JP2023006462A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の記録に用いるべき媒体とは異なる媒体が給送されても、記録剤及び媒体が無駄になってしまうのを防ぐ。【解決手段】制御部が、ロール紙及びカット紙のいずれか一方を画像を記録する記録用紙として指定する指示を含む記録指示を受信する受付処理と、受付処理を実行した後に、ヘッドにより用紙に画像を記録することなく、搬送機構により、用紙の先端が検知位置に到達してから、予備搬送長さ以上用紙を搬送する予備搬送処理(S17)と、予備搬送処理中に行われる後端検知部による用紙の後端の検知結果に基づいて、給送ローラにより給送された用紙が、記録指示にかかる記録用紙であるか否かを判断する媒体判断処理(S18)と、を実行する。【選択図】図6

Description

本発明は、長尺のシート状媒体がロール状に巻回されたロール体及び短尺のシート状媒体を収容可能な媒体収容部を備えた画像記録装置に関する。
従来から、ロール体及び短尺のシート状媒体を収容可能な媒体収容部を備えた画像記録装置が知られている。たとえば、特許文献1には、ロール紙(ロール体)がセットされるロール紙ホルダと、複数枚の単票紙(短尺のシート状媒体)が積層状態でセットされるホッパと、給紙ローラ(給送ローラ)と、を有する記録装置(画像記録装置)が開示されている。かかる記録装置においては、ロール紙が給紙ローラにピックアップされる位置に位置しているときは、給紙ローラによりロール紙が給送される。そして、単票紙が給紙ローラにピックアップされる位置に位置しているときは、給紙ローラにより単票紙が給送される。
特開2001-97582号公報
特許文献1のような画像記録装置では、ユーザからロール体から巻き解かれたシート状媒体であるロール媒体に画像の記録を行う旨の指示がなされているにもかかわらず、給送ローラによって短尺のシート状媒体が給送されるおそれがある。逆に、ユーザから短尺のシート状媒体に画像の記録を行う旨の指示がなされているにもかかわらず、給送ローラによってロール媒体が給送されるおそれがある。このように画像の記録に用いるべき媒体とは異なる媒体が給送され、該媒体に画像が記録された場合、インクなどの記録剤及び媒体が無駄になってしまう。
本発明の目的は、画像の記録に用いるべき媒体とは異なる媒体が給送されても、記録剤及び媒体が無駄になってしまうのを防ぐことができる画像記録装置を提供することである。
本発明の画像記録装置は、長尺のシート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1部分と、前記長尺のシート状媒体よりも短尺のシート状媒体を複数積層された状態で収容可能な第2部分と、を有する媒体収容部と、前記媒体収容部から前記ロール体から巻き解かれた前記シート状媒体であるロール媒体及び前記短尺のシート状媒体のいずれか一方の媒体を給送する給送ローラと、前記給送ローラによって給送される前記媒体を搬送方向に沿って搬送する搬送機構と、前記給送ローラよりも前記搬送方向の下流側に位置しており、前記搬送機構によって搬送される前記媒体に画像を記録する記録部と、前記給送ローラと前記記録部との間の検知位置において、前記搬送機構によって搬送される前記媒体における前記搬送方向の上流側の端部である後端を検知可能な後端検知部と、制御部と、を備え、前記検知位置から、前記搬送機構による前記媒体の搬送経路において前記記録部により前記媒体に画像の記録が行われる記録位置における前記搬送方向の上流側の端部までの前記搬送経路に沿う長さが、前記短尺のシート状媒体の前記搬送方向に沿う長さよりも短い。前記制御部は、前記ロール媒体及び前記短尺のシート状媒体のいずれか一方を画像を記録する記録媒体として指定する指示を含む記録指示を受け付ける受付処理と、前記受付処理を実行した後に、前記記録部により前記媒体に画像を記録することなく、前記搬送機構により、前記媒体における前記搬送方向の下流側の端部である先端が前記検知位置に到達してから、前記短尺のシート状媒体の前記搬送方向に沿う長さ以上前記媒体を搬送する予備搬送処理と、前記給送ローラにより給送された前記媒体が、前記記録指示にかかる前記記録媒体であるか否かを判断する媒体判断処理と、を実行し、前記媒体判断処理においては、前記受付処理で前記ロール媒体を前記記録媒体として指定する前記記録指示を受け付けた場合は、前記予備搬送処理中に前記後端検知部により前記媒体の前記後端が検知されなかったときに、前記給送ローラにより給送された前記媒体が前記記録媒体であると判断し、前記予備搬送処理中に前記後端検知部により前記媒体の前記後端が検知されたときに、前記給送ローラによって給送された前記媒体が前記記録媒体とは異なると判断し、前記受付処理で前記短尺のシート状媒体を前記記録媒体として指定する前記記録指示を受け付けた場合は、前記予備搬送処理中に前記後端検知部により前記媒体の前記後端が検知されたときに、前記給送ローラにより給送された前記媒体が前記記録媒体であると判断し、前記予備搬送処理中に前記後端検知部により前記媒体の前記後端が検知されなかったときに、前記給送ローラによって給送された前記媒体が前記記録媒体とは異なると判断する。
本発明の画像記録装置によると、受付処理で受け付けた記録指示と、記録部によって媒体に画像を記録することなく実行される予備搬送処理中における後端検知部による媒体の後端の検知結果とに基づいて、給送ローラにより給送された媒体が、記録指示にかかる記録媒体であるか否かを判断することができる。したがって、画像の記録に用いるべき媒体とは異なる媒体が給送されても、記録剤及び媒体が無駄になってしまうのを防ぐことができる。
本発明の第1実施形態にかかるプリンタの内部構造を示す概略側面図であり、ロール体が収容された状態を示す。 図1に示すプリンタにカット紙が収容された状態を示す。 ロール紙検知部を示す図であって、(a)はロール体が収容されていない状態を示し、(b)はロール体が収容されている状態を示す。 用紙有無検知部を示す図であって、(a)は用紙が給送位置に位置しない状態を示し、(b)は用紙が給送位置に位置する状態を示す。 第1実施形態に係るプリンタにおいて実行される処理手順の一例を示すフローチャートの前半部分である。 第1実施形態に係るプリンタにおいて実行される処理手順の一例を示すフローチャートの後半部分である。 本発明の第2実施形態にかかるプリンタの内部構造を示す概略側面図である。
<第1実施形態>
本発明の好適な第1実施形態にかかるプリンタ100(本発明の「画像記録装置」に相当する)について、図1及び図2を参照しつつ、以下に説明する。なお、図1及び図2に示す上下方向、前後方向及び左右方向を、プリンタ100の上下方向、前後方向及び左右方向とする。
プリンタ100は、筐体100a、給送トレイ1、給送ローラ2、搬送機構3,カッター4、ヘッド5、排紙トレイ6、ロール体検知部71、用紙有無検知部72、後端検知部73、トレイ検知部74、報知部8及び制御部10を主に備えている。
