態の異常の有無を監視する安全監視装置
    を備え、
    前記記憶媒体は、前記かごの昇降方向に異なる間隔で配置されており、
    前記安全監視装置には、前記記憶媒体の間隔が記憶されており、
    前記安全監視装置は、前記かごの位置を把握できなくなったとき、2つの前記記憶媒体を検出する運転を行い、検出された前記記憶媒体の間隔を前記移動検出手段からの信号に基づいて測定し、測定された前記記憶媒体の間隔と記憶されている前記記憶媒体の間隔とを比較し、その比較結果と前記記憶媒体の個体識別情報とを用いて前記かごの位置を把握するエレベータ装置。
  2. 前記かごが終端階に到達したことを検出する終端階かご検出手段をさらに備え、
    前記安全監視装置による運転モードには、学習運転モードが含まれており、
    前記安全監視装置は、前記学習運転モードでは、前記終端階かご検出手段の検出位置から前記記憶媒体の検出位置までの距離を前記移動検出手段からの信号により測定し、前記終端階かご検出手段の検出位置から前記記憶媒体の検出位置までの距離と前記記憶媒体の間隔とを記憶する請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 前記安全監視装置は、前記かごの位置を把握できなくなったとき、1つ目の前記記憶媒体が検出された後、2つ目の前記記憶媒体が検出される前に前記かごが終端階に達したことが検出されると、1つ目の前記記憶媒体の検出位置から前記終端階かご検出手段の検出位置までの距離を前記移動検出手段からの信号に基づいて測定し、測定された距離と記憶されている情報とを比較し、比較結果に応じて前記終端階かご検出手段の検出位置で前記かごの位置を確定する請求項2記載のエレベータ装置。
  4. 前記かごの昇降方向に互いに間隔をおいて前記昇降路内に配置されている複数の被検出体、及び
    前記かごに設けられており、前記被検出体を検出する位置センサ
    をさらに備え、
    前記安全監視装置は、前記かごの位置を把握できなくなったとき、2つの前記記憶媒体に加えて前記被検出体を検出する運転を行い、前記被検出体の位置情報も用いて前記かごの位置を把握する請求項1記載のエレベータ装置。
  5. 前記かごが終端階に到達したことを検出する終端階かご検出手段をさらに備え、
    前記安全監視装置による運転モードには、学習運転モードが含まれており、
    前記安全監視装置は、前記学習運転モードでは、前記終端階かご検出手段の検出位置から前記記憶媒体の検出位置までの距離と、前記終端階かご検出手段の検出位置から前記被検出体の検出位置までの距離とを、前記移動検出手段からの信号により測定し、前記終端階かご検出手段の検出位置から前記記憶媒体の検出位置までの距離と、前記記憶媒体の間隔と、前記終端階かご検出手段の検出位置から前記被検出体の検出位置までの距離とを記憶する請求項4記載のエレベータ装置。
  6. かご、
    前記かごの移動に応じて信号を発生する移動検出手段、
    前記かごの昇降方向に互いに間隔をおいて昇降路内に配置されている複数の記憶媒体、
    前記かごに設けられており、前記記憶媒体に記憶されている個体識別情報を読み取る読取手段、
    前記かごの昇降方向に互いに間隔をおいて前記昇降路内に配置されている複数の被検出体、
    前記かごに設けられており、前記被検出体を検出する位置センサ、及び
    前記移動検出手段からの信号を用いて前記かごの移動量及び位置を検出し、前記かごの運転状態の異常の有無を監視する安全監視装置
    を備え、
    前記安全監視装置には、前記記憶媒体の検出位置からそれに隣接する前記被検出体の検出位置までの距離と、前記被検出体の位置情報とが記憶されており、
    前記安全監視装置は、前記かごの位置を把握できなくなったとき、前記記憶媒体と前記被検出体とを検出する運転を行い、前記記憶媒体の検出位置から前記被検出体の検出位置までの距離を前記移動検出手段からの信号に基づいて測定し、測定された距離を記憶されている情報と比較し、その比較結果と前記記憶媒体の個体識別情報と前記被検出体の位置情報とを用いて前記かごの位置を把握するエレベータ装置。
  7. 前記かごが終端階に到達したことを検出する終端階かご検出手段をさらに備え、
    前記安全監視装置による運転モードには、学習運転モードが含まれており、
    前記安全監視装置は、前記学習運転モードでは、前記終端階かご検出手段の検出位置から前記記憶媒体の検出位置までの距離と、前記終端階かご検出手段の検出位置から前記被検出体の検出位置までの距離とを、前記移動検出手段からの信号により測定し、前記終端階かご検出手段の検出位置から前記記憶媒体までの距離と、前記記憶媒体の間隔と、前記終端階かご検出手段の検出位置から前記被検出体の検出位置までの距離と、前記記憶媒体の検出位置からそれに隣接する前記被検出体の検出位置までの距離とを記憶する請求項6記載のエレベータ装置。
  8. 前記安全監視装置は、前記かごの位置を把握できなくなったとき、前記記憶媒体が検出された後、前記被検出体が検出される前に前記かごが終端階に達したことが検出されると、前記記憶媒体の検出位置から前記終端階かご検出手段の検出位置までの距離を前記移動検出手段からの信号に基づいて測定し、測定された距離と記憶されている情報とを比較し、比較結果に応じて前記終端階かご検出手段の検出位置で前記かごの位置を確定する請求項7記載のエレベータ装置。
  9. 前記被検出体は着床プレートであり、前記位置センサは着床センサである請求項4から請求項8までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  10. 前記安全監視装置は、
    前記かごの位置を把握しているときに、前記昇降路の終端階付近において終端方向へ向かって連続的に低くなる第1の過速度監視基準により、前記かごの過速度走行の有無を監視し、
    前記かごの位置を把握できなくなったときに、前記かごの位置を把握するための運転により、前記かごの位置を把握するために使用される機器の故障が検出されると、前記かごの走行速度を正常な走行速度よりも低い速度に制限するとともに、前記第1の過速度監視基準よりも低い一定レベルの第2の過速度監視基準により、前記かごの過速度走行の有無を監視する請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  11. 前記移動検出手段は、ロータリエンコーダであり、
    前記記憶媒体は、無線通信可能になっており、
    前記読取手段は、前記記憶媒体の個体識別情報を非接触で読み取るリーダであり、
    前記安全監視装置には、前記個体識別情報と前記昇降路内の位置とを関連付ける情報が記憶されている請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
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