JP4387742B2 - モータ制御回路及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばレーザビームプリンタの用紙搬送系等で使用されるパルスモータを制御するためのモータ制御回路およびその回路を用いた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、給紙ユニットに複数枚格納された普通紙に代表される記録用シート媒体に対して、現像ローラなどと呼ばれる転写部材(担体)上に現像されたトナー像を転写させた後に熱定着させることによりシート媒体上に画像を形成する。このような画像形成装置について、近年ユーザの生産性向上への要求がますます高まりつつある。この生産性に対する要求については、通常その装置自体の印刷速度を速くし、かつ記録用シート媒体間の間隔をより短くしていくことにより対応している。
記録用シート媒体へ画像を転写する際には、シート媒体の転写開始位置は設計上想定された位置になければならない。そのために記録用シート媒体の搬送については、特に転写の直前の位置において高い精度が要求される。記録用シート媒体への画像の転写をする直前の位置における記録用シート媒体送出は、一般的にレジ搬送ローラ(レジローラと省略する場合もある。)の駆動制御によってコントロールされている。
レジ搬送ローラは記録用シート媒体を転写部に一定間隔で送出するために、各記録用シート媒体毎に起動と停止とを繰り返すこととなる。このときの起動のタイミングにばらつきがあると、転写部に送出される記録用シート媒体の間隔が結果的にばらつくことになる。転写部材上の潜像画像の書き出しタイミングがレジ搬送ローラの起動よりも早く行なわれるような場合、レジ搬送ローラの起動タイミングのばらつきに応じて、潜像画像の書き出しタイミングを調整することは不可能である。そのため、レジ搬送ローラの起動タイミングのばらつきは、そのまま記録用シート媒体上の画像書き出し位置のばらつきにつながり、しかもその影響は印刷速度が速ければ速いほど大きくなる。近年の電子写真画像形成装置では、潜像画像の形成はポリゴン反射を利用したレーザー走査によって行うことが多い。この方式では、レーザ走査のビーム検出信号(BD信号)が、1ライン分の潜像画像の書き出しタイミングを規定する水平同期信号となる。
一方モータの停止については、記録用シート媒体がレジ搬送ローラを抜けた後で極力早く停止し、次の記録用シート媒体の搬送開始に備えなければならない。記録用シート媒体の搬送にはローラすべり等若干の遅れが生ずるものなので、その分の遅延マージンを考慮してモータを停止させなければならない。しかしながら、記録用シート媒体の間隔が短い場合には、停止遅延マージンを大きく取ることはできず、かなりの停止精度が要求される。
従来、上述のとおり、レジ搬送ローラの駆動源モータは搬送ローラの中でも特に高精度が要求されるため、駆動精度を向上させるという観点から近年ではパルスモータが使用されることが多い。そして、レジ搬送ローラの駆動モータの起動および停止のタイミングについては、CPUタイマー等の割り込みを利用して生成していた。
先に述べたようにレジ搬送ローラの起動は本来転写部材上の潜像画像の書き出しタイミングに同期させるべきものであり、一方停止タイミングは、記録用シート媒体の搬送距離に依存し、パルスモータであればその駆動パルスに同期させて停止を行うべきである。それにもかかわらず従来はCPUタイマを用いてタイミングを生成していた。そのため、レジ搬送モータは、本来制御したい起動または変速、停止などのタイミングに対して、完全に同期したものではなく、またソフトウエア上の処理の負荷集中などに起因したタイマー処理のばらつきなども生じていたため、それが搬送モータの動作上のばらつき要因となっていた。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、高精度のモータ制御を可能ならしめるモータ制御回路、および、シート搬送のタイミングを高精度に制御できるシート搬送装置、および、シート搬送を高精度に行うことで高速かつ高品質の画像形成が可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下のような構成を有する。
)画像形成装置であって、画像情報に対応した静電画像をレーザー走査によって静電気的に担体上に記録させるための露光手段と、
水平同期信号を発生させるための水平同期信号発生手段と、
前記担体上の静電画像をトナー現像するための現像手段と、
前記担体上に形成されたトナー画像を画像記録用シート媒体上に転写させるための転写手段と、
前記転写位置まで単枚若しくは複数枚のシート媒体を搬送することが可能であり、かつ転写位置へと前記シート媒体を搬送するレジ搬送ローラをパルスモータにより駆動するシート媒体搬送手段と、
前記パルスモータを制御すモータ制御回路と、
前記シート媒体を複数枚収納することが可能なシート媒体収納手段と、
前記シート媒体収納手段に収納された前記シート媒体を単枚毎に引き出して前記シート媒体搬送手段へ送出するためのシート媒体送出手段とを備える画像形成装置であって、
前記モータ制御回路は、トリガ信号に同期して、パルスモータの起動および停止を含む速度切り替え制御を行うための駆動制御手段と、複数の入力パルス信号それぞれをカウントし、それぞれの入力パルス信号について所定数のパルスを計数したところで、前記駆動制御手段へ入力される前記トリガ信号を発生させるためのカウンタ手段とを備え、前記駆動制御手段は、前記それぞれの入力パルス信号についての前記トリガ信号に対応して、前記パルスモータの起動および速度切替および停止をさせるための制御を行い、
前記パルスモータの駆動開始のトリガ信号を発生させるための入力パルスとして前記水平同期信号を前記モータ制御回路における前記カウンタ手段へと入力し、
前記パルスモータを記録用シート媒体搬送後に停止するためのトリガ信号を発生させるための入力パルス信号として前記パルスモータを駆動するための駆動パルスを前記モータ制御回路における前記カウンタ手段へと入力する。
)モータ制御回路であって、トリガ信号に同期して、モータの起動および停止を含む速度切り替え制御を行うための駆動制御手段と、
前記モータの回転位置を出力パルス信号として出力可能なエンコーダと、
複数の入力パルス信号それぞれをカウントし、それぞれの入力パルス信号について所定数のパルスを計数したところで、前記駆動制御手段へ入力される前記トリガ信号を発生させるためのカウンタ手段とを備え、
前記駆動制御手段は、前記それぞれの入力パルス信号についての前記トリガ信号に対応して、前記モータの起動および速度切替および停止をさせるための制御を行う。
)画像形成装置であって、画像情報に対応した静電画像をレーザー走査によって静電気的に担体上に記録させるための露光手段と、
水平同期信号を発生させるための水平同期信号発生手段と、
前記担体上の静電画像をトナー現像するための現像手段と、
前記担体上に形成されたトナー画像を画像記録用シート媒体上に転写させるための転写手段と、
前記転写位置まで単枚若しくは複数枚のシート媒体を搬送することが可能であり、かつ転写位置へと前記シート媒体を搬送するレジ搬送ローラをモータにより駆動するシート媒体搬送手段と、
前記モータを制御する()に記載のモータ制御回路と、
前記シート媒体を複数枚収納することが可能なシート媒体収納手段と、
前記シート媒体収納手段に収納された前記シート媒体を単枚毎に引き出して前記シート媒体搬送手段へ送出するためのシート媒体送出手段とを備え、
