JP2011517956A - 焼くだけの冷凍ドーを製造する新規の方法 - Google Patents

焼くだけの冷凍ドーを製造する新規の方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011517956A
JP2011517956A JP2011505490A JP2011505490A JP2011517956A JP 2011517956 A JP2011517956 A JP 2011517956A JP 2011505490 A JP2011505490 A JP 2011505490A JP 2011505490 A JP2011505490 A JP 2011505490A JP 2011517956 A JP2011517956 A JP 2011517956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dough
fully fermented
frozen dough
fermented frozen
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011505490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5629679B2 (ja
Inventor
ボンジャン,ベルナルド
カペレ,ステファン
ポーター,マーティン デ
デリーメーケル,ピーター
Original Assignee
プラトス ナームローズ フェノートサップ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by プラトス ナームローズ フェノートサップ filed Critical プラトス ナームローズ フェノートサップ
Publication of JP2011517956A publication Critical patent/JP2011517956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5629679B2 publication Critical patent/JP5629679B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21DTREATMENT, e.g. PRESERVATION, OF FLOUR OR DOUGH, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS; PRESERVATION THEREOF
    • A21D10/00Batters, dough or mixtures before baking
    • A21D10/02Ready-for-oven doughs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21DTREATMENT, e.g. PRESERVATION, OF FLOUR OR DOUGH, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS; PRESERVATION THEREOF
    • A21D8/00Methods for preparing or baking dough
    • A21D8/02Methods for preparing dough; Treating dough prior to baking
    • A21D8/04Methods for preparing dough; Treating dough prior to baking treating dough with microorganisms or enzymes
    • A21D8/047Methods for preparing dough; Treating dough prior to baking treating dough with microorganisms or enzymes with yeasts

Abstract

本発明は、完全発酵された冷凍ドーを製造する新たな方法、その成分の配合、及び様々な種類のベーカリー製品を製造するプロセスに関する。本方法を用いて得られる完全発酵された冷凍ドーは、如何なる添加物の添加も必要とせず、また、さらなるプルーフィング工程を伴うことなく発酵された冷凍ドーを焼き上げることにより、高品質のベーカリー製品を提供することが可能である。
【選択図】なし

