JP2004338119A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面印字機能を有した画像形成装置において、搬送路によって生じる用紙のしわなどによる画像不良の発生を抑える。
【解決手段】用紙端を検出する非接触センサにて、裏面搬送時の用紙ズレ量、あるいは用紙幅を検出し、この検出値に基づいて画像の書き出し位置を制御し、印字画像を欠落することなく印字位置に画像を印字すると同時に、検出値により裏面の用紙搬送速度を変更する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に画像を形成する例えば電子写真プリンタ、電子写真複写機、およびワードプロセッサなどの電子写真画像形成装置にに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子写真方式のプリンタ等の画像形成装置において、用紙の搬送方向が傾いてしまう、いわゆる斜行が発生しないよう、給紙カセット等の給紙手段から給紙した用紙をレジストローラ等に突き当てて撓み(ループ)を形成させる方式が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、用紙が斜行しないよう、斜送ローラと基準ガイド板を設けて、用紙の端部を基準ガイドに突き当てて用紙の斜送を矯正することが知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−165915号公報(第4−7項、図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、給紙時に基準ガイド板に沿って用紙を搬送する方式において、多種多様な用紙サイズ全てに対応するには、例えばA3用紙(297mm)から葉書(105mm)までの全ての用紙サイズに対応する事となり、それぞれの用紙によって斜行ローラを設ける必要があり機構的に複雑となる。また基準ガイド板の設定も用紙サイズ毎に設定する必要がある。よって、設置スペース面及びコスト面からも不利であることがあげられる。
【0006】
さらに、用紙の搬送方向がいわゆる縦型方式の場合は、自重で用紙が落ちないように給紙された用紙自体を吸着しておく必要がある。その用紙自体の位置を補正するには、一旦用紙をフリーにする為に用紙を吸着部材から分離する機構を設ける必要がある。その後、用紙をフリーにして用紙の位置を基準ガイドに沿わせる制御が必要となる。しかしこのような制御は、コストアップであり、技術的にも難しい。そのため、用紙の位置ずれを検出するセンサを使用し、画像の補正を行うことが必要である。
【0007】
さらに、裏面給紙においては、裏面搬送中の用紙の斜行、片より、定着工程での熱による用紙サイズの微少な変化等により、レジストローラ504での用紙の挙動が表面給紙と異なるため、レジストローラで発生するループ量に影響する場合がある。このループ量の影響により、縦長の用紙において、用紙の後端部分にしわができ、画像不良が発生することがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。
【0009】
請求項1記載の画像形成装置は、画像信号に応じて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、記録媒体搬送方向に対して直交方向の位置を検出する記録媒体位置検出手段と、前記記録媒体位置検出手段からの検出結果に基づいて、前記記録媒体の位置ズレ量を算出する位置ズレ量算出手段と、前記記録媒体の画像の書き出し位置を補正する画像書き出し位置補正手段と、前記記録媒体の搬送速度を補正する搬送速度補正手段を備え、前記位置ズレ量算出手段により算出された位置ズレ量に従い前記画像書き出し位置を補正するとともに、前記位置ズレ量算出手段により算出された位置ズレ量に従い、前記搬送速度補正手段により記録媒体搬送速度を補正することを特徴とする。
【0010】
請求項2の画像形成装置は、画像信号に応じて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、記録媒体搬送方向に対して直交方向の位置を検出する記録媒体位置検出手段と、前記記録媒体位置検出手段からの検出結果に基づいて、前記記録媒体の位置ズレ量を算出する位置ズレ量算出手段と、前記記録媒体の幅を算出する幅算出手段と、前記記録媒体の画像の書き出し位置を補正する画像書き出し位置補正手段と、前記記録媒体の搬送速度を補正する搬送速度補正手段を備え、前記位置ズレ量算出手段により算出された位置ズレ量に従い前記画像書き出し位置を補正するとともに、前記幅算出手段により算出された記録媒体幅に従い、前記搬送速度補正手段により記録媒体搬送速度を補正することを特徴とする。
【0011】
請求項3の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の記録媒体搬送速度の補正は、用紙表面および裏面搬送時に行うことを特徴とする。
