JP5326691B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置に関する。
転写位置への用紙等の記録媒体の到達タイミングとトナー等の現像剤により現像された画像の到達タイミングとを精度良く合わせるリードレジ補正に関する技術として、特許文献1には、搬送される画像を検知する画像検知センサで画像を検知してから記録媒体を検知する媒体検知センサーで記録媒体が検知されるまでの期間を測定し、その長さに応じて、記録媒体の搬送速度を制御する技術が記載されている。
この特許文献1は、ソフトウェア制御でリードレジ補正を行うため、CPU等の演算装置の処理時間を多く使用する。
特開2000−238931号公報
本発明は、演算負荷が高負荷状態であっても安定してリードレジ補正を行なうことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明の画像形成装置は、現像剤により現像された画像を予め定められた速度で記録媒体への転写位置へ搬送する画像搬送手段と、前記転写位置よりも画像の搬送経路の上流側に設けられ、搬送される前記画像を検知する画像検知手段と、搬送速度を前記画像を転写する際の第1速度及び前記第1速度よりも速い第2速度の2段階に切り替え可能とされ、前記画像搬送手段による画像の搬送に同期して前記第2速度で前記記録媒体を搬送し、切替指示を受け付けた際に搬送速度を前記第1速度に切り替えて前記記録媒体を前記転写位置へ搬送する記録媒体搬送手段と、前記転写位置よりも記録媒体の搬送経路の上流側でかつ前記画像検知手段よりも前記転写位置の近くに設けられ、搬送される前記記録媒体を検知する媒体検知手段と、前記画像検知手段により画像が検知されてから前記媒体検知手段により記録媒体が検知されるまでの期間を予め定められた周期の基準信号を予め定めた分周比で分周した分周周期で計測する計測手段と、前記計測手段により計測された計数値を予め定めた補正値で補正する補正手段と、前記媒体検知手段により記録媒体が検知されてから前記基準信号の周期で前記補正手段により補正された計数値分の期間を経過した際に前記記録媒体搬送手段に対して切替指示を行う切替指示手段と、を備え、前記基準信号の周期をTmとし、前記第1速度をV1とし、前記第2速度をV2とした場合、前記分周周期を以下の(A)式に示す周期としている。
Figure 0005326691
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記補正値を、切替指示を受け付けた際の前記第2速度から前記第1速度への搬送速度の切り替える際の速度変更期間及び速度変更距離を加味して定めている。
また、請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記画像検知手段から前記転写位置までの距離をL0とし、前記画像搬送手段により画像を搬送する予め定められた速度をV0とし、前記第速度Vから前記第速度Vへの速度変更期間をTdとし、前記第速度Vから前記第速度Vへの速度変更距離をLdとした場合、前記補正値を以下の(B)式に示す値としている
Figure 0005326691
さらに、請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項の何れか1項記載の発明において、前記計数値及び前記補正値は、予め定めた小数点以下桁数の値とし、前記補正手段は、前記計数値を前記補正値で補正した値に対して0.5を加算して小数点以下を切り捨てる補正を行なう。
請求項1に記載の発明によれば、演算負荷が高負荷状態であっても安定してリードレジ補正を行なうことができる、という優れた効果を有する。
また、請求項1に記載の発明によれば、切替指示のタイミングを直接カウントすることができる、という優れた効果を有する。
また、請求項2に記載の発明によれば、精度良くリードレジ補正を行なうことができる、という優れた効果を有する。
また、請求項に記載の発明によれば、補正値が固定値とすることができる、という優れた効果を有する。
さらに、請求項に記載の発明によれば、リードレジ補正の誤差を小さくすることができる、という優れた効果を有する。
