JPWO2014141366A1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

エレベータ装置は、検知装置(9)と制御装置(8)とを備える。検知装置(9)は、エレベータの長尺物の振れを検知する。制御装置(8)は、検知装置(9)によって第1レベルの振れが検知されると、エレベータを管制運転に移行させる。また、制御装置(8)は、管制運転中にかご(1)を呼びに応答させて乗場(12)で戸開させた場合は、検知装置(9)によって第1レベルの振れが再度検知されると、強制的な戸閉を行うための動作を開始させる。

Description

この発明は、エレベータ装置に関するものである。
建物は、地震或いは強風によって振動することがある。エレベータには、様々な長尺物が使用されている。エレベータの長尺物の例として、主ロープ等のロープ類及び制御ケーブル等のケーブル類がある。建物が振動すると、エレベータの長尺物に揺れが発生する。
いわゆる長周期地震と呼ばれる地震は、その加速度が通常の地震の加速度より小さい。長周期地震の地表での加速度は、数gal程度である。このため、長周期地震が発生した直後は、エレベータの長尺物が昇降路内の機器に接触したり引っ掛かったりする恐れはない。
一方、長周期地震の揺れの周期が建物の固有周期に近い場合、長周期地震の揺れに建物が共振することがある。建物が長周期地震の揺れに共振すると、建物の揺れが数分程度継続する。また、台風の接近時或いは通過時等、風が強い時にも、建物がゆっくりと揺れる。エレベータの長尺物が建物の揺れに共振すると、長尺物が昇降路内の機器に接触したり引っ掛かったりする。特に、高層ビルに設置されたエレベータでは長い長尺物が使用されているため、長尺物が建物の揺れに影響を受け易い。
特許文献1に、エレベータ装置の一例が記載されている。このエレベータ装置には、共振階が予め設定されている。共振階は、かごが停止していると、建物が揺れた時に長尺物が建物の揺れに共振する恐れがある階である。特許文献1に記載されたエレベータ装置では、建物の水平方向の変位がある基準値を超えると、かごを共振階で待機させることを禁止している。
日本特開2005−324890号公報
特許文献1に記載されたエレベータ装置では、共振階を予め設定しておかなければならない。エレベータでは様々な長尺物が使用されているため、全ての長尺物について正確な共振階を設定することは困難である。また、エレベータの種類によっては、かごが停止する全ての階が共振階に該当する場合がある。例えば、2つの階を往復するシャトルエレベータでは、双方の階が共振階として設定される可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものである。この発明の目的は、エレベータの長尺物が昇降路内の機器に接触したり引っ掛かったりすることを防止するために共振階を設定する必要がなく、建物に揺れが発生した場合でも呼びへの応答を継続することができるエレベータ装置を提供することである。
この発明に係るエレベータ装置は、エレベータの長尺物の振れを検知する検知装置と、検知装置によって第1レベルの振れが検知されると、エレベータを管制運転に移行させる制御装置と、を備え、制御装置は、管制運転中にかごを呼びに応答させて乗場で戸開させた場合は、検知装置によって第1レベルの振れが再度検知されると、強制的な戸閉を行うための動作を開始させるものである。
この発明によれば、エレベータの長尺物が昇降路内の機器に接触したり引っ掛かったりすることを防止するために共振階を設定する必要がない。また、建物に揺れが発生した場合でも呼びへの応答を継続することができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の全体構成を示す図である。 図1に示すエレベータ装置の昇降路内平面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の要部を示す構成図である。 図3に示す検知装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図3に示す検知装置の他の動作を説明するためのフローチャートである。 図3に示す制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の全体構成を示す図である。 この発明の実施の形態2における制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3におけるエレベータ装置の全体構成を示す図である。 この発明の実施の形態3における制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に、同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の全体構成を示す図である。図2は、図1に示すエレベータ装置の昇降路内平面図である。図3は、この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の要部を示す構成図である。
