JP2011257219A - 二次電池の内部抵抗又は開放電圧を演算する演算装置 - Google Patents

二次電池の内部抵抗又は開放電圧を演算する演算装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内部抵抗又は開放電圧の演算誤差を抑制する演算装置を提供することである。
【解決手段】二次電池の充電及び放電を切り替える充放電切替手段と、二次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、二次電池の電流を検出する電流検出手段と、電圧検出手段及び前記電流検出手段により検出された電圧及び電流を含む、検出データから二次電池の内部抵抗又は開放電圧を演算する演算手段を備え、演算手段は、充放電切替手段による充放電の切替時点より所定時間内の二次電池の電圧及び電流のデータを用いず、当該所定時間の経過後に検出された、充電又は放電のうちの少なくとも一方の検出データを用いて、IV特性から内部抵抗又は開放電圧を演算する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、二次電池の内部抵抗又は開放電圧を演算する演算装置に関する。
電池の放電電流及び放電電圧のサンプリングデータからIV特性により、電池の内部抵抗及び開放電圧を演算し、当該内部抵抗及び開放電圧から電池の最大放電電力を演算する演算方法が知られている(特許文献1)。
特開平10−104325号公報
しかしながら、上記の従来の演算方法では、IV特性の演算に用いられた電池の検出電圧及び電池の検出電流が、車両の走行中における電池状態により変動するため、演算された内部抵抗に誤差が生じる可能性があった。
本発明が解決しようとする課題は、内部抵抗又は開放電圧の演算誤差を抑制する演算装置を提供することである。
本発明は、充放電の切替時点より所定時間の経過後に検出された、充電又は放電のうちの少なくとも一方の検出データを用いて、IV特性から内部抵抗又は開放電圧を演算する演算装置を提供することにより上記課題を解決する。
本発明によれば、充放電切換後の不安定な電圧及び電流を含まない検出データに基づき、内部抵抗又は開放電圧が演算するため、内部抵抗又は開放電圧の演算誤差を抑制することができる。
発明の実施形態に係る演算装置を備えた車両のブロック図である。 発明の実施形態に係る演算装置のブロック図である。 図2のバッテリーにおける、放電時間に対する変化電圧の特性を示すグラフである。 図2のバッテリーにおける、充電時間に対する変化電圧の特性を示すグラフである。 図2のバッテリーにおける、電流に対する電圧の特性を示すグラフである。 図2の演算装置の制御手順を示すフローチャートである。 図2のバッテリーにおける、充電状態(SOC)に対する開放電圧の特性を示すグラフである。 図2のバッテリーにおける、充電状態(SOC)に対する内部抵抗の特性を示すグラフである。 図2のバッテリーにおける、充電状態(SOC)に対する内部抵抗の変換係数の特性を示すグラフである。 図2のバッテリーにおける、電池温度に対する内部抵抗の変換係数の特性を示すグラフである。 発明の他の実施形態に係る演算装置の制御手順を示すフローチャートである。 発明の他の実施形態に係る演算装置のブロック図である。 発明の他の実施形態に係る演算装置の制御手順を示すフローチャートである。 発明の他の実施形態に係る演算装置の制御手順を示すフローチャートである。 発明の他の実施形態に係る演算装置の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
本例の演算装置について、図1及び図2を用いて説明する。図1は本例の演算装置を備えた車両のブロック図を示す。図1において、実線は機械力伝達経路の線を、矢印線は制御線を、一点破線は電力線を、二重線は油圧系統の線を示す。また図2は、本例の演算装置のブロック図を示す。
図1に示すように、本例の演算装置を備えた車両は、モータ1、エンジン2、クラッチ3、モータ4、無段変速機5、減速装置6、差動装置7及び駆動輪8を備えている。モータ1は、三相同期電動機又は三相誘導電動機などの交流機であって、インバータ9を介して、バッテリー12からの電力に基づき、エンジン2を始動させる。またモータ1は、エンジン2の動力により、発電機として機能し、バッテリー12を充電する。エンジン2は、車両の動力源の一つであって、ガソリン又は軽油を燃料として作動する内燃機関である。クラッチ3は、エンジン10の出力軸とモータ4の回転軸との間に介装され、エンジン10とモータ4との間の動力伝達を断続する、パウダークラッチである。伝達トルクと励磁電流がほぼ比例関係にあるため、クラッチ3において、伝達トルクが調整される。
モータ4は、車両の推進と制動に用いられ、三相同期電動機又は三相誘導電動機などの交流機であって、インバータ10を介してバッテリー12からの電力に基づき動作する。無段変速機5は、変速比を自動的且つ連続的に変化させることが可能な変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)であり、ベルト式やトロイダル式の変速機である。無段変速機5には油圧装置11から圧油が供給され、ベルトのクランプの潤滑がなされる。油圧装置11のオイルポンプ(図示しない)は、モータ14により駆動される。モータ14は、相同期電動機又は三相誘導電動機などの交流機であって、インバータ13を介してバッテリー12からの電力に基づき駆動する。
モータ1の出力軸、エンジン2の出力軸及びクラッチ3の入力軸は互いに連結されており、クラッチ3の出力軸、モータ4の出力軸及び無段変速機5の入力軸は互いに連結されている。クラッチ3の締結時には、エンジン2及びモータ4が車両の推進源となり、クラッチ3の解放時には、モータ4が車両の推進源となる。クラッチ3の締結時には、モータ1を車両の推進と制動に用いることもでき、モータ4をエンジン2の始動や発電に用いることもできる。
インバータ9、インバータ10及びインバータ12は、バッテリー12から供給される直流電力を交流電力に変替して、モータ1、モータ4及びモータ14にそれぞれ供給する。またインバータ9、インバータ10及びインバータ12は、モータ1、モータ4及びモータ14により発電される交流電力を直流電力に変替し、バッテリー12に供給し、バッテリー12は充電される。またインバータ9、インバータ10及びインバータ12は、DCリンクである電力線を介して互いに接続されているため、回生運転中のモータ1、モータ4及びモータ14により発電される電力を、バッテリー12を介さずに、力行運転中のモータ1、モータ4及びモータ14に供給する。
バッテリー12には、例えばリチウムイオン電池、ニッケル水素電池又は鉛電池等の二次電池が用いられる。
コントローラ100は、マイクロコンピュータや記録媒体及びその周辺部品、さらに各種アクチュエータを備える。コントローラ100は、エンジン2の回転トルクや出力トルク、無段変速機5の変速比などを制御する。またコントローラ100は、モータ1、モータ4及びモータ14と、インバータ9、インバータ10及びインバータ12と、バッテリー12とを制御することにより、モータ1、モータ4及びモータ14の回転数や出力トルク、バッテリー12からの出力電力、バッテリー12への充電電力を制御し、さらにバッテリー12の充放電の管理を行う。
なお、モータ1、モータ4及びモータ10に直流電動機を用いる場合には、インバータ9、インバータ10及びインバータ13の代わりにDC/DCコンバータを用いてもよい。
図2に示すように、コントローラ100には、補助バッテリー15、DC/DCコンバータ16、バッテリー12及び車両のキースイッチ17が接続されている。補助バッテリー15は、コントローラ100を含む制御機器及び補機(図示しない)等へ電力を供給する。また補助バッテリー15は、バッテリー12からDC/DCコンバータ16を介して充電される。車両のキースイッチ17は、ユーザにより切り替えられ、車両の駆動スイッチである。
電流センサ106は、バッテリー12と補助バッテリー15との間に接続され、バッテリー12と補助バッテリー15との間を流れる電流を検出する。バッテリー12と補助バッテリー15との間には、バッテリー12からモータ等に出力される電流に比べて、低電流が流れるため、電流センサ106の定格電流は、後述する電流センサ103の定格電流より低く設定されている。
電流センサ103及び電圧センサ104は、バッテリー12に接続されており、電流センサ103は、バッテリー12からインバータ10及びモータ4等への出力される電流及びバッテリー12への充電電流を検出し、電圧センサ104はバッテリー12の電圧を検出する。また電流センサ103及び電圧センサ104は、所定のサンプリング周期で、バッテリー12の電流及び電圧を検出する。温度センサ105は、バッテリー12の温度を検出する。
コントローラ100は、電流センサ103、電圧センサ104及び温度センサ105を通じて、バッテリー12の放電電流、充電電流、端子電圧及び電池温度を検出し、検出電流及び検出電圧含む検出データを取得することにより、バッテリー12を管理し、電流センサ106を通じて、補助バッテリー106の放電電流及び充電電流を検出し、検出電流及び検出電圧含む検出データを取得することにより、補助バッテリー15を管理する。
