JP2011194520A - ロボットの回転関節用配線装置 - Google Patents

ロボットの回転関節用配線装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロボットの回転関節用配線装置に組み込むフレキシブルプリント配線板を製造する際に、材料ロスを極力小さくする。
【解決手段】長尺な帯状、且つ、一端部から他端部まで幅寸法が一定の形状の折曲前フレキシブルプリント配線板に対して、その一端部近くから他端部まで前記折曲前フレキシブルプリント配線板を幅方向に2つ以上に均等に分割する1本以上の切れ目を入れることにより形成された、一端部が繋がった複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板14−1、14−2、14−1を備え、前記複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板14−1、14−2、14−1を、その繋がっている部分に近い部分で折り曲げることにより、前記複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板14−1、14−2、14−1が互いに重なるように構成した。
【選択図】図16

Description

本発明は、産業用ロボットの回転関節によって結合された2部材間での配線に用いられるロボットの回転関節用配線装置に関する。
産業用のロボットは、ベースに複数のアームを回転関節によって順次結合して構成され、アームの先端である手首部には、通常、ハンドなどのエンドエフェクタが装着される。このような産業用のロボットでは、アームやエンドエフェクタなどの駆動源をなすモータに電源を供給したり、モータとロボットコントローラとの間で制御用信号を送受したりするケーブルが配線される。この場合の配線方式として、ケーブルをベースやアームの内部に通す内部配線方式と、ロボットの外面に沿って配線する外部配線方式とがある。
上記の2つの配線方式のいずれを採用するにせよ、回転関節部分では、相対回転する2つの部材(ベースとアーム、アームとアーム、アームと手首部など)の相対回転を阻害しないような配線構造とする必要がある。これに対して、2つの部材の相対回転をケーブルの捩れによって吸収する構成が従来より知られている。
しかし、上記構成の場合、ケーブルが断線し易いという問題や、ケーブルを断線し難くするためには回転関節用配線装置が大型化するという問題等があった。これらの問題を解消するために、本出願人は、フレキシブルプリント配線板を用いてロボットの回転関節用配線装置を構成する場合に、フレキシブルプリント配線板の早期摩耗を防止する構造を発明し、先に出願している(特願2010−18580)。この構成によれば、フレキシブルプリント配線板が絡まったり、早期摩耗することがないから、長期にわたって使用することができる。
特開平11−195850号公報 特開2008−71719号公報
さて、フレキシブルプリント配線板の端部には、接続用のコネクタ(接続端子)を手着している。このコネクタの大きさ(特には、幅寸法の大きさ)は、スリム(幅狭)な帯状のフレキシブルプリント配線板の本体の幅寸法よりも大きいため、フレキシブルプリント配線板の端部の形状は、上記コネクタの形状に合わせて幅広に形成することになる。この場合、フレキシブルプリント配線板の中間部分はスリム(幅狭)な帯状であることから、フレキシブルプリント配線板の端部の形状はほぼT字状となる。このような両端部がT字状のフレキシブルプリント配線板を製造する場合、フレキシブルプリント配線板の大きなシートから上記した両端部がT字状のフレキシブルプリント配線板を打ち抜き加工して製造している。しかし、このような製造方法の場合、フレキシブルプリント配線板を打ち抜き加工する際に、材料ロスが大きいという不具合があった。尚、特許文献1、2には、複雑な形状(具体的には、幅広の部分と幅狭な部分が混在した形状や、横方向に直角に突出する部分が存在する形状)のフレキシブルプリント配線板が記載されている。このような複雑な形状のフレキシブルプリント配線板を製造する場合も、フレキシブルプリント配線板の大きなシートから上記した各形状のフレキシブルプリント配線板を打ち抜き加工して製造しなければならないので、やはり材料ロスが大きいという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、ロボットの回転関節用配線装置に組み込むフレキシブルプリント配線板を製造する際に、材料ロスを極力小さくすることができるロボットの回転関節用配線装置を提供することにある。
請求項1記載の発明においては、長尺な帯状、且つ、一端部から他端部まで幅寸法が一定の形状の折曲前フレキシブルプリント配線板に対して、その一端部近くから他端部まで前記折曲前フレキシブルプリント配線板を幅方向に2つ以上に均等に分割する1本以上の切れ目を入れることにより形成された、一端部が繋がった複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板を備え、前記複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板を、その繋がっている部分に近い部分で折り曲げることにより、前記複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板が互いに重なるように配置して、フレキシブルプリント配線板を構成した。この構成によれば、折曲前フレキシブルプリント配線板は細長い長方形の帯状になるので、このフレキシブルプリント配線板を、大きなシートのフレキシブルプリント配線板から打ち抜き加工する際に、材料ロスはほとんど無くなる。また、上記構成によれば、複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板を折り曲げて重ね合わせる際に、複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板の一端部が繋がっているから、一端部が繋がった状態で折り曲げ作業を実行できることから、その繋がった部分が位置合わせの目印(作業補助用)となり、位置合わせが行いやすく折り曲げ作業が容易になる。
