JP2011160881A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スロットマシン1は、第1特定図柄の組合せの停止表示に応じて不利な第1遊技状態を発生させる第1遊技状態発生手段451と、第1特定図柄の組合せの停止表示を回避するための回避情報を遊技者に報知する報知手段71と、通常状態へ復帰した後にATを発動させるか否かを決定するためのAT発動抽選を第1遊技状態の発生中に実行するAT発動抽選手段48と、AT発動抽選に当選した後、通常状態へ復帰するまでに、AT継続期間の長さを決定するAT継続期間決定手段49と、を備えている。
【選択図】図5
Description
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄の組合せである場合に、予め定められた第1継続期間に渡って第1遊技状態を発生させ、当該第1継続期間が経過したときに前記通常状態へ復帰させる第1遊技状態発生手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄の組合せである場合に、予め定められた第2継続期間に渡って前記第1遊技状態よりも遊技者側の有利度合いが高い第2遊技状態を発生させ、当該第2継続期間が経過したときに前記通常状態へ復帰させる第2遊技状態発生手段と、
通常状態における前記第1特定図柄の組合せの停止表示を回避するための回避情報を遊技者に報知する報知手段と、
前記報知手段による前記回避情報の報知が実行されるATを発動するAT発動手段と、
通常状態へ復帰した後に前記AT発動手段にATを発動させるか否かを決定するためのAT発動抽選を前記第1遊技状態の発生中に実行するAT発動抽選手段と、
前記第1遊技状態の発生中に前記AT発動抽選に当選した後、当該第1遊技状態が終了して通常状態へ復帰するまでに、前記ATの発動が継続するAT継続期間の長さを決定するAT継続期間決定手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
また、前記AT継続期間決定手段は、前記AT継続期間を決定するための方式として延長抽選方式及び短縮抽選方式のうち何れか一方を選択し、
前記延長抽選方式を選択した場合には、所定ゲーム数を消化する毎に延長抽選を実行し、当選する毎に前記AT継続期間を延長する一方、
前記短縮抽選方式を選択した場合には、所定ゲーム数を消化する毎に短縮抽選を実行し、当選する毎に前記AT継続期間を短縮することが好ましい(請求項2)。
また、前記短縮抽選は、何れかの役が前記内部当選役として決定されたときに実行され、当該短縮抽選での当選に応じて短縮される期間は、契機となった内部当選役の種類に応じて異なっていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、前記内部当選役の種類に応じて有利度合い、あるいは不利度合いが変動することになる。役の入賞が発生したり内部当選を把握できたりする毎に、遊技者の期待感や緊張感が変動するようになり遊技の興趣が一層高められる。
(実施例1)
本例は、リプレイ役の内部当選確率が高い高確RT状態(第2遊技状態)、及びリプレイ役の内部当選確率が低い低確RT状態(第1遊技状態)を発生可能なスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図15を用いて説明する。
払出数表示部551は、入賞時のメダル払出数を表示する表示部である。
クレジット表示部552は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、遊技を演出するための各種の演出画面を表示可能である。
本例のスロットマシン1では、図3に示すごとく、ボーナス役(BB役、RB役)、15枚役A〜C及び10枚役A・Bよりなる複数種類の小役のほか、リプレイ役A〜Eが設定されている。図3では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。利益としては、同図中「利益」欄の左側に示す非ボーナス状態下の利益と、同右側に示すボーナス状態下の利益とを示してある。
また、10枚役Aの入賞図柄は「黒オレンジ」のゾロ目である。10枚役Aの入賞図柄を元にして左リール21Lの図柄を「白オレンジ」に置換した組み合わせが10枚役Bの入賞図柄となっている。
左リール21L及び中リール21Cでは、リプレイ役A〜Cに共通する図柄「R」の最大間隔が4図柄となっている。ここで、本例のスロットマシン1では、後述するごとくリール21が停止する際の引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。また、前述するごとく図柄表示領域110L、110Cでは、上段中段下段の3図柄分に渡って入賞ラインが設定されている。したがって、左リール21L及び中リール21Cにおける「R」は、停止操作のタイミングに関わらず必ず引込範囲内に存在し、入賞ライン上に停止表示させ得る図柄となっている。
このように図柄が配列された10枚役A・Bについては、同時当選したときに何れかの10枚役を必ず入賞できる一方、単独当選したときにその種類が不明であるときの入賞確率は1/2となっている。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
制御部3に接続された液晶表示部53は、AT有りの通常状態及び高確RT状態において、報知手段71としての機能を実現する。報知手段71による通常状態画面710及びRT中画面720の内容については、図11及び図12を参照して後で詳しく説明する。
ROM33は、内部抽選手段41が内部当選役の抽選に用いる内部当選役抽選テーブル(図6)、表示制御手段42がリール21の停止制御に用いるリール制御テーブル(図示略)、低確RT状態から通常状態への復帰時にATを発動させるか否かを決定するAT発動抽選のためのAT発動抽選テーブル(図7)、延長抽選方式に適用される延長抽選テーブル(図8)、及び短縮抽選方式に適用される短縮抽選テーブル(図9)を記憶している。
内部当選役抽選テーブルは、図6に示すごとく、0〜65535の内部当選役抽選用の乱数のうち、各役の当選乱数の範囲が規定されたデータテーブルである。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態に適用されるテーブル、低確RT状態に適用されるテーブル、高確RT状態に適用されるテーブルのほか、図示しないボーナス状態に適用されるテーブルがある。ボーナス状態を除く各遊技状態の内部当選役抽選テーブルは、設定値毎に用意されている。なお、同図中、各遊技状態に対応する欄のうち、縦方向の左列は当選乱数の個数を示し、同右列は内部当選確率を分母(1/xのx。)により示している。
