JP6611845B2 - エレベータ制御装置、エレベータドアの遠隔診断システム及びエレベータドアの遠隔診断方法 - Google Patents

エレベータ制御装置、エレベータドアの遠隔診断システム及びエレベータドアの遠隔診断方法 Download PDF

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Description

本発明は、エレベータ制御装置、エレベータドアの遠隔診断システム及びエレベータドアの遠隔診断方法に関する。
エレベータの乗りかごを乗客が少ない夜間時などに走行させ、定期的に診断データや運行履歴データを自動で収集する遠隔診断運転が知られている。従来、各階床のドア開閉診断は、遠隔診断運転では行われておらず、保守員による定期点検の際に行われている。エレベータのドア開閉に関して、異常が生じた際には、遠隔監視センターへ異常発報を行い、状況に応じて保守員が現場へ出動するようにしている。
特許第3192479号公報
上述したように、ドア開閉診断は、現在、保守員によって行われている。今後のエレベータ台数の増加に伴う保守員の負荷を低減するため、遠隔診断運転時に各階床のドア開閉診断を行うことが計画されている。遠隔診断運転時に、保守員による点検の代替としてドア開閉診断を実施することになると、ドア開閉異常の有無を判断するだけでなく、異常箇所や異常原因などを特定する精密な診断を行う必要がある。
しかし、全階床のドアに対して精密な診断を実施すると、長時間の診断運転となってしまう。診断運転中に乗場の呼びボタンにより乗場呼びが発生した時点で、エレベータは通常運転に切り替わるため、診断運転を再度やり直すことになる。このため、診断運転が長時間となり、遠隔診断を完了出来ないといった不具合が発生する。
本発明は上記課題に鑑み、実施が必要であると判断されたドアのみ精密診断を行うことで、診断運転の効率化を図ることができ、また、保守員による点検効率を向上させることのできるエレベータ制御装置、エレベータドアの遠隔診断システム及びエレベータドアの診断方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するための態様は、遠隔診断時に遠隔診断開始の指令を出力する遠隔診断指令部と、前記遠隔診断指令部からの指令に応答し、乗りかごに設置されたドア制御装置に対して、通常のドア開閉速度で異常の有無を検出する1回目のドア開閉診断を実施させ、実施の結果、ドア開閉の異常が検出された場合には、ドア開閉速度を低速とし、異常及び予兆の有無と異常発生位置を検出する2回目のドア開閉診断を実施させる判断をする診断方法判断部と、前記診断方法判断部により判断された診断方法に適合させてエレベータの運行を制御する運行制御部と、を備える。
本発明の実施形態に係るエレベータドアの遠隔診断システムの全体構成図。 本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図。 本発明の第1実施形態のフ処理手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図。 本発明の第2実施形態の処理手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態の処理手順を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態の構成を示すブロック図。 本発明の第3実施形態の処理手順を示すフローチャート。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、エレベータドアの遠隔診断システム1は、エレベータ制御装置10と、遠隔監視センター20と、ドア制御装置30とを備えている。エレベータ制御装置10は昇降路3内に設置された乗りかご4の運転を制御する。乗りかご4は、つり合いおもり5とロープによって接続され、巻上機6、そらせシーブ7を介して昇降路3内を上下動する。乗りかご4とエレベータ制御装置10とは、テールコードを介して電気的に接続されている。
図2に示すように、エレベータ制御装置10は、信号送受信部11と、遠隔診断指令部12と、診断方法判断部13と、運行制御部14と、入出力部15と、ドア開閉診断部16と、診断結果保存部17とを備えている。
