JP2007130933A - シート給送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャリッジに搭載されたセンサを使用して、同じセンサで複数の検知(プラテン上の紙有り無し、オプションカセットの装着状態、標準カセット・オプションカセットの紙幅)を行うことを目的とする。プラテンに複数の検出用の穴を設けて、印字開始前にそれぞれの穴での反射状態を調べることで状態を判断する。
【解決手段】 紙幅によってレバーの位置は決まっており、それぞれの検知用の穴をプラテンに設ける。そして紙押さえのレバーの一部分を反射率が良いものにすることで、光の反射状態によって紙幅を検知する。ただし標準カセットとオプションカセットでは、レバーの反射部材の位置をずらすことで区別する。同様にオプションカセットの一部にも反射率の良い部材を使用し、検知用に設けたプラテンの穴の位置で反射状態を検知することで有り無しを判断する。プラテン上の紙有り無しについても別途検知用の穴を設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、シート材等の記録媒体上に画像を形成する機能を備えた、プリンタなどのシート給送装置に関するものである。
従来よりプリンタに供給された記録装置の記録用紙の状態を検知するために、各種の用紙検出機構がプリンタに組み込まれている。例えば印字用紙の紙幅を検出するために、キャリッジにセンサを搭載し種々のサイズの記録用紙に対応するそれぞれの位置に用紙検出部を設けて、用紙幅の検知を行っているものもある。(例えば特許文献1参照。)
そしてインクジェット方式に従う記録ヘッドを用いたプリンタにおいて、プラテン上の印字すべきでない領域へ不必要な印字を行い次回の印字物を汚してしまうという問題の対策のために、光学系を用いて用紙の検出を行うものがある。(例えば特許文献2参照。)以下、図13、図14により従来のプラテン検知について説明する。
特許文献1において、キャリッジにセンサを搭載し、透過部からの光の反射を利用して記録用紙幅の検知を行っている。
図13において、インクジェットプリンタ2が使用可能とする種々のサイズの記録用紙8の幅に対応するそれぞれの位置にプラテン7の長手方向に離間させて形成された複数の用紙幅検出部10,10…と、キャリッジ12に配設され、前記用紙幅検出部10,10…を検出可能とする用紙幅検出センサ17とを有する。
特許文献2において、プリンタ内部に光学センサを設け、印字時の紙有り無しと透明フィルムか否かの判別を行っている。
図14において、給紙カセット1に収納されている記録紙8の有無は図示せぬ反射型光センサによって検出される。加圧レバー28が下方に回動するのに従って、給紙ローラ22を最上部記録紙8aに圧接させ、この最上部記録紙8aを給紙カセット1から取り出して、その先端をクランパ31に挿入する。そして、反射型光センサ43によって、最上部記録紙8aの先端がクランパ31に挿入されたことを確認すると、給紙ローラ22を停止させ、持ち上げる。その後、クランパ31を閉じて、最上部記録紙8aの先端をクランプする。そして、この状態で、発光素子44aからの光が受光素子44bに到達したとき、最上部記録紙8aがOHP用シートであると判断して、印字濃度を普通紙のときよりも濃く設定する。
特開平11−208928号公報(第3頁、図2) 特開平05−124315号公報(第4頁、図1)
特許文献1に関しては確実にプラテンに印字することは無いが、プラテン自体を回転させているためインクジェットプリンタのようにプラテンを固定しキャリッジを走査させる系には適応できない。特許文献2に関してはセンサによって印字用紙の有り無しを判断し、さらに透明シートを検知することで濃度補正処理を行っている。ただしセンサは紙搬送経路の途中に存在するため、カセット有り無しや紙幅は検知できない。本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、キャリッジに搭載された1つのセンサを利用して、単にプラテン上の記録紙の検知だけでなく、プラテンに複数の検出用の透過部を設けてそれぞれの場所での光の反射状態を調べることで様々の記録用紙の検知を行うことを目的とする。
装置本体の下段にオプションカセットフィーダを装着し、前記オプションカセットフィーダに対応する給紙部でそれぞれの記録用紙を送り出し、順次上段のオプションカセットフィーダの縦断通路を通して記録部へと送り込み、その記録部で記録を行うシート記録装置において、