前記モータの駆動開始のトリガ信号を発生させるための入力パルスとして前記水平同期信号を前記モータ制御回路における前記カウンタ手段へと入力し、
前記モータを記録用シート媒体搬送後に停止するためのトリガ信号を発生させるための入力パルス信号として前記エンコーダの出力パルスを前記モータ制御回路における前記カウンタ手段へと入力する。
(4)画像形成装置であって、画像情報に対応した静電画像を露光走査によって静電気的に像担持体上に作像させるための露光手段と、
前記露光手段が露光走査する際に用いる水平同期信号を発生させるための水平同期信号発生手段と、
前記像担持体上の静電画像をトナーにより現像するための現像手段と、
前記像担持体上に形成されたトナー画像を中間転写体に転写させるための第1の転写手段と、
前記中間転写体上に転写されたトナー画像を転写位置でシート媒体上に転写させるための第2の転写手段と、
前記転写位置までシート媒体を搬送するローラであって、停止している当該ローラに前記シート媒体の先端が突き当たった後に起動されるレジローラと、
前記レジローラを駆動するパルスモータと、
前記パルスモータに駆動相信号を供給することにより前記パルスモータを駆動する相信号出力手段と、
前記相信号出力手段に駆動パルスを供給することにより前記駆動手段に前記パルスモータを駆動させる駆動手段と、
前記駆動手段に対して前記パルスモータの起動および停止を指示するための制御手段と
を備え、
前記制御手段は、前記露光手段の作像開始タイミングから前記水平同期信号発生手段が発生する前記水平同期信号をカウントし、前記中間転写体上のトナー像と前記レジローラに搬送される前記シート媒体が同時に前記転写位置に達するように前記レジローラを起動するためのカウント数だけ前記水平同期信号をカウントしたことに応じて前記パルスモータを起動させ、前記パルスモータの起動タイミングから前記駆動手段が発生する駆動パルスをカウントし、前記シート媒体の搬送方向の長さに対応するカウント数だけ前記駆動パルスをカウントしたことに応じて前記パルスモータを停止させる。
本発明によれば、高精度のモータ制御を可能ならしめるモータ制御回路、および、シート搬送のタイミングを高精度に制御できるシート搬送装置、および、シート搬送を高精度に行うことで高速かつ高品質の画像形成が可能な画像形成装置を提供できる。
さらに、画像形成装置のレジ搬送ローラの駆動源であるパルスモータの起動については、潜像画像の書き出しタイミングを規定した水平同期クロックをカウンタソースとして用い、一方停止については、記録用シート媒体の搬送距離に対応するモータの駆動パルスクロックをカウンタソースとして用いるようにする。このようにモータの駆動を変更するためのタイミング生成用カウンタソースを起動・停止など動作に対して最適なクロックソースに切り替えることで、より目的に合った・精度の高いモータ制御の実現を可能とし、またそれを適用した画像形成装置におけるより高精度なレジ駆動制御の実現を可能とした。
また本発明は、レジ搬送ローラを駆動するモータがパルスモータでなく速度指令値に従って回転速度の切り替えが可能なモータであって、かつそのモータの回転位置をパルス信号として出力可能なエンコーダを持っている場合において、その起動については潜像画像の書き出しタイミングを規定した垂直同期クロックをカウンタソースとして用い、一方停止については、記録用シート媒体の搬送距離に対応するモータのエンコーダ出力クロックをカウンタソースとして用いるようにし、モータの駆動を変更するためのタイミング生成用カウンタソースを起動・停止など動作に対して最適なクロックソースに切り替えることで、より目的に合った・精度の高いモータ制御の実現を可能とし、またそれを適用した画像形成装置におけるより高精度なレジ駆動制御の実現を可能とした。
[第1実施形態]
図1〜図3は本発明の一実施形態である画像形成装置の構成を表す図面である。それらに基づき基本的な構成を説明する。本実施形態の画像形成装置は原稿を読み取るカラーリーダ部1と、カラーリーダ部1から入力される画像データあるいは後述する外部インターフェースから入力される画像データに基づいてシート上に画像を形成するプリンタ部2とを備える。そして複写機や、あるいは不図示のコンピュータ等に接続されたプリンタ(印刷装置)等として利用される。
<カラーリーダ部の構成>
まず、カラーリーダ部1の構成について説明する。図2は画像形成装置の全体構成を示すものである。ここで、CCD101は基板211に実装されている。制御部200は画像形成装置全体を制御する。ディジタル画像処理部212は、図1に示す構成(後述する。)からCCD101を除いた部分を含む。原稿台ガラス(プラテン)201上には、原稿給紙装置(DF)202が備えられている。なお、この原稿給紙装置202の代わりに不図示の鏡面圧板を装着する構成もある。光源203及び204は原稿を照明するハロゲンランプ又は蛍光灯などの光源である。反射傘205及び206は光源203,204の光を反射して原稿に集光する。ミラー207〜209は原稿からの反射光を一定の光路に沿って導く。レンズ210は原稿からの反射光又は投影光をCCD101上に集光する。キャリッジ214は、ハロゲンランプ203,204と反射傘205,206とミラー207とを収容する。キャリッジ215はミラー208・209を収容する。外部インターフェース(I/F)213は他のデバイスとのインターフェイスである。なお、キャリッジ214は速度Vで、キャリッジ215は速度V/2で、CCD101の電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に移動することによって、原稿の全面を走査(副走査)する。
制御部200は、図3に示すようにディジタル画像処理部212と外部I/F213、プリンタ制御I/F253に対してそれぞれ制御を行うための情報をやり取りするためのI/Fを持つCPU301と、操作部302と、メモリ303とを有する。操作部302は操作者による処理実行内容の入力や操作者に対する処理に関する情報及び警告等の通知のためのタッチパネル付き液晶により構成される。
外部I/F213は、画像情報やコード情報などを画像処理装置外部とやり取りするためのインターフェースである。具体的には図4に示すようにファクシミリ装置401やLANインターフェース装置402などを接続することが可能である。なお、ファクシミリ装置401やLANインターフェース装置402との画像情報およびコード情報のやり取り手続き制御については、各接続装置であるファクシミリ装置401やLANインターフェース装置402と制御部200のCPU301との相互通信により行われる。
<ディジタル画像処理部の構成>
次にディジタル画像処理部212の詳細な説明を行う。図1はディジタル画像処理部212の詳細な構成を示すブロック図である。
原稿台ガラス上の原稿は光源203・204からの光を反射し、その反射光はCCD101に導かれて電気信号に変換される。CCD101は、カラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わないし、フィルタがオンチップ化又は、フィルタがCCDと別構成になったものでも構わない。そして、その電気信号(アナログ画像信号)は画像処理部212に入力され、クランプ&Amp.&S/H&A/D部102でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルが基準電位にクランプされ、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのディジタル信号に変換される。