エレベータのかご1とつり合いおもり2とは、主ロープ3によって昇降路4内に吊り下げられる。主ロープ3は、かご1及びつり合いおもり2を懸架する手段の一例である。懸架手段は、ロープに限定されない。例えば、ベルト状の懸架手段を使用しても良い。
主ロープ3は、一端部がかご1の上部に連結される。主ロープ3の他端部は、つり合いおもり2の上部に連結される。図1は、1:1ローピングによってかご1を昇降路4内に吊り下げる場合を一例として示している。他のローピング(例えば、2:1ローピング)によってかご1を昇降路4内に吊り下げても良い。
巻上機5は、かご1を駆動するための装置である。主ロープ3は、一部が巻上機5の駆動綱車に巻き掛けられる。巻上機5の駆動綱車が回転すると、主ロープ3がその長手に移動する。かご1は、主ロープ3の移動方向に応じた方向に、昇降路4内を昇降する。つり合いおもり2は、かご1とは逆方向に昇降路4内を昇降する。巻上機5は、例えば、昇降路4の上方に設けられた機械室6に設置される。巻上機5の配置はこれに限定されない。巻上機5を昇降路4内に設置しても良い。
エレベータの制御盤7は、巻上機5と同様に機械室6に設置される。機械室6がないエレベータでは、制御盤7は、例えば昇降路4内に設置される。制御盤7は、制御装置8及び検知装置9を備える。
制御装置8は、エレベータの運転を制御する。制御装置8は、平常時、登録された呼びにかご1を順次応答させる平常運転を行う。制御装置8は、移行の条件が成立すると、エレベータを平常運転から管制運転に移行させる。管制運転の詳細については後述する。
制御装置8は、かご位置検出手段10及び運転制御手段11を備える。
かご位置検出手段10は、かご1が現在いる位置(以下、単に「かご位置」ともいう)を検出する。かご位置検出手段10がかご位置を検出する方法は、如何なる方法であっても良い。かご位置検出手段10は、複数の方法によってかご位置を検出しても良い。
運転制御手段11は、かご位置検出手段10によって検出されたかご位置に基づいて、運転に必要な機器を制御する。巻上機5は、運転制御手段11によって制御される。運転制御手段11によって駆動綱車の回転が制御されることにより、かご1が昇降路4内を走行(昇降)し、かご1が乗場12の高さに合わせて停止する。
エレベータの戸は、戸駆動装置13によって駆動される。戸駆動装置13は、運転制御手段11によって制御される。運転制御手段11によって戸駆動装置13が制御されることにより、かご1に設けられたかご戸14と乗場12に設けられた乗場戸15とが開閉する。運転制御手段11から戸駆動装置13への指令は、制御ケーブル(図示せず)を介して送信される。
報知装置16は、エレベータの乗客に情報を報知するための装置である。報知装置16は、例えば、かご1に設けられる。報知装置16を各乗場12に設置しても良い。報知装置16をかご1と各乗場12とに設置しても良い。報知装置16は、運転制御手段11によって制御される。報知装置16は、エレベータの乗客に情報を報知することができれば、どのような方法によって情報を報知しても良い。例えば、報知装置16は、表示装置或いはアナウンス装置によって構成される。
検知装置9は、エレベータで使用されている長尺物の振れを検知する。
エレベータには、様々な長尺物が使用される。エレベータで使用される長尺物の例として、例えば、主ロープ3或いはコンペンロープ(図示せず)といったロープ類が挙げられる。長尺物の他の例として、制御ケーブルといったケーブル類が挙げられる。本実施の形態では、一例として、検知装置9が主ロープ3の振れを複数のレベルで検知する場合について説明する。
検知装置9の構成は、本実施の形態で説明するものに限定されない。制御ケーブル等の他の長尺物の振れを検知装置9によって検知しても良い。複数の長尺物の振れを検知装置9によって検知しても良い。1本の長尺物について、複数個所の振れを検知装置9によって検知しても良い。
検知装置9は、光電センサ17から入力される信号に基づいて、主ロープ3の振れを検知する。検知装置9は、第1検知手段18及び第2検知手段19を備える。
第1検知手段18は、第1レベルの振れが主ロープ3に発生したことを検知する。第1レベルの振れを検知するための基準は、主ロープ3の長さ及び昇降路4内に設置された機器の配置等に基づいて予め適切に設定される。第2検知手段19は、第2レベルの振れが主ロープ3に発生したことを検知する。第2レベルの振れは、第1レベルの振れより大きい振れである。第2レベルの振れを検知するための基準は、主ロープ3の長さ及び昇降路4内に設置された機器の配置等に基づいて予め適切に設定される。
光電センサ17は、昇降路4内に設置される。本実施の形態では、一例として、4台の光電センサ17を中間階の近傍に設置した場合を一例として示している。各光電センサ17から検知装置9に動作信号が入力される。
光電センサ17−Axは、昇降路4の間口方向に発生した主ロープ3の振れを検知する。昇降路4の間口方向は、乗場12或いはかご1にいる乗客がエレベータの出入口の方向を向いた時に、その乗客から見て左右となる方向である。光電センサ17−Ayは、昇降路4の奥行き方向に発生した主ロープ3の振れを検知する。昇降路4の奥行き方向は、乗場12或いはかご1にいる乗客がエレベータの出入口の方向を向いた時に、その乗客から見て前後となる方向である。
