JP2013220926A - エレベータのかご位置検出システム - Google Patents

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【課題】エレベータのかごの位置を検出するとともに、脱落や故障などのトランスポンダの異常を検出するエレベータのかご位置検出システムを提供すること。
【解決手段】各乗場階のフロア近くの昇降路に配置され配置位置を示すID情報を発信するトランスポンダと、エレベータのかごに取り付けられトランスポンダからのID情報を受信するトランシーバと、トランスポンダと一対で昇降路に設置されたプレートと、プレートの位置を検出しトランシーバがトランスポンダからのID情報の受信範囲内にあるときにプレートの検出範囲内となる位置にトランシーバと一対でかごに取り付けられたプレート検出器と、トランシーバの出力およびプレート検出器の出力からトランスポンダの異常を検出するエラー診断部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータのかご位置を検出するエレベータのかご位置検出システムに関するものである。
従来のエレベータ位置測定システムでは、昇降路内の各乗場階の位置にトランスポンダが配置されている。かごには、トランスポンダに対する質問信号を送信するトランシーバが搭載されている。そして、トランスポンダがトランシーバからの質問信号を受信すると、その質問信号を受信したトランスポンダからトランシーバに対して位置データが送信され、かごの位置が検出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−110322号広報
上記のような従来のエレベータのかご位置検出システムでは、トランスポンダの昇降路内からの脱落、あるいは、トランスポンダの故障による動作不良など、トランスポンダに異常が発生し、トランシーバがトランスポンダからの位置データを受信しないときに、かごが乗場階に位置していないのかトランスポンダに異常が発生したのかを見分けることが出来ないという問題があった。
本発明は前記のような問題を解決するためになされたもので、脱落や故障などのトランスポンダの異常を検出するエレベータのかご位置検出システムを提供することを目的としている。
本発明によるエレベータのかご位置検出システムは、各乗場階のフロア近くの昇降路に配置され配置位置を示すID情報を発信するトランスポンダと、エレベータのかごに取り付けられトランスポンダからのID情報を受信するトランシーバと、トランスポンダと一対で昇降路に設置されたプレートと、プレートの位置を検出しトランシーバがトランスポンダからのID情報の受信範囲内にあるときにプレートの検出範囲内となる位置にトランシーバと一対でかごに取り付けられたプレート検出器と、トランシーバの出力およびプレート検出器の出力からトランスポンダの異常を検出するエラー診断部とを備えるものである。
本発明によれば、各乗場階のフロア近くの昇降路に配置され配置位置を示すID情報を発信するトランスポンダと、エレベータのかごに取り付けられトランスポンダからのID情報を受信するトランシーバと、トランスポンダと一対で昇降路に設置されたプレートと、プレートの位置を検出しトランシーバがトランスポンダからのID情報の受信範囲内にあるときにプレートの検出範囲内となる位置にトランシーバと一対でかごに取り付けられたプレート検出器と、トランシーバの出力およびプレート検出器の出力からトランスポンダの異常を検出するエラー診断部とを備えているので、エレベータのかごの位置を検出するとともに、トランスポンダの脱落や故障などの異常状態になったことを検出することができる。
本発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態1によるエレベータのかご位置検出システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1によるエレベータのかご位置検出システムの動作を説明するための信号波形図である。 本発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態2によるエレベータのかご位置検出システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2によるエレベータのかご位置検出システムの動作を説明するための信号波形図である。 本発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態3によるエレベータのかご位置検出システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3によるエレベータのかご位置検出システムのトランスポンダ順序記憶部に記憶されている情報を示す図である。 