JP2010064842A - 画像形成装置 - Google Patents

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Masahiro Nishihata
雅博 西畑
Kazumi Yatabe
一美 谷田部
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Abstract

【課題】装置内部における被記録媒体の引っ掛かりを未然に防止する。
【解決手段】搬送方向についての後端部が前方に向けて折り曲げられた部分を有する被記録媒体Pを給送する給紙部3と、給紙部3から搬送された被記録媒体Pに画像を形成する画像形成部4と、画像形成部4の上流側に配置され、給紙部3から搬送された被記録媒体Pの厚さを順次検出し、これに基づく厚み検出信号を出力する厚み検出部12と、厚み検出部12において単位時間当たりの厚みの増加量が所定以上となる厚み検出信号が検出された場合に、被記録媒体Pの搬送を停止する制御を行う制御部13とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、被記録媒体に画像を形成する画像形成装置に係り、特に画像形成時に装置内部で起こる被記録媒体の引っ掛かりを未然に防止できる画像形成装置に関するものである。
従来より、インクジェットプリンタ、孔版印刷装置、電子写真複写機などの画像形成装置では、被記録媒体(各種印刷用紙や転写材などを含む)を搬送部で所定方向に搬送しながら、記録材料(インクやトナー)を被記録媒体に付着させて画像形成を行っている。そして、この種の画像形成装置では、使用する被記録媒体の厚みによって印刷や搬送に係る制御が異なるため、被記録媒体の厚さを検出し、この検出結果に基づいて各種制御を行っている。
なお、上記のような被記録媒体の厚さを検出する画像形成装置としては、例えば下記特許文献1に開示されるものが公知である。
図10は、下記特許文献1に開示される画像形成装置の概略構成図である。図示のように、下記特許文献1の画像形成装置は、下方から給紙された用紙を略90度搬送方向を転換させて画像形成部101に対向させて搬送するための駆動ローラである搬送ローラ102と、テンションローラである従動ローラ103間に架け渡した無端状の搬送ベルト104と、保持部材に回転自在に保持されて、用紙を搬送ローラ102に対向する位置で搬送ベルト104に押し付ける加圧コロ105及び記録ヘッド106の手前で用紙を搬送ベルト104に押し付ける先端加圧コロ107と、画像形成部101によって画像が形成された用紙の上面側を押えるガイド板(上方規制ガイド板)108と、不図示の開閉ガイド板ソレノイドによって揺動してレジストローラ109から用紙を副走査搬送部110に送り出すときに用紙を案内する開閉ガイド板111を備えている。
また、印刷制御に係る各種情報を取得するための手段として、用紙を検知するために、レジストローラ109の上流側には搬送レジストセンサ201を、搬送ローラ102と加圧コロ105との手前側には印字部入口センサ202を、先端加圧コロ107の下流側(画像形成部2の入口)には画像書き出し位置をレジストするための画像レジストセンサ203を、画像形成部101の出口側には印字部出口センサ204をそれぞれ配置している。さらに、上述したようにレジストローラ109の近傍下流側には厚さ検知センサ205を配置し、1枚手差し給紙トレイ112上に用紙がセットされたことを検知するための手差し紙有無センサ206を配置している。
そして、レジストローラ109の近傍に設けた厚さ検知センサ205によって給送されるシート状部材の厚さを検知してシート状部材の厚さの変化を検出することによって、給送されるシート状部材が封筒であるか否か、封筒であるときにフラップが開いているか閉じているかを検出することで、ギャップ調整、印字モード変更、印字部前一時停止、印字開始位置変移、搬送エラー検知変更、フラップに対する印字規制、排紙搬送路の変更などの封筒及びフラップの状態に応じた制御を行っている。
特開2007−152644号公報
ところで、印刷対象となる被記録媒体として、一般的な印刷用紙や転写材の他に、内容物として例えば飼料、穀物、セメント、化学薬品などを充填するクラフト紙袋や各種包装用袋など、画像形成時に搬送する際に搬送方向についての後端部が前方に向けて折り曲げられた部分を有するものを使用することがある。