実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 実施の形態に係る装置本体内部の概略構成を示す図である。 実施の形態に係る画像検知センサ、用紙検知センサ、画像、用紙の位置関係を示す図である。 実施の形態に係る用紙の搬送経路側に着目した説明図である。 第1の実施の形態に係る搬送制御部の構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る分周周期Tcapとクロック数の関係を示す図である。 ソフトウェア制御でリードレジ補正を行なった場合の結果の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る搬送制御部の構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る分周周期Tcapとクロック数の関係を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下では、本発明をコピー機能、印刷(プリント)機能を備えた画像形成装置に適用した場合について説明する。
[第1の実施の形態]
図1には、本実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成が示されている。
同図に示すように、この画像形成装置10は、読込位置に置かれた原稿から画像を読み込み、当該画像を示す画像データを取得するスキャナ11と、スキャナ11により取得した画像データや外部から取得した画像データ等の各種画像データを用いて画像形成処理を行う装置本体12と、操作メニューやメッセージ等を表示すると共に表面に透過型のタッチパネルが一体的に設けられたタッチパネル・ディスプレイ(以下、「ディスプレイ」という。)14と、画像が形成されて装置本体12から排出された記録媒体としての用紙31(図2も参照。)を保持する排出トレイ39と、を有している。
なお、本実施の形態に係る画像形成装置10では、上記タッチパネルとして感圧方式のものを採用しており、ユーザがディスプレイ14の表示面に指先にて接触する(タッチ操作する)ことにより画像形成装置10に対して各種の動作を指示することができる。
次に、図2を参照しつつ、装置本体12内部の概略構成を説明する。
同図に示すように、本実施の形態に係る装置本体12は、電子写真方式にて用紙31への画像形成処理を行う画像形成エンジン部15と、画像形成前の用紙31が格納された給紙トレイ30と、を備えている。
本実施の形態に係る画像形成エンジン部15は、フルカラータイプのものであり、4個の画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kを備えている。これら画像形成ユニット20は中間転写体ベルト18の長手方向に沿って予め定められた間隔で配置されている。中間転写体ベルト18は複数の巻きかけローラ19に張架され、予め定められた速度で図2の矢印E方向に搬送される無端ベルト状形状とされている。
画像形成ユニット20Yはイエロー(Y)に、画像形成ユニット20Mはマゼンタ(M)に、画像形成ユニット20Cはシアン(C)に、画像形成ユニット20Kはブラック(K)に、各々対応しており、各々対応する色の画像を形成するものとされている。なお、図2では、符号の末尾に対応する色を示すアルファベット(Y/M/C/K)を付与して示すが、以下では、特に色を区別しない場合、この符号末尾のアルファベットを省略して説明する。
画像形成ユニット20には、図2の矢印F方向へ予め定められた回転速度で回転駆動する円筒状の感光体ドラム22が配設されている。また、各感光体ドラム22の周囲には感光体ドラム22の表面を一様に帯電させる帯電器24が配置されている。この帯電器24による感光体ドラム22への帯電が一連の画像形成工程の初段階となる。さらに、各感光体ドラム22の回転方向に沿って帯電器24より下流側には、帯電器24により一様に帯電された感光体ドラム22の軸線方向に、所望の画像に基づく光ビームを照射し、感光体ドラム22上に静電潜像を形成する光走査装置26が配置されている。
