JP2011239273A - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の媒体を順次搬送し、搬送される各媒体の画像を読み取る場合の媒体間を適切に決定できる画像読取装置を提供すること。
【解決手段】駆動時においてトレイ2にセットされた複数の媒体Sの各々を順次搬送方向に送り出す第一搬送装置10、11と、第一搬送装置よりも搬送方向の下流側に配置され、第一搬送装置によって送り出された媒体を搬送方向に搬送する第二搬送装置21と、第二搬送装置よりも搬送方向の下流側に配置され、搬送される媒体を撮像して画像データを生成する撮像装置31aとを備え、第一搬送装置および第二搬送装置によって媒体を搬送しているときに撮像装置により生成された画像データに基づいて媒体を検出すると、検出された媒体である被検出媒体に続く媒体の搬送を第一搬送装置が開始する前に、第一搬送装置の駆動を停止し、かつ画像データに基づいて被検出媒体が検出されなくなると第一搬送装置の駆動を再開する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取装置および画像読取方法に関する。
従来、複数の媒体を順次搬送して各媒体を撮像する画像読取装置が知られている。特許文献1には、複数の原稿を1枚づつ順に搬送する原稿搬送手段と、原稿上の画像を読取り画像データを出力する読取手段とを備える画像読取装置の技術が開示されている。
特許第4372060号公報
複数の媒体を順次搬送する場合、媒体間を詰めると画像の欠け等が生じる可能性がある。一方、媒体間を空けることで画像の欠けを抑制することが可能となるが、媒体間を空けすぎると読取り速度が低下してしまう。媒体間を適切に決定できることが望まれている。
本発明の目的は、複数の媒体を順次搬送し、搬送される各媒体の画像を読み取る場合の媒体間を適切に決定できる画像読取装置および画像読取方法を提供することである。
本発明の画像読取装置は、駆動時においてトレイにセットされた複数の媒体の各々を順次搬送方向に送り出す第一搬送装置と、前記第一搬送装置よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記第一搬送装置によって送り出された前記媒体を前記搬送方向に搬送する第二搬送装置と、前記第二搬送装置よりも前記搬送方向の下流側に配置され、搬送される前記媒体を撮像して画像データを生成する撮像装置とを備え、前記第一搬送装置および前記第二搬送装置によって前記媒体を搬送しているときに前記撮像装置により生成された画像データに基づいて前記媒体を検出すると、検出された前記媒体である被検出媒体に続く前記媒体の搬送を前記第一搬送装置が開始する前に、前記第一搬送装置の駆動を停止し、かつ前記画像データに基づいて前記被検出媒体が検出されなくなると前記第一搬送装置の駆動を再開することを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、駆動時においてトレイにセットされた複数の媒体の各々を順次搬送方向に送り出す自動給紙装置と、前記自動給紙装置よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記自動給紙装置によって送り出された前記媒体を駆動時において前記搬送方向に送り出す第一搬送装置と、前記第一搬送装置よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記第一搬送装置によって送り出された前記媒体を前記搬送方向に搬送する第二搬送装置と、前記第二搬送装置よりも前記搬送方向の下流側に配置され、搬送される前記媒体を撮像して画像データを生成する撮像装置とを備え、前記第一搬送装置および前記第二搬送装置によって前記媒体を搬送しているときに前記撮像装置により生成された画像データに基づいて前記媒体を検出すると、検出された前記媒体である被検出媒体に続く前記媒体の搬送を前記第一搬送装置が開始する前に、前記第一搬送装置および前記自動給紙装置の駆動を停止し、かつ前記画像データに基づいて前記被検出媒体が検出されなくなると前記第一搬送装置および前記自動給紙装置の駆動を再開することを特徴とする。
上記画像読取装置において、前記画像データに基づいて前記被検出媒体が検出された後で、前記被検出媒体に続く前記媒体が前記第一搬送装置に到達するまで前記自動給紙装置を駆動することが好ましい。
上記画像読取装置において、前記第一搬送装置の駆動の停止は、前記画像データに基づいて前記被検出媒体が検出されなくなった後も、前記撮像装置が所定の余白データを含む前記被検出媒体の前記画像データを生成することができるための時間だけ継続されることが好ましい。
上記画像読取装置において、予め記憶した背景の画像データと前記撮像装置により生成された画像データとの比較結果に基づいて前記媒体を検出することが好ましい。
本発明の画像読取方法は、トレイにセットされた複数の媒体の各々を順次搬送方向に送り出す第一搬送装置および前記第一搬送装置によって送り出された前記媒体を撮像装置に向けて前記搬送方向に搬送する第二搬送装置をそれぞれ駆動し、かつ前記撮像装置に撮像を行わせて、前記撮像装置により生成された画像データに基づいて前記媒体を検出するまで前記第一搬送装置および前記第二搬送装置によって前記媒体を搬送する第一手順と、前記画像データに基づいて前記媒体を検出した後で、検出された前記媒体である被検出媒体に続く前記媒体の搬送を前記第一搬送装置が開始する前に、前記第一搬送装置の駆動を停止する第二手順と、前記画像データに基づいて前記被検出媒体が検出されなくなると前記第一搬送装置の駆動を再開する第三手順とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる画像読取装置は、第一搬送装置および第二搬送装置によって媒体を搬送しているときに撮像装置により生成された画像データに基づいて媒体を検出すると、検出された媒体である被検出媒体に続く媒体の搬送を第一搬送装置が開始する前に、第一搬送装置の駆動を停止し、かつ画像データに基づいて被検出媒体が検出されなくなると第一搬送装置の駆動を再開する。本発明にかかる画像読取装置によれば、画像データに基づいて媒体が検出されることで、複数の媒体を順次搬送し、搬送される各媒体の画像を読み取る場合の媒体間を適切に決定することができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態にかかる画像読取装置の概略構成を示す図である。 図2は、第1実施形態の画像読取装置のシステム構成を示す図である。 図3は、第1実施形態の画像読取装置の動作を示すフローチャートである。 図4は、実施形態の画像読取装置のスキャン領域について説明するための図である。 図5は、不規則な形状を有する媒体の読取りについて説明するための図である。 図6は、従来の画像読取装置における問題について説明するための図である。 図7は、従来のメカニカルセンサによって媒体の存在を検出する場合を示す図である。 図8は、第2実施形態にかかる画像読取装置の概略構成を示す図である。 図9は、第2実施形態の画像読取装置のシステム構成を示す図である。 図10は、第2実施形態の画像読取装置の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態にかかる画像読取装置および画像読取方法につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
(第1実施形態)
