JP6881850B2 - エレベータシステム - Google Patents
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Description
ここで、上記エレベータシステムにおいて、上記信号処理手段は、エレベータの運転停止時に上記計測データが一定時間同じ値であった場合に異常とみなして発報することを特徴とする。
また、別の観点によれば、上記エレベータシステムにおいて、上記信号処理手段は、上記センサが設置される場所の温度環境を考慮して、第1の時間帯と第2の時間帯とで上記センサの計測データに含まれるオフセット誤差を検出し、そのオフセット誤差に基づいて上記センサの計測データを時間帯別に補正することを特徴とする。
また、別の観点によれば、上記エレベータシステムにおいて、上記計測データが示す揺れの強さに基づいて、単位時間当たりのデータ通信回数を定めた通信頻度を変更して、上記計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信する通信頻度制御手段を具備したことを特徴とする。
図1は第1の実施形態に係るエレベータシステムの概略構成例を示す図である。図1の例では、エレベータ全体の制御を行うエレベータ制御装置10と巻上機17が上部機械室1に設けられている。なお、機械室を持たないマシンルームタイプのエレベータでは、エレベータ制御装置10と巻上機17が昇降路2内の上部に配置される。
エレベータ制御装置10は、通信端末CS2から送信された加速度センサS2の計測データを通信端末CMを介して受信する。エレベータ制御装置10は、計測データによって示される揺れの強さ(ガル値)が第1の閾値TH1以上であった場合、運転モードを平常運転モードから管制運転モードに切り替える機能を有している。エレベータ制御装置10は、計測データによって示される揺れの強さ(ガル値)が耐震基準に対応した第2の閾値TH2以上であった場合、エレベータ(乗りかご12)の運転を即時休止させる機能を有している。また、この機能を通信端末CMに搭載し、計測データによって示される揺れの強さ(ガル値)が上記第2の閾値TH2以上であった場合、その旨を示す信号をエレベータ制御装置へ送り、エレベータ(乗りかご12)の運転を即時停止させても良い。
「検出周期」が「長」とは、言い換えればサンプリング周波数が低い状態を示す。「検出周期」が「短」とは、言い換えればサンプリング周波数が高い状態を示す。
図7は通信端末CS2による信号処理の動作を示すフローチャートである。なお、乗りかご12に設けられた通信端末CS1の処理動作についても同様である。
図9は通信端末CS2による死活監視時の処理動作を示すフローチャートである。なお、乗りかご12に設けられた通信端末CS1の処理動作についても同様である。
次に、第2の実施形態について説明する。
第1の時間帯になったとき(ステップST31のYES)、信号処理部102は、エレベータ(乗りかご12)の運転停止時に加速度センサS2の出力値(計測データ)に含まれるオフセット誤差を検出し、そのオフセット誤差に基づいて加速度センサS2の出力値(計測データ)を補正する(ステップST32)。
Claims (7)
- 少なくとも乗りかごまたはカウンタウェイトに設置され、その設置場所での揺れを検出するバッテリ駆動型のセンサと、このセンサで検出された揺れの強さを示す計測データをエレベータ制御装置に送信する通信端末とを備えたエレベータシステムにおいて、
上記センサの計測データに含まれるオフセット誤差を検出し、そのオフセット誤差に基づいて上記センサの計測データを補正する信号処理手段と、
この信号処理手段による補正後の計測データを予め設定された検出周期で入力する入力手段と、
この入力手段によって入力された計測データが示す揺れの強さに基づいて上記検出周期を制御する検出周期制御手段とを具備し、
上記信号処理手段は、
エレベータの運転停止時に上記計測データが一定時間同じ値であった場合に異常とみなして発報することを特徴とするエレベータシステム。 - 上記信号処理手段は、
エレベータの運転停止時に上記センサの計測データに含まれるオフセット誤差を検出し、そのオフセット誤差に基づいて上記センサの計測データを補正することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。 - 少なくとも乗りかごまたはカウンタウェイトに設置され、その設置場所での揺れを検出するバッテリ駆動型のセンサと、このセンサで検出された揺れの強さを示す計測データをエレベータ制御装置に送信する通信端末とを備えたエレベータシステムにおいて、
上記センサの計測データに含まれるオフセット誤差を検出し、そのオフセット誤差に基づいて上記センサの計測データを補正する信号処理手段と、
この信号処理手段による補正後の計測データを予め設定された検出周期で入力する入力手段と、
この入力手段によって入力された計測データが示す揺れの強さに基づいて上記検出周期を制御する検出周期制御手段とを具備し、
上記信号処理手段は、
上記センサが設置される場所の温度環境を考慮して、第1の時間帯と第2の時間帯とで上記センサの計測データに含まれるオフセット誤差を検出し、そのオフセット誤差に基づいて上記センサの計測データを時間帯別に補正することを特徴とするエレベータシステム。 - 上記信号処理手段は、
上記第1の時間帯で検出されたオフセット誤差と上記第2の時間帯で検出されたオフセット誤差との間に一定値以上の差があった場合に異常とみなして発報することを特徴とする請求項3記載のエレベータシステム。 - 少なくとも乗りかごまたはカウンタウェイトに設置され、その設置場所での揺れを検出するバッテリ駆動型のセンサと、このセンサで検出された揺れの強さを示す計測データをエレベータ制御装置に送信する通信端末とを備えたエレベータシステムにおいて、
上記センサの計測データに含まれるオフセット誤差を検出し、そのオフセット誤差に基づいて上記センサの計測データを補正する信号処理手段と、
この信号処理手段による補正後の計測データを予め設定された検出周期で入力する入力手段と、
この入力手段によって入力された計測データが示す揺れの強さに基づいて上記検出周期を制御する検出周期制御手段と、
上記計測データが示す揺れの強さに基づいて、単位時間当たりのデータ通信回数を定めた通信頻度を変更して、上記計測データを上記通信端末から上記エレベータ制御装置に送信する通信頻度制御手段と
を具備したことを特徴とするエレベータシステム。 - 上記センサは、加速度センサであり、
上記信号処理手段は、
上記加速度センサの各軸の信号毎にオフセット誤差を個別に補正するか、あるいは、上記加速度センサの各軸の信号を合成した信号に対してオフセット誤差を補正することを特徴とする請求項1、3、5のいずれか一項に記載のエレベータシステム。 - 上記計測データが示す揺れの強さに基づいて、上記通信端末および上記センサの動作状態を確認するための死活監視を実行する監視手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1、3、5のいずれか一項に記載のエレベータシステム。
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