JP2011199363A - 制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価に製造できると共に、誤動作が発生することを抑制できる制御装置及び画像形成装置を提供することである。
【解決手段】検知信号Sig1の立ち上がりa1の発生から時間tを遅延させて出力信号Sig2の立ち上がりa2を発生させる制御装置30。カウンタ108は、0からn−1までのカウント値を第1の周期Tcでカウントする。CPU100は、第1の周期Tcよりも長い第2の周期Trを有するステップで動作し、立ち上がりa1が発生した際のカウンタ108のカウント値に対して時間tに相当する該カウンタ108のカウント数を加算した値をnで割った余りN1を算出する。出力部106は、余りN1とカウンタ108のカウント値とが一致したタイミングにおいて立ち下がりa2を発生させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置及び画像形成装置に関し、特に、第1のトリガの発生から所定時間を遅延させて第2のトリガを発生させる制御装置及び画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置における用紙搬送制御では、CPUは、一定の周期で動作しており、センサからの出力に基づいて、モータの駆動を制御している。具体的には、CPUは、処理周期毎にセンサをチェックし、センサの出力に変化があれば、処理周期の整数倍の時間が経過したタイミングでモータを駆動させている。
ところで、従来の画像形成装置において、用紙搬送制御の精度を向上させるためには、CPUの処理周期を短くする必要がある。この場合には、高価なCPUを用いる必要があり、画像形成装置の製造コストが増加してしまう。
なお、画像形成装置の用紙搬送制御に似た制御を行うものとして、特許文献1に記載の画像読取装置が知られている。該画像読取装置では、CPUは、モータ用タイマの割り込みにより、相切換データを生成する。ディレイ回路は、カウンタにて所定のカウント数をカウントした後に、相切換データをモータポートに出力する。これにより、モータポートは、モータ用タイマの割り込みから所定時間だけ遅延させて、モータを駆動させることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の画像読取装置では、所定のカウント数のカウント中に、カウンタのカウント値が該カウンタのカウント値の上限値を超えてしまうおそれがある。この場合には、特許文献1に記載の画像読取装置は、正確に動作することができない。
特開平10−322517号公報
そこで、本発明の目的は、安価に製造できると共に、誤動作が発生することを抑制できる制御装置及び画像形成装置を提供することである。
本発明の一形態に係る制御装置は、第1のトリガの発生から所定時間を遅延させて第2のトリガを発生させる制御装置であって、0からn−1までのカウント値を第1の周期でカウントするカウンタと、前記第1の周期よりも長い第2の周期を有するステップで動作する制御部であって、前記第1のトリガが発生した際の前記カウンタのカウント値に対して前記所定時間に相当する該カウンタのカウント数を加算した値をnで割った余りを算出する制御手段と、前記余りと前記カウンタのカウント値とが一致したタイミングにおいて前記第2のトリガを発生させる出力手段と、を備えていること、を特徴とする。
本発明の一形態に係る画像形成装置は、前記制御装置を備えていること、を特徴とする。
本発明によれば、安価に製造できると共に、誤動作が発生することを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示した図である。 画像形成装置の制御装置のブロック図である。 制御装置に入力する検知信号Sig1及び出力信号Sig2の波形を示した図である。 入力情報レジスタの構成図である。 出力情報レジスタの構成図である。 用紙搬送制御においてCPUが行う動作を示したフローチャートである。 用紙搬送制御におけるCPUの状態遷移図である。 図7の初期設定処理時にCPUが行う動作を示したフローチャートである。 図7のセンサ入力処理時にCPUが行う動作を示したフローチャートである。 図7のモータ起動処理時にCPUが行う動作を示したフローチャートである。 図7のモータ停止処理時にCPUが行う動作を示したフローチャートである。 図7のモータ起動処理時にCPUが行う動作を示したフローチャートである。 図7のモータ停止処理時にCPUが行う動作を示したフローチャートである。 第1の変形例に係る入力部の構成図である。 第2の変形例に係る入力部の構成図である。 第1の変形例に係る出力部の構成図である。
(画像形成装置の構成)
以下に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示した図である。
画像形成装置1は、電子写真方式によるカラープリンタであって、いわゆるタンデム式で4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)の画像を合成するように構成したものである。該画像形成装置1は、スキャナにより読み取った画像データに基づいて、用紙(印刷媒体)Pに画像を形成する機能を有し、図1に示すように、印刷部2、給紙部15、タイミングローラ対19、定着装置20、排紙トレイ21、制御装置30、モータ32及びセンサ34を備えている。
画像形成装置1には、図1に示すように、用紙Pの搬送経路Rが設けられている。給紙部15は、搬送経路Rの最も上流側に設けられており、用紙Pを1枚ずつ供給する役割を果たし、用紙トレイ16及び給紙ローラ17を含む。用紙トレイ16には、印刷前の状態の用紙Pが複数枚重ねて載置される。給紙ローラ17は、用紙トレイ16に載置された用紙Pを1枚ずつ取り出す。タイミングローラ対19は、搬送経路Rにおいて給紙部15の下流側に設けられ、印刷部2においてトナー画像が用紙Pに2次転写されるように、タイミングを調整しながら搬送経路R上において用紙Pを搬送する。モータ32は、タイミングローラ対19を駆動させる。
印刷部2は、搬送経路Rにおいてタイミングローラ対19の下流側に設けられ、タイミングローラ対19により搬送されてくる用紙Pにトナー画像を形成する。印刷部2は、作像部22(22Y,22M,22C,22K)、転写部8(8Y,8M,8C,8K)、中間転写ベルト(像担持体)11、駆動ローラ12、従動ローラ13、2次転写ローラ(対向部材・転写部材)14及びクリーニング装置18を含んでいる。また、作像部22(22Y,22M,22C,22K)は、感光体ドラム4(4Y,4M,4C,4K)、帯電器5(5Y,5M,5C,5K)、露光装置6(6Y,6M,6C,6K)、現像装置7(7Y,7M,7C,7K)、クリーナー9(9Y,9M,9C,9K)及びイレーサ10(10Y,10M,10C,10K)を含んでいる。
帯電器5は、感光体ドラム4の周面に対して帯電を行って、感光体ドラム4の周面の電位を負の電位とする。
露光装置6は、制御装置30の制御により、レーザビームを照射する。レーザビームが照射された位置の電位がレーザビームが照射されていない位置の電位よりも高くなる。これにより、感光体ドラム4の周面には静電潜像が形成される。
現像装置7(7Y,7M,7C,7K)は、図1に示すように、現像ローラ72(72Y,72M,72C,72K)、供給ローラ74(74Y,74M,74C,74K)、撹拌ローラ76(76Y,76M,76C,76K)及び収容部78(78Y,78M,78C,78K)を備えている。図1では、図面が煩雑になることを防止するために、現像装置7Yの現像ローラ72Y、供給ローラ74Y、撹拌ローラ76Y及び収容部78Yのみ参照符号を付してある。