続いてRGB信号はシェーディング部103で、シェーディング補正及び黒補正が施される。補正後のRGB信号はさらに、つなぎ&MTF補正補正&原稿検知部104でつなぎ処理とMTF補正と原稿検知とが行われる。つなぎ処理では、CCD101が3ラインCCDの場合、ライン間の読取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅延量が調整され、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングが補正される。MTF補正では、読取速度や変倍率によって読取のMTF(変調伝達関数)が変るため、その変化が補正される。原稿検知では原稿台ガラス上の原稿を走査することにより原稿サイズが認識される。
読取位置タイミングが補正されたデジタル信号は、入力マスキング部105によって、CCD101の分光特性及び光源203・204及び反射傘205・206の分光特性が補正される。入力マスキング部105の出力は外部I/F信号との切り換え可能なセレクタ106に入力される。セレクタ106から出力された信号は色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107と下地除去部115に入力される。
下地除去部115に入力された信号は下地除去された後、原稿中の原稿の黒い文字かどうかを判定する黒文字判定部116に入力され、原稿から黒文字信号を生成する。また、もう一つのセレクタ106の出力が入力された色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107では、色空間圧縮は読み取った画像信号がプリンタで再現できる範囲に入っているかどうか判断し、入っている場合はそのまま、入っていない場合は画像信号をプリンタで再現できる範囲に入るように補正する。そして、下地除去処理を行い、LOG変換でRGB信号からCMY信号に変換する。そして、黒文字判定部116で生成された信号とタイミングを補正するため、色空間圧縮&下地除去&LOG変換部107の出力信号は遅延108でタイミングが調整される。
この2種類の信号からは、モワレ除去部109でモワレが除去され、変倍処理部110で主走査方向に変倍処理される。UCR&マスキング&黒文字反映部111では、まずUCR処理で変倍処理部で処理されたCMY信号からCMYK信号が生成され、マスキング処理でプリンタの出力にあった信号に補正されると共に、黒文字判定部116で生成された判定信号がCMYK信号にフィードバックされる。UCR&マスキング&黒文字反映部111で処理された信号はγ補正部112で濃度調整された後フィルタ部113でスムージング又はエッジ処理される。
<プリンタ部の構成>
続いて、プリンタ部2の構成について説明する。図2は本発明に係る画像形成装置の一例であるフルカラープリンタの要部構成図である。
像担持体としての感光体ドラム(以下、単に「感光体」という)225は図示しないモータで矢印Aの方向に回転できるように設けられている。感光体225の周囲には、一次帯電器221、露光装置218、黒現像ユニット219、カラー現像ユニット223、転写帯電器220、クリーナ装置222が配置されている。
前記黒現像装置219はモノクロ現像のための現像装置であり、感光体225上の潜像をKのトナーで現像する。また前記カラー現像ユニット223はフルカラー現像のための3台の現像装置223Y,223M,223Cからなる。現像装置223Y,223M,223Cは、感光体225上の潜像をそれぞれY、M、Cのトナーで現像する。各色のトナーを現像する際には、図示しないモータによって現像ユニット223を矢印R方向に回転させ、当該色の現像装置が感光体225に当接するように位置合わされる。
感光体225上に現像された各色のトナー像は、転写帯電器220によって中間転写体としてのベルト226に順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされる。ベルト226はローラ227,228,229に張架されている。これらのうち、ローラ227は図示しない駆動源に結合されてベルト226を駆動する駆動ローラとして機能し、ローラ228はベルト226の張力を調節するテンションローラとして機能し、ローラ229は2次転写装置としての転写ローラ231のバックアップローラとして機能する。また転写ローラ脱着ユニット250は、転写ローラ231をベルト226に接着させる、若しくは離脱させるための駆動ユニットである。ベルト226を挟んでローラ227と対向する位置にはベルトクリーナ268が設けられている。ベルトクリーナ脱着ユニット232は、ベルトクリーナ268をベルト226に接着させる、若しくは離脱させるための駆動ユニットである。ベルトクリーナ脱着ユニット232によってベルトクリーナ268が着方向に動作することによってベルト226上の残留トナーがブレードで掻き落とされる。
カセット240・241及び手差し給紙部253に格納された記録用シート媒体はレジローラ255及び給紙ローラ対235、236、237によってニップ部、つまり2次転写装置231とベルト226との当接部に給送される。なお、その際2次転写装置231は転写ローラ脱着ユニット250を当接方向に駆動させることによってベルト226に当接されている。ベルト226上に形成されたトナー像はこのニップ部で記録用シート媒体上に転写され、定着装置234で熱定着されて装置外へ排出される。なお、カセット240・241及び手差し給紙部253はそれぞれ、記録用シート媒体の有無を検知するためのシートなし検センサ243、244、245を有している。また、カセット240,241及び手差し給紙部253はそれぞれ記録用シート媒体のピックアップ不良を検知するための給紙センサ247、248、249を有している。
なお本実施形態では、プリンタ部2の制御は制御部200により行われる。そのため、制御部200には、プリンタ制御インターフェース253を介して、プリンタ部2に備えられたセンサ類の出力信号、たとえばシート位置検出のための各種位置センサやBD信号生成のための光センサ等の各種センサの出力信号などが入力される。また、各種モータの制御のための制御回路を有しており、その制御のための信号を出力する。しかしながら、プリンタ部2を制御するためにプリンタコントローラを別途設け、制御部200はプリンタ部2の制御を、プリンタコントローラを介して行うよう構成することもできる。
<画像形成の手順>
上記構成によるカラープリンタでは、次のようにして画像形成が実行される。まず給紙部における記録用シート媒体の搬送動作について説明する。カセット240・241及び手差し給紙部253に格納された記録用シート媒体はピックアップローラ238・239及び254により1枚毎に給紙パス266上に搬送される。給紙パス266上の記録用シート媒体は給紙ローラ対235・236・237によりレジローラ255へと搬送されると、その直前のレジセンサ256により記録用シート媒体の通過が検知される。レジセンサ256により記録用シート媒体の通過が検知された時点で、本実施形態では適当な時間経過の後にいったん搬送動作を中断する。その結果記録用シート媒体は停止しているレジローラ255に突き当たり搬送が停止されるが、その際記録用シート媒体の進行方向端部が搬送経路に対して垂直になるように位置固定がなされ、記録用シート媒体の搬送方向が搬送経路に対してずれることにより斜行が発生している場合の給紙パス搬送方向補正がなされる。この処理を通常給紙レジ取りと称する。給紙レジ取りは以降の記録用シート媒体に対する画像形成方向の傾きを最小化するために必須となる。給紙レジ取り後、レジローラ255を起動させることにより、記録用シート媒体は2次転写装置231へ供給される。なお、通常給紙レジ取りの後、レジローラ255によりシートが搬送されている状態をレジオンと呼ぶ。
