JP2011177078A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】構成の簡素化およびグレンタンクの容量の増大化を図ることができるコンバインを提供する。
【解決手段】機体の後部に配置されたグレンタンク6及び脱穀装置5と、機体の前部に配置された運転部4とを備え、グレンタンク6における天井壁と後壁とに亘って、縦面と底面とを有する第1切欠部34が形成されるととともに、グレンタンク6の天井壁と第1切欠部34の縦面との合わせ部35が、排出オーガ7の横送りスクリューコンベヤ9の倒伏移動を阻止するように構成し、グレンタンク6の天井壁とグレンタンク6の側壁と第1切欠部34の縦面とに亘って、横送りスクリューコンベヤ9が入り込む第2切欠部36が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、機体の後部において左右に振り分け配置されたグレンタンク及び脱穀装置と、前記機体の前部でかつ前記グレンタンクの前方に配置された運転部と、前記グレンタンクの後方に配置されて該グレンタンクに貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガと、前記脱穀装置の上方で前記排出オーガを支持する受け部と、を備え、前記排出オーガは、縦送りスクリューコンベヤと、当該縦送りスクリューコンベヤに接続されて縦軸芯周りで旋回移動可能でかつ横軸芯周りで起伏移動可能な横送りスクリューコンベヤとを有するコンバインに関する。
トラックの荷台等に穀粒を積み込むために、横送りスクリューコンベヤがコンバインの横側の排出位置に旋回移動したり、受け部によって排出オーガを支持するために、横送りスクリューコンベヤが脱穀装置の上方の支持位置に旋回移動する。
従来より、横送りスクリューコンベヤが旋回移動するときに、横送りスクリューコンベヤが運転部に接触することを防止するための構成が知られている。例えば、特許文献1には、自動排出スイッチを押すと、コンバインの後方を通過してコンバインの横側の排出位置に旋回移動し、自動収納スイッチを押すと、コンバインの後方を通過して脱穀装置の上方の支持位置に旋回移動する構成が開示されている。また、特許文献2には、セットスイッチを押すと、横送りスクリューコンベヤが十分に起立移動したのちに、コンバインの後方又は運転部の上方を通過してコンバインの横側の排出位置に旋回移動する構成が開示されている。
近年、上記のように横送りスクリューコンベヤの旋回移動や起伏移動を制御することに代えて、グレンタンクにおける天井壁に当接部材を設けることが提案されており、横送りスクリューコンベヤが運転部に向かって倒伏移動するときに、当接部材が横送りスクリューコンベヤに当接してそれ以上の倒伏移動を阻止するため、簡素な構成で横送りスクリューコンベヤが運転部に接触することを防止できる。
特開2002−10709号公報 特開平10−127153号公報
従来のコンバインにおいては、グレンタンクの天井壁に当接部材を別に設ける必要がある等、構成が複雑化する問題があった。しかも、グレンタンクの天井壁に当接部材を設けるために、グレンタンクの上下高さをその分低くする必要がある等、グレンタンクの容量が減少する問題があった。
本発明の目的は、横送りスクリューコンベヤが運転部に接触することを防止しながら、構成の簡素化およびグレンタンクの容量の増大化を図ることができるコンバインを提供する点にある。
