JP2016065892A - シート待機装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被印字シートを下流側へ正確に搬送可能なシート待機装置を提供する。【解決手段】待機ロール対34により搬送を一旦停止させられた被印字シートを、像担持体8上に形成された画像が下流側の画像転写部23に搬送されるのと一致させて該画像転写部23に再搬送するよう待機ロール対34を回転駆動制御するに当たり、待機時に被印字シートの当接力に基づいて少なくとも一方の待機ロール34bが回転させられた回転角を角度センサ50により検出し、検出された回転角に対応した搬送距離を考慮したタイミングで待機ロール対34を回転起動する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式を使用した印刷装置に係り、より詳細には、その印刷装置に組み込まれて被印字シートを下流側へ正確に搬送可能なシート待機装置に関する。
電子写真方式を使用した印刷装置として、例えば感光体ドラムを一様に帯電させて初期化し、この感光体ドラムに光書込みによって静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー像化し、そのトナー像を間接的に用紙等の被印字シートに転写し、熱定着処理を行って印刷出力するプリンタ装置が知られている。
この種の印刷装置として、例えばトナー像を一旦転写ベルト等の中間転写媒体に転写し(一次転写し)、その後、用紙等の被印字シートに転写して(二次転写して)、被印字シートに画像形成を行う方式が知られている。図8は上記方式の印刷装置における二次転写部近傍の構成を示す図である。
二次転写部90は中間転写ベルト91と二次転写ローラ92等で構成され、二次転写部90の用紙搬送方向上流側には待機搬送ローラ対93、搬送ローラ対94等が配設されている。また、待機搬送ローラ対93の用紙搬送方向上流側近傍には待機センサ95が配設され、搬送ローラ対94により待機搬送ローラ対93に向かって搬送される用紙の先端を検知する。
待機センサ95が用紙の先端を検出した後も搬送ローラ対94は不図示の回転制御手段により所定時間回転を継続され、その搬送作用により用紙先端が待機搬送ローラ対93のニップ部に突入した後、図8に一点鎖線で示すように用紙Pが撓んだ状態で停止制御される。
待機搬送ローラ対93は駆動ローラと従動ローラからなり、駆動ローラが例えば待機クラッチ96を介してから駆動力を得、待機センサ95が用紙の先端を検出した後の所定時間後に、待機搬送ローラ対93の回転が起動されるよう制御され、用紙の斜行を矯正しつつ用紙を二次転写部90に搬送する。
上記待機搬送ローラ対93、搬送ローラ対94、待機センサ95、待機クラッチ96、不図示のモータ、回転制御手段等によりシート待機装置が構成される。
このようなシート待機装置において、待機搬送ローラ対93は、駆動ローラに対して従動ローラがラジアル方向に荷重をかけられ圧接されることで、待機時(非駆動時)に搬送される用紙先端の突入を制止し位置精度を一定に保つ機構になっている。
しかしながら、上記従来のシート待機装置では、特殊紙や厚紙等、紙種に基づく用紙の剛性や表面性の違いにより、待機搬送ローラ対93で一旦停止したときの用紙の先端位置がばらつく問題が存在した。
そこで、駆動ローラへの従動ローラの荷重を上げる方法が考えられたが、過度な荷重アップはローラのソリや軸受けの磨耗など、二次弊害を引きこしてしまう問題があった。
このような待機装置における先端位置精度を高める発明として、例えば特許文献1には、シート先端を係止して一時的に待機させるレジストローラから距離を隔てた下流側に先端検出センサと、シートの後端通過を検出する後端検出センサを設け、レジストローラの起動からシート後端が後端検出センサを通過するまでの時間に基づいてシート長を演算し、この演算結果をシート先端が先端検出センサに到達するまでの標準時間と比較してシート先端の位置ズレによる検出誤差の補正を行う、ことが記載されている。
また、特許文献2には、シート状媒体をレジストローラに、くわえ込み量δで確実にくわえ込ませた後に待機させ、その後、像担持体ドラムの回転と同期させてレジストローラを回転制御して画像形成部へ向けてシート状媒体を送るようにした発明が記載されている。
