JP2020063149A - ウエブの巻出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】新ウエブに設けられた接続テープの位置が、旧ウエブを押圧する位置に簡単に位置合わせできるウエブの巻出し装置を提供する。【解決手段】第1センサ42が検出した第1タイミング板36の境目と、第1自転軸30と、第1テープセンサ44が検出した第1接続テープ6の位置がなす偏角θ°を算出し、第1センサ42が、第1タイミング板36の境目を検出したときから偏角θ°だけ第1自転軸30が自転したときに、押圧ロール74で旧ウエブW2を新ウエブW1の外周にある第1接続テープ6に押圧する。【選択図】 図10

Description

本発明は、ウエブの巻出し装置に関するものである。
従来、フィルム、紙、布、金属箔などの長尺状のウエブを加工する場合には、巻き出し装置に設けられている2本の巻芯からウエブを交互に巻き出している。このとき、旧巻芯から旧ウエブが殆ど巻き出した場合に、満巻の新巻芯から新ウエブを巻き出し、旧ウエブの終端に新ウエブの始端を接続テープで繋ぎ合わせている。
特開2017−154898号公報
上記のような巻出し装置において、新巻芯に新ウエブを満巻に巻回した外周にある新ウエブの始端には接続テープが取り付けられているが、この接続テープの位置に旧ウエブが押圧されるように、作業員が、新巻芯とその回転軸とを位置合わせする必要がある。しかし、作業員が、このような位置合わせを行うと、手数が掛かり、生産工程の効率が低下するという問題点があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、新ウエブに設けられた接続テープの位置が、旧ウエブを押圧する位置に簡単に位置合わせできるウエブの巻出し装置を提供することを目的とする。
本発明は、新ウエブが満巻に巻回された第1巻芯と、旧ウエブが巻回された第2巻芯を公転軸を中心に公転させる旋回手段と、前記旋回手段の側方に設けられた接続手段と、制御部とを有し、前記第1巻芯に満巻に巻回された前記新ウエブの外周の始端には、第1接続テープが設けられ、前記旋回手段は、前記公転軸を公転させる公転手段と、前記公転軸から突出した左右一対の第1腕部と、前記第1巻芯を架け渡すために、左右一対の前記第1腕部の先端にそれぞれ設けられた第1自転軸と、前記第1巻芯と前記第1自転軸を自転させる第1自転手段と、前記第1自転軸に設けられ、前記第1自転軸と共に自転する第1タイミング部と、前記第1タイミング部の第1タイミング位置を検出する第1センサと、を有し、前記接続手段は、自転する前記第2巻芯から巻き出された前記旧ウエブを、前記第1巻芯に巻回された前記新ウエブの外周の前記始端にある前記第1接続テープに押圧する押圧ロールと、前記第1接続テープに押圧された位置より上流側にある前記旧ウエブを切断する切断手段と、を有し、前記制御部は、前記第1センサが、前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置を検出時に基づいて、前記押圧ロールで前記旧ウエブを、前記新ウエブの外周の前記第1接続テープに押圧する、ウエブの巻出し装置である。
本発明によれば、巻芯に巻回された新ウエブの接続テープの位置を、旧ウエブを押圧する位置に簡単に位置合わせすることができる。
本発明の一実施形態を示す巻出し装置における第2巻軸から旧ウエブを巻き出している状態の側面図である。 第1自転軸に第1巻芯を取り付けた状態の側面図である。 公転状態の巻出し装置の側面図である。 第1巻芯に満巻に巻回された新ウエブに旧ウエブを押圧している状態の巻出し装置の側面図である。 第1腕部と第2腕部の側面図である。 第1腕部と第2腕部の平面図である。 第1自転軸に第1巻芯を取り付けた状態の図である。 第1接続テープの位置を第1テープセンサで検出した状態の側面図である。 第1タイミング板の境目を検出した状態の側面図である。 第1巻芯に巻回された新ウエブに押圧ロールが旧ウエブを押圧している状態の側面図である。 半径が小さい新ウエブに旧ウエブを押圧している状態の側面図である。 半径が大きい新ウエブに旧ウエブを押圧している状態の側面図である。 巻出し装置のブロック図である。
