JP6611874B1 - エレベータのドア診断装置およびドア診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータドアで異常が発生した際に、異常の原因がかごドア側にあるか、乗場ドア側にあるかを認識しつつ異常を検出することが可能なエレベータのドア診断装置およびドア診断方法を提供する。【解決手段】実施形態によればドア診断装置は、ドア異常検出部とドア診断処理部とを備える。ドア異常検出部は、エレベータのかごドアが戸開閉した際に発生した異常を検出する。ドア診断処理部は、乗りかごがいずれかの階に着床して戸開閉した際にドア異常検出部で異常が検出されると、乗りかごを乗場ドアと係合しない位置に移動させてかごドアを再度戸開閉させ、当該戸開閉によりドア異常検出部で異常が検出されなかった場合には、着床していた階の乗場ドアに異常があると判定し、異常が検出された場合にはかごドアに異常があると判定する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータのドア診断装置およびドア診断方法に関する。
従来、エレベータでは、乗りかごが乗場に着床した際にかごドアと乗場ドアが係合することにより、両ドアが連動して戸開閉する構成になっている。これらのドアは使用頻度が高く、異常検出を未然に防ぐ必要があるため、定期的にドアに関わる機器の動作、例えばドアモータのトルク値が正常な範囲内にあるかを自動で確認することで、ドア診断が実行されている。
特開2013−170031号公報 特開2016−160003号公報
しかし、上述したドア診断は、かごドアと乗場ドアとが係合されて実行されるため、異常が検出された場合に、その異常の原因がかごドア側にあるのか、乗場ドア側にあるのかを認識することができず、保守作業が煩雑になるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、エレベータドアで異常が発生した際に、異常の原因がかごドア側にあるか、乗場ドア側にあるかを認識しつつ異常を検出することが可能なエレベータのドア診断装置およびドア診断方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればドア診断装置は、ドア異常検出部とドア診断処理部とを備える。ドア異常検出部は、エレベータのかごドアが戸開閉した際に発生した異常を検出する。ドア診断処理部は、乗りかごがいずれかの階に着床して戸開閉した際にドア異常検出部で異常が検出されると、乗りかごを乗場ドアと係合しない位置に移動させてかごドアを再度戸開閉させ、当該戸開閉によりドア異常検出部で異常が検出されなかった場合には、着床していた階の乗場ドアに異常があると判定し、異常が検出された場合にはかごドアに異常があると判定する。
第1〜第3実施形態によるドア診断装置としての遠隔診断装置を利用したエレベータシステムの構成を示す全体図。 第1〜第3実施形態によるドア診断装置としての遠隔診断装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態によるドア診断装置としての遠隔診断装置の動作を示すフローチャート。 第2実施形態によるドア診断装置としての遠隔診断装置の動作を示すフローチャート。 第3実施形態によるドア診断装置としての遠隔診断装置の動作を示すフローチャート。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるドア診断装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第1実施形態によるドア診断装置としての遠隔診断装置を利用したエレベータシステム1Aの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータシステム1Aは、n階建ての建物内に設置されたエレベータ2Aと、当該建物から遠隔地の遠隔監視センタに設置された遠隔監視センタ装置3とが通信ネットワーク4を介して接続されて構成されている。遠隔監視センタ装置3は、エレベータ2Aの動作を遠隔で監視するために、エレベータ2Aで定期的に実行する診断運転の実行スケジュール情報をエレベータ制御装置10Aに送信するとともに、エレベータ2Aで実行されたドア診断の結果情報を取得して監視する。
エレベータ2Aは、当該建物内の昇降路上部に設置された巻上げ機5と、巻上げ機5に掛け渡されたロープの一端に吊り下げられ、昇降路内を1階の乗場6−1〜n階の乗場6−n間を移動する乗りかご7と、ロープの他端に吊り下げられた釣り合いおもり8と、昇降路上部に設置され、巻上げ機5に信号線で接続されるとともに乗りかご7にテールコード9を介して接続されたエレベータ制御装置10Aとを有する。各階の乗場6−1〜6−nにはそれぞれ、乗場ドア61−1〜61−nが設置されている。以下、乗場6−1〜6−nに関し、いずれの乗場であるかを特定しない場合には、「乗場6」と記載する。また、乗場ドア61−1〜61−nに関し、いずれの乗場ドアであるかを特定しない場合には、「乗場ドア61」と記載する。