例えば、リプレイ役A・B・Cの同時当選パターンにおいて第1停止リールが左リール21L又は中リール21Cであった場合には、リプレイ役Aが入賞する。一方、第1停止リールが右リール21Rであった場合には、リプレイ役Cが入賞する。このとき、右リール21Rを第1停止リールとすべき旨は、高確RT図柄であるリプレイ役Cの入賞図柄を停止表示させることで、低確RT図柄であるリプレイ役Aの入賞図柄を回避するための回避情報となる。
報知手段71は、AT有りの通常状態において、リプレイ役の同時当選に応じてリプレイ役Aの回避情報の報知を実行する。具体的には、図11の通常状態画面710の表示により、入賞図柄が低確RT図柄であるリプレイ役Aの入賞を回避するための第1停止リールを報知する。通常状態画面710は、リプレイ役Aを回避する第1停止リールを報知する第1停止報知欄711と、高確RT状態のループ回数(通常状態から低確RT状態へ移行することなく高確RT状態への移行を繰り返した回数)を表示するループ回数表示欄712と、1回目の高確RT状態が開始されてからの差枚数(払出数−投入数)を表示する差枚数表示欄713と、報知に応じて入賞するリプレイ役の種類を報知するリプレイ役報知欄714と、を組み合わせてなる。
(通常状態)
通常状態は、ボーナス状態を含む他の遊技状態の終了に応じて発生する初期状態である。通常状態は、高確RT図柄(リプレイ役Cの入賞図柄)あるいは低確RT図柄(リプレイ役Aの入賞図柄)の停止表示に応じて終了し、高確RT状態、低確RT状態への移行が発生する。また、BB役あるいはRB役の入賞によっても終了し、ボーナス状態であるBB状態かRB状態へ移行する。なお、通常状態では、いずれかのリプレイ役が内部当選する確率が1/1.5となっている。
低確RT状態は、リプレイ役の当選確率が1/7.3と低く、不利な遊技状態である。低確RT状態へ移行すると、ゲーム毎にAT発動抽選が実行される。AT発動抽選に当選すると、AT確定画面740(図14)が液晶表示部53に表示され、その後、AT継続回数の延長抽選あるいは短縮抽選が実行される。
高確RT状態は、リプレイ役の内部当選確率が通常状態と同じ1/1.5である一方、低確RT状態へ移行するおそれがない点で有利である。AT有りの通常状態から高確RT状態へ移行したときには、そのまま継続的にATが発動される。高確RT状態は、20ゲームで終了し、通常状態へ復帰するが、ATカウンタ341のAT継続回数が1回以上であれば、さらにATが継続される。
また、本例では、延長抽選方式であるか短縮抽選方式であるかを報知していないが、これに代えて、AT発動抽選に当選した際、延長抽選方式であるか短縮抽選方式であるかを報知することも良い。
また、本例では、ATなしの通常状態から高確RT状態へ移行した場合には、内部当選した10枚役の種類を報知しないようにしたが、報知する場合を設定しても良い。
また、本例では、AT継続期間としてAT継続回数を設定したが、これに代えて、AT継続期間としてゲーム数を設定することもできる。
なお、低確RT状態の継続期間(第1継続期間)、及び高確RT状態の継続期間(第2継続期間)は、適宜、設定可能である。本例の64ゲーム、20ゲームには限定されない。
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
21 リール
20 図柄
3 制御部
35 乱数抽出部
41 内部抽選手段
410 フラグ制御手段
42 表示制御手段
43 入賞判定手段
44 利益付与手段
451 第1遊技状態発生手段
452 第2遊技状態発生手段
47 AT発動手段
48 AT発動抽選手段
49 AT継続期間決定手段
53 液晶表示部
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
71 報知手段
710 通常状態画面
720、730 RT中画面
740 AT確定画面
Claims (4)
- 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄の組合せである場合に、予め定められた第1継続期間に渡って第1遊技状態を発生させ、当該第1継続期間が経過したときに前記通常状態へ復帰させる第1遊技状態発生手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄の組合せである場合に、予め定められた第2継続期間に渡って前記第1遊技状態よりも遊技者側の有利度合いが高い第2遊技状態を発生させ、当該第2継続期間が経過したときに前記通常状態へ復帰させる第2遊技状態発生手段と、
通常状態における前記第1特定図柄の組合せの停止表示を回避するための回避情報を遊技者に報知する報知手段と、
前記報知手段による前記回避情報の報知が実行されるATを発動するAT発動手段と、
通常状態へ復帰した後に前記AT発動手段にATを発動させるか否かを決定するためのAT発動抽選を前記第1遊技状態の発生中に実行するAT発動抽選手段と、
前記第1遊技状態の発生中に前記AT発動抽選に当選した後、当該第1遊技状態が終了して通常状態へ復帰するまでに、前記ATの発動が継続するAT継続期間の長さを決定するAT継続期間決定手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシン。 - 前記AT継続期間決定手段は、前記AT継続期間を決定するための方式として延長抽選方式及び短縮抽選方式のうち何れか一方を選択し、
前記延長抽選方式を選択した場合には、所定ゲーム数を消化する毎に延長抽選を実行し、当選する毎に前記AT継続期間を延長する一方、
前記短縮抽選方式を選択した場合には、所定ゲーム数を消化する毎に短縮抽選を実行し、当選する毎に前記AT継続期間を短縮することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。 - 前記延長抽選は、何れかの役が前記内部当選役として決定されたときに実行され、当該延長抽選での当選に応じて延長される期間は、契機となった内部当選役の種類に応じて異なっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
- 前記短縮抽選は、何れかの役が前記内部当選役として決定されたときに実行され、当該短縮抽選での当選に応じて短縮される期間は、契機となった内部当選役の種類に応じて異なっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
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