収容部78は、現像装置7の本体を構成しており、トナーを収容していると共に、現像ローラ72、供給ローラ74及び撹拌ローラ76を格納している。撹拌ローラ76は、収容部78内のトナーを撹拌して負に帯電させる。供給ローラ74は、負に帯電しているトナーを現像ローラ72に供給する。現像ローラ72は、感光体ドラム4にトナーを付与する。具体的には、感光体ドラム4と現像ローラ72との間に現像電界を形成するための負の現像バイアス電圧が現像ローラ72に対して印加されている。そして、トナーは、負に帯電しているので、現像電界による影響を受けて、現像ローラ72から感光体ドラム4へと移動する。ここで、感光体ドラム4の周面において、レーザビームが照射されていない部分の電位は、現像ローラ72の電位よりも低い。一方、感光体ドラム4の周面において、レーザビームが照射された部分の電位は、現像ローラ72の電位よりも高い。したがって、トナーは、感光体ドラム4の周面において、レーザビームが照射された部分に付着する。これにより、静電潜像に基づいたトナー画像が感光体ドラム4に現像される。
中間転写ベルト11は、駆動ローラ12と従動ローラ13との間に張り渡されており、感光体ドラム4に現像されたトナー画像が1次転写される。転写部8は、中間転写ベルト11の内周面に対向するように配置されており、1次転写電圧を印加されることにより、感光体ドラム4に形成されたトナー画像を中間転写ベルト11に1次転写する役割を果たす。クリーナー9は、1次転写後に感光体ドラム4の周面に残存しているトナーを回収する役割を果たす。イレーサ10は、感光体ドラム4の周面を除電する。
駆動ローラ12は、中間転写ベルト駆動部(図1には記載せず)により回転させられることにより、中間転写ベルト11を矢印αの方向に駆動させる。これにより、中間転写ベルト11は、トナー画像を2次転写ローラ14まで搬送する。
2次転写ローラ14は、中間転写ベルト11と対向し、ドラム形状をなしている。そして、2次転写ローラ14は、転写電圧が印加されることにより、所定の転写電位に保たれている。これにより、2次転写ローラ14は、中間転写ベルト11との間を通過する用紙Pに対して、中間転写ベルト11が担持しているトナー画像を2次転写する。より詳細には、駆動ローラ12は接地電位に保たれている。また、中間転写ベルト11は、駆動ローラ12に接触しているので、接地電位に近い正の電位に保たれている。そして、2次転写ローラ14の転写電位は、駆動ローラ12及び中間転写ベルト11の電位よりも高くなるように保たれている。トナー画像は、負に帯電しているので、駆動ローラ12と2次転写ローラ14との間に発生している電界によって、中間転写ベルト11から用紙Pに対して転写される。
クリーニング装置18は、用紙Pへのトナー画像の2次転写後に、中間転写ベルト11に残存しているトナーを除去する。
トナー画像が2次転写された用紙Pは、定着装置20に搬送される。定着装置20は、搬送経路Rにおいて印刷部2の下流側に設けられ、用紙Pに対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、トナー画像を用紙Pに定着させる。排紙トレイ21は、搬送経路Rの最も下流側に設けられている。排紙トレイ21上には印刷済みの用紙Pが載置される。
センサ34は、搬送経路Rにおいてタイミングローラ対19の上流側の所定位置に設けられており、用紙Pを検知して、検知信号Sig1を制御装置30に出力する。すなわち、センサ34は、用紙Pがセンサ34の前を通過しているときには、Highの検知信号Sig1を出力する。センサ34は、用紙Pがセンサ34の前を通過していないときには、Lowの検知信号Sig1を出力する。よって、センサ34は、検知信号Sig1がLowからHighに立ち上がることを検知して、用紙Pの先端を検知することができ、検知信号Sig1がHighからLowに立ち下がることを検知して、用紙Pの後端を検知することができる。
(第1の実施形態)
(制御装置の構成)
次に、第1の実施形態に係る制御装置30の構成について図面を参照しながら説明する。図2は、画像形成装置1の制御装置30のブロック図である。図3は、制御装置30に入力する検知信号Sig1及び出力信号Sig2の波形を示した図である。
制御装置30は、図2に示すように、CPU100及び集積回路102を備えている。制御装置30は、センサ34からの検知信号Sig1のLowからHighへの立ち上がり(第1のトリガ)a1の発生から時間tだけ遅延させて、出力信号Sig2のLowからHighへの立ち上がり(第2のトリガ)a2を発生させる。これにより、制御装置30は、センサ34が用紙Pの先端を検知してから時間tが経過した後に、用紙Pの先端がタイミングローラ対19に到達したとみなして、モータ32によりタイミングローラ対19を回転させる。また、制御装置30は、センサ34からの検知信号Sig1のHighからLowへの立ち下がり(第1のトリガ)a3の発生から時間tだけ遅延させて、出力信号Sig2のHighからLowへの立ち下がり(第2のトリガ)a4を発生させる。これにより、制御装置30は、センサ34が用紙Pの後端を検知してから時間tが経過した後に、用紙Pの後端がタイミングローラ対19に到達したとみなして、モータ32の駆動を停止させる。
集積回路102は、例えば、ASIC又はCPUの内部回路により構成され、入力部104、出力部106、カウンタ108及びカウントクロック110により構成されている。カウンタ108は、0からn−1までのカウント値を第1の周期Tcでカウントする。カウントクロック110は、カウンタ108に対して第1の周期Tcのクロック信号を供給する。
入力部104は、図3に示す検知信号Sig1の立ち上がりa1又は立ち下がりa3を検知し、立ち上がりa1又は立ち下がりa3を検知した際のカウンタ108のカウント値Niを記憶する。そこで、入力部104は、方向判定部112、方向検出部114及び入力情報レジスタ116を有している。図4は、入力情報レジスタ116の構成図である。
入力情報レジスタ116は、図4に示すように、情報部及びカウント値格納部を有している。入力情報レジスタ116は、検知信号Sig1の立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生した際のカウンタ108のカウント値Niをカウント値格納部に記憶している。カウント値格納部は、0〜127のカウント値Niをb0〜b6の7bitのデータとして記憶することができる。また、入力情報レジスタ116は、情報部において読み出し済みフラグ及び変化方向を記憶している。読み出し済みフラグは、カウント値格納部に記憶されているカウント値NiがCPU100により読み出されたか否かを示している。具体的には、読み出し済みフラグは、カウント値NiがCPU100に読み出された場合には、1にセットされ、検知信号Sig1の立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生した場合には、0にセットされる。変化方向は、検知信号Sig1に発生した変化が立ち上がりa1であるのか立ち下がりa3であるのかを示している。具体的には、変化方向は、立ち上がりa1である場合には、1にセットされ、立ち下がりa3である場合には、0にセットされる。
方向判定部112は、検知信号Sig1の立ち上がりa1を検知して1の方向bitを入力情報レジスタ116に対して出力する。これにより、入力情報レジスタ116の情報部の変化方向が1にセットされる。また、方向判定部112は、検知信号Sig1の立ち下がりa3を検知して0の方向bitを入力情報レジスタ116に対して出力する。これにより、入力情報レジスタ116の情報部の変化方向が0にセットされる。
方向検出部114は、検知信号Sig1の立ち上がりa1又は立ち下がりa3を検知して、カウンタ108のカウント値Niを入力情報レジスタ116に取り込ませるための取り込みトリガを入力情報レジスタ116に出力する。これにより、入力情報レジスタ116のカウント値格納部には、カウンタ108のカウント値Niが記憶される。更に、方向検出部114は、検知信号Sig1の立ち上がりa1又は立ち下がりa3を検知して、読み出し済みフラグをリセットするためのフラグリセットを入力情報レジスタ116に出力する。これにより、入力情報レジスタ116の読み出し済みフラグが0にセットされる。
