JP6024461B2 - 搬送異常検出装置、画像形成装置、搬送異常検出方法及びプログラム - Google Patents

搬送異常検出装置、画像形成装置、搬送異常検出方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、搬送異常検出装置、画像形成装置、搬送異常検出方法及びプログラムに関する。
例えば電子写真方式の画像形成装置の中には、記録媒体の厚さに応じて画像形成条件を適宜設定するために、搬送される記録媒体の厚さを検出する厚さ検出手段を有するものがある。厚さ検出手段としては、例えばローラ対による記録媒体の搬送時及び非搬送時のローラ位置変動を計測して記録媒体の厚さを検出する方法が知られている。
また、この様な厚さ検出手段を用いて、厚さ検出結果と記録媒体の種類ごとに予め設定されている厚さとを比較することで、記録媒体の重送を検知する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記した厚さ検出手段による記録媒体の厚さ検出結果に基づいて重送を検知することは出来るが、例えばほぼ同じ厚さでも形状が異なる記録媒体、あるいは同一種類であるが搬送の向きが異なる記録媒体等が混入して搬送される搬送異常の検出は困難な場合がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、形状や搬送される向きが異なる記録媒体等が搬送される搬送異常を検出可能な搬送異常検出装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の搬送異常検出装置によれば、駆動ローラ及び前記駆動ローラに従動して回転する従動ローラで記録媒体を搬送する搬送手段と、前記従動ローラの前記駆動ローラに対する接離方向の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段から一定の周期で前記従動ローラの前記接離方向の位置を示す検出データを取得する検出データ取得手段と、前記記録媒体の搬送時における前記検出データと、非搬送時における前記検出データとに基づいて、前記記録媒体の形状データを算出する形状データ算出手段と、前記記録媒体の搬送方向において前記周期に対応する複数位置の前記形状データと、前記記録媒体の前記複数位置における基準形状を表す基準形状データとを記憶する記憶手段と、前記形状データと、前記基準形状データとの前記記録媒体の搬送方向の同一位置における比較に基づいて、前記記録媒体の搬送異常を検出する搬送異常検出手段と、を有する。
本発明の実施形態によれば、形状や搬送される向きが異なる記録媒体等が搬送される搬送異常を検出可能な搬送異常検出装置を提供できる。
実施形態における画像形成装置の概略構成を例示する図である。 実施形態における画像形成装置の機能構成を例示する図である。 実施形態における搬送部の概略構成を例示する図である。 実施形態における給紙開始信号と位置検出センサの出力を例示する図である。 実施形態における記憶部に記憶される形状データを例示する図である。 実施形態における画像形成装置の画像形成処理のフローチャートを例示する図である。 実施形態における搬送異常処理のフローチャートを例示する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<画像形成装置の構成>
まず、図1に基づいて実施形態における画像形成装置100の概略構成について説明する。
画像形成装置100は、感光体10、帯電装置11、露光装置12、現像装置13、中間転写ベルト20、2次転写ローラ30、定着装置40、自動原稿送り装置(ADF)50、読取装置51等を備える。画像形成装置100は、異なる色のトナー像を形成する感光体10、帯電装置11、露光装置12、現像装置13等で構成される現像部を複数備え、用紙トレイ60に収納されている用紙等の記録媒体にカラー画像を印刷して出力する複合機である。
画像形成装置100において用紙Pに画像を印刷する場合には、まず帯電装置11が回転する感光体10の表面を一様に帯電させ、例えばADF50にセットされた原稿を読取装置51が読み取った画像データ等に基づいて露光装置12が感光体10の表面を露光して静電潜像を形成する。次に、内部にトナーを含む現像剤を収容する現像装置13が感光体10表面の静電潜像を現像してトナー像を形成する。画像形成装置100は、複数の現像部でそれぞれ異なる色のトナー像を形成した後、回転する中間転写ベルト20にトナー像を重ねて転写する。
中間転写ベルト20に転写されたトナー像は、中間転写ベルト20と2次転写ローラ30との間の2次転写部にて、用紙トレイ60からローラ対31,32,33,34,35、レジストローラ36等により搬送される用紙Pに2次転写される。トナー像が転写された用紙Pは、さらに搬送されて定着装置40で加熱及び加圧されてトナー像が定着された状態で排紙トレイ70に排出される。