本発明のコンバインの第1特徴構成は、機体の後部において左右に振り分け配置されたグレンタンク及び脱穀装置と、前記機体の前部でかつ前記グレンタンクの前方に配置された運転部と、前記グレンタンクの後方に配置されて該グレンタンクに貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガと、前記脱穀装置の上方で前記排出オーガを支持する受け部と、を備え、前記排出オーガは、縦送りスクリューコンベヤと、当該縦送りスクリューコンベヤに接続されて縦軸芯周りで旋回移動可能でかつ横軸芯周りで起伏移動可能な横送りスクリューコンベヤとを有し、前記グレンタンクにおける天井壁と後壁とに亘って前記グレンタンクのほぼ全横幅に第1切欠部が形成されるととともに、当該第1切欠部は、縦面と底面とを備えて、前記グレンタンクの天井壁と前記第1切欠部の縦面との合わせ部が、前記横送りスクリューコンベヤが前記運転部に向かって倒伏移動したときに前記横送りスクリューコンベヤに当接してそれ以上の倒伏移動を阻止するように構成し、前記グレンタンクの天井壁と前記グレンタンクの脱穀装置の側の側壁と前記第1切欠部の縦面とに亘って第2切欠部が形成されて、前記受け部によって前記横送りスクリューコンベヤを支持した状態で、前記横送りスクリューコンベヤが前記第2切欠部に入り込むように構成してある点にある。
本構成によれば、グレンタンクにおける天井壁と後壁とに亘って、縦面と底面とを備える第1切欠部が形成されているので、横送りスクリューコンベヤの旋回移動時に、縦送りスクリューコンベヤと横送りスクリューコンベヤとの接続部分や横送りスクリューコンベヤを起伏移動させる油圧シリンダ等が第1切欠部に入り込む。よって、接続部分や油圧シリンダ等がグレンタンクに当接することを防止できる。
しかも、グレンタンクの天井壁と第1切欠部の縦面とに亘って、合わせ部が形成されているので、横送りスクリューコンベヤが運転部に向かって倒伏移動するときに、横送りスクリューコンベヤがグレンタンクの合わせ部に当接してそれ以上の倒伏移動を阻止する。よって、上記接続部分や油圧シリンダ等をかわすための第1切欠部を利用して形成された合わせ部によって、横送りスクリューコンベヤが運転部に接触することを防止できる。
さらに、グレンタンクの合わせ部に横送りスクリューコンベヤの倒伏移動を阻止する機能を持たせているので、第1切欠部に当接部材を別に設ける必要が無くなる等、構成の簡素化を図ることができる。しかも、第1切欠部に当接部材を設けないので、グレンタンクの上下高さをその分高くすることができる等、グレンタンクの容量の増大化を図ることができる。加えて、グレンタンクの上下高さを高くすれば、横送りスクリューコンベヤの上限位置とグレンタンクの合わせ部との上下方向の間隔が短くなり、合わせ部が横送りスクリューコンベヤに当接するときの速度を小さくすることができる。その結果、グレンタンクの合わせ部が横送りスクリューコンベヤに当接したとしても、合わせ部に凹み等が生じ難くなる。
また、本構成によれば、グレンタンクの天井壁とグレンタンクの脱穀装置の側の側壁と第1切欠部の縦面とに亘って第2切欠部が形成されているので、横送りスクリューコンベヤが、受け部によって横送りスクリューコンベヤを支持する支持位置に旋回移動したとき、横送りスクリューコンベヤが第2切欠部に入り込む。よって、受け部によって横送りスクリューコンベヤを支持するときに、横送りスクリューコンベヤがグレンタンクに当接することを防止できる。
本発明の第2特徴構成は、前記第2切欠部が、機体の幅方向に沿う縦面と、前後方向に沿う縦面と、これら縦面に亘る底面とを備えて構成してある点にある。
本構成によれば、前記第2切欠部が、機体の幅方向に沿う縦面と前後方向に沿う縦面とこれら縦面に亘る底面とを備えるので、横送りスクリューコンベヤが支持位置から運転部の側に旋回移動したとしても、グレンタンクにおける脱穀装置の側の側壁と第2切欠部の機体の幅方向に沿う縦面との合わせ部、あるいは、第1切欠部の縦面と第2切欠部の前後方向に沿う縦面との合わせ部が横送りスクリューコンベヤに当接してそれ以上の旋回移動を阻止する。よって、横送りスクリューコンベヤが運転部に接触することを防止できる。
本発明の第3特徴構成は、前記横送りスクリューコンベヤにおける前記グレンタンクの合わせ部に対向する箇所に保護部材を設けてある点にある。
本構成によれば、横送りスクリューコンベヤにおけるグレンタンクの合わせ部に対向する箇所に保護部材を設けてあるので、グレンタンクの合わせ部が横送りスクリューコンベヤに当接したときに、横送りスクリューコンベヤの外装ケースに凹みが生じたり、横送りスクリューコンベヤの横送りスクリュー等に歪みが生じて、横送りスクリューコンベヤが作動不良を起こす虞を一層抑制できる。