また、各感光体ドラム22の周囲には、感光体ドラム22の回転方向に沿って光走査装置26よりも下流側に、感光体ドラム22上に形成された静電潜像をそれぞれが受け持つ色(イエロー/マゼンタ/シアン/ブラック)のトナーによって現像して各色の画像を形成させる現像器28が配設されている。この現像器28の下流側に中間転写体ベルト18との接触点が位置しており、中間転写体ベルト18を感光体ドラム22とで挟持するように第1の転写器29が配設されている。第1の転写器29は、予め定められた電圧が印加されて感光体ドラム22上の画像を中間転写体ベルト18に転写する役割を有している。
各感光体ドラム22上に形成された互いに異なる色の画像は、中間転写体ベルト18のベルト面上で、互いに重なり合うように(同じ領域に)中間転写体ベルト18に各々転写される。これにより、中間転写体ベルト18上にフルカラーの画像が形成される。
中間転写体ベルト18の感光体ドラム22からの画像の転写位置よりも搬送方向(図2の矢印E方向)下流側には、一対のローラ34A、34Bからなる第2の転写器34が配設されている。
また、第2の転写器34よりも中間転写体ベルト18の上流側には、搬送される画像を検知する画像検知センサ35が設けられている。画像検知センサ35は、搬送される画像を検知するとハイレベルの画像検知信号を出力する。
この画像形成装置10は、底部に給紙トレイ30を備えている。この給紙トレイ30には、用紙31が積層された状態で収納されている。給紙トレイ30に収納された用紙31の搬送方向の先端部にはピックアップロール32が当接しており、このピックアップロール32と図示しない用紙捌き手段によって、用紙31が1枚ずつ給紙トレイ30から搬送方向下流側へ給紙される。ピックアップロール32の搬送方向下流側には、搬送ローラ33及びレジローラ37が配置されており、用紙31は、この搬送ローラ33及びレジローラ37からの搬送力で上方の第2の転写器34へ搬送される。
この用紙31の搬送経路には、第2の転写器34よりも上流側でかつ画像検知センサ35よりも転写位置の近くに、用紙31を検知する用紙検知センサ40が設けられている。用紙検知センサ40は、搬送される用紙31を検知するとハイレベルの用紙検知信号を出力する。
第2の転写器34におけるローラ34A、34Bの間には、搬送ローラ33及びレジローラ37により搬送されてきた用紙31が挟持されるようになっており、この挟持搬送によって中間転写体ベルト18から用紙31へ画像が転写される構成となっている。
画像が転写された用紙31は、互いに対向配置された加圧ローラ36Aと加熱ローラ36Bからなる定着器36の各ローラ36A、36B間のニップ部に搬送されて加熱定着が施される。これにより、画像が用紙31に定着されて、用紙31上に所望の画像が形成される。画像が形成された用紙31は定着器36の用紙搬送方向下流側に配置された一対の排紙ローラ38によって排出トレイ39へ排出される。
なお、本実施の形態に係る画像形成装置10における、用紙31の給紙トレイ30から排出トレイ39に到る搬送速度は、搬送制御部50(図5参照)によりピックアップロール32、搬送ローラ33、レジローラ37、第2の転写器34、定着器36、排紙ローラ38を各々回転駆動させる図示しないモータの回転速度を制御することにより、用紙31の排出トレイ39への排出速度を変更可能としている。
本実施の形態では、中間転写体ベルト18を予め定められた速度で回転駆動させる。一方、本実施の形態では、レジローラ37の回転速度を制御することにより、用紙31の搬送速度を画像を転写する際の第1速度及び第1速度よりも速い第2速度の2段階に切り替えており、画像検知センサ35によって中間転写体ベルト18上の画像が検知されてから用紙検知センサ40によって搬送経路を搬送される用紙31が検知されるまでの期間に応じて用紙31の搬送速度を切り替える切替タイングを調整することにより、転写位置への用紙31の到達タイミングと画像の到達タイミングとを合わせるリードレジ補正を行なっている。なお、第1速度は、画像を安定して転写させるため、中間転写体ベルト18の搬送速度との速度差が規定範囲(例えば、10%)以内に定めている
次に、図3、図4を参照して、本実施の形態に係るリードレジ補正について説明する。