特開2009−107781号公報 特開2006−267193号公報
しかしながら、上記特許文献1の発明では、図8を代用して説明すれば、先端検出センサ97と、後端検出センサ98が必須であるためにセンサが多数必要であり、コストアップが避けられないと共に搬送制御が複雑である。また、画像形成部(二次転写部90)と待機位置(待機搬送ローラ対93)との距離が比較的短い装置や搬送速度が高速の装置では後端検出が間に合わず採用し難い不具合もある。
一方、特許文献2においては、シート状媒体をレジストローラにくわえ込ませる際の位置づれについて言及されていないので、先端位置を高精度に制御できるか不明であると共に、搬送制御も複雑である。
本発明者の知見によれば、図8を再び参照して、上記用紙の先端位置のばらつきは待機搬送ローラ対93自体の微妙な回転ずれに起因すると考えられ、この回転ずれを考慮することが重要と判断された。
すなわち、停止している待機搬送ローラ対93のニップ部に突入した用紙が、不動であるはずの待機搬送ローラを微妙に押し込み、先端位置精度が不安定になってしまうという解決すべき課題が判明した。
これは、とりわけ、印刷速度が、例えば50ppm(A4横換算で一分当たりの印刷枚数)を超えるような高速印刷を行う場合に、また、厚紙のような腰の強い用紙で、その程度が顕著になり、待機搬送ローラ対93を再回転させて二次転写部90で印刷画像と用紙の位置を合わせる際、ばらつきが生じ、その誤差が許容範囲を超えることになっていた。
これに対し上記特許文献1及び特許文献2に係る発明は、いずれも待機搬送ローラ対93自体の微妙な回転ずれに基づく画像位置ズレを解消するものではない。
本発明は、上記事情に鑑み成されたものであり、例えば高速の印刷装置であっても、用紙の腰の強弱や表面性に関係無く、被印字シートを下流側へ正確に搬送可能として、下流側の画像転写部における先端位置合わせを高精度に制御できるシート待機装置を提供するものである。
上記目的は本発明によれば、回転駆動手段と、該回転駆動手段からの駆動力を受けない状態で上流から搬送されてくる被印字シートの先端が当接した際に該被印字シートの搬送を一旦停止させ、前記回転駆動手段から駆動力を受けると回転して前記被印字シートを下流側へ搬送可能な待機ロール対と、前記被印字シートの当接力に基づいて前記待機ロール対の少なくとも一方の待機ロールが回転させられる回転角を検出する回転角検出手段と、を備えることを特徴とするシート待機装置を提供することによって達成できる。
本発明によれば、待機ロール対により搬送を一旦停止させられた被印字シートを、像担持体上に形成された画像が下流側の画像転写部に搬送されるのと一致させて該画像転写部に再搬送するよう待機ロール対を回転駆動制御するに当たり、待機時に被印字シートの当接力に基づいて少なくとも一方の待機ロールが回転させられた回転角を角度センサにより検出し、検出された回転角に対応した搬送距離を考慮したタイミングで待機ロール対を回転起動するようにしたので、被印字シートを下流側へ正確に搬送でき、下流側の画像転写部における先端位置合わせを高精度に制御できる。
本発明の一実施形態に係るシート待機装置を備えるプリンタ装置の構成を説明する断面図である。 本発明の一実施形態に係るシート待機装置を備えるプリンタ装置の外観斜視図である。 本発明の待機搬送ローラ対及び二次転写ローラ近傍の構成図である。 本発明の待機搬送ローラ対のユニットを取り出して示す斜視図である。 図5(a)は、本発明の待機搬送ローラ対に被印字シートの先端が突入する寸前を示す関係図、図5(b)は、本発明の待機搬送ローラ対に被印字シートの先端が突入した瞬間の状態を示す関係図である。 本発明の一実施形態に係るシート待機装置を備えるプリンタ装置の回路ブロック図である。 図7(a)は、本発明の待機搬送ローラ対に被印字シートの先端が突入した瞬間の状態を示す断面図、図7(b)は、本発明の待機搬送ローラ対に被印字シートの先端が突入して待機搬送ローラを押し込み回転させる状態を説明する断面図である。 従来の待機搬送ローラ対及び二次転写ローラ近傍の構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態の説明では、全体を通じて同じ要素には同じ番号を付している。
図1は、本発明の一実施形態に係るシート待機装置を備えるプリンタ装置の構成を説明する断面図である。