【0012】
請求項4の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の記録媒体搬送速度の補正は、用紙裏面の搬送時にのみ行うことを特徴とする。
【0013】
請求項5の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段の数は、複数であることを特徴とする。
【0014】
請求項6の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の記録媒体搬送手段は、ステッピングモータであることを特徴とする。
【0015】
請求項7の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、記録媒体搬送中に、記録媒体位置を検出することを特徴とする。
【0016】
請求項8の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、記録媒体搬送中に記録媒体を一時停止し、記録媒体位置を検出することを特徴とする。
【0017】
請求項9の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、記録媒体の位置を検出する為に記録媒体搬送方向に対し直交方向に配置することを特徴とする。
【0018】
請求項10の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、発光手段及び受光手段を具備し、記録媒体位置を検出できる非接触センサであることを特徴とする。
【0019】
請求項11の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、アレイタイプの光センサであることを特徴とする。
【0020】
請求項12の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、光学系をもちいた縮小光学系のCCDセンサ、等倍率のCCDセンサ、CMOSセンサ等を用いたセンサであることを特徴とする。
【0021】
請求項13の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、検出方式として透過方式もしくは反射方式を用いたセンサであることを特徴とする。
【0022】
請求項14の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の算出手段は、演算処理装置にて検出手段からの検出値をカウント処理することにより記録媒体のズレ量を算出することを特徴とする。
【0023】
請求項15の画像形成装置は、請求項1および請求項2記載の画像書き出しの補正は、画像の書き出しの基準信号もしくは画像データのどちらかに信号処理を施して、結果的に画像の主走査方向の画像書き出し位置を制御することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)
電子写真画像形成装置として、600ドット/インチ(dpi)の解像度を有し、各色成分各画素が8ビットで表現された多値データに基づいて画像記録を行なうカラーレーザービームプリンタについて、図14に示すブロック図により説明する。
【0025】
このプリンタの入力データとしては、ホストコンピュータ301で生成するカラー画像信号(例えば、RGB成分で表現されるデータ)や、他の画像信号生成装置(スチル画像レコーダなど)で生成し何らかの記憶媒体に格納した画像信号などが考えられる。このため、本実施例の画像形成装置には、図14に示すように、ホストコンピュータ301からの画像情報を受信して画像信号を生成するプリンタコントローラ302とその画像信号を処理する信号処理部304が設けられている。
【0026】
以下に示す説明ではホストコンピュータ301から送られて来るカラー画像信号を入力データとして考える。
【0027】
図14において、画像形成装置はホストコンピュータ301から送られて来る所定の記述言語の画像情報を受信して展開し、これを各色成分が8ビットで構成されるY,M,C,Kの画像信号として出力するプリンタコントローラ302とエンジンコントローラ303とで構成される。或いは、ホストコンピュータ301はイメージリーダ等で読み込んだRGB等のビットデータを画像情報として送出することもあり、この場合にはプリンタコントローラ302はこれを解釈することなく処理する。
【0028】
プリンタコントローラ302とエンジンコントローラ303との間には、画像信号以外にも種々の制御信号がシリアル通信の形で授受される。これらの信号には、エンジンコントローラ303からプリンタコントローラ302に送出するページの副走査方向を示す同期信号(TOPSYNC)、主走査方向の同期信号(LSYNC)がある。プリンタコントローラ302は、入力されたR、G、Bの画像信号を公知であるマスキング(下色除去法)処理が施されY,M,C,Kの画像信号に変換された後、画像信号を各色成分の8ビットの信号として、FiFo(FastInFastOut)にてプリンタコントローラ302とエンジンコントローラ303の時間軸変換を行いデータ転送用クロック(VCLK)に同期して画像信号を出力する。