図3に示すように、画像検知センサ35から第2の転写器34による転写位置34Cまでの距離をL0とし、中間転写体ベルト18の搬送速度をV0とする。この場合、画像検知センサ35で検知された画像が転写位置34Cに到達するまでの到達時間T0は以下の(1)式のより求まる。
到達時間T0=L0/V0 (1)
一方、用紙31の搬送経路側に着目した場合、図4に示すように、画像検知センサ35によって画像が検知(画像検知信号がハイレベルとなったタイミング)されてから用紙検知センサ40によって用紙31が検知(用紙検知信号がハイレベルとなったタイミング)されるまでの期間をTxとし、用紙検知センサ40によって用紙31が検知されてから切替タイイングまでをTaとする。また、用紙31が搬送される第1速度をV1、第2速度をV2とし、用紙31の搬送速度を第速度Vから第速度Vに切替えた場合、速度変更に伴う期間や速度変更に必要な距離や期間に変動が少ないため、速度変更期間をTd及び速度変更距離をLdと固定値とする。さらに、第2速度V2で用紙31の搬送される期間をTbとする。この場合、到達時間T0には以下の(2)式の関係が成り立つ。
到達時間T0=L0/V0=Tx+Ta+Tb+Td (2)
上記(2)式を以下の(3)式のようにTbに関する式に変換される。
Tb=(L0/V0)−Tx−Ta−Td (3)
また、用紙検知センサ40から転写位置34Cまでの距離をL1とした場合、距離L1には以下の(4)式の関係が成り立つ。
L1=V2×Ta+V1×Tb+Ld (4)
この上記(4)式に上記(3)を代入し、Taに関する式として整理した場合、以下の(5)式が求められる。
Figure 0005326691
画像検知センサ35によって画像が検知されてから切替タイングまでをTyとした場合、以下の(6)式のようになる。
Figure 0005326691
ここで、用紙検知センサ40によって用紙31が検知されてから切替タイングまでの期間Ty−Txを、例えば、予め定められた周期Tmの基準信号のクロック数を計測することにより計時するものとした場合、クロック数Pdは以下の(7)式より求まる。
Figure 0005326691
よって、第1項、及び第2項、第3項を以下の(8)式(9)式のようにした場合、上記(7)式は以下の(10)式のようになる。
Figure 0005326691
期間Txは可変であるため、PD_HARDは値が変化する。
一方、PD_SOFTは、固定値である。
このPD_HARDは、以下の(11)式のように変形できる。
Figure 0005326691
ここで、期間TxをTcapで割ることにより、Tx/Tcapを求めることができる。このTcapは、基準信号の周期Tmを(V2−V1)/V1の分周比で分周した分周周期である。
すなわち、分周周期Tcapの分周信号で期間Txを計測し、計測された計測値をPD_SOFTで補正することにより、クロック数Pdを求めることができる。
図5には、本実施の形態に係る搬送制御部50の構成が示されている。
搬送制御部50は、計測期間制御回路52と、プリカウンタ54と、分周比レジスタ56と、Txカウンタ58と、Pd_SOFTレジスタ60と、減算器62と、Pdレジスタ64と、速度切替タイミング制御回路66と、を備えている。
分周比レジスタ56及びPd_SOFTレジスタ60は、CPUバスBUSを介してCPU70と接続されている。CPU70は、CPUバスBUSを介して分周比レジスタ56に分周比として上述した(V2−V1)/V1をセットし、CPUバスBUSを介して分周比レジスタ56に補正値として上述したPd_SOFTの値をセットする。これにより、分周比レジスタ56には、分周比として(V2−V1)/V1が記憶され、分周比レジスタ56には、補正値としてPd_SOFTの値が記憶される。
計測期間制御回路52には、画像検知センサ35から画像検知信号及び用紙検知センサ40から用紙検知信号がそれぞれ入力される。また。計測期間制御回路52は、プリカウンタ54と接続されている。計測期間制御回路52は、プリカウンタ54に対して計測期間であるを示す計測期間信号を出力しており、画像検知信号がハイレベルとなったタイミングで計測期間信号をハイレベルにし、画像検知信号がハイレベルとなったタイミングで計測期間信号をローレベルにする。