図1から図7を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、複数の媒体を順次搬送して画像を読み取る画像読取装置および画像読取方法に関する。図1は、第1実施形態にかかる画像読取装置の概略構成を示す図、図2は、第1実施形態の画像読取装置のシステム構成を示す図、図3は、第1実施形態の画像読取装置の動作を示すフローチャートである。
ADF(Auto Document Feeder)型の画像読取装置における画像の読取りにおいて、用紙間(媒体間)を詰めると画像欠けが発生することがあるため、ある程度用紙間を空けて読取りを行う必要がある。一方、必要以上に用紙間が長いと、読取り速度が低下してしまう。
本実施形態の画像読取装置1−1は、媒体単位での画像の読取りにおいて、撮像装置31aによって読み取られた画像データに基づいて各媒体のスキャン領域が決定される。より具体的には、画像読取装置1−1は、ピックローラ10および分離ローラ11を有する第一搬送装置と、第二搬送装置としての上流側フィードローラ21と、予め画像の読取りを実施し、画像データから用紙等の媒体の先端および後端を検出する第一検出部33とを備える。この画像読取装置1−1は、原稿の先端が検出されると、撮像装置31aの読み取りデータを有効化して画像読取りを開始し、かつピックローラ10を停止して従動状態とする。また、原稿後端が検出されると、読み取りデータが無効化されて画像読取りが終了される。画像読取装置1−1は、画像読取りの終了時に、引き続き読取り原稿があればピックローラ10を作動させて次の用紙の読取りを開始する。
本実施形態の画像読取装置1−1では、画像データに基づいて、媒体が画像データに含まれ始めたタイミング、すなわち媒体の前端が撮像装置の読取ラインを通過したタイミングが検出される。また、画像データに基づいて、画像データに媒体が含まれなくなったタイミング、すなわち媒体の後端が撮像装置の読取ラインを通過したタイミングが検出される。このため、メカニカルセンサ等によって媒体の通過タイミングが検出される場合とは異なり、スキューが生じた媒体であっても、媒体の前端および後端を確実に検出可能となる。よって、本実施形態の画像読取装置1−1によれば、用紙間を必要最低限とするよう制御することが可能となる。
図1において、符号1−1は、画像読取装置を示す。本実施形態の画像読取装置1−1は、積層されたシート状の媒体を連続的に給紙し、固定されたラインイメージセンサに対して媒体を移動させることで当該媒体の画像情報を読み取る自動給紙型読取機構(ADF型画像読取機構)を備える。画像読取装置1−1は、搬送路1、ホッパ2、ピックローラ10、フィードローラ20、第一光学ユニット31および第二光学ユニット32を備える。
搬送路1は、搬送方向に搬送されるシート状の媒体Sをガイドするものである。搬送路1は、媒体Sの一方側の面S1と対向するガイド面1a、および媒体Sの他方側の面S2と対向するガイド面1bを有している。ガイド面1aとガイド面1bとの間には所定の隙間が形成されており、媒体Sはガイド面1aとガイド面1bとの間を搬送される。
ホッパ2は、読取り対象の媒体Sがセットされるトレイである。ホッパ2は、複数の媒体Sを重ねた状態でセット可能な載置台となっている。ホッパ2には、エンプティセンサ3が設けられている。エンプティセンサ3は、ホッパ2上にセットされている媒体Sを検出するものである。エンプティセンサ3は、媒体Sを検出していない場合には、ホッパ2がエンプティ状態であることを示す信号を出力する。
ピックローラ10は、ホッパ2にセットされている媒体Sを搬送路1に送り出すものである。分離ローラ11は、ピックローラ10と対をなすローラであり、分離ローラ11の外周面とピックローラ10の外周面とは互いに対向している。ピックローラ10は、分離ローラ11とピックローラ10との間に挟まれた媒体Sに対して搬送方向の搬送力を作用させる回転方向(正転方向)に回転する搬送用のローラである。ピックローラ10は、媒体Sに搬送方向の搬送力を作用させる駆動状態と、媒体Sに搬送力を作用させない非駆動状態とに切替えることが可能である。ピックローラ10は、図示しないモータによって駆動されるものであり、モータによって駆動されることで駆動状態となり、正転方向に回転する。また、モータによる駆動が停止されると、ピックローラ10は、非駆動状態となって媒体Sに搬送力を作用させない。
分離ローラ11は、分離ローラ11とピックローラ10との間に挟まれた媒体Sに対して、搬送方向と反対方向に向かう力を作用させるものである。分離ローラ11は、図示しないトルクリミッタを有しており、一定以上の回転トルクが作用した場合にその回転トルクによって回転する。
分離ローラ11とピックローラ10との間に媒体Sが挟まれると、ピックローラ10から媒体Sを介して分離ローラ11に搬送力が伝達され、分離ローラ11に回転トルクが作用する。このときに、分離ローラ11とピックローラ10との間に複数の媒体Sが重なった状態で挟まれた場合、分離ローラ11に作用する回転トルクは、分離ローラ11のリミットトルクよりも小さなものとなる。よって、分離ローラ11が回転を停止することで、複数の媒体Sのうちでピックローラ10と接触していない媒体Sが、ピックローラ10と接触している媒体Sから分離される。これにより、ホッパ2から複数の媒体Sが重なった状態で搬送路1に送り出されることが抑制される。
一方、分離ローラ11とピックローラ10との間に挟まれた媒体Sが1枚である場合、媒体Sを介して分離ローラ11に作用する回転トルクは、リミットトルクを上回るため、分離ローラ11は回転して媒体Sが搬送方向に搬送されることを許容する。この場合、分離ローラ11はピックローラ10の回転に対して従動状態となる。このように、ピックローラ10および分離ローラ11は、積層された複数の媒体Sから1枚の媒体Sを分離して順次搬送方向に送り出す分離搬送機構として機能する。
ピックローラ10および分離ローラ11は、ピックローラ10がモータによって駆動される駆動時において、ホッパ2にセットされている読取り対象としての複数の媒体Sの各々を順次搬送方向に送り出し、媒体Sを搬送する。ピックローラ10が駆動状態であると、ホッパ2に積層された媒体Sのうちピックローラ10に接触している1枚の媒体Sが、搬送路1に送り出される。1枚の媒体Sが送り出されると、次にピックローラ10に接触した媒体Sが搬送路1に送り出される。このようにして、ホッパ2上の媒体Sが1枚ずつ順次搬送路1に送り出される。
搬送路1において、ピックローラ10よりも搬送方向の下流側には、フィードローラ20が配置されている。フィードローラ20は、上流側フィードローラ21および下流側フィードローラ22を有する。上流側フィードローラ21は、下流側フィードローラ22よりも搬送方向の上流側に配置されている。上流側フィードローラ21および下流側フィードローラ22は、それぞれ一対のローラを有する。
上流側フィードローラ21は、ピックローラ10によって搬送路1に送り出された媒体Sを撮像装置31aに向けて搬送方向に搬送するものである。上流側フィードローラ21は、回転駆動される駆動ローラ21aと、駆動ローラ21aに向けて押圧された状態で支持されている従動ローラ21bとを有する。駆動ローラ21aおよび従動ローラ21bは、搬送される媒体Sを間に挟むことができるように搬送路1を挟んで配置されている。駆動ローラ21aは搬送路1の下側に配置されて媒体Sにおける一方側の面S1に接触し、従動ローラ21bは搬送路1の上側に配置されて媒体Sにおける他方側の面S2に接触する。駆動ローラ21aは、駆動ローラ21aと従動ローラ21bとの間に挟まれた媒体Sに対して搬送方向の搬送力を作用させる回転方向に回転するものである。
