JPH10200703A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH10200703A
JPH10200703A JP9001398A JP139897A JPH10200703A JP H10200703 A JPH10200703 A JP H10200703A JP 9001398 A JP9001398 A JP 9001398A JP 139897 A JP139897 A JP 139897A JP H10200703 A JPH10200703 A JP H10200703A
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image signal
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JP9001398A
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Toshihiko Matsuo
敏彦 松尾
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿を搬送してラインセンサーにより原稿の画
像を読み取る画像入力装置において、原稿の先端又は後
端を容易且つ確実に検出することができる画像入力装置
を提供する。 【解決手段】本発明の画像入力装置は、CCDラインセ
ンサーの38による画像読み取り位置に縞模様を有する
評価面50を設ける。そして、この評価面50の画像信
号の変化を検出することにより、反射原稿の先端及び後
端が画像読み取り位置に搬送されたことを検出する。ま
た、評価面50の縞模様の画像信号が遮光された範囲を
検出することにより反射原稿の幅を検出する。このよう
に、評価面50の縞模様の画像信号によって反射原稿の
先端、幅、後端を検出するようにしたことにより、これ
らの検出を容易且つ確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像入力装置に係
り、特に原稿を搬送してラインセンサーにより画像を入
力する画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、写真プリント等の原稿を搬送して
ラインセンサーにより原稿の画像を入力する画像入力装
置が知られている。このような画像入力装置においてラ
インセンサーによる画像の読み取り開始を制御する場合
に、原稿の先端が画像読み取り位置に搬送されたことを
検出する必要がある。
【0003】従来、画像読み取り位置に原稿の先端が搬
送されたことを検出する方法として、原稿搬送路の画像
読み取り位置に原稿の地膚と異なる評価面を装着し、ラ
インセンサーによってこの評価面の画像信号の変化を検
出する方法が提案されている。これによると、画像読み
取り位置に原稿が搬送されるまでは、ラインセンサーに
よって評価面の画像信号のみが出力され、画像読み取り
位置まで原稿の先端が搬送されると、原稿の範囲(幅)
に相当する画像信号が変化するため、この画像信号の変
化により原稿の先端を検出することができる。また、そ
の変化した画像信号の範囲を検出することにより反射原
稿の幅を検出することもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原稿の
種類が規定されていない場合、必ず原稿と濃度の異なる
評価面を設定することはできず、原稿が評価面と同じ濃
度になる場合がある。このような場合、原稿の先端が画
像読み取り位置に搬送されても画像信号に変化がほとん
どなく、画像信号の変化から原稿の先端や幅を検出する
ことができないという問題があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、原稿を搬送してラインセンサーにより原稿の画
像を読み取る画像入力装置において、原稿の先端又は後
端を容易且つ確実に検出することができる画像入力装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、反射原稿を搬送手段によって搬送し、前記
反射原稿の先端が画像読み取り位置まで搬送されたこと
を検出すると、該検出に基づいてラインセンサーによる
前記反射原稿の画像の読み取りを開始する画像入力装置