【0029】
一方、プリンタコントローラ302からプリント開始命令が送出されると、エンジンコントローラ303はスキャナーモータ311の駆動が開始される。ここで図示しない露光装置に内臓されている基準発振器からの基準クロックが分周器により分周され、分周クロックとスキャナモータ311からのフィードバック信号との位相差を所定位相差とするように、スキャナモータ311が位相制御回路313により等速回転される。等速回転を行うためには公知である位相制御回路が内蔵されている。そして、スキャナモータ311の回転がポリゴンミラー307に伝達され、ポリゴンミラー307を等速回転させる。
【0030】
そして、定常回転に達すると、先ほど述べたプリンタコントローラ302から画像信号が転送される。この画像信号に基づいて増幅器305にて電気信号をレーザ信号に変換し半導体レーザ306は定常回転しているポリゴンミラー307に向って点灯して、ボリゴンミラー307、結像レンズ308、折り返しミラー309を介して、レーザ光が感光体ドラム310に照射される。
【0031】
また、レーザ光が射出されると、主走査軸上に配置された検出器312によりレーザ光が検出され、水平同期信号となるBD信号が出力される。その結果、レーザ光によりBD信号に同期して感光体ドラム310が走査露光され、静電潜像が形成される。
【0032】
そして、感光体ドラム310上の静電潜像を現像器(不図示)により現像する。
【0033】
一方、搬送ベルトが駆動モータ(不図示)により回転して、用紙が所定の位置にくると、検出器から垂直同期信号(TOPSYNC)が発生される。そして、垂直同期信号(TOPSYNC)が出力された後、露光装置内の検出器によって生成されるBD信号を水平同期信号(LSYNC)として、BD信号に同期して、画像信号(VDO)が順次、半導体レーザ306に送出される。
【0034】
又、エンジンコントローラ303内のCPU113とプリンタコントローラ302内の信号処理部304が内蔵するCPU315はプリンタコントローラ302とCMD/STS通信ラインを介してシリアル通信を行なって、制御信号を交換し、プリンタコントローラ302とエンジンコントローラ303の動作を同期させる。
【0035】
次にプリント工程について図15を基に説明する。
【0036】
まず帯電工程401において、感光ドラム310の表層は導電性基板に光導電体を積層することにより感光ドラム310の表面が均一に帯電される。現像工程403では、露光工程402にて形成された静電潜像を可視化するための各色の現像が行われる。この現像工程403における不示図の現像ローラ上のトナーはスリーブとの摩擦によって帯電する。感光ドラム310とスリーブとの間は数百ミクロンの間隔を保ち、その交番磁界中でトナーを飛翔させながら露光工程402で形成された静電潜像に従ってトナーを感光ドラム310上に付着させることにより可視像化する。このように現像工程403において静電潜像に従ったトナーによる可視像化が行われる。
【0037】
転写工程404において給紙工程407より給紙されたプリント用紙と同期化をとって感光ドラム310に接触させ、図示しない転写帯電器でプリント用紙の表面にトナーと反対極性の電荷を与えることにより感光ドラム310上のトナーをプリント用紙に転写する。可視像が転写された感光ドラム310は、クリーニング工程406において当該感光ドラム310上の残留トナーが図示しないクリーニングブレードによって除去される。
【0038】
次に分離工程405で前述の転写工程404においてトナー像が転写されたプリント用紙を転写工程404から分離する。定着工程408にてプリント用紙上に転写されたトナーに対して図示しない定着ローラにより加熱定着が施されトナー像がプリント用紙に定着された後、排紙工程409で定着されたプリント用紙が排出される。
【0039】
図1は本発明の第1実施例を示す画像形成装置の制御構成を説明するブロック図である。
【0040】
図1において、101は後述する画像形成装置のレジストローラの配置位置直前に設けられるレジ前センサでI/Oポート102を介してCPU113に給紙され、用紙の有り無しを検出してその旨を通知する。119は後述する画像形成装置のレジストローラの配置位置直前に設けられる排紙部センサでI/Oポート118を介してCPU113に給紙され、用紙の有り無しを検出してその旨を通知する。103は給紙クラッチで給紙モータ116の駆動を伝達し、給紙ローラ104などを駆動する。105はRAMでCPU113のワークメモリとして機能する。106はROMでCPU113が実行する制御プログラムおよび制御テーブルが格納されている。この様に構成された画像形成装置において、画像制御手段112はCPU113に対し、プリントモード(両面、片面、モノカラー、フルカラー等)を指定するとともに、画像を形成する。