第1実施形態におけるコンバインを示す横側面図である。 第1実施形態におけるコンバインを示す平面図である。 第1実施形態におけるコンバインの後部を示す側面図である。 第1実施形態におけるグレンタンクを示す横側面図である。 第1実施形態におけるグレンタンクを示す後面図である。 第1実施形態におけるグレンタンク及び排出オーガを示す背面図である。 第1実施形態におけるグレンタンクを示す斜視図である。 第2実施形態におけるグレンタンクを示す斜視図である。 第3実施形態におけるグレンタンクを示す斜視図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明に係る普通型のコンバインの全体構成について説明する。
〔全体構成〕
図1、図2に示すように、コンバインは、クローラ走行装置1、そのクローラ走行装置1の上部に設けられた機体フレーム2(機体の一例)、その機体フレーム2の前部に設けられた刈取部3等を備えている。機体フレーム2には、作業者が運転する運転部4、刈取穀稈を脱穀および選別する脱穀装置5、その脱穀装置5から排出された穀粒を揚送する揚送スクリューコンベヤ31、その揚送スクリューコンベヤ31から供給される穀粒を貯留するグレンタンク6、そのグレンタンク6から外部に穀粒を排出する排出オーガ7、その排出オーガ7を受け止め支持する受け部33等を備えている。
(排出オーガ)
図1〜図3に示すように、前記排出オーガ7は、グレンタンク6の後方に配置されるものであって、グレンタンク6に貯留された穀粒を上方に搬送する縦送りスクリューコンベヤ8、縦送りスクリューコンベヤ8にて搬送された穀粒をトラック等の荷台に排出する横送りスクリューコンベヤ9、縦送りスクリューコンベヤ8と横送りスクリューコンベヤ9とを連結する接続部材10等を備えている。
前記縦送りスクリューコンベヤ8は、筒状の外装ケース8aと、その外装ケース8aの内部に配設された縦送りスクリュー8bとを有している。前記横送りスクリューコンベヤ9は、筒状の外装ケース9aと、その外装ケース9aの内部に配設された横送りスクリュー9bとを有している。前記接続部材10は、筒状の外装ケース10aと、その外装ケース10aの内部に配設された横送りスクリュー10bとを有している。
前記グレンタンク6の下部には、排出スクリュー11が配設されている。グレンタンク6の後側にはロアケース12が取り付けられている。排出スクリュー11がロアケース12及びグレンタンク6に回転可能に支持されている。排出スクリュー11の後端部と縦送りスクリュー8bの下端部とが、ベベルギヤ式連動機構(図示しない)を介して連動連結され、縦送りスクリュー8bの上端部と横送りスクリュー10bの他端部とが、ベベルギヤ式連動機構(図示しない)を介して連動連結され、横送りスクリュー10bの一端部と横送りスクリュー9bの基端部とが、ベベルギヤ式連動機構(図示しない)を介して連動連結されている。
エンジンEの駆動により、排出スクリュー11、縦送りスクリュー8b、横送りスクリュー10b、横送りスクリュー9bが回転する。このとき、グレンタンク6の穀粒は、排出スクリュー11の回転によって後方に搬送され、縦送りスクリュー8bの回転によって縦送りスクリューコンベヤ8を通って上方に搬送され、横送りスクリュー9bの回転によって横送りスクリューコンベヤ9を通って先端側に搬送され、横送りスクリューコンベヤ9の先端に設けられた排出口9cを通って排出される。尚、グレンタンク6の前側には、エンジンEから排出スクリュー11への動力を断続するベルト式クラッチ機構16が設けられている。