しかしながら、上記形状を有する被記録媒体に印刷を行う場合、図11に示すように搬送方向についての後端部が前方に向けて折り曲げられた部分を表面側にした状態で搬送すると、印刷後に折り曲げ部分が装置内部における図中A部分で引っ掛かりが起こるという問題があった。よって、引っ掛かりが生じた場合は、その都度引っ掛かった被記録媒体を取り出す手間が掛かり、また引っ掛かることにより装置内における故障の原因となっていた。
そこで、特許文献1に開示されるような画像形成装置を用い、被記録媒体の厚みを検出し、所定の厚み以上の場合に印刷を停止する制御を行うことで装置内部における引っ掛かりを防止することが可能となるが、特許文献1の画像形成装置では、搬送する被記録媒体の厚さの検出のみを行っているため、装置内部で引っ掛かりが生じない場合であっても検出結果が所定の厚みに達したときは全てNGと判別して印刷動作を停止してしまい、作業効率が悪くなるという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、被記録媒体の単位時間の厚みの変化量を検出して画像形成時における装置内部での被記録媒体の引っ掛かりを未然に防止することのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、搬送方向についての後端部が前方に向けて折り曲げられた部分を有する被記録媒体を給送する給紙部と、
該給紙部から搬送された前記被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
該画像形成部の上流側に配置され、前記給紙部から搬送された前記被記録媒体の厚さを順次検出し、これに基づく厚み検出信号を出力する厚み検出部と、
該厚み検出部において単位時間当たりの厚みの増加量が所定以上となる厚み検出信号が検出された場合に、前記被記録媒体の搬送を停止する制御を行う制御部と、
を備えたことを特徴としている。
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記厚み検出部は、前記制御部から前記被記録媒体の種類に応じた検出タイミング信号を入力すると、当該信号の検出タイミングに基づき前記被記録媒体が所定時間搬送された後に厚み検出を開始することを特徴としている。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記厚み検出部で検出された前記被記録媒体の厚みに基づく厚み検出信号の単位時間当たりの増加量が所定以上増加したか否かを判別するための厚み識別用閾値を記憶し、
前記厚み検出部で検出した前記厚み検出信号の単位時間当たりの増加量が前記厚み識別用閾値を超えた場合に、前記被記録媒体の搬送を停止する制御を行うことを特徴としている。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置において、さらに、前記被記録媒体の搬送が停止したことを外部に報知するための報知部を備えたことを特徴としている。
本発明の画像形成装置によれば、搬送された被記録媒体が印刷後に装置内部で引っ掛かりが起こる状態で搬送されているか否かを印刷終了前に判別し、被記録媒体の搬送を停止する必要がある場合は、即座に被記録媒体の搬送を停止することができるため、装置内部における被記録媒体の引っ掛かりやこれによる装置の故障を未然に防止することができる。また、被記録媒体の搬送が停止したときに外部へ報知することで、ユーザは被記録媒体の搬送が停止したことを早急に把握することができる。
さらに、引っ掛かりは起きないが検出された厚みが厚み識別用閾値を超えてしまう部分を有する被記録媒体が搬送される場合は、予め被記録媒体に応じた検出タイミングを設定しておくことで、対象となる被記録媒体に最適な検出タイミングで厚み検出を行うため、搬送停止制御の誤制御を防止する効果を奏する。
以下、本実施形態を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の構成を説明するための概略構成図であり、図2〜6は被記録媒体であるクラフト紙袋の搬送向きとこの搬送によって検出されるクラフト紙袋の厚みとの関係を説明するための説明図であり、図7は同画像形成装置における制御系のシステム構成を説明するための概略ブロック図であり、図8は同画像形成装置における処理動作を説明するためのフローチャート図であり、図9は被記録媒体の一例であるクラフト紙袋を説明するための概念図である。
