JP5751493B2 - 電池監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電池監視装置に関し、詳しくは、一次電池で駆動される電子機器における電池の寿命診断に好適な電池監視装置に関するものである。
近年のプロセス制御システムは、無線通信装置の一種である無線フィールド機器を用いて構成されることもある。これらの無線フィールド機器の駆動電源としては、自己放電が少なく、長期間にわたってほぼ平坦で安定した高い出力電圧(3.6V)を供給できるたとえば塩化チオニルリチウムイオン電池に代表される一次電池(以下、単に電池という場合もある)が用いられている。
ところで、電気・ガス・上下水道などのプロセス制御システムは、定期保守点検期間以外は停止せず長期間にわたる連続運転が望まれていることから、駆動電池の寿命到達による無線フィールド機器の突発的な動作停止の発生は極力防止しなければならない。
無線フィールド機器の駆動電源として用いる一次電池は、かなり長期間にわたって安定した出力電圧を供給できるとはいうものの、電池の消費電流はユーザーが個別に設定する無線フィールド機器の動作条件によって大きく異なることから、電池寿命を一律に管理することは困難である。
そこで、従来の無線フィールド機器では、たとえば図6に示すような回路構成の電池監視装置が組み込まれている。図6において、出力電圧V0の一次電池1は直列接続されている内部抵抗R0を介して電圧測定部2に並列接続されるとともに、電圧測定部2の一端には電流測定部3の一端が接続されている。
電流測定部3の他端と電圧測定部2の他端には、負荷回路4が接続されている。負荷回路4は、負荷ZLと、負荷ZLの両端間に接続された抵抗R1とスイッチSW1との直列回路とで構成されている。
電池監視部5は、図7に示すような機能ブロックを有するものであり、測定周期に応じて負荷回路4のスイッチSW1をオンオフ駆動するとともに、電圧測定部2および電流測定部3の測定動作を制御してそれぞれの測定データを取り込み、図8に示すような電池寿命診断処理を実行する。
図7において、測定周期制御部5aは回路全体の測定周期を制御するものであり、たとえば1時間に1回ずつ電圧および電流測定データを取り込むように、スイッチSW1をオンオフ駆動するスイッチ駆動制御部5b、電圧測定部2の電圧測定動作を制御する電圧測定制御部5cおよび電流測定部3の電流測定動作を制御する電流測定制御部5dに互いに同期した所定のタイミングクロックを出力する。
スイッチSW1がオンの状態における電圧測定部2の測定データV2は、電圧測定制御部5cを介して電圧測定値メモリ5eに格納され、同じくスイッチSW1がオンの状態における電流測定部3の測定データI2も、必要に応じて、電流測定制御部5dを介して電流測定値メモリ5hに格納される。
ここで、スイッチSW1をオンにすることにより、抵抗R1とスイッチSW1との直列回路にも電池1からある程度の負荷電流I1が流れることになり、電圧を測定することにより電池1の寿命を早く検出できる。
電圧測定値メモリ5eに格納された電圧測定データV2は電圧比較部5gの一方の入力端子に入力され、電圧基準値メモリ5fに格納されている電圧基準データVrは電圧比較部5gの他方の入力端子に入力される。
なお、比較するための基準電圧Vrとしては、電池1の初期開放電圧や前回の測定電圧などを用いる。これらの基準電圧Vrからどの程度の電圧低下が生じたかにより、アラーム発生の必要性が判定される。
電流測定値メモリ5hに格納された電流測定データI2は電流比較部5jの一方の入力端子に入力され、電流基準値メモリ5iに格納されている電流基準データIrは電流比較部5jの他方の入力端子に入力される。
