JP3728898B2 - 振動検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスメータなどに設置されて地震の振動を検知する振動検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の振動検出装置は、図14のようなものが知られていた。以下、その方法について図14を参照しながら説明する。
【0003】
図14に示すように、X方向の振動を検出する振動加速度センサ1と、Y方向の振動を検出する振動加速度センサ2と、Z方向の振動を検出する振動加速度センサ3と、各振動加速度センサの信号を増幅する増幅回路4,5,6と、各増幅回路からの信号を取り込んで計測する計測回路7と、各振動加速度センサ1,2,3とその増幅回路4,5,6と、計測回路7に駆動用の電力を供給する電源8とで構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来技術では、地震のようにいつ発生するかわからない現象を計測するためには、常時振動加速度センサの信号を監視していなければならず、増幅回路には常時通電されていた。その結果、電源としては、商用のAC電源を用いるか、電池としても大型の電池を用いなければならず、小型化や設置の自由度が制約されるという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、複数個の振動検出手段と、前記振動検出手段の信号を変換する信号変換手段と、前記振動検出手段と前記信号変換手段との接続を切換える接続選択手段と、前記信号変換手段と前記接続選択手段の動作を制御する動作制御手段と、前記振動検出手段の信号が異常か否かを監視する異常監視手段と、前記複数個の振動検出手段の信号をベクトル合成するベクトル合成手段と、前記ベクトル合成手段の信号を用いて地震か否かを判定する地震判定手段とを備え、前記接続選択手段は、前記振動検出手段の切換え時間を異常検出後は異常検出前より短くする構成とした。
【0006】
上記発明によれば、特定の振動検出手段と信号変換手段と接続選択手段のみを動作させることができるので、消費電力を低減することができるとともに、1個の信号変換手段で構成することができ、小型化および低コスト化が実現できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、複数個の振動検出手段と、前記振動検出手段の信号を変換する信号変換手段と、前記振動検出手段と前記信号変換手段との接続を選択する接続選択手段と、前記信号変換手段と前記接続選択手段の動作を制御する動作制御手段を備えた。そして、特定の振動検出手段と信号変換手段と接続選択手段のみを動作させることができるので、消費電力を低減することができるとともに、1個の信号変換手段で構成することができ、小型化および低コスト化が実現できる。
【0008】
また、接続選択手段は、接続に優先順位を設けて行うこととした。そして、優先順位をつけることで、特定の振動のみを重点的に監視することができ、振動の未検出を防止することができる。
【0009】
また、接続選択手段は、複数個の振動検出手段を順次切換えて接続するように優先順位を設けて行うこととした。そして、順次切換えることですべてを均等に接続することができ、振動の未検出を防止することができる。
【0010】
また、接続選択手段は、複数個の振動検出手段のうち、所定の振動検出手段のみを優先して接続するように優先順位を設けて行うこととした。そして、所定の振動検出手段を優先することで、特定の振動のみを重点的に監視することができ、振動の未検出を防止することができる。
【0011】
また、接続選択手段は、複数個の振動検出手段のうち、2個の振動検出手段のみを優先して接続するように優先順位を設けて行うこととした。そして、振動が良く発生する2方向を優先することができ、振動の未検出を防止することができる。
【0012】
また、接続選択手段によって選択された振動検出手段に対応して、振動の補正を行う振動補正手段を備えた。そして、振動検出手段が異なる種類の場合や、感度が異なる場合でも、補正しながら振動検出を行うので精度の高い計測を可能とすることができる。
【0013】
また、振動検出手段の信号が異常か否かを監視する異常監視手段と、前記異常監視手段が異常を検出するまで接続選択手段により特定の振動検出手段を接続する構成とした。そして、異常を検出するまで特定の振動検出手段を接続することで、振動の未検出を防止することができる。
【0014】