Description

本発明は、インスタント活性ドライイーストを用いて、完全発酵された冷凍ドーを製造する方法に関する。本方法を用いて得られる完全発酵された冷凍ドーは、如何なる添加物の添加も必要とすることなく、また、さらなるプルーフィング工程(proofing step:二次発酵工程)を伴うことなく発酵された冷凍ドーを焼き上げることにより、高品質のベーカリー製品を提供することが可能である。
ベーカリー製品を製造する従来のプロセスは、成分を混合すること、ドーを捏ねること、ドーをより小さく分割すること、ドー・ピースの形を整え、成形すること、それを特定のボリュームまでプルーフすること、及び焼成することを含む。このプロセスは、面倒で時間がかかり、また、例えば焼き立てのパン特有の官能特性を有するパンを製造するための適切な設備及び有能なパン職人を必要とする。準備時間を最低限に抑え、さらに焼き立てのパンを提供するために、フードサービス、店舗ベーカリーの他、ホームベーキングにおいても、冷凍ドー製品が人気を得ている。
製造方法に応じて、冷凍ドーは様々な形態で利用することができる。事前発酵された冷凍ドーは、冷凍前にプルーフされているのに対し、プルーフされていない又は不完全にしかプルーフされていない冷凍ドーは、焼き上げる前にプルーフすることを要する。完全発酵された冷凍ドー(FFF)は、完全に予めプルーフされており、焼き上げる前にプルーフすることを要しない。つまりこれは、製造施設では、冷凍前に、材料及び/又は成分を有益に配合させ、ドーを混合させ、形を整え且つ完全にプルーフさせることが好まれることを意味する。次いで、これらのFFFドーの受容者は、冷凍庫からドーを取り出し、それらをトレイに載せ、オーブン内で焼成すると考えられる。
しかしながら、冷凍ドーの焼成効率は、冷凍貯蔵期間又は冷凍−解凍サイクルの回数が増大するにつれて低下する。さらに、冷凍ドーは、ドー及び焼成後に得られるベーカリー製品の官能特性の低下に結びつく。
品質及び焼成効率の損失は、加工条件、配合、イーストの種類、小麦粉の種類を調節することによって、及び添加物を使用することによって制限することができる。したがって、文献に記載されている冷凍ドーは典型的に、イースト用量が従来のものよりも高く及び/又は小麦粉のタンパク質が豊富であり、及び/又は、グルテンの添加、及び/又はモノグリセリド及びジグリセリド、ガム、デキストロース、脂肪、化学膨張剤、エタノール、ADA等の添加物の添加を伴う。これらの成分は全て、当業者によって通常使用されるものよりも高い濃度で添加される。さらに、特定の小麦粉及び添加物と併せて大量のイーストを使用することは生産者にとって経済的に実現不可能である。
添加物を必要とする方法は、冷凍前に如何なる発酵工程も行わないプロセスを伴うか、又は焼成前に制御温度での完全な解凍段階を必要とする。実際のところこの解凍段階がプルーフィング工程に対応するため、このようなドー製品は、プルーフする準備のできた(ready-to-proof)製品であるとみなされ得る。解凍後のプルーフィング工程がプロセスに含まれる場合、ドライイーストの使用は勧められない。
典型的に、例えば液体イースト又は圧搾イースト等の利用可能な最も新鮮なイーストを用いて最高品質の結果が得られることが、ベーカリー分野において、また当業者によって知られている。また、生産者によっては、「冷凍イースト」又は「冷凍耐性イースト」等の冷凍用途での使用に好適な新たな種類のイーストを開発している人もいる。インスタントイーストは、寒冷ショックに弱いことが知られているため、冷凍ドーにはめったに使用されない。さらに、冷凍ドーは、通常のドーのよりもイーストの量を2倍必要とする。
加えて、市場は、添加物を少量しか含有しない又はさらには全く組み込まないレシピをなお一層開発する必要がある。
本発明は、如何なる添加物も必要とせず且つさらなるプルーフィング工程を伴うことなく焼き上げることが可能である、完全発酵された冷凍ドーを得る新たな方法、及びドー、並びにこのようなドーを用いて得られるパン製品を提供することを目的とする。
本発明は、如何なる添加物の添加も伴うことなく完全発酵された冷凍ドーを得る方法を提供する。驚くべきことに、低濃度のインスタント活性ドライイースト、又は国際公開第2006/000065号パンフレットに記載のIADYを含む活性ベーカリー構成成分等の乾燥膨張剤を用いて、焼くだけの完全発酵された冷凍ドーを調製することが可能であることが見出された。完全発酵された冷凍ドーは、中間の冷凍期間を設けることなく製造される直接的なベークド製品に匹敵する、著しい容積の成長及び窯伸びを伴って焼き上げることができる。
したがって本発明は、完全発酵された冷凍ドーを製造する方法であって、
(a)少なくとも小麦粉、水、及びIADYとを混合することによってドーを調製する工程、
(b)ドーを捏ねると共に成形する工程、
(c)完全なプルーフィングに達するまでドーをプルーフする工程、並びに
(d)ドーを冷凍する工程、
を含む、方法を提供する。
前処理を行うことなく、好ましくは小麦粉に基づき0.5wt%〜2wt%の量で、インスタント活性ドライイーストを混合物に添加する。
より好ましくは、本発明の方法は、完全発酵された冷凍ドーを解凍すると共に焼成する工程をさらに含んでいてもよい。加えて、本方法は、焼成前に完全発酵された冷凍ドーの上面に切り込みを入れる工程をさらに含んでいてもよい。
好ましい実施の形態において、本発明の方法は、プルーフィング後及び冷凍前に平らにする工程をさらに含む。この平らにするプロセス中では、ドー製品の厚みを薄くするように冷凍前にドーを延ばすか又は加圧する。この工程は、ドー・ピースの貯蔵を最適なものにする。
さらに、本発明は、本発明の方法によって得られる完全発酵された冷凍ドー及びパン製品に関する。
本発明は、完全発酵された冷凍(FFF)ドー及びその製造方法に関する。冷凍後、本方法は、プルーフィング工程を経ることなく完全発酵された冷凍ドーを焼き上げることができる。本製品を製造する方法の重大な態様は、少量のインスタント活性ドライイースト(IADY)を使用することである。驚くべきことに、少量のIADYを使用する場合に、完全発酵された冷凍ドーを得ることができることが見出された。焼き上がると、著しい容積の成長及び窯伸びを特徴とするベーカリー製品を得ることができる。これらの特徴は、中間の冷凍期間を設けることなく製造される直接的なベークド製品に匹敵するものである。冷凍後にプルーフする必要がないため、本発明は、冷凍ドーから焼きたてのベーカリー製品を得るのに必要な時間を短縮する。さらに、冷凍及び/又は解凍後の最終プルーフのための高価なプルーフボックス(proofing boxes:ホイロ)に投資する必要がない上、さらに、中間の冷凍工程を設けることなく得られるものに匹敵する著しい品質を有する焼きたてのベーカリー製品が製造される。
本発明のプロセスは、標準的な焼成プロセスの規則に従うが、特定の種類の膨張剤、即ち、インスタント活性ドライイースト(IADY)、又はIADYを含みサワードーをベースとするドライベーカリー構成成分、及び限定するものではないが、小麦粉、塩、砂糖、脂肪、アスコルビン酸等のパン作りにおける標準的な成分を用いたドーの調製を含む。完全発酵された冷凍ドーは、添加物の添加を伴うことなく得ることができる。したがって、本発明による方法は、ベーカリー製品を改善するものである。