同図に示すプリンタ装置1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、給紙部5、ベルト式定着ユニット6、及び両面印刷用搬送ユニット7で構成されている。
上記画像形成部2は、転写ベルトユニット3の転写ベルト8の下部走行部表面8aに接して同図の右から左へ4個の現像装置9(9m、9c、9y、9k)を多段式に並設した構成からなる。この画像形成部2は、図1に示す印刷実行時位置から、それより下方の保守位置に、昇降可能にプリンタ装置1の本体フレームに保持されている。
上記4個の現像装置9のうち下流側(図の右側)の3個の現像装置9m、9c、及び9yは、それぞれ減法混色の三原色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、現像装置9kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各現像装置9は、画像を現像するトナーの色を除き全て同じ構成である。そこで、以下ブラック(K)のトナー用の現像装置9kを例にしてその構成を説明する。
現像装置9は、最上部に感光体ドラム10を備えている。この感光体ドラム10は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム10の周面近傍を取り巻いて、クリーナ11、帯電ローラ12、光書込ヘッド13、及び現像器14の現像ローラ15が配置されている。
現像器14は、外部を覆う筐体16、内部に設けられた隔壁17、現像ローラ15、第1の攪拌搬送スクリュー18、及び第2の攪拌搬送スクリュー19を備えている。第1及び第2の攪拌搬送スクリュー18及び19は、特には図示しないが、スクリュー軸と、このスクリュー軸と一体に構成されて回転するフィンから成る。
この現像器14には、トナー供給部4の詳しくは後述するリザーブタンクから、同図にはM、C、Y、Kで示すようにマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のいずれかのトナーが供給される。
転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右方向に扁平なループ状になって延在する無端状の上述した転写ベルト8と、この転写ベルト8を掛け渡されて転写ベルト8を図の矢印pで示す反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ21と従動ローラ22を備えている。
上記の転写ベルト8は、下方を循環移動するベルト表面に、ユニットと一体に組み込まれて転写ベルト8を介して感光体ドラム10に圧接する一次転写ローラ20によりトナー像を直接転写(一次転写)されて、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への二次転写部23まで搬送する。
この転写ベルトユニット3には、駆動ローラ21に掛け渡されている表面に当接するクリーニングブレードを備えたベルトクリーナ24が配置されている。ベルトクリーナ24の下方には廃トナー回収容器25が着脱自在に配置されている。
ベルトクリーナ24は、クリーニングブレードが転写ベルト8の表面に当接して廃トナーを擦り取って除去し、その廃トナーを搬送スクリューにより下方の廃トナー回収容器25に送り込んでいる。
トナー供給部4は、転写ベルト8の上部走行部の上方に配置されている4個のリザーブタンク26(26m、26c、26y、26k)と、これらのリザーブタンク26の上にそれぞれ着脱自在に配置されたトナー補充用のトナーカートリッジ27(27m、27c、27y、27k)で構成される。
4個のトナーカートリッジ27m、27c、27y、27kは、それぞれマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナーを収容し、4個のリザーブタンク26(26m、26c、26y、26k)は、それぞれ上に装着されているトナーカートリッジ27からトナーを補充される。
これら4個のリザーブタンク26は、図1では転写ベルトユニット3の向う側に隠れて見えないが、それぞれトナー供給路により対応する現像装置9の現像器14と連結されている。
