JP6461513B2 - 巻取り装置 - Google Patents

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本発明は、長尺状のウエブを幅方向に切断する巻取り装置に関するものである。
ウエブに塗工液を塗工装置で塗工したり、加熱装置で加熱した後にウエブを巻き取る巻取り装置がある(例えば、特許文献1参照)。
この巻取り装置は、処理が終了したウエブを連続して巻き取るために、満巻の巻取りロールに巻き取られているウエブを、空の巻取りロールに固定すると共に、満巻の巻取りロールと空の巻取りロールとの間にあるウエブを切断装置で切断している。
特開2001−163487号公報
上記巻取り装置は、巻取りロールに巻き取ったウエブの緩みを防止するために、ウエブの外周部にタッチロールを接触させている。しかし、巻取りロールのウエブの巻取り状態や巻取りロールを支持している主アームの回転角度によって、タッチロールの接触圧が変化する。例えば、タッチロールがウエブの下方から接触しているときには、タッチロールの自重と接触圧のバランスにより、タッチロールがウエブの外周部に非接触状態になるときがある。また、逆にタッチロールがウエブの上方に位置しているときには、その自重や接触圧によってウエブにダメージを与えることがある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ウエブの巻取り状態にかかわらずタッチロールの接触圧を一定にするウエブの巻取り装置を提供することを目的とする。
本発明は、回転支持軸に左右一対の主アームが所定角度毎に複数突出し、左右一対の前記主アームの間にそれぞれ回転自在に支持され、前後方向に搬送される長尺状のウエブを巻き取る複数の巻取りロールと、複数の前記巻取りロールの中の一の前記巻取りロールに巻き取られている前記ウエブの外周部に接触して、巻き取った前記ウエブの緩みを防止するタッチロールと、隣接する前記主アームの間であって、前記回転支持軸から突出した左右一対の補助アームと、左右一対の前記補助アームの間に回転自在に支持された案内ロールと、左右一対の前記補助アームに設けられたタッチ軸を中心に回転自在にそれぞれ取り付けられ、かつ、その一端に前記タッチロールが回転自在に支持された左右一対のタッチアームと、前記補助アームに設けられ、前記ウエブに対する前記タッチロールの接触圧を調整するエアーシリンダーと、前記タッチロールとは前記タッチ軸を挟んで反対側の前記タッチアームの他端に設けられたバランス用の錘と、前記エアーシリンダーを用いて、前記ウエブの巻き始めから巻き終わりまで前記接触圧を一定の基準接触圧に制御する制御手段と、を有し、前記エアーシリンダーの伸縮部の先端が、前記タッチアームに取り付けられ、前記エアーシリンダーは、前記伸縮部を伸縮させて前記タッチ軸を中心に前記タッチアームを回転させ、前記制御手段は、前記タッチロールが前記ウエブの下方から接触するときに、前記タッチロールの自重による下方への力を相殺する補正圧力を付加して前記基準接触圧に補正し、前記タッチロールが前記ウエブの上方から接触するときに前記補正圧力を差し引いて前記基準接触圧に補正する、巻取り装置である。
本発明によれば、制御手段は調整手段を用いてウエブを巻き始めから巻き終わりまでタッチロールの接触圧を一定に制御できる。
本発明の一実施形態の巻取り装置の正面図である。 補助アームにタッチアームを収納した状態の側面図である。 補助アームからタッチアームが回転した状態の側面図である。 切断装置の平面図である。 同じく巻取り装置のブロック図である。 巻取り装置の第1工程の図面である。 同じく第2工程の図面である。 同じく第3工程の図面である。 同じく第4工程の図面である。 同じく第5工程の図面である。 同じく第6工程の図面である。 補助圧力hと巻取りロールの回転角度α°との関係を示すグラフである。 タッチロールの角度θ°と巻取りロールの巻径rとの関係を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態のウエブWの巻取り装置1に図1〜図13に基づいて説明する。ウエブWとしては、布帛、紙、フィルム、ペットフィルム、フォトレジ、金属箔などである。
(1)巻取り装置1の構造
巻取り装置1の構造について図1、図2に基づいて説明する。
図1に示すように、巻取り装置1の基台2から左右一対の支持脚3,3が立設し、これら左右一対の支持脚3,3には、回転支持軸4が回転自在に架設されている。
回転支持軸4からは、左右一対の主アーム5,5と左右一対の主アーム6,6が、180°離して突出している。