また、振動検出手段の信号が異常か否かを監視する異常監視手段と、前記異常監視手段が異常を検出した後は、接続選択手段により特定の振動検出手段を接続する構成とした。そして、異常を検出した後は、接続選択手段により特定の振動検出手段を接続することで、異常の振動をより精度良く検出することができる。
【0015】
また、異常監視手段が異常を検出した後は、接続選択手段により特定の振動検出手段を接続し、接続された振動検出手段の信号のベクトル合成を行うベクトル合成手段を備えた。そして、振動検出手段の信号のベクトル合成を行うことで、振動の真の大きさを検出することができ、異常の検出をより精度良く行うことができる。
【0016】
また、ベクトル合成手段の信号から地震か否かを判定する地震判定手段を備えた。そして、地震判定手段を設けることで振動信号から地震を判別することができる。
【0017】
また、直交する3方向に振動の主感度を有した3個の振動検出手段と、前記振動検出手段と1個の信号変換手段との接続を順次切換える接続選択手段を備えた。そして、直交する3方向の振動を検出することで、どの方向に振動検出手段を設置しても、振動を検出することができる。
【0018】
また、3個の振動検出手段のうち、水平方向に振動の主感度を有した2個の振動検出手段の接続を優先して順次切換える接続選択手段を備えた。そして、水平方向の2つの振動を検出することで地震動を効率よく検出することができる。
【0019】
また、電池を電源手段とした。そして、電池を電源とすることで電源のない場所への設置が可能になり設置の自由度を向上することができる。
【0020】
また、振動検出手段の設置方向を検出する姿勢検知手段と、前記姿勢検知手段の信号により優先する振動検出手段を選択する接続選択手段を備えた。そして、姿勢を検知することで、もっとも検出に適した方向に設置された振動検出手段を使用することができる。
【0021】
また、姿勢検知手段は、振動検出手段の信号から姿勢を検出する構成とした。そして、振動検出手段の信号で姿勢を検知することで、新たに検出手段を設ける必要がなく小型化と低コスト化ができる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0023】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の振動検出装置のブロック図である。図1において、9はX方向の振動を検出する振動検出手段としてのセンサX、10はY方向の振動を検出する振動検出手段としてのセンサY、11はZ方向の振動を検出する振動検出手段としてのセンサZ、12はセンサの信号を増幅する信号変換手段としての増幅回路、13はセンサXとセンサYとセンサZを順次切換えて増幅回路12に接続する切換器(接続選択手段)、14は切換器13と増幅回路12の動作を制御する動作制御手段としての動作制御回路、15は動作制御手段のコントロールを行うマイコンである。そして、マイコン15は内部のソフト処理により、センサの信号の補正を行う振動補正手段としての補正処理と、センサ信号から異常を判定する異常監視手段としての異常監視処理と、センサXとセンサYとセンサZの信号をベクトル合成するベクトル合成処理と、ベクトル合成後の信号データを地震か否かの判定を行う地震判別手段としての地震判定処理を行う。ここで、16は電源に用いる電池であり、センサX9とセンサY10とセンサZ11は互いに直交する方向に設置されているもので、X方向とY方向は水平方向で、Z方向は鉛直方向で説明する。
【0024】
次に動作、作用について図2から図5を用いて説明する。図2に示すように、本発明の振動検出装置は、マイコンの出力ポート2からの信号により動作制御回路14が切換器13と増幅回路12を所定時間T(例えば、100m秒間隔)で動作できるように間欠的に電源を供給する。そして、マイコンの出力ポート1からの信号により切換器13が、センサX9と増幅回路12を接続したとき、マイコン15がセンサX9の振動データをA/D入力からA/D変換してデータを入力する。そして、そのデータはセンサX9の補正係数で補正され正しい振動データとして異常判定が行われる。異常がなければ、切換器13と増幅回路12の電力をオフにする。そして、再び所定時間Tの間隔を待機し、時間になれば、再度切換器13と増幅回路12を動作できるように電源を供給する。この時には、センサY10と増幅回路12を接続するようにし、以下異常がなければ順次、センサZ11に続けてセンサX9として切換えて繰り返し計測するものである。
【0025】