CPU100は、カウンタ108の動作周期である第1の周期Tcよりも長い第2の周期Trを有するステップで動作する制御部である。CPU100は、入力情報レジスタ116が記憶しているカウント値Niに対して、時間tに相当するカウンタ108のカウント数Nd(=t/Tc)を加算した値N0を算出する。値N0は、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから時間tが経過したときのカウンタ108のカウント値を示している。ただし、値N0は、カウンタ108がカウントできる最大カウント数Nu(本実施形態ではn)を超える可能性がある。そこで、CPU100は、最大カウント数Nu(=n)で値N0を割った余りN1(=N0modNu)を算出する。これにより、CPU100は、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから時間tが経過したときのカウンタ108のカウント値(余りN1)を算出することができる。
ただし、CPU100が余りN1を算出しただけでは、カウンタ108が何回転した後のカウント値が余りN1と一致したときに、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから時間tが経過したか不明である。そこで、CPU100は、時間tに相当するカウント数Ndと最大カウント数Nuとの差Nv(=Nd−Nu)を算出する。そして、CPU100は、差Nvが負である場合には、カウンタ108が1回転する前に、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから時間tが経過すると判定する。すなわち、カウンタ108のカウント値が1回目に余りN1と一致したタイミングが時間tが経過したタイミングである。一方、CPU100は、差Nvが正である場合には、カウンタ108が1回転以上した後に、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから時間tが経過すると判定する。そこで、CPU100は、前記第2の周期Trに相当するカウンタ108のカウント数Nrで差Nvを割って得られる商の小数点以下を切り上げて得られる値Mを算出する。そして、CPU100は、検知信号Sig1の立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してからMステップだけ経過した後に、余りN1を出力部106に出力する。
ここで、CPU100がMステップだけ経過した後に、余りN1を出力する理由についてより詳細に説明する。差Nvが正である場合には、カウンタ108が1回転以上した後に、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから時間tが経過する。この場合、カウンタ108は、余りN1と一致するカウント値を複数回カウントする。ただし、カウンタ108により複数回カウントされる余りN1と一致するカウント値の内、最後にカウントされる余りN1と一致するカウント値において、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから時間tが経過している。したがって、CPU100は、最後から2番目にカウントされる余りN1と一致するカウント値をカウンタ108がカウントしたタイミングよりも後に、余りN1を出力部106に出力すればよい。
そこで、最後から2番目にカウントされる余りN1と一致するカウント値は、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから差Nvに相当するカウント数だけ経過したときに、カウンタ108によりカウントされる。CPU100は、カウンタ108のカウント数Nrに相当する第2の周期Trの長さを有するステップで動作している。そのため、CPU100は、差Nvに相当するカウント数よりも長い時間だけ待機するためには、差Nvをカウント数Nrで割って得られる商の小数点以下を切り上げて得られる値Mを算出し、検知信号Sig1の立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してからMステップだけ経過した後に、余りN1を出力すればよい。
出力部106は、CPU100が算出した余りN1を記憶しており、余りN1とカウンタ108のカウント値とが一致したタイミングにおいて、出力信号Sig2に立ち上がりa2又は立ち下がりa4を発生させる。そこで、出力部106は、出力情報レジスタ118、比較器120及び出力機能部122を有している。ここで、図5は、出力情報レジスタ118の構成図である。
出力情報レジスタ118は、図5に示すように、情報部及びカウント値格納部を有している。出力情報レジスタ118は、CPU100が算出した余りN1をカウント値格納部に記憶している。カウント値格納部は、0〜127のカウント値Niをb0〜b6の7bitのデータとして記憶することができる。また、出力情報レジスタ118は、情報部において出力済みフラグを記憶している。出力済みフラグは、出力信号Sig2に立ち上がりa2又は立ち下がりa4を発生させたか否かを示している。具体的には、出力済みフラグは、出力信号Sig2に立ち上がりa2又は立ち下がりa4を発生させた場合には、1にセットされ、CPU100から余りN1が出力されてきた場合には、0にセットされる。
比較器120は、出力済みフラグが0であり、かつ、出力情報レジスタ118が記憶している余りN1とカウンタ108のカウント値とが一致したタイミングで、出力トリガを出力機能部122に出力する。出力機能部122は、比較器120から出力トリガが出力されてきた場合には、出力情報レジスタ118からの出力情報に基づいて、出力信号Sig2に立ち上がりa2又は立ち下がりa4を発生させる。
(制御装置の動作の一例)
次に、第1の実施形態に係る制御装置30の動作の一例について説明する。表1は、CPU100及びカウンタ108の条件を示している。表2は、制御装置30の動作時の各パラメータを示した表である。
Figure 2011199363
Figure 2011199363
表2に示すように、時間tは、33msである。この場合、時間tに相当するカウンタ108のカウント数Ndは、330である。また、検知信号Sig1の立ち上がりa1又は立ち下がりa3を検知した際のカウンタ108のカウント値Niは、80である。よって、時間tが経過したときのカウンタ108のカウント値N0は、410である。
しかしながら、カウンタ108の最大カウント数Nuが110であるので、カウンタ108が1回転する間に、時間tを計測することができない。そこで、440(=N0)を110(=Nu)で割って、余り80(=N1)を算出する。これにより、時間tが経過したタイミングにおけるカウンタ108のカウント値が80であることが算出される。
ただし、前記の通り、時間tが経過する前に、カウンタ108は複数回(3回)回転する。そのため、CPU100が、余り80を算出した直後に、余り80を出力部106に出力すると、比較器120が、カウンタ108が1回目に80をカウントしたタイミングにおいて、時間tが経過したと判断してしまう。
そこで、CPU100は、以下に説明する計算を行う。具体的には、33ms(=t)に相当するカウンタ108のカウント数Ndは330であり、カウンタ108の最大カウント数Nuは110である。よって、カウント数Ndは、最大カウント数Nuよりも220(=Nv)だけ大きい。これは、カウンタ108が、220(=Nv)だけカウントしたら、最後から2番目の80(=N1)をカウントすることを意味している。よって、CPU100は、カウンタ108が220(=Nv)だけカウントするのを待ってから、余り80(=N1)を出力部106に出力すればよい。
