JP4633508B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光走査装置を用いた複写機,プリンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、画像情報(画像信号)に応じて変調されたレーザ光(レーザビーム)をポリゴンスキャナ(ポリゴンミラー)によって主走査方向に反復走査することにより、その主走査方向に直交する副走査方向に回動する感光体(像担持体)上に静電潜像を形成する(レーザ光による画像の書き込みを行う)光走査装置と、それによって感光体上に形成された静電潜像をトナーにより可視像化する(トナーにより現像して可視画像を形成する)現像装置と、それによって感光体上に形成された可視画像(以下単に「画像」ともいう)を用紙上に転写する転写装置と、それによって用紙上に転写された画像を熱定着する定着装置とを備えている。
このような画像形成装置として、用紙の片面(第1面)に画像を印刷(転写・定着)した後、その用紙の表裏面を反転機構を介して反転させ、他方の面(第2面)に別の画像を印刷して出力するための両面印刷機能を備えたものがある。
その両面印刷機能を備えた画像形成装置では、1枚の用紙に対する一度目の定着の前後で、その用紙に縮みが発生し、結果として第2面に印刷された画像の方が倍率が大きくなる。定着時の用紙の縮みの主原因は、定着のための加熱により、その用紙に含まれる水分が蒸発することによって生じる。用紙の縮み量は、その用紙の種類やセット方向によって異なり、0〜−0.3%程度の値である。
用紙の第1面と第2面に印刷される画像の倍率を合わせるには、第2面に転写する画像の倍率を、用紙の縮みに合わせて小さくすればよい。
そこで、画像形成装置の出力用紙上での画像の倍率を調整する方法として、例えば特許文献1に見られるように、ポリゴンスキャナの回転数および書込クロック周波数を切り替える方法が開示されている。
特開平11−239250号公報
この特許文献1に開示された画像倍率調整方法では、画像の倍率を変更するためにポリゴンスキャナの回転数(回転速度)を切り替える場合、ポリゴンスキャナの回転数が安定したことを検知してから、次の動作に移ることにより、ポリゴンスキャナの回転数不安定に起因する異常印刷を防止するようにしている。
ところで、用紙の片面(第1面)に、画像を印刷(転写・定着)した後、その用紙の表裏面を反転機構を介して反転させ、他方の面(第2面)に別の画像を印刷して出力する両面印刷機能で、第1面と第2面に印刷される画像の倍率を合わせるには、第1面の画像に対応するレーザ光の感光体上への走査が終了した後、第2面の画像に対応するレーザ光の感光体上への走査を開始するまでの非走査期間内に、ポリゴンスキャナの回転数および書込クロック周波数の変更が終了している必要がある。
その非走査期間は、両面印刷出力(画像形成)のスループット(単位時間あたりの印刷出力枚数)が大きいほど短くなり、例えば、A4横・120ppm(1分間あたり120枚)のスループットを得るには、200〔ms〕程度となる。
一方、ポリゴンスキャナの回転数を変更する場合、回転数が所望の値に落ち着くには、安定待ち時間が必要である。その安定待ち時間は、ポリゴンスキャナの特性(ポリゴンミラーの径,厚さ,重量やモータのトルク定数)によって定まり、例えば回転数を0.4%増加したとき、200〔ms〕程度である。
よって、用紙の第1面と第2面に印刷される画像の倍率を合わせ、且つ両面印刷出力のスループットを更に上げるには、ポリゴンスキャナの安定待ち時間を短縮する必要がある。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、用紙等の転写材の第1面と第2面に印刷される画像の倍率を合わせ、且つポリゴンスキャナの安定待ち時間を短縮して両面印刷出力のスループットを向上させることを目的とする。
