JP2017056421A - 塗工装置および塗工方法 - Google Patents

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佳浩 安谷
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栄史 錦内
巨剛 山仲
Hirotaka Yamanaka
巨剛 山仲
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Abstract

【課題】シート状の基材を搬送する際に基材に加わる張力の不均衡を補正し、基材表面に塗布液を適切に塗布する。
【解決手段】回転軸が所定範囲内で揺動可能な揺動ローラ73を含む複数のローラを有し、長尺シート状の基材Sを複数のローラに巻き掛けて基材Sの長手方向に搬送する搬送手段と、搬送される基材の主面に対向配置されたノズル51,52から塗布液を吐出して基材に塗布液を塗布する塗布手段と、揺動ローラ73に巻き掛けられた基材Sによって当該揺動ローラ73に加えられる力のモーメントの大きさに関連する物理量を検出する捩れ検出手段62と、捩れ検出手段の検出結果に応じて揺動ローラを揺動させる揺動手段と、長手方向に直交する基材の幅方向に沿ってノズルを移動させるノズル移動手段とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、シート状の基材を搬送しながらその表面に塗布液を塗布する塗工装置に関するものであり、特に基材の搬送を適切に行うための技術に関する。
長尺シート状の基材を搬送しながらその表面に塗布液を塗布する技術においては、基材を複数のローラに架け渡した状態で長手方向に沿って搬送することが一般的である。この場合、搬送される基材が、長手方向に直交する幅方向において経時的に変位する蛇行現象が問題となる場合がある。例えば搬送される基材の表面に対向配置されたノズルから塗布液を基材表面に塗布して塗工膜を形成する構成においては、基材の蛇行は基材表面における塗工膜の形成位置のずれを生じさせ、塗工膜の品質低下の原因となる。
このような蛇行を補正するための技術がこれまでにも提案されている。例えば特許文献1に記載の技術では、シート状のウェブ(基材)を複数のローラに巻き掛けて搬送する搬送装置において、ウェブの幅方向における端部位置を検出するセンサが設けられる。そして、幅方向におけるウェブの位置ずれが検出されると、一部のローラの回転軸を幅方向から傾かせることによりウェブをずれとは逆方向に変位させる。
特開2011−042459号公報(例えば図4)
基材を蛇行させる原因の1つとして、基材の搬送方向に加わる張力の幅方向における不均衡がある。このような張力の不均衡は、搬送系を構成するローラの寸法公差や基材の厚みのばらつき等によって生じ、蛇行を引き起こすだけでなく塗布の安定性を阻害する原因ともなる。そのため、基材に加わる長手方向の張力の不均衡を解消するための対策が求められる。しかしながら、上記従来技術は、基材の位置ずれを補正することのみを目的としており、基材に加わる張力の不均衡を是正しようとするものではない。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、シート状の基材を搬送しながらその表面に塗布液を塗布する塗工装置および塗工方法において、基材に加わる張力の不均衡を補正して、基材表面に塗布液を適切に塗布することのできる技術を提供することを目的とする。
この発明にかかる塗工装置の一の態様は、上記目的を達成するため、回転軸が所定範囲内で揺動可能な揺動ローラを含む複数のローラを有し、長尺シート状の基材を前記複数のローラに巻き掛けて前記基材の長手方向に搬送する搬送手段と、搬送される前記基材の主面に対向配置されたノズルから塗布液を吐出して前記基材に前記塗布液を塗布する塗布手段と、前記揺動ローラに巻き掛けられた前記基材によって当該揺動ローラに加えられる力のモーメントの大きさに関連する物理量を検出する捩れ検出手段と、前記捩れ検出手段の検出結果に応じて前記揺動ローラを揺動させる揺動手段と、前記長手方向に直交する前記基材の幅方向に沿って前記ノズルを移動させるノズル移動手段とを備えている。
また、この発明にかかる塗工方法の一の態様は、上記目的を達成するため、回転軸が所定範囲内で揺動可能な揺動ローラを含む複数のローラに、長尺シート状の基材を巻き掛けて前記基材を長手方向に搬送する搬送工程と、搬送される前記基材の主面に対向配置したノズルから塗布液を吐出して前記基材に前記塗布液を塗布する塗布工程とを備え、前記搬送工程では、前記揺動ローラに巻き掛けられた前記基材によって当該揺動ローラに加えられる力のモーメントの大きさに関連する物理量を検出し、その検出結果に応じた大きさで前記揺動ローラを揺動させ、前記塗布工程では、前記長手方向に直交する前記基材の幅方向に沿って前記ノズルを移動させることで前記幅方向における前記基材に対する前記ノズルの相対位置を調整する。