下流側フィードローラ22は、上流側フィードローラ21によって搬送された媒体Sを更に搬送方向に搬送し、搬送路1から排出するものである。下流側フィードローラ22は、上流側フィードローラ21と同様に駆動ローラ22aと従動ローラ22bとを有する。ピックローラ10により搬送された媒体Sは、上流側フィードローラ21および下流側フィードローラ22によって搬送方向に搬送される。
搬送路1におけるピックローラ10と上流側フィードローラ21との間には、第二検出部4が設けられている。第二検出部4は、媒体Sの重送を検出するものである。第二検出部4は、例えば、透過型センサや超音波センサである。第二検出部4として、超音波センサが用いられる場合、第二検出部4は、超音波を媒体Sに当てて、この超音波が媒体Sを透過するときに変化する超音波の変化量を検出する。ピックローラ10によって搬送された媒体Sが1枚のみである場合と、複数の媒体Sが重なったままでピックローラ10によって搬送される重送の場合とで、第二検出部4の検出レベルは異なる。第二検出部4は、検出レベルに基づいて、媒体Sの重送を検出する。なお、本実施形態では第二検出部4が設けられていることで媒体Sの検出精度を高めることが可能となっているが、これには限定されず、画像読取装置1−1は、第二検出部4を備えていなくてもよい。画像読取装置1−1は、第二検出部4を備えない場合であっても、媒体間を適切に設定することができる。
第一光学ユニット31および第二光学ユニット32は、搬送される媒体Sを撮像する撮像ユニットである。第一光学ユニット31および第二光学ユニット32は、搬送方向における上流側フィードローラ21と下流側フィードローラ22との間に配置されている。第一光学ユニット31は、撮像装置31a、光源31bおよび裏当て部31cを有する。撮像装置31aおよび光源31bは、搬送される媒体Sの一方側の面S1と対向する位置に配置されている。裏当て部31cは、搬送される媒体Sの他方側の面S2と対向する位置に配置されている。光源31bは、媒体Sの一方側の面S1に対して光を照射するものである。
撮像装置31aは、搬送される媒体Sの一方側の面S1を撮像し、画像データを生成する。撮像装置31aは、予め定められた主走査方向の読取ラインを光学的に走査して電気信号に変換し、画像ラインデータとして出力するラインセンサである。この読取ラインは、搬送方向と直交し、かつ搬送される媒体Sの一方側の面S1と平行なラインである。裏当て部31cは、撮像装置31aの読取ラインと対応する位置に配置されている。これにより、読取ライン上に媒体Sがない場合、撮像装置31aは裏当て部31cを走査し、裏当て部31cのライン画像データを生成する。裏当て部31cは、画像データの白基準となるものであり、裏当て部31cの画像データに基づいてシェーディング等の画像の補正が行われる。
第二光学ユニット32は、第一光学ユニット31と略同様のものであるが、第一光学ユニット31とは撮像する面が異なる。すなわち、第二光学ユニット32では、撮像装置32aおよび光源32bは、搬送される媒体Sの他方側の面S2と対向する位置に配置されている。また、第二光学ユニット32の裏当て部32cは、搬送される媒体Sの一方側の面S1と対向する位置に配置されている。光源32bは、他方側の面S2に光を照射し、撮像装置32aは他方側の面S2を撮像して他方側の面S2の画像データを生成する。
画像読取装置1−1は、第一光学ユニット31および第二光学ユニット32によって、媒体Sの両面の画像データを同時に生成することができる。本実施形態では、第一光学ユニット31が第二光学ユニット32よりも搬送方向の下流側に配置されているが、これには限定されない。
従来、画像読取装置において、メカニカルセンサ等の媒体Sを直接検出するセンサによる媒体Sの検出結果に基づいて画像読取の開始や終了タイミングが決定される場合があった。以下に、媒体Sを直接検出するセンサがメカニカルセンサである場合を例に説明する。メカニカルセンサは、例えば、搬送路1における上流側フィードローラ21と第二光学ユニット32との間に配置される。メカニカルセンサが媒体Sを検出すると画像の読取りが開始され、メカニカルセンサが媒体Sを検出しなくなると、画像の読取りが終了される。この場合、以下に図6を参照して説明するように、オーバースキャン領域を大きくとる必要があるなどの問題がある。
図6は、従来の画像読取装置における問題について説明するための図である。図6には、搬送路1の幅方向である主走査方向の中央部にメカニカルセンサが設けられた画像読取装置において、連続して複数の媒体Sの画像を読み取る際の問題が示されている。図6において、符号R1は、N枚目の媒体S(N=1,2,3…)に対するスキャン領域を示し、符号R2は、(N+1)枚目の媒体Sに対するスキャン領域を示す。
媒体Sが傾くスキュー等が生じていても画像の欠けが生じないように、スキャン領域R1,R2には、搬送方向における媒体Sの前後、すなわち上流側および下流側にオーバースキャン領域が設けられる。符号R11および符号R21は、媒体Sの上流側のオーバースキャン領域を示し、符号R12および符号R22は、媒体Sの下流側のオーバースキャン領域を示す。読取り開始時には、メカニカルセンサによって媒体Sが検出された時刻から推定される媒体Sの読取りラインへの到達時刻よりも前に画像の読取りを開始する上流側のオーバースキャン(R11,R21)が行われる。また、読取りの終了時には、メカニカルセンサによって媒体Sが検出されなくなった時刻から推定される媒体Sが読取りラインを通過し終える時刻よりも後まで画像の読取りを継続する下流側のオーバースキャン(R12,R22)がそれぞれ行われる。例えば、媒体S全体の画像の読取りが終了してからスキューの検出が行われる画像読取装置では、画像を読み取る段階ではスキューの有無はまだ不明である。このため、スキューが生じていないN枚目の媒体Sに対しても一律に余裕を持ってオーバースキャンが行われる。
この場合に、N枚目の媒体Sと(N+1)枚目の媒体Sとの搬送方向の間隔である用紙間Lが小さすぎると、画像の欠けが生じることがある。用紙間Lが小さいと、N枚目の媒体Sに対するスキャン領域R1と(N+1)枚目の媒体Sに対するスキャン領域R2とが重なる。重なった領域RXに関する画像データは、N枚目の媒体Sの画像データとして出力される。ここで、(N+1)枚目の媒体Sにスキューが生じて、媒体Sの一部が領域RXにかかると、(N+1)枚目の媒体Sの画像データにおいて欠けが生じることとなる。
このような画像の欠けが生じることを抑制するためには、用紙間Lを大きなものとすることが有効である。図7は、従来のメカニカルセンサによって媒体の存在を検出する場合を示す図である。N枚目の媒体Sと(N+1)枚目の媒体Sとの用紙間Lを大きくすると、図7に示すように、領域R1と領域R2との重なりが生じることはなく、画像の欠けが抑制される。しかしながら、スキューが生じていないN枚目の媒体Sについてもスキューが生じた(N+1)枚目の媒体Sと同様の大きなオーバースキャン領域を設けることで1枚あたりの読取り速度の向上が困難であるという問題がある。媒体Sの状態に応じて適切にスキャン領域を設定できること、例えば、画像の欠けを生じさせることなくオーバースキャン領域を低減できることが望まれる。
本実施形態の画像読取装置1−1では、以下に説明するように、撮像装置31aが読み取った画像に基づいて、媒体Sが検出され、その検出結果に基づいてスキャン領域が決定される。これにより、撮像装置31aにおいて実際に媒体Sの読取りを開始したタイミングおよび媒体Sの読取りが終了したタイミングに基づいてスキャン領域が決定される。よって、本実施形態の画像読取装置1−1によれば、それぞれの媒体Sに対してスキャン領域の過不足が生じることが抑制される。