請求項2記載の発明によれば、フレキシブルプリント配線板のうちの一端部が繋がった複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板は、折り曲げ方を調節することにより、前記ほぼ円弧状に反転させた反転部における最も内側の短冊状のフレキシブルプリント配線板の長さ寸法が最も短く構成され、以下外側の短冊状のフレキシブルプリント配線板の長さ寸法が順次長くなるように構成され、前記複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板の多端部を揃えて固定することにより、前記フレキシブルプリント配線板の前記ほぼ円弧状に反転させた反転部において、最も内側に位置するフレキシブルプリント配線板の曲率半径が最も小さくなり、中央に位置するフレキシブルプリント配線板の曲率半径が上記内側のそれよりも少し大きくなり、最も外側に位置するフレキシブルプリント配線板の曲率半径が上記中央のそれよりも更に少し大きくなる構成、即ち、前記反転部において、内側に位置するフレキシブルプリント配線板から外側に位置するフレキシブルプリント配線板が離れて互いの間に隙間が形成される構成を容易に得ることができる。
本発明の第1実施形態を示すもので、回転関節構造と共に示す回転関節用配線装置の横断面図 外カバーを取り外して図1のA−A線の矢印方向から見た取付枠の側面図 回転関節用配線装置の分解斜視図 FPC板の拡大断面図 複数枚のFPC板の重なり形態を示す断面図 重ねられた複数枚のFPC板の部分斜視図 回転関節用配線装置単体の横断面図 回転関節用配線装置単体の縦断面図 図8とは異なる状態で示す回転関節用配線装置単体の縦断面図 保護柱の作用を説明するための拡大断面図 折り曲げる前のフレキシブルプリント配線板の平面図 折り曲げる前のフレキシブルプリント配線板に切れ目を入れたものの平面図 折り曲げる前のフレキシブルプリント配線板に切れ目と折れ目線を入れたものの平面図 フレキシブルプリント配線板を折り曲げる工程を示す図(その1) フレキシブルプリント配線板を折り曲げる工程を示す図(その2) フレキシブルプリント配線板を折り曲げる工程を示す図(その3) 産業用ロボットの斜視図 本発明の第2実施形態を示す図13相当図 図15相当図 図16相当図 本発明の第3実施形態を示すフレキシブルプリント配線板の斜視図
以下、本発明の第1実施形態を図1ないし図17に基づいて説明する。図17に示す産業用ロボット1は、例えば6軸の垂直多関節型のものとして構成され、床に設置されるベース2と、このベース2に水平方向に旋回可能に支持されたショルダ部3と、このショルダ部3に上下方向に旋回可能に支持された下アーム4と、この下アーム4に上下方向に旋回可能に支持された後上アーム5と、この後上アーム5に捻り回転可能に支持された前上アーム6と、この前上アーム6に上下方向に旋回可能に支持された手首7と、この手首7に捻り回転可能に支持されたフランジ8とを備えている。そして、アーム先端であるフランジ8には、ハンドなどのエンドエフェクト(図示せず)が取り付けられるようになっている。
エンドエフェクタとしては、ハンドの他に、視覚検査装置のカメラなどが考えられる。視覚検査装置とは、ワークの所望の検査ポイントをカメラで撮影してその撮影画像情報をロボットコントローラに送信し、ロボットコントローラが受信した撮影画像信号をディスプレイに表示するというもので、ディスプレイに表示された撮影画像を目で見て組立や加工などの良否を検査するものである。
上記のショルダ部3はベース2に、下アーム4はショルダ部3に、後上アーム5は下アーム4に、前上アーム6は後上アーム5に、手首7は前上アーム6に、フランジ8は手首7に、それぞれ回転関節によって回転可能に支持されている。図1は、これら各部の回転関節構造のうち、手首7の前上アーム6に対する回転関節構造を示している。この図1において、前上アーム6は、アーム基枠9を複数の外カバー10により覆って構成されている。この前上アーム6のアーム基枠9の先端部分には、軸穴9aが形成されている。これに対し、手首7側には筒状の軸部7aが突設されている。この軸部7aは、前上アーム6のアーム基枠9の軸穴9aに嵌合され、クロスローラベアリング11により相対回転可能に支持されている。手首7はこのような回転関節構造によって前上アーム6に上下方向に旋回可能に支持されているが、ショルダ部3、下アーム4、後上アーム5、前上アーム6、フランジ8といった他のロボット要素の回転関節も同様の構造である。
上記の旋回可能或は捻り回転可能なロボット要素であるショルダ部3、下アーム4、後上アーム5、前上アーム6、手首7、フランジ8は、それぞれアクチュエータ、例えばサーボモータ(図示せず)を駆動源としている。これらのサーボモータに電源を供給したり、或は、ロボットコントローラからサーボモータの駆動回路に制御信号を送信したり、サーボモータのロータリエンコーダからロボットコントローラに回転検知信号を送信したりするために、ベース2から先端の手首7に至るまでのロボット内部には、ケーブル(図示せず)が通されている。
フランジ8に取り付けられるエンドエフェクタがハンドであれば、当該ハンドのアクチュエータであるサーボモータに電源を供給したり、ハンドのサーボモータとロボットコントローラとの間で制御信号や回転検知信号を送受したりするためのケーブルがロボット内部に通される。エンドエフェクタが視覚検査装置のカメラである場合には、カメラに電源を供給したり、カメラの撮影画像信号をロボットコントローラに送信したりするためのケーブルがロボット内部に通される。