このように構成された発明では、基材の搬送方向に沿った張力の幅方向における不均衡の大きさが、揺動ローラに加わる力のモーメントの大きさとして間接的に検出される。そして、検出結果に応じた大きさで揺動ローラが揺動することにより、張力の不均衡をキャンセルするような張力を基材に与えることができる。つまり、この発明では、基材に加わる張力の調整のために揺動ローラの揺動が用いられる。
張力の調整を目的として揺動ローラを揺動させた結果、幅方向における基材の位置については必ずしも一定とならない。そこで、ノズルを幅方向に移動可能とすることにより、ノズルと基材との相対位置を調整可能とし、基材表面の適切な位置に塗布液を塗布することができるようにする。
以上のように、本発明によれば、基材から揺動ローラに加えられる力のモーメントの大きさに基づいて揺動ローラが揺動することで、基材の搬送方向に作用する張力の幅方向における不均衡が補正される。これにより生じる基材の位置ずれについてはノズルの移動によって対応することで、基材表面の適切な位置に塗布液を塗布することが可能となる。
この発明にかかる塗工装置の一実施形態の概略構成を示す図である。 搬送経路における張力調整機構の配置を示す外観図である。 張力調整機構の詳細な構成を示す図である。 張力の差を解消するための処理を示すフローチャートである。 ノズル位置調整機構を示す図である。 ノズル位置制御処理を示すフローチャートである。
図1はこの発明にかかる塗工装置の一実施形態の概略構成を示す図である。図1(a)に示すように、この塗工装置100は、ロール・トゥ・ロール方式で搬送されるシート状の基材Sに対してペースト状塗布液を塗布する装置であり、例えばリチウムイオン二次電池のような電池用電極の製造に用いることのできるものである。以下の各図における方向を統一的に示すために、図1(a)に示すようにXYZ直交座標系を設定する。ここでXY平面は水平面であり、Z軸は鉛直軸を表す。より詳しくは、(−Z)方向が鉛直下向き方向を表す。
この塗工装置100は、塗布すべき塗布液を内部に貯留するタンク1と、該タンク1から供給される塗布液を吐出するノズル51,52とを備えている。タンク1とノズル51,52との間に設けられた送液系2により、タンク1内の塗布液がノズル51,52に向けて送出され、ノズル51,52の先端に設けられたスリット状の吐出口から吐出される。また、この塗工装置100は、装置全体の動作を制御する制御ユニット3を備えている。
送液系2は、タンク1の出力部で分岐する配管21,22を備える。配管21はタンク1とノズル51との間を接続し、該配管21の途中には塗布液を流通させるためのポンプ23が介挿される。また、配管22はタンク1とノズル52との間を接続し、該配管22の途中には塗布液を流通させるポンプ24が介挿される。ポンプ23,24は、高粘度の塗布液を安定した流量で送出することのできるものであることが望ましい。このようなポンプとしては例えばねじポンプを用いることができ、例えば一軸ねじポンプの一種であるモーノポンプを好適に適用することができる。ポンプ23,24の動作は制御ユニット3により制御されており、制御ユニット3は、ポンプ23,24を制御してタンク1からノズル51,52に送出される塗布液の流量を個別に調節する。
塗工装置100は、塗布液が塗布される基材Sを搬送する搬送ユニット7を備えている。搬送ユニット7では、ロール状に巻回された長尺シート状の基材Sが供給ローラ71にセットされるとともに、ロールから引き出された基材Sの長手方向の一端部が巻取ローラ72に巻回されている。巻取ローラ72が図の矢印Dr方向に回転することにより、供給ローラ71から繰り出された基材Sがその長手方向に沿って矢印Ds方向に搬送され、巻取ローラ72により巻き取られる。
このようにして供給ローラ71および巻取ローラ72に掛け渡された基材Sの搬送経路上に、搬送方向の上流側から順に、後に詳述する張力調整ローラ73、緩衝ローラ74、ガイドローラ対75,76およびダンサーローラ77が設けられ、さらに補助ローラ781,782,783が搬送経路上に適宜設けられる。より具体的には、供給ローラ71と張力調整ローラ73との間に補助ローラ781が、また搬送経路においてダンサーローラ77を挟むように補助ローラ782,783が設けられる。これらの補助ローラ781,782,783は、搬送される基材Sの姿勢を調整する機能を有する。基材Sはこれら複数のローラに掛け渡されることで、所定の搬送経路に沿って搬送される。