次に、図2を参照して、本実施形態の画像読取装置1−1のシステム構成について説明する。図2に示すように、画像読取装置1−1は、図1に示された以外に、第一検出部33、記憶部34および制御部35を備える。撮像装置31a、第一検出部33、第二検出部4、記憶部34、制御部35、ピックローラ10およびフィードローラ20は、相互に通信可能に接続されている。
第一検出部33は、撮像装置31aによって読み取られた画像データに基づいて媒体Sを検出するものである。第一検出部33は、例えば、撮像装置31aから送られる1ラインの画像ラインデータに基づいて、媒体Sを検出する。画像データに基づく媒体Sの検出方法としては、例えば、媒体Sの濃度と背景である裏当て部31cの濃度との差分である濃度差に基づく媒体Sの検出方法や、裏当て部31c上に生成される媒体Sの影から媒体Sを検出する方法など、予め記憶した背景の画像データと撮像装置31aにより生成された画像データとの比較結果に基づいて媒体Sを検出する方法を用いることができる。
例えば、裏当て部31cと媒体Sとの濃度差で媒体Sを検出する場合、予め検出された裏当て部31cについての画像ラインデータを基準データとして、この基準データと、媒体Sの搬送時に撮像装置31aから送られた画像ラインデータとが比較される。基準データは、媒体Sの搬送を開始する前に、撮像装置31aで読み取った画像ラインデータとすることができる。第一検出部33は、撮像装置31aから送られた画像ラインデータの各画素データと基準データにおける対応する画素データとの濃度差に基づいて、媒体Sを検出する。例えば、送られた画像ラインデータにおいて、基準データとの濃度差が所定の閾値を超える画素データが含まれる場合に、読取りライン上に媒体Sがあると判定することができる。この場合に、媒体Sが読取りライン上にあると判定する条件は、例えば、濃度差が所定の閾値を超える画素データが画像ラインデータ内に所定画素数以上連続して存在することとされてもよい。
また、媒体Sの影から媒体Sを検出する場合、上記の基準データと、媒体Sの搬送時に撮像装置31aから送られた画像ラインデータとが比較される。媒体Sが光源31bに照らされることで、裏当て部31cには媒体Sの影が生成される。この影が検出されれば、媒体Sのエッジが読取りライン上にある、すなわち媒体Sが読取りライン上にあると判定可能である。第一検出部33は、例えば、送られた画像ラインデータにおいて、基準データとの濃度差が所定の閾値を超える画素データが含まれる場合に、媒体Sの影が画像ラインデータ内に含まれると判定することができる。なお、基準データとの濃度差によって影を検出することに代えて、濃度が予め定められた所定の濃度以上である画素データを影に対応する画素データとして検出してもよい。その他、画像データに基づいて媒体Sを検出する公知の方法によって媒体Sが検出されてもよい。
第一検出部33において、媒体Sを検出していない状態から、媒体Sが検出された状態に変化した時刻は、媒体Sの先端が検出されたタイミングに対応し、媒体Sが検出されている状態から媒体Sが検出されない状態に変化した時刻は、媒体Sの後端が検出されたタイミングに対応する。
記憶部34は、各種データを記憶する。記憶部34は、読み書き可能なメモリを有しており、撮像装置31aから出力される画像データを記憶することができる。記憶部34は、オーバースキャン領域を含む媒体Sの先端から後端までの全体の画像データを記憶可能となっている。
制御部35は、画像読取装置1−1の総合的な制御を行うものである。制御部35は、第一検出部33および第二検出部4の検出結果に基づいて、撮像装置31a、ピックローラ10およびフィードローラ20をそれぞれ制御する。また、制御部35は、画像読取装置1−1に接続された外部機器、例えばPCとの間の通信を制御する。制御部35は、記憶部34に記憶された画像データをPC等に出力させることができる。
次に、図3を参照して本実施形態の動作について説明する。図3に示す制御フローは、例えば、操作者によって読取開始の指示がなされた場合に開始される。
まず、ステップS10では、制御部35により背景情報が記憶される。制御部35は、例えば、システムの作動時や、一の媒体Sについての画像の読み込み終了と次の媒体Sについての画像の読み込み開始との間に背景情報を記憶する。制御部35は、背景としての裏当て部31cの画像を読み込み、この画像ラインデータを背景情報として記憶する。
次に、ステップS20では、制御部35によりホッパ2に原稿、すなわち媒体Sがあるか否かが判定される。制御部35は、エンプティセンサ3の検出結果に基づいてステップS20の判定を行う。その判定の結果、ホッパ2に原稿があると判定された場合(ステップS20−Y)にはステップS30に進み、そうでない場合(ステップS20−N)にはステップS120に進む。
ステップS30では、制御部35により先読みが開始される。この先読みは、媒体Sの先端側の画像データに必要な余白領域をバッファリングするものである。制御部35は、媒体Sの搬送を開始する前に撮像装置31aによる先読みを行い、予め定められたライン分の画像ラインデータを余白領域として記憶部34に記憶する。制御部35は、必要な先読みが終了すると、撮像装置31aによる画像ラインデータの読み込みを繰り返し行いながら、媒体Sの到達に備える。
次に、ステップS40では、制御部35により、ピックローラ10およびフィードローラ20がそれぞれ正転状態とされる。制御部35は、第一搬送部であるピックローラ10の駆動源のモータを正転駆動させる。ここで、正転方向とは、ピックローラ10が接触した媒体Sに対して搬送方向の搬送力を作用させる回転方向である。また、制御部35は、第二搬送部である上流側フィードローラ21および下流側フィードローラ22をそれぞれ正転回転させる。制御部35は、駆動ローラ21aおよび駆動ローラ22aを駆動するモータを正転駆動させる。正転方向とは、フィードローラ20が接触した媒体Sに対して搬送方向の搬送力を作用させる回転方向である。ピックローラ10が正転することで、ホッパ2の媒体Sが1枚搬送路1に送り出される。ピックローラ10によって送り出された媒体Sは、フィードローラ20によって搬送路1を搬送方向に送られる。なお、ステップS30とステップS40とは同時に実行されてもよい。すなわち、余白領域の読み込みの開始と、ピックローラ10およびフィードローラ20の駆動開始とが同時であってもよい。
次に、ステップS50では、制御部35により、第一検出部33に原稿があるか否か、言い換えると読み取りライン上に原稿があるか否かが判定される。制御部35は、第一検出部33の検出結果に基づいてステップS50の判定を行う。第一検出部33は、撮像装置31aにより生成されて記憶部34に記憶された画像ラインデータを参照し、その画像ラインデータに基づいて媒体Sの検出を行う。制御部35は、第一検出部33が画像ラインデータに基づいて媒体Sを検出している場合にステップS50で肯定判定を行う。その判定の結果、第一検出部33に原稿があると判定された場合(ステップS50−Y)にはステップS60に進み、そうでない場合(ステップS50−N)には、肯定判定がなされるまでステップS50の判定が繰り返し実行される。
ステップS60では、制御部35により、第二検出部4で重送があるか否かが判定される。制御部35は、第二検出部4において重送が検出されているか否かを判定する。その判定の結果、第二検出部4で重送が検出されており、重送があると判定された場合(ステップS60−Y)にはステップS110に進み、そうでない場合(ステップS60−N)にはステップS70に進む。