またコントローラ100には、充放電切替部101及び演算部102が設けられている。充放電切替部101は、バッテリー12からモータ1、モータ4及びモータ14への放電と、モータ1、モータ4及びモータ14からバッテリー12への充電を切り替える制御部分である。例えばドライバーによりモータに対して出力トルクの要求がある場合には、バッテリー12は放電し、例えばモータの回生制御の場合には、バッテリー12は充電される。つまり、バッテリー12の放電及び充電の切替は、車両の走行状況に応じて切り換えられ、一定の周期性をもつものではない。演算部102は、バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧を演算する演算部分である。
またコントローラ100には、記憶部107が設けられ、メモリー等の記録媒体等により形成される。
次に、図3〜図5を用いて、本例の演算装置による、バッテリー12の内部抵抗(R)及び開放電圧(Vo)の演算方法を説明する。図3はバッテリー12において、放電時間に対する変化電圧を示すグラフであり、図4は、バッテリー12において、充電時間に対する変化電圧を示すグラフであり、図5はバッテリー12の電流に対するバッテリー12の電圧の特性を示すグラフである。
まず、コントローラ100は、電流センサ103及び電圧センサ104を通じて、走行中の車両のバッテリー12の電流及び電圧を、所定のサンプリング周期で検出する。また充電切替部101は、車両の走行状況に応じて、モータ4及びインバータ10等を制御し、バッテリー12の充電及び放電を切り替える。例えば、車両の発進時等、モータ4に対して負荷の要求がある場合に、充放電切替部101はバッテリー12を放電させる制御を行い、回生動作になると、充放電切替部101はバッテリー12を放電から充電に切り替える制御を行う。すなわち充放電切換部101は、バッテリー12からモータ4棟の各電池負荷に対して電力供給が可能な状態で、バッテリー12の充電及び放電を切り換える。演算部102は、充放電切替部101による充放電の切替のタイミングと、上記の所定のサンプリング周期で検出される検出データとから、バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧を演算する。
バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧を演算について、充放電切替部101により充電から放電に切り替えた場合に、演算部102は、充電時の検出データと、放電時の検出データを用いて、内部抵抗及び開放電圧を演算する。ここで、当該放電時の検出データは、充電から放電への切替時点を基準に、第1の所定時間の経過後に検出された検出電圧及び検出電流のデータである。
また充放電切替部101により放電から充電に切り替えた場合に、演算部102は、充電時の検出データと、放電時の検出データを用いて、内部抵抗及び開放電圧を演算する。ここで、充電時の検出データは、放電から充電への切替時点を基準に、第2の所定期間の経過後に検出された検出電圧及び検出電流のデータである。
演算部102は、所定のサンプリング周期と、充放電切換部101による充放電の切替のタイミングから、演算対象となる検出データを抽出する。すなわち、電流センサ103及び電圧センサ104は、所定のサンプリング周期でバッテリー12の電圧及び電流を検出する中で、充放電切換部101による充放電の切替があった場合に、演算部102は、切替時点から第1の所定時間又は第2の所定時間の間に検出された検出データを演算対象から除外し、切替時点から第1の所定時間又は第2の所定時間の経過後に検出された検出データを演算対象とのデータとして抽出する。
ところで、図3及び図4に示すように、充放電の切替時には、バッテリー12の端子電圧が変動する。図3に示すように、充電から放電に切り換えた時点から時間(T)の間は放電時間に対する電圧降下が大きく、当該時間(T)の経過後には、放電時間に対して電圧が安定して降下していることが確認できる。同様に、図4に示すように、放電から充電に切り換えた時点から時間(T)の間は充電時間に対する電圧上昇が大きく、当該時間(T)の経過後には、充電時間に対して電圧が安定して上昇していることが確認できる。そして、バッテリー12の端子電圧の変動が大きい検出電圧に基づき、内部抵抗及び開放電圧を演算した場合には、演算精度が低くなってしまう。
そこで、本例は、演算部102は、切替時点から第1の所定時間又は第2の所定時間の間に検出された検出データを演算対象から除外し、充放電の切替時点より、所定時間後に検出された検出データを用いて、バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧を演算する。当該所定時間とは、充電から放電に切り替わる場合には、第1の所定時間に相当し、放電から充電に切り換わる場合には、第2の所定時間に相当する。そして、第1の所定時間及び第2の所定時間は、充放電切換部101による充放電の切替時点から充放電時間に対してバッテリー12の電圧が安定するまでの時間である。充放電切換時から安定するまでの時間は、バッテリー12の特性に依存し、予め、図3及び図4に示す、充放電時間に対するバッテリー12の電圧の変化特性をとることで、設定される時間である。
演算部102において、バッテリー12の開放電圧及び内部抵抗は、演算対象となる検出データに含まれる検出電圧及び検出電流から演算され、例えば、下記の通りIV直線特性により演算される。なお、本例は必ずしもIV直線特性を用いる必要はなく、例えば近似二次曲線等を用いて、演算してもよい。
また本例は、演算精度をより高めるため、検出データから所定の条件を満たすデータを演算対象となるデータとして抽出した上で、IV直線特性を導く。充放電時間に対する電圧の特性は、正常なデータであれば、所定の電圧値の範囲内に収まる。そして、当該所定の電圧値の範囲内に収まらない検出データを用いて、後述する演算処理を行った場合に、演算誤差が生じる可能性がある。そのため、演算部102は、当該所定の条件として、検出電圧及び検出電流の閾値を設定し、当該所定の条件の範囲内にある検出データを用いて、内部抵抗及び開放電圧を演算する。
以下、充電から放電に切り換える場合の、内部抵抗及び開放電圧の演算方法を説明する。
図5に示すように、放電電流Id(>0)が流れると、バッテリー12の内部抵抗により、バッテリー12の端子電圧がVdまで下がる。一方、充電電流Ic(<0)が流れると、バッテリー12の内部抵抗により、バッテリー12の端子電圧がVcまで上昇する。そして、放電時の検出電流及び検出電圧である、放電電流Id及び端子電圧Vdと、充電時の検出電流及び検出電圧である、充電電流Ic及び端子電圧Vcとから決まるIV特性の傾きに相当する、内部抵抗Rは(式1)により導かれる。
R=|(Vd−Vc)/(Id−Ic)| (式1)
またIV特性の傾きに相当する、開放電圧は(式2)又は(式3)により導かれる。
Vo=Vd−(Vd−Vc)/(Id−Ic)×Id (式2)
Vo=Vc−(Vd−Vc)/(Id−Ic)×Ic (式3)
これにより、バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧が演算される。
次に、図6を用いて、本例の演算装置による、バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧の演算手順を説明する。図6は、本例の演算装置による演算手順を示すフローチャートである。なお、図6において、充電から放電に切り替える場合の内部抵抗及び開放電圧の演算手順を示す。
ステップS1にて、コントローラ100は、電流センサ103及び電圧センサ104から、充電時のバッテリー12の充電電流及び充電電圧を検出する。ステップS2にて、コントローラ100は、充放電切替部101により充電から放電に切り替わったか否かを判断する。放電に切り替わっていない場合には、ステップS1に戻り、充電電流及び充電電圧を検出する。一方、放電に切り替わった場合には、ステップS3にて、コントローラ100は、電流センサ103及び電圧センサ104から、放電時のバッテリー12の放電電流及び放電電圧を検出する。
次に、ステップS4にて、充電から放電への切替時点から第1の所定時間が経過したか否かを判定する。第1の所定期間が経過していない場合には、ステップS3にて検出されたデータはバラツキの大きいデータであるため、演算対象のデータとして適切ではなく、ステップS3に戻り、再度、バッテリー12の電圧及び電流を検出する。一方、第1の所定期間が経過した場合には、ステップS5に遷移する。
次に、ステップS5にて、検出データに含まれる、充電電流が、充電電流下限値(Ichg_min)より高く、充電電流上限値(Ichg_max)より低いか否かを判断する。充電電流下限値(Ichg_min)及び充電電流上限値(Ichg_max)は、IV特性を導く際に用いられるデータの閾値を示しており、予め設定される値である。充電電流下限値(Ichg_min)より低い検出電流又は充電電流上限値(Ichg_max)より高い検出電流は、IV直線特性に載らないため、本例の演算対象から除外される。IV特性はバッテリー12の状況に応じて異なる直線で導き出されるが、IV特性の変動範囲は、バッテリー12の特性及び通常の想定される使用環境及びバッテリー12の状態によって、予め決まるため、当該変動範囲から、充電電流上限値(Ichg_max)及び充電電流下限値(Ichg_min)が設定される。