以下の説明では、「被記録媒体」の一例として、クラフトパルプを原料とした例えば飼料、穀物、セメント、化学薬品などを充填するクラフト紙袋を用いた例で説明する。このクラフト紙袋の形状としては、図9に示すような袋体端部の一方又は両方を六角形(又は四角形)に折って成形し、その部分を接着剤によるのりばりで閉じた底部(以下、「底ばり」と記載する)を有する袋、または底ばりした箇所に補強用の化粧紙を貼着して補強した袋、すなわち給紙部から搬送した際に搬送方向についての後端部が前方に向けて折り曲げられた部分として底ばりを有している。
[画像形成装置の構成]
まず、本例の画像形成装置の構成について、図1〜9を参照しながら説明する。
<装置の概略構成>
図1に示すように、本例の画像形成装置1である孔版印刷装置は、載置された状態でセットされた被記録媒体であるクラフト紙袋Pを給紙ローラ2によって画像形成部4へ搬送する給紙部3と、内部にインク供給手段(不図示)を有するとともに外面には製版された孔版原紙が巻装され、装置本体に着脱可能に実装されて回転駆動される円筒形状のドラムユニット4aと給紙部3から供給されたクラフト紙袋Pを回転駆動されるドラムユニット4aに押圧することにより孔版原紙5の穿孔部を通してクラフト紙袋Pにインクを転写させるプレスローラなどの印刷部4bとで構成される画像形成部4と、セットされた原稿の原稿画像をスキャナで読取る原稿読取部6と、読取った原稿画像を孔版原紙5に製版する製版部7と、製版に供される孔版原紙5を製版部7に供給できるように保持する孔版原紙ホルダ8と、印刷済のクラフト紙袋Pを排出する排紙ローラ9を備える排紙部10とで構成されている。
さらに、画像形成部4の上流側の搬送路には、印刷前にクラフト紙袋Pを当接して位置決めを行うためのレジスト板11が鉛直方向に進退するように設けられているとともに、給紙部3と画像形成部4との間には、画像形成部4へ搬送されるクラフト紙袋Pの厚みを検出するための厚み検出部12が配置されている。
厚み検出部12は、例えばフォトセンサ(反射光を受光したときの光量に基づきクラフト紙袋Pの厚みを検出)、画像センサ(撮像画像の濃淡に基づきクラフト紙袋Pの厚みを検出)などの光学式センサ、超音波センサ(反射波を受信したときの時間に基づきクラフト紙袋Pの厚みを検出)、半固定抵抗とバネによる機械式センサ(クラフト紙袋Pと接触する検出用部材が取り付けられたバネの鉛直方向への上下付勢移動による半固定抵抗の抵抗値に基づきクラフト紙袋Pの厚みを検出)など、給紙部3から搬送されるクラフト紙袋Pの厚みを検出する各種センサで構成される。
厚み検出部12は、後述する制御部13の制御により、給紙部3から搬送されるクラフト紙袋Pの厚みを順次検出し、この検出した厚みに基づく厚み検出信号を制御部13に出力している。また、厚み検出部12は、制御部13から検出タイミング信号を入力した場合は、この信号の検出タイミングに基づき、クラフト紙袋Pが所定時間搬送された後に厚み検出を開始する。
なお、厚み検出部12の配置位置としては、クラフト紙袋Pの形状上、少なくとも搬送されるクラフト紙袋Pの搬送方向における中心部分の厚みを検出できれば良いため、例えば給紙部3と画像形成部4との間における搬送路上の略中心付近などに配置することが好ましい。
ここで、厚み検出部12によるクラフト紙袋Pの厚さ検出について、図2〜6を参照しながら説明する。ここでは、クラフト紙袋Pとして図9に示した「ひだなし開口式片ばり袋」を使用(なお、本例において「縦」は搬送方向と同一方向、「横」は搬送方向に直交する方向として定義する)し、厚み検出部12を給紙部3と画像形成部4との間における搬送路上の略中心付近に配置し、横向き又は縦向きに搬送したときのクラフト紙袋Pの厚みを検出した例で説明する。
図2(a)に示すように、検出対象となるクラフト紙袋Pを横向きに載置して搬送する。このように搬送した場合、クラフト紙袋Pの横方向における中心部分の厚みが検出される。
従って、厚み検出部12のセンサ出力は、図2(b)に示すように、厚み検出部12のセンサ出力はクラフト紙袋Pの断面形状と略同等の信号出力を示し、袋体部分を検出している間は略平坦なセンサ出力となる傾向がある。
図3(a)に示すように、検出対象となるクラフト紙袋Pの底ばりが搬送方向における後端側にくるように縦向きに載置し、且つ底ばりを裏面側に折り曲げた状態で搬送する。このように搬送した場合、クラフト紙袋Pの縦方向における中心部分の厚みが検出される。
従って、厚み検出部12のセンサ出力は、図3(b)に示すように、厚み検出部12のセンサ出力はクラフト紙袋Pの断面形状と略同等の信号出力を示し、後端側にある底ばり部分を検出すると、緩やかに厚みが増すようなセンサ出力となる傾向がある。