このトナー供給部4は、特には図示しないが、図1に示す印刷実行時位置から、それより上方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。
このトナー供給部4の左方には、ベルトクリーナ24の左方から駆動ローラ21の上方にかけて2つの電装部30が配設されている。電装部30には、詳しくは後述する複数の電子部品からなる制御装置が搭載された回路基盤を備えている。
給紙部5は、上下2段に配置された2個の給紙カセット29(29a、29b)を備えている。2個の給紙カセット29の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ31、給送ローラ32、捌きローラ33、および後に詳述する待機搬送駆動ローラ34aと待機搬送従動ローラ34bとからなる待機搬送ローラ対34が配置されている。
待機搬送ローラ対34の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、転写ベルト8を介して従動ローラ22に圧接する二次転写ローラ35が配設されて、前述した用紙への二次転写部23を形成している。
この二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着ユニット6が配置されている。ベルト式熱定着ユニット6の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着ユニット6から搬出する搬出ローラ対36、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー37に排紙する排紙ローラ対38が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット7は、外面(図の右方外側面)がプリンタ装置1の内部を側面から外部に開放又は遮蔽する開閉部材を兼ねている。
この両面印刷用搬送ユニット7は、排紙ローラ対38の直前から図の右横方向に分岐する開始返送路39a、それから下方に曲がる中間返送路39b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路39cから成る返送路39を備えている。
また、返送路39の途中には、5組の返送ローラ対41(41a、41b、41c、41d、41e)が配置されている。上記終端返送路41eの出口は、給紙部5の下方の給紙カセット29bに対応する待機搬送ローラ対34への搬送路に合流している。
図2は、上記のプリンタ装置1の外観斜視図である。図2に示すように、プリンタ装置1は、前方に前扉42を備え、前扉42の下方つまりプリンタ装置1の前面底部には、給紙カセット29aの前面が外部に露出している。
給紙カセット29aの前面には、握り型の取っ手43が設けられている。この取っ手43の握り手の上下に形成されている空間部の上空間部44の奥に指を差し込んで、上記の前扉42を手前に引くことによって前扉42を開くことができる。
また、プリンタ装置1の右側面には開閉部材を兼ねる図1に示した両面印刷用搬送ユニット7の外面部が配置されている。この外面部には上方に取っ手45が設けられている。そして、プリンタ装置1の上面には中央部に前述した排紙トレー37が形成され、手前に操作パネル部46が形成されている。
図3は上記構成のプリンタ装置1において、上記待機搬送ローラ対34及び二次転写ローラ35周辺の構成を詳しく説明する図である。また、図4は、待機搬送ローラ対34のユニットRUを取り出して示す斜視図、図5(a)は、本発明の待機搬送ローラ対に被印字シートの先端が突入する寸前を示す関係図、図5(b)は、本発明の待機搬送ローラ対に被印字シートの先端が突入した瞬間の状態を示す関係図である。
図4および図5(a),(b)に示すように、待機搬送ローラ対34は、ユニットフレーム34cに軸支された待機搬送駆動ローラ34aと、これにバネ34dで付勢され圧接された待機搬送従動ローラ34bを備え、これら両ローラが圧接するニップ部に用紙Pを案内するガイド部材34eがユニットフレーム34cに一体的に形成されている。
そして、本発明では、待機搬送駆動ローラ34aの一端の同軸上に角度センサ50が配設されている。
また、図3に示すように、待機搬送ローラ対34の用紙搬送方向上流には給送ローラ32から搬送される用紙の先端を検知する待機センサ40aが配設されている。