本発明中、用語「ベーカリー製品」は、例えば、最初の硬さが品質問題となるパン、ソフトロール、ベーグル、ドーナツ、デニッシュペストリ、ハンバーガロール、ピザ、ピタパン、チャバッタ、ケーキ、及び他のベークド製品を含む群から選択されるような、当該技術分野で既知のあらゆる種類のベーカリー製品、好ましくはパンを指す。柔らかい製品範囲の他に、バゲット、ロール、クラッカー、ビスケット、クッキー、パイクラスト、ラスク等の堅くパリパリとした製品範囲も存在する。より好ましくは、本発明は、当該技術分野で既知のあらゆる種類のパン製品について言及するものである。
本発明中、用語「完全発酵された冷凍」即ち「FFF」ドーは、完全に予めプルーフされたベーカリー製品を指す。これらの製品は、冷凍前に、混合され、形が整えられ且つ完全にプルーフされる。これらのFFFドーの受容者は、冷凍庫からドーを取り出し、それらをトレイに載せ、オーブン内で焼成することを要する。
本発明中、用語「インスタント活性ドライイースト」即ちIADYは、活性化させるのにやや温かい(mildly warm)液体を必要としないドライイースト製品を指す。この種類のイーストは、最終製品の乾燥物を制御する特定のプロセスを介して得られる。IADYはまた、活性ドライイーストよりもより微細に粒状化されているため、初めに水に溶解させる必要がない。また、これを乾燥成分に直接添加してもよい。これに対して、活性ドライイーストの使用は、イースト製品をドーに添加する前の水中での水和工程を必要とする。この工程は「再水和」とも称される。
本発明中、用語「生イースト」は、約27%〜35%の乾燥物を有するベーカリー用のイーストを指し、用語「活性ドライイースト」即ち「ADY」は、約92%〜94%の乾燥物を有するベーカリー用のイーストを指し、用語「インスタント活性ドライイースト」即ち「IADY」は、約94%〜97%の乾燥物を有するベーカリー用のイーストを指す。
本発明中、用語「プルーフィング」は、ドーが膨らむ段階を指す。最初に膨らませた後に、ドーをガス抜きし(punched down)、最終的な形態に形を整える。その後、ドーを最終的に膨らませるために並べ、これが「プルーフィング」として知られている。
本発明中、用語「平らにする」は、ドー製品の厚みを薄くするようにドーを延ばすか又は加圧するプロセス工程を指す。平らにすることによってドーの厚みが薄くなるため、このプロセス工程は、ドー・ピースの貯蔵を最適なものにすることができる。
本発明中、国際公開第2006/000065号パンフレット(参照により本明細書中に援用される)に記載されているような、用語「サワードーをベースとする活性ベーカリー構成成分」は、インスタント活性ドライイーストを膨張剤として含有する粉末形態の製品を指す。供給業者の指示に従い、ドーに使用される量は、レシピにおける小麦粉の重量に基づき0.6%〜2.2%のIADYに等しい。「サワードーをベースとする活性ベーカリー構成成分」の例は、Puratos社(ベルギー)から販売されているO−tentic製品である。
本発明中、用語「香味改良剤」は、「香味改良系」又は「パン香味改良系」又は「パン香味改良組成物」を指す。これらの用語は全て、サワードー若しくはサワードー製品、ベーカリー中種(sponge:パン種を入れた生パン)若しくは中種製品、又は別のパン香味改良組成物(以下を参照)を指す。「サワードー」とは、乳酸菌及び最終的にイーストによって発酵されたドーを意味し、主に乳酸、酢酸、及び幾らかの微量の化合物を生成する乳酸菌に起因する特徴的な酸性の香味、最終的には、イーストによって生成される典型的な香味のトップノートを有する。本文脈中「サワードー製品」は、この製品を通常のドーに添加することにより、ベーカリーで行われる事前発酵に取って代わり得るように、何らかの方法で(例えば、乾燥、低温殺菌、冷却、冷凍等によって)安定化された上記の製品を指す。「中種」又は「中種ドー」とは、イーストによって発酵されたドーを意味し、上記イースト発酵に起因する特徴的な香味を有する。これは、小麦粉の一部のイースト発酵に基づく事前発酵製品である。「中種製品」は、通常のドー中の香味を高めるために用いられるかかる通常のベーカリー中種発酵の安定した形態を指す。これは中種抽出物であってもよい。「他の香味改良剤組成物」又は「他のパン香味改良剤組成物」は、化学的芳香化合物及び/又は酸及び/又は酸性化剤(酸及び/又はガスを発生する)の配合物であってもよい。
本発明中、用語「改良剤組成物」は、ドーの取扱特性及び/又は最終的なベークド製品の品質を改善するためにドーに添加される、化学添加物及び酵素を含み得る組成物を指す。
本発明の第1の実施形態では、完全発酵された冷凍ドーを製造する方法であって、
(a)少なくとも小麦粉、水及びIADY又はIADYを含む活性ベーカリー構成成分とを混合することによってドーを調製する工程、
(b)ドーを捏ねると共に成形する工程、
(c)完全なプルーフィングに達するまでドーをプルーフする工程、並びに
(d)ドーを冷凍する工程、
を含む、完全発酵された冷凍ドーを製造する方法が提供される。
本発明の別の実施形態では、完全発酵された冷凍ドーを製造する方法であって、
(a)少なくとも小麦粉、水及びIADY又はIADYを含む活性ベーカリー構成成分とを混合することによってドーを調製する工程、
(b)ドーを捏ねると共に成形する工程、
(c)完全なプルーフィングに達するまでドーをプルーフする工程、並びに
(d)ドーを冷凍する工程、
から成る、完全発酵された冷凍ドーを製造する方法が提供される。
ドーは、限定するものではないが、ブラスト冷凍(blast freezing)等の当該技術分野で既知の方法によって冷凍され得る。ドーを冷凍する場合、一様な冷却速度が望ましい。長期間の安定性のために、冷凍ドーは好ましくは、−5℃未満、好ましくは−10℃〜−25℃、最も好ましくは−15℃〜−20℃の温度で貯蔵される。冷凍状態で、ドー・ピースは所望期間貯蔵される。この貯蔵期間中にドーの品質が影響を受けることはない。
ドーの調製に用いられる乾燥膨張剤は、IADY、及び/又は国際公開第2006/000065号パンフレットに記載のサワードーをベースとし且つIADYを含む活性ベーカリー化合物であってもよい。
本発明の好ましい実施形態において、乾燥膨張剤、好ましくはIADYは、小麦粉の重量に基づき0.5%〜2%の濃度で用いられ、例えば、インスタント活性ドライイーストは、小麦粉の重量に基づき0.5%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%、1.0%、1.1%、1.2%、1.3%、1.4%、1.5%、1.6%、1.7%、1.8%、1.9%又は2.0%の濃度で用いられる。
本発明の好ましい実施形態において、インスタント活性ドライイーストは、小麦粉の重量に基づき0.5%〜2%の濃度で用いられ、例えば、同等のインスタント活性ドライイーストとして表される場合、乾燥膨張剤は、小麦粉の重量に基づき0.5%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%、1.0%、1.1%、1.2%、1.3%、1.4%、1.5%、1.6%、1.7%、1.8%、1.9%又は2.0%の濃度で用いられる。本発明の別の好ましい実施形態において、乾燥膨張剤、好ましくはIADY又はIADYを含む活性ベーカリー構成成分は、ドーの調製において前処理を行うことなく添加される。
加えて、平らにするプロセス工程を本発明の方法に含めてもよい。この平らにするプロセス中では、ドー製品の厚みを薄くするように、好ましくはプルーフィング後及び冷凍前にドーを延ばすか又は加圧する。平らにすることによってドーの厚みが薄くなるため、FFFドー・ピースの貯蔵を最適なものにすることができる。したがって、本発明は、平らにした後にドーの厚みが薄くなることに起因して、品物の貯蔵に際しパンの生産者が空間を確保する可能性を与える。驚くべきことに、冷凍前にドーを平らにすることでは、焼成後のベーカリー製品の特性が変わらないことが見出された。平らにされたFFFドー及びこのドーを焼き上げた後に得られるベーカリー製品のこれらの特徴は驚くべきことに、中間の冷凍期間、結果的に冷凍前の平らにする工程を設けることなく製造される直接的なベークド製品に匹敵するものである。