続いて2次転写装置231へ供給された記録用シート媒体の上へ画像を形成する手順について説明する。まず、帯電装置221に電圧を印加して感光体225の表面を予定の帯電部電位で一様にマイナス帯電させる。続いて、帯電された感光体225上の画像部分が予定の露光部電位になるようにレーザースキャナ部からなる露光装置218で露光を行い潜像が形成される。露光装置218は画像信号に基づいてオン・オフすることにより、画像に対応した潜像を形成する。
図5に本実施形態におけるレーザースキャナ部の構成を示す模式図を示す。レーザー501から発せられた光は集光レンズ513(以下コリメータとする)を経由してレーザー光L1となり、ドラムを走査するために駆動モータ503にて回転している回転多面体502により偏向される。偏向されたレーザー光L1はドラム515上を均一密度で走査するために結像レンズ514を経由してドラム515上を走査する。また各ラインの画像書き出しタイミングを一定にするために、レーザー光L1を検知して水平同期信号を発生するためのBDセンサ518により構成されている。
また黒現像装置219及びカラー現像装置223の現像ローラ223Y,223M,223Cには各色毎に予め設定された現像バイアスが印加されており、前記潜像は該現像ローラの位置を通過時にトナーで現像され、トナー像として可視化される。トナー像は転写装置220でベルト226に転写され、さらに2次転写装置231で、給紙部より搬送された記録用シート媒体に転写された後、定着搬送ベルト230を介して、定着装置234へと搬送される。定着装置234では、まずトナーの吸着力を補って画像乱れを防止するために、定着前帯電器251・252で帯電され、さらに定着ローラ233でトナー画像が熱定着された後、排紙フラッパ257により排紙パス258側に搬送パスを切替えられ、そのまま排紙トレー242に排紙される。
フルカラープリント時はベルト226上で4色のトナーが重ね合わされた後、記録用シート媒体に転写される。感光体225上に残留したトナーは、予備清掃装置(不図示)で、トナーの帯電をクリーニングしやすい状態にされてからクリーナ装置222で除去・回収される。最後に、感光体225は除電装置(不図示)で一様に0ボルト付近まで除電されて、次の画像形成サイクルに備える。
上記カラープリンタの画像形成タイミングは、ベルト226上の所定位置を基準として制御されている。ベルト226は駆動ローラ227、テンションローラ228、バックアップローラ229からなるローラ類に掛け渡されていて、テンションローラ228によって所定の張力が与えられている。駆動ローラ227およびローラ229の間には、基準位置を検知する反射型センサ224が配置されている。反射型センサ224はベルト212の外周面端部に設けられた反射テープ等のマーキングを検知してI-top信号を出力する。
前記感光体225の外周の長さとベルト226の周長は、1:n(nは整数)で表される整数比になっている。このように設定しておくと、ベルト226が1周する間に、感光体225がn回転し、ベルト226が1周する前とまったく同じ状態に戻る。そのため、中間転写ベルト226上に4色を重ね合わせる際に(ベルトは4周回る)、感光体225の回転ムラによる色ズレを回避することが可能である。
上記のような中間転写方式の画像形成装置においては、制御部200がI-top信号を検知したのち、所定時間経過後にレーザースキャナからなる露光装置218で露光を開始する。この、I-top信号の検知から所定時間経過したタイミングを作像開始タイミングと呼ぶ。
また、前述したとおり、ベルト226が1周する間に、感光体1が整数回転し、ベルト1周前とまったく同じ状態に戻るため、ベルト226上では常に同じ位置にトナー像が形成される。用紙サイズによって、トナー像サイズも変化するが、ベルト226上にはトナー像が絶対にのらない範囲が存在する。
また、ベルト226は短い用紙サイズ画像の場合には、2画像分のトナー像を形成することが可能なベルト長になっており、特に4色重ね合わせたカラー画像を形成するために2枚分の画像をベルト4回転だけの時間で形成可能とすることによって生産性を向上させている。
引き続いて記録用シート媒体の裏面に画像を形成する場合の動作について詳細に説明する。記録用シート媒体の裏面に画像を形成する際には、まず記録用シート媒体の表面への画像形成が先んじて実行される。その表面への画像形成動作については先に詳細に述べたのでここでは省略するが、表面のみの画像形成であれば、画像形成後定着器234でトナー画像が熱定着された後に、排紙フラッパ257により排紙パス258側に搬送パスが切替えられそのまま排紙トレー235に排紙される。引き続いて裏面の画像形成を行なう場合には排紙フラッパ257により裏面パス259側に搬送パスが切替えられ、それに合わせた反転ローラ260の回転駆動によって記録用シート媒体は両面反転パス261内に一旦搬送される。その後記録用シート媒体は、シート媒体の送り方向幅の分だけ両面反転パス261内に搬送された後に反転ローラの逆回転駆動及び両面パス搬送ローラ262の駆動により両面反転パスガイド269によって進行方向が切替えられ、形成された画像面を下向きにして両面パス263に搬送される。
続いて記録用シート媒体は、両面パス263上を再給紙ローラ264に向かって搬送されると、その直前の再給紙センサ265により記録用シート媒体の通過が検知される。再給紙センサ265により記録用シート媒体の通過が検知された時点で、本実施形態では適当な時間経過の後に一端搬送動作を中断する。その結果記録用シート媒体は停止している再給紙ローラ264に突き当たり搬送が一時停止されるが、その際記録用シート媒体の進行方向端部が搬送経路に対して垂直になるように位置固定がなされ、記録用シート媒体の搬送方向が再給紙パス内の搬送経路に対してずれることにより斜行が発生している場合の再給紙パス搬送方向補正がなされる。この処理を通常再給紙レジ取りと称する。再給紙レジ取りは以降の記録用シート媒体裏面に対する画像形成方向の傾きを最小化するために必須となる。再給紙レジ取り後、再給紙ローラ264を起動させることにより記録用シート媒体は、表裏が逆転した状態で再度給紙パス266上に搬送される。その後の画像形成動作については先に述べた表面の画像形成動作と同じであるためここでは省略する。
こうして表裏両面に画像形成がなされた記録用シート媒体はそのまま排紙フラッパ257により排紙パス258側に搬送パスを切替えられ、そのまま排紙トレー235に排紙される。以上のような動作により、本実施形態では操作者がシート媒体の表裏を改めてセットし直すことなく、自動的にシート媒体の両面へ画像形成を行うことが可能となっている。
<レジローラの制御>
本実施形態では、先に述べたようにレジローラ255を駆動させて記録用シート媒体を2次転写装置231へ供給するが、その直前に給紙レジ取りを行う必要があるため、レジローラは常に回転し続けるわけではなく、記録用シート媒体を突き当てるために起動直前に停止をする必要がある。