において、前記画像読み取り位置であって、前記反射原
稿によって遮光される位置に縞模様を有する評価面を設
け、前記反射原稿の先端又は後端が前記画像読み取り位
置に搬送されたことを前記ラインセンサーから出力され
る前記評価面の縞模様を示す画像信号の変化から検出す
ることを特徴としている。
【0007】本発明によれば、画像読み取り位置に設け
られた縞模様を有する評価面の画像信号の変化から反射
原稿の先端又は後端が画像読み取り位置に搬送されたこ
とを検出する。これにより、反射原稿の先端及び後端の
濃度や色度によらず容易且つ確実に反射原稿の先端又は
後端を検出することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る画像入力装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。本発明に係る画像入力装置は、例えばパソコン等の
画像処理装置やプリンター等に接続され、写真プリント
等の反射原稿の画像を入力し、これにより得られた画像
データを上記画像処理装置やプリンター等に転送するも
のである(尚、以下の説明のおける画像入力装置では写
真プリントの画像を入力するものとして説明するが、本
発明は写真プリント以外の反射原稿の画像を入力する装
置に適用できる)。
【0009】図1は本発明に係る画像入力装置の一実施
の形態を示した外観図である。同図に示すように画像入
力装置10は、写真プリント挿入口10Aを有し、写真
プリント挿入口10Aから写真プリントを挿入すると、
この写真プリントの画像を読み取る。そして、これによ
って得られた画像データを、例えば、パソコン等の画像
処理装置にケーブル10Bを介して転送する。
【0010】図2は本発明に係る画像入力装置の一実施
の形態を示した構成図である。同図に示すように画像入
力装置は、写真プリント挿入口10Aから挿入された写
真プリントを所定の画像読み取り位置に搬送する搬送部
と、前記画像読み取り位置に搬送された写真プリントの
画像を撮像する撮像部とを有し、同図に示す各装置及び
各回路は、システムコントローラ20によって総括的に
制御されるように構成される。
【0011】上記搬送部は、対向する駆動ローラ22、
22と押さえローラ24、24とを有し、駆動ローラ2
2、22は図示しない駆動モータによって回転し、この
駆動モータはシステムコントローラ20によってローラ
駆動回路26を介して制御される。写真プリントを写真
プリント挿入口10Aから挿入すると、写真プリントは
この駆動ローラ22、22と押さえローラ24、24と
で挟持され、画像読み取り位置に搬送される。
【0012】また、写真プリント挿入口10Aには、原
稿挿入検出センサー28が設けられる。この原稿挿入検
出センサー28は例えばフォトインタラプタであり、写
真プリントが挿入されると、原稿挿入検出センサー28
によって原稿の挿入が検出され、挿入検出回路30から
原稿の挿入を示す検出信号がシステムコントローラ20
に出力される。これにより、システムコントローラ20
は、ローラ駆動回路26に回転開始指示信号を出力し、
駆動ローラ22、22に回転を開始させる。
【0013】上記撮像部は、照明ランプ32、ミラー3
4、レンズ36、CCDラインセンサー38を有し、照
明ランプ32の光量、レンズ36のズーム倍率はシステ
ムコントローラ20によってそれぞれ照明制御回路4
0、レンズ制御回路42を介して制御される。写真プリ
ント挿入口10Aから挿入された写真プリントは、画像
読み取り位置に搬送されると、照明ランプ32によって
照明される。そして、写真プリントで反射した画像光は
ミラー34で反射され、レンズ36によってCCDライ
ンセンサー38の受光面に結像される。
【0014】CCDラインセンサー38の受光面に結像
された画像光は、CCDラインセンサー38によって電
気信号(画像信号)に変換されて画質補正回路44に入
力される。そして、画質補正回路44に入力された画像
信号は、画質補正回路44によってシェーディング補正
等の各種画像処理が施された後、出力回路46を介して
画像処理装置やプリンタ等の外部装置に転送される。
【0015】また、画像読み取り位置の背面板48に図
3に示すような所定パターンの明暗の縞模様を有する評
価面50が形成される。この評価面50は例えば背面板