本発明の実施の形態3によるエレベータのかご位置検出システムの動作を示す図である。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。また、図2は、本発明の実施の形態1によるエレベータのかご位置検出システムの構成を示すブロック図である。図1において、昇降路1の上部には、駆動シーブ6を有する巻上機5が配置されている。駆動シーブ6には、ロープ3が巻きかけられている。昇降路1内には、ロープ3によって、かご2およびカウンターウェイト4がつり下げられている。かご2およびカウンターウェイト4は、巻上機5の駆動力によって昇降される。巻上機5の動作は、図2に示されているように、エレベータ制御部7によって制御される。
昇降路1において、各乗場階のフロア8の近くの所定位置には、プレート31a、31b、31cが取り付けられている。また、プレート31a、31b、31cのそれぞれの下部には、トランスポンダ11a、11b、11cが取り付けられている。実施の形態1では、例えば、プレート31bはトランスポンダ11bの上部に取り付けられているが、プレート31bはトランスポンダ11bと一対となって設置され、プレート31bとトランスポンダ11bの位置関係が、プレート31aとトランスポンダ11aの位置関係、プレート31cとトランスポンダ11cの位置関係の全てと同じ位置関係にあればよい。
図1では、プレートとトランスポンダがそれぞれ3個ずつの場合を示しているが、プレート及びトランスポンダの数は建物の階数などに応じて決めればよい。トランスポンダ11a、11b、11cは、乗場階を示すデータや位置データなどのトランスポンダ11a、11b、11cそれぞれの配置位置を示すID情報を有している。
かご2の下部には、プレート検出器30とトランシーバ10が取り付けられている。プレート検出機30およびトランシーバ10は、かご2の昇降に伴って、プレート31a、31b、31cおよびトランスポンダ11a、11b、11cに対して相対的に移動する。
トランシーバ10は質問信号20を発信している。例えば、図1に示されているように、トランシーバ10がトランスポンダ11bから所定の伝送範囲内に位置するとき、トランスポンダ11bはトランシーバ10からの質問信号20に反応して、トランスポンダ11bが有しているID情報を元に生成される識別信号21を発信する。トランシーバ10は、識別信号21を受信することにより、まず、トランスポンダが存在することを検出する。その後、受信した識別信号21からID情報を取り出し、通信しているトランシーバがトランシーバ11bであることを検出する。これにより、エレベータのかご2がトランシーバ11bの設置されている乗場階に位置していることが分かる。
トランシーバ10とトランスポンダ11a、11b、11cは、どちらもコイル回路部を有し、コイル回路部間の電磁的結合によって信号のやりとりを行う。トランシーバ10とトランスポンダ11a、11b、11cは、どちらも電波通信の送信部と受信部とを有し、電波通信によって信号のやりとりを行うものでも良い。トランシーバ10とトランスポンダ11a、11b、11cとの伝送範囲は、トランスポンダ11a、11b、11cの配置間隔に比べて十分小さく設定されている。そのため、例えば、トランシーバ10がトランスポンダ11bを検出しているときに、トランスポンダ11aやトランスポンダ11cを検出することはない。
また、かご2の下部にはプレート検出器30が取り付けられている。昇降路1において、各乗場階のフロア8の近くの所定位置には、プレート31a、31b、31cが取り付けられている。プレート31a、31b、31cは磁気を通さない金属板であり、プレート検出機30は磁気によりプレート31a、31b、31cの位置を検出するものである。例えば、プレート31a、31b、31cは光を通さない板であって、プレート検出機30は光学式でプレート31a、31b、31cの位置を検出するものとしても良い。プレート31a、31b、31cおよびプレート検出器30は、プレート検出器30によってプレート31a、31b、31cの位置が検出できるものであれば、どの様なものであってもかまわない。
プレート31aはトランスポンダ11aに、プレート31bはトランスポンダ11bに、プレート31cはトランスポンダ11cに、それぞれ対応した位置にある。図1に示されているように、トランシーバ10がトランスポンダ11bを検出する状態にかご2が位置しているときに、すなわち、トランシーバ10がトランスポンダ11bからのID情報を含んだ識別信号21を受信できる受信範囲内にある時に、プレート検出機30がプレート31bを検出する検出範囲内にプレート31bを取り付ける。プレート31a、31cの取り付け位置についても、同様である。