Ax及びAyの後に付された数字「1」は、その光電センサが第1レベルの振れを検知するために備えられたものであることを示す。同様に、Ax及びAyの後に付された数字「2」は、その光電センサが第2レベルの振れを検知するために備えられたものであることを示す。
光電センサ17は、投光器17a及び受光器17bをそれぞれ備える。投光器17a及び受光器17bは、例えば、同じ高さに配置される。投光器17aは、対応の受光器17bに向けて検出光を照射する。主ロープ3が設計上の位置に配置されていれば、投光器17aからの検出光は、主ロープ3の近傍を通過して受光器17bに入射される。受光器17bは、対応の投光器17aから検出光を受光しているか否かを示す信号を、検知装置9に出力する。以下においては、主ロープ3の設計上の位置のことを主ロープ3の正規位置ともいう。
光電センサ17−Ax1の投光器17aは、昇降路4の奥行き方向に向けて水平に検出光を照射する。この検出光は、主ロープ3が正規位置に配置されていれば、主ロープ3の側方(一側)を通過して光電センサ17−Ax1の受光器17bに入射する。光電センサ17−Ax1は、主ロープ3と主ロープ3の一側に設置された昇降路4内の機器との距離を100とした場合に、投光器17aからの検出光が主ロープ3からの距離が50の位置を通過するように構成される。なお、光電センサ17−Ax1の構成はこれに限定されない。投光器17aからの検出光が通過する位置は、適宜設定される。
光電センサ17−Ax1の受光器17bは、投光器17aから検出光を受光している時は、受光信号を第1検知手段18に出力する。受光信号は、受光器17bが投光器17aから検出光を受光していることを示す信号である。光電センサ17−Ax1の受光器17bは、投光器17aから検出光を受光していない時は、非受光信号を第1検知手段18に出力する。非受光信号は、受光器17bが投光器17aから検出光を受光していないことを示す信号である。
光電センサ17−Ax2の投光器17aは、昇降路4の奥行き方向に向けて水平に検出光を照射する。この検出光は、主ロープ3が正規位置に配置されていれば、主ロープ3の一側を通過して、光電センサ17−Ax2の受光器17bに入射する。光電センサ17−Ax2は、投光器17aからの検出光が、光電センサ17−Ax1の投光器17aから照射された検出光より主ロープ3から離れた位置を通過するように構成される。光電センサ17−Ax2は、例えば、主ロープ3と主ロープ3の一側に設置された昇降路4内の機器との距離を100とした場合に、投光器17aからの検出光が主ロープ3からの距離が90の位置を通過するように構成される。なお、光電センサ17−Ax2の構成はこれに限定されない。投光器17aからの検出光が通過する位置は、適宜設定される。
光電センサ17−Ax2の受光器17bは、投光器17aから検出光を受光している時は、受光信号を第2検知手段19に出力する。光電センサ17−Ax2の受光器17bは、投光器17aから検出光を受光していない時は、非受光信号を第2検知手段19に出力する。
光電センサ17−Ay1の投光器17aは、昇降路4の間口方向に向けて水平に検出光を照射する。この検出光は、主ロープ3が正規位置に配置されていれば、主ロープ3の奥側を通過して光電センサ17−Ay1の受光器17bに入射する。光電センサ17−Ay1は、主ロープ3と主ロープ3の奥側に設置された昇降路4内の機器との距離を100とした場合に、投光器17aからの検出光が主ロープ3からの距離が50の位置を通過するように構成される。なお、光電センサ17−Ay1の構成はこれに限定されない。投光器17aからの検出光が通過する位置は、適宜設定される。
光電センサ17−Ay1の受光器17bは、投光器17aから検出光を受光している時は、受光信号を第1検知手段18に出力する。光電センサ17−Ay1の受光器17bは、投光器17aから検出光を受光していない時は、非受光信号を第1検知手段18に出力する。
光電センサ17−Ay2の投光器17aは、昇降路4の間口方向に向けて水平に検出光を照射する。この検出光は、主ロープ3が正規位置に配置されていれば、主ロープ3の奥側を通過して、光電センサ17−Ay2の受光器17bに入射する。光電センサ17−Ay2は、投光器17aからの検出光が、光電センサ17−Ay1の投光器17aから照射された検出光より主ロープ3から離れた位置を通過するように構成される。光電センサ17−Ay2は、例えば、主ロープ3と主ロープ3の奥側に設置された昇降路4内の機器との距離を100とした場合に、投光器17aからの検出光が主ロープ3からの距離が90の位置を通過するように構成される。なお、光電センサ17−Ay2の構成はこれに限定されない。投光器17aからの検出光が通過する位置は、適宜設定される。
光電センサ17−Ay2の受光器17bは、投光器17aから検出光を受光している時は、受光信号を第2検知手段19に出力する。光電センサ17−Ay2の受光器17bは、投光器17aから検出光を受光していない時は、非受光信号を第2検知手段19に出力する。
各光電センサ17の受光器17bは、投光器17aからの検出光を受光していない時に信号を出力しなくても良い。かかる場合、第1検知手段18及び第2検知手段19は、受光器17bから信号を受信していないことに基づいて、その受光器17bが投光器17aから検出光を受光していないことを検出する。