48に直接印刷してもよいし、シール等に印刷してこの
シールを背面板48にはりつけるようにしてもよい。こ
の評価面50の明暗の縞模様は、写真プリントを撮像す
る前にCCDラインセンサー38によって撮像され、C
CD情報演算回路52に入力される。
【0016】CCD情報演算回路52は、詳細は後述す
るが、この評価面50の画像信号からシェーディング情
報や光量情報を検出し、システムコントローラ20に検
出結果を出力する。システムコントローラ20はこの検
出結果から照明制御回路40を介して照明ランプ32の
光量を調整するとともに、画質補正回路44にシェーデ
ィング補正データを出力して画質を調整する。
【0017】また、CCD情報演算回路52は、CCD
ラインセンサー38からの画像信号に基づいて、写真プ
リントの先端が画像読み取り位置まで搬送されたことを
検出するとともに、写真プリントの幅を検出し、システ
ムコントローラ20にこれらの検出結果を出力する。シ
ステムコントローラ20はこれにより、レンズ制御回路
42を介してレンズ36のズーム倍率を調整する。即
ち、検出した写真プリントの幅に応じて、レンズ36の
ズーム倍率を変化させ、写真プリントの画像がCCDラ
インセンサー38の画像読み取り範囲内に最大で読み取
られるようにする。そして、CCDラインセンサー38
からの画像信号を画質補正回路44及び主力回路46を
介して外部装置に転送する。
【0018】次に上記CCD情報演算回路52の作用に
ついて詳説する。上記図3に示したように上記画像読み
取り位置の評価面50に等間隔の明暗の縞模様が印刷さ
れる。評価面50の縞模様は、CCDラインセンサー3
8によって撮像した場合に、CCDラインセンサー38
によって解像できる幅以上の間隔で印刷されている。そ
して、この評価面50の模様をCCDラインセンサー3
8によって撮像すると、理想的には図4に示すように縞
模様の明暗を示す画像信号が得られる。尚、評価面50
の明かるい縞部分の画像信号は同図出力値aを示し、評
価面50の暗い縞部分の画像信号は同図出力値bを示
す。
【0019】上記CCD情報演算回路52は、写真プリ
ントが写真プリント挿入口10Aから挿入されて原稿挿
入検出センサー28によって写真プリントの挿入が検出
されると、CCDラインセンサー38からこの評価面5
0の画像信号を入力し、評価面50の明暗の境界線を示
す画像信号のエッジの数をカウントする。尚、エッジ
は、例えば、CCDラインセンサー38の所定画素数幅
における出力信号の変化量が所定値以上であった場合に
検出できる。
【0020】そして、写真プリントが搬送されて画像読
み取り位置に写真プリントの先端が到達すると、CCD
情報演算回路52は、次に図5に示すような画像信号を
CCDラインセンサー38から入力する。図5に示すよ
うにこの画像信号には、画像信号の中央部に出力される
(CCDラインセンサー38の中央部の画素から出力さ
れる)写真プリントの画像信号と、画像信号の両端部に
出力される(CCDラインセンサー38の両端部の画素
から出力される)評価面50の縞模様の画像信号が含ま
れる。
【0021】CCD情報演算回路52は、この画像信号
を入力すると、評価面50の縞模様によって得られる画
像信号のエッジの数をカウントすることにより、図4に
示した評価面50のみを撮像した画像信号が図5に示し
た写真プリントを撮像した画像信号に変化したことを検
出する。これにより、この画像信号が変化した時点にお
いて写真プリントの先端が画像読み取り位置に到達した
ことを検出する。
【0022】また、CCD情報演算回路52は図5に示
したように、画像信号の両端部に出力される評価面50
の画像信号のエッジの数から写真プリントの幅を検出す
る。即ち、予め、評価面50の明暗の縞模様の間隔と、
評価面50のみを撮像した時に得られる画像信号におけ
るエッジの数(又はCCDラインセンサー38によって
撮像する撮像範囲の長さ)を認識しておくことにより、
写真プリントの画像を撮像した際に、写真プリントの範
囲外の評価面50の画像信号の範囲(又は、写真プリン
トによって遮光された評価面50の範囲)の大きさを知
ることができ、これから写真プリントの幅を検出するこ
とができる。尚、写真プリントの端部がエッジの間にあ
るときには、図5に示すようにその写真プリントの端部
に最も近い外側のエッジ位置をその写真プリントの端部