電圧比較部5gは、電圧測定値メモリ5eから読み出された電圧測定データV2と電圧基準値メモリ5fから読み出された電圧基準データVrを比較し、電圧測定データV2が電圧基準データVrよりも下回っていれば(V2<Vr)、所定のアラームを出力するようにアラーム出力部5kに指示する。
電流比較部5jも、必要に応じて、電流測定値メモリ5hから読み出された電流測定データI2と電流基準値メモリ5fから読み出された電流基準データIrを比較し、電流測定値メモリ5hから読み出された電流測定データI2が電流基準値メモリ5fから読み出された電流基準データIrよりも下回っていれば(I2<Ir)、所定のアラームを出力するようにアラーム出力部5kに指示する。
図8は、図6および図7の回路における出力電圧に基づく電池1の寿命診断処理の流れを説明するフローチャートである。スイッチSW1をオンにして電圧測定部2で一次電池1の出力電圧V2を測定し(ステップS1)、電圧測定値メモリ5eに格納する。
電圧比較部5gは、電圧測定データV2と電圧基準データVrを比較し、V2<Vrが成立するか否かを判断する(ステップS2)。
V2<Vrが成立する場合、電圧比較部5gはアラーム出力部5kに電池1の出力電圧低下を外部に通知出力するための音声や発光や電子メールなどによる所定のアラームを出力するように指示し、アアラーム出力部5kは所定のアラームを出力する(ステップS3)。
これに対し、V2<Vrが成立しない場合は十分な出力電圧が得られているので、アラームを出力することなく、寿命診断処理を終了する。
特許文献1には、ニッケル・カドミウム蓄電池またはニッケル・水素蓄電池の充電状態を温度センサを用いることなく検出して、正確な充電完了検出を行う技術が記載されている。
特許文献2には、バッテリの内部抵抗値、負荷の基準抵抗値を用いて放電時電圧値を算出することによりSOH及びSOCの算出値誤差を低減させ、良好にバッテリの状態を推定できる技術が記載されている。
特開平7−79534 特開2009−214766
ところで、電池1の開放電圧には個体差があり、負荷電流の履歴や温度によっても変化する。
図6から図8に示した従来の回路構成および方法では、スイッチSWをオンにしてある程度の負荷電流を流しながら電池1の出力電圧を測定するが、無負荷時の電圧変化は考慮されてない。
このため、前回の測定状態からの出力電圧の変化が、電池1の寿命によるものなのか、あるいは電池1の寿命とは関係ない温度による変化や、寿命に関係しない経時変化などの要因によるものなのかが判別できない。
すなわち、従来の回路構成および方法では、電池1の寿命には関係なく、経時変化により電池1の出力電圧が変化しただけでもアラームが発生する可能性がある。
また、電池1の寿命が近づくと、電池1の内部抵抗が増大することがある。このとき、アラームの誤発報を避けるために基準電圧Vrを下げすぎると、負荷電流の変化に起因する電池1の出力電圧の変化が大きくなって回路が正常に動作できなくなっているにも拘わらず、アラームを発生しなくなるおそれもある。
本発明は、これらの課題を解決するものであり、その目的は、機器が動作可能な状態で電池寿命アラームを的確に発生できる電池監視装置を実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
駆動電源として一次電池を用いるプロセス制御システムを構成する無線フィールド機器に組み込まれる電池監視装置であって、
前記電池監視装置は、
前記一次電池の開放電圧V1および所定の負荷電流I1が流れる時の出力電圧V2を求める電圧測定手段と、
前記一次電池の負荷電流I1を求める電流測定手段と、
前記開放電圧V1と負荷電流I1および出力電圧V2に基づき前記一次電池の内部抵抗R0(=(V1−V2)/I1)を求める抵抗値演算手段と、
前記開放電圧V1と負荷電流I1および前記機器に固有の最低駆動電圧Vminに基づき前記機器が正常に動作可能な前記一次電池の内部抵抗Rno(=(V1−Vmin)/I1)を求める抵抗値演算手段と、