このロボット内部にケーブルを通す配線のうち、回転関節部分を通す配線には、図1〜図3に示す回転関節用配線装置12が用いられる。この図1〜図3の回転関節用配線装置12は手首7の回転関節のものであるが、他の回転関節に用いられる配線装置も同様の構成のものである。回転関節用配線装置12は、配線ケース13内に帯状の長尺なフレキシブルプリント配線板14を収納してなる。尚、以下では、フレキシブルプリント配線板14を、FPC板14と称することとする。
回転関節用配線装置12の配線ケース13は、透明プラスチック製の両面が開放された円筒状の筐体15と、中心部に円形の芯部材16を一体に有した透明プラスチック製の第1の円板17と、同じく透明プラスチック製の第2の円板18とから構成されている。
第1の円板17および第2の円板18は、筐体15の両側の開放面を塞ぐためのもので、第1の円板17は、筐体15の内側に嵌合する円形嵌合突部17aを有し、第2の円板18は、筐体15の外側に嵌合する環状嵌合リブ18aを有している。第2の円板18は、第1の円板17の芯部材16に図7に示すねじ19によって固定されて第1の円板17と一体化される。この一体化された第1の円板17と第2の円板18とは、中心に芯部材16を有したリール20を構成する。
第1の円板17と第2の円板18を一体化してリール20を構成する際、円形嵌合突部17aを筐体15の内側に嵌合すると共に環状嵌合リブ18aを筐体15の外側に嵌合するようにして、第1の円板17と第2の円板18との間に筐体15を挟むように配する。このとき、筐体15と第1の円板17、第2の円板18との間には若干の隙間が形成されるようになっており、これにより、筐体15とリール20とが相対回転可能に組み立てられ、配線ケース13として構成される。
配線ケース13の中心部に位置する芯部材16には、円弧状の保持溝16aが形成されており、この保持溝16a内に止め具21が嵌着されている。一方、筐体15には、その内周面から外周面に向かって円弧を描くようにしてスリット15aが形成されている。また、筐体15には、スリット15aから一方向に向かって反対側にまで延びる深溝15bが形成されており、この深溝15bの先端部は、外周側の側面部が筐体15の外周面において外方に開放されていると共に、底面部も筐体15の端面において外方に開放されている。
第1の円板17の内面(配線ケース13の内面を構成する側の面)には、芯部材16と同心に大小径の異なる2本の環状リブ17b,17cが形成されており、この2本の環状リブ17b,17cに挟まれた環状の溝状部分を案内路(案内部)22としている。また、第1の円板17の内面には、芯部材16から放射状に延びる放射状リブ17dが複数本形成されている。なお、放射状リブ17dは、案内路22内には形成されていない。
配線ケース13内には、摺動補助器23が配設されている。摺動補助器23は、有端環状に形成されたプラスチック製の回転板24を基台としている。この回転板24の表裏両面のうち、一方の面には、突部24aが突設されている。また、回転板24の他方の面には、複数本の支持軸24bが回転板24の円弧に沿って一列に整列した状態で立設されており、この支持軸24bにローラ25が回転自在に支持されている。このとき、ローラ25の外径寸法を回転板24の幅寸法よりも大きくしておくことにより、ローラ25が回転板24の内外両周縁から外方に出っ張るようにしている。
更に、回転板24の支持軸24bが立設された面の一端近くには、他端に向く側の面を円弧凹面26aとした保護柱26が立設されている。この保護柱26は、その幅が回転板24の幅よりも狭く、例えば回転板24の幅の半分程度に定められて回転板24の外周縁側に偏った位置に設けられている。ここで、回転板24の両端のうち、保護柱26が立設された一端とは反対側の他端にはローラ25が位置し、当該ローラ25は回転板24の他端よりも外方に出っ張っている。
このように回転板24に複数個のローラ25を配列してなる摺動補助器23は、図7に拡大して示すように、回転板24の突部24aを第1の円板17の案内路22にスライド可能に嵌合するようにして配線ケース13内に収納されている。そして、回転板24の突部24aが案内路22にスライド可能に嵌合されることにより、摺動補助器23は、芯部材16の周りで当該芯部材16を中心に回転運動可能になっている。
FPC板14は、図6にも示すように、複数枚重ねられて配線ケース13内に収容されている。これらFPC板14は、いずれも図4(a)および(b)に示すように、複数本の導電線27を形成したプラスチックフィルム、例えばポリイミドフィルム28に、絶縁被覆のためのプラスチックフィルム、例えばポリイミドフィルム29を接着剤30により接着してなる基本構成を有している。導電線27は、電源線または信号線として使用される。この場合、FPC板14としては、図4(a)に示すように導電線27が電源線27−1として使用される電源用FPC板14−1と、図4(b)に示すように信号線27−2としてされる信号用FPC板14−2の2種類用意されている。これら、電源線27−1と信号線27−2は、厚さについては同一で、線幅については信号線27−2の方が電源線27−1よりも狭くなっている。また、信号線27−2の本数については、図4(b)では、4本図示しているが、もっと多数本形成するように構成しても良い。
そして、本実施形態では、電源用FPC板14−1は、手首7やフランジ8のアクチュエータ(駆動源)であるサーボモータに電源を供給するため、およびエンドエフェクタに電源を供給するためのもの、信号用FPC板14−2は、上記サーボモータとロボットコントローラとの間で信号を送受するため、およびエンドエフェクタとロボットコントローラとの間で信号を送受するためのものとして用いられている。