ステップS5にて、検出された充電電流が、充電電流下限値(Ichg_min)より高く、充電電流上限値(Ichg_max)より低い場合には、ステップS6にうつる。一方、検出された充電電流が、充電電流下限値(Ichg_min)より低い、又は、充電電流上限値(Ichg_max)より高い場合には、当該充電電流を含む第1の検出データは演算対象から除外され、ステップS3に戻る。
同様に、ステップS6にて、検出データに含まれる、検出された放電電流が、放電電流下限値(Idchg_min)より高く、放電電流上限値(Idchg_max)より低いか否かを判断する。放電電流下限値(Ichg_min)及び放電電流上限値(Ichg_max)は、充電電流下限値(Ichg_min)及び充電電流上限値(Ichg_max)と同様に、IV特性を導く際に用いられるデータの閾値を示しており、予め設定される値である。充電電流下限値(Ichg_min)より低い検出電流又は充電電流上限値(Ichg_max)より高い検出電流は、IV直線特性にのらないため、本例の演算対象から除外される。
ステップS6にて、検出された充電電流が、放電電流下限値(Idchg_min)より高く、放電電流上限値(Idchg_max)より低い場合には、ステップS7にうつる。一方、検出された放電電流が、放電電流下限値(Idchg_min)より低い、又は、放電電流上限値(Idchg_max)より高い場合には、当該放電電流を含む第2の検出データは、演算対象から除外され、演算処理を終了する。
次に、ステップS7にて、コントローラ100は、検出された充電電流と検出された放電電流との電流差が電流差分閾値(ΔIc)より大きいか否かを判定する。電流差分閾値(ΔIc)は、演算精度を確保するための閾値である。つまり、本例では、電流差の大きい検出電流を用いることにより演算精度を高めるため、充電電流と放電電流との電流差が電流差分閾値(ΔIc)より小さい場合には、演算対象から除外され、ステップS3に戻る。
ステップS7にて、検出された充電電流と検出された放電電流との差が電流差分閾値(ΔIc)より大きいには、ステップS8にうつる。一方、検出された充電電流と検出された放電電流との差が電流差分閾値(ΔIc)より小さい場合には、当該充電電流又は放電電流を含む検出データは、演算対象から除外される。
なお、検出データの中に、複数の充電電流のデータと複数の放電電流データが含まれる場合には、それぞれのデータについて差分をとってもよく、または、例えば、複数の充電電流の中で最も大きい電流と、複数の放電電流の中で最も大きい電流と
の差分をとってもよい。
次に、ステップS8にて、コントローラ100は、検出された充電電圧と検出された充電電圧との電圧差が電圧差分閾値(ΔVc)より大きいか否かを判定する。電圧差分閾値(ΔVc)は、演算精度を確保するための閾値である。つまり、本例では、電圧差の大きい検出電圧を用いることにより演算精度を高めるため、充電電圧と放電電圧との電流差が電流差分閾値(ΔIc)より小さい場合には、演算対象から除外され、ステップS3に戻る。
ステップS8にて、検出された充電電圧と検出された放電電圧との差が電圧差分閾値(ΔVc)より大きいには、ステップS9にうつる。一方、検出された充電電圧と検出された放電電圧との差が電圧差分閾値(ΔVc)より小さい場合には、当該充電電圧又は放電電圧を含む検出データは、演算対象から除外される。
なお、検出データの中に、複数の充電電圧のデータと複数の放電電圧データが含まれる場合には、それぞれのデータについて差分をとってもよく、または、例えば、複数の充電電流の中で最も大きい電流と、複数の放電電流の中で最も大きい電流と
の差分をとってもよい。
ステップS9にて、コントローラ100は、内部抵抗及び開放電圧を演算するための演算対象となるデータが所定数まで蓄積された否かを判定する。本例では、所定のサンプリング周期で、放電電流及び放電電圧を検出するため、データの所定数とは、検出回数にも相当する。当該所定数は、予め設定されており、求める演算の精度等に依存する。所定数のデータがコントローラ100に蓄積された場合には、ステップS10に遷移し、所定数のデータがコントローラ100に蓄積されていない場合には、ステップS3に戻る。
そして、ステップS10にて、ステップS5〜ステップS8に示す所定の条件を満たす検出データを用いて、IV特性を導き出し、バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧を演算する。
上記のように、本例の演算装置は、充放電の切替時点より所定期間内のバッテリー12の電圧及び電流のデータを用いず、充放電の切替時点より所定時間の経過後に検出された、充電又は放電の検出データを用いて、IV特性からバッテリー12の内部抵抗又はバッテリー12の開放電圧を演算する。これにより、本例は、バッテリー12が不安定な状態で電圧のバラツキが大きい時間を避けて、バッテリー12の電圧及び電流を検出し検出データを用いて内部抵抗等を演算するため、精度よくIV特性を導き出すことができ、内部抵抗及び開放電圧の演算精度を高めることができる。
またバッテリー12の充放電のタイミングが車両の車両走行状態に応じて変動する状況下において、充放電切換部101による充放電の切替のタイミングと電圧及び電流をサンプリングする周期との間に規則性はない。そのため、所定の周期でサンプリングした検出データには、充放電の切替直後のバラツキの大きいデータを含む可能性がある。しかし、本例は、バッテリ12からモータ等の負荷に対して電力供給ができる状態において、充放電の切替時点から所定期間内に検出された検出データを用いず、当該所定期間以外の時間に検出された検出データを用いてバッテリー12の内部抵抗等を演算する。これにより、任意のタイミングで生じる充放電の切替直後の電圧の過度変動による検出データのバラツキを排除し、安定している検出データから内部抵抗等を演算することができ、内部抵抗及び開放電圧の演算精度を高めることができる。
また本例は、放電時及び充電時の検出データを用いて、内部抵抗及び開放電圧を演算する。これにより、本例は、充電時の検出電圧と検出電流及び放電時の検出電圧と検出電流を用いるため、検出電圧の差分及び検出電流の差分が大きくなり、精度よくIV特性を導き出すことができ、内部抵抗及び開放電圧の演算精度を高めることができる。
また本例は、充電から放電に切り換える時点から第1の所定期間の経過後に検出された検出データと、放電から充電に切り換える時点から第2の所定期間の経過後に検出された検出データとを用いて、内部抵抗又は開放電圧を演算する。これにより、IV特性を導くために用いられる検出データは、充電から放電及び放電から充電への切替時の過度変動による不安定な電圧及び電流を含まないため、内部抵抗及び開放電圧の演算精度を高めることができ、内部抵抗又は開放電圧の演算のばらつきを抑制することができる。
また本例は、検出データに含まれる検出電流と、所定の条件である、充電電流上限値(Ichg_max)、充電電流下限値(Ichg_min)、放電電流上限値(Idchg_max)又は放電電流下限値(Idchg_min)とを比較し、IV特性から外れるデータを排除し、演算処理を行う。これにより、演算対象となるデータは、IV特性を導くために適切なデータとなり、内部抵抗及び開放電圧の演算精度を高めることができる。
また本例は、検出データに含まれる検出電流の電流差と、所定の条件である電流差分閾値(ΔIc)とを比較し、IV特性から外れるデータを排除し、演算処理を行う。また本例は、検出データに含まれる検出電圧の電圧差と、所定の検出条件である電圧差分閾値(ΔVc)とを比較し、IV特性から外れるデータを排除し、演算処理を行う。これにより、演算対象となるデータは、IV特性を導くために適切なデータとなり、内部抵抗及び開放電圧の演算精度を高めることができる。
なお、本例は放電時及び充電時の検出データを用いて、内部抵抗及び開放電圧を演算するが、放電時又は充電時のいずれか一方の検出データを用いて、内部抵抗及び開放電圧を演算してもよい。また必ずしも内部抵抗及び開放電圧の両方を演算する必要はなく、いずれか一方を演算すればよい。
また本例は、第1の所定時間の長さと第2の所定時間の長さを同じ時間の長さにしてもよい。これにより、本例は、内部抵抗及び開放電圧の演算精度を高めることができる。
また本例は、上記の演算方法により演算された開放電圧に基づき、ステップS10により演算された内部抵抗を補正し、バッテリー12の内部抵抗を演算してもよい。バッテリー12の内部抵抗は、電池の充電状態SOC:State of Charge(%))に応じて変化するため、内部抵抗を演算する際に、電池の充電状態を反映させることにより、演算精度を高めることができる。以下、図7〜図9を用いて、SOCを用いた、バッテリー12の内部抵抗の演算方法について説明する。図7はバッテリー12の充電状態(SOC:State of Charge(%))に対する開放電圧の特性を示すグラフであり、図8はバッテリー12のSOCに対する内部抵抗の特性を示すグラフであり、図9はバッテリー12のSOCに対する内部抵抗の変換係数の特性を示すグラフである。