ただし、CPU100は、カウンタ108の第1の周期0.1ms(=Tc)とは異なる第2の周期5ms(=Tr)で動作しているので、カウンタ108が220だけカウントする時間と等しい時間だけ待機することはできない。そこで、カウンタ108が220だけカウントする時間に相当するCPU100のステップ数を計算する。
第2の周期5ms(=Tr)は、カウンタ108では、50(=Nr)のカウント数に相当する。220(=Nv)を50(=Nr)で割った商は、4.4である。すなわち、CPU100は、4.4ステップ待機すればよい。ただし、CPU100は、整数ステップで動作しているので、4.4ステップ待機できない。そこで、4.4の小数点以下を切り上げた値M(=5)を算出する。以上より、CPU100は、5ステップ待機した後に、余りN1を出力部106に出力すればよい。この際、CPU100は、図5の出力済みフラグを0に書き換える。この後、比較器120は、カウンタ108のカウント値が80となったタイミングで、出力トリガを出力機能部122に出力する。これにより、出力信号Sig2に立ち上がりa2又は立ち下がりa4が発生する。
(画像形成装置の動作)
次に、第1の実施形態に係る制御装置30を備えた画像形成装置1の動作について説明する。以下では、画像形成装置1が用紙Pを搬送するための用紙搬送制御について説明する。図6は、用紙搬送制御においてCPU100が行う動作を示したフローチャートである。図7は、用紙搬送制御におけるCPU100の状態遷移図である。図8は、図7の初期設定処理時にCPU100が行う動作を示したフローチャートである。図9は、図7のセンサ入力処理時にCPU100が行う動作を示したフローチャートである。図10は、図7のモータ起動処理時にCPU100が行う動作を示したフローチャートである。図11は、図7のモータ停止処理時にCPU100が行う動作を示したフローチャートである。
まず、CPU100は、図6に示すように、1ステップに相当する時間が経過したか否かを判定する(ステップS1)。1ステップに相当する時間が経過していない場合には、本処理はステップS1に戻る。1ステップに相当する時間が経過している場合には、本処理はステップS2に進む。
次に、CPU100は、用紙搬送制御を実行するか否かを判定する(ステップS2)。用紙搬送制御を実行する場合には、本処理はステップS3に進む。一方、用紙搬送制御を実行しない場合には、本処理はステップS4に進む。
用紙搬送制御を実行する場合には、CPU100は、用紙搬送制御シーケンサへ起動要求を行う(ステップS3)。この後、本処理はステップS5に進む。
用紙搬送制御を実行しない場合には、CPU100は、用紙搬送制御シーケンサへ停止要求を行う(ステップS4)。この後、本処理はステップS5に進む。
前記ステップS5において、CPU100は、用紙搬送制御シーケンサを起動する(ステップS5)。この後、本処理はステップS1に戻る。
ここで、用紙搬送制御シーケンサについて、図7を参照しながら説明する。まず、CPU100は、図7の待機状態にある。待機状態では、CPU100は、起動要求がされたか否かの判定を繰り返しながら待機している。そして、図6のステップS3において、起動要求がされると、CPU100は、初期設定処理へと遷移する。そこで、初期設定処理について図8を参照しながら説明する。
初期設定処理では、CPU100は、カウンタ108の第1の周期Tcを設定するために、カウントクロック110が生成しているクロック信号の周期を第1の周期Tcに設定する(ステップS6)。更に、CPU100は、入力情報レジスタ116をクリアする(ステップS7)。
CPU100は、CPU100に設定されているモータ32の駆動のための電流値等のモータ駆動用パラメータを初期化する(ステップS8)。以上で、初期設定処理を終了する。
初期設定処理が終了すると、CPU100は、センサ入力処理へと遷移する。そこで、センサ入力処理について図9を参照しながら説明する。センサ入力処理では、検知信号Sig1の立ち上がりa1の検知を行う。
センサ入力処理では、CPU100は、図7に示すように、用紙搬送制御シーケンサへ停止要求(図6のステップS4)をしたか否かの判定を繰り返しながら待機している。CPU100は、用紙搬送制御シーケンサへ停止要求をした場合には、待機状態へと遷移する。
一方、CPU100は、用紙搬送制御シーケンサへ停止要求をしていない場合には、センサ34の検知信号Sig1の立ち上がりa1を検知したか否かの判定を行う(ステップS9)。ステップS9では、CPU100は、センサ34が用紙Pの先端を検知したか否かを判定している。立ち上がりa1を検知した場合には、本処理はステップS10に進む。立ち上がりa1を検知しなかった場合には、本処理はステップS9に戻る。
立ち上がりa1を検知した場合、CPU100は、図4の入力情報レジスタ116を読み込む(ステップS10)。このとき、CPU100は、読み出し済みフラグを参照する。そして、CPU100は、読み出し済みフラグが1であるか否かを判定することにより、入力情報レジスタ116を読み出し済みであるか否かを判定する(ステップS11)。入力情報レジスタ116を読み出し済みである場合には、本処理は終了する。入力情報レジスタ116を読み出し済みでない場合には、本処理はステップS12に進む。
入力情報レジスタ116を読み出し済みでない場合には、CPU100は、入力情報レジスタ116のカウント値を取得する(ステップS12)。以上で、センサ入力処理を終了する。この後、CPU100は、モータ起動処理へと遷移する。
次に、モータ起動処理について図10を参照しながら説明する。CPU100は、値M及び余りN1を算出したか否かの判定を行う(ステップS13)。算出済みの場合には、本処理はステップS15に進む。算出済みでない場合には、本処理はステップS14に進む。
算出済みでない場合には、CPU100は、値M及び余りN1を算出する(ステップS14)。値M及び余りN1の算出については、既に説明を行ったので、詳細な説明を省略する。この後、本処理はステップS15に進む。
前記ステップS15において、CPU100は、値Mが0以下であるか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15では、値Mが0以下であるか否かを判定することにより、CPU100が余りN1を出力部106に直ちに出力すべきか否かを判定している。値Mが0以下ではない場合には、本処理はステップS16に進む。一方、値Mが0以下である場合には、本処理はステップS17に進む。
値Mが0以下ではない場合には、CPU100は、値Mを1つ減算する(ステップS16)。ステップS16では、CPU100は、余りN1を出力部106に出力することを待機している。この後、本処理は終了する。
値Mが0以下である場合には、CPU100は、出力情報レジスタ118のカウント値格納部に余りN1を書き込むと共に、出力情報レジスタ118に起動用パラメータを書き込む(ステップS17)。この後、出力部106では、カウンタ108のカウント値と出力情報レジスタ118に書き込まれている値Mとに基づいて、出力信号Sig2の立ち上がりa2が発生する。すなわち、モータ起動指令が実行される。この後、本処理は終了する。
モータ起動処理において、モータ起動指令が実行されると、CPU100は、センサ入力処理に遷移する。該センサ入力処理では、検知信号Sig1の立ち下がりa3の検知を行って、用紙Pの後端の検知を行う。
センサ入力処理では、CPU100は、図7に示すように、用紙搬送制御シーケンサへ停止要求(図6のステップS6)をしたか否かの判定を繰り返しながら待機している。CPU100は、用紙搬送制御シーケンサへ停止要求をした場合には、センサ入力処理を開始する。
まず、CPU100は、図9に示すように、センサ34の検知信号Sig1の立ち下がりa3を検知したか否かの判定を行う(ステップS9)。ステップS9では、CPU100は、センサ34が用紙Pの後端を検知したか否かの判定を行っている。立ち下がりa3を検知した場合には、本処理はステップS10に進む。立ち下がりa3を検知しなかった場合には、本処理はステップS9に戻る。
