JP2018082819A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】有利状態の遊技に対する興趣を高めることができる遊技機を提供すること。【解決手段】有利状態として、ストック遊技区間と継続判定遊技区間とを含む遊技機において、継続判定遊技区間では遊技毎に行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいてストック消費抽せんが行われ、ストック消費抽せんに当せんするとストック消費抽せんに当せんした継続判定遊技区間に対応付けられた遊技継続権が消費される。ストック消費抽せんに当せんしたがストックされた遊技継続権がまだ存在する場合、残っている遊技継続権に対応する継続判定遊技区間が開始される一方、ストックされた遊技継続権が無くなると有利状態が終了する。また、継続判定遊技区間の開始から経過した遊技数がストック消費抽せんに当せんすることなく継続判定遊技区間の継続遊技数に到達すると、ストック遊技区間が再び開始される。【選択図】図9

Description

本発明は、遊技機、詳しくはスロットマシンに関する。
従来、遊技機としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。この遊技機では、主に、内部抽せんにより当せん確率の低い小役(いわゆるレア小役)が当せんしたときに、遊技機の遊技状態をボーナス状態またはART(アシストリプレイタイム)等の現在の遊技状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行させるか否かの抽せん(有利状態抽せん)を行っている。
特開2016−93560号公報
前記遊技機では、ART中に行われた内部抽せんの結果に応じて、ART状態で遊技可能なゲーム数(ARTゲーム数)を増加させたり、ARTがセット継続型である場合はART状態で遊技可能なセット数を増加させたりして、ART中における遊技の興趣を高めている。
しかし、このようなゲーム性はあまりに一般的すぎて、遊技者に目新しさを感じさせることが難しくなっている。このため、前記遊技機では、ART中の遊技に対する興趣を高めることが難しくなっている。
そこで、本発明は、有利状態の遊技に対する興趣を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、
複数の回転リールと、
前記複数の回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、
前記複数の回転リールの各々に対して設けられ、回転中の前記複数の回転リールの各々を停止させるための複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチおよび前記複数のストップスイッチの受け付けられた操作の内容に基づいて前記複数の回転リールを回転および停止させる制御装置と、
を備え、
前記制御装置が、
前記スタートスイッチの操作の受付に伴って内部抽せんを行う内部抽せん部と、
前記内部抽せんにより当せんした役に基づいて、遊技状態を通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行させるか否かの有利状態移行抽せんを行う有利状態抽せん部と、
前記有利状態移行抽せんに当せんした場合に、遊技状態を前記通常状態から前記有利状態に移行させる遊技状態移行部と、
を有する遊技機において、
前記有利状態には、ストック遊技区間と継続判定遊技区間とが含まれており、
前記制御装置が、
前記ストック遊技区間で行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、前記有利状態での遊技の継続を可能にする遊技継続権をストックするか否かのストック抽せんを行うストック抽選せん部と、
前記ストック抽せんに当せんした場合に、ストックされた前記遊技継続権ごとに、前記継続判定遊技区間を対応付けると共に対応付けられた前記継続判定遊技区間が継続する継続遊技数を決定する継続判定遊技決定部と、
前記継続判定遊技区間の開始から経過した遊技数を計測する計測部と、
前記継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた前記内部抽せんにより当せんした役に基づいて、前記内部抽せんが行われた前記継続判定遊技区間に対応付けられた前記遊技継続権を消費するか否かのストック消費抽せんを行うストック消費抽せん部と、
前記ストック抽せんに当せんした場合に前記遊技継続権をストックすると共に、前記ストック消費抽せんに当せんした場合に前記ストック消費抽せんが行われた前記継続判定遊技区間に対応する前記遊技継続権を消費するストック消費管理部と、
ストック消費管理部により前記遊技継続権のストックが消費された場合に、前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権が存在するか否かを判定するストック数判定部と、
を有し、
前記遊技状態移行部が、
前記ストック消費抽せんに当せんした場合、前記ストック消費抽せんに当せんした遊技で前記継続判定遊技区間を終了させると共に、前記ストック数判定部により前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権が存在すると判定された場合、前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権に対応する前記継続判定遊技区間を開始させ、前記ストック数判定部により前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権が存在しないと判定された場合、遊技状態を前記有利状態から前記通常状態に移行させ、
前記ストック消費抽せんに当せんすることなく前記計測部により計測された遊技数が前記継続遊技数に到達した場合、前記遊技継続権を消費することなく前記継続判定遊技区間を終了させると共に、前記ストック遊技区間を再び開始させる。