として検出する。従って、評価面50の明暗の間隔を狭
くするほど写真プリントの幅検出の精度が向上するが、
CCDラインセンサー38の解像度の限界を越えないよ
うに評価面50の明暗の間隔を設定する必要がある。
【0023】このように、CCD情報演算回路52は、
写真プリントの先端や幅を検出し、これらの検出結果を
システムコントローラ20に出力する。システムコント
ローラ20は、これらの検出結果に基づいて、CCDラ
インセンサー38による画像の読み取り開始を制御する
とともに、レンズ36のズーム倍率を調整する。即ち、
システムコントローラ20は、写真プリントの先端が画
像読み取り位置に搬送されたことを検出し、写真プリン
トの幅を検出すると、この幅の画像がCCDラインセン
サー38によって撮像される画像読み取り範囲内で最大
に読み取られるようにレンズ制御回路42を介してレン
ズ36のズーム倍率を調整する。そして、CCDライン
センサー20から画質補正回路44及び出力回路46を
介して画像信号を外部装置に出力する。
【0024】尚、上述のようにレンズ36のズーム倍率
は必ずしも写真プリントの幅がCCDラインセンサー3
8の画像読み取り範囲内で最大となるように調整する必
要はなく、例えば、CCDラインセンサー38の画素を
有効利用できる程度に写真プリントをレンズ36によっ
て適当な倍率で拡大して、写真プリントの範囲外の画像
を画像信号上でマスクするように処理してもよい。
【0025】また、上記CCD情報演算回路52は、C
CDラインセンサー38がシェーディングを有する場合
には、例えば、図6に示すように明るい縞の部分又は暗
い縞の部分の画像信号を示す出力値が一定でない画像信
号をCCDラインセンサー38から入力する。そこで、
CCD情報演算回路52は写真プリントの画像の読み取
り前にCCDラインセンサー38から上記評価面50の
画像信号を入力し、R,G,Bの信号毎に各縞のピッチ
ΔW(図6参照)内での信号のピーク検出を行う。これ
により、システムコントローラ20は、CCDラインセ
ンサー38のシェーディングを検出し、画質補正回路4
4に適切なシェーディング補正を行わせる。また、同時
に、上記ピーク検出の結果に基づいて照明ランプ32の
光量を検出し、照明ランプ32の適切な光量調整を照明
制御回路40を介して行う。尚、このピーク検出によっ
て得られるピーク値の時間変化を検出することにより、
照明ランプ32が安定したことの確認を行うことができ
る。また、前記評価面50の所定位置の画像信号の強さ
を検出し、この値が予め設定された値より小さい場合に
は光源の寿命と判断することができる。
【0026】次に上記画像入力装置の処理手順について
図7のフローチャートを用いて説明する。写真プリント
を写真プリント挿入口10Aから挿入すると(ステップ
S10)、挿入検出センサー28によって挿入検出回路
30が写真プリントの挿入を検出する(ステップS1
2)。システムコントローラ20は挿入検出回路30か
ら写真プリントが挿入されたことを示す検出信号を入力
するとローラ駆動回路26を介して駆動ローラ22、2
2の回転を開始させる(ステップS14)。また、CC
Dラインセンサー38により評価面の画像をCCD情報
演算回路52に入力させ、上述したように光量を確認し
て(ステップS16)照明制御回路40により照明ラン
プ32の光量を調整する。また、評価面の画像信号から
シェーディングを確認し(ステップS18)、画質補正
回路44によりシェーディング補正を行う。
【0027】続いて、写真プリントが搬送され、画像読
み取り位置に写真プリントが搬送されると、システムコ
ントローラ20はCCD情報演算回路52から写真フイ
ルムの先端を検出したことを示す検出信号を入力する
(ステップS20)。これにより、システムコントロー
ラ20は、ローラ駆動回路26を介して駆動ローラ2
2、22の回転を停止させ、写真プリントの搬送を停止
させる(ステップS22)。そして、上述したようにC
CD情報演算回路52により写真プリントの幅を検出し
(ステップS24)、これにより、システムコントロー
ラ20は、レンズ36のズーム倍率を決定し、レンズ制
御回路42を介してレンズ36のズーム倍率を調整す
る。
【0028】以上の設定が終了すると、再度ローラ駆動
回路26を介して駆動ローラ22、22を回転させ、写
真プリントの搬送を開始し、写真プリントの画像の読み