本実施の形態では、上記構成を有する光電センサ17を使用して主ロープ3の挙動を検出する場合について具体的な説明を行う。但し、以下の説明は一例であり、他の構成を有する光電センサを使用して、主ロープ3の挙動を検出しても良い。光電センサ以外のセンサを使用して、主ロープ3の挙動を検出しても良い。しかし、上記構成を有する光電センサ17を使用することにより、主ロープ3の挙動を直接検出することができる。このため、エレベータの制御に好適な信号を検知装置9に入力することができる。
以下に、図4を参照し、第1検知手段18の機能について説明する。
図4は検知装置9の動作を説明するためのフローチャートである。図4は、第1検知手段18の平常運転時及び管制運転時の動作を示している。
第1検知手段18は、かご位置検出手段10によって検出されたかご位置の情報を、運転制御手段11から取得する。第1検知手段18は、運転制御手段11から取得したかご位置の情報に基づいて、かご1が現在停止しているか否かを判定する(S101)。かご1が停止していれば(S101のYes)、第1検知手段18は、光電センサ17−Ax1又は17−Ay1が動作したか否かを判定する(S102)。
主ロープ3が正規位置に配置されていれば、投光器17aから照射された検出光は、対応の受光器17bに入射される。このため、光電センサ17−Ax1及び17−Ay1は動作しない(S102のNo)。光電センサ17−Ax1及び17−Ay1が動作していない場合、第1検知手段18はS101の処理に戻る。
S101においてかご1が走行中であることが検出されると(S101のNo)、第1検知手段18は、光電センサ17−Ax1及び17−Ay1の動作を無効にする(S103)。このため、かご1が走行している間、第1検知手段18は、主ロープ3の振れを検知しない。走行するかご1によって検出光が遮断されても、第1検知手段18が誤動作することはない。
また、S101においてかご1が走行中であることが検出されると、第1検知手段18は、光電センサ17−Ax1及び17−Ay1のこれまでの動作を無効にするための処理を行う(S103)。例えば、第1検知手段18は、S101においてかご1が走行中であることが検出されると、第1レベルカウンタをクリア(N1=0)する。第1レベルカウンタをクリアした後、第1検知手段18はS101の処理に戻る。第1レベルカウンタは、誤検知を防止するために設けられたカウンタである。
いわゆる長周期地震と呼ばれる地震が発生すると、建物に継続的な揺れが発生する。台風の接近時或いは通過時にも、強風によって建物に継続的な揺れが発生することがある。建物が揺れると、主ロープ3にも揺れが発生する。
主ロープ3の振れが大きくなり、光電センサ17−Ax1の投光器17aから照射された検出光が主ロープ3によって遮断されると、光電センサ17−Ax1の受光器17bは、非受光信号を出力する。第1検知手段18は、かご1が停止している時にこの非受光信号を受信することにより、光電センサ17−Ax1の動作を検出する(S102のYes)。同様に、第1検知手段18は、かご1が停止している時に光電センサ17−Ay1の受光器17bから非受光信号を受信することにより、光電センサ17−Ay1の動作を検出する。
第1検知手段18は、かご1が停止している時に光電センサ17−Ax1又は17−Ay1が動作すると、第1レベルカウンタの値をインクリメント(N1=N1+1)する(S104)。
次に、第1検知手段18は、第1レベルカウンタの値と基準値とを比較する(S105)。第1レベルカウンタの値と比較される基準値は、第1レベルの振れが主ロープ3に発生したことを検知するための値である。基準値として、例えば、4程度の自然数が用いられる。
第1レベルカウンタの値が基準値以上であれば(S105のYes)、第1検知手段18は、主ロープ3に第1レベルの振れが発生したことを検知する(S106)。即ち、図4は、第1検知手段18が、第1レベルカウンタの値に基づいて主ロープ3に第1レベルの振れが発生したことを検知する場合を示している。第1レベルカウンタの値は、かご1の停止中に、光電センサ17−Ax1の投光器17a或いは光電センサ17−Ay1の投光器17aから照射された検出光が遮断された回数に相当する。第1検知手段18は、第1レベルの振れが主ロープ3に発生したことを検知すると、検知装置9に第1検知信号を出力する。
S105において第1レベルカウンタの値が基準値未満の場合、第1検知手段18はS101の処理に戻る。
次に、図5を参照し、第2検知手段19の機能について説明する。
図5は検知装置9の他の動作を説明するためのフローチャートである。図5は、第2検知手段19の平常運転時及び管制運転時の動作を示している。
第2検知手段19は、かご位置検出手段10によって検出されたかご位置の情報を、運転制御手段11から取得する。第2検知手段19は、運転制御手段11から取得したかご位置の情報に基づいて、かご1が現在停止しているか否かを判定する(S201)。かご1が停止している場合(S201のYes)、第2検知手段19は、第1検知手段18が第1レベルの振れを検知しているか否かを判定する(S202)。第1検知手段18が第1レベルの振れを検知していなければ、第2検知手段19はS201の処理に戻る。