トナー像を中間転写ベルト20に転写した後の感光体10は、クリーニング装置14によって表面の転写残トナーが除去されて次回の画像形成に備えられる。
画像形成装置100は、以下で説明する方法により画像を印刷する記録媒体の厚さを検出し、厚さに応じて例えば2次転写条件、定着条件等の設定を行うことで、記録媒体の種類に関わらず常に一定品質の画像を記録媒体上に形成できる。
なお、本実施形態に係る画像形成装置100は電子写真方式により記録媒体に画像を印刷する複写機であるが、例えばインクジェット方式等の他の画像形成方式であっても良く、プリンタ、FAX等であっても良い。また、記録媒体としては、例えば普通紙,OHP,封筒、葉書等の厚紙,布等を用いることができる。
<画像形成装置の機能構成>
図2は、実施形態における画像形成装置100の機能構成を例示する図である。
図2に示す様に、画像形成装置100は、搬送部101、エンジン制御部110、給紙部120、定着部130、画像形成部140、コントローラ制御部150、操作表示部160、ネットワークI/F部170、記録媒体I/F部180を有する。
搬送部101は、用紙等の記録媒体を搬送する搬送手段としての駆動ローラ及び従動ローラ、従動ローラの位置を計測する位置検出センサ103を有する。位置検出センサ103は、従動ローラの駆動ローラに対する接離方向の位置を検出して出力する。搬送部101は、用紙トレイ60から給紙される用紙等の記録媒体を搬送するローラ対31〜35の少なくとも1つを含んで構成される。また、搬送部101は、図1には不図示の搬送ローラ対を含む様に構成しても良い。
エンジン制御部110は、検出データ取得部111、形状データ算出部112、搬送異常検出部113、記憶部114を有する。エンジン制御部110は、搬送部101の位置検出センサ103からの出力に基づいて、記録媒体の重送、形状が異なる記録媒体や搬送される向きが異なる記録媒体等が搬送される搬送異常を検出する。また、エンジン制御部110は、位置検出センサ103からの出力に基づいて記録媒体の厚さを検出し、記録媒体の厚さに応じた画像形成条件で画像を印刷する様に給紙部120、定着部130、画像形成部140を制御する。
検出データ取得部111は、搬送部101の位置検出センサ103から一定の周期(例えば2msec等)で検出データを取得する。
形状データ算出部112は、搬送部101による記録媒体の搬送時に検出データ取得部111により取得された検出データと、非搬送時に取得された検出データの平均値との差分により、記録媒体の形状データを算出する。
搬送異常検出部113は、形状データ算出部112により算出された形状データを用いて、搬送部101における記録媒体の重送、形状が異なる記録媒体や搬送される向きが異なる記録媒体等が搬送される搬送異常の有無を検出する。搬送異常検出部113による搬送異常の検出方法については後述する。
記憶部114は、記録媒体の搬送方向において検出データ取得部111の取得周期に対応する複数位置で形状データ算出部112により算出された形状データを記憶する。
検出データ取得部111、形状データ算出部112、搬送異常検出部113は、例えばCPUが記憶部114に記憶されている各種プログラムを処理することにより実現される機能である。また、記憶部114は、例えばROM,RAM,HDD等を有し、各種プログラムやプログラムによって利用されるデータ等を記憶する。
また、例えば搬送部101、エンジン制御部110の検出データ取得部111、形状データ算出部112、搬送異常検出部113及び記憶部114で、記録媒体の搬送異常を検出する搬送異常検出装置として構成できる。この様に構成される搬送異常検出装置は、単体又は他の装置に組み込まれて用いられ、記録媒体の搬送異常を検知することができる。
給紙部120は、図1に示す画像形成装置100の用紙トレイ60から、画像形成タイミングに合わせて用紙等の記録媒体を給紙する。
定着部130は、図1に示す画像形成装置100の定着装置40であり、加熱ローラ及び加圧ローラの間を搬送される記録媒体を加熱及び加圧することで、記録媒体にトナー像を定着させる。
画像形成部140は、画像形成装置100の感光体10、帯電装置11、現像装置13等を有し、感光体10の表面に形成したトナー像を記録媒体に転写する。
コントローラ制御部150は、画像形成装置100の各部の制御、及び操作表示部160の制御を行う。
操作表示部160は、各種操作キー、例えば液晶ディスプレイ等のディスプレイ、LEDのランプ等を備える。操作キーは、画像形成装置100の複写、プリント、スキャナ等各機能の使用時に必要な操作、記録媒体の種別指定操作等の入力に用いられる。また、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容や、画像形成装置100からユーザに通知する各種情報が表示される。