プラテンの主走査方向に走行させつつ、前記プラテンと記録ヘッドとの間に搬送された記録用紙に対して所望の画像の記録を行うためのキャリッジに光学検出部を有し、前記プラテンに光を透過させる透過部を複数設け、前記それぞれの透過部からの反射の具合によって前記記録装置や前記オプションカセットフィーダの状態を検知することを特徴とする。
キャリッジに搭載されたセンサによってプリンタにおいて、様々な検知(プラテン上の紙有り無し、オプションカセットの装着状態、標準カセット・オプションカセットの紙幅)を行うことができる。またプラテンに複数の検出用の穴を設けてそれぞれの穴での反射状態を調べることにより、すべての検出動作を1つのセンサでまかなえるため、各種検知のためのコストを大幅に節約できる。
(実施例1)
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
実施例1として記録装置AにA3用紙が、オプションカセットBにA4用紙が積載されているものとする。図1は本発明の代表的な実施形態であるインクジェット方式に従って記録を行う記録ヘッドを備えたプリンタの詳細な構成を示す立体斜視図である。
図1に示すように本実施形態に係る記録装置Aはインクジェット記録装置であり、装置下方には着脱可能なオプションカセットBが配置されている。オプションカセットBはシートを装置上部に配置された記録手段へ給送するものであり、本実施形態ではオプションカセットBとして上下2段のシートカセットを追加で着脱可能とし、このシートカセットに積載収納したシートSを給送するようにしている。
上段カセット1側には給送ローラ2が軸3を中心に回動可能なアーム4の回動側先端に取り付けられている。前記アーム4は付勢バネ5によって付勢されており、これによって給送ローラ2はセットされた上段カセット1の最上位シートに常時所定圧で当接している。
シート給送に関しては、給送ローラ2が図1の矢印方向へ回転すると、上段カセット1に積載された最上位のシート数枚が給送され、これがカセット先端に形成された斜面分離部1aを通過する際に摩擦力によって最上位の1枚のみが分離給送される。
分離されたシートSは搬送ガイド6にそって上方へ給送され、さらに図1の矢印方向へ回転する反転ローラ7によってUターン搬送されて搬送ローラ8とこれに付勢されたピンチローラ9からなる搬送ローラ対へ搬送される。このとき、シート先端がPEセンサ10を通過してから所定量搬送し、停止している搬送ローラ対8,9のニップ部にシート先端を突き当ててループを形成することで斜行を矯正する。
一方、下段カセット11側にも給送ローラ12が軸13を中心に回動可能なアーム14の回動側先端に取り付けられている。このアーム14も付勢バネ15によって付勢されており、給送ローラ12がセットされた下段カセット11の最上位シートに常時所定圧で当接している。さらに、下段カセット11の場合は、給送ローラ12のシート給送方向下流側(以下、単に「下流」という)、且つ反転ローラ7よりもシート給送方向上流側(以下、単に「上流」という)に補助ローラ16と、これに付勢されたピンチローラ17からなる補助ローラ対が設けられている。従って、下段カセット11からシートを給送する場合には、上段カセット1の場合と同様に給送ローラ12が図1の矢印方向へ回転することで、下段カセット11に積載された最上位のシート数枚が給送され、これがカセット先端に形成された斜面分離部11aを通過する際に最上位の1枚のみが分離給送される。そして、図1の矢印方向へ回転する補助ローラ対16,17によって上方へ搬送される。その後は上段カセット1から給送した場合と同様にして反転ローラ7から搬送ローラ対8,9へ搬送される。
前記のようにして給送されたシートSは、前記搬送ローラ対8,9で記録位置へと搬送され、記録手段18で画像が記録された後に排出ローラ19とこれにシートを押圧して従動回転する拍車20とからなる排出ローラ対によってフラッパ21へ直線的に排出され、その後でフラッパ21が回動してシートは下方に配置された排出スタッカ22へ落下排出される。
記録手段18は搬送されたシートにインク像を記録するものであり、本実施形態では記録手段として記録ヘッドからインクを吐出して記録するシリアル型のインクジェット記録方式を用いている。すなわち、記録ヘッド18aがキャリッジ18bに搭載され、このキャリッジ18bがレール18cに沿ってシート搬出方向と直交する方向へ往復移動可能に構成されており、このキャリッジ18bの移動と同期して記録ヘッドからインクを吐出することでシートSにインク像を形成する。従って、記録ヘッド18aは微細な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を設けている。