さらに、本実施形態においては、記録用シート媒体の作像間隔は非常に狭くそれに合わせて給紙パス266上から記録用シート媒体を行うとすると、前後の記録用シート媒体同士が接近しすぎるため、万が一搬送不良が発生した場合のジャム検知を正しく行うことができない。従来、記録用シート媒体の間隔が狭い場合、給紙パス266上の搬送速度をレジ搬送速度よりも速くするいわゆる増速給紙を行い、記録用シート媒体をレジオン直前まで、先行する(レジオン後の)記録用シート媒体との距離を詰めるように搬送する。しかしながら本実施形態では、カセット240・241からレジローラ255までの距離が構成上短いため、前述の増速給紙制御を行っても充分な増速距離を確保することができない。従って先に述べたような給紙増速制御を行ったとしても、レジオンした後の記録用シート媒体と、それに後続する記録用シート媒体との間の給紙パス266上での間隔を充分広げることができず、必要なジャムマージンを確保することができない。そこで、本実施形態では給紙レジ取り後にレジローラ255を駆動させて、レジオンした後も引き続いて、転写ローラ231によって画像が転写される速度よりも速い速度でシート媒体を搬送する。そして、記録用シート媒体の先端が転写ローラ231に到達する直前でレジローラ255の回転速度を本来の転写速度まで減速させる。
以上述べた本実施形態におけるレジローラ255〜転写ローラ231までのパスと記録用シート媒体の搬送速度との関係を図6に模式的に示す。
図6において、シートの先端部がレジローラ255にかかるタイミング(すなわちレジオンのタイミング)t61からレジローラの回転を開始し、一定速度でタイミングt62まで維持する。転写中は、シートの搬送は転写ローラ231の回転速度と調和していなければならない。そのため、転写が開始されるタイミングt621においては、シートの搬送速度は転写ローラ231の外周の線速度と一致している必要がある。そこでタイミングt62において、レジローラの回転速度の減速を開始し、タイミングt621までにシートの搬送速度を転写ローラの速度に一致させる。タイミングt621から転写が開始され、シートがそれに合わせて搬送されると、シートの後端部がレジローラ255からはずれる。そのタイミングt63で、ただちに後続のシートに備えてレジローラ255を停止させる。タイミングt61、t62は、中間転写体ベルト226上に形成されたトナー像がシート上にずれなく転写されるように決定されている。この点は後述する。
こうすることで、搬送速度を高速化し、かつ、搬送路を短縮してもなお充分な増速距離を確保し、レジオン後の記録用シート媒体に対する後続の記録用シート媒体間の給紙パス266上での距離、すなわち搬送径路上でのシート媒体相互間の距離を広げ、ジャム検出に必要なマージンの確保を実現している。
さて本実施形態において、連続で記録用シート媒体を搬送する場合には、一定間隔の作像開始タイミングに同期して上記のようなレジローラ255駆動が繰り返し行われる。記録用シート媒体を連続搬送する場合の作像開始タイミングとレジローラ255の駆動との関係を図7(a)のタイミングチャートに示す。
図中の回転開始タイミングt701、減速開始タイミングt702、回転停止タイミングt703の各々については次のように決定される。なおタイミングt701,t702,t703はそれぞれ図6のタイミングt61,t62,t63にそれぞれ対応している。
(1)回転開始タイミングt701…作像開始タイミングから一定時間C1
(2)減速開始タイミングt702…作像開始タイミングから一定時間C2
(3)回転停止タイミングt703…レジローラ255駆動開始から記録用シート媒体がローラから抜けるまでに要する時間C3
回転開始タイミングt701及び減速開始タイミングt702は、レジオンした記録用シート媒体の先端が転写ローラ231に到達するまでの時間を規定するものであり、記録用シート媒体上に転写される画像の位置を安定させるためには、作像開始タイミングt700から上記タイミング時間を常に一定に保つ必要がある。なお、作像開始タイミングt700は、ベルト226に付されたマークをセンサ224により検知することで出力されるI-top信号から所定時間経過後のタイミングである。この作像開始タイミングも、例えば制御部200からの出力信号(作像開始タイミング信号)によりそのタイミングが示される。この信号はまさに画像形成にあたって垂直同期信号となる。
一方、回転停止タイミングt703は、レジローラ255の駆動による記録用シート媒体の移動距離が、記録用シート媒体の搬送方向長に記録用シート媒体がすべり等により遅延した場合のマージン長を加算した距離分に達するまでの時間によって規定される。
いずれのタイミングも記録用シート媒体の搬送速度・速度切り替えポイント・搬送パス長・記録用シート媒体の搬送方向長などから図6に示した要領で算出可能であって、ある同一クロックパルスソースをカウントすることによってタイミング生成することも可能である。
しかしながら、本来の回転開始タイミングt701及び減速開始タイミングt702は、作像開始タイミングに同期するものであるのに対し、回転停止タイミングt703は実際のレジローラ255駆動パルスに同期するものである。すなわち、本質的に異なるタイミングに従属すべきものであるため、一のクロックパルスソースカウンタ値から上記全てのタイミングを生成した場合には、クロックソースパルスの分解能等に起因して各々のタイミングのばらつきが発生しやすい。特にCPU301にて生成されるタイマーカウンタを用いる場合、そのタイマーソースは通常の制御プログラムでの時間管理を行うタイマーとしても使用することが多い。その場合には他の制御プログラム処理との優先順序付けによっては、若干のばらつきが生ずることもある。
よって、このようなタイマーソースを利用した場合、回転開始タイミングt701及び減速開始タイミングt702に関しては、記録用シート媒体への画像の書き出し位置精度のばらつきを引き起こす可能性がある。
一方、回転停止タイミングt703に関しては、そのばらつきがレジローラ255停止時の停止位置ばらつきの要因となる。また、記録用シート媒体間の距離が大変短い本実施形態のような装置の場合には、1のシート媒体搬送後のレジローラ255の停止のタイミングと次の記録用シート媒体搬送のためのレジローラ255の駆動開始タイミングとの時間間隔が短くなり、最悪の場合モーの駆動開始・停止、及び駆動速度切り替え時の挙動が不安定となる。その結果、搬送不良等の不具合が発生する恐れもある。
そこで本実施形態では、回転開始タイミングt701及び減速開始タイミングt702は、画像の書き出しタイミングを規定するBDセンサ518の出力信号を基準(クロック)とし、一方、回転停止タイミングt703については、モータの挙動に直接関係するモータの駆動パルス信号を基準(クロック)として、それぞれのタイミングを生成する。すなわち、それぞれの信号生成のためのカウンタソースとして、本質的に従属すべき信号を用いることによって、最適なレジ駆動モータの制御を実現している。
<レジモータの制御>
本実施形態におけるレジローラ255の駆動源であるレジモータ駆動制御回路800の構成を図8にて説明する。レジモータ駆動制御回路800は、本実施形態では制御部200に含まれる。
相信号出力回路802は、レジローラ255を駆動源となるパルスモータ(レジ駆動モータと同じ。以下、レジモータと呼ぶ)801のための駆動相信号を生成して出力する。速度切替開始指令部805は、カウンタ回路A806、B807、C808からの速度切替開始信号をトリガとして、パルス生成回路804より入力される基本駆動パルスを基に、速度切替開始信号に応じて、起動、停止を含む所望の速度への切替を行うための命令をパルス周期(速度)切替回路803に送信する。パルス周期(速度)切替回路803は、パルス生成回路804により生成された駆動基本パルス信号のパルス周期を、速度切替開始司令部805から入力される速度切替開始信号に従って変更し、周期変更後の駆動パルス信号を生成する。そしてその駆動パルス信号を相信号出力回路802に供給する。相信号出力回路802は、パルスモータ801に相信号を供給してパルスモータ801を駆動する。