この発明は、画像情報に応じて変調されたレーザ光を主走査方向に反復走査することにより、その主走査方向に直交する副走査方向に回動する像担持体上にレーザ光による画像の書き込みを行って静電潜像を形成するポリゴンスキャナを備えた光走査装置と、それによって上記像担持体上に形成された静電潜像にトナーを付着してトナー画像を形成する現像装置と、それによって上記像担持体上に形成されたトナー画像を転写材に転写する転写装置と、その転写装置によって前記転写材に転写されたトナー画像を熱定着する定着装置と、前記転写材への両面画像形成時に、前記各装置によって第1面に画像形成が行なわれた転写材の表裏面を反転させ、その転写材の第2面に別の画像形成を行うための両面装置とを備えた画像形成装置であって、上記の目的を達成するため、上記ポリゴンスキャナの回転数(回転速度)を制御する回転数制御手段と、上記レーザ光を変調するための書込クロックを発生する書込クロック発生手段と、上記ポリゴンスキャナによる走査周期を測定する走査周期測定手段と、上記画像の上記主走査方向の走査倍率である主走査倍率又は副走査方向の走査倍率である副走査倍率を調整する走査倍率調整手段とを設け、該走査倍率調整手段に、上記主走査倍率又は上記副走査倍率を調整するために上記ポリゴンスキャナの回転数を切り替える場合に、上記走査周期測定手段に上記走査周期を測定させ、その測定した走査周期と目標とする走査周期との差異を算出し、その差異に応じて上記書込クロック発生手段から発生する書込クロックを調整する書込クロック調整手段を備え、その書込クロック調整手段を、上記ポリゴンスキャナの回転数が、上記転写材の第1面に画像形成を行うための回転数からその転写材の第2面に画像形成を行うための回転数に切り替わるまでの期間に、上記期が経過する少し前の上記ポリゴンスキャナの回転数が完全に安定していない状態から上記転写材の第2面への画像形成を開始するようにしたものである。
なお、上記ポリゴンスキャナの回転数の切り替えと上記書込クロックの調整は、上記転写材への両面画像形成時に、上記転写材の第1面への画像形成を行った後、その転写材を上記定着装置によって定着した際に生じるサイズの変化にその転写材の第2面に形成される画像の倍率を合わせるために行うようにするとよい。
また、上記光走査装置に、上記像担持体に対する上記主走査方向の画像書き込み範囲外のレーザ光を検知して、その主走査方向のレーザ光による画像書き込み開始位置を規定するための同期検知信号を生成して出力する同期検知手段を設け、上記走査周期測定部を、上記同期検知手段による上記同期検知信号の出力間隔内の上記書込クロック発生手段からの書込クロックを計数することにより、上記ポリゴンスキャナによる走査周期を測定する手段とするとよい。
さらに、上記書込クロック調整手段が、上記書込クロックの調整を、上記ポリゴンスキャナによる1走査周期内の画素のうちの上記差異に対応する数の画素の書き込みパルス幅の微調整により行なうことができる。
この発明の画像形成装置によれば、光書込装置が、画像の倍率を調整するためにポリゴンスキャナの回転数を切り替える場合に、ポリゴンスキャナによる走査周期を測定し、その測定した走査周期と目標とする走査周期との差異を算出し、その差異に応じてレーザ光を変調するための書込クロックを調整するが、その書込クロックの調整をポリゴンスキャナの回転数が転写材の第1面に画像形成(印刷)を行うための回転数からその転写材の第2面に画像形成を行うための回転数に切り替わるまでの期間に行い、その期間が経過する少し前のポリゴンスキャナの回転数が完全に安定していない状態から転写材の第2面への画像形成を開始することにより、転写材の第1面と第2面に印刷される画像の倍率を合わせ、且つポリゴンスキャナの安定待ち時間を短縮して印刷出力のスループットを向上させることができ、高速且つ高画質の両面印刷出力を行うことができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図2は、この発明を実施する光走査装置を備えた画像形成装置としてのレーザプリンタの機構部の概略を示す構成図である。
このレーザプリンタのプリンタ本体11は、像担持体である感光体ドラム12(感光体ベルトを用いてもよい)上を画像信号に応じて光学的に走査する光走査装置13と、感光体ドラム12,帯電チャージャ14,現像装置15,転写チャージャ16,およびクリーニング装置17等の作像プロセス(画像形成プロセス)を行なうプロセスユニットとを備えている。
さらに、用紙を供給する上給紙カセット18および下給紙カセット19と、現像装置15で現像されて用紙(転写材)上に転写されたトナー画像(可視画像)を熱定着(実際には加熱および加圧)する定着装置20と、定着装置20で定着処理されて排紙路21を介して排紙される用紙を受ける下排紙トレイ22および上排紙トレイ23とを備えている。