また、異常が発生していると判定した場合は、異常が発生したセンサの次の順番のセンサ、例えば、センサY10で異常が発生すれば、センサZ11とセンサX9とセンサY10の順番に順次切換えて、振動データをマイコンデータとして入力する。そのデータは、各センサに対応した補正係数で補正される。そして、3方向の振動が計測完了すれば、切換器13と増幅回路12への電力供給を停止し、所定時間Tの間隔を待機する。そして、時間になれば、再度切換器13と増幅回路12を動作できるように電源を供給して、所定データ数の振動データを入力する。そして、3つの方向の振動データをベクトル合成したデータ列値によって地震の異常か否かを判定し、異常がなければ、初期の計測周期Tの待機状態へ戻る。異常と判定すれば、異常に対する処理、例えば、警報音の発生などを行い、異常が解除されるまで待機する。
【0026】
図4と図5に、そのタイミングチャートを示す。ここでは、切換える計測周期Tが100m秒、電源オンとしての計測時間ΔTは10m秒とした。この時間間隔で計測することで、地震の主な周波数成分である1Hz帯域を見逃すことなく計測することができる。また、異常検出後は、3つのセンサをおおよそ計測時間ΔTの10m秒ごとに切換えて、計測周期Tで計測することで、3方向の振動を同時に計測したことと擬似的に一致させることができる。
【0027】
このように、1個のセンサで振動の異常を監視して擬似的に3方向の振動監視を行うことで、消費電力をおおよそ1/3に低減することができるとともに、1個の増幅回路で構成することができ、小型化および低コスト化が実現できる。また、優先順位をつけ順次切換えて接続することで、すべての方向の振動を均等に接続することができ、振動の未検出を防止することができる。さらに、振動補正処理によって、センサが各方向で異なる種類の場合や、感度が異なる場合でも、補正しながら計測できるので、精度の高い振動検出を可能とすることができる。そして、異常を検出するまで3方向のセンサを短時間で切換えて接続することで、振動の未検出を防止することができる。また、異常を検出した後は、切換器により3方向のセンサを接続してベクトル合成することで、異常の振動をより精度良く検出することができる。さらに、地震判定手段を設けることで振動信号から地震を判別することができる。また、3方向のセンサはお互いに直交する方向に振動の主感度を有しているので、どの方向にセンサを設置しても、振動を検出することができる。そして、電池を電源とすることで電源のない場所への設置が可能になり設置の自由度を向上することができる。
【0028】
(実施例2)
図6は本発明の実施例2の振動検出装置を示すフローチャートである。ここで、実施例1と同様の構成のものは同じ番号を付記する。そして、実施例1と異なる点は、異常を検知するまで優先するセンサを水平方向に設置したセンサX9とセンサY10に設定したことにある。ここで、センサX9とセンサY10の配置は、お互いの主軸方向が90°に交わるようにした。また、構成は図1と同様であり、動作を示すタイミングチャートは図7に示す。
【0029】
次に動作、作用について説明する。図6に示すように、所定時間Tで動作制御回路14が切換器13と増幅回路12を動作できるように電源を供給する。そして、切換器13が、センサX9と増幅回路12を接続し、マイコン15がセンサX9の振動データをA/D変換して入力する。そして、そのデータはセンサX9の補正係数で補正され、異常が発生しているか否かを判定する。異常がなければ、切換器13と増幅回路12の電力をオフにする。そして、再び所定時間Tの間隔で待機し、時間になれば再度切換器13と増幅回路12を動作できるように電源を供給する。この時には、センサY10と増幅回路12を接続するようにし、以下異常がなければ順次センサX9とセンサY10の2つのセンサを切換えて計測するものである。
【0030】
また、異常が発生していると判定した場合は、実施例1と同様に、図3に示すフローチャートにしたがって、3方向のセンサから振動データを所定データ数入力してベクトル値列を求め、そのベクトル値列から地震の異常か否かを判定し、異常がなければ、初期の計測周期Tの待機状態へ戻る。異常と判定すれば、異常に対する処理、例えば、警報音の発生などを行い、異常が解除されるまで待機するものである。
【0031】
このように、通常の監視時は、水平方向の2方向のみを優先して接続することによって、地震動が良く発生する2方向を優先することができ、振動の未検出を防止することができる。
【0032】
(実施例3)
図8は本発明の実施例3の振動検出装置を示すフローチャートである。ここで、実施例1と同様の構成のものは同じ番号を付記する。そして、実施例1と異なる点は、振動検出手段としてのセンサを水平方向にセンサX9とセンサY10に2個のみ設置したことである。そして、異常を検知した後、センサX9とセンサY10の2方向を切換えて接続し、2方向からの振動ベクトルを求めて、地震か否かを判定して、異常判定をおこなうものである。ここで、センサX9とセンサY10の配置は、お互いの主軸方向が90°に交わるようにした。また、構成は図1からセンサZを取り除いたものであり、図9には動作を示すタイミングチャートを示す。