乗りかご7には、かごドア71と、乗りかご7上部に設置されたドア制御装置73およびドアモータ72とを有する。ドアモータ72は、かごドア71の戸開閉を駆動する。ドア制御装置73は、エレベータ制御装置10Aから送信される動作制御信号に基づいて、かごドア71の開閉動作を制御するための信号をドアモータ72に出力する。
エレベータ制御装置10Aは、図2に示すように、遠隔診断装置11Aと、動作制御部12とを有する。遠隔診断装置11Aは、通信部111と、ドア異常検出部112と、ドア診断処理部113Aとを有する。通信部111は、通信ネットワーク4を介して遠隔監視センタ装置3との通信を行う。ドア異常検出部112は、かごドア71が戸開閉した際に、ドアモータ72にかかるトルク値等に基づいて、かごドア71または乗場ドア61で発生した異常を検出する。
ドア診断処理部113Aは、遠隔監視センタ装置3から送信される診断運転の実行スケジュール情報に基づいて、エレベータ2Aのドア診断処理の実行タイミングが到来したと判断すると、乗りかご7を、各階の乗場6−1〜6−nに順次着床させ、着床した各乗場で、かごドア71に該当階の乗場ドア61を係合させた状態でかごドア71を戸開閉させる指示を出力する。そして、いずれかの階で戸開閉した際にドア異常検出部112で異常が検出されると、乗りかご7を、かごドア71がいずれの階の乗場ドア61とも係合しない位置に移動させ、再度、かごドア71を戸開閉させる指示を出力する。かごドア71がいずれの階の乗場ドア61とも係合しない位置に乗りかご7が移動して戸開閉した際に、ドア異常検出部112で異常が検出されなかった場合には、異常が検出された際に乗りかご7が着床していた階の乗場ドアに異常があると判定し、ドア異常検出部112で異常が検出された場合には、かごドア71に異常があると判定する。
動作制御部12は、ドア診断処理部113Aから出力された指示に基づいて、巻上げ機5および乗りかご7の機器の動作制御信号を出力する。
〈第1実施形態によるドア診断装置を利用したエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Aの動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。本実施形態において、エレベータ2Aの動作を遠隔で監視するために、エレベータ2Aで定期的に実行する診断運転の実行スケジュール情報が遠隔監視センタ装置3からエレベータ制御装置10Aに送信される。送信された診断運転の実行スケジュール情報は、エレベータ制御装置10Aの遠隔診断装置11Aの通信部111を介してドア診断処理部113Aで受信され保持される。
ドア診断処理部113Aで保持した診断運転の実行スケジュール情報に基づいて、ドア診断処理の実行タイミングが到来したと判定されると(S1の「YES」)、乗りかご7を最下階に移動させて乗場6−1に着床させ、かごドア71に乗場ドア61−1を係合させた状態でかごドア71を戸開閉させる指示が出力される(S2)。そして、出力された指示に基づいて動作制御部12により巻上げ機5および乗りかご7のドアモータ72が駆動され、乗りかご7が乗場6−1に着床してかごドア71およびこれに係合した乗場ドア61−1が戸開閉する。
ここで、乗場6−1でかごドア71および乗場ドア61−1が戸開閉した際にドア異常検出部112で異常が検出されると(S3の「YES」)、ドア診断処理部113Aにより、乗りかご7を、かごドア71がいずれの階の乗場ドア61とも係合しない位置に移動させ、再度かごドア71を戸開閉させる指示が出力される(S4)。かごドア71がいずれの階の乗場ドアとも係合しない位置は、例えば、連続する2つに階の階間かまたは、昇降路内に予め設定された非常救出口に対応する位置である。非常救出口は、高層ビルなどで、非停止階が所定長以上の距離で連続して存在する昇降路において、非常時に乗りかご内の利用者を救出するために昇降路壁面に設けられる救出口である。
出力された指示に基づいて動作制御部12により巻上げ機5および乗りかご7のドアモータ72が駆動され、乗りかご7が、いずれの階の乗場ドア61とも係合しない位置に移動されてかごドア71が戸開閉する。
ここで、乗場6−1でかごドア71が戸開閉した際にドア異常検出部112で異常が検出されなかった場合には(S5の「NO」)、ドア診断処理部113Aにより、異常が検出された際に乗りかご7が着床していた階、つまり1階の乗場ドア61−1に異常があると判定されることで、1階に関するドア診断処理が実行される(S6)。そして、このときはまだ全階床のドア診断処理が完了していないため(S7の「NO」)ステップS8に移行し、ドア診断処理部113Aにより、乗りかご7を次の診断対象階である2階に移動させて乗場6−2に着床させ、かごドア71に乗場ドア61−2を係合させた状態でかごドア71を戸開閉させる指示が出力される(S8)。
