JP7057709B2 - 旋回装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルム、金属箔、布帛、紙などの長尺状のウエブを巻き取るか、又は巻き出すために用いる旋回装置に関するものである。
従来、旋回装置には、熱処理や塗工液の塗工を行うウエブの巻取り装置と巻出し装置がある。
巻取り装置は、2本の巻芯を有し、各巻芯はウエブを巻き取るために自転する。そして、1本の巻芯のウエブが満巻になると巻取り位置から取り外し位置にアームを180°公転させ、空の巻芯を巻取り位置に公転させ、その空の巻芯でウエブを再び巻き取る。
巻出し装置は、2本の巻芯を有し、各巻芯はウエブを巻き出すために自転する。そして、1本の巻芯のウエブが空になると巻出し位置から取り外し位置にアームを180°公転させ、ウエブが満巻に巻かれた巻芯を巻出し位置に公転させ、その満巻の巻芯でウエブを再び巻き出す。
特開2009-143707号公報 特開2013-14965号公報 特開平11-71046号公報 特開平4-213543号公報
上記のようにウエブを空の巻芯に巻き取る場合に、巻芯の幅方向の中心は、熱処理や塗工を行うための搬送路の幅方向の中心にある必要がある。また、ウエブが満巻に巻かれた巻芯から巻き出される場合に、この巻芯の幅方向の中心は、前記搬送路の幅方向の中心にある必要がある。しかし、巻芯の幅方向の中心が搬送路の幅方向の中心とずれていると、熱処理などに不具合を生じるという問題点があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、ウエブを巻き取り、又は巻き出す巻芯の幅方向の中心が搬送路の幅方向の中心になるように調整できる旋回装置を提供することを目的とする。
本発明は、巻芯を自転軸を中心に自転させて、ウエブを巻き取るか、又は巻き出す旋回装置において、左右一対になった駆動腕部と受動腕部と、前記駆動腕部に設けられ、前記巻芯の一端部が装着される駆動チャックを有する巻芯駆動部と、前記受動腕部に設けられ、前記巻芯の他端部が装着される受動チャックを有する巻芯受動部と、前記駆動チャックと前記受動チャックで前記巻芯を挟持したときに、前記巻芯の幅方向の中心と、前記ウエブの搬送路の幅方向の中心のずれている距離である伸縮長さを測定する測定手段と、制御部と、を有し、前記巻芯駆動部は、前記駆動腕部に設けられた筒状の駆動支持部と、前記駆動支持部に収納され、前記自転軸を中心とした回転を規制した状態で、かつ、前記自転軸方向に沿って移動自在な駆動筒部と、前記駆動筒部に収納され、前記自転軸を中心に回転自在に、かつ、前記自転軸方向の移動を規制した状態で収納された駆動軸部と、前記駆動軸部の先端に設けられ、前記巻芯の一端部に嵌合する前記駆動チャックと、前記駆動筒部を前記自転軸方向に沿って移動させる駆動シリンダと、前記駆動腕部に設けられ、前記駆動シリンダを前記自転軸方向に沿って移動させる調整モータと、前記駆動軸部を回転させる回転手段と、を有し、前記巻芯受動部は、前記受動腕部に設けられた筒状の受動支持部と、前記受動支持部に収納され、前記自転軸を中心とした回転を規制した状態で、かつ、前記自転軸方向に沿って移動自在な受動筒部と、前記受動筒部に収納され、前記自転軸を中心に回転自在に、かつ、前記自転軸方向の移動を規制した状態で収納された受動軸部と、前記受動軸部の先端に設けられ、前記巻芯の他端部に嵌合する前記受動チャックと、前記受動筒部を前記自転軸方向に沿って移動させる受動シリンダと、を有し、前記測定手段は、前記駆動チャックと前記受動チャックで予め長さが決まった基準巻芯を挟持した状態で、前記巻芯の幅方向の中心と前記搬送路の幅方向の中心が一致しているときの前記受動シリンダの受動シャフトの位置を基準位置として予め記憶し、前記駆動チャックと前記受動チャックで前記巻芯を挟持したときに、前記基準位置から移動した前記受動シャフトの位置までの長さを伸縮長さとしてセンサで測定し、前記制御部は、前記伸縮長さの半分をセンタリング補正値とし、前記駆動シリンダで前記自転軸方向に沿って押圧された前記駆動チャックと、前記受動シリンダで前記自転軸方向に沿って押圧された前記受動チャックで、前記巻芯を挟持し、前記巻芯の幅方向の中心が、前記搬送路の幅方向の中心になるように前記調整モータによって前記センタリング補正値だけ前記駆動シリンダの位置を調整して前記駆動筒部を前記駆動支持部から突出させる、旋回装置である。