まず、上記の演算方法により演算された開放電圧(Vo)から、バッテリー12の充電状態(SOC(%))を演算する。図7に示すように、バッテリー12の開放電圧とSOCとは、二次電池の特性に応じて、予め特性が決まっている。そのため、バッテリー12の開放電圧とSOCとの関係を示すテーブルをコントローラ100に予め保存し、当該テーブルを参照することにより、開放電圧(Vo)からバッテリー12のSOCを演算することができる。
図8に示すように、バッテリー12のSOCが上昇すると、バッテリー12の内部抵抗が減少する。この特性は、バッテリー12に使用される電池の特性に応じて決まる。本例では、図9に示すように、バッテリー12のSOCに対する内部抵抗の変換係数(Ra)を予め設定し、コントローラ12にテーブルとして保存する。SOCと変換係数(Ra)との対応関係について、内部抵抗の変換係数(Ra)は、例えば、SOCが50%である場合に基準の1.0倍として、SOCが低くなると変換係数(Ra)は高くなり、SOCが高くなると変換係数(Ra)は低くなる。そして、コントローラ100は、SOCとRaとの対応関係を示すテーブルを参照し、ステップS10により演算されたSOCに対する変換係数(Ra)を抽出し、ステップS10で演算された内部抵抗に、当該変換係数(Ra)を乗ずることで、バッテリー12の内部抵抗を演算する。これにより、上記のステップS10により演算された内部抵抗が補正され、バッテリー12の内部抵抗が演算される。
上記のように、本例は、バッテリー12の充電状態(SOC)に基づき、上記のIV特性から演算された内部抵抗を補正して、バッテリー12の内部抵抗を演算する。これにより、内部抵抗の演算精度を高めることができる。
また本例は、温度センサ104により検出された電池温度に基づいて、ステップS10により演算された内部抵抗を補正することにより、バッテリー12の内部抵抗を演算してもよい。以下、図10を用いて、温度センサ104による検出温度を用いた、内部抵抗の演算方法について説明する。図10は、バッテリー12の電池温度に対する内部抵抗の変換係数(Ra)の特性を示すグラフである。
バッテリー12は、電池温度に応じて内部抵抗が変化する特性をもつため、本例では、温度センサ104の検出温度を用いて演算処理を行う。バッテリー12の内部抵抗は、高温時よりも低温時の方が高く、内部抵抗は温度上昇に伴い減少する特性をもつ。そのため、当該特性から、図10に示すように、バッテリー12の電池温度に対する内部抵抗の変換係数(Rb)を予め計測し、コントローラ100に保存する。内部抵抗の変換係数(Rb)は、例えば、電池温度20度の場合に基準の1.0倍として、電池温度が低くなると変換係数(Rb)は高くなり、電池温度が高くなると変換係数(Rb)は低くなる。
コントローラ100は、温度センサ104の検出温度を検出し、ステップS10による内部抵抗を演算する。そして、コントローラ100は、予め保存された、電池温度と変換係数(Rb)との対応関係を示すテーブルを参照し、当該検出温度に対応する変換係数(Rb)を抽出する。そして、ステップS10により演算された内部抵抗を、変換係数(Rb)に基づき補正し、補正された内部抵抗を演算する。
上記の通り、本例は、温度センサ104により検出されたバッテリー12の電池温度に基づいて内部抵抗を補正することにより、内部抵抗の演算精度を高めることができる。
また本例は、温度センサ105により検出されたバッテリー12の電池温度に応じて、所定条件であるステップS5〜ステップS8により用いた閾値、あるいは、所定時間を設定してもよい。バッテリー12は、電池温度に応じて、充放電電流が変化する特性をもち、又は、充放電電流を一定にする場合には充放電時間が変化する特性をもつ。例えば、電池温度が高くなると放電電流が高くなり、また、充放電電流を一定にする場合には放電時間が長くなる。そして、電池温度が高い場合には、検出データに含まれる検出電圧及び検出電流の値が高くなる。また充放電の切替時から、バッテリー12の電圧及び電流が安定するまでの時間も長くなる。
そのため、本例は、バッテリー12の検出温度が高くなった場合には、充電電流上限値(Ichg_max)、充電電流下限値(Ichg_min)、放電電流上限値(Idchg_max)又は放電電流下限値(Idchg_min)を高くし、一方、バッテリー12の検出温度が低くなった場合には、充電電流上限値(Ichg_max)、充電電流下限値(Ichg_min)、放電電流上限値(Idchg_max)又は放電電流下限値(Idchg_min)を低くする。これにより、バッテリー12の電池温度に応じて、IV特性が変化したとしても、当該変化に応じて、演算対象となるデータの電流の範囲である、所定の検出条件を設定することができるため、本例は演算精度を高めることができる。
また、本例において、バッテリー12の検出温度が高くなった場合には、充放電の切替時点から、電圧及び電流が安定する時点までの時間が短くなるため、所定時間を短くする。一方、バッテリー12の検出温度が低くなった場合には、充放電の切替時点から、電圧及び電流が安定する時点までの時間が長くなるため、所定時間を長くする。これにより、バッテリー12の電池温度に応じて、充放電の切替時点から、電圧及び電流が安定する時点までの時間が変化しても、変化に応じて、所定時間を設定するため、演算対象となるデータを抽出するタイミングを精度よく定めることができ、演算精度を高めることができる。
また本例は、バッテリー12の劣化度に応じて、所定条件であるステップS5〜ステップS8により用いた閾値、あるいは、所定時間を設定してもよい。バッテリー12は、電池の劣化度に応じて、充放電電流が変化する特性をもち、充放電電流を一定にする場合には充放電時間が変化する特性をもつ。例えば、電池劣化度が低い場合には、放電電流が高く、充放電電流を一定にする場合には放電時間が長くなる。そして、電池劣化度が低い場合には、検出データに含まれる検出電圧及び検出電流の値が高くなる。また充放電の切替時から、バッテリー12の電圧及び電流が安定するまでの時間も長くなる。
バッテリー12の劣化度の演算は、例えばコントローラ100の一部に劣化度演算部を設ける。そして当該劣化度演算部は、例えば、満充電の電池容量を演算し、初期のバッテリー12の電池容量との比を演算することで、劣化度を算出する。満充電の電池容量は、例えば電流センサ103の放電電流の積算値から演算できる。
そして、本例は、バッテリー12の劣化度が低い場合には、充電電流上限値(Ichg_max)、充電電流下限値(Ichg_min)、放電電流上限値(Idchg_max)又は放電電流下限値(Idchg_min)を高くし、一方、バッテリー12の劣化度が高い場合には、充電電流上限値(Ichg_max)、充電電流下限値(Ichg_min)、放電電流上限値(Idchg_max)又は放電電流下限値(Idchg_min)を低くする。これにより、バッテリー12の劣化度に応じて、IV特性が変化したとしても、当該変化に応じて、演算対象となるデータの電流又電圧の範囲である、所定の条件を設定することができるため、本例は演算精度を高めることができる。
また、本例において、バッテリー12の劣化度が高い場合には、充放電の切替時点から、電圧及び電流が安定する時点までの時間が短くなるため、所定時間を短くする。一方、バッテリー12の劣化度が低い場合には、充放電の切替時点から、電圧及び電流が安定する時点までの時間が長くなるため、所定時間を長くする。これにより、バッテリー12の劣化度に応じて、充放電の切替時点から、電圧及び電流が安定する時点までの時間が変化しても、変化に応じて、演算対象となるデータを抽出するタイミングを精度よく定めることができ、演算精度を高めることができる。
なお、バッテリー12の温度及び劣化度は、予め設定される閾値と比較することによって、高低を判定すればよく、所定時間及び所定の検出条件は、予め設定される閾値に対して、変更すればよい。またバッテリー12の劣化度の算出方法は、他の周知の方法を用いてもよい。
また本例は、バッテリー12の充電状態(SOC)や走行状態が演算毎に異なる状況で、内部抵抗及び開放電圧を演算するため、ステップS10で演算された内部抵抗及び開放電圧を、標準状態(例えば、バッテリー12の電池温度:25度、又は、バッテリー12の充電状態:50%)に変換することにより、正規化してもよい。演算された内部抵抗及び開放電圧と、バッテリー12の電池温度、又は、バッテリー12のSOCとの間には、予め設定されている相関関係があるため、コントローラ100に設けられる記憶部107に、テーブルとして当該相関関係を記憶する。そして、コントローラ100は、演算された内部抵抗又は開放電圧に基づき、記録されたテーブルを参照して、標準の電池温度又は標準の電池状態に変換する。これにより、本例は、標準状態以外のバッテリー12の状態で、データを検出し、内部抵抗及び開放電圧を演算することができる。また、標準状態に変換した上で、他の演算結果等と比較することもできる。
なお、本例は、ステップS5からステップS8において、電流センサ103の検出電流及び電圧センサ104の検出電圧と、電流閾値及び電圧閾値とを、それぞれ比較し、検出データを抽出するが、必ずしもステップS5からステップS8までの演算処理を行う必要はない。またステップS5からステップS8までの全ての演算処理を行う必要はなく、いずれか一つの演算処理を行ってもよい。またステップS5及びステップS6について、上限値又は下限値のいずれ一方のみであってもよい。