ネットワークI/F部170は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続される通信機能を有する周辺機器と画像形成装置100とのインタフェースである。
記録媒体I/F部180は、記録媒体とのインタフェースである。画像形成装置100は記録媒体I/F部180を介して、記録媒体181の読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体181にはフレキシブルディスク、CD、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等がある。
<搬送部の構成>
図3は、実施形態における搬送部101の概略構成を例示する図である。
搬送部101は、図3(a)に示す様に、搬送手段の一例としての搬送ローラ102、位置検出手段の一例としての位置検出センサ103を有する。
搬送ローラ102は、回転駆動する駆動ローラ102a、駆動ローラ102aに接触して従動回転する従動ローラ102bを有し、駆動ローラ102a及び従動ローラ102bとの間で記録媒体を挟持搬送する。従動ローラ102bは、固定して配設されている駆動ローラ102aに対して接離する方向に移動可能に設けられており、不図示の押圧手段により駆動ローラ102aに押圧されている。
位置検出センサ103は、一定の間隔でスリットが刻まれたホイール103a、ホイール103aのスリットを検出してホイール103aの回転角を検出するセンサ103bと、ホイール103aの回転軸に一端が固定され、他端が従動ローラ102bの回転軸に接する様に設けられているアーム103cを有する。
駆動ローラ102aと従動ローラ102bとの間に用紙等の記録媒体が搬送されると、図3(b)に示す様に従動ローラ102bが駆動ローラ102aから離れる方向に移動して位置検出センサ103のアーム103cを矢印方向に押し上げ、ホイール103aを回転させる。
位置検出センサ103は、この様に記録媒体を搬送することによる従動ローラ102bの位置変動に応じて回転するホイール103aの回転位置をセンサ103bで検出し、従動ローラ102bの駆動ローラ102aに対する接離方向の位置を出力する。画像形成装置100は、記録媒体の搬送時及び非搬送時におけるセンサ103bの出力に基づいて、搬送異常の有無や記録媒体の厚さを検出する。位置検出センサ103としては、例えば光学式のセンサ等を用いても良く、従動ローラ102bの位置を検出することが可能であれば、本実施形態に係る構成に限るものではない。
<搬送異常の検出>
次に、搬送部101における記録媒体の搬送異常を検出する方法について説明する。なお、以下では搬送部101において例えば封筒の様に少なくとも一方の面に凹凸を有する記録媒体を搬送する場合について説明する。
図4に、実施形態における給紙開始信号と位置検出センサ103の出力を例示する。
画像形成装置100の給紙部120に給紙開始信号が入力されると、用紙トレイ60から搬送経路に記録媒体が搬送される。給紙部120への給紙開始信号と同時に、検出データ取得部111が位置検出センサ103から検出データの取得を開始し、取得された検出データに基づいて記録媒体の厚さ及び搬送異常の検出が行われる。
図4において、給紙開始信号の入力後の時間T1は、記録媒体が用紙トレイ60から給紙されて搬送ローラ102に到達するまでの時間である。また、時間T2は、搬送ローラ102による記録媒体の搬送開始から終了までの時間である。図4に示す様に、非搬送時である時間T1と搬送時である時間T2とでは、従動ローラ102bが駆動ローラ102aから離間する方向に移動することによって位置検出センサ103の出力レベルが変化している。また、従動ローラ102bの位置は記録媒体表面の凹凸により変動するため、位置検出センサ103の出力も搬送時(T2)において記録媒体の凹凸に応じて変動する。
ここで、例えば搬送経路における給紙開始位置から搬送ローラ102までの距離が30mmの構成において、記録媒体として長形3号の封筒(搬送方向の長さ235mm)を線速150mm/secで搬送する場合、時間T1及び時間T2は以下の様に求められる。
T1=30mm÷150mm/sec=0.2sec
T2=235mm÷150mm/sec=1.56sec
また、検出データ取得部111が、2msecの一定周期で位置検出センサ103の出力を取得する場合に、時間T1及び時間T2にてそれぞれ取得する検出データ数は、以下の通りである。
時間T1における検出データ数=0.2sec÷2msec=100個
時間T2における検出データ数=1.56sec÷2msec=783個
なお、給紙開始位置から搬送ローラ102までの距離、記録媒体を搬送する線速、検出データ取得部111による検出データ取得周期は、上記例に限るものではない。