取りを開始する(ステップS28)。この場合には、C
CDラインセンサー38から出力される画像信号を画像
補正回路に入力してシェーディング補正等の画像処理を
行い(ステップS30)、出力回路46により画像信号
を外部の画像処理装置等に出力する(ステップS3
2)。
【0029】以上、上記実施の形態では、評価面を図3
に示したように等間隔の明暗の縞模様にし、明暗の境界
線(画像信号のエッジ)の数によって写真プリントが画
像読み取り位置に搬送されたこと及び写真プリントの幅
を検出するようにしたが、評価面の模様はこれに限らず
例えば図8(A)に示すように暗線を細線で描き、この
暗線の数により上記検出を行うようにしてもよい。ま
た、同様に、評価面の模様は図8(B)、(C)に示す
ように斜めの線でも、繋がった線でもよい。また、各線
のピッチが異なっていても予め、これらのピッチの寸法
を認識していれば図8(D)に示すような模様でもよ
い。
【0030】また、図9に示すように、評価面の模様を
黒と灰色の明るさの異なるラインで印刷し、レンズ36
のズーム倍率が通常(低い)のときに、図10に示すよ
うに評価面の模様が見かけ上黒と灰色の濃淡の繰り返し
の縞模様がCCDラインセンサー38によって読み取れ
るようにする。そして、レンズ36のズーム倍率が高い
場合に、上記図9に示す本来の模様がCCDラインセン
サー38によって読み取れるようにする。このようにす
ると、CCDラインセンサー38によって出力される評
価面の画像信号は、レンズ36のズーム倍率が通常(低
い)場合、図11に示すように、上記図3の評価面の画
像信号と同様、明暗の縞模様を示す画像信号がえられる
とともに、レンズ36のズーム倍率が高い場合でも、図
12に示すように、明暗の縞模様を示す画像信号が明確
にえられ、レンズ36をズームして写真プリントの画像
を読み取る場合にもズームに合わせて精度の高い幅検出
を行うことができる。
【0031】また、上記実施の形態では、黒と白の明暗
によって評価面の模様を作成したが、色の濃度又は色度
によって模様を作成してもよい。また、上記実施の形態
では、写真プリントの先端の検出のみについて説明した
が、上記評価面を利用して写真プリントの後端を検出す
ることも可能である。即ち、写真プリントの画像の読み
取りを開始した後、再度、評価面50のみの画像信号を
検出した場合には写真プリントの後端が画像読み取り位
置に搬送されたことになる。これにより画像の読み取り
終了を制御することもできる。また、このようにして検
出した写真プリントの先端、幅、後端によって写真プリ
ントのサイズを検出し、この検出したサイズに基づい
て、写真プリント以外の画像信号をマスクするような処
理や、写真プリントの画像信号を拡大縮小するような処
理等の画像処理を行うようにしてもよい。
【0032】また、上記実施の形態では、評価面50の
画像信号の変化及び変化した範囲等をエッジの数によっ
て検出するようにしたが、これに限らず画像信号の中か
ら評価面50の縞模様の画像信号の範囲を検出すること
ができればどのような方法でもよい。尚、上述したよう
に、本発明の画像入力装置が画像入力する反射原稿は写
真プリントに限らない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像入
力装置によれば、画像読み取り位置に設けられた縞模様
を有する評価面の画像信号の変化から反射原稿の先端又
は後端が画像読み取り位置に搬送されたことを検出す
る。これにより、反射原稿の先端及び後端の濃度や色度
によらず容易且つ確実に反射原稿の先端又は後端を検出
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用される画像入力装置の外
観図である。
【図2】図2は、本発明が適用される画像入力装置の構
成図である。
【図3】図3は、評価面の明暗の縞模様の一実施の形態
を示した図である。
【図4】図4は、評価面の画像信号の一例を示した図で
ある。
【図5】図5は、写真プリントが画像読み取り位置に搬
送された場合の画像信号の一例を示した図である。
【図6】図6は、CCDラインセンサーがシェーディン
グを有する場合に出力される評価面の画像信号の一例を
示した図である。
【図7】図7は、本発明が適用される画像入力装置の作
用を説明したフローチャートである。