プリカウンタ54には、基準信号として例えば50MHzのクロック信号が入力され、計測期間制御回路52から計測期間信号が入力される。また、プリカウンタ54は、分周比レジスタ56及びTxカウンタ58と接続されている。プリカウンタ54は、分周比レジスタ56から分周比を読み出し、計測期間信号がハイレベルの間、基準信号を読み出した分周比で分周した分周周期Tcapの分周信号を生成し、生成した分周信号をTxカウンタ58へ出力する。
Txカウンタ58は、プリカウンタ54から入力される分周信号のクロック数を計測し、計測されたクロック数を保持する。このクロック数が上述したPD_HARDの値となる。
減算器62は、Txカウンタ58、Pd_SOFTレジスタ60、及びPdレジスタ64と接続されている。減算器62は、Txカウンタ58からPD_HARDの値を読み出すと共に、Pd_SOFTレジスタ60から補正値としてPd_SOFTの値を読み出し、PD_HARDの値からPd_SOFTの値を減算し、減算によって得られた値をPdレジスタ64へ出力する。この減算によって得られた値が上述したクロック数Pdの値となる。
Pdレジスタ64は、プリカウンタ54から入力されたクロック数Pdの値を記憶して保持する。
速度切替タイミング制御回路66には、上記基準信号、及び用紙検知センサ40から用紙検知信号が入力される。また、速度切替タイミング制御回路66は、Pdレジスタ64及びモータドライバ72に接続されている。速度切替タイミング制御回路66は、Pdレジスタ64からクロック数Pdの値を読み出し、画像検知信号がハイレベルとなったタイミングから基準信号のクロック数を計測を開始し、計測されたクロック数がクロック数Pdの値となった際にモータドライバ72に対して切替指示を出力する。
モータドライバ72は、ピックアップロール32、搬送ローラ33、レジローラ37、第2の転写器34、定着器36、排紙ローラ38を各々回転駆動させる図示しないモータの回転速度を制御しており、中間転写体ベルト18による画像の搬送に同期して第2速度V2で用紙31を搬送し、速度切替タイミング制御回路66から切替指示を受け付けた際にレジローラ37の回転速度を制御して用紙31の搬送速度を第1速度V1に切り替える。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置10の作用を説明する。
例えば、スキャナ11によって原稿から読み取った画像データや外部装置から印刷を依頼された画像データの印刷を行なう場合、各画像形成ユニット20は、帯電器24により感光体ドラム22の表面を一様に帯電させ、画像データに基づいて光走査装置26から光ビームを照射して感光体ドラム22上に静電潜像を形成する。そして、各画像形成ユニット20は、感光体ドラム22上に形成された静電潜像をそれぞれが受け持つ色のトナーによって現像して各色の画像を形成する。
各感光体ドラム22上に形成された互いに異なる色の画像は、中間転写体ベルト18のベルト面上で、互いに重なり合うように中間転写体ベルト18に各々転写される。中間転写体ベルト18は、速度V0で回転しており、中間転写体ベルト18に転写された画像は、中間転写体ベルト18の回転に伴って第2の転写器34による転写位置34Cへ搬送される。
画像検知センサ35は、搬送される画像を検知するとハイレベルの画像検知信号を出力する。
この画像の搬送に同期して給紙トレイ30に収納された用紙31は、1枚ずつ取り出され、第2速度V2で搬送される。
用紙検知センサ40は、搬送される用紙31を検知するとハイレベルの用紙検知信号を出力する。
搬送制御部50では、画像検知センサ35により画像が検知されてから用紙検知センサ40により用紙31が検知されるまでの期間Txを基準信号を分周した分周周期Tcapで計測する。
例えば、図6に示すような場合、分周周期Tcapで計測した結果、クロック数は4となる。
このように、期間Txを分周周期Tcapでカウントすることにより、Tx/Tcapを求めることができる。
つまり、プリカウンタ54でTcap周期の分周信号を生成し、Txカウンタ58で期間Txの間、分周信号をカウントすることにより、PD_Hardの値をTxカウンタ58で直接カウントすることができる。
搬送制御部50は、計測されたクロック数をPd_SOFTの値で補正してクロック数Pdを求め、用紙検知センサ40により用紙31が検知されてから、基準信号の周期でクロック数Pd分の期間を経過した際にモータドライバ72に対して切替指示を出力する。