S201においてかご1が走行中であることが検出されると(S201のNo)、第2検知手段19は、光電センサ17−Ax2及び17−Ay2の動作を無効にする(S203)。このため、かご1が走行している間、第2検知手段19は、主ロープ3の振れを検知しない。走行するかご1によって検出光が遮断されても、第2検知手段19が誤動作することはない。
かご1が停止している時に第1検知手段18が第1レベルの振れを検知すると(S202)、第2検知手段19は、光電センサ17−Ax2又は17−Ay2が動作したか否かを判定する(S204)。
第1レベルの振れが検知された後に主ロープ3の振れが更に大きくなり、光電センサ17−Ax2の投光器17aから照射された検出光が主ロープ3によって遮断されると、光電センサ17−Ax2の受光器17bは、非受光信号を出力する。第2検知手段19は、第1レベルの振れが検知されている時に光電センサ17−Ax2の受光器17bから非受光信号を受信することにより、光電センサ17−Ax2の動作を検出する(S204のYes)。同様に、第2検知手段19は、第1レベルの振れが検知されている時に光電センサ17−Ay2の受光器17bから非受光信号を受信することにより、光電センサ17−Ay2の動作を検出する。
第1レベルの振れが検知されている時に光電センサ17−Ax2又は17−Ay2が動作すると、第2検知手段19は、主ロープ3に第2レベルの振れが発生したことを検知する(S205)。第2検知手段19は、第2レベルの振れが主ロープ3に発生したことを検知すると、検知装置9に第2検知信号を出力する。
S204において光電センサ17−Ax2及び17−Ay2が動作していない場合、第2検知手段19はS201の処理に戻る。
次に、図6を参照し、運転制御手段11の機能について説明する。
図6は制御装置8の動作を説明するためのフローチャートである。図6は、平常運転から管制運転に移行し、その後に平常運転に復帰するまでの一連の動作を示している。
以下においては、エレベータ装置が、本願発明の効果が顕著に現れるシャトルエレベータである場合を例に具体的な説明を行う。シャトルエレベータでは、かご1が上方側の終端階の乗場12と下方側の終端階の乗場12とを往復する。
平常時、運転制御手段11は、登録された呼びにかご1を順次応答させる平常運転を制御する。平常運転時、運転制御手段11は、主ロープ3の第1レベルの振れが第1検知手段18によって検知されたか否かを定期的に判定する(S301)。主ロープ3に揺れが発生しても、第1レベルカウンタの値が基準値より小さければ、第1レベルの振れは検知されない。また、かご1が走行している間は、第1レベルの振れは検知されない。運転制御手段11は、第1検知手段18から第1検知信号を受信していなければ、(S301のNo)、平常運転を継続させる(S302)。
平常運転が行われている時に第1レベルの振れが検知されると(S301のYes)、運転制御手段11は、長周期揺れによる被害を防止するため、エレベータを管制運転に移行させる(S303)。
第1検知手段18が第1レベルの振れを検知するのは、かご1が上方側の終端階の乗場12或いは下方側の終端階の乗場12に停止している時である。このため、エレベータが管制運転に移行する時、かご1は何れかの終端階に停止している。以下においては、管制運転に移行する時にかご1が停止している階のことを移行時停止階ともいう。移行時停止階は、最初に第1レベルの振れが検知された時のかご1の停止階である。
運転制御手段11は、エレベータを管制運転に移行させた後も、登録された呼びにかご1を応答させる。但し、運転制御手段11は、一部の機能については制限を設け、必要に応じて強制的な管理を実施する。
かご1が停止している間は、主ロープ3のうち、動きが拘束されていない部分の距離が変化しない。例えば、かご1が停止している間、主ロープ3のうち、かご1に連結されている端部から駆動綱車に巻き掛けられている部分の距離は変化しない。このため、第1検知手段18が第1レベルの振れを検知した後もかご1が停止し続けると、主ロープ3の揺れが大きくなる可能性がある。
そこで、運転制御手段11は、エレベータを管制運転に移行させると、先ず、現在戸開しているか否かを判定する。移行時停止階において戸開中であれば、運転制御手段11は、強制的な戸閉を行うための動作(以下、「戸閉強制動作」ともいう)を開始させる(S304)。
戸閉強制動作は、戸閉動作を強制的に開始させるための動作である。戸閉を阻止するための条件が成立していない場合、S304において戸開中であれば、運転制御手段11は、戸閉強制動作として戸閉動作を強制的に開始させる。
かご1は戸開釦(図示せず)を備える。戸開釦は、かご戸14及び乗場戸15を開放させておくために乗客がかご1内で押すための釦である。また、かご戸14に反転装置(図示せず)が備えられる。反転装置は、戸閉動作が行われているかご戸14及び乗場戸15の動作を反転させるための装置である。反転装置は、例えば、セーフティシューからなる。S304において戸開中であっても、戸開釦が押されている場合或いは反転装置が操作されている場合、運転制御手段11は、戸閉動作を開始させない。かかる場合、運転制御手段11は、戸閉強制動作として、戸閉動作を強制的に開始する旨を報知装置16から報知させる。