給送トレイ1(本発明の「媒体収容部」に相当する)は、筐体100aの下部に着脱可能である。給送トレイ1は、筐体100a内においてヘッド5の下方に配置されている。給送トレイ1は、筐体100aの前壁に形成された開口101を介して筐体100aに対して前後方向に沿って挿抜可能である。
給送トレイ1は、底壁18と、底壁18の縁に設けられた4つの側壁19(図1及び図2においては底壁18の前方側及び後方側の縁にそれぞれ設けられた2つの側壁19のみ示す)からなる本体部1aを有している。給送トレイ1は、ロール体R及びカット紙Kpを収容可能である。給送トレイ1は、図1に示すようにロール体Rを収容可能なロール体収容部11a(本発明の「第1部分」に相当する)と、図2に示すようにカット紙Kpを複数積層された状態で収容可能なカット紙収容部11b(本発明の「第2部分」に相当する)と、を有している。
ロール体Rは、図1に示すように、円筒状の芯部材Rcの外周面に長尺の用紙(本発明の「シート状媒体」に相当する)がロール状に巻回されたものである。カット紙Kpは、ロール体Rを構成する長尺の用紙よりも短尺の用紙(本発明の「シート状媒体」に相当する)であり、例えばA4サイズやB5サイズの用紙である。以降の説明において、ロール体Rから巻き解かれたロール紙Rpとカット紙Kpとを区別しない場合には、「用紙P」と称する場合がある。
ロール体収容部11aは、ロール体Rから巻き解かれたロール紙Rpの幅方向が左右方向と一致する姿勢でロール体Rを収容する。ロール体収容部11aは、2つのローラ14、15と、ロールカバー16とを有する。2つのローラ14、15は、いずれも左右方向に延びており、前後方向に互いに離隔して配置されている。ローラ14、15は、いずれも左右方向に沿って延びる回転軸周りに回転可能である。ローラ14、15は、ロール体Rの下側部分の外周面と接触した状態で当該ロール体Rを下方から支持する。
ロールカバー16は、ロール体収容部11aに収容されたロール体Rを覆う部材である。ロールカバー16は、本体部1aから取り外し可能、又は、本体部1aに対して左右方向に沿って延びる回転軸(図示せず)を中心に回転可能に構成されている。ロールカバー16を本体部1aから取り外す、又は、本体部1aに対して回転させることで、ロール体Rの収容空間を露出させることができる。
カット紙収容部11bは、ロール体収容部11aの後方に位置している。カット紙収容部11bは、カット紙Kpの長手方向が左右方向に一致し、短手方向が前後方向に一致する姿勢でカット紙Kpを収容する。カット紙収容部11bは、複数積層された状態のカット紙Kpを下方から支持可能な支持板17を有する。支持板17は、給送トレイ1の底壁18と対向して配置されている。給送トレイ1の底壁18の後端部(図1及び図2中右端部)における左右方向の中央部には、上方に突出する凸部18aが形成されている。支持板17の後端部(図1及び図2中右端部)における左右方向の中央部には、切欠き17aが形成されている。上面視で底壁18に形成された凸部18aの上面は、切欠き17a内に位置している。
給送ローラ2は、給送トレイ1から用紙Pを給送する。給送ローラ2は、カット紙収容部11bの支持板17の上方に配置されている。給送ローラ2は、アーム2aの先端に軸支されており、給送モータ(不図示)の駆動により回転する。アーム2aは、支軸2bに回動自在に支持されている。支軸2bは、筐体100aに支持されている。アーム2aは、付勢部材(不図示)により給送ローラ2が給送トレイ1の底壁18に近づくように付勢されている。
凸部18aの上面に用紙Pがない場合は、給送ローラ2は凸部18aの上面と接触する。凸部18aの上面に用紙Pがある場合は、給送ローラ2は用紙Pと接触する。給送ローラ2が用紙Pと接触しているとき、制御部10の制御により給送モータが駆動されると、給送ローラ2が回転して、給送ローラ2と接触する用紙Pに対して前方から後方に向かう方向の搬送力が付与される。これにより、用紙Pが給送トレイ1から給送される。
給送トレイ1の後方側には、分離片35が配置されている。分離片35は、給送ローラ2によって給送トレイ1からカット紙Kpを送り出す際に重送を防ぐためのものである。分離片35は、後方側の端部が前方側の端部よりも上方に位置するように傾斜している。分離片35は、カット紙Kpの幅方向の中央部と接触し、給送ローラ2と接触するカット紙Kpとそれ以外のカット紙Kpとを分離する。給送トレイ1から送り出されて分離片35に接触した用紙Pは、斜め上方に案内される。
搬送機構3は、給送ローラ2によって給送トレイ1から給送された用紙Pが後述するヘッド5の記録位置A(図1参照)を通って排紙トレイ6まで送られるように用紙Pを搬送する。以下の説明において、給送トレイ1から排紙トレイ6に向かう搬送機構3による用紙Pの搬送方向を、単に「搬送方向」と称する。搬送機構3は、搬送方向とは反対の逆走方向(排紙トレイ6から給送トレイ1に向かう方向)にも用紙Pを搬送可能である。
搬送機構3は、中間ローラ対31、搬送ローラ対32及び排紙ローラ対33を有している。中間ローラ対31は、中間モータ(不図示)の駆動により正逆回転する駆動ローラと駆動ローラに連れ回る従動ローラとで構成されている。制御部10の制御により中間モータが駆動されると、中間ローラ対31が用紙Pを挟持しつつ回転して用紙Pを搬送する。中間ローラ対31は、給送トレイ1の後方側の端部の上方に位置している。中間ローラ対31は、給送ローラ2によって給送トレイ1から送り出されて斜め上方に向かう用紙Pを挟持しつつ搬送する。
搬送ローラ対32は、搬送モータ(不図示)の駆動により正逆回転する駆動ローラと、駆動ローラに連れ回る従動ローラとで構成されている。搬送ローラ対32は、中間ローラ対31によって搬送される用紙Pの先端が当接することで用紙Pの斜行を補正することができる。排紙ローラ対33は、排紙モータ(不図示)の駆動により正逆回転する駆動ローラと、駆動ローラに連れ回る従動ローラとで構成されている。制御部10の制御により搬送モータ及び排紙モータが駆動されると、搬送ローラ対32及び排紙ローラ対33が用紙Pを挟持しつつ回転して用紙Pを搬送する。
搬送ローラ対32はヘッド5の後方に位置しており、排紙ローラ対33はヘッド5の前方に位置している。搬送ローラ対32は、中間ローラ対31によって上方に搬送された後、ガイド(不図示)により前方に案内される用紙Pを挟持しつつ前方に搬送する。なお、搬送ローラ対32が用紙Pを挟持する前に、搬送ローラ対32を停止又は逆転させた状態で中間ローラ対31によって搬送される用紙Pの先端を搬送ローラ対32に当接させることで、用紙Pの斜行補正を行う。搬送ローラ対32は、用紙Pの斜行補正を行った後に用紙Pを挟持して搬送する。排紙ローラ対33は、搬送ローラ対32によって前方に搬送される用紙Pを挟持しつつ前方に搬送する。
カッター4は、給送トレイ1の後方側の端部と中間ローラ対31との間に位置している。カッター4は、例えば円板状の回転刃及び従動刃からなる。また、カッター4は、回転刃及び固定刃からなるものであってもよい。カッター4は、切断モータ(不図示)の駆動により回転刃が回転し、且つ、左右方向に沿って往復移動する。ロール体Rから巻き解かれて搬送されたロール紙Rpは、制御部10の制御により切断モータが駆動されることで、カッター4により幅方向に切断される。これにより、排紙トレイ6に送られるロール紙Rpに後端が形成される。