以下、本発明の一実施形態のウエブWの巻出し装置10について図1〜図13を参照して説明する。ウエブWとしては例えば、フィルム、金属箔、紙、布帛などである。
なお、本明細書において「公転」とは、2本の筒状の巻芯が公転軸16を中心に公転軌道に沿って回転することをいう。「自転」とは、2本の巻芯が、自転軸を中心にウエブWを巻き出す場合にそれぞれ回転することをいう。「公転角」とは、2本の筒状の巻芯が公転軸を中心に公転軌道に沿って回転する角度を言う。「自転角」とは、巻芯が自転軸を中心に回転する角度をいう。また、以下の説明では、2本の巻芯に関して、新ウエブW1が満巻に巻回された巻芯を「第1巻芯1」といい、途中まで引き出されている旧ウエブW2が巻回された巻芯を「第2巻芯2」という。
(1)巻出し装置10
巻出し装置10の構成について図1を参照して説明する。巻出し装置10の基台11は、水平な設置面に載置されている。基台11のほぼ中央部から左右一対の支持脚12,12が立設されている。左右一対の支持脚12の後方には、フレーム14が立設されている。巻出し装置10は、旋回部3、接続部4、搬出部5を有し、支持脚12には、旋回部3が設けられ、フレーム14の上部には接続部4が設けられ、フレーム14の下部には搬出部5が設けられている。
(2)旋回部3
まず、旋回部3について図1〜図6を参照して説明する。旋回部3は、図1〜図4に示すように、第1巻芯1と第2巻芯2を公転軸16を中心に公転軌道に沿って公転させるものである。
左右一対の支持脚12,12の間には公転軸16が水平に架け渡されている。公転軸16は、図13に示す公転モータ17によって公転する。図6に示すように、公転軸16から左右一対の第1腕部18,18と左右一対の第2腕部20,20が外方に突出している。図5に示すように、第1腕部18と第2腕部20とは180°離れている。図1〜図4に示すように、第1腕部18と第2腕部20との間で45°離れた位置の公転軸16から、左右一対の第1補助腕部22,22と左右一対の第2補助腕部24,24がそれぞれ外方に突出している。
図1〜図4に示すように、左右一対の第1補助腕部22,22の間には、第1補助ロール26が回転自在に架け渡されている。左右一対の第2補助腕部24,24の間には、第2補助ロール28が回転自在に架け渡されている。
図6に示すように、左右一対の第1腕部18の先端には、左右一対の第1自転軸30,30がそれぞれ設けられ、左右一対の第1自転軸30には、左右一対の第1チャック32がそれぞれ設けられている。図6に示すように、左右一対の第1チャック32の間には、第1巻芯1が固定される。一方の第1自転軸30は、図13に示す第1自転モータ34によって回転する。図5に示すように、第1巻芯1には、例えば、新ウエブW1が満巻に巻かれ、その新ウエブW1の始端には、両面接着テープよりなる第1接続テープ6が貼り付けられている。
図5、図6に示すように、第1腕部18から突出した一方の第1自転軸30の先端には、第1タイミング板36が同軸に設けられている。第1タイミング板36は半円型の第1大半円板38と、これより直径が小さい第1小半円板40とが組み合わされた形状である。
図5、図6に示すように、第1腕部18の先端には、第1大半円板38と第1小半円板40の第1タイミング部である「境目」を検出する第1センサ42が設けられている。第1センサ42は、例えば光学式のセンサ、磁気センサなどである。なお、第1タイミング部は、前記境目から180°ずれた第1大半円板38と第1小半円板40と第1大半円板38の境目でもよい。
図5、図6に示すように、公転軸16の外周面であって、上記した第1巻芯1と対応した位置には、第1接続テープ6を検出する第1テープセンサ44が設けられている。第1テープセンサ44としては例えば、色認識センサ、濃淡認識センサ、デジタルカメラなどである。