カウンタ回路A806は、パルス周期(速度)切替回路803の出力である駆動パルスをクロック信号入力とし、カウンタ回路B807およびC808はBDクロックをそれぞれクロック信号入力として、そのクロックパルスのカウント値が所定値(満了値)に達した時点で、その旨を示す信号を出力する。その信号が、速度切替開始信号として速度切替開始指令部805に入力される。各カウンタ回路は、それぞれ満了値を格納するためのレジスタ、および、カウンタ値とそのレジスタ値とを比較するための比較回路を有する。レジスタには、制御部200により所望の値が設定できることが望ましい。
さらに、カウンタ回路B807およびカウンタ回路C808には、作像開始タイミング信号がリセット信号として入力される。また、カウンタ回路A806には、カウンタ回路B807の出力信号がリセット信号として入力される。リセット信号が入力されたカウンタ回路は、カウンタ値を0に戻して、クロックパルスに同期してアップカウントを開始する。
なお、BDクロックは先に説明したレーザースキャナ部のBDセンサ518の出力から生成される。また、上記レジモータ駆動制御回路は、プリンタ制御を行う制御部200のCPU301により制御される。
(各カウンタ回路が計数すべき値)
各カウンタ回路のレジスタには、カウンタ回路A806については値C3が、カウンタ回路B807については値C1が、カウンタ回路C808については値C2がセットされる。値C1,C2,C3は図7(a)で説明したものである。これら値、特に値C3はシートの搬送方向についての長さに対応する値がセットされる。したがって、たとえば操作者が操作パネルから指定した用紙サイズあるいは原稿フィーダ202に備えられた原稿サイズセンサにより検出された用紙サイズに応じて、その搬送方向の長さを、レジローラ駆動用のパルスモータ801のパルス数に換算し、その値に許容される誤差値等を加味した値をC3としてカウンタ回路Aにセットする。
値C1,C2は、たとえばベルト226上に形成されたトナー像の形成が開始されてから一定の位置に達するまでの時間がBDパルス数に換算されて与えられる。レジローラの回転が開始されると、シート媒体は、ベルト226上のトナー像が前記一定の位置から移動して転写位置に達したタイミングでシート媒体も転写位置に達するように、速度V1及びV2で搬送される。すなわち、値C1は、たとえば以下のようにして求められる。まず、シート媒体が速度0からV1まで加速に要する時間と、速度V1で搬送される時間と、速度V1からV2まで減速に要する時間と、速度V2で転写位置まで搬送される時間とを加えた合計時間(図6においてはt621−t61に相当する。)をBD信号のパルス数(すなわち走査ライン数)に換算する。そして、ベルト226上に画像形成が開始されてから転写位置に達するまでの時間(BDパルス換算値)から前記合計時間を差し引き、それを値C1とする。値C2も同様の要領で決めることができる。ただしC2については、ベルト226上に画像形成が開始されてから転写位置に達するまでの時間(BDパルス換算値)から差し引かれる合計時間は、シート媒体の搬送速度を速度V1からV2まで減速するために要する時間と、速度V2で転写位置まで搬送される時間とを加えた合計時間(図6ではt621−t62に相当する。)となる。
(カウンタの動作)
ここで図8の回路におけるカウンタ回路A806,B807,C808に着目してその動作を図7(b)を参照して説明する。
カウンタ回路B807は、作像開始タイミング信号によりリセットされるとともにBD信号のパルスに同期してカウントを開始し、値がC1に達すると、満了した旨の信号を出力する(t701)。カウンタ回路C808も、作像開始タイミング信号によりリセットされるとともにBD信号のパルスに同期してカウントを開始し、値がC2に達すると、満了した旨の信号を出力する(t702)。一方、カウンタ回路A806は、カウンタ回路B807の出力信号によりリセットされるとともに、パルス周期(速度)切替回路の出力である駆動パルスに同期してカウントを開始し、値がC3に達すると、満了した旨の信号を出力する(t703)。
そして速度切替開始司令部は、各カウンタからの信号に応じて以下の通り速度切替指令信号を出力する。まずカウンタ回路B807からの満了信号が入力された場合、速度V1での回転の開始を指示するための起動信号を出力する。カウンタ回路C808からの満了信号が入力された場合、速度V1からV2への切替を指示するための切替信号を出力する。カウンタ回路A806からの満了信号が入力された場合、モータの停止を指示するための停止信号を出力する。
<モータ制御動作の流れ>
さて上記回路を用いた本実施形態におけるレジローラ255の速度制御について、図9のフロー及び図7のタイミングチャートに基づき説明する。
まずS900で、前述した値C1,C2,C3を、カウンタ回路B807,C808,A806に、それぞれの満了値としてセットする。このセットはCPU301により行われる。
S901では、画像形成装置は、記録用シート媒体に作像する画像の露光処理を開始する。この画像露光を開始する際の水平同期信号としてBDセンサ518の出力信号を用いる。従ってBDセンサ出力信号は画像の書き出しタイミングを規定する信号と同値であるといえる。本実施形態において、レジモータ801の駆動タイミングである回転開始タイミングt701、減速開始タイミングt702の2つは、先に説明したようにBDセンサ518の出力信号に基づいて決定される。S901では、画像の露光を開始するのと同時に、BDセンサ518の出力信号であるBDクロックをカウンタ入力とするカウンタ回路B807及びC808での計数が開始される。なお、カウンタ回路B807及びC808は、回転開始タイミングt701及び減速開始タイミングt702をそれぞれ生成するための所定のカウンタ値C1、C2が予め記憶されている。なお、回転開始タイミングt701及び減速開始タイミング702を規定する設定カウンタ値C1、C2には、C1<C2の関係がある。
続くS902では、カウンタ回路B807でのBDクロックのカウント数が、設定カウンタ値C1に等しくなったところで速度切替開始指令部805へのトリガ信号が発生する。それを受けて速度切替開始指令部805では、パルス周期(速度)切替回路803へ起動の開始(初期速度V1を切替速度として指定)が指示される。その結果、指定された速度V1に対応した駆動パルス信号が相信号出力回路802に送られ、レジモータ801への駆動相信号が供給されることにより、レジモータ801は速度V1の速度で回転を開始する。
先に述べたように本実施形態では、給紙パス266でのジャムマージンの確保を目的として記録用シート媒体間の間隔を大きくする必要があるため、レジオン後も転写速度よりも速い給紙速度と同等の搬送速度でレジモータ801の駆動は行われる。なお、レジモータ801のようなパルスモータにおいては停止状態からある所定の速度で駆動させる場合には、速度V1に向けて速度を漸近的に立ち上げていくような駆動パルス信号の切替を行う必要がある。