これら内部抵抗R0とRnoを比較してR0>Rnoを検出することにより電池寿命アラームを出力するアラーム出力手段と、
前記機器の無線通信を考慮したシミュレーションに基づく開放電圧V1と内部抵抗Rnoとの対応テーブルを含み、
前記開放電圧V1を測定したらこのテーブルを参照して必要な内部抵抗Rnoを読み出すことを特徴とする。
これらにより、機器が動作可能な状態で、電池寿命アラームを的確に発生できる。
本発明の一実施例を示すブロック図である。 図1の電池監視部6の具体的な機能ブロック図である。 図1および図2の回路における出力電圧に基づく電池1の寿命診断処理の流れを説明するフローチャートである。 スイッチSW1のオン時間と内部抵抗R0の抵抗値変化の関係を示す特性例図である。 スイッチSW1のオン時間と内部抵抗R0の抵抗値変化の関係を示す他の特性例図である。 従来の電池監視装置の一例を示すブロック図である。 図6の電池監視部5の具体的な機能ブロック図である。 図6および図7の回路における出力電圧に基づく電池1の寿命診断処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、図6と共通する部分には同一の符号を付けている。図1と図6の異なる点は、電池監視部6の具体的な構成である。
図2は電池監視部6の具体的な機能ブロック図であり、図7の機能ブロックと共通する部分には同一の添え字a〜jを付けている。図2と図7の異なる点は、図2の機能ブロック図には、電池1の内部抵抗R0を演算する抵抗値演算部6kと、演算された内部抵抗R0の値を格納する抵抗値メモリ6mと、機器が正常に動作できる内部抵抗Rnoを演算する抵抗値演算部6nと、演算された内部抵抗Rnoの値を格納する抵抗値メモリ6pと、これら内部抵抗R0とRnoを比較する抵抗比較部6qを設けていることである。
図2において、抵抗値演算部6kは、スイッチSW1がオフの時の電池1の開放電圧V1(実際には負荷回路ZLに電流ILが流れている時の電圧)と、スイッチSW1がオンになり抵抗R1とスイッチSW1との直列回路にも電池1からある程度の負荷電流I1が流れる時の電池1の出力電圧V2と、電流測定部3の測定値から求めた加算された負荷電流I1に基づき、電池1の内部抵抗R0(=(V1−V2)/I1)を演算し、演算した内部抵抗R0の抵抗値を抵抗値メモリ6mに逐次格納する。
抵抗値演算部6nは、スイッチSW1がオフの時の電池1の開放電圧V1(実際には負荷回路ZLに電流ILが流れている時の電圧)と、電圧基準値メモリ6fに格納されている機器が正常に動作するために必要な最低駆動電圧Vmin(たとえば3V)と、電流測定部3の測定値から求めた負荷電流I1に基づき、電池1の内部抵抗Rno(=(V1−Vmin)/I1)を演算し、演算した内部抵抗Rnoの抵抗値を抵抗値メモリ6pに逐次格納する。なお、電流I1は電流測定部3の測定値から求められるが、V2と抵抗値R1から算出することもできる。
抵抗比較部6qは、抵抗値メモリ6mから読み出された内部抵抗R0と抵抗値メモリ6pから読み出された内部抵抗Rnoを比較し、抵抗値メモリ6mから読み出された内部抵抗R0が抵抗値メモリ6pから読み出された内部抵抗Rnoよりも上回っていれば(R0>Rno)、所定のアラームを出力するようにアラーム出力部6rに指示する。
ここで、電池1の内部抵抗R0が大きくなりすぎると、機器の消費電流ILにより電池1の出力電圧が低下し、機器が正常な動作を保てなくなる。すなわち、この状態が電池1の寿命が尽きた状態ということになる。
そこで、前述のように、機器が正常に動作するために必要な最低駆動電圧(たとえば3V)と電池1の開放電圧V1と負荷電流I1に基づき、機器が正常に動作できる電池1の内部抵抗Rnoを計算によって求め、上記内部抵抗R0がこの内部抵抗Rnoよりも大きいか小さいかを判断してR0>Rnoの場合にアラームを発生させるように判定すれば、機器が正常に動作できなくなる前に確実にアラームを発生させることができる。