複数枚のFPC板14としては、電源用FPC板14−1および信号用FPC板14−2がそれぞれ所要枚数使用されている。例えば3枚のFPC板14を重ね合わせる場合、1枚の信号用FPC板14−2を2枚の電源用FPC板14−1で挟むように重ね合わせる(図5参照)。このような構成の3枚のFPC板14−1、14−2、14−1を製造する方法について、図11ないし図16を参照して説明する。
まず、上記3枚のFPC板14−1、14−2、14−1は、図11に示すような一枚のFPC板(折曲前フレキシブルプリント配線板)51から構成されている。このFPC板51の形状は、長尺な帯状、且つ、一端部から他端部まで幅寸法が一定の形状である。上記FPC板51には、上記3枚のFPC板14−1、14−2、14−1にそれぞれ相当する領域51−1、51−2、51−3が形成されている。
次に、図12に示すように、FPC板51における一端部(図12中の上端部)近くから、上記電源用FPC板14−1相当の領域51−1と、電源用FPC板14−1相当の領域51−3との境界に切れ目51aを入れ、電源用FPC板14−1相当の領域51−3と信号用FPC板14−2相当の領域51−2との境界に切れ目51bを入れ、いわゆる暖簾のような形状に加工する。これにより、電源用FPC板14−1と、信号用FPC板14−2と、電源用FPC板14−1とが形成される。これら電源用FPC板14−1、信号用FPC板14−2、および、電源用FPC板14−1は、それぞれ帯状で且つ同一幅の短冊状である。
この後、図16に示すように、左右両側の信号用FPC板14−2と電源用FPC板14−1の各一端部を折り曲げることにより、電源用FPC板14−1、信号用FPC板14−2、および、電源用FPC板14−1を重ねた状態にする。以下、この重ね方について、詳述する。
まず、図13に示すように、左右両側の信号用FPC板14−2と電源用FPC板14−1の各一端部に、折り易くするために、折れ目線51c、51d、51e、51fを入れる。続いて、図14に示すように、左側の信号用FPC板14−2を折れ目線51cに沿って折り曲げ、右方へ延ばす。そして、図15に示すように、上記折り曲げた信号用FPC板14−2を折れ目線51dに沿って折ることにより、電源用FPC板14−1の上に重ねる。
次いで、右側の電源用FPC板14−1を折れ目線51eに沿って折り曲げ、左方へ延ばす。この後、図16に示すように、上記折り曲げた電源用FPC板14−1を折れ目線51fに沿って折り曲げることにより、信号用FPC板14−2(および電源用FPC板14−1)の上に重ねる。これにより、3枚のFPC板14−1、14−2、14−1を重ね合わせたFPC板14が製造される。
電源用FPC板14−1、14−1と、信号用FPC板14−2とでは、図3に示すように、他端部側の長さが異なり、信号用FPC板14−2の方が、電源用FPC板14−1、14−1よりも長尺となっている。そして、電源用FPC板14−1、14−1、信号用FPC板14−2は、一端部側の部分14dでほぼ直角に図3中上方に折り曲げられ、上方に延びる延長部14aが形成されている。
また、電源用FPC板14−1、14−1は他端部側の部分14eでほぼ直角に図3中下方に折り曲げられ、下方に延びる延長部14bが形成されている。さらに、信号用FPC板14−2の他端部側の部分14fもほぼ直角に図3中下方に折り曲げられ、下方に延びる延長部14cが形成されている。
そして、電源用FPC板14−1、14−1、信号用FPC板14−2の一端部である前記折曲部分14dは、リール20の相対回転中心部である芯部材16に連結され、又、電源用FPC板14−1、14−1の他端部である前記折曲部分14e、信号用FPC板14−2の他端部である前記折曲部分14fは筐体15に連結されている。
具体的には、電源用FPC板14−1、14−1、信号用FPC板14−2の前記折曲部分14dについては、芯部材16に嵌着された止め具21の差し込み溝21a内に挿入保持されている。一方、電源用FPC板14−1、14−1の前記折曲部分14eはスリット15a内に挿入され、信号用FPC板14−2の前記折曲部分14fは、当該スリット15aに連続する深溝15b内にその全体にわたって挿入され、スリット15aの外周側の開放口および深溝15bの先端部の外周側の開放口を塞ぐようにして筐体15に固定された押え具31および32によって夫々押えられている。
このようにして両端部が芯部材16および筐体15に連結されたFPC板14は、図8にも示すように、配線ケース13内において、途中部分が摺動補助器23の両端間の開口部に通され、そして、摺動補助器23の内側に位置する部分が芯部材16の外周に所要回数巻かれ、摺動補助器23の外側に位置する部分が摺動補助器23の内側での巻き方向と逆の巻き方向になるよう所要回数巻かれている。このように摺動補助器23の内外両側において巻き方向が異なるFPC板14は、摺動補助器23の両端間の開口部分においてU字状に折り返えされた状態になっている。そして、このU字状に折り返えされた部分T(ほぼ円弧状の反転部、以下、折り返し部分Tという)の内側には、前述した回転板24の他端に設けられたローラ25が位置している。
また、図3に示すように、FPC板14の延長部14a、14b、14cのうち、芯部材16に連結された一端部の延長部14aの先端部には、FPC板14の導電線27に接続された接続端子33が取着されている。また、筐体15に連結されたFPC板14の他端部の延長部14b、14cのうち、スリット15aに保持された短尺な電源用FPC板14−1の他端部の延長部14bには、接続端子34が取着され、深溝15bの先端部に保持された長尺な信号用FPC板14−2の他端部の延長部14bには、接続端子35が取着されている。