【0033】
次に動作、作用について説明する。図8に示すように、異常が発生したと判定した場合は、異常が発生したセンサの次の順番のセンサ、例えば、センサY10で異常が発生すれば、センサX9へ切換え、そして再びセンサY10、センサX9の順番に順次切換えて、所定数だけ振動データをマイコンデータとして入力する。そのデータは、各センサに対応した補正係数で補正される。そして、2方向の振動が計測完了すれば、切換器と増幅回路への電力供給を停止する。そして、2つの振動データ列から、ベクトル合成処理を行い、ベクトル値列を求める。そのベクトル値列によって地震の異常か否かを判定し、異常がなければ、初期の計測周期Tの待機状態へ戻る。異常と判定すれば、異常に対する処理、例えば、警報音の発生などを行い、異常が解除されるまで待機するものである。
【0034】
このように、地震のように水平方向の振動を計測していれば異常が検知できる場合は、2個の振動検出手段で構成することができ、装置の小型化および低コスト化が図れる。
【0035】
(実施例4)
図10は本発明の実施例4の振動検出装置の振動検出手段を示す構成図である。実施例1と異なる点は、図10に示すような静電容量型振動センサ17を用いて、姿勢検知手段としての姿勢検知処理を設けたことにある。ここで、姿勢検知処理は静電容量型振動センサ17のDC出力を用いて行うもので、静電容量型振動センサ17は振動がゼロの状態でも質量部18が重力の影響を受け、質量部18と固定部19との間の隙間20が変形するので、その時の容量変化を歪み量として信号変換手段としてのC/V回路21によりDC出力するものである。そして、この静電容量型振動センサ17を3個用いて、それぞれの主感度方向が互いに直交する方向に設置されているものである。図11に、静電容量型振動センサ17の出力特性を示す。センサの主感度方向が水平方向に向いている場合は、オフセット出力として出力がV/2であり、上向きにある場合は、出力がV/2+Vg、下向きにある場合は、出力がV/2−Vgの出力がある。
【0036】
次に動作、作用について説明する。図12に示すように、まずセンサXとセンサYとセンサZの順番に順次切換えてDC出力を計測する。そのDC出力からセンサがどの方向に設置されているかを姿勢検知手段としての姿勢傾斜角算出処理を行う。そして、重力による出力が発生していないセンサを用いることとする。なぜなら、出力が発生せずオフセット電圧のままの場合が、最も計測電圧範囲が広く取れるので振動検出に適しているのである。例えば、図13のように、センサXとセンサYの出力がV/2で、センサZの出力がV/2+Vgの場合、センサZが鉛直方向に設置されていると判断して、センサXとセンサYの出力を振動検知処理のデータとして使用するように優先して選択する。センサZは出力がV/2+Vg発生しているので、プラス方向の電圧レンジは、残りのV/2−Vgの電圧範囲しか計測でいないからである。検出センサの優先順位付けができれば、以下、実施例3で説明したように、2つのセンサを用いた処理により異常検出を行うものである。
【0037】
このように、姿勢検知手段を用いることで、どのセンサを用いれば良いかが判別でき、最も検出に適した方向に設置された振動検出手段を使用することができる。そして、振動センサと兼用することで、新たに検出手段を設ける必要がなく小型化と低コスト化ができる。
【0038】
以上の説明から明らかのように本実施例の振動検出装置によれば、次の効果が得られる。
【0039】
複数個の振動検出手段の信号を変換する信号変換手段と振動検出手段との接続を選択する接続選択手段と、前記信号変換手段と前記接続選択手段の動作を制御する動作制御手段を備えることで、特定の振動検出手段と信号変換手段と接続選択手段のみを動作させることができるので、消費電力を低減することができるとともに、1個の信号変換手段で構成することができ、小型化および低コスト化が実現できる。
【0040】
また、接続に優先順位を設けて行うことで、特定の振動のみを重点的に監視することができ、振動の未検出を防止することができる。
【0041】
また、複数個の振動検出手段を順次切換えて接続するように優先順位を設けて行うことで、すべてを均等に接続することができ、振動の未検出を防止することができる。
【0042】