ステップS70では、制御部35により、ピックローラ10が停止され、フィードローラ20は、正転状態とされる。制御部35は、ピックローラ10のモータの回転駆動を停止してフリー回転可能な状態とする。これにより、ピックローラ10は、フィードローラ20によって搬送される媒体Sに連れ回りする状態、すなわち従動状態となる。つまり、制御部35は、フィードローラ20の駆動を維持しつつ、ピックローラ10の駆動を停止する。ピックローラ10は、媒体Sを介して伝達されるフィードローラ20の搬送力によって回転し、媒体Sの搬送を許容する。また、このとき、分離ローラ11も媒体Sを介して伝達されるフィードローラ20の搬送力によって回転し、媒体Sの搬送を許容する。媒体Sが搬送方向に移動してピックローラ10および分離ローラ11に媒体Sが接触しない状態となると、ピックローラ10および分離ローラ11は回転を停止する。このように、生成された画像データに基づいて媒体Sが検出された時点でピックローラ10の駆動が停止されることで、検出された媒体Sである被検出媒体に続く媒体Sの搬送、すなわち現在の撮像対象の媒体Sに続く媒体Sの搬送をピックローラ10が開始する前に、ピックローラ10の駆動が停止される。
次に、ステップS80では、制御部35により読取りデータが有効化される。制御部35は、第一検出部33に原稿がある、すなわち撮像装置31aの読取りラインに媒体Sがあるときには、読取りデータである画像ラインデータを有効化し、媒体Sの画像データの一部として読取りデータを記憶部34に記憶させる。一方、制御部35は、第一検出部33に原稿がない、すなわち撮像装置31aの読取りラインに媒体Sがない間は、読取りデータを無効化する。読取りデータが無効化されているときには、記憶部34の同じアドレスに画像ラインデータが上書きされる。例えば、余白の読み込みが完了してから媒体Sの先端が検出されるまでは、画像ラインデータが生成されるごとに、記憶部34において媒体Sの最初(先端)のラインを記憶する同じアドレスにその画像ラインデータが書き込まれる。
これに対して、読取りデータが有効化されると、生成された画像ラインデータは、それまでの画像データが記憶されたアドレスと異なるアドレスに記憶される。例えば、最後に記憶された画像ラインデータのアドレスに続くアドレスに読み取られた最新の画像ラインデータが記憶される。読取りデータが有効化されると、撮像装置31aにより生成された画像ラインデータが記憶部34に追加的に記憶されていき、媒体S全体の画像データが生成される。
次に、ステップS90では、制御部35により、第一検出部33に原稿があるか否か、言い換えると読取りラインに原稿があるか否かが判定される。制御部35は、第一検出部33の検出結果に基づいてステップS90の判定を行う。その判定の結果、第一検出部33に原稿があると判定された場合(ステップS90−Y)には、否定判定がなされるまでステップS90の判定が繰り返され、第一検出部33に原稿があると判定されない場合(ステップS90−N)にはステップS100に進む。つまり、第一検出部33に原稿があると判定されている間は、撮像装置31aで読み取られた画像ラインデータが有効とされ、媒体Sの画像の一部として記憶部34に記憶されていく。
ステップS100では、制御部35により、読取りデータが無効化される。読取りデータが有効とされる状態から読取りデータが無効化されると、制御部35は、余白領域を読取り、それまで読み込み対象としていた媒体Sに関する読取りを終了する。制御部35は、ピックローラ10の駆動を停止したままで撮像装置31aに撮像を行わせ、裏当て部31cを読み込んだ画像ラインデータを余白領域として記憶部34に記憶する。この余白領域の読取は、例えば、予め定められた所定時間だけ行われる。所定時間とは、例えば、撮像装置31aが所定の余白データを含む被検出媒体の画像データを生成することができるための時間である。所定時間は、例えば、撮像装置31aが予め定められた回数だけ(裏当て部31cの)画像ラインデータを生成するために要する時間として設定される。このように、画像データに基づいて被検出媒体が検出されなくなった後も、所定時間だけピックローラ10の駆動の停止が継続される。ステップS100が実行されると、ステップS10に戻り、次の媒体Sの読取りが行われる。ホッパ2に媒体Sが存在する場合には、ピックローラ10の駆動が再開され、撮像が完了した媒体Sに続く媒体S、すなわち被検出媒体に続く媒体Sがピックローラ10によってホッパ2から送り出される。
また、ステップS60において肯定判定がなされてステップS110に進むと、ステップS110では、制御部35により、エラーの通知がなされる。制御部35は、例えば、画像読取装置1−1が有するランプや表示装置等のエラー通知手段を作動させて操作者にエラーを通知する。また、制御部35は、画像読取装置1−1に接続された外部機器にエラーの発生を通知する。ステップS110が実行されると、ステップS120に進む。
ステップS120では、制御部35により、ピックローラ10およびフィードローラ20がそれぞれ停止される。制御部35は、ピックローラ10およびフィードローラ20のモータの回転駆動を終了させる。ステップS120が実行されると、本制御フローは終了する。
以上説明したように、本実施形態の画像読取装置1−1は、ピックローラ10および上流側フィードローラ21によって媒体Sを搬送している(S40)ときに撮像装置31aにより生成された画像データに基づいて媒体Sを検出する(S50−Y)と、検出された媒体Sである被検出媒体に続く媒体Sの搬送をピックローラ10が開始する前に、ピックローラ10の駆動を停止し(S70)、かつ画像データに基づいて媒体Sが検出されなくなる(S90−N)とピックローラ10の駆動を再開(S40)する。
また、本実施形態では、以下の第一手順、第二手順および第三手順を備える画像読取方法が開示されている。
(第一手順)
ピックローラ10および上流側フィードローラ21をそれぞれ駆動し(S40)、かつ撮像装置31aに撮像を行わせて(S30)、撮像装置31aにより生成された画像データに基づいて媒体Sを検出するまで(S50−Nである間)ピックローラ10および上流側フィードローラ21によって媒体Sを搬送する。
(第二手順)
画像データに基づいて媒体Sを検出した(S50−Y)後で、検出された媒体Sである被検出媒体に続く媒体Sの搬送をピックローラ10が開始する前に、ピックローラ10の駆動を停止(S70)する。
(第三手順)
画像データに基づいて被検出媒体が検出されなくなる(S90−N)とピックローラ10の駆動を再開する(S40)。
本実施形態の画像読取装置1−1および画像読取方法によれば、撮像装置31aによって読み取られた画像データに基づいて媒体Sに対するスキャン領域が決定される。媒体Sのスキューが生じている場合であっても、媒体Sの先端および後端を検出可能であることから、媒体Sの状態に応じた適切なスキャン領域の決定が可能となる。図4は、本実施形態の画像読取装置1−1のスキャン領域について説明するための図である。図4において、符号R3は、N枚目の媒体Sに対するスキャン領域を示し、符号R4は(N+1)枚目の媒体Sに対するスキャン領域を示す。また、符号R31および符号R41は、媒体Sの前端側のオーバースキャン領域(余白)を示し、符号R32および符号R42は、媒体Sの後端側のオーバースキャン領域(余白)を示す。