そして、芯部材16に保持されたFPC板14の延長部14aは、第2の円板18にその外周から中心部にかけて直線状に形成されたスリット18bを通して配線ケース13の外方へ導出されている。また、筐体15のスリット15aに保持された短尺な電源用FPC板14−1の延長部14bは、スリット15aのうち第1の円板17による閉鎖から除かれた部分を通して配線ケース13の外方へと導出され、深溝15bの先端部に保持された長尺な信号用FPC板14−2の延長部位14cは、当該深溝15bの先端部の底面部側(第1の円板17側)の開放口から配線ケース13の外方へと導出されている。
ここで、3枚のFPC板14は、配線ケース13内に位置する部分については接着されておらず、互いに摺動可能になっている。このFPC板14の非接着部分の長さは、図8にも示すように、摺動補助器23の開放部分でU字状の折り返し部分Tにおいて内側に位置するFPC板14から外側に位置するFPC板14が離れて互いの間に隙間が形成されるようにするために、折り返し部分Tにおいて外側に位置するFPC板14ほど長く定められている。
回転関節用配線装置12は以上のように構成されている。ここで、この回転関節用配線装置12の組み立て手順の一例を説明する。まず、作業台上に第1の円板17を載せ、筐体15を第1の円板17上に、円形嵌合突部17aに嵌合させるようにして載せる。次に、摺動補助器23の回転板24の突部24aを第1の円板17の案内路22に嵌め込むようにして摺動補助器23を筐体15内に収納する。
その後、前述したようにして製造された3枚のFPC板14の一端部を止め具21の差し込み溝21aに差し込んだ上で、当該止め具21を芯部材16の保持溝16aに嵌着する。次いで、FPC板14を、摺動補助器23の内側において芯部材16の周りに所要回数緩く巻き、続いて、FPC板14を摺動補助器23の両端間の開口部に通して当該摺動補助器23の内側から外側へと出し、そして、折り返して摺動補助器23の外側に、内側と巻き方向を逆にして所要回数巻く。
次に、FPC板14のうち、短尺な電源用FPC板14−1の他端部の延長部14bを筐体15のスリット15a内に外周側から入れると共に、長尺な信号用FPC板14−2の他端部の延長部14cを、深溝15bの先端部の内側に、筐体15の外周側の開放口から入れる。そして、短尺な電源用FPC板14−1の他端部から長尺な信号用FPC板14−2の他端部に至る部分をスリット15aおよび深溝15b内に上方から挿入する。これにより、短尺な電源用FPC板14−1および長尺な信号用FPC板14−2の延長部14b、14cがそれぞれスリット15aおよび深溝15bの先端部から第1の円板17側に導出された状態にする。
次に、第2の円板18を、そのスリット18b内に芯部材16から上向きに導出されている延長部14aを外周側から中心側に向けて挿入するようにしながら、筐体15の上に配置して環状嵌合リブ18aを筐体15の外周に嵌合する。最後に、第2の円板18をねじ19によって芯部材16に固定する。以上により、回転関節用配線装置12が組み立てられる。
さて、FPC板14を収納した配線ケース13は、図1に示すように、筐体15を金属製の保持筒36に取り付けた上で、筐体15およびリール20の相対回転の中心を、手首7および前上アーム6の相対回転の中心に一致させるようにして回転関節部分に配置されている。そして、保持筒36のフランジ36aが例えば手首7の軸部7aにねじ37によって固定されている。これにより、筐体15が保持筒36を介して手首7(ロボットの相対回転する一方の部材)に固定される。
筐体15が手首7の軸部7aに固定された配線ケース13は、前上アーム6のアーム基枠9にねじ38によって固定された取り付け枠39の筒状収納部39a内に収納されている。この筒状収納部39aは両端開放型で、一端部に、例えばT型の連結枠39bが形成されており、この連結枠39bが第2の円板18を通して芯部材16にねじ40によって固定されている。これにより、リール20が連結枠39bを介して前上アーム6(ロボットの相対回転する他方の部材)に固定される。なお、連結枠39bには、第2の円板18のスリット18bから外方に導出されたFPC板14の延長部14aを通すためのスリット39cが形成されている。そして、前記外カバー10が取り付け枠39を覆うようにしてアーム基枠9および取り付け枠39に複数本のねじ41によって固定されている。
配線ケース13の第2の円板18から導出されたFPC板14の一方の延長部14aの接続端子33は、前上アーム6内の所定部位に固定され、この接続端子33に前上アーム6内に配線された図示しないケーブルが接続端子を介して接続される。また、配線ケース13の筐体15から第1の円板17側に導出された2つの他方の延長部14b、14cの接続端子34、35は、手首7内の所定部位に固定され、この接続端子33に手首7内に配線された図示しないケーブルが接続端子を介して接続される。
以上のようにして前上アーム6内に配線されたケーブルと、手首7内に配線されたケーブルとが回転関節用配線装置12を介して接続される。
次に、上記構成の作用を説明する。まず、手首7が前上アーム6に対して相対回転せず、停止している状態では、筐体15とリール20との間に相対回転はないため、FPC板14は、配線ケース13内への収納前の状態、つまり真っ直ぐの状態に戻ろうとして、図9に示すように、摺動補助器23の内側の部分では当該摺動補助器23に接するようになり、摺動補助器23の外側の部分では筐体15の内周面に接するようになる。また、FPC板14の折り返し部分Tでは、やはり真っ直ぐの状態に戻ろうとするために、折り返し部分Tのうち摺動補助器23の内側の部分では、当該摺動補助器23から離れて芯部材16に接する状態となる。