ヘッド5(本発明の「記録部」に相当)は、下面に形成された複数のノズル(不図示)とドライバIC(不図示)とを含む。ヘッド5は、給送ローラ2よりも搬送方向の下流側に位置しており、給送ローラ2によって給送トレイ1から給送されて搬送機構3によって搬送される用紙Pに画像を記録する。搬送機構3による用紙Pの搬送経路においてヘッド5の下面と対向する位置は、ヘッド5により用紙Pに画像の記録が行われる記録位置Aである。制御部10の制御によりドライバICが駆動されると、ノズルからインクが吐出され、搬送機構3によって搬送される用紙Pが記録位置Aを通過するときに、用紙Pに対して画像が記録される。なお、ヘッド5は、位置が固定された状態でノズルからインクを吐出するライン式、及び、左右方向に移動しつつノズルからインクを吐出するシリアル式のいずれでもよい。
排紙トレイ6は、筐体100aの上部の前側の側壁を構成し、筐体100aに対して開閉可能である。ヘッド5により画像が記録された用紙Pは、搬送機構3により前方に搬送されて開状態の排紙トレイ6に受容される。これにより、用紙Pがプリンタ100(筐体100aの内部)から排出される。
給送トレイ1にロール紙Rpをセットする場合には、まず筐体100aから給送トレイ1を引き抜き、ロールカバー16を操作してロール体収容部11aにおけるロール体Rの収容空間を露出させ、ローラ14、15にロール体Rを支持させる。続いて、ロール体Rから巻き解いたロール紙Rpの先端部が、給送トレイ1の底壁18と支持板17との間を通して、凸部18aの上面、又は、凸部18aよりも後方に達するまで、ロール紙Rpを後方に送る。その後、ロールカバー16でロール体Rを覆ってから給送トレイ1を筐体100aに挿入する。これにより給送トレイ1にロール紙Rpがセットされ、給送ローラ2がロール紙Rpと当接し、ロール紙Rpを給送可能な状態となる。
カット紙Kpを給送トレイ1にセットする場合には、まず筐体100aから給送トレイ1を引き抜き、カット紙収容部11bの支持板17上にカット紙Kpを複数積層された状態で載置する。その後、給送トレイ1を筐体100aに挿入する。これにより給送トレイ1にカット紙Kpがセットされ、給送ローラ2がカット紙Kpと当接し、カット紙Kpを給送可能な状態となる。なお、カット紙Kpは、短手方向が前後方向に一致する姿勢でカット紙収容部11bに収容されているので、給送ローラ2によって後方に送り出されたカット紙Kpは、搬送機構3によってその短手方向が搬送方向に沿う姿勢で搬送される。
ロール体検知部71は、給送トレイ1のロール体収容部11aにロール体Rが収容されているか否かを検知することができる。より具体的には、ロール体検知部71は、ロール体Rから巻き解かれたロール紙Rpを検知することで、ロール体Rがロール体収容部11aに収容されていること検知する。ロール体検知部71は、ロール体収容部11aのローラ15よりも下方且つ後方に設けられている。
ロール体検知部71は、図3に示すように、アクチュエータ71a及びセンサ71bを含む。アクチュエータ71aは、回転軸71a2を中心に回転可能に支持されている。回転軸71a2の軸方向は左右方向と平行である。センサ71bは、アクチュエータ71aを検知するセンサである。センサ71bは、例えば、発光素子及び受光素子(不図示)を有するフォトセンサである。アクチュエータ71aは、付勢部材(不図示)により図3中反時計回り方向に付勢されており、外力が加わっていないときは、図3(a)に示すように、ロール体収容部11aからのロール紙Rpの送出経路に位置している。このとき、アクチュエータ71aは、センサ71bの光路を遮蔽しない。
図3(a)に示すように、ロール体Rがロール体収容部11aに収容されていないときは、アクチュエータ71aに外力が加わらず、アクチュエータ71aはセンサ71bの光路を遮蔽しない位置に位置する。一方、ロール体Rがロール体収容部11aに収容され、図3(b)に示すように、ロール体Rから巻き解かれたロール紙Rpがアクチュエータ71aに接触すると、アクチュエータ71aはロール紙Rpによって下方に押される。これにより、アクチュエータ71aは回転軸71a2を中心に図3中時計回り方向に回転し、センサ71bの光路を遮蔽する。これにより、ロール体検知部71は、ロール体収容部11aにロール体Rが収容されていることを検知することができる。
用紙有無検知部72(本発明の「媒体有無検知部」に相当)は、給送ローラ2によって用紙Pを給送可能な給送位置に用紙Pが配置されているか否かを検知することができる。用紙有無検知部72は、アーム2aに取り付けられている。
用紙有無検知部72は、図4に示すように、アクチュエータ72a及びセンサ72bを含む。アクチュエータ72aは、回転軸72a2を中心に回転可能にアーム2aに支持されている。回転軸72a2の軸方向は左右方向と平行である。センサ72bは、アクチュエータ72aを検知するセンサである。センサ72bは、アーム2aに取り付けられている。センサ72bは、例えば、発光素子及び受光素子(不図示)を有するフォトセンサである。アクチュエータ72aは、付勢部材(不図示)により図4中時計回り方向に付勢されており、外力が加わっていないときは、その一端部(図4中右側端部)が給送ローラ2の下端部よりも下方に位置している。このとき、アクチュエータ72aの他端部(図4中左側端部)は、センサ72bの光路を遮蔽しない。
なお、給送トレイ1の底壁18に設けられた凸部18aの上部には、給送ローラ2の下端部よりも下方に位置するアクチュエータ72aの一端部を受け入れる窪み(不図示)が形成されている。したがって、給送ローラ2が凸部18aの上面に接触するとき、アクチュエータ72aの一端部は窪みの内部に位置し、給送ローラ2の下端部よりも下方に位置する。
用紙Pが給送ローラ2の給送位置に位置していないときは、アクチュエータ72aに外力が加わらず、図4(a)に示すように、アクチュエータ72aはセンサ72bの光路を遮蔽しない位置に位置する。一方、用紙Pが給送ローラ2の給送位置に位置しているときは、図4(b)に示すように、凸部18aの上面に位置する用紙Pがアクチュエータ72aに接触する。なお、図4(b)では、ロール体Rから巻き解かれたロール紙Rpが給送ローラ2の給送位置に位置しているときを示している。このとき、アクチュエータ72aは、その一端部が用紙Pによって上方に押されることで回転軸72a2を中心に図4中反時計回りに回転し、センサ72bの光路を遮蔽する。これにより、用紙有無検知部72は、給送ローラ2の検知位置に用紙Pが位置していることを検知することができる。