本発明によれば、調整モータで駆動シリンダの位置を調整して駆動軸を駆動筒部から突出させることにより、ウエブの幅方向の中心を、搬送路の幅方向の中心に位置させることができる。
本発明の一実施形態を示す巻取り装置の右側面図である。 巻芯駆動部の縦断面図である。 巻芯受動部の縦断面図である。 巻芯が取り付けられていない状態の駆動支持部と受動支持部の一部欠裁縦断面図である。 搬送路の幅方向の中心Rと第1巻芯Sの幅方向の中心がずれた状態における駆動支持部と受動支持部の一部欠裁縦断面図である。 搬送路の幅方向の中心Rと第1巻芯Sの幅方向の中心が一致した状態の駆動支持部と受動支持部の一部欠裁縦断面図である。 巻取り装置のブロック図である。
本発明の一実施形態を旋回装置の一つである巻取り装置10に基づいて図1~図7を参照して説明する。本実施形態におけるウエブWは、フィルム、金属箔、布帛、紙などの長尺状のウエブWを意味し、巻芯にロール状に巻回されている。
(1)巻取り装置10
巻取り装置10の構成について図1、図4~図6を参照して説明する。巻取り装置10は、第1巻芯1、第2巻芯2が装着できる。本明細書において、「公転」とは、どちらかの巻芯が満巻になったときに、第1巻芯1、第2巻芯2が公転軸22を中心に公転軌道に沿って回転して、空の巻芯が待機位置から巻取り位置に移動することをいう。「自転」とは、ウエブWを巻き取る場合に第1巻芯1、又は、第2巻芯2が回転することをいう。
図1に示すように、巻取り装置10の基台12は水平な載置面に載置されている。基台12からは、図4~図6に示すように、左右一対の駆動脚部14と受動脚部16が立設されている。駆動脚部14の上部には、駆動軸受18が設けられ、受動脚部16の上には受動軸受20が設けられている。駆動軸受18と受動軸受20の間には、公転軸22が水平に、かつ、回転自在に配置されている。
図1に示すように、公転軸22からは、左右一対の第1駆動腕部24と第1受動腕部26(図4参照)が突出している。この位置から90°離れた位置の公転軸22から左右一対の補助腕部32と左右一対の補助腕部34がそれぞれ突出している。さらに、第1駆動腕部24と第1受動腕部26の位置から180°離れた位置の公転軸22から左右一対の第2駆動腕部28と第2受動腕部30が突出している。
左右一対の補助腕部32,32の間には案内ローラ36が回転自在に、かつ、水平に設けられている。左右一対の補助腕部34,34の間には案内ローラ38が回転自在に、かつ、水平に設けられている。巻芯を入れ替えるときに、公転軸22が公転すると補助腕部32と補助腕部34も公転し、そのときに案内ローラ36、又は、案内ローラ38を経て満巻の巻芯から空の巻芯にウエブWが移動する。
図1に示すように、基台12には、公転軸22を公転させる主モータ48と、第1巻芯1を自転させる第1駆動モータ142-1と、第2巻芯2を自転させる第2駆動モータ142-2が設置されている。また、巻取り装置10の制御を行うコンピュータよりなる制御部50も設置されている。
図4に示すように、第1駆動腕部24の先端付近には、第1巻芯駆動部100が設けられ、第1受動脚部26の先端付近には第1巻芯受動部200が設けられている。図5に示すように、第1巻芯駆動部100と第1巻芯受動部200との間にウエブWをロール状に巻回した第1巻芯1が装着される。
第2駆動腕部28の先端付近には、第2巻芯駆動部44が設けられ、第2受動腕部30の先端付近には第2巻芯受動部46が設けられている。第2巻芯駆動部44と第2巻芯受動部46との間に第2巻芯2が装着される。
図4に示すように、第1駆動腕部24と第1受動腕部26の左右方向の中心が、搬送路の幅方向の中心Rに設定されている。
(2)第1巻芯駆動部100
次に、第1巻芯駆動部100について図2を参照して説明する。なお、説明をわかりやすくするために図2に合わせて左右を決め、第1巻芯1がある側を左側とする。
図2に示すように、筒状の駆動支持部102が、第1駆動腕部24の先端付近に水平方向、すなわち自転軸方向に沿って固定されている。筒状の駆動支持部102は左端部が開口し、右端部が閉塞されている。