この状態から、手首7が前上アーム6に対して相対回転し、これに伴い、筐体15がリール20に対して図8に矢印Lで示す方向に相対回転すると、当該筐体15の相対回転方向が、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分についての折り返し部分Tから他端側(筐体15への連結端部側)に向かう方向と同じであるため、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分が矢印L方向に引っ張られるようになる。すると、FPC板14は、摺動補助器23の外側部分においては、筐体15の内面から離れて摺動補助器23に巻き付き、且つ、折り返し部分Tで摺動補助器23を引っ張るようになって当該摺動補助器23を矢印L方向に回転させるようになる。
このとき、摺動補助器23は筐体15の回転数のほぼ半分の回転数で回転することから、FPC板14は、摺動補助器23の内側にある部分が芯部材16から巻き戻されながら次第に摺動補助器23の外側に繰り出されるようになってローラ25から次第に離れるようになり、摺動補助器23の外側にある部分は内側から繰り出された部分を摺動補助器23に巻き付けながら、つまりローラ25に接触して該ローラ25を回転させながら筐体15と一体的に矢印L方向に回転してゆく。
このように、筐体15が矢印L方向に相対回転する場合には、FPC板14は、摺動補助器23の内側では芯部材16から巻き戻され、摺動補助器23の外側では当該摺動補助器23に巻き付くように動作するのである。
一方、手首7が前上アーム6に対して相対回転し、これに伴い、筐体15がリール20に対して図9に矢印Mで示す方向に相対回転すると、当該筐体15の相対回転方向が、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分の折り返し部分Tから他端側に向かう方向とは反対の方向であるため、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分が筐体15により押されるようになる。
これにより、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分が緩んで当該摺動補助器23から離れ、筐体15の内面に接した状態となって当該筐体15と一体的に矢印M方向に回転するようになる。この回転により、FPC板14のうち摺動補助器23の外側にある部分が停止している摺動補助器23から巻き戻されるようになると共に、折り返し部分Tが摺動補助器23の一端側のローラ25から離れて他端側の保護柱26に当接するようになる。このとき、折り返し部分Tが接する保護柱26の側面は円弧凹面26aとなっているから、折り返し部分Tが保護柱26から外れることなく、当該保護柱26を効率良く押すことができる。
保護柱26が折り返し部分Tから押圧力を受けると、摺動補助器23が矢印M方向に回転するようになる。このときの摺動補助器23の回転数は筐体15の回転数のほぼ半分となることから、FPC板14は、摺動補助器23の外側では当該摺動補助器23からの巻き戻しが継続されて当該巻き戻された部分が摺動補助器23の内側に押入れられるようになり、そして、摺動補助器23の内側では外側から入れられてくる部分が摺動補助器23のローラ25に接触して該ローラ25を回転させながら芯部材16の周りに巻かれてゆくようになる。
このように、筐体15が矢印M方向に相対回転する場合には、FPC板14は、摺動補助器23の内側では芯部材16に巻き付けられ、摺動補助器23の外側では当該摺動補助器23から巻き戻されるように動作するのである。
このような構成の本実施形態においては、3枚のFPC板14−1、14−2、14−1を、図11に示すような一枚のFPC板51から構成した。具体的には、FPC板51における一端部(図12中の上端部)近くから、上記電源用FPC板14−1相当の領域51−1と、信号用FPC板14−2相当の領域51−2と、電源用FPC板14−1相当の領域51−3との各境界に切れ目51a、51bを入れ、いわゆる暖簾のような形状に加工した後、左右両側の信号用FPC板14−2と電源用FPC板14−1の各一端部を折り曲げることによって、電源用FPC板14−1、信号用FPC板14−2、および、電源用FPC板14−1を重ねた状態にした。この構成によれば、一枚の細長い長方形状のFPC板51を、FPC板の大きなシートから打ち抜き加工する(切り出す)だけであるから、従来構成(両端部にT字型部分が存在する細長い帯状のフレキシブルプリント配線板)とは異なり、材料ロスがほとんどなくなる。特に、上記実施形態では、3枚のFPC板14−1、14−2、14−1を重ねるに際して、一端部で繋がった状態の短冊状の3枚のFPC板14−1、14−2、14−1のうちの両側の2枚のFPC板14−2、14−1を折り曲げて重ねるだけであるから、繋がった部分が位置合わせの目印(作業補助用)となり、位置合わせが行い易く、且つ、折り曲げ作業が容易になるため、取扱性および作業性が向上する。
また、上記実施形態においては、一端部で繋がった状態の短冊状の3枚のFPC板14−1、14−2、14−1のうちの両側の2枚のFPC板14−2、14−1を折り曲げて重ねるので、2枚のFPC板14−2、14−1の折り曲げ後の長さ寸法は、折り曲げた分だけ短くなる。換言すると、2枚のFPC板14−2、14−1については、各長さ寸法を、折り曲げることにより細かく調節することができる。
図18ないし図20は、本発明の第2実施形態を示すものである。尚、第1実施形態と同一構成には、同一符号を付している。この第2実施形態では、図18中の右側の電源用FPC板14−1を、中央の電源用FPC板14−1の上に重ねるように折り曲げるときに、長尺方向の長さ寸法を調節するための専用の折り曲げを行うように構成した。