図3に示すように、前記縦送りスクリューコンベヤ8の外装ケース8aには、リングギヤ21が固着されている。縦送りスクリューコンベヤ8の外装ケース8aの下端部がロアケース12の上側筒部に相対回転可能に内嵌されている。ロアケース12の上側筒部によってリングギヤ21が載置支持されている。機体フレーム2に立設された縦フレーム(図示しない)の上部には、縦送りスクリューコンベヤ8の中間部を回転可能に保持する第2取付部材28が設けられている。グレンタンク6には、縦送りスクリューコンベヤ8の上部を回転可能に保持する第3取付部材29が設けられている。縦フレームの中間部には、ブラケットBを介してモータMが取り付けられている。モータMは、リングギヤ21に噛合するギヤ23を有する。モータMの駆動により縦送りスクリューコンベヤ8が縦軸芯X1周りに回動し、接続部材10および横送りスクリューコンベヤ9が縦軸芯X1周りに旋回移動する。
接続部材10の外装ケース10aと横送りスクリューコンベヤ9の外装ケース9aとに亘って油圧シリンダCYが設けられている。油圧シリンダCYの伸縮により横送りスクリューコンベヤ9が横軸芯X2周りに上下方向に起伏揺動する。
(運転部)
図1、図2に示すように、前記運転部4は、機体フレーム2の前部の右側(グレンタンク6の前方)に装備されるものであって、運転座席4aと、グレンタンク6の前側に取り付けられた支持パイプ52によって支持された樹脂製の日よけ部材53(キャノピー)と、運転座席4aの前方に設けられた前部操縦塔56と、運転座席4aの左横側方に設けられた側部操縦塔57とを備えている。日よけ部材53は、運転座席4aの上方を覆うように構成してある。運転部4の左後端部には、エアクリーナ55およびプレクリーナ54が配設されている。
(受け部)
図1、図2に示すように、機体フレーム2の前部(脱穀装置5の前部中央、運転部4の左横側方)には、脱穀装置5の上方で排出オーガ7の横送りスクリューコンベヤ9を受け止め支持する受け部33が装備されている。受け部33は、機体フレーム2に立設された支柱33aと、その支柱33aの上端に取り付けられて排出オーガ7の横送りスクリューコンベヤ9を受け止め支持するオーガ支持部33bとを備えている。
(揚送スクリューコンベヤ)
図1〜図5に示すように、機体フレーム2の後部の左側に配置された脱穀装置5と機体フレーム2の後部の右側に配置されたグレンタンク6の間には、脱穀装置5から排出された穀粒のうち1番物を揚送して、グレンタンク6に供給する揚送スクリューコンベヤ31が設けられている。揚送スクリューコンベヤ31は、上部に排出部31aを有し、その排出部31aの排出口31bからグレンタンク6の上部に形成された矩形状の穴部32を通してグレンタンク6内に供給するように構成してある。
(グレンタンク)
図1〜図7に示すように、グレンタンク6は、断面形状が略V字状の底壁6aと、前壁6bと、後壁6cと、左側壁6d(脱穀装置5の側の側壁の一例)と、右側壁6eと、天井壁6fとを備えている。
(第1切欠部)
図1〜図4,図7に示すように、前記グレンタンク6における天井壁6fと後壁6cとに亘ってグレンタンク6のほぼ全横幅(全横幅のうち左端部を除いた領域)に第1切欠部34が形成されている。第1切欠部34は、縦面34aと底面34bとを備えて、接続部材10と横送りスクリューコンベヤ9との接続部分や接続部材10と横送りスクリューコンベヤ9とに亘って設けられた油圧シリンダCY等が入り込むように構成してある。第1切欠部34の縦面34aは、垂直方向から前方に傾斜させた方向に沿っている。第1切欠部34の底面34bは、水平方向から前上がりに傾斜させた方向に沿っている。
(第1合わせ部)
図3,図4,図7に示すように、前記グレンタンク6の天井壁6fと第1切欠部34の縦面34aとに亘って、機体の幅方向に沿う断面形状が鈍角状の第1合わせ部35(合わせ部の一例)が形成されている。
(第2切欠部)
図1〜図4,図7に示すように、前記グレンタンク6の天井壁6fおよび左側壁6dと第1切欠部34の縦面34aとに亘って、第2切欠部36が形成されている。第2切欠部36は、機体の幅方向に沿う第1縦面36a(縦面の一例)と、前後方向に沿う第2縦面36b(縦面の一例)と、これら縦面36a,36bに亘る底面36cとを備えて、受け部33によって横送りスクリューコンベヤ9を支持した支持位置P1において、横送りスクリューコンベヤ9が第2切欠部36に入り込むように構成してある。