なお、バッテリー12は、複数の電池セルを有する電池パックにより構成してもよい。そして、本例は、電池セル毎に電圧を検出し、上記と同様に、各電池セルの内部抵抗及び開放電圧を演算してもよい。これにより、例えば電池セルの容量調整の際に、本例による演算結果を用いることができるため、精度よく容量調整を行うことができ、バッテリー12の保護することができる。
なお、セル毎に電圧を検出し、セル毎に内部抵抗又は開放電圧を演算し、セル毎の内部抵抗又は開放電圧の積算値を算出することで、電池パックの内部抵抗又は開放電圧を演算することができる。しかし、演算負荷が大きくなるため、電池パックの内部抵抗又は開放電圧を演算する際には、電池パックの端子間電圧を用いて、演算すればよい。
また、本例は、充電から放電又は放電から充電への切替をトリガとして、上記による内部抵抗又は開放電圧の演算処理を行ってもよい。
なお、本例はステップS4にて、充放電の切替時からの充放電時間と第1の所定時間とを比較するが、充放電の切替時からの検出電圧の変化量を所定の閾値電圧と比較してもよい、図3及び図4に示すように、充放電の切替後の時間(T)及び時間(T)の間、バッテリー12の電圧は不安定であり、充放電時間に対する電圧の変化量が大きい。一方、時間(T)及び時間(T)の経過後、バッテリー12の電圧は安定しており、充放電時間に対する電圧の変化量は小さくなる。そして、図3及び図4に示す特性は、バッテリー12の電池特性に依存し、バッテリー12に使用される二次電池により予め決まる。そのため、本例は予め変化量の閾値を設定し、検出電圧の変化量が閾値変化量より大きい場合には、バッテリー12の電圧不安定であり、演算対象として適切でないと判断し、検出電圧の変化量が閾値変化量より小さい場合には、バッテリー12の電圧は安定しており、演算対象として適切であると判断する。すなわち、ステップS4にて、コントローラ100は、ステップS3にて検出された検出電圧と、前回のサンプリング周期で検出された検出電圧との変化量から、単位時間当たりの変化量を算出する。そして、コントローラ100は、変化量と、予め設定されている閾値変化量とを比較する。変化量が閾値変化量より大きい場合には、ステップS3にて検出されたデータはバラツキの大きいデータであるため、演算対象のデータとして適切ではなく、ステップS3に戻り、再度、バッテリー12の電圧及び電流を検出する。一方、変化量が閾値変化量より小さい場合には、ステップS5に遷移する。
これにより、本例の演算装置は、単位時間当たりの検出電圧の変化量が所定の閾値変化量より小さくなった場合の検出電圧を含む、充電又は放電の検出データを用いて、IV特性からバッテリー12の内部抵抗又はバッテリー12の開放電圧を演算する。これにより、本例は、バッテリー12が不安定な状態で電圧のバラツキが大きい検出電圧を避けた上で、安定した検出電圧を含む検出データを用いて内部抵抗等を演算するため、精度よくIV特性を導き出すことができ、内部抵抗及び開放電圧の演算精度を高めることができる。
なお、図6において、本例は充電から放電に切り替わる場合の制御内容及び制御手順を説明するが、放電から充電に切り替わる場合も、本例は適用できる。ただし、ステップS4の第1の所定時間は第2の所定時間となる。
なお本例は、演算部102により、切替時点から第1の所定時間又は第2の所定時間の間に検出された検出データを演算対象から除外することにより、充放電の切替時点より所定期間内のバッテリー12の電圧及び電流のデータを用いないようにするが、コントローラ100により、切替時点から第1の所定時間又は第2の所定時間の間は、バッテリー12の電流及び電圧を検出しないように制御してもよい。すなわち、充放電切替部101により充放電が切り変わった場合に、コントローラ100は、電流センサ103及び電圧センサ104を制御し、切替時点から第1の所定時間又は第2の所定時間の間、バッテリー12の電圧及び電流を検出しない。これにより、演算部102がバッテリー12の内部抵抗等を演算する際に、切替時点から第1の所定時間又は第2の所定時間の間のバッテリー12の電圧及び電流のデータを用いずに、演算することができる。
なお、本例の充放電切換部101は本発明の「充放電切換手段」に相当し、電流センサ103は「電流検出手段」に、電圧センサ104は「電圧検出手段」に、温度センサ105は「温度検出手段」に、演算部102は「演算手段」に、記憶部107が「記憶手段」に、コントローラ100の一部となる劣化度演算部が「劣化度演算部」に相当する。
《第2実施形態》
本例は上述した第1実施形態に対して、制御内容の一部が異なる。これ以外の構成で上述した第1実施形態と同じ構成及び効果は、その記載を適宜、援用する。図11は、本例の演算装置の制御手順を示すフローチャートである。
本例は、電流センサ103及び電圧センサ105により検出される検出電流の経時的な変化を検出した上で、バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧を演算する。以下、図11を用いて、本例の制御手順及び制御内容を説明する。
ステップS11にて、コントローラ100は、電流センサ103及び電圧センサ104から、所定のサンプリング周期で、充電時のバッテリー12の充電電流及び充電電圧を検出する。
次に、ステップS12にて、コントローラ100は、前回検出した検出データの充電電流と、ステップS1の検出データの充電電流とを比較し、充電電流が経時的に減少しているか否かを判定する。充電電流が減少していない場合には、本例の制御処理を終了する。一方、充電電流が減少している場合には、ステップS13へ遷移する。なお、ステップS12について、前回検出した検出データが充電時に検出されたデータではない場合には、充電電流が減少しているとみなし、ステップS13に遷移すればよい。
ステップS13にて、コントローラ100は、充放電切替部101により充電から放電に切り替わったか否かを判断する。放電に切り替わっていない場合には、ステップS11に戻り、充電電流及び充電電圧を検出する。一方、放電に切り替わった場合には、ステップS14に遷移する。
ステップS14にて、コントローラ100は、電流センサ103及び電圧センサ104から、所定のサンプリング周期で、放電時のバッテリー12の放電電流及び放電電圧を検出する。
そして、ステップS15にて、充電から放電への切替時点から第1の所定時間が経過したか否かを判定する。第1の所定期間が経過していない場合には、ステップS14にて検出されたデータはバラツキの大きいデータであるため、演算対象のデータとして適切ではなく、ステップS14に戻り、再度、バッテリー12の電圧及び電流を検出する。一方、第1の所定期間が経過した場合には、ステップS16に遷移する。
ステップS16にて、コントローラ100は、前回検出した検出データの放電電流と、ステップS14の検出データの放電電流とを比較し、放電電流が経時的に増加しているか否かを判定する。放電電流が増加していない場合には、本例の制御処理を終了する。一方、放電電流が増加している場合には、ステップS17へ遷移する。なお、ステップS17について、前回検出した検出データが放電時に検出されたデータではない場合には、放電電流が増加しているとみなし、ステップS17に遷移すればよい。
ステップS17にて、コントローラ100は、内部抵抗及び開放電圧を演算するための演算対象となるデータが所定数まで蓄積された否かを判定する。所定数のデータがコントローラ100に蓄積された場合には、ステップS18に遷移し、所定数のデータがコントローラ100に蓄積されていない場合には、ステップS14に戻る。
そして、ステップS18にて、検出データに含まれる検出電圧及び検出電流からIV特性を導き出し、バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧を演算する。
上記のように、本例は、検出時間の経過に伴って減少する充電電流を含む検出データと、検出時間の経過に伴って増加する放電電流を含む検出データとを、演算対象のデータとした上で、内部抵抗及び開放電圧を演算する。これにより、内部抵抗の演算精度を高めることができる。充放電の切替の直後の検出データは、バッテリー12の電圧及び電流が不安定なため、当該検出データを含めて演算を行う場合に、演算精度が低下する可能性がある。本例では、検出時間に伴う、充電電流又は放電電流の変化の条件を課した上で、演算対象となるデータを抽出するため、IV特性を導く際に適切ではないデータを除外した上で、内部抵抗及び開放電圧を演算することができ、その結果として、演算精度を高めることができる。
《第3実施形態》
本例は上述した第1実施形態に対して、コントローラ100に演算頻度算出部301を設ける点が異なる。これ以外の構成で上述した第1実施形態と同じ構成及び効果は、その記載を適宜、援用する。図12は、本例の演算装置のブロック図を示す。
図12に示すように、本例の演算装置には、演算頻度算出部301がコントローラ100に設けられている。演算頻度算出部301は、単位時間当たりの演算部102の演算回数を算出している。
ここで、バッテリー12の検出電圧及び検出電流は、バッテリー12の劣化度や電池温度等によって異なる。そのため、図6のステップS5からステップS8に示す所定の検出条件を満たす検出データの量は、バッテリー12の劣化度や電池温度等に応じて、異なる。すなわち、例えば、バッテリー12の電池温度が高い場合、又は、バッテリー12の劣化度が小さい場合には、電池から取り出せる電流値が大きくなるため、放電電流値を一定にすると、放電可能な時間が長くなる。そのため、演算対象となる検出データを抽出する際に、充放電電流値を大きくとることができ、また充放電の切替時からデータを検出するための検出時間を長くとることができる。