図5、図6に示すように、第2腕部20も、第1腕部18と同様に、左右一対の第2自転軸50,50、第2チャック52,52、第2自転モータ54、第2タイミング板56、第2センサ62、第2テープセンサ64を有している。そして、第2腕部20の先端にも、第2巻芯2が架け渡されている。また、第2タイミング板56は、第2大半円板58と第2小半円板60とより構成されている。
(3)接続部4
次に、接続部4について図1〜図4を参照して説明する。接続部4は、押圧腕部72、押圧ロール74、案内ロール76、カッター78を有している。押圧腕部72は、押圧ロール74を新ウエブW1の外周面に押圧すると共に、案内ロール76で案内された旧ウエブW2をカッター78で切断する。
フレーム14の上部に腕回転軸70が水平に設けられている。押圧腕部72の基部が、腕回転軸70を中心にエアーシリンダーよりなる押圧腕移動部82(図13参照)によって回転自在である。
押圧腕部72の先端部付近には、押圧ロール74と案内ロール76が回転自在に並んで設けられている。
押圧ロール74と案内ロール76の間には、カッター78が設けられている。カッター78は、図13に示すエアーシリンダーよりなるカッター作動部80によって上下動する。
(4)搬出部5
次に、搬出部5について図1〜図4を参照して説明する。搬出部5は、巻き出されたウエブWを次の工程の装置に搬出するものである。
フレーム14の下部には、第1搬出ロール84、第2搬出ロール86、第3搬出ロール88が順番に設けられている。第1搬出ロール84の位置は、接続部4の腕回転軸70の下方に位置している。
(5)巻出し装置10の電気的構成
巻出し装置10の電気的構成について図13のブロック図を参照して説明する。
図13に示すように、コンピュータよりなる制御部9には、公転軸16を回転させる公転モータ17、第1自転モータ34、第1センサ42、第1テープセンサ44、第2自転モータ54、第2センサ62、第2テープセンサ64、エアーシリンダよりなるカッター作動部80、エアーシリンダよりなる押圧腕移動部82が接続されている。
(6)巻出し装置10の動作工程
次に、図1〜図4を参照して巻出し装置10の動作工程を説明する。なお、本実施形態ではウエブWは上巻に巻かれているものとする。
第1工程において、図1に示すように、左右一対の第2腕部20,20の第2自転軸50に取り付けられた第2巻芯2が自転して、巻回されている旧ウエブW2が巻き出され、フレーム14に設けられた第1搬出ロール84、第2搬出ロール86、第3搬出ロール88を経て次の工程の装置に搬送される。以下、この巻芯の位置を「巻出し位置」という。第2巻芯2は、上巻であるため、第2自転モータ54によって、第2巻芯2を時計回りの方向に自転している。図1の状態において、第1自転軸30には、第1巻芯1は取り付けられていない。また、押圧腕部72は、初期状態にある。
第2工程において、図2に示すように、巻出し位置で第2巻芯2から旧ウエブW2の巻出しが引き続き行われている状態で、左右一対の第1腕部18,18の第1自転軸30,30に、新ウエブW1が満巻に上巻で巻回された第1巻芯1を取り付ける。以下、この位置を「取り付け位置」という。このとき新ウエブW1の始端には、第1接続テープ6が予め貼り付けられている。
第3工程において、図3に示すように、第2巻芯2に巻回されている旧ウエブW2の量が少なくなると、公転軸16を中心に第1腕部18と第2腕部20が、反時計回りに巻出し位置から取り付け位置に公転させる。第1巻芯1も、第1自転モータ34によって予め所定速度で時計回りの方向に自転させると共に、反時計回りに取り付け位置から巻出し位置に公転させる。押圧腕部72は、腕回転軸70を中心に押圧腕移動部82によって、初期状態から反時計回りの方向に所定角度回転させ待機させる。