このようなエネルギーを発生するエネルギー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法がある。その中でも熱エネルギーによって液体を吐出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列することができるために高解像度の記録をすることが可能である。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、高密度実装化も容易で製造コストも安易なことから有利である。
なお、本実施形態ではインクの吐出形態として、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してインクに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口から吐出して記録を行うように構成されている。また、シートSの両面に画像を記録する場合には、上記のようにして片面に記録されて排出スタッカ22に積載されたシート端部を整合する壁部材23を退避させるとともに、アーム4を図1の半時計回り方向へ回転させて給紙ローラ2を排出スタッカ22に積載されているシートに当接させる。この状態で上段カセット1から給送する場合と同様にしてシートを記録手段へ給送して、シート裏面側に記録を行った後排出する。
次に本実施例における電気的な接続について図を参照して説明する。
図2において、記録装置Aには記録制御部48とヘッド部38が存在する。そしてホストコンピュータ30は記録装置AとUSB等のインターフェースにて接続されたホストであり、記録装置Aに対して印字データを送信する。ASIC32は記録装置Aのデータ処理やアクチュエータを駆動するためのICである。ASIC32に内蔵されるI/F回路31はホスト30から送信されたデータを受信するためのインターフェース回路であり、受信データをRAM35に格納する。プリンタプロセッサ36は装置全体を制御するためのCPUであり、RAM35に格納されたデータを処理してASIC32にデータをヘッド部38に転送するように命令を出す。RAM35は所要の作業領域を提供するためにも存在し、またROM37には前記プリンタプロセッサ36が動作するためのプログラムや、ヘッド駆動、モータ駆動等の制御テーブル、そしてプラテン上の記録紙Pの有り/無し判断の基準値、があらかじめ格納されている。エンコーダ制御部46はキャリッジ位置検出素子であるエンコーダセンサ40の出力によりキャリッジの位置を検出するエンコーダ回路である。ヘッド駆動部47は記録ヘッド43を駆動するための駆動回路であり、ヘッド部38は記録制御部48から送られてきたデータを更に内部のヘッドドライバ41に転送する。ヘッドドライバ41が転送されてきたデータを記録ヘッド18aに送信し、そして記録ヘッド18aがデータに応じてインク滴の吐出をすることで印字動作は行われる。前述したフォトセンサ8からの出力は、ヘッド部の増幅回路39によって信号増幅されて記録制御部48のA/D変換器33に送られる。A/D変換器33はアナログ信号であるセンサ信号をデジタル信号に変換する。プリンタプロセッサ36は変換されたデジタル信号を読み取り、ROM37に格納される基準値と比較することで、プラテン上に記録紙Pがあるかどうかを判断する。プラテン上のモータ・センサ制御部34はキャリッジモータ44、LFモータ45そしてカセットモータ63を駆動するための駆動回路である。
電源50は記録ヘッド43や各モータなどの各電源電圧を供給している。カセットモータ63を動作させるための電力は、電源50から電源制御部59を通じてオプションカセット54に供給される。電源制御部59はプリンタプロセッサ36によって制御される。カセットモータ63のための信号はすべてコネクタを通じて配線されている。コネクタ60-aは、記録装置Aの本体側のコネクタであり、60-bはオプションカセットBに備え付けられたコネクタである。