図4に示すように、本実施形態の画像読取装置1−1は、媒体Sにおいてスキューが生じているか否かにかかわらず媒体Sの先端Sfおよび後端Srを検出することができる。メカニカルセンサによって媒体Sの存在を検出する場合(図7参照)のようにメカニカルセンサが媒体Sの先端Sfや後端Srと異なる部分を検出する場合等に備えて大きなオーバースキャン領域を設定する必要がない。よって、オーバースキャン領域(余白)の低減による読取り速度の向上が可能となる。オーバースキャン領域を小さなものとすることができるため、用紙間Lの低減が可能となり、読取り速度の向上が可能となる。また、媒体Sの先端Sfおよび後端Srの検出結果に基づいて、少なくとも先端Sfから後端Srまでを含むようにスキャン領域が決定されるため、画像の欠けが抑制される。
また、本実施形態の画像読取装置1−1および画像読取方法は、媒体Sが不規則な形状を有するものであっても、適切にスキャン領域を決定可能である。図5は、不規則な形状を有する媒体Sの読取りについて説明するための図である。図5において、符号R5は、不規則な形状を有する媒体Sに対するスキャン領域を示す。例えば、図5に示すような主走査方向の一部が搬送方向に突出する媒体Sに対しても、本実施形態の画像読取装置1−1は先端Sfを検出し、適切にスキャン領域R5を決定することができる。
なお、本実施形態では、媒体Sの上流側および下流側の余白が実際に撮像装置31aで読み取られたが、これに代えて、媒体Sよりも上流側あるいは下流側の少なくとも一方に予め記憶された背景色の余白を付加して画像データを生成するようにしてもよい。このようにすれば、余白領域を読み取る時間を省略することが可能となる。
また、本実施形態において、媒体Sが読取りライン上にない状態における背景領域の画像に基づき、縦筋検出や輝度調整が行われてもよい。
本実施形態の画像読取装置1−1は、媒体Sの両面の画像を同時に撮像できるものであったが、これには限定されない。撮像用の光学ユニットは、第一光学ユニット31のみであってもよい。
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態の変形例について説明する。上記第1実施形態では、第一検出部33によって媒体Sの先端が検出されるまで記憶部34における同じアドレスに最初のラインの画像データが書き込まれたが、これに代えて、媒体Sの先端が検出されるまでの複数ラインの画像データが記憶部34に保存されてもよい。このようにすれば、媒体Sの検出に遅れが生じた場合等に保存された画像データを有効化して媒体Sの画像データを生成することができる。
例えば、媒体Sの先端が検出されるまで5ラインの画像データを常に記憶部34に保存しておくとした場合、記憶部34に最新の5ラインの画像データが保存された状態となるように、撮像装置31aから出力される画像ラインデータによって記憶部34の保存データを更新していくようにすればよい。このように複数ラインを保存しておくことで、媒体Sの検出に時間的な遅れが生じたとしても、媒体Sを含む画像が消去されることを抑制可能となる。また、画像ラインデータに基づく媒体Sの検出において、後に撮像された画像ラインデータから媒体Sの先端をより精度よく検出することも可能となる。例えば、媒体Sを撮像した画像ラインデータであっても、1ラインのみに基づく判定では何らかの理由により媒体Sが検出されない場合が考えられる。このような場合に、複数ラインの画像ラインデータが保存されていれば、後に撮像された画像ラインデータに基づいて、先の画像ラインデータに媒体Sが撮像されていると判定し直して先の画像ラインデータを有効なものとすることが可能となる。また、1ラインのみでなく連続する複数ラインの画像データに基づいて媒体Sの先端や後端が検出されるようにしてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図8は、本実施形態にかかる画像読取装置の概略構成を示す図、図9は、本実施形態の画像読取装置のシステム構成を示す図、図10は、本実施形態の画像読取装置の動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、本実施形態の画像読取装置1−2は、給紙制御ローラ23を備える。また、画像読取装置1−2は、第二光学ユニット32を備えておらず、片面読取を行うものである。本実施形態の画像読取装置1−2では、上記第1実施形態のピックローラ10に代えて、給紙制御ローラ23が第一搬送装置として機能する。給紙制御ローラ23は、ピックローラ10よりも搬送方向の下流側で、かつ上流側フィードローラ21よりも搬送方向の上流側に配置されている。給紙制御ローラ23は、自動給紙装置であるピックローラ10および分離ローラ11によって送り出された媒体Sを駆動時において搬送方向に送り出すものである。給紙制御ローラ23は、回転駆動される駆動ローラ23aと、駆動ローラ23aに向けて押圧された状態で支持されている従動ローラ23bとを有する。駆動ローラ23aおよび従動ローラ23bは、搬送される媒体Sを間に挟むことができるように搬送路1を挟んで配置されている。
給紙制御ローラ23は、駆動ローラ23aと従動ローラ23bとの間に挟まれた媒体Sに対して搬送方向の搬送力を作用させる回転方向に回転するものである。給紙制御ローラ23は、媒体Sに搬送方向の搬送力を作用させる駆動状態と、媒体Sに搬送力を作用させない非駆動状態とに切替えることが可能である。給紙制御ローラ23は、図示しないモータによって駆動されるものであり、モータによって駆動されることで駆動状態となり、正転方向に回転する。また、モータによる駆動が停止されると、給紙制御ローラ23は、非駆動状態となって媒体Sに搬送力を作用させない。
第二検出部4は、給紙制御ローラ23の中心軸線よりも搬送方向上流側でかつ給紙制御ローラ23の近傍に配置されている。つまり、第二検出部4の検出結果に基づいて、媒体Sの先端が給紙制御ローラ23に到達したことや、媒体Sの後端が給紙制御ローラ23を通過したことを検出可能である。第二検出部4は、上記第1実施形態の第二検出部4と同様の透過型センサや超音波センサとすることができる。なお、本実施形態では、第二検出部4が媒体Sの有無を検出するが、これに加えて、上記第1実施形態と同様に重送を検出してもよい。
図9を参照して、画像読取装置1−2のシステム構成について説明する。画像読取装置1−2は、図8に示された以外に、第一検出部33、記憶部34および制御部40を備える。第一検出部33および記憶部34は、上記第1実施形態の第一検出部33および記憶部34と同様とすることができる。撮像装置31a、第一検出部33、第二検出部4、記憶部34、制御部40、ピックローラ10、フィードローラ20および給紙制御ローラ23は、相互に通信可能に接続されている。本実施形態では、給紙制御ローラ23を第一搬送部とも記載する。また、ピックローラ10を第三搬送部とも記載する。また、上記第1実施形態と同様にフィードローラ20を第二搬送部とも記載する。
制御部40による制御において、上記第1実施形態の制御部35による制御と異なる点の一つは、媒体Sの後端が給紙制御ローラ23を通過すると、次の媒体Sの読み込みに備えてピックローラ10によって次の媒体Sを給紙制御ローラ23まで予め送っておく点である。これにより、用紙間を小さなものとして読取速度の向上を図ることができる。
図10を参照して本実施形態の動作について説明する。図10に示す制御フローは、例えば、操作者によって読取開始の指示がなされた場合に開始される。まず、ステップS200では、制御部40により背景情報が記憶される。制御部40は、例えば上記第1実施形態の制御部35と同様に背景情報を記憶する。
次に、ステップS210では、制御部40により、ホッパ2に原稿があるか否かが判定される。その判定の結果、ホッパ2に原稿があると判定された場合(ステップS210−Y)にはステップS220に進み、そうでない場合(ステップS210−N)にはステップS290に進む。