戸開釦及び反転装置は、戸閉を阻止するための手段の一例である。戸閉阻止手段として他の装置を備えても良い。
運転制御手段11は、移行時停止階において戸閉を検知すると、主ロープ3の第2レベルの振れが第2検知手段19によって検知されたか否かを判定する(S305)。運転制御手段11は、第2検知手段19から第2検知信号を受信すると(S305のYes)、運転を休止させる(S306)。この場合、かご1は、その後も移行時停止階に停止し続ける。保守員の点検によって異常が検出されないことを条件に、エレベータは平常運転に復帰される。
S305において第2検知手段19から第2検知信号を受信していなければ(S305のNo)、運転制御手段11は、かご1をもう一方の終端階まで走行させ、停止させる(S307)。例えば、S301において第1レベルの振れが検知された際にかご1が上方側の終端階に停止していれば、運転制御手段11は、かご1を下方側の終端階まで走行させる。
S307においてかご1の走行が開始されると、第1レベルカウンタがクリア(N1=0)される。第1検知手段18は、S307においてかご1が終端階に停止した後に、光電センサ17−Ax1及び17−Ay1の動作回数のカウントを改めて開始する。
かご1が走行している間、主ロープ3のうち、動きが拘束されていない部分の距離は絶えず変化する。例えば、かご1が走行すると、主ロープ3のうち、かご1に連結されている端部から駆動綱車に巻き掛けられている部分の距離が変化する。このため、かご1が一方の終端階に停止している時に第1レベルの振れが検知されても、かご1をもう一方の終端階に移動させることによって、主ロープ3の揺れが増幅することを抑えることができる。即ち、本エレベータ装置では、かご1を走行させることにより、主ロープ3が建物の揺れに共振してその振幅が増大してしまうことを防止する。
S307においてかご1が終端階に停止すると、運転制御手段11は、呼びが登録されているか否かを判定する(S308)。呼びが登録されていれば、運転制御手段11は、その呼びへの応答に必要な動作を実施する(S309)。具体的に、運転制御手段11は、S308において呼びが登録されていれば、その呼びに応答するために戸開動作を開始させる。この時、運転制御手段11は、停止時間に制限があることを報知装置16から報知させる。例えば、運転制御手段11は、戸閉動作が強制的に行われる可能性がある旨を報知装置16から報知させる。
次に、運転制御手段11は、戸閉するための条件が成立したか否かを判定する(S310)。S310において成立の有無を判定する戸閉条件は、平常運転の時に採用されている条件と同じである。例えば、かご1内で乗客が戸閉釦(図示せず)を押すことにより、戸閉条件は成立する。戸閉条件が成立すると、運転制御手段11は、戸閉動作を開始させる(S311)。S311において戸閉が完了すると、運転制御手段11はS305の処理に戻る。即ち、第2レベルの振れが検知されていなければ、運転制御手段11は、戸閉が完了した直後にかご1をもう一方の終端階まで走行させる。
S308において呼びが登録されていない場合、運転制御手段11は、主ロープ3の第1レベルの振れが第1検知手段18によって再度検知されたか否かを判定する(S312)。また、運転制御手段11は、S309において戸開した後、S310において戸閉条件が成立するまで、主ロープ3の第1レベルの振れが第1検知手段18によって再度検知されたか否かを判定する(S312)。
S307においてかご1が終端階に停止した後、S312において第1レベルの振れが検知されると、運転制御手段11はS304の処理に戻る。即ち、現在戸開中であれば、運転制御手段11は戸閉強制動作を開始させる。これにより、かご1が呼びに応答して乗場12で戸開した場合であっても、かご1がその乗場12に停止している時に第1レベルの振れが検知されると、強制的な戸閉動作或いは強制的な戸閉動作が行われる旨の報知が行われる。その後、戸閉が完了した直後にかご1の走行を開始すれば、主ロープ3の揺れが増幅することを防止できる。
また、管制運転中にかご1が呼びに応答して乗場12で戸開する場合は、戸閉動作が強制的に行われる可能性がある旨が報知装置16から報知される。乗客は、乗降時間に制限があることを認識した上で、エレベータを継続して利用することができる。
S312において第1レベルの振れが検知されていなければ、運転制御手段11は、S307においてかご1が終端階に停止してから一定時間が経過したか否かを判定する(S313)。呼びに応答してS309において戸開した場合は、戸開してから一定時間が経過したかをS313において判定しても良い。上記一定時間は、例えば、3分程度に設定される。S313において一定時間が経過していなければ、運転制御手段11はS312の処理に戻る。
S313において一定時間が経過すると、運転制御手段11は、現在戸開中であれば、戸閉強制動作を開始させる(S314)。例えば、S309において戸開してから、第1レベルの振れが検知されることなくかご1が乗場12に一定時間停止し続けた場合、運転制御手段11は、戸閉強制動作を開始させる。