次に記録用紙Pを積載するためのカセットについて説明する。図6は上段カセット87にA3用紙83を積載したときの上視図である。上段カセット1は記録装置Aに備え付けられたカセットである。A3用紙83を上段カセット83の右上に突き当て、上段紙レバー85と上段紙ガイド87で押さえることでA3用紙83の積載位置を固定する。上段紙レバー85は左右に、上段紙ガイド87は上下に移動可能となっており使用する紙サイズによって位置を変えることで適切に紙押さえの役割を果たしている。図16は上段紙レバー85の斜視図である。上段紙レバー85の上部左端には高反射部材81が付加されている。高反射部材81は高い反射率を有しており反射時の光の減衰は少ないものとする。上段紙レバー85の上部で高反射部材81が存在しない部分は透明な部材を使用しており、高い透過率を有しているため光の減衰は少ないものとする。図15は下段カセット11にA4用紙84を積載したときの上視図である。下段カセット11は、オプションカセットBに備え付けられたカセットである。A4用紙84を下段カセット11の右上に突き当て、下段紙レバー86と下段紙ガイド88で押さえることでA4用紙84の積載位置を固定する。下段紙レバー86は左右に、上段紙ガイド88は上下に移動可能となっており使用する紙サイズによって位置を変えることで適切に紙押さえの役割を果たしている。図17は下段紙レバー86の斜視図である。下段紙レバー82の上部右端には高反射部材82が付加されている。高反射部材82は高い反射率を有しており反射時の光の減衰は少ないものとする。下段紙レバー86の上部で高反射部材82が存在しない部分は透明な部材を使用しており、高い透過率を有しているため光の減衰は少ないものとする。
以下に本発明における実際の動作について図3と図7のフローを用いて説明する。記録装置AにはA3用紙、オプションカセットBにはA4用紙が積載されている。また初期状態としてキャリッジ18bはCAP65上に存在しキャッピング状態であり、キャリッジ18bには図12のように各検知用にフォトセンサ64が備え付けられているとする。図11は透過部71においてフォトセンサ64によってオプションカセットBを検知する状態を示す図である。プラテン70にはフォトセンサ64からの光ビームを透過させるための透過部71〜76が存在する。各透過部にてフォトセンサ64が光ビームを照射し、反射状態で「オプションカセット装着状態」、「プラテン上の用紙有り無し」、「紙サイズ検知」を行う。
印字シーケンスが開始されたときに、まずS101において、オプションカセットBの検知のためにキャッピング状態であるキャリッジ18bを透過部71まで移動させる。透過部71にキャリッジ18bが到達後、フォトセンサ64から発光された光ビームが透過部71を通過し高反射部材80の位置まで到達する。オプションカセットBが存在しない場合は光ビームはほとんど反射されない。オプションカセットBが存在する場合は高反射部材80によって光ビームが反射される。高反射部材80は高い反射率を有しており反射時の光の減衰は少ないものとする。図3ではオプションカセットBが存在するため,S102においてフォトセンサ64の出力を確認する。フォトセンサ64の出力は増幅回路39によって増幅され、記録制御部48内のA/D変換器33に送られる。そして変換後のデータをプリントプロセッサ36が読み取り、予めROM37に格納されている値と比較することで装着状態を判断する。ROM37に格納されている値よりプリントプロセッサ36が読み取った値が大きい場合は、S103で"オプションカセットBが装着されている"と判断しS105の処理を行う。逆に小さい場合はS104で"オプションカセットBが装着されていない"と判断しS109の処理を行う。
S105において、オプションカセットBの紙サイズを検知するためにキャリッジ18bを透過部73に移動させる。そしてS106でフォトセンサ64の出力を確認する。出力確認はS102と同様に増幅されたフォトセンサ64の出力をプリントプロセッサ36が読み取ることで行われる。このときのプラテン70とフォトセンサ64、下段紙レバー86の斜視図を図9に示す。このときフォトセンサ64からの光ビームが高反射部材82によって反射されるため、S106におけるフォトセンサ64の出力は高出力となりS107で"オプションカセットBの用紙はA4である"と判断される。フォトセンサ64の出力が低出力の場合はS108で"オプションカセットBの用紙はA4ではない"と判断される。そしてS109にてキャリッジ18bを透過部74の位置に移動させ、S110でフォトセンサ64の出力信号を確認する。このときフォトセンサ64からの光ビームは、図9に示すように高反射部材が無い部分に照射されるため、反射光が発生しない。よってS110におけるフォトセンサ64は低出力となりS112において"記録装置Aの用紙はA4ではない"と判断される。その後A3検知シーケンスが行われる。