左右一対の主アーム5,6にウエブWを巻回する巻取りロール10,11がそれぞれ回転自在に支持されている。一方の巻取りロール(以下、「旧巻取りロール」という)10に巻かれているウエブWが満巻(最大径)になった場合に、回転支持軸4を回転させることによりウエブWが空の他方の巻取りロール(以下、「新巻取りロール」という)11を所定の位置まで回転させて、連続してウエブWを巻取る。これら旧新巻取りロール10,11は、このロールの回転軸にウエブWを巻回するボビンが取り付けられたものである。また、新巻取りロール11の表面には、両面接着テープ12が幅方向に取り付けられ、ウエブWを固定できる。
左右一対の主アーム5,5と主アーム6,6との間には、回転軸4からそれぞれ左右一対の補助アーム7,7と補助アーム8,8が突出している。左右一対の補助アーム7,7の先端には案内ロール18が回転自在に取り付けられ、左右一対の補助アーム8,8の先端には案内ロール19が回転自在に取り付けられている。また、左右一対の補助アーム7,7には、タッチロール20が設けられ、左右一対の補助アーム8,8にはタッチロール21が設けられている。このタッチロール20,21については後から説明する。
回転支持軸4は、一方の支持脚3に設けられたモータ13によって回転する。
旧巻取りロール10は、基台2に設けられたモータ14からチェーンなどで動力を伝達されて回転する。モータ14としては、例えば、ACサーボモータである。
新巻取りロール11は、基台2に設けられたモータ15からチェーンなどで動力を伝達されて回転する。モータ15も、例えば、ACサーボモータである。
図3に示すように、旧巻取りロール10の後方には、ウエブWを切断するための切断装置16が設けられている。
(2)タッチロール20,21の構造
次に、タッチロール20,21の構造について図2と図3に基づいて説明する。
タッチロール20が、左右一対のタッチアーム23,23の間に回転自在に取り付けられている。左右一対のタッチアーム23,23は、左右一対の補助アーム7,7の基部の一側部にそれぞれ設けられたタッチ軸22,22に回転自在に設けられている。タッチアーム23は、補助アーム7の先端方向に延びている。左側の補助アーム7と180°反対の位置にある左側の補助アーム8には、左側のエアーシリンダー24の基部が回転自在に取り付けられている。この左側のエアーシリンダー24の伸縮部25の先端は、左側のタッチアーム23の基部であって、左側のタッチ軸22よりも外方に回転自在に取り付けられている。また、左側のタッチアーム23から左側のタッチ軸22を介してバランス用の左側の錘26が設けられている。右側の補助アーム7と180°反対の位置にある右側の補助アーム8には、右側のエアーシリンダー24の基部が回転自在に取り付けられている。この右側のエアーシリンダー24の伸縮部25の先端は、右側のタッチアーム23の基部であって、右側のタッチ軸22よりも外方に回転自在に取り付けられている。また、右側のタッチアーム23から右側のタッチ軸22を介してバランス用の右側の錘26が設けられている。タッチロール20は、エアーシリンダー24の伸縮部25が伸縮することによりタッチ軸22を中心に回転し、旧巻取りロール10に巻き取られているウエブWの外周部に接触する。この接触圧Tは、エアーシリンダー24の空気圧によって伸縮部25が伸縮して調整できる。
タッチロール21が、左右一対のタッチアーム28,28の間に回転自在に取り付けられている。左右一対のタッチアーム28,28は、左右一対の補助アーム8,8の基部の一側部にそれぞれ設けられたタッチ軸27,27に回転自在に設けられている。タッチアーム28は、補助アーム8の先端方向に延びている。左側の補助アーム8と180°反対の位置にある左側の補助アーム7には、左側のエアーシリンダー29の基部が回転自在に取り付けられている。この左側のエアーシリンダー29の伸縮部30の先端は、左側のタッチアーム28の基部であって、左側のタッチ軸27よりも外方に回転自在に取り付けられている。また、左側のタッチアーム28から左側のタッチ軸27を介してバランス用の左側の錘26が設けられている。右側の補助アーム7と180°反対の位置にある右側の補助アーム8には、右側のエアーシリンダー29の基部が回転自在に取り付けられている。この右側のエアーシリンダー29の伸縮部30の先端は、右側のタッチアーム28の基部であって、右側のタッチ軸27よりも外方に回転自在に取り付けられている。また、右側のタッチアーム28から右側のタッチ軸27を介してバランス用の右側の錘34が設けられている。タッチロール21は、エアーシリンダー29の伸縮部30が伸縮することによりタッチ軸27を中心に回転し、新巻取りロール11に巻き取られるウエブWの外周部に接触する。この接触圧Tは、エアーシリンダー29の空気圧によって伸縮部30が伸縮して調整できる。