ステップS220では、制御部40により、第一搬送部としての給紙制御ローラ23、第二搬送部としてのフィードローラ20および第三搬送部としてのピックローラ10がそれぞれ正転状態とされる。なお、給紙制御ローラ23において、正転方向とは駆動ローラ23aが接触した媒体Sに対して搬送方向の搬送力を作用させる回転方向である。ピックローラ10によってホッパ2から送り出された媒体Sは、給紙制御ローラ23および上流側フィードローラ21に順に搬送される。
次に、ステップS230では、制御部40により先読みが開始される。制御部40は、上記第1実施形態の制御部35と同様に、必要な先読みが終了すると、撮像装置31aによる画像ラインデータの読み込みを繰り返し行いながら、媒体Sの到達に備える。
次に、ステップS240では、制御部40により、第一検出部33に原稿があるか否かが判定される。制御部40は、上記第1実施形態の制御部35による方法と同様の方法によりステップS240の判定を行うことができる。その判定の結果、第一検出部33に原稿があると判定された場合(ステップS240−Y)にはステップS250に進み、そうでない場合(ステップS240−N)にはステップS300に進む。ホッパ2から媒体Sが送り出されると、第一検出部33に媒体Sが到達するまでの間(S240−N)は、ステップS300に進む。
ステップS300では、制御部40により、第二検出部4に原稿があるか否かが判定される。制御部40は、第二検出部4の検出結果に基づいてステップS300の判定を行う。その判定の結果、第二検出部4に原稿があると判定された場合(ステップS300−Y)にはステップS310に進み、そうでない場合(ステップS300−N)場合にはステップS320に進む。
ステップS310では、制御部40により、第一搬送部としての給紙制御ローラ23が正転状態とされ、第三搬送部としてのピックローラ10が停止される。これにより、ピックローラ10は従動状態となる。第二検出部4で媒体Sが検出されている場合、媒体Sの先端は給紙制御ローラ23に到達しており、給紙制御ローラ23によって搬送方向に搬送される。よって、ピックローラ10が停止されても媒体Sの搬送が可能である。ステップS310が実行されると、ステップS240に移行する。
ステップS320では、制御部40により、給紙制御ローラ23およびピックローラ10が正転状態とされる。第二検出部4で媒体Sが検出されていない場合には、媒体Sの先端は給紙制御ローラ23に到達していないため、ピックローラ10が正転状態とされてピックローラ10による媒体Sの搬送が行われる。ステップS320が実行されると、ステップS240に移行する。
撮像装置31aの読み取りラインに媒体Sが到達してステップS240で肯定判定がなされ、ステップS250に進むと、ステップS250では、制御部40により、第一搬送部としての給紙制御ローラ23が停止される。給紙制御ローラ23のモータの回転駆動が停止され、給紙制御ローラ23は搬送される媒体Sに連れ回りする従動状態となる。撮像装置31aに媒体Sが到達している場合、既に上流側フィードローラ21によって媒体Sが搬送されている状態であるため、給紙制御ローラ23が停止されたとしても媒体Sの搬送が可能である。
次に、ステップS260では、制御部40により、読取データが有効化される。読取データの有効化により、撮像装置31aにより生成された画像ラインデータが記憶部34に追加的に記憶されていき、媒体S全体の画像データが生成される。
次に、ステップS270では、制御部40により、第一検出部33に原稿があるか否かが判定される。その判定の結果、第一検出部33に原稿があると判定された場合(ステップS270−Y)にはステップS330に進み、そうでない場合(ステップS270−N)にはステップS280に進む。
ステップS280では、制御部40により、読取データが無効化され、余白領域が読み取られて読取りが終了される。ステップS280が実行されると、ステップS210に移行する。
ステップS330では、制御部40により、第二検出部4に原稿があるか否かが判定される。その判定の結果、第二検出部4に原稿があると判定された場合(ステップS330−Y)にはステップS340に進み、そうでない場合(ステップS330−N)にはステップS350に進む。
ステップS340では、制御部40により、給紙制御ローラ23およびピックローラ10が停止される。現在撮像装置31aによって読み取られている媒体Sである被検出媒体が未だ第二検出部4を通過していないため、通過するまで給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動は停止される。ステップS340が実行されると、ステップS270に移行する。
ステップS350では、制御部40により、給紙制御ローラ23およびピックローラ10がそれぞれ正転状態とされる。既に被検出媒体は第二検出部4を通過しているため、ピックローラ10が駆動されて被検出媒体に続く媒体Sが給紙制御ローラ23に向けて送り出される。ステップS350が実行されると、ステップS270に移行する。なお、ピックローラ10によって送り出された媒体Sが給紙制御ローラ23に到達すると、ステップS330で肯定判定がなされ、ピックローラ10及び給紙制御ローラ23が停止される。これにより、媒体Sは、給紙制御ローラ23に到達したところで停止し、被検出媒体の読取り終了まで待機する。
また、ステップS210において否定判定がなされてステップS290に進むと、ステップS290では、制御部40により、給紙制御ローラ23、フィードローラ20およびピックローラ10が停止される。既にホッパ2に原稿が無く、全ての原稿の読み取りが終了しているため画像読取りが停止される。ステップS290が実行されると、本制御フローは終了する。
このように、本実施形態の画像読取装置1−2は、給紙制御ローラ23および上流側フィードローラ21によって媒体Sを搬送(S220)しているときに撮像装置31aにより生成された画像データに基づいて媒体Sを検出する(S240−Y)と、検出されている被検出媒体に続く媒体Sの搬送を給紙制御ローラ23が開始する前に、給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動を停止(S340)し、かつ画像データに基づいて被検出媒体が検出されなくなる(S270−N)と給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動を再開する(S220)。
また、画像読取装置1−2は、画像データに基づいて被検出媒体が検出された後で、被検出媒体に続く媒体Sが給紙制御ローラ23に到達するまで(S300−Nである間)ピックローラ10を駆動する(S350)。
これにより、本実施形態の画像読取装置1−2によれば、被検出媒体の読取り中に次の媒体Sが給紙制御ローラ23まで送られることで、用紙間を小さなものとし、読み取り速度を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態では、被検出媒体に続く媒体Sが給紙制御ローラ23に到達したタイミングで給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動が停止されたが、給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動を停止するタイミングはこれには限定されない。給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動は、被検出媒体に続く媒体Sの搬送を給紙制御ローラ23が開始する前のいずれかのタイミングで停止されればよい。また、給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動を停止するタイミングは同時でなくてもよい。また、給紙制御ローラ23の駆動が停止されるときに、続く媒体Sの一部、例えば先端部が給紙制御ローラ23に挟まれた状態となっていてもよい。つまり、駆動再開時に給紙制御ローラ23が続く媒体Sを即座に搬送できるように給紙制御ローラ23に媒体Sが到達した時点で給紙制御ローラ23およびピックローラ10を停止することは、給紙制御ローラ23が続く媒体Sの搬送を開始する前に給紙制御ローラ23およびピックローラ10を停止することに含まれる。