ここでレジモータ801の回転が開始されると、それまでに、給紙パス266上を搬送され、給紙レジ取りによってレジローラ前で停止していた記録用シート媒体は、転写ローラ231に向けて搬送が開始される。記録用シート媒体の後端がレジローラ255を抜けるまでレジモータ801は駆動させなければならず、かつ記録用シート媒体の後端がレジローラ255を抜けた後は、次の記録用シート媒体の搬送に備えるために極力早く停止する必要がある。それは本実施形態のような非常に記録用シート媒体の搬送間隔が短い場合にはかなりシビアなタイミングが要求される。そこで本実施形態では、レジモータ801の回転が開始されると同時に、モータの駆動パルスをカウンタ入力とするカウンタ回路A806での計数が開始される。図8の回路では、カウンタ回路B807の出力信号をトリガとしてカウントを開始しているが、クロック信号が入力されるのはモータの駆動パルスが出力され始めてからなので、カウントの開始はモータの駆動パルスの出力が開始された時点となる。
なお、カウンタ回路A806には、回転停止タイミング703を生成するための所定のカウンタ値C3が予め記憶されている。この値は記録用シート媒体の搬送方向長に依存するため、レジローラ255にて搬送される記録用シート媒体の搬送方向長に応じて値を切り替える必要がある。また、カウンタ値C3に対してはローラすべり等若干の遅れが生ずるものなので、その分の遅延マージンを考慮した値を設定する必要がある。
次にS903では、カウンタ回路C808でのBDクロックのカウント数が、設定カウンタ値C2に等しくなったところで速度切替開始指令部805へのトリガ信号が発生する。それを受けて速度切替開始指令部805では、パルス周期(速度)切替回路803へ搬送速度の減速(速度V2を切替速度として指定)が指示される。その結果、指定された速度V2に対応した駆動パルス信号が相信号出力回路802に送られ、レジモータ801への駆動相信号が供給されることにより、レジモータ801は速度V2の速度に減速が行われる。なお、レジモータ801の速度V2は本来の転写速度に対応する速度である。また、ここでの減速制御においても、速度V1より速度V2へ向けて速度を漸近的に立ち下げていくような駆動パルス信号の切替を行う必要があるのはいうまでもない。
続いてS904では、カウンタ回路A806でのモータの駆動パルスのカウント数が、設定カウンタ値C3に等しくなったところで速度切替開始指令部805へのトリガ信号が発生する。それを受けて速度切替開始指令部805では、パルス周期(速度)切替回路803への回転停止(速度0を切替速度として指定)が指示される。その結果、レジモータ801への駆動相信号が停止されることにより、モータの停止が行われる。なお、ここでの停止制御においても、速度V2より速度0へ向けて速度を漸近的に立ち下げていくような駆動パルス信号の切替を行う必要があるのはいうまでもない。
最後にS904にて、記録用シート媒体に対する印刷枚数の指定回数繰り返されたかを判断し、その結果に応じてS901〜S903が搬送する記録用シート媒体の枚数分だけ繰り返されることとなる。たとえばステップS904では、指定回数の繰返しの判定はCPU301により行い、繰返しが終了したのであれば、各カウンタ回路およびモータを停止させるため不図示の信号をCPU301により出力し、プリンタ部2の動作が停止される。引き続き画像形成を行う場合には、画像形成動作を停止することなく続行できるが、その場合でも、シートサイズに応じてカウンタ回路A806に対する満了値C3の設定はあらためて行われる。
以上のような制御を行うことによって画像の書き出し位置のずれや、モータの停止精度のばらつきを極力少なくするようなレジローラ255の駆動制御が実現されている。
以上の構成により、レジ搬送ローラの駆動源であるパルスモータについて、画像形成開始のタイミングを基準として水平同期信号のパルスを一定数カウントした時点をその起動タイミングとすることで、中間転写体上に形成された画像が一定位置に達したときに高精度にモータを起動することができる。また、回転速度の変更のタイミングも、同様にして中間転写体上に形成された画像が一定位置に達したときに高精度に決定できる。さらに、モータの起動時を基準として、シートを搬送するパルスモータの駆動パルスのパルス数を一定数カウントした時点を、モータの停止タイミングとすることで、起動から停止までの搬送量に応じて高精度に停止タイミングを決定することができる。
このため、本実施形態の画像形成装置は、高速なシート搬送と高精度な画像形成とを両立することが可能となった。
さらに、転写位置直前まで転写速度よりも高速でシート搬送を行うために、搬送路におけるシート間の間隔として、用紙ジャムの発生の検出が確実にできる程度に十分な距離を確保することができる。
[その他の実施形態]
第1の実施形態では、異なる複数のカウンタソースを用いてモータの起動・停止を含めた速度切替制御を効果的に行う例として画像形成装置におけるレジローラ制御に適用することしたが、このような異なる目的を実現するための最適なカウンタソースを選択するような制御を行う他の一般的なモータ制御回路に対してももちろん適用可能である。
第1実施形態では、レジモータのみについて画像の位置ずれと停止精度を満足させるための制御の例として説明したが、比較的搬送長の長い記録用シート媒体においては、レジオンを実行する際にレジローラのさらに上流のローラがレジオン後の記録用シート媒体搬送に関与している場合がある。この場合にはレジローラの上流のモータに対しても同様の制御を行うことももちろん可能である。
第1の実施形態では、レジオン後の記録用シート媒体搬送に関する搬送精度を上げる処置として、説明したが、それ以外の画像形成装置に用いられるモータ系の制御において最適なカウンタソースを選択するような制御を行うようなことももちろん適用可能である。
第1の実施形態では、所定の駆動パルス信号により制御されるパルスモータに対して適用する例について説明してきたが、レジ搬送ローラを駆動するモータがパルスモータでなく速度指令値に従って回転速度の切り替えが可能なモータであって、かつそのモータの回転位置をパルス信号として出力可能なエンコーダを持っている場合において、モータの停止タイミングを生成するためにモータのエンコーダ出力クロックをカウンタソースとして用いるようにするような構成であってもよい。この構成により、モータの駆動を変更するためのタイミング生成用カウンタソースを起動・停止など動作に対して最適なクロックソースに切り替えることで、より目的に合った・精度の高いモータ制御の実現を可能とし、またそれを適用した画像形成装置におけるより高精度なレジ駆動制御の実現が可能となる。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
画像デジタル画像処理部の構成を示すブロック図、 画像形成装置の全体構成を示す図、 制御部の構成を示すブロック図、 外部インターフェースの構成を示す図、 レーザースキャナの構成を示す模式図、 本実施形態におけるレジローラ255〜転写ローラ231までのパスと記録用シート媒体の搬送速度との関係を模式的に示す図、 本実施形態における記録用シート媒体を連続搬送する場合の作像開始タイミングとレジローラ255の駆動との関係を示すタイミングチャート、 レジローラ255の駆動源であるレジモータ駆動制御回路の構成の一実施形態を示すブロック図、 本実施形態におけるのレジローラ255の速度制御について説明するフローチャートである。

Claims (8)

  1. 画像情報に対応した静電画像をレーザー走査によって静電気的に担体上に記録させるための露光手段と、