図2に示すように、駆動筒部104が、筒状の駆動支持部102に同軸に収納されている。駆動筒部104の両端部は開口している。駆動支持部102の内周部と駆動筒部104の外周部の間には、滑り軸受122が設けられ、駆動支持部102の内周部で駆動筒部104が自転軸方向に沿って移動自在となっている。駆動支持部102と駆動筒部104とは、共に回転しない。
図2に示すように、駆動軸部106が、駆動筒部104内部に収納されている。駆動軸部106右側には自転軸方向に沿ってスプライン孔110が開口し、このスプライン孔110にはスプラインシャフト112が螺合している。駆動支持部102の右端部には、ベアリング114が設けられ、ベアリング114の外輪が駆動支持部102に固定され、内輪はスプラインシャフト112に固定されている。そして、スプラインシャフト112はこのベアリング114を貫通し、駆動支持部102の右端部から突出している。スプラインシャフト112の右端部にはプーリ116が同軸に設けられている。プーリ116には駆動ベルト118が架け渡されている。プーリ116が駆動ベルト118によって回転することにより、スプラインシャフト112が回転し、駆動軸部106を回転させることができる。駆動軸部106の外周部右端部の全周から突起120が突出し、駆動筒部104の内周面と係合している。突起120により、駆動軸部106は、駆動筒部104と共に自転軸方向に沿って移動し、かつ、駆動軸部106が回転しても、駆動筒部104が回転しない。駆動ベルト118は、基台12に設けられた第1駆動モータ142-1によって回転する。なお、駆動ベルト118は、チェーンでもよい。
図2に示すように、駆動チャック108が、駆動軸部106の左端部に設けられている。
図2に示すように、駆動移動部124の上端部が、駆動筒部104の左端部に設けられ、駆動軸部106が、駆動移動部124を回転自在に貫通している。この回転を自在にするために駆動軸部106と駆動移動部124の間にはベアリング126が設けられている。
図2に示すように、エアーシリンダからなる駆動シリンダ128が設けられている。駆動シリンダ128の駆動シャフト130の左端部が、駆動移動部124の下端部に固定され、この駆動シャフト130が自転軸方向に伸縮し、それに伴って駆動移動部124と駆動筒部104が自転軸方向に沿って移動する。駆動シリンダ128は、シリンダ支持部136によって支持され、このシリンダ支持部136は、第1駆動腕部24に設けられたレール138に沿って移動する。
図2に示すように、調整モータ132が第1駆動腕部24に設けられ、調整モータ132の調整シャフト134の左端部に駆動シリンダ128が設けられ、調整シャフト134が伸縮すると、駆動シリンダ128は、シリンダ支持部136によってレール138に沿って移動する。
第2駆動腕部28も、第1巻芯駆動部100と同様の構成の第2巻芯駆動部を有する。また、第2巻芯駆動部の駆動軸部106のプーリ116は、駆動ベルト118を介して第2駆動モータ142-2によって回転する。
(3)第1巻芯受動部200
次に、第1巻芯受動部200について図3と図4を参照して説明する。
図3に示すように、筒状の受動支持部202が、第1受動腕部26の先端付近に水平方向、すなわち自転軸方向に固定されている。この固定位置は、図4に示すように、駆動支持部102に対応する左右対称の位置である。筒状の受動支持部202は右端部が開口し、左端部が閉塞されている。
図3に示すように、受動筒部204が、筒状の受動支持部202に同軸に収納されている。受動筒部204の両端部は開口している。受動支持部202の内周部と受動筒部204の外周部の間には、滑り軸受214が設けられ、自転軸方向に沿って移動自在となっている。受動支持部202と受動筒部204とは、共に回転しない。
受動軸部206が、受動筒部204の内部に同軸に収納されている。受動筒部204の内周部には、ベアリング210とベアリング212が設けられ、受動軸部206を回転自在に収納している。また、受動軸部206が受動筒部204に対し自転軸方向に沿って移動しないように不図示の突部によって規制されている。
図3に示すように、受動チャック208が、受動軸部206の右端部には設けられている。
図3に示すように、受動筒部204の右端部には、受動移動部216の上端部が設けられている。受動軸部206は、この受動移動部216を回転自在に貫通し、かつ、回転可能なように受動移動部216と受動軸部206の間にはベアリング218が設けられている。