第4工程において、図4に示すように、第2巻芯2から巻き出された旧ウエブW2は、第1補助ロール26を経て第1搬出ロール84に送られる。また、第1巻芯1は、第1自転モータ34によって時計回りの方向に自転していると共に、反時計回りに巻出し位置の近傍まで公転している。このとき待機状態にある押圧腕部72の押圧ロール74と案内ロール76が反時計回りの方向に回転して、押圧ロール74によって旧ウエブW2は下方に押圧される。そして、旧ウエブW2は、第1巻芯1に巻回されている新ウエブW1の外周にある第1接続テープ6の位置に押圧され、新ウエブW1の始端と接続される。
第5工程において、図4に示すように、この状態でカッター作動部80がカッター78を作動し、押圧部分より上流にある旧ウエブW2を切断する。すると、旧ウエブW2に接続されている新ウエブW1の始端が、第1搬出ロール84、第2搬出ロール86、第3搬出ロール88を経て外部に搬出される。
第6工程において、図1に示すように、旧ウエブW2の切断が終わると押圧腕部72は、腕回転軸70を中心に回転して初期状態に復帰する。そして第1巻芯1から新ウエブW1が巻き出される。
(7)旧ウエブW2を新ウエブW1へ押圧するときの状態
次に、旧ウエブW2を新ウエブW1へ押圧するときの状態について順番に説明する。
まず、図7に示すように、第1巻芯1に新ウエブW1が満巻に上巻で巻回された基準径Rとなっている。そして、その外周にある新ウエブWの始端に第1接続テープ6が貼り付けられたものを準備する。
次に、図7に示すように、上記第2工程の取り付け位置において、作業員が、第1巻芯1を第1腕部18の左右一対の第1自転軸30の左右一対の第1チャック32に取り付ける。このとき、第1タイミング板36の位置に関わらず第1巻芯1を任意の角度で取り付ける。
次に、図8に示すように、取り付け位置において、制御部9は、第1自転軸30を第1自転モータ34によって、新ウエブW1が巻き出されるときよりも遅い速度で時計回りの方向に自転させ、第1テープセンサ44によって第1接続テープ6を検出する。
次に、図9に示すように、取り付け位置において、制御部9は、引き続き第1自転軸30を自転させ、第1大半円板38の第1小半円板40から第1大半円板38の境目の位置を第1センサ42によって検出する。制御部9は、第1接続テープ6が検出されてから第1タイミング板36の境目が検出されるまでの偏角θ°を算出する。なお、偏角θ°は、境目の位置と、第1自転軸30の中心と、第1接続テープ6の位置がなす角度である。
次に、図10に示すように、上記第3工程の取り付け位置から巻出し位置の途中において、制御部9は、公転軸16を中心に第1巻芯1を反時計回りの方向に公転させながら、第1巻芯1を第1自転モータ34によって、新ウエブW1の巻き出し速度で時計回りの方向に自転させる。
次に、図10に示すように、上記第4工程において、制御部9は、第1巻芯1が取り付け位置からほぼ180°回転した巻出し位置の近傍までくると、第1センサ42が第1タイミング板36の境目を検出してから偏角θ°回転したときに、押圧ロール74を旧ウエブW2と共に新ウエブW1の外周に押圧する。このとき、境目が検出されてから偏角θ°回転したときに押圧ロール74が旧ウエブW2を押圧するため、第1接続テープ6が回転した位置に押圧ロール74が旧ウエブW2を押圧できる。そして、上記第5工程において、制御部9は、カッター78によって旧ウエブW2を切断する。なお、巻出し位置近傍において、第1センサ42が第1タイミング板36の境目を検出し、かつ、押圧ロール74が、満巻に巻回された基準径Rの新ウエブW1の外周に当接したときの第1巻芯1の自転角を制御部9は試験で予め記憶しておく。この境目を検出したときの自転角や偏角θ°は、第1自転モータ34の回転角で表され、第1自転モータ34内の所定の角度を0°として、そこからの回転角度で表される。そして、その試験結果により、制御部9は、境目の位置から偏角θ°ずれた位置(第1接続テープ6の位置)が当接位置になるように、第1巻芯1の自転角を調整する。
また、上記実施形態では第1巻芯1が新ウエブW1が満巻に巻回された状態であり、第2巻芯2が巻き出されている旧ウエブW2を有していたが、本実施形態の巻出し装置10は、逆に第2巻芯2に新ウエブW1が満巻に巻かれ、第1巻芯1から旧ウエブW2が巻き出されている状態であっても同様の動作を行う。
(8)偏角θ°の微調整の構造
上記のように、境目を検出してから偏角θ°をずらすことにより押圧ロール74を第1接続テープ6の位置に旧ウエブW2と共に押圧できる。しかし、図11に示すように、新ウエブW1の半径R1が基準径Rより小さい場合や、逆に図12に示すように、新ウエブW1の半径R2が基準径Rより大きい場合には、押圧ロール74が新ウエブW1の外周を押圧する位置は微妙に変化する。例えば、図11の場合には偏角θ1°<θ°であり、図12の場合には偏角θ2°>θ°である。そのためこの角度差を微調整する必要がある。
図10に示す基準径Rにおける偏角θ°をまず求め、それよりも径が小さい半径R1についてはθ°−α°=θ1°、基準径Rよりも大きい半径R2の場合にはθ°+β°=θ2°とする。このα°とβ°はそれぞれ試験により予め求めておく。
そして、制御部9は、図8に示すように、取り付け位置において、第1自転軸30を第1自転モータ34によって、新ウエブW1が巻き出されるときよりも遅い回転速度vで時計回りの方向に自転させ、第1テープセンサ44によって第1接続テープ6を検出するときに、その一周の回転時間tと前記回転速度vから半径r=(vt)/(2π)として求め、その半径rに対応して偏角θ°を上記式から調整する。
(9)効果
以上により本実施形態の巻出し装置10であると、作業員が任意の角度で第1巻芯1を第1自転軸30に取り付けても、第1タイミング板36の境目を第1センサ42が検出し、第1接続テープ6が第1テープセンサ44を検出することにより、正確に第1接続テープ6の位置に旧ウエブW2を押圧ロール74に自動的に押圧できる。
(10)変更例
上記実施形態では、第1巻芯1及び第2巻芯2共にウエブWが上巻に巻かれていたが、逆に下巻に巻かれている場合には、接続部4の位置を第1搬出ロール84の下方に設け、押圧腕部72が下から掬い上げるように回転させる。また、公転軸16の公転方向も時計回りとなり、第1巻芯1と第2巻芯2の自転方向も反時計回りの方向となる。
上記実施形態では、第1タイミング板36は、第1大半円板38と第1小半円板40を組み合わせた形であったが、これに限らず押圧ロール74を押圧するタイミングを検出できる形状であればよく、例えば円板状のものにスリットを設け、このスリットを第1センサ42が検出してもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・第1巻芯、2・・・第2巻芯、3・・・旋回部、4・・・接続部、5・・・搬出部、6・・・第1接続テープ、10・・・巻出し装置、16・・・公転軸、18・・・第1腕部、20・・・第2腕部、30・・・第1自転軸、34・・・第1自転モータ、36・・・第1タイミング板、42・・・第1センサ、44・・・第1テープセンサ、90・・・制御部、92・・・公転モータ

Claims (10)

  1. 新ウエブが満巻に巻回された第1巻芯と、旧ウエブが巻回された第2巻芯を公転軸を中心に公転させる旋回手段と、前記旋回手段の側方に設けられた接続手段と、制御部とを有し、
    前記第1巻芯に満巻に巻回された前記新ウエブの外周の始端には、第1接続テープが設けられ、
    前記旋回手段は、
    前記公転軸を公転させる公転手段と、
    前記公転軸から突出した左右一対の第1腕部と、
    前記第1巻芯を架け渡すために、左右一対の前記第1腕部の先端にそれぞれ設けられた第1自転軸と、
    前記第1巻芯と前記第1自転軸を自転させる第1自転手段と、
    前記第1自転軸に設けられ、前記第1自転軸と共に自転する第1タイミング部と、
    前記第1タイミング部の第1タイミング位置を検出する第1センサと、
    を有し、
    前記接続手段は、
    自転する前記第2巻芯から巻き出された前記旧ウエブを、前記第1巻芯に巻回された前記新ウエブの外周の前記始端にある前記第1接続テープに押圧する押圧ロールと、
    前記第1接続テープに押圧された位置より上流側にある前記旧ウエブを切断する切断手段と、
    を有し、
    前記制御部は、前記第1センサが、前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置を検出時に基づいて、前記押圧ロールで前記旧ウエブを、前記新ウエブの外周の前記第1接続テープに押圧する、
    ウエブの巻出し装置。
  2. 前記第1巻芯に巻回された前記新ウエブの外周の前記始端にある前記第1接続テープを検出する第1テープセンサを有し、
    前記制御部は、
    前記第1センサが検出した前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置と、前記第1自転軸と、前記第1テープセンサが検出した前記第1接続テープの位置がなす角度である偏角θ°を算出し、
    前記第1センサが、前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置を検出したときから前記偏角θ°だけ前記第1自転軸が自転したときに、前記押圧ロールで前記旧ウエブを前記第1接続テープに押圧する、
    請求項1に記載のウエブの巻出し装置。
  3. 前記第1タイミング部は板状であり、大半円板と、前記大半円板より直径が小さい小半円板とを組み合わせた形状であり、前記第1タイミング位置は、前記大半円板と前記小半円板の境目である、
    請求項1に記載のウエブの巻出し装置。
  4. 前記第1テープセンサは、前記公転軸に設けられている、
    請求項2に記載のウエブの巻出し装置。
  5. 前記第1巻芯から巻き出された前記新ウエブ、又は前記第2巻芯から巻き出された前記旧ウエブを搬出する複数の搬出ロールを有する、
    請求項1に記載のウエブの巻出し装置。
  6. 前記旋回手段は、
    前記公転軸から突出した左右一対の第2腕部と、
    前記第2巻芯を架け渡すために、左右一対の前記第2腕部の先端にそれぞれ設けられた第2自転軸と、
    前記第2巻芯と前記第2自転軸を自転させる第2自転手段と、
    前記第2自転軸に設けられ、前記第2自転軸と共に自転する第2タイミング板と、
    前記第2タイミング板の所定の第2タイミング位置を検出する第2センサと、
    を有する請求項1に記載のウエブの巻出し装置。
  7. 前記制御部は、前記新ウエブが基準径で巻回された前記第1巻芯に対する前記押圧ロールの当接位置と、前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置との角度の差を前記偏角θ°として記憶している、
    請求項2に記載のウエブの巻出し装置。
  8. 前記制御部は、前記基準径よりも小さな径R1の前記第1巻芯に対する前記押圧ロールの当接位置と、前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置との角度の差を偏角θ1°=(θ°+α°)で記憶している、
    請求項7に記載のウエブの巻出し装置。
  9. 前記制御部は、前記基準径よりも大きな径R2の前記第1巻芯に対する前記押圧ロールの当接位置と、前記第1タイミング部の前記第1タイミング位置との角度の差を偏角θ2°=(θ°−β°)として記憶している、
    請求項7に記載のウエブの巻出し装置。
  10. 前記第1タイミング位置、前記偏角θ°は、前記第1自転手段の回転角で表されている、
    請求項2に記載のウエブの巻出し装置。
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