好ましい実施形態において、本発明の方法は、プルーフィング後及び冷凍前に平らにする工程をさらに含む。
本発明による方法は任意に、ドーの厚みを薄くするために発酵されたドーを平らにすること、及び所定期間冷凍庫中でドーを維持するためにこれらのドーの平らになったピースを冷凍することから成る。
加えて、香味改良組成物及び/又は香味改良化合物(複数可)及び/又は塩を、ドーの調製に用いてもよい。香味改良化合物は、天然芳香化合物、化学的芳香化合物、酸、酸性化剤、又はそれらの2つ以上の混合物を含む群から選択され得る。香味改良組成物は好ましくは、サワードー、サワードー製品、ベーカリー中種、中種製品、又はそれらの2つ以上の混合物を含むか又はそれらから成る。
好ましい実施形態において、本発明の完全発酵された冷凍ドーは、サワードー、サワードー製品、ベーカリー中種、中種製品、又はそれらの2つ以上の混合物を含むか又はそれらから成る香味改良組成物をさらに含有する。
本発明のベーカリープロセスに用いられる香味改良化合物は、1つ又は複数の天然芳香化合物、1つ又は複数の化学的芳香化合物、1つ又は複数の酸及び/又は1つ又は複数の酸性化剤(酸及び/又はガスを発生する)、又はそれらの2つ以上の混合物を含み得るか又はそれらから成り得る。
別の好ましい実施形態では、本発明の完全発酵された冷凍ドーは、天然芳香化合物、化学的芳香化合物、酸、酸性化剤、又はそれらの2つ以上の混合物を含む群から選択される1つ又は複数の香味改良化合物をさらに含む。
加えて、改良剤組成物をドーの調製に用いてもよい。改良剤組成物は、
限定するものではないが、アミラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、オキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、プロテアーゼ、デヒドロゲナーゼ及びラッカーゼを含むか若しくはそれらから成る群から選択される1つ若しくは複数の酵素、並びに/又は、
限定するものではないが、アスコルビン酸、グルタチオン、システイン等の1つ若しくは複数の酸化剤若しくは還元剤、並びに/又は、
限定するものではないが、DATEM(登録商標)、SSL(登録商標)、CSL(登録商標)、GMS(登録商標)、ラムノリピド、レシチン、スクロエステル、胆汁酸塩等の1つ若しくは複数の乳化剤、及び/又は、
限定するものではないが、マーガリン、バター、油、ショートニング等の1つ若しくは複数の脂質材料、及び/又は、
限定するものではないが、パントテン酸、ビタミンE等の等の1つ若しくは複数のビタミン、及び/又は、
1つ若しくは複数のガム、及び/又は、
限定するものではないがエンバク繊維等の1つ若しくは複数の繊維源、
を含み得るか若しくはこれらから成り得る。
改良剤組成物はまた、列挙される構成成分の2つ以上の混合物から成っていてもよい。
好ましい実施形態では、本発明の完全発酵された冷凍ドーは、
‐ アミラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、オキシダーゼ、リポキシゲナーゼ及びプロテアーゼから成る群から選択される1つ若しくは複数の酵素、並びに/又は、
‐ 1つ若しくは複数の酸化剤若しくは還元剤、及び/又は、
‐ 1つ若しくは複数の乳化剤、及び/又は、
‐ 1つ若しくは複数の脂質材料、及び/又は、
‐ 1つ若しくは複数のビタミン、及び/又は、
‐ 1つ若しくは複数のガム、及び/又は、
‐ 1つ若しくは複数の繊維源、又は、
‐ これらの2つ以上の混合物、
を含む改良剤組成物をさらに含有する。
本発明による方法は、外観及び味覚の観点から最も高い品質を有するベークド製品を製造するためにドーの冷凍ピースを焼成することからも成る。
本発明の好ましい実施形態によれば、冷凍ドーは、ドーを解凍した後直ちに焼成される。別の好ましい実施形態では、冷凍ドーを焼成前に部分的に解凍する。「部分的に解凍」とは、ドー製品の表面の温度が少なくとも1℃になるまで完全発酵された冷凍ドーを解凍することを意味する。
別の実施形態において、本発明の方法は、完全発酵された冷凍ドーを解凍すると共に焼成する工程を含む。
この解凍工程は、解凍中にドーが膨らむわけではないためプルーフィング工程とみなされることはない。
本発明による方法は、焼成して任意の非層状ベーカリー製品を得ることができる完全発酵されたドーの調製に特に好適である。好ましい実施形態では、ドーを焼成すると、上面に1つ又は複数の切り込みを有するベーカリー製品が得られる。
さらに別の実施形態において、本発明の方法は、焼成前に、完全発酵された冷凍ドーの上面に切り込みを入れる工程をさらに含む。
ドーに切り込みを入れることによって、焼成後に得られるベーカリー製品に切れ目がもたらされる。とりわけ、ベーカリー製品の表面の切れ目の幅は、冷凍工程を設けることなく生ドーから開始してパンを焼成した場合に得られるものと同程度である。
さらに、本発明は、本発明の方法によって得られる完全発酵された冷凍ドーに関する。
また、本発明は、本発明の方法によって得られるパン製品に関する。本発明はさらに、本発明の方法によって得られる切り込みの入ったパン製品に関する。
本発明の好ましい実施形態では、ベーカリー製品、好ましくはパン製品を製造する方法であって、
(a)少なくとも小麦粉、水及び乾燥膨張剤を混合することによってドーを調製する工程、
(b)ドーを捏ねると共に成形する工程、
(c)完全なプルーフィングに達するまでドーをプルーフする工程、
(d)任意に、ドーを平らにする工程、
(e)ドーを冷凍する工程、
(f)任意に、ドーを解凍する工程、並びに
(g)ドーを焼成することにより、上記パン製品を得る工程、
を含む、ベーカリー製品、好ましくはパン製品を製造する方法が提供される。
実施例1:部分的にプルーフされた冷凍ドー
ドーを、小麦粉、塩、膨張剤、改良剤及び水で作る。プロセスに用いられる種々の構成成分の割合を表1にまとめる。改良剤は、乳化剤、グルテン、アスコルビン酸及び酵素を含有する。第1の組成物(試験1)は膨張剤として生イーストを含有するのに対し、第2の組成物(試験2)は膨張剤としてIADYを含有する。
Figure 2011517956
プロセス方法を表2に記載する。
Figure 2011517956
表2に記載の方法に従い表1に記載の種々の成分を用いて種々のドーを調製する。所定の冷凍期間の後、ベーカリー製品を冷凍庫から取り出し、表3に記載のプロセスに従って処理する。
Figure 2011517956
比較試験の結果を表4及び表5にまとめる。
Figure 2011517956
「容積」は、生イーストで作られたパンを基準とした%単位の製品の容積を指す。各データは6つの測定値の平均である。
Figure 2011517956
「高さ」は、cm単位のパンの高さを指す。各データは6つの測定値の平均である。
これらの結果は、インスタント活性ドライイーストに比べ、部分的にプルーフされたパンのドーを調製するのに生イーストが有利に用いられることを示す。部分的にプルーフされた冷凍ドーから得られるパンの容積及び高さは、生イーストをドーに用いたパンの方がより大きい。部分的にプルーフされた冷凍ドー中のIADYの使用は、最終的なパン製品の品質に対して悪い影響を有することが明らかである。
実施例2:完全発酵された冷凍ドー