また、このレーザプリンタは、プリンタ本体11の他にオプションとして備えられた大量給紙装置24と、定着装置20で定着処理された片面にトナー画像が形成された用紙を裏返して再度プロセスユニットに送り込んで両面にトナー画像を形成するための反転装置25とを有し、プリンタ本体11は反転装置25上に載置され、また大量給紙装置24も反転装置25の側部に装着されている。
そして、上給紙カセット18,下給紙カセット19,および大量給紙装置24には、それぞれ用紙を順次送出するための上給紙コロ26,下給紙コロ27,および大量給紙コロ28を設け、またプロセスユニット内の感光体ドラム12の手前には、用紙と感光体ドラム12上のトナー画像との用紙送り方向の位置合わせ(縦レジスト調整)を行なうためのレジストローラ対29を設けている。
このレーザプリンタは、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータから送られてくる文字コード等のデータを、内部の図示しないコントローラ(キャラクタジェネレータ)によってページ単位の画像データ(画像情報)に変換して、1ライン毎に画像信号として図示しないエンジンドライバ内のシステム制御部へ出力することにより、プリンタ本体11,大量給紙装置24,および反転装置25の各部を制御して用紙上に画像を印刷(形成)するものである。
つまり、プロセスユニット内の感光体ドラム12を図示しないメインモータによって矢示方向に回転させ、まず帯電チャージャ14からの放電によってその表面を一様に帯電した後、光走査装置13によって書き込み用の画像信号に応じて変調したレーザ光(レーザビーム)を照射して、書き込み画像に応じた静電潜像(静電画像)を形成し、現像装置15によってその静電潜像にトナーを付着してトナー画像を形成させる作像処理を行なう。
一方、選択された用紙に対応する上給紙カセット18,下給紙カセット19,および大量給紙装置24の給紙コロ26,27,28のうちのいずれかを駆動して用紙を給送し、この用紙の先端を図示しないレジストセンサで検知すると、この検知結果に基づいて用紙の先端をレジストローラ対29に押し当てて用紙のスキューを矯正し、駆動している給紙コロ26,27又は28を一時停止して用紙を待機させる。
そして、所定のタイミングで再度一時停止している給紙コロ26,27,又は28を駆動すると共にレジストローラ対29を駆動して、用紙をプロセスユニットの転写部に送り込み、この用紙を転写位置で感光体ドラム12に接触させてトナー画像に重ね合わせ、所定のタイミングで転写チャージャ16に所定の電圧を印加してトナーを用紙側に引き付け、感光体ドラム12上のトナー画像を用紙上に転写する。
感光体ドラム12から分離した用紙は、プロセスユニットから定着装置20に送り込まれ、その定着装置20が用紙およびトナー画像を加熱しながら加圧してトナー画像を用紙上に溶融定着する処理を施し、この定着処理した用紙は排紙路21を介して下排紙トレイ22又は上排紙トレイ23に排紙される。
また、転写工程を終了した感光体ドラム12は、クリーニング装置17によって残留トナーが除去され、図示しない除電ランプの照射によって残留電荷が消去されて次の作像プロセスに備える。
一方、用紙の両面に画像を印刷する両面モード時には、片面にトナー画像が印刷(転写・定着)された用紙は反転装置(両面装置)25に送り込まれて表裏面が反転される。
表裏面が反転された用紙は、再び感光体ドラム12上に形成されたトナー画像を転写するために、反転装置25から再給紙され、片面印刷時と同様にレジストローラ対29を介して感光体ドラム12に当接する位置まで搬送されて、他方の面にトナー画像が転写された後、定着装置20によってそのトナー画像が熱定着され、排紙路21を介して下排紙トレイ22又は上排紙トレイ23に排紙される。
次に、光走査装置13の第1実施例について、具体的に説明する。
図1は、このレーザプリンタにおける光走査装置13を含む主要部の構成例を示す図である。
光走査装置13において、レーザダイオード(以下「LD」と略称する)51より画像信号に応じて変調されたレーザ光が出射され、そのレーザ光は、回転するポリゴンミラー52により主走査方向に反復走査され、レンズ53を介して感光体ドラム12上(予め帯電された面)に結像される。以後、上述した残りの作像プロセスを経て、トナー画像が給紙された転写紙の第1面(片面)に転写され、定着装置20にて熱定着される。
その後、第1面にトナー画像が印刷された用紙は、両面モードの場合に、反転装置25にて表裏面が反転して再給紙され、第2面に別のトナー画像が転写され、定着された後、下排紙トレイ22又は上排紙トレイ23に排紙される。