後端検知部73は、給送ローラ2とヘッド5との間の検知位置において、搬送機構3によって搬送される用紙Pにおける搬送方向の上流側の端部である後端を検知することができる。後端検知部73は、中間ローラ対31の近傍であって、中間ローラ対31よりも搬送方向の上流側、且つ、カッター4よりも搬送方向の下流側に配置されている。後端検知部73は、例えば、搬送機構3による用紙Pの搬送経路に向けて光を発する発光素子及び受光素子(不図示)を有する透過型又は反射型のフォトセンサである。後端検知部73からの出力信号の変化により、検知位置に用紙Pがあるか否かを検知することができる。すなわち、検知位置に用紙Pがある状態からない状態に変化したとき、検知位置を用紙Pの後端が通過したことを検知することができる。
なお、後端検知部73の検知位置から、ヘッド5の記録位置Aにおける搬送方向の上流側の端部(以降、単に「記録位置Aの上流側端部」と称する)までの搬送経路に沿う長さは、後述する予備搬送処理における用紙Pの搬送長さである予備搬送長さよりも短い。
トレイ検知部74は、筐体100aにおける給送トレイ1の収容空間を画定する部分に設けられている。トレイ検知部74は、例えば、給送トレイ1の収容空間に向けて光を発する発光素子及び受光素子(不図示)を有する透過型又は反射型のフォトセンサである。トレイ検知部74からの出力信号の変化により、給送トレイ1が筐体100aから取り外されたこと、及び、給送トレイ1が筐体100aに挿入されたことを検知することができる。
報知部8は、ユーザに対して情報を報知するためのものである。報知部8は、例えば、プリンタ100に設けられたディスプレイであって、ユーザに対して報知すべき情報を表示するものである。または、報知部8は、プリンタ100に設けられたスピーカーであって、ユーザに対して報知すべき情報を音声にて発するものである。
制御部10は、内部バス(不図示)を介して、給送モータ、中間モータ、搬送モータ、排紙モータ、切断モータ、ドライバIC、ロール体検知部71、用紙有無検知部72、後端検知部73、トレイ検知部74、報知部8等と接続されている。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有する。ROMには、CPUが各種制御を行うためのプログラムやデータが格納されている。RAMは、CPUがプログラムを実行する際に用いるデータを一時的に記憶する。
制御部10は、記録指示を受け付ける受付処理を実行する。記録指示は、キーボードなどの入力デバイス(不図示)を介してユーザにより入力される。受付処理においては、ユーザにより入力された記録指示を受信する。記録指示は、ロール紙Rp及びカット紙Kpのいずれか一方を画像を記録する記録用紙として指定する指示と、記録用紙に記録する画像にかかる画像データとを含む。
プリンタ100は、給送トレイ1にロール紙Rp及びカット紙Kpのいずれか一方を収容した状態で画像の記録を行うものである。制御部10は、ロール体検知部71によりロール紙Rpが収容されていないと検知し、且つ、用紙有無検知部72により給送位置に用紙Pが配置されていると検知した場合、給送トレイ1にカット紙Kpが収容されていると判断することができる。また、制御部10は、ロール体検知部71によりロール紙Rpが収容されていると検知し、且つ、用紙有無検知部72により給送位置に用紙Pが配置されていると検知した場合、給送トレイ1にロール紙Rpが収容されていると判断することができる。
しかしながら、ユーザが誤って給送トレイ1にロール紙Rp及びカット紙Kpの両方を収容した状態で画像の記録を実行する場合がある。したがって、ロール体検知部71によりロール紙Rpが収容されていると検知し、且つ、用紙有無検知部72により給送位置に用紙Pが配置されていると検知したとき、給送トレイ1にロール紙Rpのみが収容されているとは限らず、ロール紙Rp及びカット紙Kpの両方が収容されている可能性がある。
また、給送トレイ1にロール紙Rp及びカット紙Kpの両方が収容されているとき、給送ローラ2の給送位置には、ロール紙Rpの上に複数積層されたカット紙Kpが配置されることになり、給送ローラ2によりカット紙Kpが給送される。したがって、受付処理で受信した記録指示がロール紙Rpを記録用紙として指定するものであっても、給送ローラ2によってカット紙Kpが給送される。
よって、制御部10は、ロール体検知部71によりロール紙Rpが収容されていると検知され、且つ、用紙有無検知部72により給送位置に用紙Pが配置されていると検知された場合であって、受付処理でロール紙Rpを記録用紙として指定する記録指示を受信した場合に、給送ローラ2により給送された用紙Pがロール紙Rpであるか否かを判断する用紙判断処理(本発明の「媒体判断処理」に相当する)を実行する。後述するように、用紙判断処理は、予備搬送処理中に行われる後端検知部73による用紙Pの後端の検知結果に基づいて行われる。
制御部10は、ロール体検知部71によりロール紙Rpが収容されていると検知され、且つ、用紙有無検知部72により給送位置に用紙Pが配置されていると検知された場合であって、受付処理でロール紙Rpを記録用紙として指定する記録指示を受信した場合に、まず予備搬送処理を実行する。予備搬送処理においては、受付処理を実行した後に、ヘッド5により用紙Pに画像を記録することなく、搬送機構3により、用紙Pにおける搬送方向の下流側の端部である先端が後端検知部73の検知位置に到達してから、予備搬送長さ以上用紙Pを搬送する。
本実施形態においては、予備搬送長さは、カット紙収容部11bに収容可能な最大サイズのカット紙Kpの搬送方向に沿う長さである。なお、予備搬送長さは、例えば、ユーザによってかかるプリンタ100で使用するカット紙Kpに指定されたカット紙Kpの搬送方向に沿う長さであってよい。この場合、後端検知部73の検知位置から記録位置Aの上流側端部までの搬送経路に沿う長さは、プリンタ100で使用可能な最小サイズのカット紙Kpの搬送方向に沿う長さよりも短くなるように設計される。
予備搬送処理においては、搬送機構3は、検知位置とヘッド5との間で用紙Pが撓まないように用紙Pを搬送する。上述のように、検知位置から記録位置Aの上流側端部までの搬送経路に沿う長さは予備搬送長さよりも短いので、予備搬送処理により、図1に示すように、用紙Pの先端が記録位置Aにおける搬送方向の上流側の端部よりも搬送方向の下流側に位置するまで用紙Pが搬送される。
予備搬送処理は、プリンタ100の電源が投入されてから最初に受付処理を実行した後、及び、トレイ検知部74により給送トレイ1が筐体100aに挿入されたことが検知されてから最初に受付処理を実行した後に実行される。
用紙判断処理においては、予備搬送処理中に後端検知部73により用紙Pの後端が検知されなかったときに、給送ローラ2により給送された用紙Pがロール紙Rp(すなわち記録指示で指定された記録用紙)であると判断する。また、予備搬送処理中に後端検知部73により用紙Pの後端が検知されたときに、給送ローラ2によって給送された用紙Pがロール紙Rpではなくカット紙Kp(すなわち記録指示で指定された記録用紙とは異なる用紙)であると判断する。
制御部10は、受付処理でロール紙Rpを記録用紙として指定する記録指示を受け付けた場合に、受付処理で受け付けた画像データに基づいて記録領域判断処理を実行する。記録領域判断処理においては、ロール紙Rpにおいて予備搬送処理を実行することにより記録位置Aの上流側端部より搬送方向の下流側に搬送される部分に、画像が記録される記録領域が含まれているか否かを判断する。