そして、検出時間が長くなる場合には、当該所定の検出条件を変更しない限り、所定の検出条件を満たすデータ量が多くなるため、演算頻度は高くなる。そこで、本例は、演算頻度算出部301による演算頻度が高くなる場合には、所定の検出条件の範囲を狭めることで、演算対象となるデータの抽出条件を厳しくして、演算頻度を抑える代わりに、演算精度を高める。
一方、バッテリー12の電池温度が低い場合、又は、バッテリー12の劣化度が大きい場合には、電池から取り出せる電流値が大きくなるため、放電電流値を一定にすると、放電可能な時間が短くなる。そのため、演算対象となる検出データを抽出する際に、充放電電流値が小さくなり、また充放電の切替時からデータを検出するための検出時間が短くなり、演算頻度が低くなる。そこで、本例は、演算頻度算出部301による演算頻度が低くなる場合には、所定の検出条件の範囲を広げることで、演算対象となるデータの抽出条件を緩くして、演算精度を下げる代わりに、演算頻度を高くする。
次に、図13を参照し、本例の演算装置の制御手順を説明する。図13は、本例の演算装置の制御手順を示すフローチャートである。
ステップS21にて、演算頻度算出部301は、単位時間当たりの内部抵抗又は開放電圧の演算頻度を検出する。ステップS22にて、コントローラ100は、当該演算頻度と演算頻度閾値とを比較する。演算頻度閾値は、予め設定されている値であって、条件を変えるための閾値を示す。演算頻度が演算頻度閾値より低い場合には、図6のステップS5からステップS8に示す条件を変更せずに、本例の処理を終了する。一方、演算頻度が演算頻度閾値より高い場合には、ステップS23に遷移する。
ステップS23にて、コントローラ100は、ステップS5からステップS8に示す条件を変更し、条件の範囲を狭くする。つまり、ステップS5の条件を変更する場合には、充電電流上限値(Ichg_max)を小さくする、または、充電電流下限値(Ichg_min)を大きくする、のうち少なくとも一方を行う。またステップS6の条件を変更する場合には、放電電流上限値(Idchg_max)を小さくする、または、放電電流下限値(Idchg_min)を大きくする、のうち少なくとも一方を行う。またステップS7の条件を変更する場合には、電流差分閾値(ΔIc)を小さくする。またステップS8の条件を変更する場合には、電圧差分閾値(ΔVc)を小さくする。そして、所定の条件を厳しくして、図13の制御手順を終了する。なお、図6に示す制御手順は、ステップS23の条件変更に伴い、ステップS5〜S8の条件を変更した上で、制御手順を実行する。
上記のように、本例は、演算頻度算出部301により、演算部102の演算頻度を算出し、演算頻度が所定の演算頻度閾値より高い場合に、所定の検出条件の範囲を狭くすることで、当該所定の検出条件を厳しくする。これにより、一回の演算に対する演算精度を高めることができる。
なお、図11の制御手順では、演算頻度が演算頻度閾値より低い場合に、所定の検出条件を変更せずに処理を終了したが、演算頻度が演算頻度閾値より低い場合に、当該所定の検出条件の範囲を広くするように制御してもよい。すなわち、コントローラ100は、ステップS22の判定により、演算頻度が演算頻度閾値より低い場合に、図6のステップS5からステップS8に示す条件を変更し、条件の範囲を広くする。ステップS5の条件を変更する場合には、充電電流上限値(Ichg_max)を大きくする、または、充電電流下限値(Ichg_min)を小さくする、のうち少なくとも一方を行う。またステップS6の条件を変更する場合には、放電電流上限値(Idchg_max)を大きくする、または、放電電流下限値(Idchg_min)を小さくする、のうち少なくとも一方を行う。またステップS7の条件を変更する場合には、電流差分閾値(ΔIc)を大きくする。またステップS8の条件を変更する場合には、電圧差分閾値(ΔVc)を大きくする。そして、所定の検出条件を緩くして、本例の制御手順を終了する。また、演算頻度が演算頻度閾値より高い場合には、ステップS23と同様に、所定の検出条件を変更してもよく、所定の検出条件を変更しなくてもよい。
上記のように、本例は、演算頻度算出部301により、演算部102の演算頻度を算出し、演算頻度が所定の演算頻度閾値より低い場合に、所定の検出条件の範囲を広くすることで、当該所定の検出条件を緩くする。これにより、本例は演算頻度を高めることができる。そして、複数の演算結果に対し、移動平均又は加重平均を算出することにより、全体として、内部抵抗又は開放電圧の演算精度を高めることができる。
なお本例の演算頻度算出部301が本発明の「演算頻度算出手段」に相当する。
《第4実施形態》
本例は上述した第1実施形態に対して、制御内容の一部が異なる。これ以外の構成で上述した第1実施形態と同じ構成及び効果は、その記載を適宜、援用する。図14は、本例の演算装置の制御手順を示すフローチャートである。
本例は、充電時間又は放電時間に応じて、演算対象となる検出データを特定した上で、バッテリー12の内部抵抗又は開放電圧を演算する。バッテリー12の充電及び放電が切り替わる状況において、バッテリー12には分極が発生する場合がある。例えば、バッテリー12が長時間放電され、その後、短時間充電され、再び放電される状況において、充電時間に対して放電時間が長い場合には、長時間の放電の間にバッテリー12の電池内でイオンが不均一になり、分極が発生していることがある。その後、短時間の充電が行われたとしても、分極が充分に解消されないため、充電時の検出電圧及び検出電流は、分極を持った状態の検出値となる。そして、当該検出値に基づいて算出された内部抵抗及び開放電圧の演算精度は低くなる。
そこで、本例の演算装置では、充放電の切替時点から分極解除時間の経過後に検出された検出データを用いて、内部抵抗及び開放電圧を演算する。以下、図14を用いて、本例の制御内容及び制御手順を説明する。図14は、本例の演算装置の制御手順を示すフローチャートである。
ステップS31にて、コントローラ100は、電流センサ103及び電圧センサ104から、所定のサンプリング周期で、放電時のバッテリー12の放電電流及び放電電圧を検出する。
ステップS32にて、コントローラ100は、充放電切替部101により放電から充電に切り替わったか否かを判断する。充電に切り替わっていない場合には、ステップS31に戻り、放電電流及び放電電圧を検出する。一方、充電に切り替わった場合には、ステップS33に遷移する。
ステップS33にて、コントローラ100は、電流センサ103及び電圧センサ104から、所定のサンプリング周期で、充電時のバッテリー12の充電電流及び充電電圧を検出する。
そして、ステップS34にて、放電から充電への切替時点から第2の所定時間が経過したか否かを判定する。第2の所定期間が経過していない場合には、ステップS33にて検出されたデータはバラツキの大きいデータであるため、演算対象のデータとして適切ではなく、ステップS33に戻り、再度、バッテリー12の電圧及び電流を検出する。一方、第2の所定期間が経過した場合には、ステップS35に遷移する。
ステップS35にて、分極解消時間を設定する。分極解消時間は、充電への切替え前の放電により生じた分極を解消するために必要な時間である。また分極解消時間は、放電時間に応じて設定される。分極の発生度合いは、放電時間に影響し、放電時間が長い場合には、分極の発生度合いが大きい。そのためコントローラ100は、ステップS32の切替前の放電時間に応じて、分極解消時間を設定する。なお、充電から放電に切り替わり、放電時の分極解消時間を設定する場合には、コントローラ100は、切替前の充電時間に応じて、分極解消時間を設定する。分極解消時間は、バッテリー12の特性に応じて予め設定されている。
ステップS36にて、コントローラ100は、放電時間と分極解消時間とを比較する。放電時間は、ステップS32の切替時点からステップS33の検出する時点までの時間である。放電時間が分極解消時間より短い場合には、ステップS33で検出された検出データは、分極が発生している場合の検出データになるため、演算対象となるデータとして適切ではない。放電時間が分極解消時間より短い場合には、コントローラ100はステップS33に戻り、充電電流及び充電電圧を検出する。一方、放電時間が分極解消時間より長い場合には、ステップS33で検出された検出データは、分極が解消された状態のバッテリー12の検出電圧及び検出電流を含み、コントローラ100はステップS37にうつる。
ステップS37にて、コントローラ100は、内部抵抗及び開放電圧を演算するための演算対象となるデータが所定数まで蓄積された否かを判定する。所定数のデータがコントローラ100に蓄積された場合には、ステップS38に遷移し、所定数のデータがコントローラ100に蓄積されていない場合には、ステップS33に戻る。
そして、ステップS38にて、検出データに含まれる検出電圧及び検出電流からIV特性を導き出し、バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧を演算する。