図4(a)に示すように、検出対象となるクラフト紙袋Pの底ばりが搬送方向における前端側にくるように縦向きに載置し、且つ底ばりを裏面側に折り曲げた状態で搬送する。このように搬送した場合、クラフト紙袋Pの縦方向における中心部分の厚みが検出される。
従って、厚み検出部12のセンサ出力は、図4(b)に示すように、厚み検出部12のセンサ出力はクラフト紙袋Pの断面形状と略同等の信号出力を示し、前端側にある底ばり部分を検出した後、緩やかに厚みが減少するようなセンサ出力となる傾向がある。
図5(a)に示すように、検出対象となるクラフト紙袋Pの底ばりが搬送方向における前端側にくるように縦向きに載置し、且つ底ばりを表面側に折り曲げた状態で搬送する。このように搬送した場合、クラフト紙袋Pの縦方向における中心部分の厚みが検出される。
従って、厚み検出部12のセンサ出力は、図5(b)に示すように、厚み検出部12のセンサ出力はクラフト紙袋Pの断面形状と略同等の信号出力を示し、前端部にある底ばり部分を過ぎると急激に厚みが無くなり単位時間当たりのセンサ出力が落ちる傾向(すなわち、厚みが減少する方向へのステップ状波形)となる。
図6(a)に示すように、検出対象となるクラフト紙袋Pの底ばりが搬送方向における後端側にくるように縦向きに載置し、且つ底ばりを表面側に折り曲げた状態で搬送する。このように搬送した場合、クラフト紙袋Pの縦方向における中心部分の厚みが検出される。
従って、厚み検出部12のセンサ出力は、図6(b)に示すように、厚み検出部12のセンサ出力はクラフト紙袋Pの断面形状と略同等の信号出力を示し、後端部にある底ばり部分を検出するときに急激に厚みが増して単位時間当たりのセンサ出力が上がる傾向(すなわち、厚みが増加する方向へのステップ状波形)となる。
<装置のシステム構成>
次に、本例の画像形成装置1における各種処理動作を制御系のシステム構成について、図7を参照しながら説明する。上記した画像形成装置1は、印刷や装置駆動に関する各種制御を行う制御部13を備えている。
図7に示すように、制御部13は、記憶手段13a、判別制御手段13bを備えて構成され、画像形成装置1の駆動や印刷に関する各種制御を行っている。
記憶手段13aは、例えば磁気的、光学的記録媒体若しくはROM、RAM等の半導体メモリとで構成され、厚み検出部12で検出したクラフト紙袋Pの厚み検出信号における単位時間当たりの増加量が所定以上増加したか否かを判別するための厚み識別用閾値、操作パネルや各種設定キーで構成される設定部14や外部端末からの各種設定情報(搬送されるクラフト紙袋Pの種類や印刷枚数、印刷位置、クラフト紙袋Pの種類に応じた検出タイミングの設定内容など)の他、画像形成装置1の駆動に関する各種制御データや印刷に関する制御データなどを記憶している。
判別制御手段13bは、例えばCPUやROM、RAM等のマイクロコンピュータで構成され、厚み検出部13の駆動制御、クラフト紙袋Pを画像形成部4に搬送する際の給紙部3の各種制御、印刷時における画像形成部4の各種制御、製版原紙の製版に係る各種制御、印刷後のクラフト紙袋Pを排紙する際の排紙部11の各種制御など、画像形成装置1を構成する各部の駆動に関する処理制御を行っている。
また、判別制御手段13bは、クラフト紙袋Pが搬送された際に装置内部で引っ掛かりが生じるのを防止するため、厚み検出部12からの厚み検出信号における単位時間当たりの増加量と記憶手段13aに記憶された厚み識別用閾値とを比較する。そして、判別制御手段13bは、検出された厚み検出信号における単位時間当たりの増加量が厚み識別用閾値を超えた場合(すなわち、図6に示す状態でクラフト紙袋Pが搬送された場合)に、装置内部でクラフト紙袋Pが引っ掛かると判別し、クラフト紙袋Pの搬送を停止するための搬送停止信号を給紙部3に出力する。
さらに、判別制御手段13bは、クラフト紙袋Pが搬送停止したことを外部(ユーザ)に報知するため、例えばブザーなどの鳴動装置やLEDや液晶ディスプレイなどの表示装置で構成される報知部15に報知信号を出力している。
また、判別制御手段13bは、例えば図9に示すような搬送方向における開口部に内容物充填後に巻き込んで封緘する紙バンドが取り付けられた「紙バンド付き片底ばり袋」を被記録媒体として使用すると、装置内部での引っ掛かりが生じないにも関わらず、この紙バンドの厚み検出信号の単位時間当たりの増加量が厚み識別用閾値を超えてしまうため、被記録媒体Pの搬送を停止するという誤制御をする場合がある。