同期検知器54は、光電変換素子および信号波形整形回路からなる同期検知手段であり、感光体ドラム12に対する主走査方向の画像書き込み範囲外のレーザ光を検知し、その主走査方向のレーザ光による画像書き込み開始位置を規定するための同期検知信号を生成して書込制御部55内のメモリ制御回路と走査周期測定回路へ出力する。
書込制御部55は、後述するメモリ制御回路,走査周期測定回路,および書込クロック生成回路を備えると共に、走査倍率調整手段の機能も備えている。
書込制御部55内のメモリ制御回路は、同期検知器54からの同期検知信号に基づき、システム制御部61からの画像信号をラインメモリ56を介してPWM回路57へ送る。
PWM回路57は、書込制御部55から受け取った画像信号に基づいてPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、それをLDドライバ58へ出力する。そのPWM信号の出力は、書込クロックに同期して行う。
書込制御部55内の書込クロック生成回路は、書込クロック発生手段であり、主走査画素単位の周期でクロックを生成し、レーザ光を変調するための書込クロックとしてLDドライバ58へ送る。
回転制御部59は、回転数設定値(設定された回転数)に応じた基準クロックを、ポリゴンミラー52と共にポリゴンスキャナを構成するスキャナモータへ出力する。
書込制御部55内の走査周期測定回路は、走査周期測定手段であり、同期検知器54による時間的に連続した2つの同期検知信号の出力間隔内の書込クロック生成回路からの書込クロックをカウント(計数)することにより、ポリゴンミラー52による走査周期を測定する。
システム制御部61は、光走査装置13を含むこのレーザプリンタ全体を制御する。
操作パネル62は、各種情報を入力するための入力部および各種情報を表示する表示部とからなり、用紙の第1面に印刷(作像)する画像と第2面に印刷する画像の主走査倍率と副走査倍率を独立に設定することが可能である。
用紙の第1面と第2面に対してそれぞれ設定された主走査倍率(印刷する画像の主走査方向の倍率)調整値,副走査倍率(印刷する画像の副走査査方向の倍率)調整値に対応するポリゴンスキャナ回転数(ポリゴンミラー52の回転数)および書込クロック周波数の調整量を表1に示す。
Figure 0004633508
図3は、光走査装置13における用紙の第1面の走査倍率設定値と第2面の副走査倍率設定値が異なる場合の動作タイミングを示す図である。
回転制御部59は、用紙の第1面に画像を印刷するためのポリゴンミラー52による感光体ドラム12へのレーザ光の走査が終了すると、ポリゴンモータへ出力する基準クロックを用紙の第2面に画像を印刷するための対応する回転数設定値に応じた値に切り替える。このとき、画像の走査倍率(主走査倍率又は副走査倍率)を調整するためにポリゴンスキャナの回転数を上記回転数設定値に切り替える。
書込制御部55は、走査周期測定回路よりカウンタ値(ポリゴンミラー52による走査周期)を取得し、それと目標値(目標とする走査周期)との差異を算出する。そして、その算出した差異の絶対値が予め定められた処理閾値よりも大きい場合には、書込クロック設定値=現書込クロック×(1+差異/目標値)を算出し、書込クロック生成回路で生成される書込クロックをその書込クロック設定値へ変更する。処理閾値=「1」とした場合、主走査倍率は目標値に対して1画素以内のズレに収まる。
こうして、走査倍率(主走査倍率又は副走査倍率)の設定値を用紙の縮みを補正する値とすることで、第1面の画像の定着加熱により用紙が縮むことにより、第2面に印刷される画像の倍率が第1面に比べて大きくなることを補正できる。
この制御を行なったときの書込クロック調整値および(目標値−走査周期カウンタ値)の時間変化を図4に示す。
また、用紙の第1面に印刷する画像の倍率設定値と第2面に印刷する画像の倍率設定値が異なる場合の書込制御部55で行なう制御フローを図5,図6に示す。図5は上述した用紙の第2面に画像を印刷するための制御(用紙の第1面に画像を印刷するためのポリゴンミラー52による感光体ドラム12へのレーザ光の走査が終了した後の制御)を示しているのに対し、図6は用紙の第1面に画像を印刷するための制御(前の用紙の第2面に画像を印刷するためのポリゴンミラー52による感光体ドラム12へのレーザ光の走査が終了した後の制御)を示している。