前記第2切欠部36の第1縦面36aは、垂直方向から前方に傾斜させた方向に沿っている。前記第2切欠部36の第2縦面36bは、垂直方向に沿っている。前記第2切欠部36の底面36cは、水平方向から前上がりに傾斜させた方向に沿っている。第1切欠部34の底面34bと第2切欠部36の底面36cとが段差無く連続的に接続する。第1切欠部34の縦面34aよりも第2切欠部36の第1縦面36aのほうが、垂直方向からの傾斜角度が小さくなる(垂直状態に近づく)ように構成してある。
(第2,第3合わせ部)
図3,図4,図7に示すように、前記第1切欠部34の縦面34aと第2切欠部36の第2縦面36bとに亘って、垂直方向から前方に傾斜させた方向に沿う断面形状が直角状の第2合わせ部37が形成されている。グレンタンク6の左側壁6dと第2切欠部36の第1縦面36aとに亘って、垂直方向から前方に傾斜させた方向に沿う断面形状が直角状の第3合わせ部38が形成されている。
(保護部材)
図6に示すように、前記横送りスクリューコンベヤ9におけるグレンタンク6の第1〜第3合わせ部35,37,38に対向する箇所(当接予定箇所)に保護部材39を設けてある。具体的には、横送りスクリューコンベヤ9の外装ケース9aにおける周方向での右上部から左下部までの箇所に金属製の板状の保護部材39を固定してある。
(合わせ部が横送りスクリューコンベヤに当接する構成)
横送りスクリューコンベヤ9が運転部4に向かって倒伏移動するときに、グレンタンク6の第1合わせ部35が横送りスクリューコンベヤ9(保護部材39)に当接してそれ以上の倒伏移動を阻止する。よって、横送りスクリューコンベヤ9が運転部4の日よけ部材53やプレクリーナ54に接触することを防止できる。
横送りスクリューコンベヤ9が支持位置P1に旋回移動するときに、横送りスクリューコンベヤ9が支持位置P1から運転部4の側に旋回移動したとしても、グレンタンク6の第2,第3合わせ部37,38が横送りスクリューコンベヤ9(保護部材39)に当接してそれ以上の旋回移動を阻止する。よって、横送りスクリューコンベヤ9が運転部4の日よけ部材53やプレクリーナ54に接触することを防止できる。
このように、グレンタンク6の第1〜第3合わせ部35,37,38に横送りスクリューコンベヤ9の倒伏移動および旋回移動を阻止する機能を持たせているので、第1,第2切欠部34,36に当接部材を別に設ける必要が無くなる等、構成の簡素化を図ることができる。しかも、第1〜第3合わせ部35,37,38に当接部材を設けないので、グレンタンク6の上下高さをその分高くしたり、グレンタンク6の横幅をその分広くすることができる等、グレンタンク6の容量の増大化を図ることができる。
グレンタンク6の第1〜第3合わせ部35,37,38が横送りスクリューコンベヤ9に当接したときに、横送りスクリューコンベヤ9に大きな衝撃が掛かる場合があり、横送りスクリューコンベヤ9の外装ケース9aに凹みが生じたり、横送りスクリューコンベヤ9の横送りスクリュー9b等に歪みが生じて、横送りスクリューコンベヤ9が作動不良を起こす虞がある。しかし、グレンタンク6の第1〜第3合わせ部35,37,38が横送りスクリューコンベヤ9に当接したときに、第1〜第3合わせ部35,37,38が座屈して衝撃を吸収すれば、横送りスクリューコンベヤ9に掛かる衝撃を低減させることができ、横送りスクリューコンベヤ9が作動不良を起こす虞を抑制できる。したがって、グレンタンク6の第1〜第3合わせ部35,37,38が横送りスクリューコンベヤ9に当接したときに、横送りスクリューコンベヤ9に大きな衝撃が掛かる場合には、第1〜第3合わせ部35,37,38に凹み等が生じたほうが好ましい。このように、グレンタンク6の第1〜第3合わせ部35,37,38に凹み等が生じたとしても、第1〜第3合わせ部35,37,38はグレンタンク6の上部に位置しているため、グレンタンク6内の穀粒が外部にこぼれ出ることはほとんどないと考えられる。