そして、出力された指示に基づいて動作制御部12により巻上げ機5および乗りかご7のドアモータ72が駆動され、乗りかご7が乗場6−2に着床してかごドア71およびこれに係合した乗場ドア61−2が戸開閉する。ステップS3〜S6の処理は、n階におけるドア診断処理が完了するまで繰り返される。その際、ステップS3で異常が検出されなかった場合には、ステップS4〜S6の処理は実行されず、ステップS7に移行する。また、ステップS5で異常が検出された場合には、ドア診断処理部113Aによりかごドア71に異常があると判定される(S9)。
ステップS7において全階床のドア診断処理が完了したと判定され(S7の「YES」)、いずれかの階の乗場ドア61で異常ありと判定されたとき(S10の「YES」)、またはステップS9においてかごドア71に異常ありと判定されたときには、ドア診断処理部113Aにおいて該当する異常に関する異常情報が生成されて登録されるとともに、通信部111から遠隔監視センタ装置3に送信される(S11)。
遠隔監視センタ装置3では、エレベータ2Aからドア診断処理における異常情報が取得されると、当該異常情報を音声またはテキスト情報で出力し、保守員に報知されてドア診断が終了する。また、ステップS10においていずれの階においても乗場ドア61で異常ありと判定されなかったときには(S10の「NO」)、異常情報は生成されず、ドア診断が終了する。
以上の第1実施形態によれば、エレベータドアで異常が発生した際に、異常の原因がかごドア側にあるか、乗場ドア側にあるかを認識しつつ、異常を自動で検出することができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態によるドア診断装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータシステム1Bの構成は、第1実施形態で説明したエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態においてエレベータ制御装置10Bの遠隔診断装置11B内のドア診断処理部113Bは、エレベータ2Aのドア診断処理の実行タイミングが到来したと判断すると、乗りかご7を、かごドア71がいずれの階の乗場ドア61とも係合しない位置に移動させてかごドア71を戸開閉させる指示を出力する。そして、当該位置で戸開閉した際にドア異常検出部112で異常が検出されなかった場合は、乗りかご7を、各階の乗場6−1〜6−nに順次着床させ、着床した各乗場で、かごドア71に該当階の乗場ドアを係合させた状態でかごドアを戸開閉させる指示を出力する。ここで、かごドア71がいずれの階の乗場ドア61とも係合しない位置でかごドア71が戸開閉した際に異常が検出されると、かごドア71に異常があると判定し、乗りかご7がいずれかの階で戸開閉したした際に異常が検出されると、該当する乗場6の乗場ドア61に異常があると判定する。
〈第2実施形態によるドア診断装置を利用したエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Bの動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
ドア診断処理部113Aで保持した診断運転の実行スケジュール情報に基づいて、ドア診断処理の実行タイミングが到来したと判定されると(S1の「YES」)、乗りかご7を、かごドア71がいずれの階の乗場ドア61とも係合しない位置に移動させ、かごドア71を戸開閉させる指示が出力される(S22)。そして、出力された指示に基づいて動作制御部12により巻上げ機5および乗りかご7のドアモータ72が駆動され、乗りかご7が、いずれの階の乗場ドア61とも係合しない位置に移動されてかごドア71が戸開閉する。
ここで、乗場6−1でかごドア71が戸開閉した際にドア異常検出部112で異常が検出されなかった場合には(S23の「NO」)、ドア診断処理部113Aにより、乗りかご7を最下階に移動させて乗場6−1に着床させ、かごドア71に乗場ドア61−1を係合させた状態でかごドア71を戸開閉させる指示が出力される(S24)。そして、出力された指示に基づいて動作制御部12により巻上げ機5および乗りかご7のドアモータ72が駆動され、乗りかご7が乗場6−1に着床してかごドア71およびこれに係合した乗場ドア61−1が戸開閉する。戸開閉の際にドア異常検出部112で異常が検出されれば、当該検出情報がドア診断処理部113Bに保持される。