制御部10は、用紙判断処理において、給送ローラ2によって給送された用紙Pがロール紙Rpであると判断した場合に、記録領域判断処理での判断結果に応じて用紙P(すなわちロール紙Rp)を逆走方向に搬送する逆走処理を実行する。すなわち、記録領域判断処理において、ロール紙Rpにおいて記録位置Aの上流側端部より搬送方向の下流側に搬送される部分に記録領域が含まれていると判断した場合に逆走処理を実行し、記録領域が含まれていないと判断した場合に逆走処理を実行しない。逆走処理においては、ロール紙Rpにおける記録領域が記録位置Aの上流側端部より搬送方向の上流側に位置する位置までロール紙Rpを逆走方向に搬送する。
制御部10は、受付処理でロール紙Rpを記録用紙として指定する記録指示を受け付けた場合であって、予備搬送処理中に後端検知部73により用紙Pの後端が検知されたときに、搬送機構3により用紙P(すなわち、カット紙Kp)をプリンタ100から排出する排出処理を実行する。
次に、プリンタ100が用紙Pに画像を記録するときの動作について、図5及び図6に示すフローチャートを参照しつつ説明する。まず、制御部10は、ユーザにより入力された記録指示を受信する受付処理が実行されたか否かを判断する(S1)。ステップS1の処理は、受付処理が実行されたと判断するまで繰り返し行われる。
ステップS1において受付処理が実行されたと判断した場合には(S1:YES)、制御部10は、ロール体検知部71によりロール体Rが収容されていると検知されているか否かを判断する(S2)。ロール体Rが収容されていると検知されていない場合は(S2:NO)、制御部10は、用紙有無検知部72により給送位置に用紙Pが配置されていると検知されているか否かを判断する(S3)。
給送位置に用紙Pが配置されていると検知されていない場合は(S3:NO)、制御部10は、給送トレイ1にロール体R及びカット紙Kpのいずれも収容されていないと判断する。そして、ステップS1で受信した記録指示でカット紙Kpが記録用紙として指定されているか否かを判断する(S4)。記録指示がカット紙Kpである場合は(S4:YES)、制御部10は、報知部8を制御して給送トレイ1にカット紙Kpをセットする旨をユーザに報知し(S5)、上述のステップS2に戻る。記録指示がロール紙Rpである場合は(S4:NO)、制御部10は、報知部8を制御して給送トレイ1にロール紙Rpをセットする旨をユーザに報知し(S6)、上述のステップS2に戻る。
一方、給送位置に用紙Pが配置されていると検知されている場合は(S3:YES)、制御部10は、給送トレイ1にカット紙Kpが収容されていると判断し、ステップS1で受信した記録指示でカット紙Kpが記録用紙として指定されているか否かを判断する(S7)。記録指示がカット紙Kpである場合は(S7:YES)、給送ローラ2により給送トレイ1からカット紙Kpを給送して、搬送機構3により搬送方向に搬送されるカット紙Kpに画像を記録し(S8)、処理を終了する。また、記録指示がロール紙Rpである場合は(S7:NO)、上述のステップS6に進む。
また、ステップS2において、ロール体Rが収容されていると検知されている場合は(S2:YES)、制御部10は、用紙有無検知部72により給送位置に用紙Pが配置されていると検知されているか否かを判断する(S9)。給送位置に用紙Pが配置されていると検知されていない場合は(S9:NO)、制御部10は、給送トレイ1にロール体Rが収容されているが、ロール紙Rpが正しくセットされていないと判断する。そして、ステップS1で受信した記録指示でロール紙Rpが記録用紙として指定されているか否かを判断する(S10)。
記録指示がロール紙Rpである場合は(S10:YES)、制御部10は、報知部8を制御して給送トレイ1にロール紙Rpを正しくセットする旨をユーザに報知し(S11)、上述のステップS2に戻る。。記録指示がカット紙Kpである場合は(S10:NO)、制御部10は、報知部8を制御して給送トレイ1にカット紙Kpをセットする旨をユーザに報知し(S12)、上述のステップS2に戻る。
一方、給送位置に用紙Pが配置されていると検知されている場合は(S9:YES)、制御部10は、給送トレイ1にロール体Rが収容されており、且つ、ロール紙Rpが正しくセットされていると判断する。そして、制御部10は、ステップS1で受信した記録指示でロール紙Rpが記録用紙として指定されているか否かを判断する(S13)。記録指示がカット紙Kpである場合は(S13:NO)、上述のステップS12に進む。
また、記録指示がロール紙Rpである場合は(S13:YES)、制御部10は、直近のステップS1で実行したと判断した受付処理は、プリンタ100の電源が投入された後、最初に実行した受付処理であるか否かを判断する(S14)。最初に実行した受付処理であると判断した場合には(S14:YES)、後述するステップS17に進む。一方、最初に実行した受付処理ではないと判断した場合には(S14:NO)、制御部10は、プリンタ100の電源が投入された後、トレイ検知部74により給送トレイ1の挿抜が検知されたか否かを判断する(S15)。
電源投入後に給送トレイ1の挿抜が検知されていないと判断した場合には(S15:NO)、後述するステップS22に進む。一方、電源投入後に給送トレイ1の挿抜が検知されたと判断した場合には(S15:YES)、制御部10は、直近のステップS1で実行したと判断した受付処理は、給送トレイ1が筐体100aに挿入された後、最初に実行した受付処理であるか否かを判断する(S16)。最初に実行した受付処理ではないと判断した場合には(S16:NO)、後述するステップS22に進む。また、最初に実行した受付処理であると判断した場合には(S16:YES)、制御部10は、予備搬送処理を実行する(S17)。
その後、制御部10は、用紙判断処理を実行し、給送ローラ2により給送された用紙Pがロール紙Rpであるか否かを判断する(S18)。給送された用紙Pがカット紙Kpであると判断した場合には(S18:NO)、制御部10は、搬送機構3によりカット紙Kpをプリンタ100から排出する排出処理を実行する(S19)。一方、給送された用紙Pがロール紙Rpであると判断した場合には(S18:YES)、制御部10は、ロール紙Rpにおいて予備搬送処理を実行することにより記録位置Aの上流側端部より搬送方向の下流側に搬送される部分に、記録領域が含まれているか否かを判断する記録領域判断処理を実行し、ロール紙Rpを逆走させる必要があるか否かを判断する(S20)。
ロール紙Rpを逆走させる必要があると判断した場合には(S20:YES)、制御部10は逆走処理を実行し(S21)、後述するステップS22に進む。一方、ロール紙Rpを逆走させる必要がないと判断した場合には(S20:NO)、制御部10は、搬送機構3によりロール紙Rpを搬送方向に搬送しつつロール紙Rpに画像を記録し(S22)、処理を終了する。
(第1実施形態の効果)