ドーを、小麦粉、塩、膨張剤及び水で作る。プロセスに用いられる種々の構成成分の割合を表6にまとめる。
Figure 2011517956
O−tenticは、インスタント活性ドライイースト、サワードー、酵素及びアスコルビン酸を含有する「サワードーをベースとする活性ベーカリー構成成分」である。ドー中の最終的なIADY濃度は小麦粉1kg当たり8gである。
プロセス方法を表7に記載する。
Figure 2011517956
表2に記載の方法に従い種々の成分を用いて種々のドーを調製する。比較加工工程を表8にまとめる。
Figure 2011517956
平らにすることは、ドーをクロワッサンドー薄層加工機(laminatingmachine)に通すことによって行う。ドーの高さを約50%低減させる。
所定の冷凍期間の後、ドーを冷凍庫から取り出し、表9に記載のプロセスに従って処理する。
Figure 2011517956
比較試験の結果を表10a及び表10bにまとめる。
Figure 2011517956
「切れ目の開き(Cuts opening)」は、バゲットの上皮で測定されるmm単位の切れ目の幅を指す。各測定値は、バゲット上にある6つの切れ目の平均である。
表10b(冷凍温度における貯蔵中のパンの容積の漸進的な変化を示す)
Figure 2011517956
%で表される容積全てに関して、100%は試験毎に、冷凍工程後直ちに冷凍ドーを焼成することによって得られるパンの容積に対応する。
結果は、2つのプロセス間に有意な違いがないことを示す。したがって、平らにするプロセスは、焼成後の製品の最終結果に対して有意な影響を及ぼさないことが示される。また、パンの容積の漸進的な変化に対しても、平らにするプロセスの有意な影響はない。
実施例3:完全発酵された冷凍ドー
バゲットドーを、小麦粉、塩、発酵媒体すなわち生イースト又はインスタント活性ドライイースト(IADY)及び/又はドライサワードー、及び改良剤、並びに水で作る。試験に用いられる種々の成分の割合を表11にまとめる。
Figure 2011517956
S500制御剤は、デキストロース、乳化剤、ガム、アスコルビン酸及び酵素を含有するパン改良剤である。Quick step crispyは、デキストロース、乳化剤、ガム、粉末モルト、グルテン、アスコルビン酸及び酵素を含有するパン改良剤である。
成分及びドーを表12に記載するように加工する。
Figure 2011517956
表11のレシピ及びひいては表13に記載の付加的なプロセス工程を用いて種々の最終的なドーを得る。
Figure 2011517956
平らにすることは、ドーをクロワッサンドー薄層加工機に通すことによって行う。ドーの高さを約50%低減させる。所定の冷凍期間の後、ベーカリー製品を冷凍庫から取り出し、表14に記載のプロセスに従って処理する。
Figure 2011517956
比較試験の結果を表15a及び表15bにまとめる。
Figure 2011517956
「切れ目の開き」は、バゲットの上皮で測定されるmm単位の切れ目の幅を指す。各データは、バゲット上にある6つの切れ目の平均である。
表15b(冷凍温度における貯蔵中のパンの容積の漸進的な変化を示す)
Figure 2011517956
%で表される容積全てに関して、100%は試験毎に、7日間の貯蔵後の冷凍ドーを焼成することによって得られるパンの容積に対応する。
結果は、生イーストの使用(試験F)がバゲットに大きな外皮の開きをもたらさなかったため、バゲットの品質が低いことを示す。より良好な結果は、IADYを用いた場合(試験E)及びO−tenticを用いた場合(試験A)で得られ、最良の結果は、改良剤と一緒にO−tenticを用いた場合(試験C)及びQuick Step Crispyと一緒にO−tenticを用いた場合(試験D)に得られる。本実施例はまた、平らにするプロセスが、焼成後の製品の最終結果に対して有意な影響を及ぼさないことを示す。180日間の貯蔵後の切れ目の開きは依然として、生イーストで作られるバゲットに得られる切れ目の開きよりも大きい。加えて、本結果は、貯蔵中のパンの容積の漸進的な変化が有意に変わらないことから、本発明のプロセスがパンの包括的なパラメータを変えるものではないことを示す。
実施例4:完全発酵された冷凍ドー
バゲットドーを、小麦粉、塩、発酵媒体すなわち生イースト又はO−tenticに含まれるインスタント活性ドライイースト(IADY)又は活性ドライイースト(ADY)、及び改良剤、並びに水で作る。試験に用いられる種々の成分の割合を表16にまとめる。同量のイースト乾燥物が種々のレシピに添加されている。
Figure 2011517956
Quick step crispyは、デキストロース、乳化剤、ガム、粉末モルト、グルテン、アスコルビン酸及び酵素を含有するパン改良剤である。
成分及びドーを表17に記載するように加工する。
Figure 2011517956
表16のレシピ及びひいては表18に記載の付加的なプロセス工程を用いて種々の最終的なドーを得る。
Figure 2011517956
平らにすることは、ドーをクロワッサンドー薄層加工機に通すことによって行う。ドーの高さを約50%低減させる。
所定の冷凍期間の後、ベーカリー製品を冷凍庫から取り出し、表19に記載のプロセスに従って処理する。
Figure 2011517956
比較試験の結果を表20にまとめる。
Figure 2011517956
「容積(%)」は、同じレシピの0日目(即ち、冷凍工程後直ちに焼成されたもの)の容積と比較したバゲットの平均容積を指す。各データは3つの測定値の平均である。
結果から、O−tentic又は生イーストで作られるバゲットの容積を比較すると、本発明のプロセスがバゲットの包括的なパラメータを変化させるものではないことが示される。ADYで作られるバゲットは、冷凍期間及び平らにするプロセス後に、O−tentic又は生イーストで作られるバゲットよりも小さい容積を示す。
実施例5:完全発酵された冷凍ドー
チャバッタドーを、小麦粉、塩、発酵媒体すなわち生イースト又はO−tenticに含まれるインスタント活性ドライイースト(IADY)又は活性ドライイースト(ADY)、及び改良剤、並びに水で作る。試験に用いられる種々の成分の割合を表21にまとめる。同量のイースト乾燥物が種々のレシピに添加されている。
Figure 2011517956
Quick step crispyは、デキストロース、乳化剤、ガム、粉末モルト、グルテン、アスコルビン酸及び酵素を含有するパン改良剤である。
成分及びドーを表22に記載するように加工する。
Figure 2011517956
表21のレシピ及びひいては表23に記載の付加的なプロセス工程を用いて種々の最終的なドーを得る。
Figure 2011517956
平らにすることは、ドーをクロワッサンドー薄層加工機に通すことによって行う。ドーの高さを約50%低減させる。
所定の冷凍期間の後、ベーカリー製品を冷凍庫から取り出し、表24に記載のプロセスに従って処理する。
Figure 2011517956
比較試験の結果を表25にまとめる。
Figure 2011517956
「容積(%)」は、同じレシピの0日目(即ち、冷凍工程後直ちに焼成されたもの)の容積と比較したチャバッタの平均容積を指す。各データは3つの測定値の平均である。
結果から、O−tentic又は生イーストで作られるチャバッタの容積を比較すると、本発明のプロセスがチャバッタの包括的なパラメータを変化させるものではないことが示される。ADYで作られるチャバッタは、冷凍期間後に、O−tentic又は生イーストで作られるチャバッタよりも小さい容積を示す。