従って、このような誤制御を防止するため、ユーザが予め搬送する被記録媒体の種類や形状が把握している場合は、例えば設定部14などで搬送される被記録媒体を所定時間搬送した後に厚み検出をするような検出タイミングの設定を行い、この設定内容に基づく検出タイミング信号を厚み検出部12に出力して、厚み検出部12の検出タイミングを制御している。
なお、設定部14などで設定される検出タイミングとは、被記録媒体の種類や形状、及び搬送速度によって異なるが、少なくとも被記録媒体が厚み検出部12を最初に通過してから約1/3程搬送された時点から検出を開始するタイミングであり、予め被記録媒体を試験的に搬送することで得られる。また、同種類のクラフト紙袋Pのみを印刷する場合であれば、予め検出タイミングのデフォルト値を記憶手段12に記憶させておき、印刷時にこのデフォルト値に沿った検出タイミングでクラフト紙袋Pの厚みを検出するよう制御することも可能である。
[画像形成装置の処理動作]
次に、上述した画像形成装置1における処理動作について、図8を参照しながら説明する。ここでは、上記構成の画像形成装置1を用いてクラフト紙袋Pを図2〜6に示すように搬送したときの各制御について説明する。
図8に示すように、まず印刷したいクラフト紙袋Pを給紙部3に載置する(ST1)。そして、印刷を開始すると、給紙部3から画像形成部4へクラフト紙袋Pが搬送される(ST2)。次に、画像形成部4の上流側に配置された厚み検出部12は、給紙部3から搬送されたクラフト紙袋Pの厚みを検出し(ST3)、この検出したクラフト紙袋Pの厚みに基づく厚み検出信号の単位時間当たりの増加量が厚み識別用閾値を超えたか否かを判別する(ST4)。
このとき、検出した厚み検出信号の単位時間当たりの増加量が厚み識別用閾値を超えた場合は(ST4−Yes)、クラフト紙袋Pが装置内部で引っ掛かると判別(すなわち図6に示す状態で搬送されると判別)し、クラフト紙袋Pの搬送を停止するための搬送停止信号を給紙部3に出力する(ST5)。そして、クラフト紙袋Pの搬送が停止したことを外部に通知するため、報知部15に報知信号を出力して(ST7)、処理を終了する。
一方、検出した厚み検出信号の単位時間当たりの増加量が厚み識別用閾値を超えていない場合は(ST4−No)、クラフト紙袋Pが装置内部で引っ掛かることなく搬送されると判別(すなわち図2〜5に示す状態で搬送されると判別)し、通常の印刷動作を停止することなく、そのまま処理を終了する。
なお、上記処理動作では、ST5において搬送停止信号を出力した後、ST6にて報知信号を出力するという処置手順で説明したが、これに限定されることはなく、搬送したクラフト紙袋Pの厚みの増加量が厚み識別用閾値を超えた場合にクラフト紙袋Pの搬送を停止するとともに、外部(ユーザ)にクラフト紙袋Pの搬送が停止したことを報知できればよいため、例えば報知信号を出力した後に搬送停止信号を出力する手順であったり、各手順を同時に行うような処理内容でもよい。
このように、上述した画像形成装置1は、給紙部3から搬送された被記録媒体であるクラフト紙袋Pの厚みを検出し、この検出したクラフト紙袋Pの厚みの単位時間当たりにおける増加量と予め設定された厚み識別用閾値とを比較する。そして、検出したクラフト紙袋Pの厚みの増加量が厚み識別用閾値を超えた場合は、クラフト紙袋Pが装置内部で引っ掛かると判別し、クラフト紙袋Pの搬送を停止するための搬送停止信号を給紙部3に出力するとともに、クラフト紙袋Pの搬送が停止したことを外部に報知するための報知信号を報知部15に出力する。
これにより、搬送された被記録媒体が印刷後に引っ掛かりが起こる状態で搬送されているか否かを印刷終了前に判別し、クラフト紙袋Pの搬送を停止する必要がある場合には、即座にクラフト紙袋Pの搬送を停止させるため、装置内部における被記録媒体の引っ掛かりやこれによる装置の故障を未然に防止することができる。また、印刷が停止したときに外部へ報知することで、ユーザは印刷が停止したことを早急に把握することができる。
さらに、装置内部での引っ掛かりが生じないにも関わらず、厚み検出部12によって検出された厚みが厚み識別用閾値を超えてしまうような状態で被記録媒体が搬送される場合は、設定部14などから被記録媒体の選択設定を行うことで、搬送される被記録媒体に最適な検出タイミングで厚み検出を行うことができるため、搬送停止制御の誤制御を防止する効果を奏する。
ところで、上述した形態において、被記録媒体としてクラフト紙袋Pを使用した例で説明したが、例えば商品を梱入する各種包装用袋など、画像形成時に給紙部3から搬送する際に搬送方向についての後端部が前方に向けて折り曲げられた部分を有する記録媒体であれば、特に限定されない。