そして、このときはまだ全階床のドア診断処理が完了していないため(S25の「NO」)ステップS26に移行し、ドア診断処理部113Bにより、乗りかご7を次の診断対象階である2階に移動させて乗場6−2に着床させ、かごドア71に乗場ドア61−2を係合させた状態でかごドア71を戸開閉させる指示が出力される(S26)。
そして、出力された指示に基づいて動作制御部12により巻上げ機5および乗りかご7のドアモータ72が駆動され、乗りかご7が乗場6−2に着床してかごドア71およびこれに係合した乗場ドア61−2が戸開閉する。ステップS23、S24の処理は、n階におけるドア診断処理が完了するまで繰り返される。その際、ステップS23で異常が検出された場合には、ドア診断処理部113Bによりかごドア71に異常があると判定され(S28)、各階床におけるドア診断は実行されない。
ステップS25において全階床のドア診断処理が完了したと判定され(S25の「YES」)、いずれかの階の乗場ドア61で異常ありと判定されているとき(S27の「YES」)には、該当する階の乗場ドア61に異常があると判定される(S29)。ステップS29でいずれかの階の乗場ドア61に異常ありと判定されたかまたは、ステップS28においてかごドア71に異常があると判定されたときには、ドア診断処理部113Bにおいて該当する異常に関する異常情報が生成されて登録されるとともに、通信部111から遠隔監視センタ装置3に送信される(S30)。
遠隔監視センタ装置3では、エレベータ2Bからドア診断処理における異常情報が取得されると、当該異常情報を音声またはテキスト情報で出力し、保守員に報知されてドア診断が終了する。また、ステップS27においていずれの階においても乗場ドア61で異常ありと判定されなかったときには(S27の「NO」)、異常情報は生成されず、ドア診断が終了する。
以上の第2実施形態によれば、エレベータドアで異常が発生した際に、異常の原因がかごドア側にあるか、乗場ドア側にあるかを認識しつつ、異常を自動で検出することができる。
《第3実施形態》
〈第3実施形態によるドア診断装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第3実施形態によるエレベータシステム1Cの構成は、第1実施形態で説明したエレベータシステム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態においてエレベータ制御装置10Cの遠隔診断装置11C内のドア診断処理部113Cは、エレベータ2Cのドア診断処理の実行タイミングが到来したと判断すると、乗りかご7を、各階の乗場6−1〜6−nに順次着床させ、着床した各乗場で、かごドア71に該当階の乗場ドア61を係合させた状態でかごドア71を戸開閉させる指示を出力する。そして、いずれか1つの階のみで戸開閉時にドア異常検出部112で異常が検出された場合には、該当する階の乗場ドア61に異常があると判定し、複数の階床で、戸開閉時にドア異常検出部112で異常が検出された場合には、かごドア71に異常があると判定する。
〈第3実施形態によるドア診断装置を利用したエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Cの動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
ドア診断処理部113Cで保持した診断運転の実行スケジュール情報に基づいて、ドア診断処理の実行タイミングが到来したと判定されると(S31の「YES」)、乗りかご7を最下階に移動させて乗場6−1に着床させ、かごドア71に乗場ドア61−1を係合させた状態でかごドア71を戸開閉させる指示が出力される(S32)。そして、出力された指示に基づいて動作制御部12により巻上げ機5および乗りかご7のドアモータ72が駆動され、乗りかご7が乗場6−1に着床してかごドア71およびこれに係合した乗場ドア61−1が戸開閉する。戸開閉の際にドア異常検出部112で異常が検出されれば、当該検出情報がドア診断処理部113Cに保持される。
そして、ドア異常検出部112で異常が検出されると(S33の「YES」)、ドア診断処理部113Cにより、他の階床でのドア診断で異常ありと判定されているか確認される(S34)。ここではまだ他の階床でのドア診断が実行されていないため、ステップS34の「NO」→S35の「NO」からステップS36に移行し、乗りかご7を次の診断対象階である2階に移動させて乗場6−2に着床させ、かごドア71に乗場ドア61−2を係合させた状態でかごドア71を戸開閉させる指示が出力される(S36)。