Claims (14)

  1. ドーを製造する方法であって、前記ドーが完全発酵された冷凍ドーであり、
    (a)少なくとも小麦粉、水、及びインスタント活性ドライイーストとの混合物によってドーを調製する工程、
    (b)前記ドーを捏ねると共に成形する工程、
    (c)完全なプルーフィングに達するまで前記ドーをプルーフする工程、並びに
    (d)該ドーを冷凍する工程、
    を含む、ドーを製造する方法。
  2. 前記インスタント活性ドライイーストが、該小麦粉の重量に基づき0.5%〜2%の濃度で存在する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記インスタント活性ドライイーストを、前処理を行うことなく該混合物に添加する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. プルーフィング後及び冷凍前に、平らにする工程を実施する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 完全発酵された冷凍ドーが、サワードー製品、中種製品、又はそれらの混合物を含む香味改良組成物をさらに含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 完全発酵された冷凍ドーが、天然芳香化合物、化学的芳香化合物、酸、酸性化剤、又はこれらの2つ以上の混合物を含む群から選択される1つ又は複数の香味改良化合物をさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 完全発酵された冷凍ドーが、
    − アミラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、オキシダーゼ、リポキシゲナーゼ及びプロテアーゼから成る群から選択される1つ若しくは複数の酵素、
    − 1つ若しくは複数の酸化剤若しくは還元剤、
    − 1つ若しくは複数の乳化剤、
    − 1つ若しくは複数の脂質材料、
    − 1つ若しくは複数のビタミン、
    − 1つ若しくは複数のガム、並びに/又は、
    − 1つ若しくは複数の繊維源、又は、
    − これらの2つ以上の混合物、
    を含む改良剤組成物をさらに含有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記インスタント活性ドライイーストが、サワードーをベースとする活性ベーカリー構成成分中に存在する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記完全発酵された冷凍ドーを解凍すると共に焼成する工程をさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 焼成前に前記完全発酵された冷凍ドーを部分的に解凍する、請求項9に記載の方法。
  11. 焼成前に前記完全発酵された冷凍ドーの上面に切り込みを入れる工程をさらに含む、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法によって得られる、完全発酵された冷凍ドー。
  13. 請求項9又は10に記載の方法によって得られる、パン製品。
  14. 請求項11に記載の方法によって得られる、切り込みの入ったパン製品。
JP2011505490A 2008-04-22 2009-04-21 焼くだけの冷凍ドーを製造する新規の方法 Expired - Fee Related JP5629679B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP08154965.1 2008-04-22
EP08154965 2008-04-22
PCT/EP2009/054743 WO2009130219A1 (en) 2008-04-22 2009-04-21 Novel method for preparing ready-to-bake frozen doughs