図8にA3検知シーケンスのフローを示す。S201において、オプションカセットBの紙サイズを検知するためにキャリッジ18bを透過部75に移動させる。そしてS202でフォトセンサ64の出力を確認する。出力確認はS102と同様に増幅されたフォトセンサ64の出力をプリントプロセッサ36が読み取ることで行われる。このときのプラテン70とフォトセンサ64、上段紙レバー85の斜視図を図18に示す。このときフォトセンサ64からの光ビームは、図18に示すように高反射部材が無い部分に照射されるため、反射光が発生しない。よってS202におけるフォトセンサ64は低出力となりS204において"記録装置Aの用紙はA3ではない"と判断される。次にS205にてキャリッジ18bを透過部76に移動させ、S206でフォトセンサ64の出力を確認する。このとき図18のようにフォトセンサ64の光ビームは高反射部材81によって反射されるため、フォトセンサ64の出力は大きくなる。よってS207で"記録装置Aの用紙はA3である"と判断される。次にS209でエラーチェックを行う。記録装置AとオプションカセットBそれぞれにおいて、A3,A4の両方であるもしくはA3,A4どちらでもないという検知結果が得られた場合は、センサ系もしくは高反射部材に異常が発生したとしてS211でエラー処理を行う。このとき表示パネル(不図示)もしくはホストコンピュータ30を利用してユーザーに異常を通知する。S209にて異常がなかった場合は、S210で実際の印字データと検知した用紙サイズの比較をする。一致した場合は印字のために給紙シーケンスに移行する。一致しない場合はS212にて表示パネル(不図示)もしくはホストコンピュータ30を利用してユーザーに印字用紙無しを通知する。ここで一致しない場合において、印字用紙無しを通知せずに検知した用紙サイズに合わせて画像データを拡大・縮小することもできる。
次に給紙シーケンスにおいて、印字直前にプラテン70上の記録用紙Pの有り無し検知を行う。図12は透過部72においてプラテン上の記録紙Pの有り無しの検知をするための構成を示す図である。フォトセンサ64はキャリッジ18bの側面下部に備え付けられた反射型のセンサである。記録ヘッド18aによる印字動作を開始する前にフォトセンサ64はプラテン70に対して発光し反射具合によって記録紙Pの搬送状態を検知する。フォトセンサ64は発光素子と受光素子の一体型のセンサであり、発光面にはレンズを一体成形しプラテン70に向けてビーム光を投射できる。受光素子にはフォトトランジスタが用いられる。給紙シーケンスで、搬送ローラ8によって記録紙Pがプラテン70上に正常に搬送された後にキャリッジ18bを透過部72の位置まで移動させる。プラテン70上に記録用紙Pが存在するときには、フォトセンサ64からのビーム光が記録紙Pによって反射され、反射光をフォトセンサ64が取り込む。このとき反射光によりフォトセンサ64の出力は大きくなる。フォトセンサ64の出力は増幅回路39によって増幅され、記録制御部48内のA/D変換器33に送られる。そして変換後のデータをプリントプロセッサ36が読み取り、予めROM37に格納されている値と比較して大きい場合に"プラテン上に記録用紙有り"と判断される。そして印字動作を行っていく。搬送不良によりプラテン70上に記録用紙Pが存在しないときには、フォトセンサ64からのビーム光は透過部72を通過し反射は起こらないためフォトセンサ64の出力信号は低くなる。そしてプリンタプロセッサ36が予めROM37に格納されている値と比較して小さい場合に"プラテン上に記録用紙無し"と判断される。その際には記録用紙Pが正常に搬送されなかったと判断して、表示パネル(不図示)もしくはホストコンピュータ30を利用してユーザーに給紙不良を通知する。
(実施例2)
実施例2として、図4のように記録装置AにA4用紙が積載され、オプションカセットBは存在しないものとする。図7、図8のフローを用いて以下に動作を説明する。プリンタの詳細な構成と電気的な接続は実施例1と同等である。
印字シーケンスが開始されたときに、まず図7のS101において、オプションカセットBの検知のためにキャッピング状態であるキャリッジ18bを透過部71まで移動させる。透過部71にキャリッジ18bが到達後、フォトセンサ64から発光された光ビームが透過部71を通過し高反射部材80の位置まで到達する。オプションカセットBが存在しないため光ビームはほとんど反射されない。よってS104で"オプションカセットBが装着されていない"と判断する。そしてオプションカセットBが存在しないためS105の処理はスルーしてS109の処理を行う。S109にてキャリッジ18bを透過部74の位置に移動させ、S110でフォトセンサ64の出力信号を確認する。このときフォトセンサ64からの光ビームは高反射部材81によって反射されるため、S111にて"記録装置Aの用紙はA4である"と判断される。その後A3検知シーケンスが行われる。