形状データ算出部112は、時間T1における検出データ100個の平均値を算出し、時間T2における検出データと平均値との差分を求め、算出した783個のデータを形状データA1〜A783として、記憶部114に保存する。なお、形状データA1〜A783は、データ取得部111により検出データが取得され、形状データ算出部112により非搬送時の平均値との差分が算出された順に番号が付されて記憶部114に保存される。したがって、形状データはA1からA783まで順番に、記録媒体の搬送方向先端から検出データ取得部111の取得周期に応じた位置における記録媒体の形状を表している。
図5は、記憶部114に記憶される形状データを例示する図である。記憶部114は、RAM及びROMを有し、形状データ算出部112により算出された形状データA1〜A783は、RAMに一旦記憶される。
また、形状データ算出部112は、記憶部114のRAMに記憶されている形状データA1〜A783について移動平均を求め、移動平均の算出結果を記憶部114の不揮発性メモリであるROMに保存する。移動平均は、例えばRAMに記憶されている11個の形状データの平均として以下の様に求める。なお、移動平均を求める形状データの個数は本実施形態の例に限るものではない。
B1=(A1+A2+A3+A4+A5+A6+A7+A8+A9+A10+A11)÷11
B2=(A2+A3+A4+A5+A6+A7+A8+A9+A10+A11+A12)÷11
B3=(A3+A4+A5+A6+A7+A8+A9+A10+A11+A12+A13)÷11
・・・
B771=(A771+A772+A773+A774+A775+A776+A777+A778+A779+A780+A781)÷11
B772=(A772+A773+A774+A775+A776+A777+A778+A779+A780+A781+A782)÷11
B773=(A773+A774+A775+A776+A777+A778+A779+A780+A781+A782+A783)÷11
この様にして形状データ算出部112により求められて記憶部114に記憶される形状データB1〜B773に基づいて、搬送異常検出部113が搬送異常の検出を行う。
搬送異常検出部113は、記録媒体が搬送される度に求められる形状データと、予め求められて記憶部114に記憶されている同種の記録媒体の基準形状データとの比較により、形状や搬送の向きが異なる記録媒体等が搬送される搬送異常を検出する。
搬送異常検出部113は、例えば基準形状データをC1〜C773とした時に、形状データB1〜B773と基準形状データC1〜C773とで同じ番号が付されているデータの比較を行う。ここで、上記した様に、形状データには搬送ローラ102による記録媒体の搬送開始時から一定周期で検出データ取得部111により検出データが取得された順に番号が付されている。したがって、同じ番号が付された形状データを比較することは、記録媒体の搬送方向において略同一位置の形状データを比較することを意味する。
ここで、例えば形状データB1〜B773と基準形状データC1〜C773との比較において、その差分が大きい形状データが多数存在する場合には、例えば記録媒体の重送や、形状や搬送の向きが異なる記録媒体が混入したことによる搬送異常の発生が考えられる。そこで、搬送異常検出部113は、形状データBn(n=1〜773)と基準形状データCnとの差分が所定の範囲±E1を超える形状データの数が、所定の数E2以上である場合に、搬送異常の発生を検出する。例えば所定の範囲±E1は記録媒体の厚さに換算して±50μm、所定の数E2は34(記録媒体の搬送距離に換算すると約10mm)等に設定できるが、E1及びE2の値はそれぞれ上記した値に限るものではない。
なお、搬送異常検出部113は、移動平均を算出する前の形状データA1〜A783を用いて搬送異常の検出を行うことも可能である。但し、位置検出センサ103の出力に含まれるノイズ等の影響を低減するために、移動平均により求められた形状データB1〜B773を用いて搬送異常の検出を行うことが好ましい。
また、搬送異常検出部113は、基準形状データとして、印刷を実行する前に予め印刷を行う記録媒体と同種の記録媒体を搬送ローラ102に搬送させた時に算出した形状データを用いることができる。または、連続印刷を行う場合には、直前に搬送された同種の記録媒体に対して算出された形状データを基準形状データとして用いることもできる。
(画像印刷処理)
次に、実施形態における画像形成装置100の画像形成処理について、図6に例示するフローチャートに基づいて説明する。
画像形成装置100に印刷ジョブが入力されると、まずステップS101にて、給紙部120に給紙開始信号が入力されて用紙トレイ60から記録媒体が給紙される。また、ステップS102では、給紙開始信号と同時に検出データ取得部111が位置検出センサ103から一定周期で検出データの取得を開始する。
次にステップS103にて、形状データ算出部112が記録媒体の搬送時における検出データと、非搬送時における検出データの平均値との差分から形状データを算出する。続いて、ステップS104にて形状データ算出部112が形状データの移動平均を算出し、ステップS105にて移動平均により求めた形状データを記憶部114に保存する。