【図8】図8は、評価面の模様の他の実施の形態を示し
た図である。
【図9】図9は、レンズのズーム機能に対応した評価面
の模様の一例を示した図である。
【図10】図10は、図9の評価面の低倍率で撮像した
場合に見える画像を示した図である。
【図11】図11は、図9の評価面を低倍率で撮像した
場合の画像信号を示した図である。
【図12】図12は、図9の評価面を高倍率で撮像した
場合の画像信号を示した図である。
【符号の説明】
10…画像入力装置 10A…写真プリント挿入口 20…システムコントローラ 22…駆動ローラ 24…押さえローラ 26…ローラ駆動回路 28…挿入検出センサー 30…挿入検出回路 32…照明ランプ 34…ミラー 36…レンズ 38…CCDラインセンサー 40…照明制御回路 42…レンズ制御回路 44…画質補正回路 46…出力回路 48…背面板 50…評価面 52…CCD情報演算回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射原稿を搬送手段によって搬送し、前
    記反射原稿の先端が画像読み取り位置まで搬送されたこ
    とを検出すると、該検出に基づいてラインセンサーによ
    る前記反射原稿の画像の読み取りを開始する画像入力装
    置において、 前記画像読み取り位置であって、前記反射原稿によって
    遮光される位置に縞模様を有する評価面を設け、前記反
    射原稿の先端又は後端が前記画像読み取り位置に搬送さ
    れたことを前記ラインセンサーから出力される前記評価
    面の縞模様を示す画像信号の変化から検出することを特
    徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記ラインセンサーから出力される前記
    評価面の縞模様を示す画像信号の遮光された範囲に基づ
    いて前記画像読み取り位置に搬送された反射原稿の幅を
    検出することを特徴とする請求項1の画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記反射原稿の先端又は後端が前記画像
    読み取り位置に搬送されたことを検出すると、該検出に
    基づいて前記反射原稿の画像の読み取り開始又は読み取
    り終了を制御することを特徴とする請求項1の画像入力
    装置。
  4. 【請求項4】 前記検出した反射原稿の幅に基づいて、
    前記ラインセンサーによって得られた画像信号から前記
    反射原稿の画像信号を抽出することを特徴とする請求項
    2の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記反射原稿の先端、後端及び幅の検出
    に基づいて原稿サイズを求め、該原稿サイズのデータに
    基づいて読み取った画像を処理することを特徴とする請
    求項2の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記検出した反射原稿の幅に基づいて、
    前記ラインセンサーの画素を有効に使用するように、該
    ラインセンサーに前記反射原稿の画像を結像するレンズ
    のズーム倍率を切り換えることを特徴とする請求項2の
    画像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記評価面の画像信号から得られる各ピ
    ーク値から前記ラインセンサーのシェーディング量を検
    出し、該シェーディング量に基づいてシェーディング補
    正を行うことを特徴とする請求項1の画像入力装置。
  8. 【請求項8】 前記評価面の画像信号から得られる各ピ
    ーク値の変化に基づいて前記反射原稿を照明する光源の
    立ち上がり状況の確認を行うことを特徴とする請求項1
    の画像入力装置。
  9. 【請求項9】 前記評価面の所定位置の画像信号の強さ
    に基づいて前記反射原稿を照明する光源の寿命の確認を
    行うことを特徴とする請求項1の画像入力装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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