第1実施例によれば、ポリゴンミラー52による走査周期(走査周期カウンタ値)の目標値との差異に応じて書込クロックを逐次補正するので、ポリゴンミラー52(ポリゴンスキャナ)の回転数が完全に安定していない状態でも、主走査倍率の変動が小さい画像出力を得ることができる。よって、実質的にポリゴンミラー52の回転数の安定待ち時間を短縮でき、印刷出力のスループットを向上することができる。なお、ポリゴンミラー52の回転数が完全に安定していない状態では、副走査倍率にも変動が生じるが、ポリゴンミラー52の回転数の調整量が小さいので、画像への影響は非常に小さい。
次に、光走査装置13の第2実施例について、具体的に説明する。なお、この第2実施例は、第1実施例と若干異なるだけなので、その異なる部分のみ説明する。
書込制御部55内のメモリ制御回路は、第1実施例と同様の機能に加え、パルス期間増減信号を出力する機能を備えている。
PWM回路57は、第1実施例と同様の機能に加え、書込制御部55からのパルス期間増減信号により、書き込みパルス期間を15/16又は17/16とする機能も備えている。
書込制御部55内の走査周期測定回路は、同期検知器54による時間的に連続した2つの同期検知信号の出力間隔内の計測用クロック(書込クロック生成回路からの書込クロックの16倍周波数)をカウントすることにより、ポリゴンミラー52による走査周期を測定する。
回転制御部59は、用紙の第1面の走査倍率設定値と第2面の走査倍率設定値が異なる場合、用紙の第1面又は第2面に画像を印刷するためのポリゴンミラー52による感光体ドラム12へのレーザ光の走査が終了すると、ポリゴンモータへ出力する基準クロックを用紙の第2面又は次の用紙の第1面に画像を印刷するための対応する回転数設定値に応じた値に切り替える。このとき、画像の走査倍率(主走査倍率又は副走査倍率)を調整するためにポリゴンスキャナの回転数を上記回転数設定値に切り替える。
書込制御部55は、走査周期測定回路よりカウンタ値を取得し、それと目標値との差異を算出する。そして、その算出した差異の絶対値が予め定められた処理閾値よりも大きい場合には、1走査ライン(走査周期)内の画素のうちの上記差異に対応する数の画素の書き込みパルス期間(書き込みパルス幅)の調整値を算出し、その調整値に応じたパルス期間増減信号をPWM回路57へ出力する。
PWM回路57は、書込制御部55から受け取った画像信号に基づいてPWM信号を生成し、それを書込クロックに同期させてLDドライバ58へ出力するが、その出力中に書込制御部55からパルス期間増減信号を受けた場合には、そのパルス期間増減信号に応じて書込クロックの書き込みパルス期間を調整する。例えば、上記差異が正の場合に対応するパルス期間増減信号を受けた場合には、書き込みパルス期間を15/16にする。上記差異が負の場合に対応するパルス期間増減信号を受けた場合には、書き込みパルス期間を17/16にする。
よって、例えば上記処理閾値=「2」とした場合、主走査倍率は目標値に対して2/16画素以内のズレに収まる。
こうして、走査倍率の設定値を用紙の縮みを補正する値とすることで、第1面の画像の定着加熱により転写材(用紙)が縮むことにより、第2面に印刷される画像の倍率が第1面に比べて大きくなることを補正できる。
第2実施例によれば、ポリゴンミラー52による走査周期の測定を書込クロックの16倍周波数で行ない、目標値と測定値との差異に応じて、1ライン周期内に含まれる画素のうちの上記差異に対応する数の画素の書き込みパルス幅を微調整することにより、実質的に書込クロックを調整するので、書込クロックを直接変更する場合に比べて、主走査倍率の調整刻みを細かくできる。
以上、この発明を光走査装置を備えたレーザプリンタに適用した実施例について説明したが、この発明はこれに限らず、光走査装置を備えた複写機,ファクシミリ装置,又は複合機等の各種画像形成装置に適用可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明の光書込装置によれば、画像の倍率を調整するためにポリゴンスキャナの回転数を切り替える場合に、ポリゴンスキャナによる走査周期を測定し、その測定した走査周期と目標とする走査周期との差異を算出し、その差異に応じてレーザ光を変調するための書込クロックを調整するので、用紙の第1面と第2面に印刷される画像の倍率を合わせ、且つポリゴンスキャナの安定待ち時間を短縮して印刷出力のスループットを向上させることができる。
よって、この上記光書込装置を用いることにより、高速且つ高画質の両面印刷出力の実行が可能な画像形成装置を提供することができる。
