JP7096132B2 - ウエブの巻出し装置 - Google Patents
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Description
巻出し装置10の構成について図1を参照して説明する。巻出し装置10の基台11は、水平な設置面に載置されている。基台11のほぼ中央部から左右一対の支持脚12,12が立設されている。左右一対の支持脚12の後方には、フレーム14が立設されている。巻出し装置10は、旋回部3、接続部4、搬出部5を有し、支持脚12には、旋回部3が設けられ、フレーム14の上部には接続部4が設けられ、フレーム14の下部には搬出部5が設けられている。
まず、旋回部3について図1~図6を参照して説明する。旋回部3は、図1~図4に示すように、第1巻芯1と第2巻芯2を公転軸16を中心に公転軌道に沿って公転させるものである。
次に、接続部4について図1~図4を参照して説明する。接続部4は、押圧腕部72、押圧ロール74、案内ロール76、カッター78を有している。押圧腕部72は、押圧ロール74を新ウエブW1の外周面に押圧すると共に、案内ロール76で案内された旧ウエブW2をカッター78で切断する。
次に、搬出部5について図1~図4を参照して説明する。搬出部5は、巻き出されたウエブWを次の工程の装置に搬出するものである。
巻出し装置10の電気的構成について図13のブロック図を参照して説明する。
次に、図1~図4を参照して巻出し装置10の動作工程を説明する。なお、本実施形態ではウエブWは上巻に巻かれているものとする。
次に、旧ウエブW2を新ウエブW1へ押圧するときの状態について順番に説明する。
上記のように、境目を検出してから偏角θ°をずらすことにより押圧ロール74を第1接続テープ6の位置に旧ウエブW2と共に押圧できる。しかし、図11に示すように、新ウエブW1の半径R1が基準径Rより小さい場合や、逆に図12に示すように、新ウエブW1の半径R2が基準径Rより大きい場合には、押圧ロール74が新ウエブW1の外周を押圧する位置は微妙に変化する。例えば、図11の場合には偏角θ1°<θ°であり、図12の場合には偏角θ2°>θ°である。そのためこの角度差を微調整する必要がある。
以上により本実施形態の巻出し装置10であると、作業員が任意の角度で第1巻芯1を第1自転軸30に取り付けても、第1タイミング板36の境目を第1センサ42が検出し、第1接続テープ6が第1テープセンサ44を検出することにより、正確に第1接続テープ6の位置に旧ウエブW2を押圧ロール74に自動的に押圧できる。
上記実施形態では、第1巻芯1及び第2巻芯2共にウエブWが上巻に巻かれていたが、逆に下巻に巻かれている場合には、接続部4の位置を第1搬出ロール84の下方に設け、押圧腕部72が下から掬い上げるように回転させる。また、公転軸16の公転方向も時計回りとなり、第1巻芯1と第2巻芯2の自転方向も反時計回りの方向となる。
Claims (9)
- 新ウエブが満巻に巻回された第1巻芯と、旧ウエブが巻回された第2巻芯を公転軸を中心に公転させる旋回手段と、前記旋回手段の側方に設けられた接続手段と、制御部とを有し、
前記第1巻芯に満巻に巻回された前記新ウエブの外周の始端には、第1接続テープが設けられ、
前記旋回手段は、
前記公転軸を公転させる公転手段と、
前記公転軸から突出した左右一対の第1腕部と、
前記第1巻芯を架け渡すために、左右一対の前記第1腕部の先端にそれぞれ設けられた第1自転軸と、
前記第1巻芯と前記第1自転軸を自転させる第1自転手段と、
前記第1自転軸に設けられ、前記第1自転軸と共に自転する第1タイミング部と、
前記第1タイミング部の第1タイミング位置を検出する第1センサと、
を有し、
前記接続手段は、
自転する前記第2巻芯から巻き出された前記旧ウエブを、前記第1巻芯に巻回された前記新ウエブの外周の前記始端にある前記第1接続テープに押圧する押圧ロールと、
前記第1接続テープに押圧された位置より上流側にある前記旧ウエブを切断する切断手段と、
前記第1巻芯に巻回された前記新ウエブの外周の前記始端にある前記第1接続テープを検出する第1テープセンサと、
を有し、
前記制御部は、
前記第1センサが検出した前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置と、前記第1自転軸と、前記第1テープセンサが検出した前記第1接続テープの位置がなす角度である偏角θ°を算出し、
前記第1センサが、前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置を検出したときから前記偏角θ°だけ前記第1自転軸が自転したときに、前記押圧ロールで前記旧ウエブを前記第1接続テープに押圧する、
ウエブの巻出し装置。 - 前記第1タイミング部は板状であり、大半円板と、前記大半円板より直径が小さい小半円板とを組み合わせた形状であり、前記第1タイミング位置は、前記大半円板と前記小半円板の境目である、
請求項1に記載のウエブの巻出し装置。 - 前記第1テープセンサは、前記公転軸に設けられている、
請求項1に記載のウエブの巻出し装置。 - 前記第1巻芯から巻き出された前記新ウエブ、又は前記第2巻芯から巻き出された前記旧ウエブを搬出する複数の搬出ロールを有する、
請求項1に記載のウエブの巻出し装置。 - 前記旋回手段は、
前記公転軸から突出した左右一対の第2腕部と、
前記第2巻芯を架け渡すために、左右一対の前記第2腕部の先端にそれぞれ設けられた第2自転軸と、
前記第2巻芯と前記第2自転軸を自転させる第2自転手段と、
前記第2自転軸に設けられ、前記第2自転軸と共に自転する第2タイミング板と、
前記第2タイミング板の所定の第2タイミング位置を検出する第2センサと、
を有する請求項1に記載のウエブの巻出し装置。 - 前記制御部は、前記新ウエブが基準径で巻回された前記第1巻芯に対する前記押圧ロールの当接位置と、前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置との角度の差を前記偏角θ°として記憶している、
請求項1に記載のウエブの巻出し装置。 - 前記制御部は、前記基準径よりも小さな径R1の前記第1巻芯に対する前記押圧ロールの当接位置と、前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置との角度の差を偏角θ1°=(θ°+α°)で記憶している、
請求項6に記載のウエブの巻出し装置。 - 前記制御部は、前記基準径よりも大きな径R2の前記第1巻芯に対する前記押圧ロールの当接位置と、前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置との角度の差を偏角θ2°=(θ°-β°)として記憶している、
請求項6に記載のウエブの巻出し装置。 - 前記第1タイミング位置、前記偏角θ°は、前記第1自転手段の回転角で表されている、
請求項1に記載のウエブの巻出し装置。
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