記憶部114に記憶された形状データに基づいて、ステップS106にて搬送異常検出部113が搬送異常検出処理を実行する。搬送異常検出処理については後述する。
次にステップS107にて、搬送異常検出部113によって搬送異常が検出されなかった場合には、ステップS108にて形状データに基づいて記録媒体の厚さが算出される。記録媒体の厚さは、例えば記憶部114に記憶されている記録媒体の形状データの平均値から求められる。
続いてステップS109にて、記録媒体の厚さに応じて画像形成条件が設定され、ステップS110にて設定された画像形成条件で記録媒体への印刷が行われた後に、処理が終了する。
また、ステップS107にて、搬送異常検出部113によって搬送異常が検出された場合には、ステップS111にて印刷ジョブを停止し、ステップS112にて操作表示部160へのエラー表示や記録媒体の排出等の搬送異常処理を実行した後に処理を終了する。
(搬送異常検出処理)
次に、搬送異常検出部113における搬送異常検出処理について、図7に例示するフローチャートに基づいて説明する。
搬送異常検出処理では、まずステップS201にて、記憶部114に記憶されている形状データB1〜B773と、基準形状データC1〜C773との比較を行うデータ番号nを1に設定する。また、形状データB1〜B773と基準形状データC1〜C773との比較において、差分が所定の範囲±E1を超える異常データ数Hを0(ゼロ)に設定する。
次にステップS202にて、形状データBnと基準形状データCnとの差分を所定の範囲±E1と比較する。形状データBnと基準形状データCnとの差分が所定の範囲±E1未満の場合には、ステップS205にてデータ番号nをインクリメントし、ステップS206にてデータ番号nが形状データの数773を超えるまで、ステップS202以降の処理を繰り返し行う。
ステップS202にて、形状データBnと基準形状データCnとの差分が所定の範囲±E1を超える場合には、ステップS203にて、異常データ数Hに1を加算する。続いて、ステップS204にて、異常データ数Hが所定の数E2に達していない場合には、ステップS205にてデータ番号nをインクリメントし、ステップS206にてデータ番号nが形状データの数773を超えるまで、ステップS202以降の処理を繰り返し行う。
ステップS204にて、異常データ数Hが所定の数E2に達した場合には、搬送している記録媒体の搬送方向における同一位置での形状データと基準形状データとの差異が大きいデータが多いことから、記録媒体が正常に搬送されていないと判断できる。この様な場合には、記録媒体の重送、形状や搬送の向きが異なる記録媒体が混入して搬送されているといった搬送異常が生じている可能性が高い。そこで、ステップS207にて、搬送異常検出部113が搬送異常を検出して処理を終了する。
以上で説明した様に、本実施形態に係る画像形成装置100では、形状データ算出部112が、搬送ローラ102による記録媒体の搬送時の位置検出センサ103からの検出データと、非搬送時の検出データの平均値との差分から記録媒体の形状データを算出する。搬送異常検出部113は、算出された記録媒体の形状データと、同種の記録媒体を用いて予め算出されている基準形状データとの比較に基づいて、記録媒体の搬送異常を検出する。搬送異常検出部113は、搬送方向における記録媒体の複数位置で求められた形状データを用いることで、記録媒体の厚さを求めるだけではなく、例えば厚さはほぼ同じであっても形状が異なる記録媒体や、形状が同じであっても搬送される向きが異なる記録媒体が混入して搬送される様な搬送異常の検出を行うことが可能になっている。
ここまで、上記実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る画像形成装置100が有する機能は、上記に説明を行った各処理手順を、上記実施形態に係る画像形成装置100にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてコンピュータで実行することで実現することができる。よって、上記実施形態に係る画像形成装置100を実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体181に格納することができる。
よって、上記実施形態に係るプログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体181に記憶させることによって、これらの記録媒体181から、画像形成装置100にインストールすることができる。また、画像形成装置100は、ネットワークI/F部170を有していることから、上記各実施形態に係るプログラムは、インターネット等の電気通信回線を介してダウンロードし、インストールすることもできる。