つまり、搬送ユニット7は、塗布対象物である基材Sを保持する手段としての機能およびこれを搬送する手段としての機能を有する。搬送ユニット7はさらに、制御ユニット3からの制御指令に応じて、巻取ローラ72を所定の回転速度で回転させるローラ駆動機構79を有している。他の各ローラは駆動機構を持たない従動ローラであるが、スムーズな搬送を可能とするために、適宜の駆動源が接続されたローラが含まれてもよい。
このように搬送ユニット7により支持・搬送される基材Sのうち、緩衝ローラ74から送り出されて補助ローラ782に巻き掛けられるまでの部分は略水平姿勢となっており、このときの基材Sの搬送方向Dsは(+Y)方向と略一致する。言い換えれば、基材Sが水平姿勢を維持しながら搬送されるように、緩衝ローラ74、ガイドローラ対75,76、補助ローラ782が配置されている。一方、基材Sの長手方向に直交する幅方向は、搬送経路の全体において概ねX方向と一致している。
ガイドローラ対75は、基材Sの上面に当接する上側ローラ751と下側ローラ752とを有しており、これらの間で基材Sが挟持される。なお、上側ローラ751、下側ローラ752は軸方向のローラ長さが短く、基材Sの端部のみに当接し、塗布液が塗布される基材Sの中央部には当接しない。ガイドローラ対76も同様の構造を有しており、上側ローラ761と下側ローラ762とにより基材Sを挟持する。ガイドローラ対75,76のそれぞれは、基材Sの両端部に対応してそれぞれ2組、Y方向には同一位置でX方向に位置を異ならせて設けられる。
ガイドローラ対75,76の間を水平姿勢で搬送される基材Sを上下から挟むように、ノズル51,52が配置されている。より詳しくは、図1(b)に示すように、ノズル51は水平姿勢で搬送される基材Sの上方に、吐出口を基材Sの上面Saに所定のギャップを隔てて近接対向させて配置される。また、ノズル52は、水平姿勢で搬送される基材Sの下方に、吐出口を基材Sの下面Sbに所定のギャップを隔てて近接対向させて配置される。
ノズル51,52から吐出される塗布液が基材Sの表面に塗布される。基材Sが矢印Ds方向に搬送されることで、ノズル51,52を基材Sに対して相対的に走査移動させながら塗布液を基材Sに塗布することができる。搬送方向Dsにおけるノズル51,52の位置が略同一であれば、基材Sの両面に対し略同時に塗布が行われることになる。基材Sの両面に塗布を行うために、ノズル51,52は、ローラ等のバックアップ部材によるバックアップを受けない、いわゆるオフロール状態の基材Sに対向配置される。そこで、この実施形態では、ノズル51,52との対向位置を挟む位置でガイドローラ対75,76により基材Sを挟持することにより、ノズル51,52と対向する基材Sの姿勢および位置を安定させるようにしている。なお、ノズル51,52の配設位置については、搬送方向Dsにおける同一位置に限定されない。
ノズル51,52のそれぞれは、基材Sの表面に対向する面に、基材Sの幅方向、すなわち基材Sの長手方向(搬送方向Ds)に直交する方向に沿って延びるスリット状の開口を有している。該開口から一定量で連続的に塗布液が吐出されることにより、基材Sの両面(上面Sa、下面Sb)に塗布液による略平坦な塗工膜Fa,Fbが形成される。ガイドローラ対76は基材Sの端部のみに当接するので、ローラ761,762が基材Sに塗布された塗布液に触れて塗工膜Fa,Fbを乱すことはない。
ここで例えば、集電体として機能する金属などの導電体シートを基材Sとして用い、塗布液として活物質材料を含むペーストを用いることにより、集電体層の表面に活物質層を積層してなる電池用電極を製造することが可能である。このような塗布液は一般に比較的高粘度であり、例えばせん断速度10s-1における粘度が3Pa・sないし50Pa・s程度のものを用いることができる。また、基材Sとしては、例えば樹脂シートの表面に金属薄膜が形成されたものであってもよい。
また、搬送ユニット7による基材Sの搬送方向において、ノズル51,52との対向位置よりも下流側であって補助ローラ782よりも上流側の位置に、硬化ユニット8が設けられている。硬化ユニット8は、その内部に通送される基材Sに塗布された塗布液に対し例えば乾燥空気、熱風、赤外線等を供給することで塗布液の溶媒成分の揮発を促進し、塗布液を乾燥硬化させる。塗布液が特定の電磁波に感応して硬化する材料を含むものである場合には、当該電磁波を塗布液に照射するように構成されてもよい。基材Sの搬送経路に沿った硬化ユニット8の長さは、塗布液の硬化時間に対応する。