図2は、本発明の実施の形態1によるエレベータのかご位置検出システムの構成を示すブロック図である。トランシーバ10からは、トランスポンダ11a、11b、11cが存在することを検出した結果がエラー診断部40に出力される。プレート検出器30からは、プレート31a、31b、31cが存在することを検出した結果がエラー診断部40に出力される。
図3を用いて、エラー診断部40の動作について説明する。図3は、プレート検出器30、トランシーバ10、エラー診断部40のそれぞれの出力信号の時間変化を示したものである。プレート検出器30は、通常の状態では「プレートなし」の信号を出力するが、プレート31a、31b、31cのいずれかの存在を検出すると「プレートあり」の信号を出力する。トランシーバ10は、通常の状態では「トランスポンダなし」の信号を出力するが、トランスポンダ11a、11b、11cのいずれかの存在を検出すると、「トランスポンダあり」の信号を出力する。
エラー診断部40は、プレート検出器30が「プレートあり」の信号を出力しているときに、トランシーバ10の出力が「トランスポンダなし」のままで変化がない場合、プレート検出器30の出力が「プレートなし」に変化した後に、出力信号を「異常あり」とする。上記以外の状態では、常に「異常なし」の信号を出力する。これにより、トランスポンダトランスポンダ11a、11b、11cが所定の位置に存在し正常に動作している場合は、プレート検出器30の出力信号が「プレートあり」となっているときにトランシーバから「トランスポンダあり」の信号が出力されるため、エラー診断部40は「異常なし」の信号を出力し続ける。しかし、トランスポンダ11a、11b、11cが所定の位置に存在していない、あるいは、トランスポンダ11a、11b、11cが正常に動作しない場合は、プレート検出器30の出力信号が「プレートあり」となっているときにトランシーバから「トランスポンダあり」の信号が出力されないため、エラー診断部40からは「異常あり」の信号が出力されることになる。これにより、かご2の位置を検出するとともに、脱落や故障などのトランスポンダ11a、11b、11cの異常を検出することができる。
エラー診断部40の出力信号は、エレベータ制御部7に入力される。エレベータ制御部7は、エラー診断部40から「異常あり」の信号を受け取ると、トランスポンダ11a、11b、11cの異常に対応する運転を行う。例えば、かご2を最寄りの乗場階に着床させて、かご2の運転を停止させる。
なお、図1では、プレート検出器30とトランシーバ10、プレート31aとトランスポンダ11a、プレート31bとトランスポンダ11b、および、プレート31cとトランスポンダ11cが、それぞれ、隣接して取り付けられているが、必ずしも隣接している必要はなく、例えば、トランシーバ10がトランスポンダ11bを検出する状態にかご2が位置しているときに、プレート検出機30がプレート31bを検出する位置にプレート31bを取り付けられていればよい。プレート31a、31cの取り付け位置についても、同様である。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。図4を実施の形態1によるエレベータ装置の構成図である図1と比べると、プレート検出器30とプレート31a、31b、31cが無く、巻上機5の駆動シーブ6に連動して回転するエンコーダ61が設定されている以外は同じである。エンコーダ61は、駆動シーブ6の回転に応じた信号を出力するため、この出力信号からかご2の位置を算出することができる。
昇降路1において、各乗場階のフロア8の近くの所定位置には、トランスポンダ11a、11b、11cが取り付けられている。トランスポンダ11a、11b、11cは、階床データや位置データなどのかご2の位置を検出するためのID情報を有している。かご2の下部には、トランシーバ10が取り付けられている。トランシーバ10は、かご2の昇降に伴って、トランスポンダ11a、11b、11cに対して相対的に移動する。
図5は、本発明の実施の形態2によるエレベータのかご位置検出システムの構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2によるエレベータのかご位置検出システムでは、トランスポンダ位置記憶部41、トランスポンダ確認タイミング発生部42、エラー診断部43を備えている。トランスポンダ位置記憶部41は、トランシーバ10がトランスポンダ11a、11b、11cを検出できる位置にかご2があるときのエンコーダ61の値を記憶するものである。例えば、エレベータを運用する前の段階において、かご2を昇降路1の全域にわたって移動させ、トランシーバ10がトランスポンダ11a、11b、11cを検出できたときのエンコーダ61の出力信号の値を記憶する。