そして、出力された指示に基づいて動作制御部12により巻上げ機5および乗りかご7のドアモータ72が駆動され、乗りかご7が乗場6−2に着床してかごドア71およびこれに係合した乗場ドア61−2が戸開閉する。ステップS33、S34の処理は、n階におけるドア診断処理が完了するまで繰り返される。その際、ステップS34において、他の階床でのドア診断で異常ありと判定されている場合(S34の「YES」)、つまり複数の階においてドア診断で異常ありと判定されている場合には、ドア診断処理部113Cによりかごドア71に異常があると判定され(S37)、以降の階床におけるドア診断は実行されない。
ステップS35において全階床のドア診断処理が完了したと判定され(S35の「YES」)、いずれか1つの階の乗場ドア61で異常ありと判定されているとき(S38の「YES」)には、該当する階の乗場ドア61に異常があると判定される(S39)。ステップS39でいずれか1つの階の乗場ドア61に異常ありと判定されたかまたは、ステップS37においてかごドア71に異常があると判定されたときには、ドア診断処理部113Cにおいて該当する異常に関する異常情報が生成されて登録されるとともに、通信部111から遠隔監視センタ装置3に送信される(S40)。
遠隔監視センタ装置3では、エレベータ2Cからドア診断処理における異常情報が取得されると、当該異常情報を音声またはテキスト情報で出力し、保守員に報知されてドア診断が終了する。また、ステップS38においていずれの階においても乗場ドア61で異常ありと判定されなかったときには(S38の「NO」)、異常情報は生成されず、ドア診断が終了する。
以上の第3実施形態によれば、エレベータドアで異常が発生した際に、異常の原因がかごドア側にあるか、乗場ドア側にあるかを認識しつつ、異常を自動で検出することができる。
上述した第1〜第3実施形態においては、各階の乗場でのドア診断処理を行う際に、最下階から処理を開始する場合について説明したが、最上階から開始するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B,1C…エレベータシステム、2A,2B,2C…エレベータ、3…遠隔監視センタ装置、4…通信ネットワーク、5…巻上げ機、6,6−1〜6−n…乗場、7…乗りかご、8…釣り合いおもり、9…テールコード、10A,10B,10C…エレベータ制御装置、11A,11B,11C…遠隔診断装置、12…動作制御部、61,61−1〜61−n…乗場ドア、71…かごドア、72…ドアモータ、73…ドア制御装置、111…通信部、112…ドア異常検出部、113A,113B,113C…ドア診断処理部

Claims (4)

  1. 建物に設置されたエレベータのかごドアが戸開閉した際に、発生した異常を検出するドア異常検出部と、ドア診断処理部とを備え、
    前記ドア診断処理部は、乗りかごがいずれかの階に着床して戸開閉した際に前記ドア異常検出部で異常が検出されると、前記乗りかごを乗場ドアと係合しない位置に移動させて前記かごドアを再度戸開閉させ、当該戸開閉により前記ドア異常検出部で異常が検出されなかった場合には、前記着床していた階の乗場ドアに異常があると判定し、異常が検出された場合には前記かごドアに異常があると判定する
    ことを特徴とするドア診断装置。
  2. 前記かごドアがいずれの階の乗場ドアとも係合しない位置は、連続する2つの階の階間かまたは、昇降路内に予め設定された非常救出口に対応する位置である
    ことを特徴とする請求項1に記載のドア診断装置。
  3. 前記建物から遠隔地に設置され、前記エレベータの動作を監視する遠隔監視センタ装置に接続され、
    前記ドア診断処理部で前記かごドアに異常があると判定されたとき、および前記乗場ドアに異常があると判定されたときに、該当する判定結果の情報を前記遠隔監視センタ装置に送信する通信部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のドア診断装置。
  4. 建物に設置されたエレベータの乗りかごのかごドアが戸開閉した際に、発生した異常を検出するドア異常検出部を備えたドア診断装置が、
    前記エレベータのドア診断処理実行時に、前記乗りかごを、前記建物の各階の乗場に順次着床させ、着床した各乗場で、前記かごドアに該当階の乗場ドアを係合させた状態で前記かごドアを戸開閉させ、いずれかの階で戸開閉した際に前記ドア異常検出部で異常が検出されると、前記乗りかごを、前記かごドアがいずれの階の乗場ドアとも係合しない位置に移動させ、再度、前記かごドアを戸開閉させ、
    当該位置で戸開閉した際に前記ドア異常検出部で異常が検出されなかった場合には、異常が検出された際に前記乗りかごが着床していた階の乗場ドアに異常があると判定し、異常が検出された場合には、前記かごドアに異常があると判定する
    ことを特徴とするドア診断方法。
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