図8のS201において、オプションカセットBが存在しないためスルーしてS205の処理を行う。キャリッジ18bを透過部76に移動させ、S206でフォトセンサ64の出力を確認する。このときフォトセンサ64の光ビームは反射されないため、フォトセンサ64の出力は小さい。よってS207で"記録装置Aの用紙はA3ではない"と判断される。記録装置Aの用紙はA4であると確定しているため、S209では正常と判断される。そしてS210で実際の印字データと検知した用紙サイズの比較をして一致した場合は印字のために給紙シーケンスに移行する。次に行う給紙シーケンスにおいては、実施例1と同様である。
(実施例3)
実施例3として、図5のように記録装置AとオプションカセットB共にA4用紙が積載されているものとする。図7、図8のフローを用いて以下に動作を説明する。プリンタの詳細な構成と電気的な接続は実施例1と同等である。まず図7のS101において、オプションカセットBの検知のためにキャッピング状態であるキャリッジ18bを透過部71まで移動させる。オプションカセットBが存在するため高反射部材80によって光ビームが反射され、S102においてフォトセンサ64の出力は大きくなる。よってS103で"オプションカセットBが装着されている"と判断しS105の処理を行う。S105において、オプションカセットBの紙サイズを検知するためにキャリッジ18bを透過部73に移動させる。そしてS106でフォトセンサ64の出力を確認する。このときのプラテン70とフォトセンサ64、上段紙レバー85、下段紙レバー86の斜視図を図10に示す。このときフォトセンサ64からの光ビームが上段紙レバー85を通過後に高反射部材82によって反射されるため、S106におけるフォトセンサ64の出力は高出力となりS107で"オプションカセットBの用紙はA4である"と判断される。そしてS109にてキャリッジ18bを透過部74の位置に移動させ、S110でフォトセンサ64の出力信号を確認する。このとき図10のようにフォトセンサ64の光ビームは高反射部材81によって反射されるため、フォトセンサ64の出力は大きくなる。よってS111で"記録装置Aの用紙はA4である"と判断される。その後A3検知シーケンスが行われる。図8にA3検知シーケンスのフローを示す。S201において、オプションカセットBの紙サイズを検知するためにキャリッジ18bを透過部75に移動させる。そしてS202でフォトセンサ64の出力を確認する。このときフォトセンサ64からの光ビームは高反射部材が無い部分に照射されるため、反射光が発生しない。よってS202におけるフォトセンサ64は低出力となりS204において"記録装置Aの用紙はA3ではない"と判断される。
次にS205にてキャリッジ18bを透過部76に移動させ、S206でフォトセンサ64の出力を確認する。このときフォトセンサ64からの光ビームは高反射部材が無い部分に照射されるため、反射光が発生しない。よってS206におけるフォトセンサ64は低出力となりS208において"記録装置Aの用紙はA3ではない"と判断される。
次にS209でエラーチェックを行う。記録装置A、オプションカセットB共にA4であると確定しているため、S209では正常と判断される。そしてS210で実際の印字データと検知した用紙サイズの比較をして一致した場合は印字のために給紙シーケンスに移行する。次に行う給紙シーケンスにおいては、実施例1と同様である。
以上のようにキャリッジに搭載されたセンサによって、プラテン上の紙有り無し・オプションカセットの装着状態・記録装置の紙幅・オプションカセットの紙幅の検知を行うことができる。プラテンに複数の検出用の穴を設けてそれぞれの穴での反射状態を調べることにより、すべての検出動作を1つのセンサでまかなえるため、各種検知のためのコストを大幅に節約できる。