以上のように、第1実施形態のプリンタ100は、ロール体Rを収容可能なロール体収容部11aと、カット紙Kpを収容可能なカット紙収容部11bと、を有する給送トレイ1と、給送トレイ1からロール紙Rp及びカット紙Kpのいずれか一方の用紙Pを給送する給送ローラ2と、用紙Pを搬送する搬送機構3と、搬送機構3によって搬送される用紙Pに画像を記録するヘッド5と、給送ローラ2とヘッド5との間の検知位置において用紙Pの後端を検知可能な後端検知部73と、制御部10と、を備えている。制御部10は、ロール紙Rp及びカット紙Kpのいずれか一方を画像を記録する記録用紙として指定する指示を含む記録指示を受信する受付処理と、受付処理を実行した後に、ヘッド5により用紙Pに画像を記録することなく、搬送機構3により、用紙Pの先端が検知位置に到達してから、予備搬送長さ以上用紙Pを搬送する予備搬送処理と、予備搬送処理中に行われる後端検知部73による用紙Pの後端の検知結果に基づいて、給送ローラ2により給送された用紙Pが、記録指示にかかる記録用紙であるか否かを判断する用紙判断処理と、を実行する。
上述の構成によると、受付処理で受け付けた記録指示と、ヘッド5によって用紙Pに画像を記録することなく実行される予備搬送処理中における後端検知部73による用紙Pの後端の検知結果とに基づいて、給送ローラ2により給送された用紙Pが、記録指示にかかる記録用紙であるか否かを判断することができる。したがって、画像の記録に用いるべき用紙Pとは異なる用紙Pが給送されても、インク及び用紙Pが無駄になってしまうのを防ぐことができる。
また、上述の実施形態のプリンタ100では、制御部10は、予備搬送処理において、搬送機構3により、用紙Pの先端が検知位置に到達してから、用紙Pの先端が記録位置Aにおける上流側端部よりも搬送方向の下流側に位置するまで用紙Pを搬送する。したがって、予備搬送処理において、用紙Pの先端が記録位置Aにおける上流側端部よりも搬送方向の下流側に位置しないようにする場合に比べて、用紙Pに大きな撓みが形成されにくい。よって、用紙Pに折りしわなどが付くのを抑制することができる。
さらに、上述の実施形態のプリンタ100では、制御部10は、受付処理でロール紙Rpを記録用紙として指定する記録指示を受信した場合であって、用紙判断処理において、給送ローラ2によって給送された用紙Pが記録用紙(すなわちロール紙Rp)であると判断した場合に、用紙Pを逆走方向に搬送する逆走処理を実行する。したがって、予備搬送処理で記録位置Aにおける上流側端部よりも搬送方向の下流側まで搬送されたロール紙Rpの先端部分にも画像を記録することができる。
加えて、上述の実施形態のプリンタ100では、制御部10は、受付処理で受け付けた画像データに基づいて、用紙Pにおいて予備搬送処理を実行することにより記録位置Aにおける上流側端部より搬送方向の下流側に搬送される部分に、画像が記録される記録領域が含まれているか否かを判断する記録領域判断処理を実行する。そして、記録領域判断処理において、記録領域が含まれていると判断した場合に逆走処理を実行し、記録領域が含まれていないと判断した場合に逆走処理を実行しない。したがって、用紙Pにおいて予備搬送処理を実行することにより記録位置Aにおける上流側端部より搬送方向の下流側に搬送される部分に、記録領域が含まれていない場合にも逆走処理を実行する場合に比べて、画像記録の時間ロスの影響を少なくすることができる。
また、上述の実施形態のプリンタ100では、制御部10は、電源が投入されてから最初に受付処理を実行した後、及び、トレイ検知部74により給送トレイ1が筐体100aに挿入されたことが検知されてから最初に受付処理を実行した後に、予備搬送処理を実行する。したがって、受付処理を実行するたびに予備搬送処理を実行する場合に比べて、画像記録の時間ロスの影響を少なくすることができる。
さらに、上述の実施形態のプリンタ100では、制御部10は、受付処理でロール紙Rpを記録用紙として指定する記録指示を受信した場合であって、予備搬送処理中に後端検知部73により用紙Pの後端が検知されたときに、搬送機構3により用紙Pをプリンタ100から排出する排出処理を実行する。したがって、記録指示にかかる記録用紙がロール紙Rpであり、給送ローラ2により給送された用紙Pがカット紙Kpである場合に、該カット紙Kpに対して画像を記録することなくプリンタ100から排出することができる。
加えて、上述の実施形態のプリンタ100では、制御部10は、ロール体検知部71によりロール体Rが収容されていると検知され、且つ、用紙有無検知部72により給送位置に用紙Pが配置されていると検知された場合であって、受付処理でロール紙Rpを記録用紙として指定する記録指示を受信した場合に、予備搬送処理を実行する。ロール体検知部71によりロール体Rが収容されていると検知され、且つ、用紙有無検知部72により給送位置に用紙Pが配置されていると検知されたとき、給送トレイ1にロール体Rとカット紙Kpとの両方が収容されており、カット紙Kpが給送位置に配置されている可能性がある。したがって、このような場合であって、記録用紙としてロール紙Rpが指定された場合に、予備搬送処理を実行することで、カット紙Kpが給送されてもカット紙Kpには画像を記録することなく、インク及び用紙Pが無駄になってしまうのを防ぐことができる。
<第2実施形態>
次に、図7を参照しつつ、本発明の第2実施形態にかかるプリンタ200について説明する。本実施形態のプリンタ200は、制御部210によって実行される予備搬送処理が、第1実施形態のプリンタ100と異なっている。以下、第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
プリンタ200は、後端検知部73の検知位置とヘッド5との間に、用紙Pが撓むことを可能とする空間B(図7において一点鎖線で囲まれた空間)が設けられている。制御部210は、予備搬送処理において、搬送機構3により、用紙Pの先端が検知位置に到達してから、用紙Pの先端を、記録位置Aよりも搬送方向の上流側で停止させつつ、図7において破線で示すように空間B内で用紙Pが撓むように、用紙Pを搬送する。具体的には、搬送ローラ対32が用紙Pを挟持する前に用紙Pの斜行補正を行うために、搬送ローラ対32を停止又は逆転させた状態で中間ローラ対31によって搬送される用紙Pの先端を搬送ローラ対32に当接させるときに、空間B内で用紙Pが撓むようにする。
(第2実施形態の効果)
以上のように、第2実施形態のプリンタ200では、予備搬送処理において、用紙Pの先端を記録位置Aよりも搬送方向の上流側で停止させつつ空間B内で用紙Pが撓むように用紙Pを搬送するので、第1実施形態と同様に、画像の記録に用いるべき用紙Pとは異なる用紙Pが給送されても、インク及び用紙Pが無駄になってしまうのを防ぐことができる。