(3)切断装置16の構造
次に、切断装置16について図4、図6に基づいて説明する。
切断装置16は、一対の支持腕161,161の間に、案内ロール162とカッター移動装置163と押圧ロール164が順番に架設されている。案内ロール162と押圧ロール164は回転自在に取り付けられている。また、カッター移動装置163には、カッター165が取り付けられ、ウエブWの幅方向に沿って移動する。
一対の支持腕161,161は、回転軸166を中心に回転可能であり、一対の支持腕161,161を回転軸166を中心に回転させることにより、ウエブWに近づいたり、離れたりする。
(4)巻取り装置1の電気的構成
次に、巻取り装置1の電気的構成について図5のブロック図に基づいて説明する。
図5に示すように、マイクロコンピュータよりなる制御部17には、旧巻取りロール10のモータ14、新巻取りロール11のモータ15、回転支持軸4のモータ13、切断装置16が接続されている。
また、制御部17には、主アーム5の回転角度を検出する角度検出装置7が接続され、エアーシリンダー24とエアーシリンダー29の空気圧を調整するレギュレーター31,32が接続されている。
(5)接触圧Tの補正方法
制御部17が接触圧Tを補正する方法は、次の2種類がある。これらの補正方法を説明する前にまず、本明細書における角度の定義について図2に基づいて説明する。
図2において回転支持軸4を中心に新巻取りロール11の位置が角度0°、案内ロール18の位置が角度90°、旧巻取りロール10の位置が角度180°、案内ロール19の位置が角度270°と設定する。また、旧巻取りロール10の回転角度をα°、タッチロール20の回転角度をθ°とする。回転角度α°は、制御部17が角度検出装置7を用いて検出した主アーム5の回転角度から求める。例えば、主アーム5の回転角度が0°のときは、旧巻取りロール10を有する主アーム6の回転角度α°が180°となる。
まず、第1の補正方法について説明する。図2において主アーム5が回転支持軸4を中心に時計回りに回転した場合に、タッチロール20の接触位置が図6〜図11のように下方から上方に変化する。図6においては、ウエブWの下方から接触していたタッチロール20が主アーム5の回転と共に接触位置が変化し、図10においてはウエブWの上方から接触する。そのため、制御部17は、タッチロール20がウエブWの下方に位置していても、上方に位置していてもその接触圧Tが変化しないようにする必要がある。
制御部17は、図12に示すように、タッチロール20がウエブWの下方に位置していているときは、旧巻取りロール10(主アーム6)の回転角度α°に対応した補正圧力hを基準圧力T0に加えて基準接触圧T0に補正し、上方に位置しているときは旧巻取りロール10(主アーム6)のタッチロール20の角度θ°に対応した補正圧力hを基準圧力T0から差し引いて基準接触圧T0に補正する。この補助圧力hは、旧巻取りロール10(主アーム6)の回転角度α°に対応して予め実験で求めておき、記憶部35に記憶させておく。また、基準接触圧T0は、微圧(例えば0.005kg/cm)とした設定し、この基準接触圧T0を維持できるように、角度θ°が小さくなるほど基準接触圧T0に補助圧力hを付加していく。
次に、第2の補正の方法について説明する。旧巻取りロール10がウエブWを図3に示すように巻き取っていくと巻径rが増加し、ウエブWの下方から接触しているタッチロール20の角度θ°が次第に減少する。この角度θ°が減少すると、接触圧Tが次第に減少していく。そのため、制御部17は、旧巻取りロール10の巻径rの増加と共に、タッチロール20の接触圧Tを増加させて基準接触圧T0になるように制御する。具体的には、ウエブWの搬送速度Vと巻取り時間とウエブWの厚みによって巻径rの増加寸法は計算できる。一方、図12に示すように、巻径r、タッチロール20と回転支持軸4との距離から角度θ°が計算できる。制御部17は、この計算した角度θ°を回転角α°に対応させると、補助圧力hが計算できる。また、制御部17は、基準接触圧T0を維持できるように、巻径rが増加して角度θ°が小さくなるほど接触圧Tに大きな補助圧力hを付加していく。
(6)巻取り装置1の動作の工程
以下、ウエブWの巻取り装置1の動作の工程を図3と図11〜図16に基づいて説明する。初期状態では、図2に示すようにタッチロール20,21は収納状態にある。
(6−1)第1工程