具体的には、図18に示すように、右側の電源用FPC板14−1に、重ね合わせ用の折れ目線51e、51fに加えて、長さ調節用の折れ目線51g、51hを入れる。そして、左側の信号用FPC板14−2については、図19に示すように、第1実施形態と同様にして折り曲げて電源用FPC板14−1上に重ね合わせる。
次に、右側の電源用FPC板14−1を折り曲げて重ね合わせるのであるが、まず、長さ寸法を調節するための折り曲げを行う。即ち、図19において、右側の電源用FPC板14−1を長さ調節用の折れ目線51gに沿って上方へ折り曲げる。続いて、上方へ折り曲げた右側の電源用FPC板14−1を長さ調節用の折れ目線51hに沿って下方へ折り曲げる。これにより、長さ寸法を調節するための折り曲げが完了する。この後は、上記長さ調節用の折り曲げが完了した右側の電源用FPC板14−1について、図20に示すように、第1実施形態と同様にして折り曲げて信号用FPC板14−2(および電源用FPC板14−1)上に重ね合わせる。
上述した以外の第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成と同じ構成となっている。従って、第2実施形態においても、第1実施形態とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、第2実施形態によれば、図18中の右側の電源用FPC板14−1について、長さ調節用の折り曲げを行うように構成したので、折り曲げ後の電源用FPC板14−1の長さ寸法を細かく調整することができる。
尚、上記第2実施形態においては、長さ調節用の折り曲げ部位を、図18中の右側の電源用FPC板14−1における重ね合わせ用の折り曲げ部位の上部に配設するように構成したが、これに代えて、長さ調節用の折り曲げ部位と重ね合わせ用の折り曲げ部位の位置関係を上下逆にしても良い。また、長さ調節用の折り曲げ部位を複数箇所設けるように構成しても良い。更に、図18中の左側の信号用FPC板14−2に長さ調節用の折り曲げ部位を1箇所または複数箇所設けても良い。更にまた、図18中の中央の電源用FPC板14−1に長さ調節用の折り曲げ部位を1箇所または複数箇所設けても良い。
また、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、以下のような拡張或は変更が可能である。
FPC板14のプラスチックフィルムは、ポリイミドに限られず、PET(ポリエチレンテレフタレート)などであっても良い。
電源用FPC板14−1と信号用FPC板14−2とで長さを特に異ならせる必要はない。
摺動補助器23の案内路22は、第2の円板18側に形成しても良い。
保護柱26は、回転板24の幅全体にわたる幅で形成しても良い。
FPC板14を重ねる枚数は、3枚に限定されるものではなく、2枚であっても良い。この構成の場合、折り曲げる前のFPC板の幅寸法は、2枚分のFPC板14−1、14−2の幅寸法を加算した寸法となる。また、折り曲げる前のFPC板に形成する切れ目は、1つとなる。
また、3枚のFPC板14−1、14−2、14−1を重ねる場合に、第1実施形態では、中央の電源用FPC板14−1の上に左側の信号用FPC板14−2を先に折り曲げて重ね、その後、右側の電源用FPC板14−1を折り曲げて重ねるように構成したが、右側の電源用FPC板14−1を先に折り曲げて重ね、その後、左側の信号用FPC板14−2を折り曲げて重ねるように構成しても良い。更に、中央の電源用FPC板14−1の一方の面上に左右両側の信号用FPC板14−2と電源用FPC板14−1を折り曲げて重ねるように構成したが、これに代えて、中央の電源用FPC板14−1の一方の面上に左側(または右側)の信号用FPC板14−2を折り曲げて重ね、中央の電源用FPC板14−1の他方の面上に右側(または左側)の電源用FPC板14−1を折り曲げて重ねるように構成しても良い。
更に、上記各実施形態では、3枚のFPC板14−1、14−2、14−1を重ねる構成としたが、これに限られるものではなく、このように3枚重ねたFPC板14を複数重ねることにより、6枚以上のFPC板14−1、14−2を重ねる構成としても良い。また、4枚重ねた構成が必要な場合には、上記3枚のFPC板14−1、14−2、14−1を重ねた構成に通常の1枚のFPC板14を重ねるように構成しても良い。また、5枚重ねた構成が必要な場合には、上記3枚のFPC板14−1、14−2、14−1を重ねた構成に通常の1枚のFPC板14を2枚重ねるように構成しても良いし、上記3枚のFPC板14−1、14−2、14−1を重ねた構成に、2枚のFPC板14を重ねた構成を重ねるように構成しても良い。尚、3枚のFPC板14−1、14−2、14−1の重ね合わせ方(および折り曲げ方)、上記した各重ね合わせ方(および折り曲げ方)以外の重ね合わせ方(および折り曲げ方)でも良い。また、電源用FPC板14−1および信号用FPC板14−2の重ね合わせ方および重ね合わせ枚数等については、種々様々の重ね合わせ方および重ね合わせ枚数を必要に応じて採用することが好ましい。
また、上記各実施形態においては、図16または図20に示すように、3枚のFPC板14−1、14−2、14−1を重ね合わせて、3層のFPC板14を形成するように構成したが、このとき、左右両側のFPC板14−2とFPC板14−1の一端部側を折り曲げたので、折り曲げたFPC板14−2、14−1の長さ寸法は、中央のFPC板14−1の長さ寸法よりも短くなる。この場合、左右両側のFPC板14−2およびFPC板14−1の折り曲げ方(折り曲げ代の長さや回数等)を調節することにより、3枚のFPC板14−1、14−2、14−1の長さ寸法を異ならせることが可能である。