【0041】
117は給紙モータ速度可変機構で、CPU113からの信号により給紙モータ駆動ドライバ回路に給紙モータの速度を指示する。115は、給紙モータ駆動ドライバ回路で、給紙モータ速度化変機構117からの信号に基づき、給紙モータ116を駆動する。109は主走査方向の用紙のズレを検出する手段で、例えば発光素子と受光素子で構成されている。この出力がコンパレータにて2値化されI/Oポート108を介してCPU113に検出信号が入力されている。
【0042】
この様に構成された画像形成装置において、主走査方向の用紙のズレを検出する手段109で検出された検出結果に基づいてCPU113にて用紙の搬送方向と直交する方向の位置ズレ量を用紙の給送位置ズレ量として算出する。該算出された給送紙位置ズレ量が出力ポート110より出力される。算出された値が送信手段111によって画像制御手段112に送出され画像の書き出し位置を制御する。よって用紙の給紙位置ズレ量に応じて画像の書き出し位置を制御するので用紙ズレが生じた場合でも画像の欠落なく所定の印刷位置に画像を印刷することが可能である。
【0043】
同時に、CPU113は、該算出された給送紙位置ズレ量に応じた給紙モータ速度を給紙モータ速度可変機構117に送出し、給紙ローラ104の速度を制御する。
【0044】
図2では、所定の搬送路において、用紙の主走査方向のズレを検出するための用紙位置ズレ検出センサ502をレジ前検出センサ503の手前に配置し、用紙ズレ量を検出する場合の例を1例として示している。
【0045】
図3は本発明に係る画像形成装置における用紙端検出機構を説明する概略斜視図であり、用紙搬送路の用紙の片方の端部位置に取り付けられている。この図3に示すように用紙搬送路の用紙端に相当する部分の上部には発光部となる発光素子601と下部には受光部となる受光素子602が配置されている。この発光素子601と受光素子602との間に用紙端が存在することとなる。
【0046】
また、発光素子601と受光素子602は上下逆に配置されても同様とみなされる。
【0047】
発光素子601は、図4に示すように、LED701からの光を均一に照射するライトガイド702にて構成されている。また受光素子602は一般的にフォトダイオードにて構成されている。
【0048】
受光側の出力は用紙によって発光側からの光が遮断された場合には「OFF」されるために用紙端の位置により「ON」「OFF」の切り替わる位置が可変することとなる。このセンサからの出力を検知することで用紙端を検出することが可能である。
【0049】
図5に具体的な回路ブロック図を示す。
【0050】
ここに示すエンジンコントローラ303内にもうけた所定の信号処理部801にて用紙が給紙されるとトランジスタ802が「ON」することにより前図6のLED701が駆動されライトガイド702にて光が均一に照射され受光素子602の受光面にて受光される。
【0051】
図5において、基準信号であるCLKを所定のカウンタ804にて分周しCLK信号及びリセット信号を受光素子602に送出する。所定の信号を送出すると光が用紙によって遮光されるか否かによって出力レベルが変動する所定のアナログ信号を得ることができる。そのアナログ信号が信号処理部801のコンパレータ803に入力され閾値により2値化される。
【0052】
ここでタイミング波形を図6に示し説明する。
【0053】
ここでは、用紙によって受光面の光が遮断された場合をすなわち「OFF」時間としてカウントする論理で、前図5のカウンタ805の制御を行っている。
【0054】
図5に示すカウンタ805は、前述のリセット信号によって「0」に初期化される。またカウンタ805のイネーブル端子には、前記コンパレータ803からの信号論理が「H」が入力されているので基準CLKに同期してカウントアップする。コンパレータ803からの信号論理が「L」になると基準CLKに同期してそのカウント値で保持される。ここでは、便宜上「0」からnまでカウントアップ動作をする。
【0055】
その後、このカウンタ805にて算出された値を再び図5の回路ブロック図にて説明する。
【0056】
ここでカウント値がCPU113にて演算処理が施され用紙のズレ量を算出しコマンド/ステータス信号にてプリンタコントローラ302側のCPU112に送信される。プリンタコントローラ302では、この送信された算出値を受け取って画像の書き出し位置制御808にて、画像を展開するFiFo(FastInFastOut)809を制御することにより画像の書き出し位置を制御しエンジンコントローラ303に画像を送出する。
【0057】
さらに本センサを用い、用紙の斜行量や搬送方向に対して垂直位置の偏りの絶対値の検出を兼ねることが可能である。ここで、CPU113は、裏面搬送後の用紙位置の絶対値を検出し、この値に応じて用紙搬送速度を微調整し、レジストローラ504で発生する最大ループ量を一定にすることにより、裏面の画像不良発生を抑えることができる。