立ち下がりa3を検知した場合、CPU100は、図4の入力情報レジスタ116を読み込む(ステップS10)。このとき、CPU100は、読み出し済みフラグを参照する。そして、CPU100は、読み出し済みフラグが1であるか否かを判定することにより、入力情報レジスタ116を読み出し済みであるか否かを判定する(ステップS11)。入力情報レジスタ116を読み出し済みである場合には、本処理は終了する。入力情報レジスタ116を読み出し済みでない場合には、本処理はステップS12に進む。
入力情報レジスタ116を読み出し済みでない場合には、CPU100は、入力情報レジスタ116のカウント値を取得する(ステップS12)。以上で、センサ入力処理を終了する。この後、CPU100は、モータ停止処理へと遷移する。
次に、モータ停止処理について図11を参照しながら説明する。CPU100は、値M及び余りN1を算出したか否かの判定を行う(ステップS18)。算出済みの場合には、本処理はステップS20に進む。算出済みでない場合には、本処理はステップS19に進む。
算出済みでない場合には、CPU100は、値M及び余りN1を算出する(ステップS19)。値M及び余りN1の算出については、既に説明を行ったので、詳細な説明を省略する。この後、本処理はステップS20に進む。
前記ステップS20において、CPU100は、値Mが0以下であるか否かを判定する(ステップS20)。ステップS20では、値Mが0以下であるか否かを判定することにより、CPU100が余りN1を出力部106に直ちに出力すべきか否かを判定している。値Mが0以下ではない場合には、本処理はステップS21に進む。一方、値Mが0以下である場合には、本処理はステップS22に進む。
値Mが0以下ではない場合には、CPU100は、値Mを1つ減算する(ステップS21)。ステップS21では、CPU100は、余りN1を出力部106に出力することを待機している。この後、本処理は終了する。
値Mが0以下である場合には、CPU100は、出力情報レジスタ118のカウント値格納部に値Mを書き込むと共に、出力情報レジスタ118に起動用パラメータを書き込む(ステップS22)。この後、出力部106では、カウンタ108のカウント値と出力情報レジスタ118に書き込まれている値Mとに基づいて、出力信号Sig2の立ち下がりa4が発生させられる。すなわち、モータ停止指令が実行される。この後、本処理は終了する。
モータ停止処理において、モータ停止指令が実行され、かつ、用紙搬送制御シーケンサへの停止要求がされなかった場合には、CPU100は、センサ入力処理へと遷移する。一方、モータ停止処理において、モータ停止指令が実行され、かつ、用紙搬送制御シーケンサへの停止要求がされた場合には、CPU100は、待機状態へと遷移する。以上で、画像形成装置1の動作についての説明を終了する。
(効果)
以上のように構成された画像形成装置1によれば、安価に製造できる。より詳細には、画像形成装置1では、時間tの計測は、カウンタ108、入力部104及び出力部106に実行させ、CPU100は、カウント値の読み出し及び書き込みを行って、カウンタ108、入力部104及び出力部106の制御を行っている。カウント値の読み出し及び書き込みの周期は、カウンタ108がカウント値をカウントする周期に比べて長くてもよい。よって、CPU100は、第2の周期Trで動作し、カウンタ108は、第2の周期Trよりも短い第1の周期Tcで動作している。すなわち、画像形成装置1では、相対的に高価な部品であるCPU100については、相対的に長い第2の周期Trで動作し、相対的に安価な部品であるカウンタ108については、相対的に短い第1の周期Tcで動作している。これにより、時間tを精度よく計測するために高価なCPU100を用いる必要がなくなり、画像形成装置1を安価に製造することが可能となる。
また、画像形成装置1によれば、誤動作が発生することを抑制できる。より詳細には、画像形成装置1では、CPU100は、時間tを計測する間に、カウンタ108が1回転以上する場合には、Mステップだけ余りN1を出力部106に出力することを待機している。ここで、カウンタ108が1回転以上する場合には、カウンタ108が1回転以上した後に、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから時間tが経過する。この場合、カウンタ108は、余りN1と一致するカウント値を複数回カウントする。ただし、カウンタ108により複数回カウントされる余りN1と一致するカウント値の内、最後にカウントされる余りN1と一致するカウント値において、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから時間tが経過している。したがって、CPU100は、最後から2番目にカウントされる余りN1と一致するカウント値をカウンタ108がカウントしたタイミングよりも後に、余りN1を出力すればよい。
そこで、最後から2番目にカウントされる余りN1と一致するカウント値は、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから差Nv(Nd−Nu)に相当するカウント数だけ経過したときに、カウンタ108によりカウントされる。CPU100は、カウンタ108のカウント数Nrに相当する第2の周期Trの長さを有するステップで動作している。そのため、CPU100は、差Nvに相当するカウント数よりも長い時間だけ待機するためには、差Nvをカウント数Nrで割って得られる商の小数点以下を切り上げて得られる値Mを算出し、検知信号Sig1の立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してからMステップだけ経過した後に、余りN1を出力すればよい。これにより、比較器120が正確なタイミングで出力情報レジスタ118のカウント値を読み出すことが可能となる。その結果、画像形成装置1において、誤動作が発生することが抑制される。
(第2の実施形態)
(制御装置の構成)
次に、第2の実施形態に係る制御装置30の構成について説明する。第2の実施形態に係る制御装置30は、第1の実施形態に係る制御装置30と同様に、図2に示される。第2の実施形態に係る制御装置30と第1の実施形態に係る制御装置30との相違点は、CPU100がMステップ待機する際の動作である。以下に、相違点について説明する。
第1の実施形態に係る制御装置30では、CPU100は、一定の第2の周期Trで動作していた。しかしながら、CPU100では、その動作状況によって、第2の周期Trが変動することがある。この場合には、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してからMステップだけ余りN1を出力部106に出力することをCPU100が待機したとしても、カウンタ108が差Nvに相当するカウント数をカウントしていないおそれがある。逆に、カウンタ108が時間tに相当するカウント数Ndをカウントしてしまっているおそれもある。
そこで、第2の実施形態に係る制御装置30では、時間tに相当するカウンタ108のカウント数Ndと最大カウント数Nu(=n)との差Nvが正である場合(すなわち、カウンタ108が時間tの間に1回転以上する場合)には、CPU100は、以下に説明する動作を行う。具体的には、CPU100は、該差Nvから各ステップにおいてカウンタ108がカウントしたカウント数Nkを減算していく。そして、CPU100は、差Nvが負になったステップにおいて、余りN1を出力部106に出力している。以下に、より詳細に説明する。