図3は、図1および図2の回路における出力電圧に基づく電池1の寿命診断処理の流れを説明するフローチャートである。スイッチSW1をオフにして電圧測定部2で一次電池1の出力電圧(開放電圧)V1を測定し(ステップS1)、電圧測定値メモリ6eに格納する。
続いてスイッチSW1をオンにして電圧測定部2で一次電池1の出力電圧V2を測定し(ステップS2)、電圧測定値メモリ6eに格納する。
抵抗値演算部6kは、これら出力電圧V1とV2と負荷電流I1に基づき、次式により電池1の内部抵抗R0を演算し(ステップS3)、演算した内部抵抗R0の抵抗値を抵抗値メモリ6mに逐次格納する。
R0=(V1−V2)/I1
抵抗値演算部6nは、出力電圧V1と機器の正常動作に必要な最低駆動電圧(たとえば3V)と負荷電流I1に基づき、次式により電池1の内部抵抗Rnoを演算し(ステップS4)、演算した内部抵抗Rnoの抵抗値を抵抗値メモリ6pに逐次格納する。
Rno=(V1−3)/I1
抵抗比較部6qは、抵抗値メモリ6mから読み出された内部抵抗R0と抵抗値メモリ6pから読み出された内部抵抗Rnoを比較する(ステップS5)。
内部抵抗R0が内部抵抗Rnoよりも上回っていれば(R0>Rno)、電池の出力電圧が3V以下に低下していると判断でき、所定のアラームを出力するようにアラーム出力部6rに指示し、アラーム出力部6rは所定のアラームを出力する(ステップS6)。
これに対し、R0>Rnoが成立しない場合は機器の正常動作に必要な最低駆動電圧以上の十分な出力電圧が得られていると判断できるので、アラームを出力することなく、寿命診断処理を終了する。
機器が正常に動作するために機器の入力端で3V以上の最低駆動電圧を必要とする場合には、電池の出力電圧が3V以下に落ちてしまうと、機器は正常に動作できなくなる。電池の内部抵抗が大きくなると、機器の消費電流により機器の入力端における電池電圧が最低駆動電圧を下回り、このような現象が発生する可能性が出てくる。
機器の入力端で3Vを確保できる電池の内部抵抗をRnoとすると、この内部抵抗Rnoは、機器の動作が比較的単純であれば、前述のような単純な式
Rno(=(V1−3)/I1)
で計算できる。
無線通信機器などでは、消費電流はパルス状に変化し、さらに入力段にDCDCコンバータを使用していると、機器の入力電流が非線形に変化する場合もある。図1において、スイッチSW1をオフにした時の電池1の出力電圧V1は、電池1にとっては負荷電流ILが流れている状態での出力電圧であり、内部抵抗R0と負荷電流ILによる電圧降下が含まれた値である。つまり、負荷電流ILが大きいほど出力電圧V1は下がってしまう。
負荷回路ZLの入力段にDC/DCコンバータを設けている場合、出力電圧V1が下がるとDC/DCコンバータの電流利得が低下し、負荷電流ILが大きくなる方向になる。そうすると、電池の内部抵抗により出力電圧V1はさらに低下し、それにより負荷電流ILもさらに増加するというループで、出力電圧V1はどんどん低下することになる。
このようなループは、現実的には無線通信の動作時間が有限であることから安定に動作可能な条件があり、問題はないが、電池の末期などで内部抵抗R0が増大してくると、このループにより一気に出力電圧V1が最低駆動電圧3Vを切ってしまうことがある。
その対策としては、機器の内部に機器の無線通信を考慮したシミュレーションに基づく出力電圧V1と内部抵抗Rnoとの対応テーブルを設けておき、出力電圧V1を測定したらこのテーブルを参照して必要な内部抵抗Rnoを抵抗基準値メモリ6pにロードすればよい。
図3のフローチャートにおいて、ステップS2でスイッチSW1をオンにしている時間を長くすることにより、電池1の内部抵抗R0の変化を調べることもできる。