【0058】
図8に用紙位置と給紙速度の関係を示すテーブルを示す。
【0059】
本テーブルでは、用紙位置が理論上の中央値からずれるほど、用紙の斜行量が大きいと判断し、裏面の給紙速度を遅くしている。また、ある一定量を超えたときは、画像不良に対する効果が得られなくなるため、給紙速度をデフォルト値に戻し給紙を行う。
【0060】
本実施例のCPU113のフローチャートを図9に示す。本フローチャートの特徴としては、裏面の搬送中、用紙位置ズレ検知センサにより、表面の用紙の位置と共に、裏面の用紙の位置を検出し、最適な給紙速度を選択することを特徴としている。
【0061】
CPU113は、コントローラ302からのプリント開始信号を受け取ると、用紙搬送を開始する(S100)。最初に給紙モータの速度を表面搬送用のデフォルト値に設定し(S101)、給紙トレイ511から給紙を開始する(S102)。次に、用紙がレジ前検出センサ503を通過したか判断し(S103)、用紙先端が通過したならば、用紙が排紙センサ507を通過したか判断し(S104)、用紙後端が通過したならば、両面搬送を開始する(S105)。両面搬送後、再び用紙がレジ前検出センサ503を通過したか判断し(S106)、先端が通過していれば、用紙位置ズレ検知センサ109により、用紙ズレ量の検知を行い(S107)、用紙ズレ量の報知をコントローラ302に対して行う(S108)。次にこの用紙ズレ量により、給紙モータ速度を決定し(S109)、給紙モータ速度可変機構115に給紙モータ速度の指示を行う(S110)。次に、用紙が排紙センサ507を通過したか判断し(S111)、用紙後端が通過したならば、終了する(S112)。
【0062】
第1の実施例においては用紙位置ズレ検出センサは発光側にライトガイドを用い受光側にフォトダイオード素子を用いた透過型検出方式にて説明を行った。しかしながらその他に容易に想像できる同種のセンサ及び検出方式について図10を基に説明する。
【0063】
図10の(A)CIS(ContactImageSensor)センサ(B)フォトダイオードアレイ(C)縮小CCD(Charge Couple Device)及び等倍CCDセンサいずれの検出方式においても構わない。また同様にカラー画像形成装置を主に説明したが、いわゆる白黒プリンタ等にも応用できることは言うまでもない。
【0064】
また、本実施例では、裏面の用紙搬送位置の絶対値をパラメータとして用紙搬送速度を変更したが、表面の搬送位置と、裏面の搬送位置の相対差をパラメータとして用紙搬送速度を変更しても良い。
【0065】
また、本実施例では、裏面の用紙搬送中、用紙を停止せずに用紙位置を検知し、用紙搬送速度を変更していたが、一度用紙を停止し、用紙位置を検知した後に再び用紙搬送を再開し、用紙搬送速度を変更しても良い。
【0066】
(第2の実施例)
第2の実施例においては、この用紙位置ズレ検知センサを2個配置し、用紙の搬送方向に対し直交方向の長さを求め、その長さ(用紙幅)に応じて給紙モータ速度を可変することにより、画像不良を抑える実施例である。
【0067】
用紙位置ズレ検知センサ自体の動作は、第一実施例と同様なので説明は省略する。また符号も同一である。
【0068】
本実施例では図11に示すように、2個の用紙位置ズレ検知センサを並列に並べ、用紙の右端位置と左端位置を同時に検知できる位置に配置する。
【0069】
図11は本発明の第2実施例を示す画像形成装置の制御構成を説明するブロック図である。
【0070】
図11において、121は用紙ズレ検出手段109と同様、主走査方向の用紙のズレを検出する手段で、例えば発光素子と受光素子で構成されている。この出力がコンパレータにて2値化されI/Oポート120を介してCPU113に検出信号が入力されている。
【0071】
この様に構成された画像形成装置において、主走査方向の用紙のズレを検出する手段109で検出された検出結果と、主走査方向の用紙のズレを検出する手段121で検出された検出結果とに基づいてCPU113にて用紙の搬送方向と直交する方向の用紙幅を算出する。該算出された用紙幅が出力ポート110より出力される。算出された値が送信手段111によって画像制御手段112に送出され画像の書き出し位置を制御する。よって用紙の給紙位置ズレ量に応じて画像の書き出し位置および書き終わり位置を制御するので用紙ズレが生じた場合でも画像の欠落なく所定の印刷位置に画像を印刷することが可能である。
【0072】
同時に、CPU113は、該算出された給送用紙幅に応じた給紙モータ速度を給紙モータ速度可変機構117に送出し、給紙ローラ104の速度を制御する。
【0073】
図12に用紙幅と給紙速度の関係を示すテーブルを示す。
【0074】
本テーブルでは、用紙幅が小さいほど、用紙のしわ発生量が大きいと判断し、裏面の給紙速度を遅くしている。また、ある一定幅を超えたときは、画像不良に対する効果が薄くなるため、給紙速度をデフォルト値に戻し給紙を行う。