以上、実施形態に係る搬送異常検出装置、画像形成装置、搬送異常検出方法及びプログラムについて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
100 画像形成装置
102 搬送ローラ(搬送手段)
103 位置検出センサ(位置検出手段)
111 検出データ取得部
112 形状データ算出部
113 搬送異常検出部
114 記憶部
特開平11−24506号公報

Claims (9)

  1. 駆動ローラ及び前記駆動ローラに従動して回転する従動ローラで記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記従動ローラの前記駆動ローラに対する接離方向の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段から一定の周期で前記従動ローラの前記接離方向の位置を示す検出データを取得する検出データ取得手段と、
    前記記録媒体の搬送時における前記検出データと、非搬送時における前記検出データとに基づいて、前記記録媒体の形状データを算出する形状データ算出手段と、
    前記記録媒体の搬送方向において前記周期に対応する複数位置の前記形状データと、前記記録媒体の前記複数位置における基準形状を表す基準形状データとを記憶する記憶手段と、
    前記形状データと、前記基準形状データとの前記記録媒体の搬送方向の同一位置における比較に基づいて、前記記録媒体の搬送異常を検出する搬送異常検出手段と、
    を有することを特徴とする搬送異常検出装置。
  2. 前記形状データ算出手段は、前記記録媒体の搬送時における前記検出データと、非搬送時における前記検出データの平均値との差分に基づいて、前記記録媒体の形状データを算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬送異常検出装置。
  3. 前記搬送異常検出手段は、前記形状データと前記基準形状データとの前記記録媒体の搬送方向の同一位置における差分が所定範囲外となる前記形状データの数が所定数以上である場合に、前記記録媒体の搬送異常を検出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送異常検出装置。
  4. 前記形状データ算出手段は、前記記録媒体の搬送時における前記検出データと、非搬送時における前記検出データの平均値との差分の移動平均を前記形状データとして算出する
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の搬送異常検出装置。
  5. 前記記憶手段は、予め前記搬送手段により搬送され、前記形状データ算出手段により算出された前記記録媒体の形状データを前記基準形状データとして記憶する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の搬送異常検出装置。
  6. 前記記憶手段は、前記記録媒体の連続搬送において、直前に前記搬送手段により搬送され、前記形状データ算出手段により算出された前記記録媒体の形状データを前記基準形状データとして記憶する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の搬送異常検出装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の搬送異常検出装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 駆動ローラ及び前記駆動ローラに従動して回転する従動ローラで記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記従動ローラの前記駆動ローラに対する接離方向の位置を検出する位置検出手段と、
    を有する搬送異常検出装置における搬送異常検出方法であって、
    前記位置検出手段から一定の周期で前記従動ローラの前記接離方向の位置を示す検出データを取得する検出データ取得ステップと、
    前記記録媒体の搬送時における前記検出データと、非搬送時における前記検出データとに基づいて、前記記録媒体の形状データを算出する形状データ算出ステップと、
    前記記録媒体の搬送方向において前記周期に対応する複数位置の前記形状データと、前記記録媒体の前記複数位置における基準形状を表す基準形状データとを記憶する記憶ステップと、
    前記形状データと、前記基準形状データとの前記記録媒体の搬送方向の同一位置における比較に基づいて、前記記録媒体の搬送異常を検出する搬送異常検出ステップと、を有する
    を有することを特徴とする搬送異常検出方法。
  9. 請求項8に記載の搬送異常検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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