硬化ユニット8と巻取ローラ72との間で、基材Sはダンサーローラ77に巻き掛けられている。ダンサーローラ77は図示しない支持部材で弾性支持されており、図1(a)に破線矢印で示すように上下方向(Z方向)に弾性的に移動可能となっている。ダンサーローラ77により、基材Sに付与される搬送方向の張力が一定に維持される。ダンサーローラ77を挟むように補助ローラ782,783が設けられることで、ダンサーローラ77の上下方向位置によらず搬送経路が安定に保たれる。
こうして搬送中の基材Sに付与される張力は平均的には一定に保たれるが、基材Sの幅方向において張力を均一とする機能をダンサーローラ77は有していない。すなわち、各ローラの加工時の寸法公差や組み付け時の各ローラの回転軸の平行度のばらつき、基材Sの厚みのばらつき等の変動要因がなければ基材Sに加わる張力は基材Sの幅方向において均一となるはずであるが、実際にはこれらの変動要因によって張力が基材Sの両端部で不均衡となる。ダンサーローラ77はこの不均衡を解消することができない。
そこで、この実施形態では、供給ローラ71からノズル51,52との対向位置に至るまでの基材Sの搬送経路上に、基材Sに加わる張力を幅方向において均一化するための構成を設けている。具体的には、張力調整ローラ73と、これを支持する後述のローラ支持部6とが一体として、幅方向において張力を均一化する張力調整機構としての機能を有する。
図2は搬送経路における張力調整機構の配置を示す外観図である。また、図3は張力調整機構の詳細な構成を示す図である。より具体的には、図3(a)は張力調整機構の構成を示す上面図であり、図3(b)および図3(c)は張力調整ローラ73の動きの例を示す図である。供給ローラ71から送出される基材Sは補助ローラ781を介して張力調整ローラ73に巻き掛けられる。図2において1点鎖線は各ローラの回転中心を表している。図2および図3(a)に示すように、張力調整ローラ73はX方向に略平行な方向を長手方向とするローラ部材であり、その長手方向の両端部が1対のローラ支持部6により回転自在に支持されている。1対のローラ支持部6,6は互いに対称な形状を有しているが、基本構成は同一である。
張力調整ローラ73の両端部はローラ支持部6のベアリング61により回転自在に支持されている。ベアリング61のハウジングのうち(−Y)側側面には荷重センサ62が取り付けられており、ベアリング61は荷重センサ62を介して直動ガイド機構63のスライダ部631により支持されている。直動ガイド機構63のレール部632は、装置筐体またはこれに取り付けられた適宜の支持部材11に固定され、スライダ部631をY方向に移動自在に支持している。荷重センサ62としては、圧力センサ、ロードセル、歪みゲージなど各種のものを用いることができる。
また、スライダ部631にはアクチュエータ64が連結されており、アクチュエータ64がスライダ部631をY方向に移動させることで、張力調整ローラ73の回転軸AXがY方向に移動する。アクチュエータ64の駆動源としては、サーボモータ、リニアモータ、エアシリンダ、ソレノイドなど各種のものを用いることができる。
張力調整ローラ73の両端部に設けられたローラ支持部6,6間では、アクチュエータ64,64が互いに独立して動作可能である。したがって、両側のアクチュエータ64,64が互いに異なる方向にスライダ部631を移動させることにより図3(b)に示すように、また一方のアクチュエータ64のみがスライダ部631を移動させることにより図3(c)に示すように、張力調整ローラ73をZ軸(鉛直軸)に平行な揺動軸回りに揺動させることができる。この場合、張力調整ローラ73は水平面(XY平面)内で所定の角度範囲で揺動することになる。
荷重センサ62,62の出力信号は制御ユニット3に与えられる。また、アクチュエータ64,64は制御ユニット3により制御される。制御ユニット3は、荷重センサ62,62からの出力信号に応じてアクチュエータ64,64を個別に制御することで、張力調整ローラ73に加わる荷重に応じて張力調整ローラ73の回転軸の揺動量(揺動角度の大きさ)を調整する。
図1に示すように、張力調整ローラ73に対して、基材Sは(+Y)方向から巻き掛けられて搬送経路が折り返されている。このため、張力調整ローラ73は基材Sに付与される張力に応じた荷重を基材Sから受け、その荷重の方向は概ね(−Y)方向である。荷重センサ62,62はこの荷重の大きさに応じた検出信号を出力する。幅方向Dwにおける基材Sの両端部で張力が異なるとき、2つの荷重センサ62,62から出力される検出信号の大きさが相違することとなり、このとき張力調整ローラ73は、基材SからZ軸と平行な軸回りに捩るような力のモーメントを受けていることになる。