信号送受信部11は、遠隔監視センター20と信号の送受信を行う。
遠隔診断指令部12は、遠隔診断時間が到来すると遠隔診断運転の指令を出力する。
診断方法判断部13は、遠隔診断指令部12から遠隔診断運転の指令が来ると、通常のドア開閉速度で異常の有無を検出する1回目のドア開閉診断の実施を判断し、ドア診断の結果として異常検出の信号が来るとドア開閉速度を低速とし、異常及び予兆の有無と異常発生位置を検出する2回目のドア開閉診断(精密診断)の実施を判断する。
運行制御部14は、診断方法判断部13により判断された診断方法に適合してエレベータの運行を制御する
入出力部15は、ドア制御装置30と接続されて信号の入出力を管理する。
ドア開閉診断部16は、ドア制御装置30からの検出された情報に基づきエレベータドア8のドア開閉異常の有無と異常発生位置を判断する。
診断結果保存部17は、ドア開閉診断部16の診断結果を各階床ごとに保存する。
遠隔監視センター20は、エレベータの機器状態を遠隔から監視するもので、信号送受信部21と、遠隔診断時間設定部22と、診断結果受信部23とを備えている。
信号送受信部21は、エレベータ制御装置10との間で信号の送受信を行う。
遠隔診断時間設定部22は、遠隔診断運転の実施時間をエレベータ制御装置10に送信する。
診断結果受信部23は、遠隔診断運転の診断結果をエレベータ制御装置10から受信する。
ドア制御装置30は、ドア制御部31と、トルク検出部32と、パルスカウント部33とを備えている。
ドア制御部31は、エレベータ制御装置10の運行制御部14から送られてきた戸開閉パターンに合わせてエレベータドア8を制御する。
トルク検出部32は、ドア開閉時にドアモータ9のトルクを検出する。
パルスカウント部33は、ドア開閉時にドアモータ9からのパルス信号をカウントする。
<第1実施形態の処理手順>
次に、第1実施形態の動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
図3において、遠隔監視センター20の遠隔診断時間設定部22から送信された設定時間になると、遠隔診断指令部12は、遠隔診断運転開始の指令を出力する。運行制御部14は、遠隔診断運転を開始し、乗りかご4を最上階まで走行させる。乗りかご4が最上階に到着後(ステップS1)、最上階のエレベータドア8からドア開閉診断を開始する(ステップS2)。ドア開閉診断では、遠隔診断指令部12からの指令により診断方法判断部13は、先ず、通常のドア開閉速度で1回目のドア開閉診断の実施を判断する。判断された診断方法により運行制御部14は戸開閉パターンをドア制御部31に送信し、通常のドア開閉速度で戸開動作を開始する(ステップS3)。戸開動作時にトルク検出部32により、ドア繰り返し反転や、一定時間以内に全戸開しない等のドア開閉異常を引き起こす要因となる閾値以上のドアモータトルクが検出された場合(ステップS4YES)、ドア開閉診断部16は、診断を行っている階床のドア開閉を異常有と判断し、診断結果保存部17に1回目の診断結果を保存する(ステップS10)。異常検出情報が保存されると、診断結果保存部17は、診断方法判断部13に対して2回目の診断が必要であることを通知する。通知を受けた診断方法判断部13は、ドア開閉速度を低速とし、2回目のドア開閉診断の実施を判断する。判断された診断方法により運行制御部14は戸開閉パターンをドア制御部31に送信し、ドア開閉速度を低速に切り換え、トルク異常予兆検出の第2の閾値を設定する(ステップS11)。さらに、ドア制御部31はリオープン/リクローズ動作を禁止とし、戸開閉動作を行い、ドア開閉診断部16は2回目のドア開閉診断を実施する(ステップS12)。
このとき、トルク検出部32によりトルク異常検出の閾値(第1の閾値)以上のトルクまたはトルク異常予兆検出の第2の閾値以上のトルクが検出された場合、ドア開閉診断部16は診断を行っている階床のドア開閉について異常及び予兆有と判断し(ステップS13YES)、トルク検出部32とパルスカウント部33で検出されたドアモータ9のトルクとパルスの情報から異常及び予兆発生位置(戸開時、戸閉時のどちらで発生したのかを区別し、複数存在する場合は全て)を特定する(ステップS14)。戸開時と戸閉時とでは、同じ位置に異常及び予兆発生するとは限らないので、戸開及び戸閉を実施して位置を特定する。位置特定後、異常及び予兆発生位置、診断階床を2回目の診断結果として診断結果保存部17に保存する(ステップS15)。