第2の実施形態に係る制御装置30において、CPU100が差Nvを算出するまでの動作は、第1の実施形態に係る制御装置30の動作と同じである。差Nvが負である場合には、カウンタ108は、1回転する前に、差Nvに相当するカウント数をカウントする。そこで、CPU100は、余りN1を直ちに出力部106に出力する。このとき、第2の実施形態に係る制御装置30においてCPU100が行う動作は、第1の実施形態に係る制御装置30の動作と同じである。よって、これ以上の説明を省略する。
一方、差Nvが正である場合には、カウンタ108は、1回転以上してから、差Nvに相当するカウント数をカウントする。そこで、CPU100は、余りN1を出力部106に出力することを待機する必要がある。
まず、CPU100は、カウンタ108の現在のカウント値を値Njとする。
次に、1ステップ経過後において、CPU100は、前ステップ終了時の値Njを値Nj0とし、カウンタ108の現在のカウント値を新たな値Njとする。CPU100は、新たな値Njを値Nj1とする。
次に、CPU100は、値Nj0と値Nj1とを用いて、本ステップにおいてカウンタ108がカウントしたカウント数Nkを算出する。具体的には、CPU100は、値Nj1と値Nj0との差を算出し、この差をカウント数Nkとする。ただし、1ステップ経過する間に、カウンタ108のカウント値が最大カウント数Nuを超える場合がある。この場合には、値Nj1と値Nj0との差が負になる。そこで、値Nj1と値Nj0との差が負になっている場合には、CPU100は、値Nj1と値Nj0との差に対して最大カウント数Nuを加算して、カウント数Nk(=Nj1−Nj0+Nu)を算出する。
次に、CPU100は、差Nvからカウント数Nkを引くことにより、新たな差Nvを算出する。そして、CPU100は、差Nvが負になったか否かを判定する。差Nvが負になった場合には、CPU100は、差Nvに相当するカウント数以上のカウント数をカウンタ108がカウントしたと判定し、余りN1を出力部106に出力する。一方、差Nvが負になっていない場合には、差Nvが負になるまで、上記動作を繰り返す。
(制御装置の動作の一例)
次に、第2の実施形態に係る制御装置30の動作の一例について説明する。CPU100及びカウンタ108の条件は、表1に示される。表3は、制御装置30の動作時の各パラメータを示した表である。表4は、各ステップにおける各パラメータを示した表である。
Figure 2011199363
Figure 2011199363
表3に示すように、時間tは、53msである。この場合、時間tに相当するカウンタ108のカウント数Ndは、530である。また、検知信号Sig1の立ち上がりa1又は立ち下がりa3を検知した際のカウンタ108のカウント値Niは、30である。よって、時間tが経過したときのカウンタ108のカウント値N0は、560である。
しかしながら、カウンタ108の最大カウント数Nuが110であるので、カウンタ108が1回転する間に、時間tを計測することができない。そこで、560(=N0)を110(=Nu)で割って、余り10(=N1)を算出する。これにより、時間tが経過したタイミングにおけるカウンタ108のカウント値が10であることが算出される。
ただし、前記の通り、時間tが経過する前に、カウンタ108は複数回(5回)回転する。そのため、CPU100が、余り10を算出した直後に、余り10を出力部106に出力すると、比較器120が、カウンタ108が1回目に10をカウントしたタイミングにおいて、時間tが経過したと判断してしまう。
そこで、CPU100は、以下に説明する計算を行う。具体的には、53ms(=t)に相当するカウンタ108のカウント数Ndは530であり、カウンタ108の最大カウント数Nuは110である。よって、カウント数Ndは、最大カウント数Nuよりも420(=Nv)だけ大きい。これは、カウンタ108が、420(=Nv)だけカウントしたら、最後から2番目の10(=N1)をカウントすることを意味している。よって、CPU100は、カウンタ108が420(=Nv)だけカウントするのを待ってから、余り10(=N1)を出力部106に出力すればよい。
具体的には、CPU100は、本ステップの終了時のカウンタ108のカウント値Nj(Nj1)とひとつ前のステップの終了時のカウンタ108のカウント値Nj(Nj0)との差を算出することにより、本ステップにおいて要したカウンタ108のカウント数Nkを算出する。例えば、表4のステップ2を例にとって説明する。ステップ2の終了時のカウンタ108のカウント値Nj(Nj1)は、80である。また、ステップ1の終了時のカウンタ108のカウント値Nj(Nj0)は、60である。これにより、ステップ2において要したカウンタ108のカウント数Nkは、20であることが分かる。
次に、CPU100は、差Nvから算出したカウント数Nkを引いて、新たな差Nvを得る。例えば、ステップ2では、ステップ1の終了時におけるカウント数Nkは、390である。よって、ステップ2の終了時におけるカウント数Nkは、370(390−20)となる。
CPU100は、差Nvが負になるまで、以上のような動作を繰り返す。そして、差Nvが負になったら、CPU100は、余りN1を出力部106に出力する。
(画像形成装置の動作)
次に、第2の実施形態に係る制御装置30を備えた画像形成装置1の動作について説明する。以下では、画像形成装置1が用紙Pを搬送するための用紙搬送制御について説明する。
なお、第2の実施形態に係る制御装置30を備えた画像形成装置1の動作と第2の実施形態に係る制御装置30を備えた画像形成装置1の動作との相違点は、モータ起動処理及びモータ停止処理のみである。よって、以下では、モータ起動処理及びモータ停止処理のみを説明する。図12は、図7のモータ起動処理時にCPU100が行う動作を示したフローチャートである。図13は、図7のモータ停止処理時にCPU100が行う動作を示したフローチャートである。
まず、モータ起動処理について説明する。CPU100は、値M及び余りN1を算出したか否かの判定を行う(ステップS31)。算出済みでない場合には、本処理はステップS32に進む。算出済みの場合には、本処理はステップS36に進む。
算出済みでない場合には、CPU100は、差Nv及び余りN1を算出する(ステップS32)。差Nv及び余りN1の算出については、既に説明を行ったので、詳細な説明を省略する。
次に、CPU100は、差Nvが0より小さいか否かを判定する(ステップS33)。ステップS33では、差Nvが0より小さいか否かを判定することにより、CPU100が余りN1を出力部106に直ちに出力すべきか否かを判定している。差Nvが0より小さくない場合には、本処理はステップS34に進む。差Nvが0より小さい場合には、本処理はステップS35に進む。
差Nvが0より小さくない場合には、CPU100は、立ち上がりa1を検知した際のカウンタ108のカウント値Niを値Njに設定する(ステップS34)。この後、本処理は終了する。
ステップS31において算出済みでない場合、CPU100は、前回のステップにおける値Njを値Nj0に設定する(ステップS36)。更に、CPU100は、カウンタ108の現在のカウント値を値Nj(Nj1)に設定する(ステップS37)。
次に、CPU100は、新たな差Nvを算出する(ステップS38)。具体的には、CPU100は、値Nj1から値Nj0を引き算して、ステップにおいて要したカウンタ108のカウント数Nkを算出する。そして、CPU100は、差Nvからカウント数Nkを引き算して、新たな差Nvを算出する。
次に、CPU100は、新たな差Nvが負であるか否かを判定する(ステップS39)。差Nvが負でない場合には、本処理は終了する。差Nvが負である場合には、本処理はステップS35に進む。
前記ステップS35において、CPU100は、出力情報レジスタ118に余りN1及び起動用パラメータを書き込む。出力部106では、カウンタ108のカウント値と出力情報レジスタ118に書き込まれている余りN1とに基づいて、出力信号Sig2の立ち上がりa2が発生させられる。すなわち、モータ起動指令が実行される。この後、本処理は終了する。