また、複数個の振動検出手段のうち、所定の振動検出手段のみを優先して接続するように優先順位を設けて行うことで、特定の振動のみを重点的に監視することができ、振動の未検出を防止することができる。
【0043】
また、複数個の振動検出手段のうち、2個の振動検出手段のみを優先して接続するように優先順位を設けて行うことで、振動が良く発生する2方向を優先することができ、振動の未検出を防止することができる。
【0044】
また、接続選択手段によって選択された振動検出手段に対応して、振動の補正を行う振動補正手段を備えることで、振動検出手段が異なる種類の場合や、感度が異なる場合でも、補正しながら振動検出を行うので精度の高い計測を可能とすることができる。
【0045】
また、異常を検出するまで特定の振動検出手段を接続することで、振動の未検出を防止することができる。
【0046】
また、異常を検出した後は、接続選択手段により特定の振動検出手段を接続することで、異常の振動をより精度良く検出することができる。
【0047】
また、異常を検出した後、振動検出手段の信号のベクトル合成を行うことで、振動の真の大きさを検出することができ、異常の検出をより精度良く行うことができる。
【0048】
また、地震判定手段を設けることで振動信号から地震を判別することができる。
【0049】
また、直交する3方向の振動を検出することで、どの方向に振動検出手段を設置しても、振動を検出することができる。
【0050】
また、水平方向の2つの振動を検出することで地震動を効率よく検出することができる。
【0051】
また、電池を電源とすることで電源のない場所への設置が可能になり設置の自由度を向上することができる。
【0052】
また、振動検出手段の設置方向を検出する姿勢検知手段と、前記姿勢検知手段の信号により優先する振動検出手段を選択する接続選択手段を備えることで、もっとも検出に適した方向に設置された振動検出手段を使用することができる。
【0053】
また、振動検出手段の信号で姿勢を検知することで、新たに検出手段を設ける必要がなく小型化と低コスト化ができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、消費電力を低減できるとともに、1個の増幅回路で構成することができ、小型化および低コスト化を実現し、しかも異常を検出した後は、切換器により3方向のセンサを接続してベクトル合成することで、異常の振動をより精度良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の振動検出装置のブロック図
【図2】 同振動検出装置の動作を示すフローチャート
【図3】 同振動検出装置の他の動作を示すフローチャート
【図4】 同振動検出装置の動作を示すタイミングチャート
【図5】 同振動検出装置の他の動作を示すタイミングチャート
【図6】 本発明の実施例2の振動検出装置の動作を示すフローチャート
【図7】 同振動検出装置の動作を示すタイミングチャート
【図8】 本発明の実施例3の振動検出装置の動作を示すフローチャート
【図9】 同振動検出装置の動作を示すタイミングチャート
【図10】 本発明の実施例4の振動検出手段の構成図
【図11】 同振動検出装置の特性図
【図12】 同振動検出装置の動作を示すフローチャート
【図13】 同振動検出装置の特性図
【図14】 従来の振動検出装置を示す構成図
【符号の説明】
9 センサX(振動検出手段)
10 センサY(振動検出手段)
11 センサZ(振動検出手段)
12 増幅回路(信号変換手段)
13 切換器(接続選択手段)
14 動作制御手段(動作制御手段)
16 電池(電源手段)
17 静電容量型振動センサ(振動検出手段)
21 C/V回路(信号変換手段)
Claims (3)
- 複数個の振動検出手段と、前記振動検出手段の信号を変換する信号変換手段と、前記振動検出手段と前記信号変換手段との接続を切換える接続選択手段と、前記信号変換手段と前記接続選択手段の動作を制御する動作制御手段と、前記振動検出手段の信号が異常か否かを監視する異常監視手段と、前記複数個の振動検出手段の信号をベクトル合成するベクトル合成手段と、前記ベクトル合成手段の信号を用いて地震か否かを判定する地震判定手段とを備え、前記接続選択手段は、前記振動検出手段の切換え時間を異常検出後は異常検出前より短くする振動検出装置。
- 振動検出手段の設置方向を検出する姿勢検知手段と、前記姿勢検知手段の信号により優先する振動検出手段を選択する接続選択手段を備えた請求項1記載の振動検出装置。
- 姿勢検知手段は、振動検出手段の信号から姿勢を検出する請求項2記載の振動検出装置。
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