2回目のドア開閉診断で異常が検出されなかった場合(ステップS13NO)、ドア開閉診断部16は診断を行った階床のドアを異常無しとして診断結果保存部17に保存する(S15)。
通常のドア開閉速度での戸開動作時に閾値(第1の閾値)以上のトルクを検出しなかった場合(ステップS4NO)、ドア制御部31は戸開動作を完了し(ステップS5)、通常のドア開閉速度で戸閉動作を開始する(ステップS6)。戸閉動作時にトルク検出部32によりドア繰り返し反転や、一定時間以内に全戸閉しない等のドア開閉異常を引き起こす要因となる閾値以上のドアモータトルクが検出された場合(ステップS7YES)、戸開動作時と同様にステップS10〜S15の処理を実行する。
通常のドア開閉速度での戸閉動作時に閾値以上のトルクを検出しなかった場合(ステップS7NO)、ドア制御部31は戸閉動作を完了し(ステップS8)、ドア開閉診断部16により1回目の診断結果を異常無しとして診断結果保存部17に保存する(ステップS9)。
一階床のドアに対して診断を完了後(診断結果保存部17に1回目の診断結果として異常無しが保存された、または2回目の診断結果が保存された後)、診断結果保存部17に全階床の診断結果が保存されていなければ(ステップS16NO)、診断方法判断部13は次の診断対象階にエレベータを移動させ、通常のドア開閉速度でドア開閉診断を実施することを判断し、運行制御部14によりエレベータを移動させ(ステップS17)、上記と同様にしてステップS3からドア開閉診断を実施する。全階床に対してドア開閉診断が完了し、診断結果保存部17に全階床の診断結果が保存されると(ステップS16YES)、保存された診断結果を遠隔監視センター20へ送信し(ステップS18)、診断結果受信部23に保存する。遠隔監視センターへ診断結果を送信後、エレベータは通常運転に復帰する。
このように第1実施形態によれば、遠隔診断運転時にドア開閉診断を実施する場合、1回目の診断を通常のドア開閉速度で行い、異常が検出された場合のみ2回目の診断を行う。また、2回目の診断では、ドア開閉速度を低速にし、トルク異常予兆検出の閾値を新たに追加設定した状態で2回目のドア開閉診断を行い、異常及び予兆を検出し、異常及び予兆発生位置を特定するようにした。このため、隔診断運転時、必要な場合のみ低速で精密なドア開閉診断を実施することで、診断運転の効率を向上し、異常発生位置を特定することで早期の異常原因の特定を可能とし、保守員によるエレベータ点検の効率を向上させることができる。
<第2実施形態>
図4は本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図である。
図4に示す第2実施形態の構成では、第1実施形態のエレベータ制御装置10の構成に加えて、ドア開閉異常発生位置比較部18と、乗りかご側ドア異常通知部19とを備える。また、遠隔監視センター20には、異常情報表示部24が追加されている。
ドア開閉異常発生位置比較部18は、診断結果保存部17に保存されている連続した2階床分のドア開閉異常情報から、異常発生位置を比較して一致するかを判断する。
乗りかご側ドア異常通知部19は、2階床連続したドア開閉異常の検出と異常発生位置の一致により、エレベータの乗りかご側のドアに異常があることを通知する。
遠隔監視センター20の異常情報表示部24は、診断結果受信部23が受信した各階床のドア開閉診断結果から、異常情報として、異常及び予兆発生位置、発生階床、かご側ドア異常の有無を表示する。
<第2実施形態の処理手順>
次に、第2実施形態の動作を図5及び図6のフローチャートに基づき説明する。なお、第2実施形態において、ステップS1〜S10までの処理は、第1実施形態と同様の内容となるため、説明は省略する。
ステップS4〜S7の処理で閾値以上のトルクを検出し、1回目の診断結果が保存される(ステップS10)と、診断方法判断部13により2回目の診断の実施が禁止されているか否かが判断される。2回目の診断が禁止されている場合(ステップS11YES)には、ステップS11〜S15の処理は行わず、2回目の診断実施不要として診断結果保存部17に保存する(ステップS22)。