次に、モータ停止処理について説明する。CPU100は、値M及び余りN1を算出したか否かの判定を行う(ステップS41)。算出済みでない場合には、本処理はステップS42に進む。算出済みの場合には、本処理はステップS46に進む。
算出済みでない場合には、CPU100は、差Nv及び余りN1を算出する(ステップS42)。差Nv及び余りN1の算出については、既に説明を行ったので、詳細な説明を省略する。
次に、CPU100は、差Nvが0より小さいか否かを判定する(ステップS43)。ステップS43では、差Nvが0より小さいか否かを判定することにより、CPU100が余りN1を出力部106に直ちに出力すべきか否かを判定している。差Nvが0より小さくない場合には、本処理はステップS44に進む。差Nvが0より小さい場合には、本処理はステップS45に進む。
差Nvが0より小さくない場合には、CPU100は、立ち下がりa3を検知した際のカウンタ108のカウント値Niを値Njに設定する(ステップS44)。この後、本処理は終了する。
ステップS41において算出済みでない場合、CPU100は、前回のステップにおける値Njを値Nj0に設定する(ステップS46)。更に、CPU100は、カウンタ108の現在のカウント値を値Nj(Nj1)に設定する(ステップS47)。
次に、CPU100は、新たな差Nvを算出する(ステップS48)。具体的には、CPU100は、値Nj1から値Nj0を引き算して、ステップにおいて要したカウンタ108のカウント数Nkを算出する。そして、CPU100は、差Nvからカウント数Nkを引き算して、新たな差Nvを算出する。
次に、CPU100は、新たな差Nvが負であるか否かを判定する(ステップS49)。差Nvが負でない場合には、本処理は終了する。差Nvが負である場合には、本処理はステップS45に進む。
前記ステップS45において、CPU100は、出力情報レジスタ118に余りN1及び起動用パラメータを書き込む。出力部106では、カウンタ108のカウント値と出力情報レジスタ118に書き込まれている余りN1とに基づいて、出力信号Sig2の立ち下がりa4が発生させられる。すなわち、モータ停止指令が実行される。この後、本処理は終了する。
(効果)
第2の実施形態に係る制御装置30を備えた画像形成装置1によれば、第1の実施形態に係る制御装置30を備えた画像形成装置1と同様に、安価に製造できる。
また、画像形成装置1によれば、CPU100の第2の周期Trが一定ではない場合においても、誤動作が発生することを抑制できる。より詳細には、画像形成装置1では、CPU100は、時間tを計測する間に、カウンタ108が1回転以上する場合には、Mステップだけ余りN1を出力部106に出力することを待機している。ここで、カウンタ108が1回転以上する場合には、カウンタ108が1回転以上した後に、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから時間tが経過する。この場合、カウンタ108は、余りN1と一致するカウント値を複数回カウントする。ただし、カウンタ108により複数回カウントされる余りN1と一致するカウント値の内、最後にカウントされる余りN1と一致するカウント値において、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから時間tが経過している。したがって、CPU100は、最後から2番目にカウントされる余りN1と一致するカウント値をカウンタ108がカウントしたタイミングよりも後に、余りN1を出力すればよい。
そこで、最後から2番目にカウントされる余りN1と一致するカウント値は、立ち上がりa1又は立ち下がりa3が発生してから差Nv(Nd−Nu)に相当するカウント数だけ経過したときに、カウンタ108によりカウントされる。CPU100は、各ステップに要したカウント数Nkを算出し、差Nvからカウント数Nkを減算していく。そして、CPU100は、差Nvが負になった時点で、最後から2番目にカウントされる余りN1と一致するカウント値がカウンタ108によりカウントされたと判定する。応じて、CPU100は、余りN1を出力部106に出力する。これにより、比較器120が正確なタイミングで出力情報レジスタ118のカウント値を読み出すことが可能となる。その結果、画像形成装置1において、誤動作が発生することが抑制される。
(変形例)
以下に、第1の変形例に係る入力部について図面を参照しながら説明する。図14は、第1の変形例に係る入力部104aの構成図である。
入力部104aは、検知信号Sig1の立ち上がりa1及び立ち下がりa3が発生したタイミングのカウンタ108のカウント値を複数記憶することができる。具体的には、入力部104aは、方向判定部112、方向検出部114、セレクタ115及び入力情報レジスタ116a,116bを有している。入力部104aの方向判定部112及び方向検出部114は、入力部104の方向判定部112及び方向検出部114と同じであるので、説明を省略する。
セレクタ115は、方向判定部112から出力されてくる方向bitに基づいて、方向検出部114を入力情報レジスタ116a又は入力情報レジスタ116bのいずれかに接続する。具体的には、検知信号Sig1の立ち上がりa1を検知したことを意味する1の方向bitが方向判定部112から出力されてきた場合には、セレクタ115は、方向検出部114と入力情報レジスタ116aとを接続する。一方、検知信号Sig1の立ち下がりa3を検知したことを意味する0の方向bitが方向判定部112から出力されてきた場合には、セレクタ115は、方向検出部114と入力情報レジスタ116bとを接続する。これにより、入力情報レジスタ116aは、検知信号Sig1の立ち上がりa1が発生したタイミングのカウンタ108のカウント値を記憶するようになり、入力情報レジスタ116bは、検知信号Sig1の立ち下がりa3が発生したタイミングのカウンタ108のカウント値を記憶するようになる。
ここで、図2に示す入力部104では、検知信号Sig1の立ち上がりa1が発生するタイミングと検知信号Sig1の立ち下がりa3が発生するタイミングとがCPU100の第1の周期Tcよりも短い場合には、以下に説明する問題が発生する。具体的には、入力部104では、上記のような場合には、検知信号Sig1の立ち上がりa1が発生するタイミングのカウンタ108のカウント値がCPU100により読み出される前に、検知信号Sig1の立ち下がりa3が発生してしまう。そのため、入力情報レジスタ116には、検知信号Sig1の立ち上がりa1が発生するタイミングのカウンタ108のカウント値が、検知信号Sig1の立ち下がりa3が発生するタイミングのカウンタ108のカウント値によって上書きされてしまう。
一方、図14に示す入力部104aでは、入力情報レジスタ116aが検知信号Sig1の立ち上がりa1が発生するタイミングのカウンタ108のカウント値を記憶し、入力情報レジスタ116bが検知信号Sig1の立ち下がりa3が発生するタイミングのカウンタ108のカウント値を記憶している。よって、入力部104aでは、入力部104において問題となっていた上書きが発生しない。
次に、第2の変形例に係る入力部について図面を参照しながら説明する。図15は、第2の変形例に係る入力部104bの構成図である。
入力部104bは、検知信号Sig1の立ち上がりa1及び立ち下がりa3が発生したタイミングのカウンタ108のカウント値を複数記憶することができる。具体的には、入力部104aは、方向判定部112、方向検出部114、FIFO(First In First Out)116c及びFIFOステータス117aを有している。入力部104bの方向判定部112及び方向検出部114は、入力部104の方向判定部112及び方向検出部114と同じであるので、説明を省略する。