図2に示したレーザプリンタにおける光走査装置を含む主要部の構成例を示す図である。 この発明を実施する光走査装置を備えた画像形成装置としてのレーザプリンタの機構部の概略を示す構成図である。 図1に示した光走査装置における用紙の第1面の走査倍率設定値と第2面の副走査倍率設定値が異なる場合の動作タイミングを示す図である。 図1に示した光走査装置における書込クロック調整値および(目標値−走査周期カウンタ値)の時間変化を示す線図である。 図1の書込制御部55によるこの発明に係わる制御の一例を示すフロー図である。 同じくこの発明に係わる制御の他の例を示すフロー図である。
符号の説明
12:感光体ドラム 13:光走査装置 20:定着装置 LD:51
52:ポリゴンミラー 54:同期検知器 55:書込制御部 57:PWM回路
58:LDドライバ 59:回転制御部 61:システム制御部
62:操作パネル

Claims (4)

  1. 画像情報に応じて変調されたレーザ光を主走査方向に反復走査することにより、該主走査方向に直交する副走査方向に回動する像担持体上にレーザ光による画像の書き込みを行って静電潜像を形成するポリゴンスキャナを備えた光走査装置と、該光走査装置によって前記像担持体上に形成された静電潜像にトナーを付着してトナー画像を形成する現像装置と、該現像装置によって前記像担持体上に形成されたトナー画像を転写材に転写する転写装置と、該転写装置によって前記転写材に転写されたトナー画像を熱定着する定着装置と、前記転写材への両面画像形成時に、前記各装置によって第1面に画像形成が行なわれた転写材の表裏面を反転させ、該転写材の第2面に別の画像形成を行うための両面装置とを備えた画像形成装置であって、
    前記光走査装置に
    前記ポリゴンスキャナの回転数を制御する回転数制御手段と、
    前記レーザ光を変調するための書込クロックを発生する書込クロック発生手段と、
    前記ポリゴンスキャナによる走査周期を測定する走査周期測定手段と、
    前記画像の前記主走査方向の走査倍率である主走査倍率又は副走査方向の走査倍率である副走査倍率を調整する走査倍率調整手段とを設け、
    該走査倍率調整手段は、前記主走査倍率又は前記副走査倍率を調整するために前記ポリゴンスキャナの回転数を切り替える場合に、前記走査周期測定手段に前記走査周期を測定させ、その測定した走査周期と目標とする走査周期との差異を算出し、その差異に応じて前記書込クロック発生手段から発生する書込クロックを調整する書込クロック調整手段を有し、
    該書込クロック調整手段は、前記ポリゴンスキャナの回転数が、前記転写材の第1面に画像形成を行うための回転数から該転写材の第2面に画像形成を行うための回転数に切り替わるまでの期間に、前記書込クロックを調整する手段であり、
    記期が経過する少し前の前記ポリゴンスキャナの回転数が完全に安定していない状態から前記転写材の第2面への画像形成を開始するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記ポリゴンスキャナの回転数の切り替えと前記書込クロックの調整は、前記転写材への両面画像形成時に、前記転写材の第1面への画像形成を行った後、該転写材を前記定着装置によって定着した際に生じるサイズの変化に該転写材の第2面に形成される画像の倍率を合わせるために行うようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    前記光走査装置に、
    前記像担持体に対する前記主走査方向の画像書き込み範囲外のレーザ光を検知して、その主走査方向のレーザ光による画像書き込み開始位置を規定するための同期検知信号を生成して出力する同期検知手段を設け、
    前記走査周期測定部は、前記同期検知手段による前記同期検知信号の出力間隔内の前記書込クロック発生手段からの前記書込クロックを計数することにより、前記ポリゴンスキャナによる走査周期を測定する手段であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記書込クロック調整手段は、前記書込クロックの調整を、前記ポリゴンスキャナによる1走査周期内の画素のうちの前記差異に対応する数の画素の書き込みパルス幅の微調整により行なうことを特徴とする画像形成装置。
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