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011517956A true JP2011517956A (ja) 2011-06-23
JP5629679B2 JP5629679B2 (ja) 2014-11-26

Family

ID=39682663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011505490A Expired - Fee Related JP5629679B2 (ja) 2008-04-22 2009-04-21 焼くだけの冷凍ドーを製造する新規の方法

Country Status (13)

Country Link
US (1) US9320285B2 (ja)
EP (1) EP2285225B1 (ja)
JP (1) JP5629679B2 (ja)
CN (1) CN102026549B (ja)
AT (1) ATE535148T1 (ja)
BR (1) BRPI0910451B1 (ja)
CA (1) CA2718543C (ja)
DK (1) DK2285225T3 (ja)
ES (1) ES2373273T3 (ja)
MX (1) MX2010011658A (ja)
PL (1) PL2285225T3 (ja)
RU (1) RU2499388C2 (ja)
WO (1) WO2009130219A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107230168A (zh) * 2017-05-16 2017-10-03 东莞市绰士食品有限公司 冷冻状态下直接烘烤的多层冷冻面团的营运方法
JP2017176015A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社カネカ ホイロ後に冷凍されたパン生地
KR20200073527A (ko) * 2018-12-14 2020-06-24 (주)파티시에이학순 식빵 제조방법

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104255853B (zh) * 2014-09-05 2015-12-02 中国农业科学院农产品加工研究所 提高无面筋蛋白面团发酵性能的改良剂、制备方法及应用
WO2016138316A1 (en) * 2015-02-25 2016-09-01 Aryzta Llc Systems and methods for retarder-to-oven dough product
FR3040587B1 (fr) * 2015-09-04 2019-03-22 Cerelia Pate a pain conservable a temperature de refrigeration et son procede de preparation
CA2948632C (en) * 2015-11-19 2023-11-28 Sfc Global Supply Chain, Inc. A frozen dough product and method for making the same
CN105707164B (zh) * 2016-03-08 2018-01-26 上海应用技术学院 一种含苦荞胚芽粉的面包冷冻面团及其制备方法
CN106962435B (zh) * 2017-05-16 2020-11-06 东莞市绰士食品有限公司 冷冻状态下直接烘烤的多层冷冻面团的生产工艺
CN107232260B (zh) * 2017-05-16 2020-11-06 东莞市绰士食品有限公司 冷冻状态下直接烘烤的多层冷冻面团的全自动化工业生产工艺
CN107568584A (zh) * 2017-07-24 2018-01-12 扬州名佳食品有限公司 南方馒头冷冻发酵面团及其制作方法
DK179359B1 (en) * 2017-08-18 2018-05-22 Smartbake Dk Aps A process for producing packed ready-to-use dough
CN108719955B (zh) * 2018-06-08 2021-07-30 江西科技师范大学 一种冷冻包子生胚改良剂
CN110089535A (zh) * 2019-05-09 2019-08-06 华南理工大学 一种含多酚和酶制剂的面团及其制备方法与应用
RU2751845C1 (ru) * 2020-09-25 2021-07-19 Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Мурманский государственный технический университет" (ФГАОУ ВО "МГТУ") Способ приготовления теста замороженного для изготовления хлеба
ES2852011B2 (es) * 2021-05-26 2022-10-21 Pan Rustico S L Procedimiento de fabricación de roscones de Reyes
KR102392884B1 (ko) * 2021-06-04 2022-05-02 (주)힐링에프앤비 치아바타용 냉동생지 및 이의 제조방법
JP2023049449A (ja) 2021-09-29 2023-04-10 三菱商事ライフサイエンス株式会社 冷凍生地用改良剤
CN115152817A (zh) * 2022-08-22 2022-10-11 河南中大恒源生物科技股份有限公司 一种以d-阿洛酮糖替代蔗糖的面包及其制备方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105241A (en) * 1976-03-01 1977-09-03 Meiji Seika Co Production of bread mix
JPS58116625A (ja) * 1981-12-02 1983-07-11 ゼネラル・フ−ヅ・コ−ポレ−シヨン 改良された冷凍保存寿命を有する凍結ドウ
JPS6339535A (ja) * 1986-08-02 1988-02-20 日仏商事株式会社 冷凍パン生地の製造法
JPH0191741A (ja) * 1987-09-30 1989-04-11 Irifune:Kk パン生地の製造方法
US4839178A (en) * 1987-06-12 1989-06-13 General Foods Corporation Method for producing a pre-proofed, frozen and unbaked dough having an improved shelf life
WO2005077194A1 (en) * 2004-02-17 2005-08-25 Csm Nederland B.V. Laminated dough products and the use of protease at the outer surface to improve crispiness thereof after baking
US20060233935A1 (en) * 2002-11-04 2006-10-19 Van Haesendonck Ingrid P H Rhamnolipids in bakery products
US20070218167A1 (en) * 2006-03-16 2007-09-20 Sachin Bhatia Formula and process for producing frozen sheeted dough
JP2007529202A (ja) * 2004-03-12 2007-10-25 リッチ プロダクツ コーポレイション フリーザー−リターダ−オーブン生地