また、上述の実施形態のプリンタ200では、予備搬送処理において用紙Pの先端が記録位置Aにおける上流側端部より搬送方向の下流側に搬送されることがないので、予備搬送処理を実行した後にヘッド5により画像の記録を行う場合に、第1実施形態のように逆走処理を実行することなく、用紙Pの先端部に画像を記録することが可能である。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態においては、給送トレイ1にロール体Rが収容されているか否かを検知可能なロール体検知部71と、給送ローラ2の給送位置に用紙Pが配置されているか否かを検知可能な用紙有無検知部72と、を備えている場合について説明したが、これらロール体検知部71及び用紙有無検知部72は備えていなくてもよい。
ここで、ロール体検知部71及び用紙有無検知部72を備えていない場合の、第1実施形態のプリンタ100で行われる動作との違いについて説明する。まず、図5及び図6に示すフローチャートのステップS1において受付処理が実行されたと判断した場合に、ステップS14に進む。そして、ステップS18で行う用紙判断処理においては、給送ローラ2により給送された用紙Pが、記録指示にかかる記録用紙であるか否かを判断する。具体的には、用紙判断処理においては、受付処理でロール紙Rpを記録用紙として指定する記録指示を受け付けた場合は、予備搬送処理中に後端検知部73により用紙Pの後端が検知されなかったときに、給送ローラ2により給送された用紙Pが記録用紙(すなわちロール紙Rp)であると判断し、予備搬送処理中に後端検知部73により用紙Pの後端が検知されたときに、給送ローラ2によって給送された用紙Pが記録用紙とは異なる(すなわちカット紙Kp)と判断する。また、受付処理でカット紙Kpを記録用紙として指定する記録指示を受け付けた場合は、予備搬送処理中に後端検知部73により用紙Pの後端が検知されたときに、給送ローラ2により給送された用紙Pが記録用紙(すなわちカット紙Kp)であると判断し、予備搬送処理中に後端検知部73により用紙Pの後端が検知されなかったときに、給送ローラ2によって給送された用紙Pが記録用紙とは異なる(すなわちロール紙Rp)と判断する。
そして、用紙判断処理において給送ローラ2により給送された用紙Pが記録指示にかかる記録用紙でないと判断した場合は、給送ローラ2により給送された用紙Pがロール紙Rpであるときはロール紙Rpを巻き戻し、給送ローラ2により給送された用紙Pがカット紙Kpであるときは排出処理を実行する。用紙判断処理において給送ローラ2により給送された用紙Pが記録指示にかかる記録用紙であると判断した場合は、ステップS20の記録領域判断処理において、用紙Pにおいて予備搬送処理を実行することにより記録位置Aにおける上流側端部より搬送方向の下流側に搬送される部分に、画像が記録される記録領域が含まれているか否かを判断する。そして、記録領域判断処理において記録領域が含まれていると判断した場合には、ステップS21の逆走処理において用紙Pを逆走させる。さらに、ステップS22においては、搬送機構3により用紙Pを搬送方向に搬送しつつ用紙Pに画像を記録する。
上述のように、ロール体検知部71及び用紙有無検知部72を備えていないプリンタにおいては、給送トレイ1にロール体R及びカット紙Kpの両方が収容された状態でカット紙Kpを記録用紙に指定された場合、給送ローラ2によりカット紙Kpが給送されてカット紙Kpへの画像の記録が行われる。この場合、複数枚のカット紙Kpに連続して画像の記録を行いカット紙Kpがなくなると、続いてロール紙Rpが給送されてしまうおそれがある。したがって、カット紙収容部11bにカット紙Kpが収容されていることを検知可能なカット紙検知部を設けておき、カット紙検知部によりカット紙収容部11bに収容されているカット紙Kpがなくなったことが検知された時点で、画像の記録を中止することが好ましい。
さらに、上述の実施形態においては、筐体100aに対して挿抜可能な給送トレイ1がロール体収容部11a及びカット紙収容部11bを有している場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、ロール体収容部11a及びカット紙収容部11bは、筐体100aに対して移動しない媒体収容部に設けられていてもよい。
また、上述の実施形態においては、記録領域判断処理において、記録領域が含まれていると判断した場合に逆走処理を実行し、記録領域が含まれていないと判断した場合に逆走処理を実行しない場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、記録領域判断処理は行わず、予備搬送処理において用紙Pの先端が記録位置Aにおける上流側端部よりも搬送方向の下流側に位置するまで用紙Pを搬送した場合は、毎回逆走処理を実行するようにしてもよい。
さらに、上述の第2実施形態では、予備搬送処理において、搬送ローラ対32を停止又は逆転させた状態で中間ローラ対31によって搬送される用紙Pの先端を搬送ローラ対32に当接させ、空間B内で用紙Pが撓むように用紙Pを搬送する場合について説明したが、これには限定されない。予備搬送処理において、用紙Pの先端を停止させる位置は、搬送ローラ対32に当接する位置に限定されず、検知位置よりも搬送方向の下流側、且つ、記録位置Aよりも搬送方向の上流側であればよい。ただし、用紙Pの撓みが大きくなると用紙Pに折りしわなどが付くおそれがあるので、用紙Pの先端を停止させる位置は、記録位置Aの近傍であることが好ましい。
加えて、実施形態においては、予備搬送処理は、プリンタ100の電源が投入されてから最初に受付処理を実行した後、及び、トレイ検知部74により給送トレイ1が筐体100aに挿入されたことが検知されてから最初に受付処理を実行した後に実行される場合について説明したが、これには限定されない。予備搬送処理は、電源投入や給送トレイ1の筐体100aへの挿入のタイミングに関係なく実行してもよい。
また、上述の実施形態においては、受付処理でロール紙Rpを記録用紙として指定する記録指示を受け付けた場合であって、予備搬送処理でカット紙Kpは搬送された場合に、該カット紙Kpを排出する排出処理を実行する場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、排出処理は実行されず、ユーザが手動でカット紙Kpを取り除いてもよい。
本発明は、ロール体R及びカット紙Kpを収容可能な給送トレイ1を備えた画像記録装置全般に適用され得る。すなわち例えば、本発明は、インクジェットプリンタだけでなく、レーザで感光体を露光することにより静電潜像が形成されるレーザ式の記録部や、LEDで感光体を露光することにより静電潜像が形成されるLED式の記録部を備える電子写真プリンタに適用することもできる。また、シート状媒体は用紙に限定されず、シート状であれば布などであってもよい。
1 給送トレイ(媒体収容部)
11a ロール体収容部(第1部分)
11b カット紙収容部(第2部分)
2 給送ローラ
3 搬送機構
5 ヘッド(記録部)
10 制御部
71 ロール体検知部
72 用紙有無検知部(媒体有無検知部)
73 後端検知部
74 トレイ検知部
100a 筐体
B 空間
R ロール体
Rp ロール紙(ロール媒体)

Claims (8)