また、待機搬送ローラ対34の駆動は待機搬送駆動ローラ34aと接続する待機モータ68によって行われ、二次転写ローラ35には転写ベルト8が当接し、二次転写部23を構成している。
上記、待機搬送ローラ対34、角度センサ50、待機モータ68、待機センサ40a、給送ローラ32、不図示の駆動制御手段により本発明のシート待機装置が構成される。
このようなシート待機装置において、待機中の待機搬送ローラ対34に向けて用紙Pが搬送されてくると、図5(a)に示すように用紙Pが斜行されて待機搬送ローラ対34のニップ部へ突入される場合もあるが、図5(b)に示すように、上流での搬送力(本例の場合、給送ローラ32による搬送力)により用紙Pが押し込まれて撓み、用紙先端が揃えられる。
図6は、上記構成のプリンタ装置1の内部回路を説明するブロック図である。同図に示すようにプリンタ装置1は、CPU(central processing unit)55を中心にして、このCPU55に、それぞれデータバスを介してインターフェイスコントローラ(I/F_CONT)56及びヘッドコントローラ(HEAD_CONT)57が接続されている。HEAD_CONT57にはプリンタ印字部58が接続されている。
また、CPU55には、ROM(read only memory)59、EEPROM(electrically erasable programmable ROM)61、本体操作部の操作パネル46、各部に配置されたセンサからの出力および上述の角度センサ50からの出力が入力されるセンサ部63が接続されている。このセンサ部63には上記待機センサ40aが用紙先端を検出した際の検出信号も入力する。
ROM59には、システムプログラムが記憶され、CPU55は、このシステムプログラムに従って各部を制御して処理を行う。
すなわち、各部において、先ず、I/F_CONT56は、例えばパーソナルコンピュータ等のホスト機器から供給される印字データをビットマップデータに変換し、フレームメモリ65に展開する。フレームメモリ65は、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)毎に記憶エリアが設定されており、各色のデータが対応するエリアに展開される。
フレームメモリ65に展開されたデータはHEAD_CONT57に出力され、HEAD_CONT57からプリンタ印字部58に出力される。また、EEPROM61には後述する角度センサ50の回転角と用紙Pの搬送距離との関係情報が記憶されている。
プリンタ印字部58は、図1で示した感光体ドラム10、一次転写ローラ20等を含む不図示の回転駆動系、帯電ローラ12、光書込ヘッド13等の被駆動部を有する画像形成部、転写ベルトユニット3の上下移動や転写ベルト8の回転を駆動する不図示の駆動部を備えている。
更に、プリンタ印字部58は、ベルト式定着ユニット6のベルト駆動を行うベルト駆動部66や、待機搬送ローラ対34を駆動する待機モータ駆動部67を備えている。この待機モータ駆動部67は前述の待機モータ68を駆動する。
更に、プリンタ印字部58は、用紙取出ローラ31や給送ローラ対32等の回転駆動される各部からなる搬送機構、発熱駆動及び回転駆動されるベルト式定着ユニット6などのプロセス負荷への駆動出力を制御する。
そして、HEAD_CONT57から出力されたブラック(K)、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の各色のデータは、プリンタ印字部58からそれぞれ対応する図1に示した光書込ヘッド13に供給される。
以上の構成において、本実施形態のシート待機装置が組み込まれたプリンタ装置1の処理動作を図1、図3、及び図5も参照して説明する。
先ず、不図示のメインモータを駆動し(オンし)、感光体ドラム10や現像ローラ15等の駆動を開始し、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの印字ヘッドに印刷データを送信し、転写ベルト8に露光を行い、転写ベルト8にトナー像の一次転写を行う。その後、不図示の給紙クラッチを駆動し、用紙を機内に給紙する。機内に給紙された用紙は、用紙搬送経路を通って前述の待機センサ40aに達する。