運転制御手段11は、S313において一定時間が経過した後に戸閉を検知すると、現在の停止階が移行時停止階であるか否かを判定する(S315)。現在の停止階が移行時停止階でなければ(S315のNo)、運転制御手段11はS305の処理に戻る。その後、運転制御手段11は、第2レベルの振れが検知されていないことを条件に、かご1をもう一方の終端階まで走行させ、停止させる(S307)。この時にかご1が停止する終端階は、必然的に移行時停止階となる。
一方、現在の停止階が移行時停止階であれば(S315のYes)、運転制御手段11は、主ロープ3の揺れは収まったと判断する。運転制御手段11は、管制運転を解除し、エレベータを平常運転に復帰させる(S316)。
上記構成を有するエレベータ装置であれば、地震或いは強風等によって建物に揺れが発生した場合であっても、エレベータの長尺物が昇降路4内の機器に接触したり引っ掛かったりすることを防止することができる。エレベータを管制運転に移行させた後も、乗降時間を制限した上で、登録された呼びにかご1を応答させることができる。
本エレベータ装置であれば、共振階が予め設定されていない建物或いは非共振階が存在しない建物においても、長周期揺れ発生時の被害を最小限に抑えることができる。非共振階は、かご1が停止している時にエレベータの長尺物が建物の揺れに共振し難い、或いは共振しない階である。
本実施の形態では、かご1の停止中に発生した主ロープ3の振れに基づいてエレベータを管制運転に移行させるため、かご1の走行中は、光電センサ17の動作(検知装置9による検知機能)を無効に設定した。これは一例を示すものである。光電センサ17の動作は、常に有効に設定しておいても良い。かかる場合、運転制御手段11は、平常運転時に第1レベルの振れが検知されると、かご1が停止中であるか否かを判定する。運転制御手段11は、かご1が停止中であれば、エレベータを管制運転に移行させる。運転制御手段11は、例えば、かご位置検出手段10によって検出されたかご位置に基づいて、かご1が停止中であるか否かを判定する。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の全体構成を示す図である。図7に示すエレベータ装置には、急行ゾーンが設定されている。かご1は、基本的に急行ゾーンで停止しない。図7は、急行ゾーンの下方に複数の乗場12が設けられ、急行ゾーンの上方に複数の乗場12が設けられている場合を一例として示している。実施の形態1で説明したエレベータ装置は、本実施の形態において、急行ゾーンの上方及び下方に乗場12がそれぞれ1つずつしか設けられていないものに相当する。
図8は、この発明の実施の形態2における制御装置8の動作を説明するためのフローチャートである。図8のS401乃至S406に示す動作は、図6のS301乃至S306に示す動作と同じである。また、図8のS408乃至S416に示す動作は、図6のS308乃至S316に示す動作と同じである。
S405において第2検知手段19から第2検知信号を受信していなければ(S405のNo)、運転制御手段11は、急行ゾーンを通過するようにかご1を走行させ、乗場12に停止させる(S407)。例えば、かご1が現在停止している階が急行ゾーンより上方の階であれば、運転制御手段11は、急行ゾーンより下方の階に向けてかご1の走行を開始させる。この時、呼びが登録されていれば、運転制御手段11は、登録されている呼びにかご1が応答するように、急行ゾーンより下方の階でかご1を停止させる。呼びが登録されていない場合、運転制御手段11は、急行ゾーンより下方にある何れかの階に、かご1を停止させる。例えば、運転制御手段11は、かご1を最下階で停止させる。
なお、S415において現在の停止階が移行時停止階でないと判定された直後にS407の処理を行う場合のみ、運転制御手段11は、移行時停止階に向けてかご1を走行させ、移行時停止階にかご1を停止させる。
本実施の形態において説明しない構成及び動作は、実施の形態1で開示した構成及び動作と同じである。
上記構成を有するエレベータ装置では、急行ゾーンを通過するようにかご1を走行させるため、長尺物の固有周期を大きく変化させることができる。長尺物の揺れが増大することを容易に防止できる。急行ゾーンが設けられたエレベータ装置においても、実施の形態1で開示した効果と同様の効果を奏することができる。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3におけるエレベータ装置の全体構成を示す図である。図9は、3つ以上の乗場12が備えられたエレベータ装置の一例を示している。図9に示すエレベータ装置に急行ゾーンが設定されていても構わない。
図10は、この発明の実施の形態3における制御装置8の動作を説明するためのフローチャートである。図10のS501乃至S506に示す動作は、図6のS301乃至S306に示す動作と同じである。また、図10のS509乃至S511に示す動作は、図6のS309乃至S311に示す動作と同じである。図10のS513乃至S517に示す動作は、図6のS312乃至S316に示す動作と同じである。