エアーシリンダからなる受動シリンダ220が第1受動腕部26に固定されている。受動シリンダ220の受動シャフト222の右端部が、受動移動部216の下端部に固定され、この受動シャフト222が自転軸方向に伸縮し、それに伴って受動移動部216と駆動筒部104が自転軸方向に沿って移動する。
受動センサ224が、受動シリンダ220に設けられている。この受動センサ224は、受動シリンダ220の本体から突出した受動シャフト222の突出距離を測定する。
第2受動腕部30も、第1巻芯受動部200と同様の構成の第2巻芯受動部を有する。
(4)巻取り装置10の電気的構成
次に、巻取り装置10の電気的構成について図1~図3、図7を参照して説明する。
制御部50には、主モータ48が接続され、また、第1巻芯駆動部100の駆動モータ(図1と図7では第1駆動モータ142-1)、駆動シリンダ(図7では第1駆動シリンダ128-1)、調整モータ(図7では第1調整モータ132-1)、第1巻芯受動部200の受動シリンダ(図7では第1受動シリンダ220-1)、受動センサ(図7では第1受動センサ224-1)が接続され、さらに、第2巻芯駆動部の駆動モータ(図1、図7では第2駆動モータ142-2)、駆動シリンダ(図7では第2駆動シリンダ128-2)、調整モータ(図7では第2調整モータ132-2)、第2巻芯受動部の受動シリンダ(図7では第2受動シリンダ220-2)、受動センサ(図7では第1受動センサ224-2)が接続されている。
(5)巻取り装置10の動作状態
次に、巻取り装置10へ第1巻芯1を取り付ける工程について図1~図6を参照して説明する。
図1に示すように、第1駆動腕部24、第2受動腕部26及び第2駆動腕部28と第2受動腕部30が水平状態に固定され、第2駆動腕部28と第2受動腕部30に装着された第2巻芯2がウエブWが巻き取っているとする。この場合に、第1駆動腕部24と第2受動腕部26の間に装着されている古い第1巻芯1はウエブWがロール状に満巻に巻回されているので、古い第1巻芯1を外して、空の新しい第1巻芯1を取り付ける。
(5-1)初期設定
巻取り装置10へ第1巻芯1を取り付ける前に、次の初期設定を行う。これは、第1巻芯1の中心Sと搬送路の幅方向の中心Rとを合わせるためである。
まず、予め長さが決まった巻芯(以下、「基準巻芯」という)を準備する。この基準巻芯は、駆動シャフト130と受動シャフト222の間に装着された場合に、基準巻芯の幅方向の中心と搬送路の幅方向の中心Rとが一致する長さに設定されている。すなわち、実際の巻取り作業で用いる巻芯の長さは様々存在する。この基準巻芯よりも短い巻芯を装着した場合には、その短い巻芯の幅方向の中心は搬送路の幅方向の中心Rよりも右側にずれる。逆に基準巻芯よりも長い巻芯を装着した場合に、図5に示すように、その長い巻芯の幅方向の中心は搬送路の幅方向の中心Rよりも左側にずれる。そして、どのような巻芯を装着した場合であっても、それぞれの巻芯の幅方向の中心Sが搬送路の幅方向の中心Rと一致するようにするための準備である。
次に、基準巻芯を装着する前に、駆動シリンダ128から突出している駆動シャフト130の突出長さを、最大の位置で固定する。
次に、駆動チャック108と受動チャック208の間に基準巻芯を装着する。これにより受動シリンダ220は、その圧力を受動し、何も装着されていない状態から引っ込んだ状態(縮んだ状態)となる。この引っ込んだ受動シャフト222の位置を、受動センサ224で測定し、この測定した受動シャフト222の位置を「基準位置」とする。
次に、基準巻芯を取り外し、次のような第1巻芯1の装着作業を行う。なお、この初期設定の作業は、最初の巻取り作業の初期調整時のみ行い、2回目以降の巻取り作業のときは不要である。
(5-2)第1工程
第1工程は、図4に示すように第1巻芯1の装着前の状態である。
制御部50は、第1巻芯駆動部100に関して、駆動シリンダ128によって、駆動筒部104が駆動支持部102に最も収納された状態にする。なお、駆動軸部106と駆動筒部104とは、回転自在に、かつ、自転軸方向の移動に関しては固定されている。
制御部50は、第1巻芯受動部200に関して、受動シリンダ220によって、受動筒部204が受動支持部202に最も収納された状態にする。なお、受動軸部206と受動筒部204とは、回転自在に、かつ、自転軸方向の移動に関しては固定されている。