【0075】
本実施例のCPU113のフローチャートを図13に示す。本フローチャートの特徴としては、裏面の搬送中、用紙位置ズレ検知センサにより、表面の用紙の位置と共に、裏面の用紙の幅を検出し、最適な給紙速度を選択することを特徴としている。
【0076】
用紙幅と給紙速度の関係を示したテーブルの一例を図12に示す。
【0077】
CPU113は、コントローラ302からのプリント開始信号を受け取ると、用紙搬送を開始する(S120)。最初に給紙モータの速度を表面搬送用のデフォルト値を設定し(S121)、給紙トレイ511から給紙を開始する(S122)。次に、用紙がレジ前検出センサ503を通過したか判断し(S123)、用紙先端が通過したならば、用紙が排紙センサ507を通過したか判断し(S124)、用紙後端が通過したならば、両面搬送を開始する(S125)。両面搬送後、再び用紙がレジ前検出センサ503を通過したか判断し(S126)、先端が通過していれば、用紙位置ズレ検知センサ109により、用紙ズレ量(右端)の検知を行い(S127)、用紙ズレ量の報知をコントローラ302に対して行う(S128)。次に用紙位置ズレ検知センサ119により、用紙ズレ量(左端)の検知を行い(S129)、S127で検出した右端位置と、S129で検出した左端位置から用紙幅を演算し(S130)。次にこの用紙幅により、給紙モータ速度を決定し(S131)、給紙モータ速度可変機構115に給紙モータ速度の指示を行う(S132)。次に、用紙が排紙センサ507を通過したか判断し(S133)、用紙後端が通過したならば、終了する(S134)。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像形成装置本体に用紙ズレ検出手段を設け、検出手段からの検出結果に基づいて算出手段にて用紙の給送位置ズレ量を算出し、該算出された給送位置ズレ量をプリンタコントローラに送出し、用紙位置ズレに応じた画像書き出し位置を制御する。更に、用紙位置ズレ量あるいは用紙幅に応じ給紙速度を調整することにより、画像不良の発生を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置の制御構成を説明するブロック図である。
【図2】用紙搬送路及び両面印刷について示す断面図である。
【図3】実施例1の画像形成装置における用紙位置検出機構を説明する概略斜視図である。
【図4】図3に示した用紙端検出機構による用紙端検出方法を説明する図である。
【図5】用紙端検出機構を制御する回路図である。
【図6】図5に示す回路図の主要タイミング図である。
【図7】実施例1のCPU113における用紙位置と給紙速度の関係を示すテーブルである。
【図8】実施例1のCPU113におけるフローチャートである。
【図9】(A)発光及び受光素子を内臓したCISセンサを示す。
(B)発光及び受光素子を示したフォトダイオードセンサを示す。
(C)CCDの縮小光学系及び等倍CCDを示す。
【図10】実施例2の画像形成装置における用紙幅検出機構を説明する概略斜視図である。
【図11】実施例2の画像形成装置の制御構成を説明するブロック図である。
【図12】実施例2のCPU113における用紙幅と給紙速度の関係を示すテーブルである。
【図13】実施例2のCPU113におけるフローチャートである。
【図14】ホストコンピュータおよびプリンタを示すブロック図である。
【図15】画像形成部のプリント工程について示す概要図である。
【符号の説明】
101 レジ前センサ
102、108、110、118、120 I/Oポート
407 給紙工程に関係する
103 給紙クラッチ
104 給紙ローラ
501、201 紙ピックアップローラ
511 給紙トレイ
510 マルチトレイを含む。
105 RAMメモリ
106、114 ROMメモリ
113 CPU
109、121 用紙位置検出センサであり内部は701LEDと702ライトガイドと703受光素子を含む
111 送信手段
112 画像制御手段(CPU)
202 基準ガイド板
203 斜行ローラ
301 ホストコンピュタ
302 プリンタコントローラ
304 信号処理部内に808書き出し位置制御、809FiFoを含む
303 エンジンコントローラであり、804カウンタと802トランジスタと803コンパレータ805カウンタで構成される
305 変調増幅器
306 半導体レーザ
307 ポリゴンミラー
308 結像レンズ
309 反射ミラー
310 感光ドラム
311 スキャナモータ
312 BD検出センサ
313 位相制御回路
401 帯電工程
402 露光工程
403 現像工程
404 転写工程
405 分離工程
406 クリーニング工程
408 定着工程に506定着ローラを含む
509 排紙工程に507排紙センサ、508排紙ローラを含む
504 レジストローラ
505 搬送路
509 両面搬送路

Claims (15)