診断方法判断部13により2回目の診断の実施が禁止されていなければ(ステップS11NO)、第1実施形態と同様、ステップS12〜S16の処理が実施される。
診断結果保存部17内に2階床連続して異常情報が保存された場合(S23YES)、ドア開閉異常発生位置比較部18は、診断結果保存部17に保存された2階床の診断結果の異常発生位置を比較し、一致するかを判断する(ステップS24)。そして、異常発生位置が一致すると(ステップS25YES)、乗りかご側ドア異常通知部19は、2階床連続したドア開閉異常の検出と異常発生位置の一致より、エレベータの乗りかご側のドアに異常があることを判断する(ステップS26)。判断結果は遠隔監視センター20に通知され(ステップS27)、異常情報表示部24により表示される。さらに、診断方法判断部13に対して、次の診断階床から2回目の診断実施の禁止を指令し(ステップS28)、指令を受けた診断方法判断部13は、次の診断階床から1回目の診断のみを実施する診断方法を採用する。
診断結果保存部17に2階床連続して異常情報が検出されなかった場合(ステップS23NO)は、ステップS24〜S28の処理は実施せず、また、2階床連続して異常情報が検出されたものの、異常発生位置が一致しない場合(ステップS25NO)もステップS26〜S29の処理は実施しない。
ステップS29、S30の処理は、第1実施形態のステップS16、S17と同様、全階床のドア開閉診断が完了すると、遠隔監視センター20へ診断結果を送信して処理を終了する。
このように第2実施形態によれば、2階床連続してドア開閉異常が検出され、かつ異常発生位置が一致した場合、乗りかご側のドアに異常があると判断し、それ以降のドア開閉診断では1回目の診断のみを実施することができる。このため、不必要な診断処理を省略することができ、診断処理の効率化を図ることができる。
<第3実施形態>
図7は本発明の第3実施形態の構成を示すブロック図である。
第3実施形態では、第2実施形態の構成に加えて、エレベータ保守員が所持する携帯端末40を備える。
携帯端末40は、信号送受信部41と、ドア開閉異常情報要求部42と、ドア開閉異常情報保存部43と、ドア開閉異常情報表示部44と、異常発生位置移動要求部45とを備える。また、遠隔監視センター20には、異常発生位置移動指令部25が追加されている。
ドア開閉異常情報要求部42は、点検を行うエレベータの遠隔診断時ドア開閉診断で検出された異常情報について、遠隔監視センター20へ送信要求を実施する。
ドア開閉異常情報保存部43は、遠隔監視センター20から送信されたドア開閉異常情報を保存する。
ドア開閉異常情報表示部44は、ドア開閉異常情報保存部43に保存されたドア開閉異常情報を階床順に表示する。
異常発生位置移動要求部45は、ドア開閉異常情報表示部44に表示されたドア開閉異常情報の中から選択した階床にエレベータを運行させ、ドア開閉動作を行い、ドア開閉診断時に異常が発生した位置でドアを停止させる要求を遠隔監視センター20へ送信する。
また、遠隔監視センター20の異常発生位置移動指令部25は、異常発生位置移動要求部45からの要求を受信し、エレベータ制御装置10へ要求実行の指令を出力する。
<第3実施形態の処理手順>
次に、第3実施形態の動作を図5及び図8のフローチャートに基づいて説明する。図8のフローチャートは、図5のAに続く処理であり、ステップS1〜S22までの処理は、第2実施形態と同様の内容となるため、説明は省略する。
遠隔診断運転が完了し、遠隔監視センターへ診断結果が送信される(ステップS41)と、通常運転に復帰する(ステップS42)。遠隔監視センター20に保守員が所持する携帯端末40のドア開閉異常情報要求部42から、ドア開閉異常についての詳細情報の送信要求があると(ステップS43YES)、遠隔監視センター20は診断結果受信部23に保存されたドア開閉異常情報を携帯端末40へ送信し、ドア開閉異常情報保存部43に保存する。保存された情報はドア開閉異常情報表示部44により、携帯端末40に階床順で表示される(ステップS44)。