(5-3)第2工程
第2工程は、図5に示すように第1巻芯1を取り付ける状態である。
図5に示すように、制御部50は、駆動シリンダ128と受動シリンダ220とを動作させ、駆動チャック108と受動チャック208を自転軸方向に移動させ、第1巻芯1の左右両側から挟持する。この場合に、制御部50は、駆動シリンダ128によって駆動筒部104が最も突出した状態で固定し、受動シリンダ220は、その圧力を受動するような状態とする。これによって、第1駆動腕部24と第1受動腕部26との間に第1巻芯1を装着できる。
しかし、図5に示すように、第1巻芯1の中心Sと搬送路の幅方向の中心Rがずれているとする。
(5-4)第3工程
第3工程は、図6に示すように、搬送路の幅方向の中心Rと第1巻芯1の中心Sを一致させる。
例えば、第1巻芯1が、基準巻芯よりも長い場合には、図5に示すように搬送路の幅方向の中心Rに対して第1巻芯1の幅方向の中心Sが左側にずれる。そのため、中心Rと中心Sを一致させるために、調整モータ132を用いて駆動シリンダ128の位置を図5において右側にずれるようにする必要がある。このずらす距離を「センタリング補正値X」という。このセンタリング補正値Xについては、次のようにして求める。
上記したように受動シャフト222の基準位置は、基準巻芯の幅方向の中心Sと搬送路の幅方向の中心Rが一致した位置にある。そして、この工程のように第1巻芯1を取り付けると、受動チャック208が左側に移動し、受動シャフト222も左側、すなわち受動シャフト222の本体に対し縮むような状態となる。基準位置からこの縮んだ状態における受動シャフト222の位置までの伸縮長さ(左側に移動した長さ)αを受動センサ224で測定する。
そして、制御部50は、センタリング補正値X=α/2を計算する。センタリング補正値Xを伸縮長さαの半分とするのは、駆動側と受動側で同じ距離だけ同じ方向にそれぞれ移動させるためである。
そして、制御部50は、センタリング補正値だけ調整モータ132によって駆動シャフト130を右側に移動させ、それに伴いセンタリング補正値だけ受動シャフト222が右側に移動する。
これによって、第1巻芯1はセンタリング補正値だけ右側に移動し、図6に示すように搬送路の幅方向の中心Rと、第1巻芯1の幅方向の中心Sが一致する。
また、第1巻芯1が、基準巻芯よりも短い場合には、搬送路の幅方向の中心Rに対して第1巻芯1の幅方向の中心Sが右側にずれる。そのため、中心Rと中心Sを一致させるために、調整モータ132を用いて駆動シリンダ128の位置をセンタリング補正値Xだけ左側にずれるようにする。実際には、中心Sが左側にずれたときセンタリング補正値Xを正の符号、中心Sが右側にずれたときをセンタリング補正値Xを負の符号として計算する。センタリング補正値Xの正負の符号は反対でもよい。
なお、第2駆動腕部28と第2受動腕部30についても同様である。
(6)効果
本実施形態によれば、第1巻芯1の幅方向の中心Sと、搬送路の幅方向の中心Rとを一致させて装着できるので、この第1巻芯1によって巻き取られるウエブの幅方向の中心は、搬送路の幅方向の中心Rと一致し、熱処理や塗工などにおいて不具合が発生しない。
変更例
(1)上記実施形態では、受動シリンダ220に受動シャフト222の伸縮を測定する受動センサ224を設けたが、これに代えて例えば第1受動腕部26に距離センサを設け、受動移動部216、受動筒部204の先端部、又は受動チャック208までの距離を測定することにより、受動シャフト222の伸縮長さαを測定してもよい。
(2)変更例2
上記実施形態では巻取り装置10で説明したが、これに代えて第1巻芯1からウエブが巻き出される巻出し装置に本発明を適用してもよい。
(3)その他
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・第1巻芯、2・・・第2巻芯、10・・・巻取り装置、24・・・第1駆動腕部、26・・・第1受動腕部、100・・・第1巻芯駆動部、200・・・第1巻芯受動部、224・・・受動センサ

Claims (8)

  1. 巻芯を自転軸を中心に自転させて、ウエブを巻き取るか、又は巻き出す旋回装置において、
    左右一対になった駆動腕部と受動腕部と、
    前記駆動腕部に設けられ、前記巻芯の一端部が装着される駆動チャックを有する巻芯駆動部と、