トランスポンダ確認タイミング発生部42は、エンコーダ61の出力値とトランスポンダ位置記憶部41に記憶された値とを比較し、両者が一致したときに「HI」の信号を出力し、一致しないときは「LO」の信号を出力する。これにより、トランシーバ10がトランスポンダ11a、11b、11cを検出できる位置にかご2があるときにトランスポンダ確認タイミング発生部42から「HI」の信号を出力され、それ以外のときにはトランスポンダ確認タイミング発生部42から「LO」の信号を出力されることになる。トランスポンダ確認タイミング発生部42の出力は、エラー診断部43に入力される。
図6を用いて、エラー診断部43の動作について説明する。図6は、トランスポンダ確認タイミング発生部42、トランシーバ10、エラー診断部43のそれぞれの出力信号の時間変化を示したものである。トランシーバ10は、通常の状態では「トランスポンダなし」の信号を出力するが、トランスポンダ11a、11b、11cのいずれかの存在を検出すると、「トランスポンダあり」の信号を出力する。エラー診断部43は、トランスポンダ確認タイミング発生部42の出力信号が「HI」のときにトランシーバ10の出力が「トランスポンダなし」のままで変化がない場合、トランスポンダ確認タイミング発生部の出力が「LO」に変化した後に、出力信号を「異常あり」とする。上記以外の状態では、常に「異常なし」の信号を出力する。これにより、トランスポンダ11a、11b、11cが所定の位置に存在し正常に動作している場合は、トランスポンダ確認タイミング発生部42の出力信号が「HI」となっているときにトランシーバから「トランスポンダあり」の信号が出力されるため、エラー診断部43は「異常なし」の信号を出力し続ける。しかし、トランスポンダ11a、11b、11cが所定の位置に存在していない、あるいは、トランスポンダ11a、11b、11cが正常に動作しない場合は、トランスポンダ確認タイミング発生部42の出力信号が「HI」となっているときにトランシーバから「トランスポンダあり」の信号が出力されないため、エラー診断部43からは「異常あり」の信号が出力されることになる。これにより、脱落や故障などのトランスポンダ11a、11b、11cの異常を検出することができる。
エラー診断部43の出力信号は、エレベータ制御部7に入力される。エレベータ制御部7は、エラー診断部43から「異常あり」の信号を受け取ると、トランスポンダ11a、11b、11cの異常に対応する運転を行う。例えば、かご2を最寄りの乗場階に着床させて、かご2の運転を停止させる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。図7を実施の形態1によるエレベータ装置の構成図である図1と比べると、プレート検出器30とプレート31a、31b、31cが無い以外は同じである。
昇降路1において、各乗場階のフロア8の近くの所定位置には、トランスポンダ11a、11b、11cが取り付けられている。トランスポンダ11a、11b、11cは、階床データや位置データなどのかご2の位置を検出するためのID情報を有している。かご2の下部には、トランシーバ10が取り付けられている。トランシーバ10は、かご2の昇降に伴って、トランスポンダ11a、11b、11cに対して相対的に移動する。
図8は、本発明の実施の形態3によるエレベータのかご位置検出システムの構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態3によるエレベータのかご位置検出システムでは、トランスポンダ順序記憶部44、エラー診断部45を備えている。例えば、トランシーバ10が図7に示すような位置にあるとき、トランシーバ10は、トランスポンダ11bからの識別信号21を受信すると、識別信号21からトランスポンダ11bのID情報を生成し、ID情報をエラー診断部45に出力する。
図9は、トランスポンダ順序記憶部44に記憶されている情報を示している。図9に示されている例では、図7に示されたトランスポンダ11aにはID情報として「ID1」が割り当てられており、トランスポンダ11bにはID情報として「ID2」、トランスポンダ11cにはID情報として「ID3」が割り当てられている。図7には示されていないが、トランスポンダ11cの1つ下の乗場階のフロア8に設置されたトランスポンダにはID情報として「ID4」が割り当てられている。以下同様に、下の乗場階のフロア8に設置されたトランスポンダには、ID情報として設置場所が上から順番に「ID5」「ID6」「ID7」が割り当てられている。トランスポンダ順序記憶部44には、最も高い位置に設置されたトランスポンダのID情報から最も低い位置に設置されたトランスポンダのID情報までが、トランスポンダの設置順に記憶されている。