ドア開閉異常情報表示後、携帯端末40の異常発生位置移動要求部45から遠隔監視センター20へ、エレベータの異常発生位置移動要求が送信された場合(ステップS45YES)、異常発生位置移動指令部25は、エレベータ制御装置10に受信した要求実行の指令を出す。エレベータ制御装置10が異常発生位置移動指令部25から指令を受けると、運行制御部14は、ドア開閉診断時に異常と判断された階床の中から、移動要求を受けた階床へエレベータを移動させ(ステップS46)、ドア制御部31によりドア開閉動作を実施し、異常発生位置でドアを停止させる(ステップS47)。又は、携帯端末40からドア開閉異常情報の送信要求が実施されなかった(ステップS43NO)、又は、異常発生位置移動要求が実施されなかった場合(ステップS45NO)、エレベータは通常運転を継続する。停止状態のドアは異常発生位置移動要求部45より、停止状態の解除要求を行えることとする。
このように第3実施形態によれば、保守員による点検時、ドア開閉異常が発生した階床へエレベータを移動させ、ドア開閉動作を行い、異常が発生した位置でドアを停止させることを携帯端末から要求することができる。このため、保守員によるエレベータ点検の効率を向上させることができる。
以上、各実施形態によれば、遠隔診断運転時、必要な場合のみ低速で精密なドア開閉診断を実施することで、診断運転の効率を向上し、異常発生位置を特定することで早期の異常原因の特定を可能とし、保守員によるエレベータ点検の効率を向上させることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータドアの遠隔診断システム、3…昇降路、4…乗りかご、5…つり合いおもり、6…巻上機、8…エレベータドア、9…ドアモータ、10…エレベータ制御装置、11…信号送受信部、12…遠隔診断指令部、13…診断方法判断部、14…運行制御部、15…入出力部、16…ドア開閉診断部、17…診断結果保存部、18…ドア開閉異常発生位置比較部、19…乗りかご側ドア異常通知部、20…遠隔監視センター、21…信号送受信部、22…遠隔診断時間設定部、23…診断結果受信部、24…異常情報表示部、25…異常発生位置移動指令部、30…ドア制御装置、31…ドア制御部、32…トルク検出部、33…パルスカウント部、40…携帯端末、41…信号送受信部、42…ドア開閉異常情報要求部、43…ドア開閉異常情報保存部、44…ドア開閉異常情報表示部、45…異常発生位置移動要求部。

Claims (5)

  1. エレベータ制御装置と、乗りかご内に設けられて前記エレベータ制御装置と接続され、エレベータドアの開閉制御を実行するドア制御装置と、前記エレベータ制御装置と通信回線で接続され、遠隔診断の監視を実施する遠隔監視センターと、エレベータ保守員が使用する携帯端末と、を備え、
    前記エレベータ制御装置は、
    前記遠隔監視センターから遠隔診断開始時刻が指定されると、指定された時刻に遠隔診断運転を実施するように遠隔診断開始の指令を出力する遠隔診断指令部と、
    前記遠隔診断指令部からの指令に応答し、前記ドア制御装置に対して、通常のドア開閉速度で異常の有無を検出する1回目のドア開閉診断を実施させ、実施の結果、ドア開閉の異常が検出された場合には、ドア開閉速度を低速とし、異常及び予兆の有無と異常発生位置を検出する2回目のドア開閉診断を実施させる判断をする診断方法判断部と、
    前記診断方法判断部により判断された診断方法に適合させてエレベータの運行を制御する運行制御部と、を備え、
    遠隔監視センターは、
    遠隔診断運転の実施時間を前記エレベータ制御装置へ送信する遠隔診断時間設定部と、
    前記エレベータ制御装置から遠隔診断結果を受信する診断結果受信部と、を備え、
    前記携帯端末は、
    遠隔診断時にドア開閉診断で検出された異常情報について、前記遠隔監視センターへ送信要求を実施するドア開閉異常情報要求部と、
    送信要求に応答した遠隔監視センターから送信されたドア開閉異常情報を保存するドア開閉異常情報保存部と、
    前記ドア開閉異常情報保存部に保存されたドア開閉異常情報を階床順に表示するドア開閉異常情報表示部と、