また、画像形成装置1として孔版印刷装置を用いた例で説明したが、これに限定されることはなく、例えばインクジェットプリンタ、電子写真複写機などの他の印刷タイプの画像形成装置に適用した場合であっても、上述した形態と同様の効果を奏することができる。
さらに、上記構成では、給紙部3と画像形成部4との間に厚み検出部12を配置した構成で説明したが、例えば半固定抵抗とバネによる機械式センサを応用して給紙ローラ2を厚み検出部12として兼用し、被記録媒体を搬送したときの給紙ローラ2の上下移動(又はローラの押圧力)に基づき被記録媒体の厚みを検出するという構成とすることにより、部品点数が減らせて製造コストを抑えることができる。
以上、本願発明における最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者などによりなされる他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置の構成を説明するための概略構成図である。 被記録媒体であるクラフト紙袋の搬送向きとこの搬送によって検出されるクラフト紙袋(の厚みとの関係を説明するための説明図である。 被記録媒体であるクラフト紙袋の搬送向きとこの搬送によって検出されるクラフト紙袋の厚みとの関係を説明するための説明図である。 被記録媒体であるクラフト紙袋の搬送向きとこの搬送によって検出されるクラフト紙袋の厚みとの関係を説明するための説明図である。 被記録媒体であるクラフト紙袋の搬送向きとこの搬送によって検出されるクラフト紙袋の厚みとの関係を説明するための説明図である。 被記録媒体であるクラフト紙袋の搬送向きとこの搬送によって検出されるクラフト紙袋の厚みとの関係を説明するための説明図である。 同画像形成装置における制御系のシステム構成を説明するための概略ブロック図である。 同画像形成装置における処理動作を説明するためのフローチャート図である。 被記録媒体の一例であるクラフト紙袋を説明するための概念図である。 従来の画像形成装置の構成を説明するための概略構成図である。 従来の画像形成装置において被記録媒体が装置内部で引っ掛かる場合を説明するための概念図である。
符号の説明
1…画像形成装置
2…給紙ローラ
3…給紙部
4…画像形成部(4a…ドラムユニット、4b…印刷部)
5…孔版原紙
6…原稿読取部
7…製版部
8…孔版原紙ホルダ
9…排紙ローラ
10…排紙部
11…レジスト板
12…厚み検出部
13…制御部(13a…記憶手段、13b…判別制御手段)
14…設定部
15…報知部

Claims (4)

  1. 搬送方向についての後端部が前方に向けて折り曲げられた部分を有する被記録媒体を給送する給紙部と、
    該給紙部から搬送された前記被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    該画像形成部の上流側に配置され、前記給紙部から搬送された前記被記録媒体の厚さを順次検出し、これに基づく厚み検出信号を出力する厚み検出部と、
    該厚み検出部において単位時間当たりの厚みの増加量が所定以上となる厚み検出信号が検出された場合に、前記被記録媒体の搬送を停止する制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記厚み検出部は、前記制御部から前記被記録媒体の種類に応じた検出タイミング信号を入力すると、当該信号の検出タイミングに基づき前記被記録媒体が所定時間搬送された後に厚み検出を開始することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記厚み検出部で検出された前記被記録媒体の厚みに基づく厚み検出信号の単位時間当たりの増加量が所定以上増加したか否かを判別するための厚み識別用閾値を記憶し、
    前記厚み検出部で検出した前記厚み検出信号の単位時間当たりの増加量が前記厚み識別用閾値を超えた場合に、前記被記録媒体の搬送を停止する制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. さらに、前記被記録媒体の搬送が停止したことを外部に報知するための報知部を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
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