言い換えれば、張力調整ローラ73が基材Sから受ける力のモーメントの大きさが、基材Sの幅方向Dwにおける両端部での張力の差を表している。したがって、張力調整ローラ73が基材Sから受ける力のモーメントの大きさを検出し、このモーメントがゼロとなるように張力調整ローラ73の回転軸を揺動させることにより、基材Sの両端部での張力の差を解消することが可能である。
張力調整ローラ73の揺動により基材Sに加わる捩りがノズル51,52との対向位置における基材Sの姿勢に影響を及ぼすのを防止するために、基材Sの搬送方向Dsにおいて張力調整ローラ73よりも下流側かつノズル51,52との対向位置よりも上流側の位置で、基材Sは緩衝ローラ74に巻き掛けられている。
図4は張力の差を解消するための処理を示すフローチャートである。基材Sの両端部での張力の差を解消するための処理としては、例えば図4(a)および図4(b)に示す2つが考えられる。この塗工装置100では、制御ユニット3が予め用意された制御プログラムを実行して装置各部に所定の動作を行わせることにより塗布処理が実行される。すなわち、搬送ユニット7により基材Sが一定速度で搬送され(搬送工程)、搬送される基材Sの両面にそれぞれノズル51,52から吐出される塗布液が塗布されて塗工膜が形成される(塗布工程)。このような塗布処理が行われる間、図4(a)または図4(b)に示す張力調整処理が実行される。
図4(a)に示す処理例では、2つの荷重センサ62,62の間の出力信号の差、つまり2つの荷重センサ62,62で検出される荷重の差が、張力調整ローラ73が受けるモーメントの大きさに対応する情報として取得される(ステップS101)。そして、検出した荷重が弱い方の荷重センサ62に対応する一方のアクチュエータ64が、スライダ部631の(+Y)方向への押し込み量を増加させる(ステップS102)。これにより張力調整ローラ73が揺動し、押し込み量が増加された側において基材Sに付与される張力が増加して、基材Sの両端部における張力の不均衡が小さくなる。
上記処理は、塗布処理が終了するまで継続的に実行される(ステップS103)。これにより、基材Sはその両端部における張力の均衡が保たれた状態で搬送される。その結果、ノズル51,52から基材Sへの塗布液の塗布を安定的に行うことができ、品質の良好な塗工膜を形成することができる。基材Sに付与される張力の大きさ自体はダンサーローラ77によって管理することが可能であるため、張力調整ローラ73は基材Sの両端部における張力の不均衡を解消することができれば足りる。
一方、図4(b)に示す処理例では、2つのローラ支持部6,6が独立に制御される。制御フローは同一である。一方のローラ支持部6において、まず荷重センサ62の出力信号が取得され(ステップS201)、検出された荷重が予め定められた規定範囲と比較される(ステップS202,S204)。「規定範囲」は、基材Sに適正な張力が付与され、しかも両端部での不均衡が生じない理想的な状態における荷重の大きさを中心として設定される。
荷重が規定範囲よりも大きければ(ステップS202においてYES)、当該ローラ支持部6のアクチュエータ64による(+Y)方向への押し込み量が低減される一方(ステップS203)、荷重が規定範囲よりも小さければ(ステップS204においてYES)、当該ローラ支持部6のアクチュエータ64による押し込み量が増加される(ステップS205)。これにより、当該ローラ支持部6が配置された基材Sの一方端部において、基材Sに付与される張力が適正化される。基材Sの両端部でこのような処理が実行されることで、両端部間での張力の不均衡も解消される。上記処理が、塗布処理が終了するまで継続的に実行される(ステップS206)。この処理では、張力調整ローラ73は、基材Sの両端部における張力の不均衡を解消する機能および張力の絶対値を調整する機能を有する。
このように、張力調整ローラ73およびローラ支持部6,6が一体として張力調整機構として動作し、該張力調整機構は制御ユニット3によって制御される。
上記処理により、搬送される基材Sにおける幅方向Dwの張力の不均衡は解消される。その一方、搬送系を構成するローラの1つである張力調整ローラ73の回転軸を傾かせることによって、搬送される基材Sが幅方向Dwに次第に変位する蛇行が生じやすくなると考えられる。この実施形態では、上記のようにして実現された基材Sの張力の均一性を損なうことなく基材Sの蛇行の影響を抑制するために、基材Sに対するノズル51,52の幅方向Dwにおける相対位置を調整するためのノズル位置調整機構が設けられている。