エラー診断部45は、トランシーバ10からのID情報を受信したときに、連続して受信した異なる2つのID情報を検証する。エラー診断部45の動作を、図10を用いて説明する。図10は、トランシーバ10からの出力信号として「ID1」「ID2」「ID3」「ID2」「ID3」「ID5」の順番でエラー診断部45に信号が入力されたことを示している。エラー診断部45は、トランシーバ10から最初に「ID1」を受信する。次に、エラー診断部45は、トランシーバ10から「ID2」を受信する。この時点で、連続して受信した異なる2つのID情報である「ID1」と「ID2」を図9に示されたトランスポンダ順序記憶部44に記憶されたID情報と比較する。「ID1」と「ID2」は、図9に示されたID情報において隣り合っているため、これを正常と判断し、エラー診断部45は「正常」の信号を出力する。
次に、トランシーバ10からの入力信号として「ID3」がエラー診断部45に入力される。この時点では、先に受信した「ID2」と今回受信した「ID3」を図9に示されたトランスポンダ順序記憶部44に記憶されたID情報と比較し、「ID2」と「ID3」は、図9に示されたID情報において隣り合っているため、これを正常と判断し、エラー診断部45は「正常」の信号を出力する。
トランシーバ10からの出力信号として「ID1」「ID2」「ID3」「ID2」「ID3」の順番でエラー診断部45に信号が入力されるときまでは、上記の動作によりエラー診断部45は「正常」の信号を出力する。しかし、次に、トランシーバ10からの入力信号として「ID5」がエラー診断部45に入力される。この時点では、先に受信した「ID3」と今回受信した「ID5」を図9に示されたトランスポンダ順序記憶部44に記憶されたID情報と比較し、「ID3」と「ID5」は、図9に示されたID情報において隣り合っていないので、これを異常と判断し、エラー診断部45は「異常」の信号を出力する。これにより、脱落や故障などのトランスポンダの異常を検出することができる。
エラー診断部45の出力信号は、エレベータ制御部7に入力される。エレベータ制御部7は、エラー診断部45から「異常」の信号を受け取ると、トランスポンダの異常に対応する運転を行う。例えば、かご2を最寄りの乗場階に着床させて、かご2の運転を停止させる。
1 昇降路
2 かご
10 トランシーバ
11a、11b、11c トランスポンダ
30 プレート検出器
31 プレート
40 エラー診断部

Claims (4)

  1. 各乗場階のフロア近くの昇降路に配置され配置位置を示すID情報を発信するトランスポンダと、
    エレベータのかごに取り付けられ前記トランスポンダからの前記ID情報を受信するトランシーバと、
    前記トランスポンダと一対で前記昇降路に設置されたプレートと、
    前記プレートの位置を検出し前記トランシーバが前記トランスポンダからの前記ID情報の受信範囲内にあるときに前記プレートの検出範囲内となる位置に前記トランシーバと一対で前記かごに取り付けられたプレート検出器と、
    前記トランシーバの出力および前記プレート検出器の出力からトランスポンダの異常を検出するエラー診断部と
    を備えたエレベータのかご位置検出システム。
  2. エレベータのかごをつり下げたロープを巻き上げる巻上機と、
    前記巻上機の回転に応じた信号を出力するエンコーダと、
    各乗場階のフロア近くの昇降路に配置され配置位置を示すID情報を発信するトランスポンダと、
    前記かごに取り付けられ前記トランスポンダからの前記ID情報を受信するトランシーバと、
    前記トランシーバが前記トランスポンダからの前記ID情報の受信範囲内にあるときの前記エンコーダの出力信号を記憶するトランスポンダ位置記憶部と、
    前記トランスポンダ位置記憶部に記憶されたデータを前記エンコーダの出力と比較した結果を出力するトランスポンダ確認タイミング発生部と、
    前記トランシーバの出力および前記トランスポンダ確認タイミング発生部の出力からトランスポンダの異常を検出するエラー診断部と
    を備えたエレベータのかご位置検出システム。
  3. 各乗場階のフロア近くの昇降路に配置され配置位置を示すID情報を発信するトランスポンダと、
    エレベータのかごに取り付けられ前記トランスポンダからの前記ID情報を受信するトランシーバと、
    前記トランスポンダが発信する前記ID情報を前記昇降路内における前記トランスポンダの配置順で記憶するトランスポンダ順序記憶部と、
    前記トランシーバから出力される前記ID情報および前記トランスポンダ順序記憶部の情報からトランスポンダの異常を検出するエラー診断部と
    を備えたエレベータのかご位置検出システム。
  4. トランシーバは質問信号を発信し、トランスポンダは前記質問信号に反応してID情報を発信することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータのかご位置検出システム。
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