本実施例のように一次電池1として塩化チオニルリチウムイオン電池を使用する場合、高温時に電池内部に抵抗の大きい被膜が成長することがあるが、この内部被膜は、電流をある程度以上の時間印加することにより除去できる。そこで、スイッチSW1をオンにする時間を調整することで、電池1のどのような要因による内部抵抗を測定するのか測定対象を選択できる。
図4は、スイッチSW1のオン時間と出力電圧V1の関係の一例を示す特性図である。電池1の内部抵抗R0は、ある程度の負荷電流を流すと徐々に低下する場合がある。スイッチSW1がオンになる直前に開放電圧V1を測定しておき、スイッチSW1をオンした直後にV2を測定すれば、測定された内部抵抗R0は被膜抵抗が支配的な場合の抵抗値となる。
スイッチSW1を長時間オンにした後に測定すれば、被膜は除去されており、電解液などによる反応抵抗が支配的な測定値となる。
被膜抵抗が大きい場合、スイッチSW1をオンにした直後は電池1の内部抵抗R0が高く、その後、しばらくすると被膜が除去されて反応抵抗のみになる。
また、機器の動作が間欠的な動作となっている場合には、被膜抵抗が機器の動作に影響することが考えられる。さらに、機器の動作が間欠的であったとしても、1回の動作が長時間にわたり、被膜抵抗が影響しないような動作も考えられる。
図5は、スイッチSW1のオン時間と出力電圧V1の関係を示す他の特性例図である。さらには、図5に示すように、電池1の状態によっては、スイッチSW1をオンにした直後では電池1の内部抵抗R0が低く、その後、次第に内部抵抗R0が増大するような特性が見られることもある。この場合、スイッチSW1をオンした直後における出力電圧V1の低下は小さく、その後のV1は時間とともに徐々に低下していく。
これらいずれの場合でも、機器の動作に合わせて、スイッチSW1のオン時間を調整して最適なタイミングでV2の値を測定することにより、機器の動作に影響を与える可能性のある内部抵抗R0を診断できる。
以上説明したように、本発明によれば、機器が動作可能な状態で電池寿命アラームを的確に発生する電池監視装置を実現できる。
1 一次電池
2 電圧測定部
3 ルーティングデバイス
4 負荷回路
6 電池監視部
6a 測定周期制御部
6b スイッチ駆動制御部
6c 電圧測定制御部
6d 電流測定制御部
6e 電圧測定値メモリ
6f 電圧基準値メモリ
6g 電圧比較部
6h 電流測定値メモリ
6i 電流基準値メモリ
6j 電流比較部
6k,6n 抵抗値演算部
6m,6p 抵抗値メモリ
6q 抵抗比較部
6r アラーム出力部

Claims (1)

  1. 駆動電源として一次電池を用いるプロセス制御システムを構成する無線フィールド機器に組み込まれる電池監視装置であって、
    前記電池監視装置は、
    前記一次電池の開放電圧V1および所定の負荷電流I1が流れる時の出力電圧V2を求める電圧測定手段と、
    前記一次電池の負荷電流I1を求める電流測定手段と、
    前記開放電圧V1と負荷電流I1および出力電圧V2に基づき前記一次電池の内部抵抗R0(=(V1−V2)/I1)を求める抵抗値演算手段と、
    前記開放電圧V1と負荷電流I1および前記機器に固有の最低駆動電圧Vminに基づき前記機器が正常に動作可能な前記一次電池の内部抵抗Rno(=(V1−Vmin)/I1)を求める抵抗値演算手段と、
    これら内部抵抗R0とRnoを比較してR0>Rnoを検出することにより電池寿命アラームを出力するアラーム出力手段と、
    前記機器の無線通信を考慮したシミュレーションに基づく開放電圧V1と内部抵抗Rnoとの対応テーブルを含み、
    前記開放電圧V1を測定したらこのテーブルを参照して必要な内部抵抗Rnoを読み出すことを特徴とする電池監視装置。
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