本発明の代表的な実施形態であるインクジェット方式に従って記録を行う記録ヘッドを備えたプリンタの詳細な構成を示す立体斜視図である。 本実施例における電気的な接続を示す図である。 記録装置AにA3用紙が、オプションカセットBにA4用紙が積載されたときの、各検知動作を示す図である。 記録装置AにA3用紙が積載され、オプションカセットBが存在しないときの、各検知動作を示す図である。 記録装置Aに、オプションカセットB 共にA4用紙が積載されたときの、各検知動作を示す図である。 図6は上段カセット87にA3用紙83を積載したときの上視図である。 オプションカセットBの装着状態とA4用紙の検知をするためのフローチャートである。 A3用紙の検知をするためのフローチャートである。 実施例1での透過部73と透過部74におけるフォトセンサ64の検知状態を示す図である。 実施例3での透過部73と透過部74におけるフォトセンサ64の検知状態を示す図である。 透過部71においてフォトセンサ64によってオプションカセットBを検知する状態を示す図である。 透過部72においてプラテン上の記録紙Pの有無を検知するための構成を示す図である。 特許文献1、特開平11−208928号公報の特徴を示す図である。 特許文献2、特開平05−124315号公報の特徴を示す図である。 下段カセット11にA4用紙84を積載したときの上視図である。 上段紙レバー86の斜視図である。 下段紙レバー86の斜視図である。 実施例1での透過部75と透過部76におけるフォトセンサ64の検知状態を示す図である。
符号の説明
A 記録装置
B オプションカセット
S シート
1 上段カセット
1a 斜面分離部
2 給送ローラ
3 軸
4 アーム
5 付勢バネ
6 搬送ガイド
7 反転ローラ
8 搬送ローラ
9 ピンチローラ
10 PEセンサ
11 下段カセット
11a 斜面分離部
12 給送ローラ
13 軸
14 アーム
15 付勢バネ
16 補助ローラ
17 ピンチローラ
18 記録手段
18a 記録ヘッド
18b キャリッジ
18c レール
19 排出ローラ
20 拍車
21 フラッパ
22 排出スタッカ
23 壁部材
30 ホストコンピュータ
31 I/F回路
32 ASIC
33 A/D変換器
34 モータ・センサ制御部
35 RAM
36 プリンタプロセッサ
37 ROM
38 ヘッド部
39 増幅回路
40 エンコーダセンサ
41 ヘッドドライバ
42 PEセンサ
43 記録ヘッド
44 キャリッジモータ
45 LFモータ
46 エンコーダ制御部
47 ヘッド制御部
48 記録制御部
50 電源
51 電源制御部
60-a 本体側コネクタ
60-b オプション側コネクタ
61 制御信号ON/OFF回路
62 モータドライバ
63 カセットモータ
64 フォトセンサ
65 CAP
70 プラテン
71 透過部1
72 透過部2
73 透過部3
74 透過部4
75 透過部5
76 透過部6
80 高反射部材A
81 高反射部材B
82 高反射部材C
83 A3用紙
84 A4用紙
85 上段紙レバー
86 下段紙レバー
87 上段紙ガイド
88 下段紙ガイド
P 記録紙

Claims (4)

  1. 装置本体の下段にオプションカセットフィーダを装着し、前記オプションカセットフィーダに対応する給紙部でそれぞれの記録用紙を送り出し、順次上段のオプションカセットフィーダの縦断通路を通して記録部へと送り込み、その記録部で記録を行うシート記録装置において、
    プラテンの主走査方向に走行させつつ、前記プラテンと記録ヘッドとの間に搬送された記録用紙に対して所望の画像の記録を行うためのキャリッジに光学検出部を有し、前記プラテンに光を透過させる透過部を複数設け、前記それぞれの透過部からの反射の具合によって前記記録装置や前記オプションカセットフィーダの状態を検知することを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記光学検出部によって印字用紙の紙幅や前記オプションカセットフィーダの有り無しを検知することを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記印字用紙を抑えるためのレバーに高い光反射率の部材を設け、前記光学検出部における検知を容易にすることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  4. 前記光学検出部によって認識された前期印字用紙の紙幅と、印字データの画像幅が異なる場合は、前記紙幅にあわせるように前記印字データの画像形成処理を調整する手段を持つことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
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