図5はノズル位置調整機構を示す図である。図2および図5に示すように、基材Sの搬送経路上には、搬送方向Dsにおいて張力調整ローラ73よりも下流側に、搬送される基材Sの幅方向Dwにおける端部位置を検出するための端部センサ53が配置されている。この実施形態の端部センサ53は、図5に示すように、ハウジング531内で複数の投光器532と受光器533とが対向配置された構造を有している。
幅方向Dwに沿って複数配列された投光器532から出射される光は、投光器532に対応して幅方向Dwに沿って複数配列された受光器533により受光される。投光器532と受光器533との間に遮蔽物がなければ投光器532から出射される光はそのまま受光器533に入射するが、遮蔽物(基材S)がある位置では受光器533に入射すべき光が遮られる。制御ユニット3は、受光器533における受光の状態に対応して端部センサ53から出力される出力信号から、基材Sの端部位置を検出することができる。なお、端部センサとしては上記以外にも、例えば基材S表面に向けて光を照射しその反射光の有無(または強度)で基材Sの有無を検出する、反射型フォトセンサを用いることが可能である。
ノズル51,52は、所定の可動範囲内で幅方向Dwに沿って移動可能に支持されている。図5に示すように、ノズル51は直動ガイド機構54,55によりX方向に移動自在に支持されている。より詳しくは、装置筐体またはこれに取り付けられた適宜の支持部材12に直動ガイド機構54,55のレール部542,552がX方向に位置を異ならせて固定されており、レール部542,552に係合された直動ガイド機構54,55のスライダ部541,551がノズル51に結合されている。さらにスライダ部551にはアクチュエータ56が連結されており、制御ユニット3からの制御指令に応じてアクチュエータ56が作動することで、ノズル51が所定の可動範囲内でX方向に移動する。
ノズル51,52と基材Sとの対向位置において、X方向と基材Sの幅方向Dwとは一致している。したがって、上記のようにノズル51がX方向に移動することにより、基材Sの幅方向Dwにおけるノズル51と基材Sとの相対位置が変更可能である。
ノズル52についても同様である。すなわち、ノズル52は、支持部材12に取り付けられた直動ガイド機構57,58によりX方向に移動自在に支持されており、アクチュエータ59の作動により所定の可動範囲内でX方向に移動する。制御ユニット3はアクチュエータ56,59を一体的に制御しており、したがってノズル51,52は一体として、基材Sに対しその幅方向Dwに相対移動する。
このように、端部センサ53、直動ガイド機構54,55,57,58、アクチュエータ56,59が一体としてノズル位置調整機構として動作し、該ノズル位置調整機構は制御ユニット3により制御される。
図6はノズル位置制御処理を示すフローチャートである。制御ユニット3は、端部センサ53により検出される出力信号から基材Sの端部位置の情報を取得し(ステップS301)、検出された端部位置が予めノズル51,52に対して相対的に定められた適正位置を中心とする適正範囲内にあるか否かを判定する(ステップS302)。適正範囲外であった場合(ステップS302においてNO)、位置ずれをキャンセルするために必要なノズル移動量が算出され(ステップS303)、その移動量だけアクチュエータ56,59によりノズル51,52が移動されることで(ステップS304)、幅方向Dwにおいて基材Sに対するノズル51,52の相対位置が適正位置に調整される。上記の処理は、塗布処理が終了するまで継続される(ステップS305)。基材Sの位置ずれに応じてノズル51,52を移動させる構成であるため、張力調整機構によって調整された基材Sの張力には影響を与えない。
長手方向に搬送される長尺シート状の基材Sに塗布液を塗布して塗工膜を形成する場合、基材Sとノズル51,52との位置関係に関しては、基材Sの幅方向Dwにおける基材Sとノズル51,52との相対位置、および基材Sの表面とノズル51,52との間のギャップ量が適正に維持されていれば、所期の品質で塗布を行うことができると期待される。この実施形態では、張力調整機構(図3)により基材Sに付与される張力の均衡が図られており、また、ノズル位置調整機構(図5)により幅方向Dwにおけるノズル51,52と基材Sとの相対位置が調整されているので、基材Sの両面に対して塗布液を良好にかつ安定して塗布することが可能である。
以上説明したように、上記実施形態においては、搬送ユニット7が本発明の「搬送手段」として機能しており、そのうち張力調整ローラ73が本発明の「揺動ローラ」に相当している。また、タンク1、送液系2およびノズル51,52が一体として本発明の「塗布手段」として機能している。また、ノズル支持部6に設けられた荷重センサ62が本発明の「捩れ検出手段」として、アクチュエータ64が「揺動手段」としてそれぞれ機能している。