図6に示すように、第1工程において、制御部17は、回転角度α°=180°の位置で主アーム5に取り付けられた旧巻取りロール10をモータ14で回転する。旧巻取りロール10は、外部の装置で塗工、加熱などの処理が終了したウエブWを案内ロール18を経て巻き取る。角度=0°の位置で主アーム6には、新巻取りロール11が取り付けられている。
この第1工程では、図3、図6に示すように、タッチロール20が、旧巻取りロール10に巻き取られているウエブWの下方に接触するように位置している。このとき、制御部17は、主アーム5の回転角度α°(例えばθ°=150°)の位置における補助圧力hを記憶部35から呼び出し、基準接触圧T0に付加してタッチロール20を接触させている。一方、タッチロール21は、新巻取りロール11にウエブWが巻かれていないため、補助アーム8よりもやや回転した位置である待機位置で固定されている。
(6−2)第2工程
図7に示すように、第2工程において、制御部17は、旧巻取りロール10に巻かれているウエブWが満巻になってくると、回転支持軸4を中心にして主アーム5,6を時計回りの方向に回転させ、旧巻取りロール10と新巻取りロール11の位置を180゜反対の位置に回転させる。
この第2工程では、旧巻取りロール10が時計方向に回転を開始する(図7では、回転角度α°=250°位まで回転している)。この場合に、タッチロール20の接触圧Tが基準接触圧T0になるように、制御部17は、エアーシリンダー24の伸縮部25の伸縮状態を調整している。調整する補正圧力hは、制御部17は、記憶部35から呼び出してくる。新巻取りロール11に対するタッチロール21は、補助アーム8と共に回転するが、第1工程と同様に待機位置で固定されたままである。
(6−3)第3工程
図8に示すように、第3工程において、旧巻取りロール10が時計方向に回転を続けている(図8では、回転角度α°=300°位まで回転している)。
この第3工程では、タッチロール20の接触圧Tが基準接触圧T0になるように、制御部17は、引き続きエアーシリンダー24の伸縮部25の伸縮状態を調整している。新巻取りロール11に対するタッチロール21は、補助アーム8と共に回転するが、第1工程と同様に待機位置で固定されたままである。
(6−4)第4工程
図9に示すように、第4工程において、制御部17は、旧巻取りロール10に巻き取られているウエブWに、切断装置16を、回転軸166を中心に回転させて近づける。
この第4工程では、制御部17が、第3工程と同様に旧巻取りロール10の回転角度α°に応じてタッチロール20の接触圧Tを基準接触圧T0に調整し、タッチロール21については待機位置で固定している。
(6−5)第5工程
図10に示すように、第5工程において、制御部17は、回転角度α°=0°の位置で旧巻取りロール10を固定し、回転角度180°の位置で新巻取りロール11を固定する。また、制御部17は、案内ロール162と押圧ロール164によって、回転を開始した新巻取りロール11の表面の両面接着テープ12にウエブWを押圧して、ウエブWを新巻取りロール11に固定し、その後に、カッター218で旧巻取りロール10に延びているウエブWを切断する。
この第5工程では、回転角度0°に対応した補助圧力hで接触圧Tを基準接触圧T0に制御している。また、制御部17は、タッチアーム28を回転させ、新巻取りロール11の近くまでエアーシリンダー29によってタッチロール21を移動させる。
(6−6)第6工程
図11に示すように、第6工程において、制御部17は、ウエブWを切断した後、回転している新巻取りロール11でウエブWを引き続き巻き取る。
第6工程では、制御部17は、旧巻取りロール10によるウエブWの巻取りが終了したため、タッチアーム23をエアーシリンダー24で回転させて、タッチロール20を待機位置まで移動させる。また、制御部17は、タッチロール21をタッチアーム28で移動させ、新巻取りロール11に巻取り始められたウエブWの外周部に接触させる。この場合に、その接触圧Tは、新巻取りロール11が取り付けられている主アーム6の回転角度α°=180°に基づいて求める。
(7)効果
本実施形態によれば、ウエブWに対しタッチロール20が下方から接触しているときは、タッチロール20の自重による下方への力を相殺するように接触圧Tを基準接触圧T0に補正し、タッチロール20がウエブWの上方から接触している場合にはタッチロール20の重さ分が軽くなるように補助圧力hにより補正して基準接触圧T0になるようにしている。これにより、主アーム5がどの角度に回転しても、タッチロール20の接触圧Tは常に一定であり、非接触状態になったり、接触圧Tが強すぎてウエブWにダメージを与えることがない。この基準接触圧Tとしては、例えば約0.005kg/cmであり、このような微圧のときにはタッチロール20,21の重量や重心変化により非接触状態になってしまうことがあるが、本実施形態ではそのような状態になることがない。