    前記受動腕部に設けられ、前記巻芯の他端部が装着される受動チャックを有する巻芯受動部と、
    前記駆動チャックと前記受動チャックで前記巻芯を挟持したときに、前記巻芯の幅方向の中心と、前記ウエブの搬送路の幅方向の中心のずれている距離である伸縮長さを測定する測定手段と、
    制御部と、
    を有し、
    前記巻芯駆動部は、
    前記駆動腕部に設けられた筒状の駆動支持部と、
    前記駆動支持部に収納され、前記自転軸を中心とした回転を規制した状態で、かつ、前記自転軸方向に沿って移動自在な駆動筒部と、
    前記駆動筒部に収納され、前記自転軸を中心に回転自在に、かつ、前記自転軸方向の移動を規制した状態で収納された駆動軸部と、
    前記駆動軸部の先端に設けられ、前記巻芯の一端部に嵌合する前記駆動チャックと、
    前記駆動筒部を前記自転軸方向に沿って移動させる駆動シリンダと、
    前記駆動腕部に設けられ、前記駆動シリンダを前記自転軸方向に沿って移動させる調整モータと、
    前記駆動軸部を回転させる回転手段と、
    を有し、
    前記巻芯受動部は、
    前記受動腕部に設けられた筒状の受動支持部と、
    前記受動支持部に収納され、前記自転軸を中心とした回転を規制した状態で、かつ、前記自転軸方向に沿って移動自在な受動筒部と、
    前記受動筒部に収納され、前記自転軸を中心に回転自在に、かつ、前記自転軸方向の移動を規制した状態で収納された受動軸部と、
    前記受動軸部の先端に設けられ、前記巻芯の他端部に嵌合する前記受動チャックと、
    前記受動筒部を前記自転軸方向に沿って移動させる受動シリンダと、
    を有し、
    前記測定手段は、
    前記駆動チャックと前記受動チャックで予め長さが決まった基準巻芯を挟持した状態で、前記巻芯の幅方向の中心と前記搬送路の幅方向の中心が一致しているときの前記受動シリンダの受動シャフトの位置を基準位置として予め記憶し、
    前記駆動チャックと前記受動チャックで前記巻芯を挟持したときに、前記基準位置から移動した前記受動シャフトの位置までの長さを伸縮長さとしてセンサで測定し、
    前記制御部は、
    前記伸縮長さの半分をセンタリング補正値とし、
    前記駆動シリンダで前記自転軸方向に沿って押圧された前記駆動チャックと、前記受動シリンダで前記自転軸方向に沿って押圧された前記受動チャックで、前記巻芯を挟持し、
    前記巻芯の幅方向の中心が、前記搬送路の幅方向の中心になるように前記調整モータによって前記センタリング補正値だけ前記駆動シリンダの位置を調整して前記駆動筒部を前記駆動支持部から突出させる、
    旋回装置。
  2. 前記駆動チャックと前記受動チャックで前記巻芯を挟持したときに、前記駆動筒部が、前記駆動支持部から所定長さ突出した状態に、前記駆動シリンダによって固定されている、
    請求項1に記載の旋回装置。
  3. 前記所定長さとは、前記駆動筒部が前記駆動支持部から最も突出した長さである、
    請求項2に記載の旋回装置。
  4. 前記受動シリンダの伸縮自在な受動シャフトの先端と、前記受動筒部とが受動移動部で固定されている、
    請求項1に記載の旋回装置。
  5. 前記受動シリンダの伸縮自在な受動シャフトの先端と、前記受動筒部とが受動移動部で固定され、
    前記測定手段は、前記受動腕部に距離センサを有し、
    前記受動移動部、前記受動筒部の先端部、又は受動チャックまでの距離を測定することにより、前記伸縮長さを測定する、
    請求項3に記載の旋回装置。
  6. 前記回転手段は、
    前記駆動軸に設けられたシャフトと、
    前記シャフトに設けられたプーリと、
    駆動モータと、
    前記プーリと前記駆動モータを連結して回転力を伝達する連結手段と、
    を有する請求項1に記載の旋回装置。
  7. 前記駆動腕部と前記受動腕部とを2組有し、
    前記2組の前記駆動腕部と前記受動腕部を公転軸を中心に一体に回転させる主モータをさらに有する、
    請求項1に記載の旋回装置。
  8. 前記旋回装置は、巻取り装置、又は、巻出し装置である、
    請求項1に記載の旋回装置。
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