S505において第2検知手段19から第2検知信号を受信していなければ(S505のNo)、運転制御手段11は、呼びが登録されているか否かを判定する(S507)。呼びが登録されていれば、運転制御手段11は、登録されている呼びにかご1が応答するようにかご1を走行させ、停止させる(S508)。一方、呼びが登録されていなければ、運転制御手段11は、かご1を終端階まで走行させ、停止させる(S512)。
なお、S516において現在の停止階が移行時停止階でないと判定された直後にS512の処理を行う場合のみ、運転制御手段11は、移行時停止階に向けてかご1を走行させ、移行時停止階にかご1を停止させる。
本実施の形態において説明しない構成及び動作は、実施の形態1で開示した構成及び動作と同じである。
上記構成を有するエレベータ装置であれば、登録されている呼びにかご1を応答させることを優先させた上で、実施の形態1で開示した効果と同様の効果を奏することができる。また、多数の乗場12がある一般的なエレベータ装置に容易に適用できる。
この発明は、長尺物の振れを検知する装置を備えたエレベータに適用できる。
1 かご、 2 つり合いおもり、 3 主ロープ、 4 昇降路、 5 巻上機、 6 機械室、 7 制御盤、 8 制御装置、 9 検知装置、 10 かご位置検出手段、 11 運転制御手段、 12 乗場、 13 戸駆動装置、 14 かご戸、 15 乗場戸、 16 報知装置、 17 光電センサ、 17a 投光器、 17b 受光器、 18 第1検知手段、 19 第2検知手段
この発明に係るエレベータ装置は、エレベータの長尺物の振れを検知する検知装置と、検知装置によって第1レベルの振れが検知されると、エレベータを管制運転に移行させる制御装置と、を備え、制御装置は、管制運転中にかごを呼びに応答させて乗場で戸開させた場合は、検知装置によって第1レベルの振れが再度検知される強制的な戸閉を行うための動作を開始させ、第1レベルの振れより大きい第2レベルの振れが検知装置によって検知されていなければ、戸閉が完了した直後にかごの走行を開始させるものである。


Claims (9)

  1. エレベータの長尺物の振れを検知する検知装置と、
    前記検知装置によって第1レベルの振れが検知されると、エレベータを管制運転に移行させる制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記管制運転中にかごを呼びに応答させて乗場で戸開させた場合は、前記検知装置によって第1レベルの振れが再度検知されると、強制的な戸閉を行うための動作を開始させるエレベータ装置。
  2. 乗場又は前記かごに設けられた報知装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記管制運転中に前記かごを呼びに応答させて乗場で戸開させる場合は、戸閉動作が強制的に行われる可能性がある旨を前記報知装置から報知させる請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記制御装置は、前記管制運転中に第1レベルの振れが再度検知されたことによって戸閉動作を強制的に開始させた場合は、第1レベルの振れより大きい第2レベルの振れが前記検知装置によって検知されていなければ、戸閉が完了した直後に前記かごの走行を開始させる請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記制御装置は、戸閉が完了した直後に、前記かごを終端階まで走行させる請求項3に記載のエレベータ装置。
  5. 前記制御装置は、戸閉が完了した直後に、前記かごが急行ゾーンを通過するように前記かごを走行させる請求項3に記載のエレベータ装置。
  6. 前記制御装置は、戸閉が完了した直後に、登録されている呼びに前記かごが応答するように前記かごを走行させる請求項3に記載のエレベータ装置。
  7. 戸閉を阻止するための戸閉阻止手段と、
    乗場又は前記かごに設けられた報知装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記管制運転中に前記かごを呼びに応答させて乗場で戸開させた後に前記検知装置によって第1レベルの振れが再度検知された場合であっても、前記戸閉阻止手段によって戸閉が阻止されている場合は、戸閉動作を開始させず、戸閉動作を強制的に開始する旨を前記報知装置から報知させる請求項1に記載のエレベータ装置。
  8. 前記制御装置は、前記管制運転中に前記かごを呼びに応答させて乗場で戸開させた後、前記検知装置によって第1レベルの振れが再度検知されることなく前記かごがその乗場に一定時間停止し続けた場合は、前記管制運転に移行した時に前記かごが停止していた停止階まで前記かごを走行させる請求項1から請求項7の何れか一項に記載のエレベータ装置。
  9. 前記制御装置は、前記かごを前記停止階に停止させた後、前記検知装置によって第1レベルの振れが再度検知されることなく前記かごが前記停止階に一定時間停止し続けた場合は、前記管制運転を解除してエレベータを平常運転に復帰させる請求項8に記載のエレベータ装置。
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