モータドライバ72は、速度切替タイミング制御回路66から切替指示を受け付けた際にレジローラ37の回転速度を制御して用紙31の搬送速度を第1速度V1に切り替える。
これにより、転写位置34Cへの用紙31の到達タイミングと画像の到達タイミングとを合うため、用紙31に転写される画像の位置が安定する。
また、分周比及びPD_SOFTの値が予め演算できるため、CPU70での演算負荷が高負荷状態であっても影響を受けることがない。
また、PD_SOFTの値をPD_SOFTレジスタ60に格納しておくことにより、減算器62により、Pd_HARD−PD_SOFTの演算をハードウェアで演算することができるため、CPU70での演算負荷が高負荷状態であっても安定してリードレジ補正を行なうことができる。搬送制御部50をカウンターや減算器などの比較的簡単な回路で実現できるので安価に構成することができる。
一方、例えば、Txカウンタ58で期間Txの間、基準信号をカウントして、期間Txを計測した後に、CPU70により上述した(7)式の演算をソフトウェア制御で行なってPdレジスタ64にクロック数Pdを記憶させるものとした場合、図7に示すように、CPU70での演算負荷が高負荷状態であるため演算期間TPが長くなり、Pdレジスタ64へのクロック数Pdのセットが遅れた場合、安定してリードレジ補正を行なうことができない場合がある。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成、及び装置本体12内部の概略構成は上記第1の実施の形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
本実施の形態に係るリードレジ補正について説明する。
小数点以下の桁を有する値に対して0.5を加算して小数点以下を切り捨てた場合、小数点以下の桁を有する値の小数点以下をそのまま切り捨てた場合に比べて、丸め誤差が小さくなる。
そこで、本実施の形態では、上述したPD_HARD及びPD_SOFTを例えば、小数点以下2桁まで求め、以下の(12)式から小数点以下2桁までのPd’を求める。
Pd’=PD_HEAD−PD_SOFT+0.5 (12)
そして、Pd’の小数点以下の桁の切り捨てを行なってクロック数Pdを求める。
図8には、本実施の形態に係る搬送制御部50の構成が示されている。なお、上記第1の実施の形態(図5参照)と同一部分には同一の符号を付してここでの説明は省略する。
搬送制御部50は、除算部59と、演算部63をさらに備えている。
本実施の形態では、分周比を上述した第1の実施の形態の1/n倍(nは2以上の自然数)としており、分周比レジスタ56に(V2−V1)/(V1×n)をセットする。
これにより、プリカウンタ54は、計測期間信号がハイレベルの間、分周周期Tcapの1/n倍の周期の分周信号を生成し、生成した分周信号をTxカウンタ58へ出力する。
Txカウンタ58は、プリカウンタ54から入力される分周信号のクロック数を計測し、計測されたクロック数を保持する。
除算部59は、Txカウンタ58で保持されたクロック数をnで除算して小数点以下2桁まで求める。本実施の形態では、除算によって得られた値がPD_HARDの値となる。
演算部63は、除算部59で除算によって得られたPD_HARD値を読み出すと共に、Pd_SOFTレジスタ60から補正値としてPd_SOFTの値を読み出し、上述した(12)式のように小数点以下2桁までのPd’を求め、Pd’の小数点以下の桁の切り捨てを行なってクロック数Pdを求める。演算部63は、求めたクロック数PdをPdレジスタ64へ出力する。
ここで、図9に示すように、分周周期Tcapで期間Txを計測した場合、5パルス分に近い場合でも、クロック数が4となり、PD_HARDの値も4となる。
一方、例えば、n=4として分周周期Tcap/4の周期で期間Txを計測した場合、クロック数が19となり、除算部59での除算の結果、PD_HARDの値は4.75となる。この値に、0.5を加算して小数点以下の切り捨てを行なうことにより、PD_HARDの値は5となる。
これにより、リードレジ補正の誤差が小さくなる。