また、媒体Sが検出されなくなって給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動が再開される場合に、給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動を再開するタイミングは同時でなくてもよい。つまり、給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動が、画像データに基づいて媒体Sが検出されなくなった後のいずれかのタイミングでそれぞれ再開されればよい。
また、本実施形態では、画像読取装置1−2による画像読取方法として、以下の第一手順、第二手順及び第三手順を備える画像読取方法が開示されている。
(第一手順)
給紙制御ローラ23および上流側フィードローラ21をそれぞれ駆動し(S220)、かつ撮像装置31aに撮像を行わせて(S230)、撮像装置31aにより生成された画像データに基づいて媒体Sを検出するまで(S240−Nである間)給紙制御ローラ23および上流側フィードローラ21によって媒体Sを搬送する。
(第二手順)
画像データに基づいて媒体Sを検出した(S240−Y)後で、検出された媒体Sである被検出媒体に続く媒体Sの搬送を給紙制御ローラ23が開始する前に、給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動を停止する(S340)。
(第三手順)
画像データに基づいて被検出媒体が検出されなくなる(S270−N)と給紙制御ローラ23およびピックローラ10の駆動を再開する(S220)。
なお、本実施形態では、給紙制御ローラ23の数は一つであるが、ピックローラ10と上流側フィードローラ21との間に複数の給紙制御ローラ23が配置されてもよい。また、ピックローラ10と上流側フィードローラ21を合わせて第一搬送装置としてもよい。この場合、例えば、ピックローラ10の駆動・非駆動と給紙制御ローラ23の駆動・非駆動とを常に同期させるようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる画像読取装置は、複数の媒体を順次搬送し、搬送される各媒体の画像を読み取るのに有用であり、特に、媒体間を適切に設定するのに適している。
1−1 画像読取装置
1 搬送路
2 ホッパ
4 第二検出部
10 ピックローラ
11 分離ローラ
20 フィードローラ
21 上流側フィードローラ
22 下流側フィードローラ
23 給紙制御ローラ
31a 撮像装置
33 第一検出部
34 記憶部
35 制御部
S 媒体

Claims (6)

  1. 駆動時においてトレイにセットされた複数の媒体の各々を順次搬送方向に送り出す第一搬送装置と、
    前記第一搬送装置よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記第一搬送装置によって送り出された前記媒体を前記搬送方向に搬送する第二搬送装置と、
    前記第二搬送装置よりも前記搬送方向の下流側に配置され、搬送される前記媒体を撮像して画像データを生成する撮像装置とを備え、
    前記第一搬送装置および前記第二搬送装置によって前記媒体を搬送しているときに前記撮像装置により生成された画像データに基づいて前記媒体を検出すると、検出された前記媒体である被検出媒体に続く前記媒体の搬送を前記第一搬送装置が開始する前に、前記第一搬送装置の駆動を停止し、かつ前記画像データに基づいて前記被検出媒体が検出されなくなると前記第一搬送装置の駆動を再開する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 駆動時においてトレイにセットされた複数の媒体の各々を順次搬送方向に送り出す自動給紙装置と、
    前記自動給紙装置よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記自動給紙装置によって送り出された前記媒体を駆動時において前記搬送方向に送り出す第一搬送装置と、
    前記第一搬送装置よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記第一搬送装置によって送り出された前記媒体を前記搬送方向に搬送する第二搬送装置と、
    前記第二搬送装置よりも前記搬送方向の下流側に配置され、搬送される前記媒体を撮像して画像データを生成する撮像装置とを備え、
    前記第一搬送装置および前記第二搬送装置によって前記媒体を搬送しているときに前記撮像装置により生成された画像データに基づいて前記媒体を検出すると、検出された前記媒体である被検出媒体に続く前記媒体の搬送を前記第一搬送装置が開始する前に、前記第一搬送装置および前記自動給紙装置の駆動を停止し、かつ前記画像データに基づいて前記被検出媒体が検出されなくなると前記第一搬送装置および前記自動給紙装置の駆動を再開する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記画像データに基づいて前記被検出媒体が検出された後で、前記被検出媒体に続く前記媒体が前記第一搬送装置に到達するまで前記自動給紙装置を駆動する
    請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第一搬送装置の駆動の停止は、前記画像データに基づいて前記被検出媒体が検出されなくなった後も、前記撮像装置が所定の余白データを含む前記被検出媒体の前記画像データを生成することができるための時間だけ継続される
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 予め記憶した背景の画像データと前記撮像装置により生成された画像データとの比較結果に基づいて前記媒体を検出する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. トレイにセットされた複数の媒体の各々を順次搬送方向に送り出す第一搬送装置および前記第一搬送装置によって送り出された前記媒体を撮像装置に向けて前記搬送方向に搬送する第二搬送装置をそれぞれ駆動し、かつ前記撮像装置に撮像を行わせて、前記撮像装置により生成された画像データに基づいて前記媒体を検出するまで前記第一搬送装置および前記第二搬送装置によって前記媒体を搬送する第一手順と、
    前記画像データに基づいて前記媒体を検出した後で、検出された前記媒体である被検出媒体に続く前記媒体の搬送を前記第一搬送装置が開始する前に、前記第一搬送装置の駆動を停止する第二手順と、
    前記画像データに基づいて前記被検出媒体が検出されなくなると前記第一搬送装置の駆動を再開する第三手順とを備える
    ことを特徴とする画像読取方法。
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