    前記ドア開閉異常情報表示部により表示されたドア開閉異常情報の中から選択した階床にエレベータを運行させ、ドア開閉動作を行い、ドア開閉診断時に異常が発生した位置でドアを停止させる要求を遠隔監視センターへ送信する異常発生位置移動要求部と、
    を備えることを特徴とするエレベータドアの遠隔診断システム。
  2. 前記遠隔監視センターは、
    ドア開閉診断が完了した際、ドア開閉異常の詳細情報として、ドア開閉異常並びに異常の予兆発生位置、発生階床、乗りかご側ドア異常の有無の少なくとも何れかを表示する異常情報表示部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータドアの遠隔診断システム。
  3. 前記遠隔監視センターは、
    前記異常発生位置移動要求部からの要求を受信し、エレベータ制御装置へ要求実行の指令を出す異常発生位置移動指令部を備え、
    遠隔診断運転完了後、前記携帯端末から前記遠隔監視センターへ異常発生位置移動要求が実施された場合、前記エレベータ制御装置の運行制御部は、前記携帯端末から送信された要求実行の指令を遠隔監視センターを介して受信し、エレベータを異常が発生した階床へ運行させ、前記ドア制御装置にドア開閉動作を行わせて、異常発生位置でドアの動作を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータドアの遠隔診断システム。
  4. 遠隔監視センタから遠隔診断開始時刻が指定されると、指定された時刻に遠隔診断運転を実施するように遠隔診断開始の指令を出力する遠隔診断指令部と、
    前記遠隔診断指令部からの指令に応答し、乗りかごに設置されたドア制御装置に対して、通常のドア開閉速度で異常の有無を検出する1回目のドア開閉診断を実施させ、実施の結果、ドア開閉の異常が検出された場合には、ドア開閉速度を低速とし、異常及び予兆の有無と異常発生位置を検出する2回目のドア開閉診断を実施させる判断をする診断方法判断部と、
    前記診断方法判断部により判断された診断方法に適合させてエレベータの運行を制御する運行制御部と、を備え、
    前記診断方法判断部により、1回目の診断で異常が検出され、2回目の診断を実施した結果、異常無しと判断された場合、この診断階床の診断結果をドア開閉異常無しとして診断結果保存部に保存し、
    前記診断結果保存部に保存された情報に基づき、2階床分の異常発生位置を比較し一致するかを判断するドア開閉異常発生位置比較部と、2階床連続して異常が検出され、かつ異常発生位置が一致した場合には、エレベータ乗りかご側のドア異常を通知する乗りかご側ドア異常通知部と、を更に備え、
    2階床連続してドア開閉異常が検出され、異常発生位置が一致し、エレベータ乗りかご側のドア異常であると判断された場合、前記診断方法判断部は、それ以降のドア開閉診断に関して、2回目の診断実施を禁止とし、1回目の診断のみの実施を判断する、
    ことを特徴とするエレベータ制御装置。
  5. 遠隔監視センタから遠隔診断開始時刻が指定されると、指定された時刻にエレベータ制御装置が実施するエレベータドアの遠隔診断方法であって、
    遠隔診断運転時に各階床において、1回目に通常のドア開閉速度でドア開閉診断を実施し、
    異常が検出された階床のドアに対してのみ、その都度、ドア開閉速度を低速に切り換え、トルク異常予兆検出の閾値を新たに追加設定した状態で2回目のドア開閉診断を行い、
    異常及び予兆を検出して、異常及び予兆発生位置を特定し、
    1回目の診断で異常が検出され、2回目の診断を実施した結果、異常無しと判断された場合、この診断階床の診断結果をドア開閉異常無しとして保存し、
    保存された情報に基づき、2階床分の異常発生位置を比較し一致するかを判断し、2階床連続して異常が検出され、かつ異常発生位置が一致した場合には、エレベータ乗りかご側のドア異常を通知し、
    2階床連続してドア開閉異常が検出され、異常発生位置が一致し、エレベータ乗りかご側のドア異常であると判断された場合、それ以降のドア開閉診断に関して、2回目の診断実施を禁止とし、1回目の診断のみの実施を判断する、
    ことを特徴とするエレベータドアの遠隔診断方法。
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