  1. 画像信号に応じて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、記録媒体搬送方向に対して直交方向の位置を検出する記録媒体位置検出手段と、前記記録媒体位置検出手段からの検出結果に基づいて、前記記録媒体の位置ズレ量を算出する位置ズレ量算出手段と、前記記録媒体の画像の書き出し位置を補正する画像書き出し位置補正手段と、前記記録媒体の搬送速度を補正する搬送速度補正手段を備え、前記位置ズレ量算出手段により算出された位置ズレ量に従い前記画像書き出し位置を補正するとともに、前記位置ズレ量算出手段により算出された位置ズレ量に従い、前記搬送速度補正手段により記録媒体搬送速度を補正することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像信号に応じて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、記録媒体搬送方向に対して直交方向の位置を検出する記録媒体位置検出手段と、前記記録媒体位置検出手段からの検出結果に基づいて、前記記録媒体の位置ズレ量を算出する位置ズレ量算出手段と、前記記録媒体の幅を算出する幅算出手段と、前記記録媒体の画像の書き出し位置を補正する画像書き出し位置補正手段と、前記記録媒体の搬送速度を補正する搬送速度補正手段を備え、前記位置ズレ量算出手段により算出された位置ズレ量に従い前記画像書き出し位置を補正するとともに、前記幅算出手段により算出された記録媒体幅に従い、前記搬送速度補正手段により記録媒体搬送速度を補正することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1および請求項2記載の記録媒体搬送速度の補正は、用紙表面および裏面搬送時に行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1および請求項2記載の記録媒体搬送速度の補正は、用紙裏面の搬送時にのみ行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段の数は、複数であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1および請求項2記載の記録媒体搬送手段は、ステッピングモータであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、記録媒体搬送中に、記録媒体位置を検出することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、記録媒体搬送中に記録媒体を一時停止し、記録媒体位置を検出することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、記録媒体の位置を検出する為に記録媒体搬送方向に対し直交方向に配置することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、発光手段及び受光手段を具備し、記録媒体位置を検出できる非接触センサであることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、アレイタイプの光センサであることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、光学系をもちいた縮小光学系のCCDセンサ、等倍率のCCDセンサ、CMOSセンサ等を用いたセンサであることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1および請求項2記載の記録媒体位置検出手段は、検出方式として透過方式もしくは反射方式を用いたセンサであることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1および請求項2記載の算出手段は、演算処理装置にて検出手段からの検出値をカウント処理することにより記録媒体のズレ量を算出することを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項1および請求項2記載の画像書き出しの補正は、画像の書き出しの基準信号もしくは画像データのどちらかに信号処理を施して、結果的に画像の主走査方向の画像書き出し位置を制御することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9533851B2 (en) 2014-08-22 2017-01-03 Canon Kabushiki Kaisha Control device for controlling sheet conveyance operation during printing, method for controlling control device, and storage medium

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