待機センサ40aは、用紙搬送経路を通って上昇する上記用紙の先端を所定のタイミングで検出する。この検出により、待機センサ40aから用紙先端検出信号が前述のセンサ部63を介してCPU55に送信され、CPU55の制御によって、用紙の先端が待機搬送ローラ対34に当接する予め設定された時間経過後、給送ローラ対32等による用紙の搬送を停止する。
図7(a)は、待機搬送ローラ対34に用紙Pの先端が突入した瞬間の状態を示す断面図である。用紙Pの先端が突入すると用紙Pが撓んだ後、給送ローラ対32等による用紙の搬送が停止するが、この際、用紙の種類、とりわけ厚紙のような腰の強い用紙によっては、ニップ部に突入した用紙が待機搬送ローラ対34を押し込んでニップ部を通り過ぎてしまう。
図7(b)は、用紙Pの先端PFがニップ部に突入して待機搬送ローラ対34を押し込み、回転させる状態を説明する断面図である。このように、用紙Pの種類によっては本来待機搬送ローラ対34のニップ位置で停止するはずの用紙が下流側に微妙に過搬送されてしまう。従って、このズレを考慮しないで待機搬送ローラ対34を再回転させて二次転写部23へ用紙Pを送り出すと、印字位置ズレが生じる不具合がある。
そこで、本発明の実施形態のシート待機装置では、上述のように待機搬送駆動ローラ34aの一端の同軸上に角度センサ50が配設されている。角度センサ50は、回転角に応じた信号を出力するものであり、用紙Pで押し込まれて回転する少なくとも待機搬送駆動ローラ34aの回転角αを検知するようになっている。
この回転角αと用いる待機搬送駆動ローラ34aの直径から、待機搬送駆動ローラ34aの周面の移動量すなわち過搬送されたズレ量が計算できるので、その計算式を上述のようにEEPROM61に記憶しておき、検出された回転角αから換算される距離(ズレ量)を例えば図3に示す二次転写ローラ〜待機搬送ローラ対34のニップ部までの距離lから差し引き、待機搬送ローラ対34の再回転時のタイミング制御にフィードバックするようにしている。
すなわち、用紙Pが待機搬送ローラ対34のニップ部に当接しても待機搬送ローラ対34が全く回転しない理想的な状態での待機搬送ローラ対34の再回転タイミングに対して若干の遅れをもって再回転することにより、上記ズレ量を補正すべく待機モータ68を起動させ、用紙を二次転写部23に再給紙する。このように構成することによって、用紙Pの先端が待機搬送ローラ対34のニップから微妙に過搬送された場合でも、待機モータ68の起動タイミングを調整することによって、正確な位置に二次転写を行うことができる。
以上のように本実施形態によれば、待機ロール対により搬送を一旦停止させられた被印字シートを、像担持体上に形成された画像が下流側の画像転写部に搬送されるのと一致させて該画像転写部に再搬送するよう待機ロール対を回転駆動制御するに当たり、待機時に被印字シートの当接力に基づいて少なくとも一方の待機ロールが回転させられた回転角を角度センサにより検出し、検出された回転角に対応した搬送距離を考慮したタイミングで待機ロール対を回転起動するようにしたので、被印字シートを下流側へ正確に搬送でき、下流側の画像転写部における先端位置合わせを高精度に制御できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲とが含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
回転駆動手段と、
該回転駆動手段からの駆動力を受けない状態で上流から搬送されてくる被印字シートの先端が当接した際に該被印字シートの搬送を一旦停止させ、前記回転駆動手段から駆動力を受けると回転して前記被印字シートを下流側へ搬送可能な待機ロール対と、
前記被印字シートの当接力に基づいて前記待機ロール対の少なくとも一方の待機ロールが回転させられる回転角を検出する回転角検出手段と、
を備えることを特徴とするシート待機装置。
(付記2)
前記待機ロール対により搬送を一旦停止させられた前記被印字シートを、像担持体上に形成された画像が画像転写部に搬送されるのと一致させて前記画像転写部に搬送するよう、前記待機ロール対を前記回転角検出手段により検出された回転角に対応した搬送距離を考慮したタイミングで回転起動すべく前記回転駆動手段を制御する回転駆動制御手段と、
を備えることを特徴とする付記1に記載のシート待機装置。
(付記3)
前記像担持体は感光体、または転写ベルトであることを特徴とする付記2に記載のシート待機装置。