また、常に微圧で接触を維持できるため、強い接触圧を嫌うウエブWであっても、蛇行などを極力抑えることができる。
また、ラミネートされたウエブWを巻き取る場合には、ラミネートされた塗工液の状態が接触したタッチロール20,21によって変化することがなく、ウエブWにダメージを与えることがない。
(8)変更例
上記実施形態では、2本の主アームと2本の補助アームの巻取り装置1で説明したが、これに限らず3本以上の主アームと補助アームを有する巻取り装置に適用しても良い。
また、上記実施形態では、接触圧Tの調整手段としてエアーシリンダーを用いたが、これに限らずモータによってタッチアームを回転させても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・巻取り装置、4・・・回転支持軸、5・・・主アーム、6・・・主アーム、7・・・補助アーム、8・・・補助アーム、10・・・旧巻取りロール、11・・・新巻取りロール、17・・・制御部、20・・・タッチロール、21・・・タッチロール、22・・・タッチ軸、23・・・タッチアーム、24・・・エアーシリンダー、25・・・伸縮部、26・・・錘、33・・・角度検出装置

Claims (6)

  1. 回転支持軸に左右一対の主アームが所定角度毎に複数突出し、
    左右一対の前記主アームの間にそれぞれ回転自在に支持され、前後方向に搬送される長尺状のウエブを巻き取る複数の巻取りロールと、
    複数の前記巻取りロールの中の一の前記巻取りロールに巻き取られている前記ウエブの外周部に接触して、巻き取った前記ウエブの緩みを防止するタッチロールと、
    隣接する前記主アームの間であって、前記回転支持軸から突出した左右一対の補助アームと、
    左右一対の前記補助アームの間に回転自在に支持された案内ロールと、
    左右一対の前記補助アームに設けられたタッチ軸を中心に回転自在にそれぞれ取り付けられ、かつ、その一端に前記タッチロールが回転自在に支持された左右一対のタッチアームと、
    前記補助アームに設けられ、前記ウエブに対する前記タッチロールの接触圧を調整するエアーシリンダーと、
    前記タッチロールとは前記タッチ軸を挟んで反対側の前記タッチアームの他端に設けられたバランス用の錘と、
    前記エアーシリンダーを用いて、前記ウエブの巻き始めから巻き終わりまで前記接触圧を一定の基準接触圧に制御する制御手段と、
    を有し、
    前記エアーシリンダーの伸縮部の先端が、前記タッチアームに取り付けられ、
    前記エアーシリンダーは、前記伸縮部を伸縮させて前記タッチ軸を中心に前記タッチアームを回転させ、
    前記制御手段は、前記タッチロールが前記ウエブの下方から接触するときに、前記タッチロールの自重による下方への力を相殺する補正圧力を付加して前記基準接触圧に補正し、前記タッチロールが前記ウエブの上方から接触するときに前記補正圧力を差し引いて前記基準接触圧に補正する、
    巻取り装置。
  2. 前記制御手段は、前記回転支持軸を中心に回転している前記主アームの回転角度に対応した前記タッチロールの角度の変化を求め、前記タッチロールの変化する角度に基づいて前記補正圧力を求める、
    請求項1に記載の巻取り装置。
  3. 前記制御手段は、一定の位置において前記ウエブを巻き取っている前記巻取りロールの巻径の増加に対応して変化する前記タッチロールの角度を求め、前記タッチロールの変化する角度に対応した前記補正圧力を求める、
    請求項1に記載の巻取り装置。
  4. 前記制御手段は、前記ウエブを巻き取っている前記巻取りロールの巻径の増加と、前記回転支持軸を中心に回転している前記主アームの回転角度とに対応して変化する前記タッチロールの角度を求め、前記タッチロールの変化する角度に対応した前記補正圧力を求める、
    請求項1に記載の巻取り装置。
  5. 前記制御手段は、前記回転支持軸を中心に回転している前記主アームの回転角度に対応した前記補正圧力を記憶部に予め記憶している、
    請求項2に記載の巻取り装置。
  6. 前記制御手段は、前記巻取りロールの巻径の増加を前記ウエブの搬送速度と巻取り時間から求める、
    請求項4に記載の巻取り装置。
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