また、上記実施形態では、直動ガイド機構54,55,57,58、アクチュエータ56,59等を含むノズル位置調整機構が一体として本発明の「ノズル移動手段」として機能し、端部センサ53が本発明の「位置検出手段」として機能している。また、図6のステップS301が本発明の「位置検出工程」に相当している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では基材Sの両面に対向させてノズル51,52を配置し、基材Sの両面に同時に塗布液を塗布する装置である。しかしながら、本発明は、基材Sの一方表面のみに塗布液を塗布する装置に対しても好適に適用可能である。この場合、ノズルはバックアップローラとして機能するローラに巻き掛けられた基材に対し対向するように配置されてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の「揺動ローラ」に相当する張力調整ローラ73が鉛直軸回りに揺動可能に支持され、本発明の「捩れ検出手段」である荷重センサ62も基材Sが張力調整ローラ73に及ぼす鉛直軸回りの力のモーメントを検出するように構成されている。しかしながら、張力調整ローラ73の揺動軸の方向は鉛直方向に限定されず、基材Sの幅方向における両端部間の張力差を変化させることができる限りにおいて任意である。また、揺動ローラの揺動軸の方向と、捩れ検出手段により検出されるモーメントの軸の方向とは完全に一致していなくてもよい。
また、上記実施形態の張力調整ローラ73はその両端部が直動ガイド機構63により支持されているが、本発明の「揺動ローラ」を揺動自在に支持する機構としてはこのような直動ガイド機構に限定されない。例えば、揺動ローラの一端部側の軸を自在継手等で支持し他端部側の軸を適宜のアクチュエータで揺動させる構成であってもよい。また例えば、揺動ローラの両端部を支持する一体の支持部材が揺動ローラとともに揺動する構成でもよい。このように、揺動手段は揺動ローラの両端部にそれぞれ設置されることは必須ではない。また、本発明の「捩れ検出手段」についても、揺動ローラの一方端部のみで検出を行う構成であってもよい。
また、上記実施形態では、基材Sのノズル51,52との対向位置よりも搬送方向の上流側に張力調整ローラ73が配置されるが、本発明の「揺動ローラ」の配設位置はこれに限定されない。例えば基材の片面のみに塗布を行う装置では、塗布直後であっても被塗布面と反対側の基材の表面にローラを当接させることができるので、ノズルとの対向位置よりも下流側に揺動ローラを設けることが可能である。ただし、基材に加わる捩れにより塗工膜がダメージを受けないようにするためには、ノズルとの対向位置よりも下流側に揺動ローラを設けることが好ましい。
また、上記実施形態は、集電体として機能する長尺シート状の基材Sに活物質材料を含む塗布液を塗布して電池用電極を製造する装置であるが、本発明の適用対象となる基材および塗布液の材料は任意である。
以上、具体的な実施形態を例示して説明してきたように、この発明において、例えば、検出手段は、幅方向における揺動ローラの両端部にそれぞれ設けられた1対の荷重センサを有し、物理量は、1対の荷重センサにより検出される荷重の差であってもよい。このような構成によれば、揺動ローラの両端部で検出される荷重の差が揺動ローラに加えられるモーメントの大きさに比例するので、本発明の目的に好適である。そして、このような物理量を検出するための検出器は製品化されており、低コストで本発明を実現することが可能である。
また例えば、基材の搬送方向において揺動ローラよりも下流側で幅方向における基材の端部の位置を検出し、その検出結果に応じてノズルを移動させる構成であってもよい。揺動ローラにより張力の不均衡を解消することにより、基材の幅方向における端部位置が変動することがあり得る。この位置ずれに応じてノズルを移動させることで、位置ずれの有無や大きさによらずノズルと基材との相対位置については適正に維持することが可能となる。
また例えば、捩れ検出手段は、揺動ローラの揺動軸の方向と平行な軸回りのモーメントの大きさに関連する物理量を検出するように構成されてもよい。揺動ローラの揺動軸の方向と、検出されるモーメントの軸の方向とは必ずしも一致していなくてもよい。しかしながら、両者が平行であるようにすれば、検出されるモーメントの大きさとこれをキャンセルするために必要な揺動ローラの揺動量とが線形の関係となり、最も効率的かつ高精度な制御が可能となる。
また例えば、塗布手段は、揺動ローラを通過した基材に対し塗布液を塗布する構成であってもよい。このような構成によれば、揺動ローラによって張力の不均衡が解消された基材に対して塗布液が塗布されるので、塗布により形成される塗工膜の品質を良好なものとすることができる。