なお、上記第2の実施の形態では、除算部59と演算部63を別々に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)等によって1つの演算部として構成してもよい。
その他、上記各実施の形態で説明した画像形成装置10の構成、装置本体12内部の概略構成、(図1〜図3参照。)は、一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施の形態で説明した搬送制御部50の構成(図5、図8参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
10 画像形成装置
18 中間転写体ベルト(画像搬送手段)
31 用紙(記録媒体)
33 搬送ローラ(記録媒体搬送手段)
34C 転写位置
35 画像検知センサ(画像検知手段)
37 レジローラ(記録媒体搬送手段)
40 用紙検知センサ(媒体検知手段)
50 搬送制御部(計測手段、補正手段、切替指示手段)
52 計測期間制御回路(計測手段)
54 プリカウンタ(計測手段)
56 分周比レジスタ(計測手段)
58 Txカウンタ(計測手段)
59 除算部(補正手段)
62 減算器(補正手段)
63 演算部(補正手段)
66 速度切替タイミング制御回路(切替指示手段)
72 モータドライバ(記録媒体搬送手段)

Claims (4)

  1. 現像剤により現像された画像を予め定められた速度で記録媒体への転写位置へ搬送する画像搬送手段と、
    前記転写位置よりも画像の搬送経路の上流側に設けられ、搬送される前記画像を検知する画像検知手段と、
    搬送速度を前記画像を転写する際の第1速度及び前記第1速度よりも速い第2速度の2段階に切り替え可能とされ、前記画像搬送手段による画像の搬送に同期して前記第2速度で前記記録媒体を搬送し、切替指示を受け付けた際に搬送速度を前記第1速度に切り替えて前記記録媒体を前記転写位置へ搬送する記録媒体搬送手段と、
    前記転写位置よりも記録媒体の搬送経路の上流側でかつ前記画像検知手段よりも前記転写位置の近くに設けられ、搬送される前記記録媒体を検知する媒体検知手段と、
    前記画像検知手段により画像が検知されてから前記媒体検知手段により記録媒体が検知されるまでの期間を予め定められた周期の基準信号を予め定めた分周比で分周した分周周期で計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された計数値を予め定めた補正値で補正する補正手段と、
    前記媒体検知手段により記録媒体が検知されてから前記基準信号の周期で前記補正手段により補正された計数値分の期間を経過した際に前記記録媒体搬送手段に対して切替指示を行う切替指示手段と、
    を備え、
    前記基準信号の周期をTmとし、前記第1速度をV1とし、前記第2速度をV2とした場合、前記分周周期を以下の(A)式に示す周期とした
    画像形成装置。
    Figure 0005326691
  2. 前記補正値を、切替指示を受け付けた際の前記第2速度から前記第1速度への搬送速度の切り替える際の速度変更期間及び速度変更距離を加味して定めた
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像検知手段から前記転写位置までの距離をL0とし、前記画像搬送手段により画像を搬送する予め定められた速度をV0とし、前記第速度Vから前記第速度Vへの速度変更期間をTdとし、前記第速度Vから前記第速度Vへの速度変更距離をLdとした場合、前記補正値を以下の(B)式に示す値とした
    請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
    Figure 0005326691
  4. 前記計数値及び前記補正値は、予め定めた小数点以下桁数の値とし、
    前記補正手段は、前記計数値を前記補正値で補正した値に対して0.5を加算して小数点以下を切り捨てる補正を行なう
    請求項1〜請求項の何れか1項記載の画像形成装置。
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