    水平同期信号を発生させるための水平同期信号発生手段と、
    前記担体上の静電画像をトナー現像するための現像手段と、
    前記担体上に形成されたトナー画像を画像記録用シート媒体上に転写させるための転写手段と、
    前記転写位置まで単枚若しくは複数枚のシート媒体を搬送することが可能であり、かつ転写位置へと前記シート媒体を搬送するレジ搬送ローラをパルスモータにより駆動するシート媒体搬送手段と、
    前記パルスモータを制御すモータ制御回路と、
    前記シート媒体を複数枚収納することが可能なシート媒体収納手段と、
    前記シート媒体収納手段に収納された前記シート媒体を単枚毎に引き出して前記シート媒体搬送手段へ送出するためのシート媒体送出手段とを備える画像形成装置であって、
    前記モータ制御回路は、トリガ信号に同期して、パルスモータの起動および停止を含む速度切り替え制御を行うための駆動制御手段と、複数の入力パルス信号それぞれをカウントし、それぞれの入力パルス信号について所定数のパルスを計数したところで、前記駆動制御手段へ入力される前記トリガ信号を発生させるためのカウンタ手段とを備え、前記駆動制御手段は、前記それぞれの入力パルス信号についての前記トリガ信号に対応して、前記パルスモータの起動および速度切替および停止をさせるための制御を行い、
    前記パルスモータの駆動開始のトリガ信号を発生させるための入力パルスとして前記水平同期信号を前記モータ制御回路における前記カウンタ手段へと入力し、
    前記パルスモータを記録用シート媒体搬送後に停止するためのトリガ信号を発生させるための入力パルス信号として前記パルスモータを駆動するための駆動パルスを前記モータ制御回路における前記カウンタ手段へと入力することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記パルスモータが起動開始されてから停止されるまでの間に前記モータ制御回路により前記パルスモータの速度切り替えを行う場合に、速度切替のトリガ信号を発生させるための入力パルスとして、前記水平同期信号を前記モータ制御回路における前記カウンタ手段へ入力することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. トリガ信号に同期して、モータの起動および停止を含む速度切り替え制御を行うための駆動制御手段と、
    前記モータの回転位置を出力パルス信号として出力可能なエンコーダと、
    複数の入力パルス信号それぞれをカウントし、それぞれの入力パルス信号について所定数のパルスを計数したところで、前記駆動制御手段へ入力される前記トリガ信号を発生させるためのカウンタ手段とを備え、
    前記駆動制御手段は、前記それぞれの入力パルス信号についての前記トリガ信号に対応して、前記モータの起動および速度切替および停止をさせるための制御を行うことを特徴とするモータ制御回路。
  4. 前記複数の入力パルスのひとつとして、前記エンコーダの出力パルスが前記カウンタ手段に入力されることを特徴とする請求項記載のモータ制御回路。
  5. 画像情報に対応した静電画像をレーザー走査によって静電気的に担体上に記録させるための露光手段と、
    水平同期信号を発生させるための水平同期信号発生手段と、
    前記担体上の静電画像をトナー現像するための現像手段と、
    前記担体上に形成されたトナー画像を画像記録用シート媒体上に転写させるための転写手段と、
    前記転写位置まで単枚若しくは複数枚のシート媒体を搬送することが可能であり、かつ転写位置へと前記シート媒体を搬送するレジ搬送ローラをモータにより駆動するシート媒体搬送手段と、
    前記モータを制御する請求項またはに記載のモータ制御回路と、
    前記シート媒体を複数枚収納することが可能なシート媒体収納手段と、
    前記シート媒体収納手段に収納された前記シート媒体を単枚毎に引き出して前記シート媒体搬送手段へ送出するためのシート媒体送出手段とを備える画像形成装置であって、
    前記モータの駆動開始のトリガ信号を発生させるための入力パルスとして前記水平同期信号を前記モータ制御回路における前記カウンタ手段へと入力し、
    前記モータを記録用シート媒体搬送後に停止するためのトリガ信号を発生させるための入力パルス信号として前記エンコーダの出力パルスを前記モータ制御回路における前記カウンタ手段へと入力することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記パルスモータが起動開始されてから停止されるまでの間に前記モータ制御回路により前記パルスモータの速度切り替えを行う場合に、速度切替のトリガ信号を発生させるための入力パルスとして、前記水平同期信号を前記モータ制御回路における前記カウンタ手段へ入力することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 画像情報に対応した静電画像を露光走査によって静電気的に像担持体上に作像させるための露光手段と、
    前記露光手段が露光走査する際に用いる水平同期信号を発生させるための水平同期信号発生手段と、
    前記像担持体上の静電画像をトナーにより現像するための現像手段と、
    前記像担持体上に形成されたトナー画像を中間転写体に転写させるための第1の転写手段と、
    前記中間転写体上に転写されたトナー画像を転写位置でシート媒体上に転写させるための第2の転写手段と、
    前記転写位置までシート媒体を搬送するローラであって、停止している当該ローラに前記シート媒体の先端が突き当たった後に起動されるレジローラと、
    前記レジローラを駆動するパルスモータと、
    前記パルスモータに駆動相信号を供給することにより前記パルスモータを駆動する相信号出力手段と、
    前記相信号出力手段に駆動パルスを供給することにより前記駆動手段に前記パルスモータを駆動させる駆動手段と、
    前記駆動手段に対して前記パルスモータの起動および停止を指示するための制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記露光手段の作像開始タイミングから前記水平同期信号発生手段が発生する前記水平同期信号をカウントし、前記中間転写体上のトナー像と前記レジローラに搬送される前記シート媒体が同時に前記転写位置に達するように前記レジローラを起動するためのカウント数だけ前記水平同期信号をカウントしたことに応じて前記パルスモータを起動させ、前記パルスモータの起動タイミングから前記駆動手段が発生する駆動パルスをカウントし、前記シート媒体の搬送方向の長さに対応するカウント数だけ前記駆動パルスをカウントしたことに応じて前記パルスモータを停止させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記第2の転写手段は転写ローラであり、
    前記制御手段は、前記パルスモータを起動させた後、前記レジローラの外周の線速度を前記転写ローラの外周の線速度よりも速い速度になるよう前記パルスモータを加速させ、その後、前記レジローラの外周の線速度を前記転写ローラの外周の線速度と同じ速度になるよう前記パルスモータを減速させることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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