FIFO116cは、複数のカウント値を記憶することができる。より詳細には、FIFO116cは、複数のカウント値を記憶しており、新たなカウント値が入力してきた場合には、最も最初に記憶したカウント値を出力する。なお、FIFO116c内のカウント値がCPU100により読み出されたか否かは、FIFOステータス117aにより確認される。
次に、第1の変形例に係る出力部について図面を参照しながら説明する。図16は、第1の変形例に係る出力部106aの構成図である。出力部106aは、入力部104bと組み合わされて用いられる。
出力部106aは、FIFOステータス117b、出力情報レジスタ118、FIFO118c、読み出し制御器119、比較器120及び出力機能部122を有している。出力部106aの出力情報レジスタ118、比較器120及び出力機能部122は、出力部106の出力情報レジスタ118、比較器120及び出力機能部122と同じであるので、説明を省略する。
FIFO118cは、複数のカウント値を記憶することができる。より詳細には、FIFO118cは、複数のカウント値を記憶しており、新たなカウント値がCPU100から出力されてきた場合には、最も最初に記憶したカウント値を出力情報レジスタ118に出力する。
以上のような出力部106aでは、出力情報レジスタ118が記憶しているカウント値とカウンタ108のカウント値とが一致して出力トリガが発生すると、出力情報レジスタ118の出力内容が出力機能部122に書き込まれると同時に、読み出し制御器119は、出力トリガをうけてFIFOステータス117bを確認し、FIFO118cが空でなければ、次のデータを読み出して出力情報レジスタ118に転送する。
なお、制御装置30において、CPU100の第2の周期Trは、検知信号Sig1の立ち上がりa1の発生と出力信号Sig2の立ち上がりa2の発生との間の時間tよりも短い必要がある。CPU100は、第2の周期Trよりも短い時間tでは動作できないためである。
また、制御装置30において、CPU100の第2の周期Trは、カウンタ108が1回転するのに必要な時間Tuの半分以下である必要がある。これは、出力情報レジスタ118に書き込む瞬間のカウンタ108のカウント値と出力情報レジスタ118から出力されるカウント値とが同一になることがあるためのである。この場合には、書き込むタイミングが少しでもずれると正常なタイミングで出力信号Sig2の立ち上がりa2及び立ち下がりa4を発生させることができない。
なお、センサ34は、用紙Pが搬送経路Rの所定位置に到達したことを検知して、検知信号Sig1に立ち上がりa1を発生させ、CPU100は、立ち上がりa1が発生した際のカウンタ108のカウント値及びカウンタ108の現在のカウント値に基づいて、搬送経路Rにおける用紙Pの位置を認識してもよい。
本発明は、制御装置及び画像形成装置に有用であり、特に、安価に製造できると共に、誤動作が発生することを抑制できる点において優れている。
1 画像形成装置
19 タイミングローラ対
30 制御装置
32 モータ
34 センサ
100 CPU
102 集積回路
104,104a,104b 入力部
106,106a 出力部
108 カウンタ
112 方向判定部
114 方向検出部
115 セレクタ
116,116a,116b 入力情報レジスタ
116c,118c FIFO
117a,117b FIFOステータス
118 出力情報レジスタ
119 読み出し制御器
120 比較器
122 出力機能部

Claims (12)

  1. 第1のトリガの発生から所定時間を遅延させて第2のトリガを発生させる制御装置であって、
    0からn−1までのカウント値を第1の周期でカウントするカウンタと、
    前記第1の周期よりも長い第2の周期を有するステップで動作する制御部であって、前記第1のトリガが発生した際の前記カウンタのカウント値に対して前記所定時間に相当する該カウンタのカウント数を加算した値をnで割った余りを算出する制御手段と、
    前記余りと前記カウンタのカウント値とが一致したタイミングにおいて前記第2のトリガを発生させる出力手段と、
    を備えていること、
    を特徴とする制御装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記制御手段が算出した前記余りを記憶する第2の記憶手段を、
    更に備え、
    前記出力手段は、前記第2の記憶手段が記憶している前記余りと前記カウンタのカウント値とが一致したタイミングにおいて前記第2のトリガを発生させること、
    を特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記カウンタが前記余りと一致するカウント値を複数回カウントする場合には、最後から2番目にカウントされる該余りと一致するカウント値を該カウンタがカウントしたタイミングよりも後に、該余りを前記第2の記憶手段に出力すること、
    を特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記所定時間に相当する前記カウンタのカウント数とnとの差が正である場合には、前記第2の周期に相当する該カウンタのカウント数で該差を割って得られる商の小数点以下を切り上げて得られる値のステップ数だけ前記第1のトリガが発生してから経過した後に、前記余りを前記第2の記憶手段に出力すること、
    を特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記所定時間に相当する前記カウンタのカウント数とnとの差が正である場合には、該差から各ステップにおいて該カウンタがカウントしたカウント数を減算していき、減算して得られた値が負になったステップにおいて、前記余りを前記第2の記憶手段に出力すること、
    を特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  6. 前記制御装置は、
    前記第1のトリガが発生した際の前記カウンタのカウント値を記憶する第1の記憶手段を、
    更に備え、
    前記制御手段は、前記第1の記憶手段が記憶している前記カウンタのカウント値に対して前記所定時間に相当する該カウンタのカウント数を加算した値をnで割った余りを算出すること、
    を特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の制御装置。
  7. 前記第1の記憶手段は、前記第1のトリガが発生した際の前記カウンタのカウント値を複数記憶すること、
    を特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記第1の記憶手段は、FIFOであること、
    を特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記第2の記憶手段は、前記第1のトリガが発生した際の前記カウンタの各カウント値に対応する複数の余りを記憶すること、
    を特徴とする請求項7又は請求項8のいずれかに記載の制御装置。
  10. 前記第2の記憶手段は、FIFOであること、
    を特徴とする請求項9に記載の制御装置。
  11. 請求項1ないし請求項10の制御装置を備えていること、
    を特徴とする画像形成装置。
  12. 前記画像形成装置は、
    搬送経路上において印刷媒体を搬送する搬送手段と、
    前記印刷媒体が前記搬送経路の所定位置に到達したことを検知して、前記第1のトリガを発生させる検知手段と、
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記第1のトリガが発生した際の前記カウンタのカウント値及び該カウンタの現在のカウント値に基づいて、前記搬送経路における前記印刷媒体の位置を認識すること、
    を特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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