この場合さらに、揺動ローラからノズルとの対向位置に至る基材の搬送経路において、基材が少なくとも1つのローラに巻き掛けられる構成であってもよい。揺動ローラの回転軸が傾けられることによって基材が捩れる可能性があるが、ノズルとの対向位置に至るまでに他のローラに巻き掛けられることで、このような捩れが緩和される。
また例えば、基材の主面のうち一方主面および他方主面のそれぞれに対してノズルが対向配置されていてもよい。このような構成によれば、基材の両面に塗布液を塗布することが可能である。基材の両面に塗布液が塗布される場合、塗布後の基材の支持位置やその方法が制約され、基材の姿勢が不安定になりやすい。本発明を適用することで、基材に適正な張力を与えて姿勢を安定に維持することが可能となる。
この発明は、長尺シート状の基材を搬送しながらその表面に塗布液を塗布する塗工装置全般に適用可能である。
1 タンク(塗布手段)
2 送液系(塗布手段)
6 ローラ支持部
7 搬送ユニット(搬送手段)
51,52 ノズル(塗布手段)
53 端部センサ(位置検出手段)
54,55,57,58 直動ガイド機構(ノズル移動手段)
56,59 アクチュエータ(ノズル移動手段)
62 荷重センサ(捩れ検出手段)
64 アクチュエータ(揺動手段)
71 供給ローラ(ローラ)
72 巻取ローラ(ローラ)
73 張力調整ローラ(揺動ローラ)
100 塗工装置
S 基材

Claims (9)

  1. 回転軸が所定範囲内で揺動可能な揺動ローラを含む複数のローラを有し、長尺シート状の基材を前記複数のローラに巻き掛けて前記基材の長手方向に搬送する搬送手段と、
    搬送される前記基材の主面に対向配置されたノズルから塗布液を吐出して前記基材に前記塗布液を塗布する塗布手段と、
    前記揺動ローラに巻き掛けられた前記基材によって当該揺動ローラに加えられる力のモーメントの大きさに関連する物理量を検出する捩れ検出手段と、
    前記捩れ検出手段の検出結果に応じて前記揺動ローラを揺動させる揺動手段と、
    前記長手方向に直交する前記基材の幅方向に沿って前記ノズルを移動させるノズル移動手段と
    を備える塗工装置。
  2. 前記検出手段は、前記幅方向における前記揺動ローラの両端部にそれぞれ設けられた1対の荷重センサを有し、前記物理量は、前記1対の荷重センサにより検出される荷重の差である請求項1に記載の塗工装置。
  3. 前記基材の搬送方向において前記揺動ローラよりも下流側で、前記幅方向における前記基材の端部の位置を検出する位置検出手段を備え、
    前記ノズル移動手段は、前記位置検出手段の検出結果に応じて前記ノズルを移動させる請求項1または2に記載の塗工装置。
  4. 前記捩れ検出手段は、前記揺動ローラの揺動軸の方向と平行な軸回りのモーメントの大きさに関連する前記物理量を検出する請求項1ないし3のいずれかに記載の塗工装置。
  5. 前記塗布手段は、前記揺動ローラを通過した前記基材に対し前記塗布液を塗布する請求項1ないし4のいずれかに記載の塗工装置。
  6. 前記揺動ローラから前記ノズルとの対向位置に至る前記基材の搬送経路において、前記基材が少なくとも1つの前記ローラに巻き掛けられる請求項5に記載の塗工装置。
  7. 前記基材の前記主面のうち一方主面および他方主面のそれぞれに対して前記ノズルが対向配置された請求項1ないし6のいずれかに記載の塗工装置。
  8. 回転軸が所定範囲内で揺動可能な揺動ローラを含む複数のローラに、長尺シート状の基材を巻き掛けて前記基材を長手方向に搬送する搬送工程と、
    搬送される前記基材の主面に対向配置したノズルから塗布液を吐出して前記基材に前記塗布液を塗布する塗布工程と
    を備え、
    前記搬送工程では、前記揺動ローラに巻き掛けられた前記基材によって当該揺動ローラに加えられる力のモーメントの大きさに関連する物理量を検出し、その検出結果に応じた大きさで前記揺動ローラを揺動させ、
    前記塗布工程では、前記長手方向に直交する前記基材の幅方向に沿って前記ノズルを移動させることで前記幅方向における前記基材に対する前記ノズルの相対位置を調整する塗工方法。
  9. 前記基材の搬送方向において前記揺動ローラよりも下流側で、前記幅方向における前記基材の端部の位置を検出する位置検出工程を備え、
    前記塗布工程では、前記位置検出工程の検出結果に応じて前記ノズルを移動させる請求項8に記載の塗工方法。
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