上記のように、本例は、分極解消時間の経過後に検出された検出データを用いて、バッテリー12の内部抵抗又は開放電圧を演算する。これにより、演算対象となる検出データには、分極状態のバッテリー12の検出電圧及び検出電流が含まれないため、精度よくIV特性を導き出すことができ、内部抵抗及び開放電圧の演算精度を高めることができる。
また本例は、充放電の切替前の充電時間又は放電時間に応じて、切替後の分極解消時間を設定する。これにより、充放電の切替前のバッテリー12の分極度合いに応じて、分極を解消するための適切な時間を設定することができるため、内部抵抗及び開放電圧の演算精度を高めることができる。
なお、本例は放電から充電に切り替わる場合の制御手順を説明したが、充電から放電に切り替わる場合には、図14に示す各ステップにおいて、充電と放電を入れ替えればよく、ステップS34の第2の所定時間は第1の所定時間に変更し、ステップS35の分極解消時間は、充電時間に応じて設定すればよい。
なお、本例では、分極解消時間の経過後に検出された検出データを、分極解消時間と充放電時間とを比較することにより、特定するが、時間の代わりに、積算容量値、電流値又は電流二乗積を用いてよい。積算容量値、電流積算値又は電流二乗積は、切替時点から充放電時間の経過と共に変化する値である。そのため、これらの値を検出することで、充放電時間を間接的に計測することになる。また分極解消時間については、積算容量値、電流積算値又は電流二乗積に基づく閾値として設定すればよい。
《第4実施形態》
本例は上述した第1実施形態に対して、制御内容の一部が異なる。これ以外の構成で上述した第1実施形態と同じ構成及び効果は、その記載を適宜、援用する。図15は、本例の演算装置の制御手順を示すフローチャートである。
本例は、充電時の検出データ及び放電時の検出データの両方データを用いて、IV特性を導き、バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧を演算する。演算の際は、演算対象となる検出データについて、充電から放電への切替時点から放電時のデータの検出時点までの時間と、放電から充電への切替時点から充電時のデータの検出時点までの時間とが等しくなるよう(以下、「第1の抽出条件」と称す)に、コントローラ100は、検出データを抽出して、演算対象のデータとする。
例えば、コントローラ100は、電流センサ103及び電圧センサ104のサンプリングを充放電の切替のタイミングから開始するように、切替のタイミングとサンプリング周期との間で同期を図るよう制御する。ここで、サンプリング周期を100msとする。そして、充電から放電への切替時からバッテリー12の電流又は電圧が安定するまでの時間を150msとし、放電から充電への切替時からバッテリー12の電流又は電圧が安定するまでの時間を270msと仮定する。この場合、安定した電流及び電圧を含む放電時のデータの検出タイミングは、切替時から200ms、300msと、400ms、後は100ms刻みのタイミングとなる。また安定した電流及び電圧を含む充電時のデータの検出タイミングは、切替時から300ms、400ms、後は100ms刻みのタイミングとなる。
第1の抽出条件を満たすデータは、放電データでは、300ms、400msとなり、充電データでは、300ms、400msとなる。すなわち、放電データ(200ms)は、安定した電流及び電圧を含むデータであるが、第1の抽出条件を満たさないため、コントローラ100は、当該データを演算対象から除外する。
また、第1の抽出条件以外の条件として、充電から放電への切替時点から放電時のデータの検出時点までの時間と、電から充電への切替時点から充電時のデータの検出時点までの時間との時間差が、所定の範囲内になる(以下、「第2の抽出条件」と称す)ように、本例は、検出データを抽出して、演算対象のデータとする。なお、所定の範囲とは、充電時の検出データと放電時の検出データとの間で生じる検出タミングのズレの許容される範囲を表しており、予め設定される時間の範囲である。
例えば、コントローラ100は、電流センサ103及び電圧センサ104を所定のサンプリング周期(100ms)で動作させる。そして、充電から放電への切替時からバッテリー12の電流又は電圧が安定するまでの時間を150msとし、放電から充電への切替時からバッテリー12の電流又は電圧が安定するまでの時間を270msと仮定する。また所定の範囲を15msと設定する。
仮に、充電から放電への切り替わりについて、切替時点から20ms後に、電流センサ103及び電圧センサ104によるサンプリングがされたとする。この場合、電流センサ103及び電圧センサ104は、充電から放電への切替時点から、20ms後、120ms後、220ms後、320ms後、と続くタイミングで、電流及び電圧を検出する。そして、放電時の検出データの中で、安定した電流及び電圧を含む検出データは、充電から放電への切替時点から、220ms後、320ms後、と続くタイミングで検出されたデータである。
さらに、仮に放電から充電への切り替わりについて、切替時点から30ms後に、電流センサ103及び電圧センサ104によるサンプリングがされたとする。この場合、電流センサ103及び電圧センサ104は、充電から放電への切替時点から、30ms後、130ms後、230ms後、330ms後、と続くタイミングで、電流及び電圧を検出する。そして、充電時の検出データの中で、安定した電流及び電圧を含む検出データは、放電から充電への切替時点から、330ms後、430ms後、と続くタイミングで検出されたデータである。
放電時の検出データ(220ms)と充電時の検出データ(330ms)との時間差は110msとなり、所定の範囲(15ms)外であるため、当該放電時の検出データ(220ms)は、演算対象から外される。一方、放電時の検出データ(320ms)と充電時の検出データ(330ms)との時間差は10msとなり、所定の範囲(15ms)内であるため、当該放電時の検出データ(320ms)及び充電時の検出データ(330ms)は、演算対象となる。
すなわち、コントローラ100は、バッテリー12の内部抵抗等を演算する際に、第1の抽出条件又は第2の抽出条件を用いて、検出データを抽出した上で、演算を行う。これにより、本例は、充電時の検出データ及び放電時の検出データを用いて演算する場合に、充電時の検出データと放電時の検出データとの間で充放電の切替時からの検出タイミングが大きくずれるデータを除外して、バッテリー12の内部抵抗等を演算する。その結果として、IV特性を導く際に、演算精度を高めることができ、内部抵抗又は開放電圧の演算誤差を抑制することができる。
以下、図15を用いて、本例の演算装置による、演算手順を説明する。なお、図15において、充電から放電に切り変わった時点から、放電から充電に切り変わり、再び充電から放電に切り変わる時点までの演算手順を示す。
ステップS41にて、コントローラ100は、電流センサ103及び電圧センサ104から、放電時のバッテリー12の放電電流及び放電電圧を検出する。ステップS42にて、充電から放電への切替時点から第1の所定時間が経過したか否かを判定する。第1の所定期間が経過していない場合には、ステップS41に戻る。第1の所定期間が経過した場合には、ステップS43にて、コントローラ100は、第1の所定期間の経過後の放電時のデータを蓄積する。
ステップS44にて、放電から充電に切り変わった否かを判定する。切り変わっていない場合には、ステップS41に戻り、所定のサンプリング周期で放電電流及び放電電圧を検出する。一方、放電から充電切り変わった場合には、ステップS45にて、充電時の充電電流及び放電電圧を検出する。
ステップS46にて、放電から充電への切替時点から第2の所定時間が経過したか否かを判定する。第2の所定期間が経過していない場合には、ステップS45に戻る。第2の所定期間が経過した場合には、ステップS47にて、コントローラ100は、第2の所定期間の経過後の充電時のデータを蓄積する。
ステップS48にて、充電から放電に切り変わった否かを判定する。切り変わっていない場合には、ステップS45に戻り、所定のサンプリング周期で充電電流及び充電電圧を検出する。一方、放電から充電切り変わった場合には、ステップS49に遷移する。
ステップS49にて、コントローラ100は、第1の抽出条件又は第2の抽出条件を用いて、ステップS43及びステップS47により蓄積された検出データから、抽出条件を満たすデータを抽出する。なお、第1の抽出条件又は第2の抽出条件のいずれの条件を用いるかは、演算前に予め設定される。
そして、ステップS50にて、コントローラ100は、ステップS49により抽出されたデータを用いて、IV特性を導き出し、バッテリー12の内部抵抗及び開放電圧を演算する。
上記のように、本例は、充電から放電に切り変わる時点から放電時の検出データの検出時点までの時間と、放電から充電に切り変わる時点から充電時の検出データの検出時点までの時間とが等しい検出データを用いて、バッテリー12の内部抵抗等を演算する。これにより、IV特性を導く際に、演算精度を高めることができ、内部抵抗又は開放電圧の演算誤差を抑制することができる。
また本例は、充電から放電に切り変わる時点から放電時の検出データの検出時点までの時間と、放電から充電に切り変わる時点から充電時の検出データの検出時点までの時間との時間差が所定の範囲内である、検出データを用いて、バッテリー12の内部抵抗等を演算する。これにより、IV特性を導く際に、演算精度を高めることができ、内部抵抗又は開放電圧の演算誤差を抑制することができる。 なお、コントローラ100は、充電時のデータ及び放電時のデータがそれぞれ複数のデータを用いて演算する場合には、それぞれ対応するデータの間で、第1の抽出条件又は第2の抽出条件を満たせばよい。