  1. 長尺のシート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1部分と、前記長尺のシート状媒体よりも短尺のシート状媒体を複数積層された状態で収容可能な第2部分と、を有する媒体収容部と、
    前記媒体収容部から前記ロール体から巻き解かれた前記シート状媒体であるロール媒体及び前記短尺のシート状媒体のいずれか一方の媒体を給送する給送ローラと、
    前記給送ローラによって給送される前記媒体を搬送方向に沿って搬送する搬送機構と、
    前記給送ローラよりも前記搬送方向の下流側に位置しており、前記搬送機構によって搬送される前記媒体に画像を記録する記録部と、
    前記給送ローラと前記記録部との間の検知位置において、前記搬送機構によって搬送される前記媒体における前記搬送方向の上流側の端部である後端を検知可能な後端検知部と、
    制御部と、を備え、
    前記検知位置から、前記搬送機構による前記媒体の搬送経路において前記記録部により前記媒体に画像の記録が行われる記録位置における前記搬送方向の上流側の端部までの前記搬送経路に沿う長さが、前記短尺のシート状媒体の前記搬送方向に沿う長さよりも短く、
    前記制御部は、
    前記ロール媒体及び前記短尺のシート状媒体のいずれか一方を画像を記録する記録媒体として指定する指示を含む記録指示を受け付ける受付処理と、
    前記受付処理を実行した後に、前記記録部により前記媒体に画像を記録することなく、前記搬送機構により、前記媒体における前記搬送方向の下流側の端部である先端が前記検知位置に到達してから、前記短尺のシート状媒体の前記搬送方向に沿う長さ以上前記媒体を搬送する予備搬送処理と、
    前記給送ローラにより給送された前記媒体が、前記記録指示にかかる前記記録媒体であるか否かを判断する媒体判断処理と、を実行し、
    前記媒体判断処理においては、
    前記受付処理で前記ロール媒体を前記記録媒体として指定する前記記録指示を受け付けた場合は、前記予備搬送処理中に前記後端検知部により前記媒体の前記後端が検知されなかったときに、前記給送ローラにより給送された前記媒体が前記記録媒体であると判断し、前記予備搬送処理中に前記後端検知部により前記媒体の前記後端が検知されたときに、前記給送ローラによって給送された前記媒体が前記記録媒体とは異なると判断し、
    前記受付処理で前記短尺のシート状媒体を前記記録媒体として指定する前記記録指示を受け付けた場合は、前記予備搬送処理中に前記後端検知部により前記媒体の前記後端が検知されたときに、前記給送ローラにより給送された前記媒体が前記記録媒体であると判断し、前記予備搬送処理中に前記後端検知部により前記媒体の前記後端が検知されなかったときに、前記給送ローラによって給送された前記媒体が前記記録媒体とは異なると判断することを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記制御部は、前記予備搬送処理において、前記搬送機構により、前記媒体の前記先端が前記検知位置に到達してから、前記媒体の前記先端が前記記録位置における前記搬送方向の上流側の端部よりも前記搬送方向の下流側に位置するまで前記媒体を搬送することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記搬送機構は、前記媒体を前記搬送方向とは反対の逆送方向に沿って搬送可能であり、
    前記制御部は、前記媒体判断処理において、前記給送ローラによって給送された前記媒体が前記記録媒体であると判断した場合に、前記媒体を前記逆走方向に搬送する逆走処理をさらに実行することを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。
  4. 前記受付処理において受け付ける前記記録指示は、前記記録媒体に記録する画像にかかる画像データを含んでおり、
    前記制御部は、
    前記受付処理で受け付けた前記画像データに基づいて、前記媒体において前記予備搬送処理を実行することにより前記記録位置における搬送方向の上流側の端部より前記搬送方向の下流側に搬送される部分に、画像が記録される記録領域が含まれているか否かを判断する記録領域判断処理をさらに実行し、
    前記記録領域判断処理において、前記記録領域が含まれていると判断した場合に前記逆走処理を実行し、前記記録領域が含まれていないと判断した場合に前記逆走処理を実行しないことを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 前記検知位置と前記記録部との間に、前記媒体が撓むことを可能とする空間が設けられており、
    前記制御部は、前記予備搬送処理において、前記搬送機構により、前記媒体の前記先端が前記検知位置に到達してから、前記媒体の前記先端を、前記記録位置よりも上流側で停止させつつ前記空間内で前記媒体が撓むように、前記媒体を搬送することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  6. 筐体を備えており、
    前記媒体収容部は、前記筐体に対して挿抜可能なトレイであり、
    前記トレイが前記筐体に挿入されたことを検知可能なトレイ検知部をさらに備えており、
    前記制御部は、前記画像記録装置の電源が投入されてから最初に前記受付処理を実行した後、及び、前記トレイ検知部により前記トレイが前記筐体に挿入されたことが検知されてから最初に前記受付処理を実行した後に、前記予備搬送処理を実行することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の画像記録送装置。
  7. 前記搬送機構は、前記媒体を前記画像記録装置から排出可能であり、
    前記制御部は、
    前記受付処理で前記ロール媒体を前記記録媒体として指定する前記記録指示を受け付けた場合であって、前記予備搬送処理中に前記後端検知部により前記媒体の前記後端が検知されたときに、前記搬送機構により前記媒体を前記画像記録装置から排出する排出処理をさらに実行することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  8. 前記媒体収容部の前記第1部分に前記ロール体が収容されているか否かを検知可能なロール体検知部と、
    前記給送ローラによって前記媒体を給送可能な給送位置に前記媒体が配置されているか否かを検知可能な媒体有無検知部と、をさらに備えており、
    前記制御部は、前記ロール体検知部により前記第1部分に前記ロール体が収容されていると検知され、且つ、前記媒体有無検知部により前記給送位置に前記媒体が配置されていると検知された場合であって、前記受付処理で前記ロール媒体を前記記録媒体として指定する前記記録指示を受け付けた場合に、前記予備搬送処理を実行することを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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