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4406911A (en) * 1980-06-30 1983-09-27 General Foods Corporation Method of producing and baking frozen yeast leavened dough
US4764472A (en) 1984-05-11 1988-08-16 Nabisco Brands, Inc. Rehydratable instant active dried yeast
US5672369A (en) * 1995-06-07 1997-09-30 The Pillsbury Company Alcohol and polyol-containing doughs and method of making
JPH11155559A (ja) 1997-11-26 1999-06-15 Oriental Yeast Co Ltd 冷凍生地製パン用インスタント乾燥酵母
US6500475B1 (en) * 2000-01-14 2002-12-31 Schwan's Sales Enterprises, Inc. Edible dough support

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105241A (en) * 1976-03-01 1977-09-03 Meiji Seika Co Production of bread mix
JPS58116625A (ja) * 1981-12-02 1983-07-11 ゼネラル・フ−ヅ・コ−ポレ−シヨン 改良された冷凍保存寿命を有する凍結ドウ
JPS6339535A (ja) * 1986-08-02 1988-02-20 日仏商事株式会社 冷凍パン生地の製造法
US4839178A (en) * 1987-06-12 1989-06-13 General Foods Corporation Method for producing a pre-proofed, frozen and unbaked dough having an improved shelf life
JPH0191741A (ja) * 1987-09-30 1989-04-11 Irifune:Kk パン生地の製造方法
US20060233935A1 (en) * 2002-11-04 2006-10-19 Van Haesendonck Ingrid P H Rhamnolipids in bakery products
WO2005077194A1 (en) * 2004-02-17 2005-08-25 Csm Nederland B.V. Laminated dough products and the use of protease at the outer surface to improve crispiness thereof after baking
JP2007529202A (ja) * 2004-03-12 2007-10-25 リッチ プロダクツ コーポレイション フリーザー−リターダ−オーブン生地
US20070218167A1 (en) * 2006-03-16 2007-09-20 Sachin Bhatia Formula and process for producing frozen sheeted dough

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017176015A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社カネカ ホイロ後に冷凍されたパン生地
CN107230168A (zh) * 2017-05-16 2017-10-03 东莞市绰士食品有限公司 冷冻状态下直接烘烤的多层冷冻面团的营运方法
CN107230168B (zh) * 2017-05-16 2020-09-11 东莞市绰士食品有限公司 冷冻状态下直接烘烤的多层冷冻面团的营运方法
KR20200073527A (ko) * 2018-12-14 2020-06-24 (주)파티시에이학순 식빵 제조방법
KR102202151B1 (ko) * 2018-12-14 2021-01-12 (주)파티시에이학순 식빵 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
ES2373273T3 (es) 2012-02-01
RU2499388C2 (ru) 2013-11-27
BRPI0910451A2 (pt) 2020-09-15
US9320285B2 (en) 2016-04-26
CN102026549B (zh) 2013-04-24
ATE535148T1 (de) 2011-12-15
JP5629679B2 (ja) 2014-11-26
CN102026549A (zh) 2011-04-20
PL2285225T3 (pl) 2012-04-30
DK2285225T3 (da) 2012-01-02
MX2010011658A (es) 2011-02-15
BRPI0910451B1 (pt) 2021-01-26
WO2009130219A1 (en) 2009-10-29
EP2285225B1 (en) 2011-11-30
US20110033574A1 (en) 2011-02-10
CA2718543A1 (en) 2009-10-29
CA2718543C (en) 2016-06-14
EP2285225A1 (en) 2011-02-23
RU2010145755A (ru) 2012-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5629679B2 (ja) 焼くだけの冷凍ドーを製造する新規の方法
US20070014891A1 (en) Dough compositions and related methods
US20030049359A1 (en) Self-rising sheeted dough
AU2005259395A1 (en) Breadmaking methods and products
JP5739199B2 (ja) ホイロ発酵済みパン類用冷凍生地の製造方法
AU2005244769B2 (en) Method of producing frozen dough, and related products
CA2485260C (en) Dough compositions and related methods
EP1808074A1 (en) Proofing tolerant yeast-leavened dough and use of Saccharomyces bayanus for enhancing proofing tolerance
JP2007244235A (ja) パン類の製造方法
JP2023049449A (ja) 冷凍生地用改良剤
CA2082903A1 (en) Deep frozen, pre-proofed doughs - ii
JP6616198B2 (ja) パン類の品質改良剤及びパン類の製造方法
JPH078159A (ja) パン生地成型済みホイロ後冷凍製法及びホイロ後冷凍生地改良剤
EP2156741A1 (en) Fully fermented freezer-to-oven bread dough and bread rolls made therefrom
JP7427406B2 (ja) イースト含有冷凍生地用小麦粉組成物及びイースト含有冷凍生地
JPH1175671A (ja) パン生地の製造方法
JP2022013137A (ja) 冷凍パン生地改良剤およびベーカリー製品の製造方法
JP2015136292A (ja) パン類用生地
WO2007143093A2 (en) Yeast-leavened dough compositions comprising yeast cell wall material
Vieira et al. Bakery products
PL233578B1 (pl) Sposob wytwarzania bagietek
JP2004283041A (ja) パン類の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140922

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5629679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees