JP2005200197A - 被塗装帯の自動連結装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現行供給側の被塗装帯の終端部に次供給側の被塗装帯の始端部を自動連結して、高速走行に追従した被塗装帯の自動連結、自動供給を行なうこと。
【解決手段】一側のタレット部材7と他側のタレット部材8とをクロス状に組み合わせたクロス部材6と、一側のタレット部材7の一端部7aに設けられた現行供給側の被塗装帯巻回物10と、一側のタレット部材7の他端部7bに設けられた次供給側の被塗装帯巻回物11と、他側のタレット部材8の両端部8a,8bに設けられたテンション付与ローラ12,12とを備え、現行供給側の被塗装帯巻回物10の残量が小になった時、次供給側の被塗装帯巻回物11の外周始端部に予め粘着された粘着テープ17に対して、現行供給側の被塗装帯9を押圧手段18にて押圧して、現行供給側の被塗装帯9の終端部に次供給側の被塗装帯の始端部を連結する。
【選択図】図1

Description

この発明は、シートなどの被塗装帯を供給側において自動的に連結するような被塗装帯の自動連結装置に関する。
従来、上述例の被塗装帯の自動連結装置としては図9に示す構造のものがある。
すなわち、同図に示すように巻芯部材200に帯状シート201(詳しくは、インクリボン)を巻回してなる巻回物202と、巻芯部材203に帯状シート204(詳しくは、インクリボン)を巻回してなる巻回物205とを設け、これら各巻回物202,205を離間配置した軸206,207にそれぞれ取付けている。
現行供給側となる帯状シート201はガイドローラ208の周面にて案内した後に、受け部材209上部に固定したクッション部材210の上方を介して図9の矢印方向に導出している。
一方、上述のガイドローラ208およびクッション部材210の上方には、可動部材211を設け、この可動部材211にL字状の保持部材212を取付け、この保持部材212の下側先端に形成された切欠部213に対応してピン214を設けている。
次供給側となる帯状シート204の始端部にはリードフィルム215を接合して、このリードフィルム215を上述のピン214で串刺し状に固定すると共に、帯状シート204の始端部とリードフィルム215との重合部下面には予め粘着テープ216を粘着固定している。
そして、巻回物202の残量が略零になった時、図示しないアクチュエータにて駆動される可動部材211を介して保持部材212を図9の仮想線位置に下動させて、現行供給側の帯状シート201の終端部に次供給側の帯状シート204の始端部を自動的に連結するものである。(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この図9で示した従来の自動連結装置においては次のような問題点があった。
つまり、帯状シート204の先端部に接合したリードフィルム215をピン214で串刺し状に保持する必要があるので、この串刺し作業に手間がかかる。
また、帯状シート204の先端部には該シート204とは別部材のリードフィルム215を別途設ける必要があり、シート構造それ自体が複雑化する。
さらに、インクリボンなどの比較的小さい帯状シート201,204で、かつ高速供給およびテンションの付与が要求されないものには有利である反面、高速供給が要求され、かつこの高速供給を確保するためにシートに張力を付加するテンションが必要な幅広の被塗装帯のような帯状シートの自動連結には不利となる問題点があった。
特開平5−39152号公報
この発明は、被塗装帯を高速走行させつつ、かつ該塗装帯に所定のテンションを付与した状態で現行供給側の被塗装帯の終端部に次供給側の被塗装帯の始端部を自動連結して、高速走行に追従した被塗装帯の自動連結、自動供給を行なうことができる被塗装帯の自動連結装置の提供を目的とする。
この発明による被塗装帯の自動連結装置は、被塗装帯を自動的に連結する供給側における被塗装帯の自動車連結装置であって、一側のタレット部材と他側のタレット部材とをクロス状に組み合わせたクロス部材と、上記一側のタレット部材の一端部に設けられた現行供給側の被塗装帯巻回物と、上記一側のタレット部材の他端部に設けられた次供給側の被塗装帯巻回物と、上記他側のタレット部材の両端部に設けられたテンション付与ローラとを備え、現行供給側の被塗装帯巻回物の残量が小になった時、次供給側の被塗装帯巻回物の外周始端部に予め粘着された粘着テープに対して、上記現行供給側の被塗装帯を押圧手段にて押圧して、現行供給側の被塗装帯の終端部に次供給側の被塗装帯の始端部を連結するものである。
上述の被塗装帯は帯状シートに設定してもよく、被塗装帯を巻回した巻回物は帯状シートの巻回物に設定してもよい。また上述の残量が小になった時点は、残量が略零または零になった時点に設定してもよい。
上記構成によれば、現行供給側の被塗装帯巻回物の残量が小になった時、押圧手段が作動して、この押圧手段により現行供給側の被塗装帯の終端部を次供給側の被塗装帯の始端部に押圧するので、粘着テープにて両者が連結される。
この場合、被塗装帯はテンション付与ローラにて所定張力(テンション)が付与されているので、被塗装帯を高速走行させながら、かつ該被塗装帯に所定のテンションを付与した状態下にて現行供給側の被塗装帯の終端部に次供給側の被塗装帯の始端部を自動連結して、高速走行に追従した被塗装帯の自動連結、自動供給を行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、上記現行供給側の被塗装帯巻回物および上記次供給側の被塗装帯巻回物の支持部には、これら各巻回物の巻芯部を両側から回転自在に押圧保持する押圧保持手段が設けられ、少なくとも一方の押圧保持手段は巻回物の幅に対応して該巻回物の軸芯線方向に移動すべく構成されたものである。
上記構成によれば、押圧保持手段の少なくとも一方を、巻回物の幅に対応してその軸芯線方向に移動可能に構成したので、巻回物の幅を変更しても、これに対応した押圧保持ができ、単一の自動連結装置において、幅の異なる被塗装帯相互の自動連結が可能となる。
この発明の一実施態様においては、上記巻芯部を一側と他側との両側から回転自在に押圧保持する両側の押圧保持手段のうちの少なくとも一方には被塗装帯巻回物を制動する制動手段が設けられたものである。
上述の制動手段はエアブレーキに設定してもよい。
上記構成によれば、被塗装帯を高速走行させた場合、その巻回物には遠心力が作用するが、この遠心力を抑止すべく上述の制動手段にて巻回物を制動するので、被塗装帯の定量供給を行なうことができる。
この発明によれば、被塗装帯を高速走行させつつ、かつ該塗装帯に所定のテンションを付与した状態で現行供給側の被塗装帯の終端部に次供給側の被塗装帯の始端部を自動連結して、高速走行に追従した被塗装帯の自動連結、自動供給を行なうことができる効果がある。
被塗装帯を高速走行させつつ、かつ該被塗装帯に所定のテンションを付与した状態で現行供給側の被塗装帯の終端部に次供給側の被塗装帯の始端部を自動連結して、高速走行に追従した被塗装帯の自動連結、自動供給を行なうという目的を、クロス部材の一側のタレット部材両端に現行供給側および次供給側の被塗装帯巻回物を設け、クロス部材の他側のタレット部材両端にテンション付与ローラを設け、現行供給側の被塗装帯巻回物の残量が小になった時、押圧手段にて現行供給側の被塗装帯の終端部を次供給側の被塗装帯の始端部に押圧して、粘着テープにて両者を連結するという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は被塗装帯の自動連結装置を示し、図1においてベース部材1の前後両部には架構2,3を離間させて立設固定している。
前側の架構2は図2(図1の左側図面)に示すように左右に離間した一対の架構2,2を有し、図1、図2に示すように、これら左右の両架構2,2のトップデッキに固定された軸受部4,4にはクロス部材6の中心軸5を回転可能に軸支している。
上述のクロス部材6は図2に示すように中心軸5の左右両部に固定された外側一対のタレット部材7,7と、これらタレット部材7,7の内側寄りにおいて中心軸5に離間固定された内側一対のタレット部材8,8とを、図1に側面図で示すようにクロス状に組合わせたものである。この実施例では一側のタレット部材7と他側のタレット部材8とを側面から見て非直交形状に組合わせたが、これら両タレット部材7,8を側面から見て90度で交わる直交形状に組合わせて十文字状のクロス部材6と成してもよい。
また、この実施例では外側一対のタレット部材7の長さに対して、内側一対のタレット部材8が長尺になるように設定している。(図1参照)。
上述の外側に位置する一対のタレット部材7,7の一端部7a,7a間には被塗装帯としての帯状シート9が巻回された現行供給側の巻回物10を設け、一対のタレット部材7,7の他端部7b,7b間には次供給側の巻回物11を設けている。
上述の内側に位置する一対のタレット部材8,8の一端部8a,8a相互間および他端部8b,8b相互間の両部にはテンションローラ12,12を回転自在に取付けている。
一方、図1に示すように後側の架構3には複数のガイドローラ13,14,15を上下方向に離間させて回転可能に設けると共に、この後側の架構3の下部近傍にもガイドローラ16を回転可能に設けている。
そして、現行供給側の巻回物10から供給される帯状シート9を図1に示すようにタレット部材8の一端部8a側のテンションローラ12の周面で案内させた後に、この帯状シート9を架構3側の各ガイドローラ13〜16を介して図1の矢印方向に供給すべく構成している。
ここで、上述の次供給側の巻回物11における帯状シート23(図8参照)の外周始端部には予め粘着テープ17(詳しくは両面粘着テープ)が粘着されている。
ところで、図1に示すように、後側の架構3上部には、現行供給側の巻回物10の残量が略零になった時、現行供給側の帯状シート9の終端部を図7に示すように次供給側の巻回物11の外周始端部に押圧する押圧手段18が設けられている。
この押圧手段18は図1に示すように、架構3の支軸19に揺動可能に取付けられた左右一対のアーム20,20(但し、図面では一方のアームのみを示す)と、これらアーム20,20の揺動端部に回転可能に設けられた押圧ローラ21と、アーム20の中間部と架構3のトップデッキとの間に張架された揺動手段としてのエアシリンダ22とを備えている。
上述の左右一対のアーム20,20の離間距離(いわゆるスパン)は内側一対のタレット部材8,8の離間距離と同等に設定されており、非押圧時(図1参照)における押圧ローラ21は各ローラ12,13の帯状シート9よりも上方に位置するように構成されている。
そして、図示しないセンサで現行供給側の巻回物10の残量が略零になったことを検知した時、図1に示す状態から図7に示すようにエアシリンダ22を作動させて、そのピストンロッド22aの突出動によりアーム20を介して押圧ローラ21を下方に揺動させ、現行供給側の帯状シート9の終端部を粘着テープ17を介して次供給側の巻回物11の帯状シート23(図8参照)始端部に押圧して、これら両者(シート9の終端部とシート23の始端部)を自動連結すべく構成している。なお、上記両者の連結後において図7に矢印aで示すテンションローラ12と巻回物10との間の帯状シート9が作業者の手動操作にて切断処理されるので、図7に示す状態から図8で示すように先の帯状シート9に連続して次の帯状シート23が供給される。また上述の押圧ローラ21は上記両者の連結後に図8に示す元位置に復動する。
図2に示すように左右一対の架構2,2のうちの図示左側の架構2にはクロス部材6を割出し旋回させる駆動手段24が設けられている。
この駆動手段24は架構2に取付けたブレーキ付きモータ25と、このモータ25の回転軸にカップリング26を介して連動させたウオーム27およびウオームホイール28とを備え、上述のウオーム27、ウオームホイール28はそれぞれギヤボックス29,30で囲繞されている。
また上述のウオームホイール28はクロス部材6の中心軸5の一方の軸端部5aに嵌合固定されている。
上述の駆動手段24は図8に示す巻回物11の残量が順次減少することに備えて、この巻回物11を図8の反時計方向に公転させて、該巻回物11を図1で示した巻回物10と同一の位置に割出し旋回させるものである。
なお、図1において31は前後の架構2,3間に張架した連結部材、32はガイドローラ15(詳しくはフィードローラ)に離間可能に対接する対接ローラ33はこの対接ローラ32を接離動作させるためのエアシリンダ(接離手段)である。
ところで、図2に示すように現行供給側および次供給側の各巻回物10,11の巻芯部は図示左側のチャック34,34と図示右側のエアチャック35,35とで左右両側から回転自在に押圧保持されている。これらチャック34およびエアチャック35の構造は現行供給側と次供給側とで同一に構成されている。
そこで、まず図3を参照してチャック34の構造について説明する。
このチャック34は図3に示すように、外筒36の内部に筒軸37を配設し、この筒軸37の内部には複数のベアリング38,39,40を介して回転軸41を配設している。
上述の外筒36はタレット部材7に固定されている。また筒軸37は非回動で、かつ軸芯線方向にのみ往復移動すべく構成され、さらに回転軸41は筒軸37と共に往復移動し、かつ回転自在に構成されている。
上述の外筒36の一端にはボルト42を用いて位置規制用のリング43を固定している。また筒軸37の外周に形成したネジ部37aにはナット部材44のネジ孔44aを螺合し、ハンドル45を用いて上述のナット部材44を回転操作した時、筒軸37がその内部の回転軸41を伴って軸芯線方向に往動または復動するように構成されている。
上述の筒軸37の外周一部には直線状に延びる凹状のガイド溝37bが形成され、このガイド溝37bには外筒36に取付けたガイドピン46が脇設されている。
また、上述の回転軸41の先端部にはチャック部材47(チャック手段)がキー嵌合されていて、このチャック部材47は回転軸41と一体的に回転するように構成されている。
図3に示すように上述のチャック34の他端には制動手段としてのエアブレーキ50が一対的に設けられている。
このエアブレーキ50は、帯状シート9または帯状シート23を約15m/secの高速で供給する場合、巻回物10,11に作用する遠心力を抑止して、帯状シート9,23を定量供給するためのものである。
そこで、回転軸41の他端軸芯部にはスプライン孔41aを形成し、このスプライン孔41aにそのスプライン部51をスプライン嵌合して成る軸部材52を設け、この軸部材52にはブレーキパッド53を有するディスクプレート54が嵌合固定されている。
また外筒36の他端にはブレーキハウジング55を取付け、このブレーキハウジング55にはボルト、ナットなどの取付け部材56を用いてブレーキカバー57を固定すると共に、このブレーキカバー57には制動時の熱を放熱させる目的で複数の放熱板58を一体形成している。
さらに上述の軸部材52に遊嵌(相対移動可能にルーズ嵌合)したブレーキピストン59を設け、ブレーキハウジング55に形成したエア出入口60およびエア通路61を介して、ブレーキカバー57とブレーキピストン59との間にエア圧を導入した時、このブレーキピストン59をディスクプレート54側へ移動してブレーキングを行ない、回転軸41を介して巻回物10,11に制動力を付与するように構成している。なお、ブレーキピストン59の復動構造は図示省略している。また図3において62,63はベアリングである。
図3に示すエアブレーキ50の構造に代えて、図4に示すエアブレーキ64の構造を採用してもよい。つまり、図4に示すエアブレーキ64はブレーキハウジング55のシリンダ部65にブレーキピストン59を摺動可能に配設し、ブレーキハウジング55のエア出入口60、エア通路61からブレーキピストン59背面側にエア圧を導入した時、このブレーキピストン59をディスクプレート54側へ移動してブレーキングを行ない、回転軸41を介して巻回物10,11に制動力を付与するものである。
図3、図4で示した何れのエアブレーキ50,64においても回転軸41の回転と、その軸芯線方向への往復移動を許容しつつ、必要時に制動を行なうことができる。また、エアブレーキ50,64による制動力はエア圧力によって任意に調整される。
なお、図4において図3と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略している。
次に、図5を参照してエアチェック35の構造について説明する。
このエアチェック35は片ロッド形複動エアシリンダ70で構成している。すなわち、シリンダチューブ71、ロッドカバー72、ヘッドカバー73、ピストンロッド74、ストッパ75、ピストン76およびエア出入口77,78(いわゆるポート)を備えたエアシリンダ70であり、上述のシリンダチューブ71はタレット部材7に固定されている。
またピストンロッド74の先端部には孔部79を形成し、この孔部79に軸部材80を嵌合固定すると共に、ピストンロッド74の先端に設けた抜け止めリング81にて軸部材80の抜け止めを図っている。
さらに、上述の軸部材80の先端部80aには2連構造のベアリング82およびシール部材83を介してチャック部材84(チャック手段)が回転自在に取付けられている。ここで、上述のシール部材83は省略してもよい。
上述のチャック部材84はエアシリンダ70の操作により軸芯線方向に往復移動可能に構成されると共に、軸部材80に対して回転自在に構成されている。
このように図2で示した図示左側のチャック34は図3または図4の如く構成されており、図2で示した図示右側のエアチャック35は図5の如く構成されているので、巻回物10,11は図6に示すように支持される。
すなわち、上述の各巻回物10,11はその巻芯側に円筒状の巻芯部材90を有する一方、チャック34側のチャック部材47と、エアチャック35側のチャック部材84との間には内部中実または内部中空のスピンドル(spindle、軸、心棒のこと)91を配置して、このスピンドル91外周に上述の巻芯部材90を介して巻回物10,11を取付けるように構成している。
またスピンドル91の両端部にはテーパコーン部91a,91aが形成されていて、これらの各テーパコーン部91a,91aが対応するチャック部材47,84のテーパ孔47a,84aに圧接保持されて、両側のチャック部材47,84の回転構造により巻回物10,11は回転可能に支持される。
しかも、使用される巻回物10,11の幅L1(換言すれば帯状シート9,23の幅)は一種類のみならず、複数種類存在するので、これら巻回物10,11の幅L1の差異に対応して、長さL2がそれぞれ異なる複数種類のスピンドル91が左右のチャック部材47,84間に着脱可能(交換可能)に取付けられるように構成している。
このように構成した被塗装帯の自動連結装置の作用を以下に詳述する。
図1に示すように現行供給側の巻回物10からの帯状シート9はテンションローラ12、ガイドローラ13〜16を介して図示しない塗装装置側へ高速(約15m/sec)で供給される。
巻回物10とガイドローラ13との間の帯状シート9に対してはテンションローラ12にて所定のテンションが付加されている。
上述の帯状シート9の供給に伴い巻回物10の残量が略零になると、これをセンサ(図示せず)にて検知し、図1の状態から図7に示すように押圧手段18のエアシリンダ22を作動させ、そのピストンロッド22aの突出により支軸19を支点としてアーム20を下方に揺動させ、アーム20の揺動端に設けた押圧ローラ21で各ローラ12,13間の帯状シート9を下動(該シート9の張力が増す方向に移動)させ、この帯状シート9の終端部に粘着テープ17(図1参照)を介して次供給側の巻回物11の帯状シート23(図8参照)の始端部を粘着力にて強固に自動連結する。
上述の押圧ローラ21の下時には図1と図7との対比からも明らかなように、該押圧ローラ21にて各ローラ12,13間の帯状シート9にさらに張力が付与される。
このため帯状シート9の走行を何等停止することなく、帯状シート9を高速走行させながら現行供給側の帯状シート9の終端部に次供給側の帯状シート23の始端部を自動連結することができる。
上記両者の連結後において図7に矢印aで示すテンションローラ12と巻回物10との間の帯状シート9は、作業者の手動操作にて切断されるので、図7に示す状態から図8で示すように帯状シート9に続いて、この走行するシート9に自動連結された後続の帯状シート23が自動供給される。
ここで、上述の次供給側の巻回物11における各帯状シート9,23の自動連結時にはエアブレーキ50で制動をかけ、巻回物11の不所望のフリー回転を防止し、粘着テープ17の定位置が確保される。
また巻回物10,11からの帯状シート9,23の高速供給時にはエアブレーキ50にて所定の制動をかけ、巻回物10,11に作用する遠心力を抑止して、帯状シート9,23の定量供給確保する。なお、ブレーキ力のON、OFFおよびその制動力の大小はエア圧によってコントロールすることができる。
このように、上記実施例の被塗装帯の自動連結装置は、被塗装帯としての帯状シート9,23を自動的に連結する供給側における被塗装帯の自動車連結装置であって、一側のタレット部材7と他側のタレット部材8とをクロス状に組み合わせたクロス部材6と、上記一側のタレット部材7の一端部7aに設けられた現行供給側の巻回物10と、上記一側のタレット部材7の他端部7aに設けられた次供給側の巻回物11と、上記他側のタレット部材8の両端部に設けられたテンションローラ12,12とを備え、現行供給側の被塗装帯の巻回物10の残量が小になった時(この実施例では略零になった時)、次供給側の被塗装帯の巻回物11の外周始端部に予め粘着された粘着テープ17に対して、上記現行供給側の帯状シート9を押圧手段18にて押圧して、現行供給側の帯状シート9の終端部に
次供給側の帯状シート23の始端部を連結すべく構成したものである。
この構成によれば、現行供給側の被塗装帯の巻回物10の残量が小になった時、押圧手段18が作動して、この押圧手段18により現行供給側の帯状シート9の終端部を次供給側の帯状シート23の始端部に押圧するので、粘着テープ17にて両者が連結される。
この場合、帯状シート9はテンションローラ12にて所定張力(テンション)が付与されているので、帯状シート9を高速走行させながら、かつ該帯状シート9に所定のテンションを付与した状態下にて現行供給側の帯状シート9の終端部に次供給側の帯状シート23の始端部を自動連結して、高速走行に追従した帯状シート9,23の自動連結、自動供給を行なうことができる。
また、上記現行供給側の被塗装帯の巻回物10および上記次供給側の被塗装帯の巻回物11の支持部には、これら各巻回物10,11の巻芯部位を両側から回転自在に押圧保持する押圧保持手段(チャック34、エアチャック35参照)が設けられ、少なくとも一方の押圧保持手段(この実施例ではチャック34とエアチャック35との双方)は巻回物10,11の幅L1(図6参照)に対応して該巻回物10,11の軸芯線方向に移動すべく構成されたものである。
この構成によれば、押圧保持手段(チャック34、エアチャック35参照)の少なくとも一方を、巻回物10,11の幅L1に対応してその軸芯線方向に移動可能に構成したので、巻回物10,11の幅L1を変更しても、これに対応した押圧保持ができ、単一の自動連結装置において、幅L1の異なる帯状シート9,23相互の自動連結が可能となる。
しかも、上記巻芯部位を一側と他側との両側から回転自在に押圧保持する両側の押圧保持手段(チャック34、エアチャック35参照)のうちの少なくとも一方(チャック34参照)には被塗装帯の巻回物10,11を制動する制動手段(エアブレーキ50または64)が設けられたものである。
この構成によれば、帯状シート9,23を高速走行させた場合、その巻回物10,11には遠心力が作用するが、この遠心力を抑止すべく上述の制動手段(エアブレーキ50または64)にて巻回物10,11を制動するので、帯状シート9,23の定量供給を行なうことができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の被塗装帯は、実施例の帯状シート9,23に対応し、
以下同様に、
テンション付与ローラは、テンションローラ12に対応し、
押圧保持手段は、チャック34、エアチャック35に対応し、
制動手段は、エアブレーキ50またはエアブレーキ64に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の被塗装帯の自動連結装置を示す側面図。 図1の左側面図。 一方の押圧保持手段および制動手段を示す断面図。 制動手段の他の実施例を示す断面図。 他方の押圧保持手段を示す断面図。 巻回物の支持構造を示す断面図。 自動連結時の状態を示す側面図。 自動連結後の被塗装帯の供給状態を示す側面図。 従来装置の説明図。
符号の説明
6…クロス部材
7,8…タレット部材
9,23…帯状シート(被塗装帯)
10,11…巻回物
12…テンションローラ(テンション付与ローラ)
17…粘着テープ
18…押圧手段
34…チャック(押圧保持手段)
35…エアチャック(押圧保持手段)
50,64…ブレーキ(制動手段)

Claims (3)

  1. 被塗装帯を自動的に連結する供給側における被塗装帯の自動車連結装置であって、
    一側のタレット部材と他側のタレット部材とをクロス状に組み合わせたクロス部材と、
    上記一側のタレット部材の一端部に設けられた現行供給側の被塗装帯巻回物と、
    上記一側のタレット部材の他端部に設けられた次供給側の被塗装帯巻回物と、
    上記他側のタレット部材の両端部に設けられたテンション付与ローラとを備え、
    現行供給側の被塗装帯巻回物の残量が小になった時、次供給側の被塗装帯巻回物の外周始端部に予め粘着された粘着テープに対して、上記現行供給側の被塗装帯を押圧手段にて押圧して、現行供給側の被塗装帯の終端部に
    次供給側の被塗装帯の始端部を連結する
    被塗装帯の自動車連結装置。
  2. 上記現行供給側の被塗装帯巻回物および上記次供給側の被塗装帯巻回物の支持
    部には、これら各巻回物の巻芯部を両側から回転自在に押圧保持する押圧保持手段が設けられ、
    少なくとも一方の押圧保持手段は巻回物の幅に対応して該巻回物の軸芯線方向に移動すべく構成された
    請求項1記載の被塗装帯の自動連結装置。
  3. 上記巻芯部を一側と他側との両側から回転自在に押圧保持する両側の押圧保持手段のうちの少なくとも一方には被塗装帯巻回物を制動する制動手段が設けられた
    請求項2記載の被塗装帯の自動連結装置。
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