さらに、横送りスクリューコンベヤ9の外装ケース9aに保護部材39を固定してあるので、第1〜第3合わせ部35,37,38が横送りスクリューコンベヤ9に当接したとしても、横送りスクリューコンベヤ9の外装ケース9aに凹みが生じたり、横送りスクリューコンベヤ9の横送りスクリュー9bに歪みが生じて、横送りスクリューコンベヤが作動不良を起こす虞を抑制できる。
横送りスクリューコンベヤ9におけるグレンタンク6の第1合わせ部35に対向する箇所は、横送りスクリューコンベヤ9の下端部となる。また、横送りスクリューコンベヤ9におけるグレンタンク6の第2,第3合わせ部37,38に対向する箇所は、横送りスクリューコンベヤ9の右端部となる。このため、少なくともそれら合わせ部35,37,38に対向する箇所(横送りスクリューコンベヤ9の下端部および右端部)に保護部材39を固定する必要がある。このため、本発明では、横送りスクリューコンベヤ9の外装ケース9aにおける周方向での右上部から左下部までの箇所に保護部材39を固定して、横送りスクリューコンベヤ9の下端部および右端部を確実に保護するようにしてある。
〔第2実施形態〕
この実施形態では、第1実施形態の構成と異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。第2切欠部の形状が第1実施形態と異なっている。
(第2切欠部)
図8に示すように、前記グレンタンク6の天井壁6fおよび左側壁6dと第1切欠部34の縦面34aとに亘って、第2切欠部41が形成されている。第2切欠部41は、前後方向から脱穀装置5の側に傾斜した方向に沿う縦面41aと、底面41bとを備えて、受け部33によって横送りスクリューコンベヤ9を支持した支持位置P1において、横送りスクリューコンベヤ9が第2切欠部41に入り込むように構成してある。第2切欠部41の縦面41aは、垂直方向から右前方に傾斜させた方向に沿っている。第2切欠部41の底面41bは、水平方向から前上がりに傾斜させた方向に沿っている。第1切欠部34の底面34bと第2切欠部41の底面41bとが段差無く連続的に接続する。
横送りスクリューコンベヤ9が支持位置P1に旋回移動すると、第2切欠部41の前後方向から脱穀装置5の側に傾斜した方向に沿う縦面41a、換言すると、法線方向が左後方向である縦面41aが横送りスクリューコンベヤ9の外装ケース9aにおける縦面41aの側の部分に沿って近接した状態になる。よって、第2切欠部41を横送りスクリューコンベヤ9の側に極力張り出させて、グレンタンク6の容量の一層の増大化を図ることができる。
〔第3実施形態〕
この実施形態では、第1,第2実施形態の構成と異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。第2切欠部の形状が第1,第2実施形態と異なっている。
(第2切欠部)
図9に示すように、前記グレンタンク6の天井壁6fおよび左側壁6dと第1切欠部34の縦面34aとに亘って、第2切欠部42が形成されている。第2切欠部42は、前後方向から脱穀装置5の側に傾斜した方向に沿う縦面42aを備えて、受け部33によって横送りスクリューコンベヤ9を支持した支持位置P1において、横送りスクリューコンベヤ9が第2切欠部42に入り込むように構成してある。第2切欠部42の縦面42aは、グレンタンク6の天井壁6fおよび左側壁6dと第1切欠部34の縦面34aとの頂点部を切り欠いて三角形状に構成してあり、垂直方向から右前方に傾斜させた方向に沿っている。
横送りスクリューコンベヤ9が支持位置P1に旋回移動すると、第2切欠部42の前後方向から脱穀装置5の側に傾斜した方向に沿う縦面42a、換言すると、法線方向が左後方向から上側に傾斜した方向である縦面42aが横送りスクリューコンベヤ9の外装ケース9aにおける縦面42aの側の部分に沿って近接した状態になる。よって、グレンタンク6の天井壁6fおよび左側壁6dと第1切欠部34の縦面34aとの頂点部を切り欠いた簡素な構成で、第2切欠部42を横送りスクリューコンベヤ9の側に極力張り出させて、グレンタンク6の容量の一層の増大化を図ることができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記実施形態では、保護部材39が金属である構成を例示した。しかし、保護部材39がゴム等の衝撃吸収材であってもよい。さらに、金属と衝撃吸収材との複合材であってもよい。