そこで、例えば、中央(図16中の最も奥側)のFPC板14−1の長さ寸法を最も長くし、左側(図16中の真中)のFPC板14−2の長さ寸法を中とし、右側(図16中の最も手前側)のFPC板14−2の長さ寸法を最も短くした上で、これら重ね合わせた3枚のFPC板14−1、14−2、14−1の長さの異なる他端部を揃えて固定すると共に、FPC板14全体を円弧状に曲げる。すると、重ね合わせた3枚のFPC板14−1、14−2、14−1の一端部が繋がっていると共に、他端部の長さが異なるため、図21に示す第3実施形態のように、U字状の折り返し部分T’ において、自動的に、内側に位置するFPC板14−1から外側に位置するFPC板14−2、14−1が離れて互いの間に隙間が形成されるようになる。
即ち、最も内側に位置するFPC板14−1の曲率半径が最も小さくなり、中央に位置するFPC板14−2の曲率半径が上記内側のそれよりも少し大きくなり、最も外側に位置するFPC板14−1の曲率半径が上記中央のそれよりも更に少し大きくなる構成を自動的に得ることができる。
これによって、図8または図9に示すように、配線ケース13内に3枚重なったFPC板14を収容したときに、摺動補助器23の開放部分でFPC板14のU字状の折り返し部分Tにおいて内側に位置するFPC板14から外側に位置するFPC板14が離れて互いの間に隙間が形成される構成を、簡単な構成にて容易に実現することができる。そして、上記したように、3枚のFPC板14−1、14−2、14−1の各曲率半径を設定した後、図3に示すように、FPC板14の延長部14a、14b、14cをそれぞれ折り曲げて形成するように構成されている。
図面中、1は産業用ロボット、2はベース、4は下アーム、5は後上アーム、6は前上アーム、7は手首、8はフランジ、12は回転関節用配線装置、13は配線ケース、14はフレキシブルプリント配線板、15は筐体、16は芯部材、17は第1の円板、18は第2の円板、20はリール、22は案内路、23は摺動補助器、24は回転板、25はローラ、26は保護柱、27は導電線、33、34、35は接続端子、36は保持筒、39は取り付け枠、51はFPC板を示す。

Claims (2)

  1. ロボットの関節部分の一方の部材に連結される円形状の筐体及び当該筐体と相対回転可能で前記ロボットの前記一方の部材と相対回転する他方の部材に連結される円形状のリールとを組み合わせてなり内部に環状の案内部を形成した中空円形状の配線ケースと、
    前記案内部内に該案内部の周方向に沿って移動可能に収容されると共に、周方向に複数のローラが回転可能に配置された摺動補助器と、
    複数の導電線を絶縁被覆した長尺な帯状をなすフレキシブルプリント配線板を複数枚重ねて構成され、前記複数のローラのうちの一つのローラで巻き方向をほぼ円弧状に反転させた反転部が途中に形成された状態で前記案内部内に収容され、一端部が前記リールの相対回転中心部に連結され、他端部が前記筐体に連結されたフレキシブルプリント配線板と、を備え、
    前記フレキシブルプリント配線板は、長尺な帯状、且つ、一端部から他端部まで幅寸法が一定の形状の折曲前フレキシブルプリント配線板に対して、その一端部近くから他端部まで前記折曲前フレキシブルプリント配線板を幅方向に2つ以上に均等に分割する1本以上の切れ目を入れることにより形成された、一端部が繋がった複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板を備え、前記複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板を、その繋がっている部分に近い部分で折り曲げることにより、前記複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板が互いに重なるように配置して構成されていることを特徴とするロボットの回転関節用配線装置。
  2. 前記筐体は、円筒状に形成され軸方向の両面が開放され、
    前記リールは、前記筐体の中心部に配置された円形の芯部材と、前記筐体の軸方向の両面を塞ぐように配置されて前記芯部材により互いに一体化された2枚の蓋板とを有し、
    前記摺動補助器は、前記芯部材の周りを取り巻く有端環状をなし前記配線ケース内に前記芯部材を中心に回転可能に配設された回転板を備え、前記複数のローラを前記回転板上に前記芯部材を取り巻くように配列して構成され、
    前記フレキシブルプリント配線板は、一端側が前記芯部材に連結され、前記摺動補助器の内側に位置する部分が当該摺動補助器の内周に沿うように巻かれると共に前記摺動補助器の両端間から当該摺動補助器の外側に導出された部分が前記摺動補助器の外側に当該摺動補助器の内側とは逆巻きとなるように巻かれ、
    前記フレキシブルプリント配線板のうちの一端部が繋がった複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板は、折り曲げ方を調節することにより、前記ほぼ円弧状に反転させた反転部における最も内側の短冊状のフレキシブルプリント配線板の長さ寸法が最も短く構成され、以下外側の短冊状のフレキシブルプリント配線板の長さ寸法が順次長くなるように構成され、
    前記複数の短冊状のフレキシブルプリント配線板の多端部を揃えて固定することにより、前記フレキシブルプリント配線板の前記ほぼ円弧状に反転させた反転部において、最も内側に位置するフレキシブルプリント配線板の曲率半径が最も小さくなり、中央に位置するフレキシブルプリント配線板の曲率半径が上記内側のそれよりも少し大きくなり、最も外側に位置するフレキシブルプリント配線板の曲率半径が上記中央のそれよりも更に少し大きくなるように構成したことを特徴とする請求項1記載のロボットの回転関節用配線装置。
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