1 プリンタ装置
2 画像形成部
3 転写ベルトユニット
4 トナー供給部
5 給紙部
6 ベルト式定着ユニット
7 両面印刷用搬送ユニット
8 転写ベルト
8a 下部走行部表面
9(9m、9c、9y、9k) 現像装置
10 感光体ドラム
11 クリーナ
12 帯電ローラ
13 光書込ヘッド
14 現像器
15 現像ローラ
16 筐体
17 隔壁
15 現像ローラ
18 第1の攪拌搬送スクリュー
19 第2の攪拌搬送スクリュー
20 一次転写ローラ
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
23 二次転写部
24 ベルトクリーナ
25 廃トナー回収容器
26(26m、26c、26y、26k) リザーブタンク
27(27m、27c、27y、27k) トナーカートリッジ
29(29a、29b) 給紙カセット
30 電装部
31 用紙取出ローラ
32 給送ローラ
33 捌きローラ
34 待機搬送ローラ対
34a 待機搬送駆動ローラ
34b 待機搬送従動ローラ
34c ユニットフレーム
35 二次転写ローラ
36 搬出ローラ対
37 排紙トレー
38 排紙ローラ対
39 返送路
39a 開始返送路
39b 中間返送路
39c 終端返送路
40a 待機センサ
41(41a、41b、41c、41d、41e) 返送ローラ対
42 前扉
43 取っ手
44 上空間部
45 取っ手
46 操作パネル
50 角度センサ
55 CPU(central processing unit)
56 インターフェイスコントローラ(I/F_CONT)
57 プリンタコントローラ(PR_CONT)
58 プリンタ印字部
59 ROM(read only memory)
61 EEPROM(electrically erasable programmable ROM)
63 センサ部
65 フレームメモリ
66 ベルト駆動部
67 待機モータ駆動部
70 給紙カセット
71 給紙ローラ
72 待機モータ
73 センサ
74 待機搬送ローラ対
75 センサ
76 感光体ドラム
77 転写器
78 熱定着器
80 給紙カセット
81 給紙ローラ
82 待機モータ
83 センサ
84 待機搬送ローラ対
85 センサ
86 搬送ベルト
87M、87C、87Y、87K 印字ヘッド
88 熱定着器
90 二次転写部
91 中間転写ベルト91
92 二次転写ローラ
93 待機搬送ローラ対
94 搬送ローラ対
95 待機センサ
96 待機クラッチ
97 先端検出センサ
98 後端検出センサ
RU ユニット

Claims (3)

  1. 回転駆動手段と、
    該回転駆動手段からの駆動力を受けない状態で上流から搬送されてくる被印字シートの先端が当接した際に該被印字シートの搬送を一旦停止させ、前記回転駆動手段から駆動力を受けると回転して前記被印字シートを下流側へ搬送可能な待機ロール対と、
    前記被印字シートの当接力に基づいて前記待機ロール対の少なくとも一方の待機ロールが回転させられる回転角を検出する回転角検出手段と、
    を備えることを特徴とするシート待機装置。
  2. 前記待機ロール対により搬送を一旦停止させられた前記被印字シートを、像担持体上に形成された画像が画像転写部に搬送されるのと一致させて前記画像転写部に搬送するよう、前記待機ロール対を前記回転角検出手段により検出された回転角に対応した搬送距離を考慮したタイミングで回転起動すべく前記回転駆動手段を制御する回転駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のシート待機装置。
  3. 前記像担持体は感光体、または転写ベルトであることを特徴とする請求項2記載のシート待機装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018105995A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2018127327A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 株式会社リコー 搬送装置および画像形成装置

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