(2)上記実施形態では、第1切欠部34の底面34bと第2切欠部36の底面36cとが段差無く連続的に接続する構成を例示した。しかし、第1切欠部34の底面34bよりも第2切欠部36の底面36cのほうが上側に位置してもよい。
(3)上記実施形態では、第1切欠部34の底面34bと第2切欠部41の底面41bとが段差無く連続的に接続する構成を例示した。しかし、第1切欠部34の底面34bよりも第2切欠部41の底面41bのほうが上側に位置してもよい。
(4)上記実施形態では、排出オーガ7は、機体フレーム2に縦軸芯X1周りに回動可能な縦送りスクリューコンベヤ8と、その縦送りスクリューコンベヤ8に横軸芯X2周りに上下揺動可能に接続された横送りスクリューコンベヤ9とを備える構成を例示した。しかし、排出オーガ7は、機体フレーム2に固定された縦送りスクリューコンベヤ8と、その縦送りスクリューコンベヤ8に縦軸芯X1周りに回動可能でかつ横軸芯X2周りに上下揺動可能に接続された横送りスクリューコンベヤ9とを備えてもよい。
(5)上記実施形態では、横送りスクリューコンベヤ9の外装ケース9aの右上部から左下部までの箇所に保護部材39を固定してある構成を例示した。しかし、横送りスクリューコンベヤ9の外装ケース9aの下端部、および、右端部の2箇所に保護部材39を固定してもよい。
本発明は、普通型コンバインの他、自脱型コンバインにも適応可能である。
2 機体
4 運転部
5 脱穀装置
6 グレンタンク
6c 後壁
6d 脱穀装置の側の側壁
6f 天井壁
7 排出オーガ
8 縦送りスクリューコンベヤ
9 横送りスクリューコンベヤ
33 受け部
34 第1切欠部
34a 縦面
34b 底面
35 合わせ部
36 第2切欠部
36a 機体の幅方向に沿う縦面
36b 前後方向に沿う縦面
36c 底面
39 保護部材

Claims (3)

  1. 機体の後部において左右に振り分け配置されたグレンタンク及び脱穀装置と、
    前記機体の前部でかつ前記グレンタンクの前方に配置された運転部と、
    前記グレンタンクの後方に配置されて該グレンタンクに貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガと、
    前記脱穀装置の上方で前記排出オーガを支持する受け部と、を備え、
    前記排出オーガは、縦送りスクリューコンベヤと、当該縦送りスクリューコンベヤに接続されて縦軸芯周りで旋回移動可能でかつ横軸芯周りで起伏移動可能な横送りスクリューコンベヤとを有し、
    前記グレンタンクにおける天井壁と後壁とに亘って前記グレンタンクのほぼ全横幅に第1切欠部が形成されるととともに、当該第1切欠部は、縦面と底面とを備えて、前記グレンタンクの天井壁と前記第1切欠部の縦面との合わせ部が、前記横送りスクリューコンベヤが前記運転部に向かって倒伏移動したときに前記横送りスクリューコンベヤに当接してそれ以上の倒伏移動を阻止するように構成し、
    前記グレンタンクの天井壁と前記グレンタンクの脱穀装置の側の側壁と前記第1切欠部の縦面とに亘って第2切欠部が形成されて、前記受け部によって前記横送りスクリューコンベヤを支持した状態で、前記横送りスクリューコンベヤが前記第2切欠部に入り込むように構成してあるコンバイン。
  2. 前記第2切欠部が、機体の幅方向に沿う縦面と、前後方向に沿う縦面と、これら縦面に亘る底面と、を備えて構成してある請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記横送りスクリューコンベヤにおける前記グレンタンクの合わせ部に対向する箇所に保護部材を設けてある請求項1又は2に記載のコンバイン。
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