1、4、14…モータ
2…エンジン
3…クラッチ
5…無段変速機
6…減速装置
7…差動装置
8…駆動輪
9、10、13…インバータ
11…油圧装置
12…バッテリー
15…補助バッテリー
16…DC/DCコンバータ
17…キースイッチ
100…コントローラ
101…充放電切換部
102…演算部
103、105…電流センサ
104、106…電圧センサ
107…記憶部
301…演算頻度算出部

Claims (21)

  1. 二次電池の充電及び放電を切り替える充放電切替手段と、
    前記二次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記二次電池の電流を検出する電流検出手段と、
    前記電圧検出手段及び前記電流検出手段により検出された電圧及び電流を含む、検出データから前記二次電池の内部抵抗又は開放電圧を演算する演算手段を備え、
    前記演算手段は、前記充放電切替手段による充放電の切替時点より所定時間内の前記二次電池の電圧及び電流のデータを用いず、前記切替時点より前記所定時間の経過後に検出された、充電又は放電のうちの少なくとも一方の前記検出データを用いて、IV特性から前記内部抵抗又は前記開放電圧を演算することを特徴とする演算装置。
  2. 前記所定時間は、前記充放電の切替時点から前記二次電池の電圧及び電流が安定するまでの時間であることを特徴とする請求項1記載の演算装置。
  3. 前記二次電池を電力源とする電池負荷をさらに有し、
    前記充放電切換手段は、前記二次電池から前記電池負荷への電力供給が可能な状態で、前記充電及び前記放電を切替え、
    前記演算手段は、前記所定時間以外の時間に検出された前記検出データを用いて、前記内部抵抗又は前記開放電圧を演算することを特徴とする請求項1又は2記載の演算装置。
  4. 前記演算手段は、放電時又は充電時の、複数の前記検出データを用いて、前記内部抵抗又は前記開放電圧を演算することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の演算装置。
  5. 前記演算手段は、放電時及び充電時の前記検出データを用いて、前記内部抵抗又は前記開放電圧を演算することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の演算装置。
  6. 前記演算手段は、充電から放電に切り替わる時点より第1の所定時間の経過後である、放電時の前記検出データと、放電から充電に切り替わる時点より前記第1の所定時間と同じ長さの第2の所定期間の経過後である、充電時の前記検出データとを用いて、前記内部抵抗又は前記開放電圧を演算することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の演算装置。
  7. 前記充放電の切替時点は、充電から放電に切り替わる時点であり、
    前記演算手段は、放電時の前記検出データと充電時の前記検出データとを用いて、前記内部抵抗又は前記開放電圧を演算し、
    前記充電時の検出データの検出電流は、検出時間の経過に伴って減少し、
    前記放電時の検出データの検出電流は、検出時間の経過に伴って増加することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の演算装置。
  8. 前記演算手段は、充電から放電に切り替わる時点より第1の所定時間の経過後である、放電時の前記検出データと、放電から充電に切り替わる時点より第2の所定期間の経過後である、充電時の前記検出データとを用いて、前記内部抵抗又は前記開放電圧を演算し、
    前記充電から放電に切り変わる時点から前記放電時の検出データの検出時点までの時間は、前記放電から充電に切り変わる時点から前記充電時の検出データの検出時点までの時間と等しいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の演算装置。
  9. 前記演算手段は、充電から放電に切り替わる時点より第1の所定時間の経過後である、放電時の前記検出データと、放電から充電に切り替わる時点より第2の所定期間の経過後である、充電時の前記検出データとを用いて、前記内部抵抗又は前記開放電圧を演算し、
    前記充電から放電に切り変わる時点から前記放電時の検出データの検出時点までの時間と、前記放電から充電に切り変わる時点から前記充電時の検出データの検出時点までの時間との時間差が所定の範囲内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の演算装置。
  10. 前記演算手段は、前記検出データの中から所定の条件を満たすデータを用いて、前記内部抵抗又は前記開放電圧を演算することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の演算装置。
  11. 前記二次電池の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、
    前記演算手段は、前記温度検出手段の検出温度に応じて、前記所定の条件を設定することを特徴とする請求項10記載の演算装置。
  12. 前記二次電池の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、
    前記演算手段は、前記温度検出手段の検出温度に応じて、前記所定時間を設定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の演算装置。
  13. 前記二次電池の劣化度を検出する劣化度演算手段をさらに備え、
    前記演算手段は、前記劣化度演算手段により検出された劣化度に応じて、前記所定の条件を設定することを特徴とする請求項10記載の演算装置。
  14. 前記二次電池の劣化度を検出する劣化度演算手段をさらに備え、
    前記演算手段は、前記劣化度演算手段により検出された劣化度に応じて、前記所定時間を設定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の演算装置。
  15. 前記演算手段により演算される内部抵抗又は開放電圧の演算頻度を算出する演算頻度算出手段をさらに備え、
    前記演算手段は、前記演算頻度が所定の頻度値より高い場合に、前記所定の条件の範囲を狭くすることを特徴とする請求項10記載の演算装置。
  16. 前記演算手段により演算される内部抵抗又は開放電圧の演算頻度を算出する演算頻度算出手段をさらに備え、
    前記演算手段は、前記演算頻度が所定の頻度値より低い場合に、前記所定の検出条件の範囲を広くすることを特徴とする請求項10記載の演算装置。
  17. 前記二次電池の充電状態(SOC)と前記内部抵抗又は前記開放電圧とを対応づけたテーブルを予め記録した記録手段をさらに備え、
    前記演算手段は、前記テーブルを参照して、演算された内部抵抗又は開放電圧を、基準の充電状態に対応する内部抵抗又は前記開放電圧に変換することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の演算装置。
  18. 前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記二次電池の温度と前記内部抵抗又は前記開放電圧とを対応づけたテーブルを予め記録した記録手段をさらに備え、
    前記演算手段は、前記テーブルを参照して、演算された内部抵抗又は開放電圧を、基準の温度に対応する内部抵抗又は開放電圧に変換することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の演算装置。
  19. 前記演算手段は、充放電の切替時点より前記二次電池の分極解除時間の経過後に検出された前記検出データを用いて、前記内部抵抗又は前記開放電圧を演算することを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の演算装置。
  20. 前記分極解除時間は、充放電の切替前の放電時間又は充電時間に応じて設定されることを特徴とする請求項19記載の演算装置。
  21. 二次電池の充電及び放電を切り替える充放電切替手段と、
    前記二次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記二次電池の電流を検出する電流検出手段と、
    前記電圧検出手段及び前記電流検出手段により検出された検出電圧及び検出電流を含む、検出データから前記二次電池の内部抵抗又は開放電圧を演算する演算手段を備え、
    前記演算手段は、充電時間又は放電時間に対して、単位時間当たりの検出電圧の変化量が所定の閾値変化量より小さくなった検出電圧を含む前記検出データを用いて、IV特性から前記内部抵抗又は前記開放電圧を演算することを特徴とする演算装置。
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