本発明の遊技機によれば、有利状態として、ストック遊技区間と継続判定遊技区間とを含んでいる。継続判定遊技区間では、遊技毎に行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいてストック消費抽せんが行われ、ストック消費抽せんに当せんすると、ストック消費抽せんに当せんした継続判定遊技区間に対応付けられた遊技継続権が消費される。ストック消費抽せんに当せんしたが、ストックされた遊技継続権がまだ存在する場合、残っている遊技継続権に対応する継続判定遊技区間が開始される一方、ストックされた遊技継続権が無くなると、有利状態が終了する。また、継続判定遊技区間の開始から経過した遊技数がストック消費抽せんに当せんすることなく継続判定遊技区間の継続遊技数に到達すると、ストック遊技区間が再び開始される。これにより、有利状態の遊技に対する興趣を高めることができる。
本発明の一実施形態の遊技機であるスロットマシンの前面図。 図1のスロットマシンのブロック図。 図1のスロットマシンの回転リールの配列を示す図。 図1のスロットマシンの有効ラインを示す模式図。 図1のスロットマシンの第1遊技状態を説明するための図。 図1のスロットマシンの第2遊技状態を説明するための図。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの内容を説明するための図。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの内容を説明するための別の図。 図1のスロットマシンのARTの制御処理を示すフローチャート。
本発明の一実施形態のスロットマシン1は、図1に示すように、直方体形状の筺体10を備えている。この筺体10は、前面(図1の紙面貫通方向の手前側の面)に開口部を有している。また、筺体10には、開口部を開閉可能な板状の前扉20が、筺体10に対してロック可能に設けられている。
前扉20は、略中央部分に透光性の表示窓21を有している。この表示窓21は、前扉20により筺体10の開口部を閉鎖した状態で、後述する各回転リール41,42,43の表面に表示される複数の図柄を視認できるように、配置されている。
また、表示窓21の上部には、表示装置の一例の液晶表示装置22と、電飾装置23と、スピーカ24とが設けられている。遊技中の各種の演出は、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24を用いて行われる。例えば、液晶表示装置22は、遊技中に各種の演出画像(演出動画)を表示したり、所定の情報等を表示したりする。また、電飾装置23は、所定の条件を満たした場合に、所定のパターンで点灯または消灯し、スピーカ24は、所定の条件を満たした場合に、所定の音を出力する。
一方、表示窓21の下部には、操作部30が設けられている。操作部30は、遊技媒体の一例としてのメダルを投入するためのメダル投入口31と、メダルをベットするためのベットスイッチ32と、前扉20に操作可能に設けられ操作により各回転リール41,42,43を回転させるスタートスイッチ33と、前扉20に操作可能に設けられ操作により回転中の各回転リール41,42,43を停止させるストップスイッチ34,35,36とで構成されている。これら操作部30の各スイッチは、遊技者の操作に基づいて操作信号を出力する。また、メダル投入口31には図示しないメダルセンサが設けられており、遊技者によるメダル投入口31へのメダルの投入を検出し、検出信号を出力する。
なお、操作部30には、他に、精算スイッチ(図示せず)、および、貯留メダル表示部(図示せず)等が設けられている。
さらに、操作部30の下部には、メダルを払い出すための払い出し口25と、払い出し口25から払い出されたメダルを貯留するための下皿26とが設けられている。
図2は、スロットマシン1の機能的な構成を示すブロック図である。スロットマシン1は、図2に示すように、スロットマシン1全体を制御する制御装置100、回転リールユニット40、回転リール位置検出センサ44、および、メダルを払い出すためのホッパーユニット50を備えている。制御装置100、回転リールユニット40、回転リール位置検出センサ44およびホッパーユニット50は、スロットマシン1の主電源をオン/オフする電源装置(図示せず)等と共に、筺体10の内部に配置されている。
回転リールユニット40は、3個の回転リール41,42,43と、この回転リール41,42,43を駆動するステッピングモータ61,62,63とで構成されている。この回転リールユニット40は、筺体10の内部の略中央に配置されている。回転リール41,42,43の表面には、図3に示すように配列された図柄が表示されると共に、基準点(図示せず)が設けられている。この基準点は、例えば、回転リール41,42,43のAの図柄(ベルA)の中心に配置されている。
ここで、図1および図4を参照して、スロットマシン1で行われる遊技の概要について説明する。
スロットマシン1で遊技を行う場合、まず、メダルをメダル投入口31から投入する、あるいは、ベットスイッチ32を操作することにより貯留しているメダル(クレジット)を使用して、メダルをベットする。スロットマシン1の遊技状態(以下、単に「遊技状態」という)等に応じて設定されている規定の枚数のメダルがベットされると、有効ラインが有効化され、スタートスイッチ33の操作が可能な状態、すなわち、遊技が開始可能な状態になる。このとき、遊技状態等に応じて設定されている規定の枚数を超えて投入されたメダルは、クレジットとして貯留される。
有効ラインは、役の入賞を決定するための仮想ラインであり、この有効ラインによって、表示窓21に表示される各回転リール41,42,43の図柄が、それぞれ1つずつ連結されている。このスロットマシン1では、有効ラインは、例えば、図4に示すように、上段ライン71、中段ライン72、および、下段ライン73の水平方向の3本と、右上がりライン74、および、右下がりライン75の斜め方向の2本とで構成され、ベットされたメダルの枚数(ベット枚数)に応じて有効化される。なお、このスロットマシン1の表示窓21に表示される図柄は、図4に示すように、各回転リールにつき3図柄である。
遊技が開始可能な状態でスタートスイッチ33が操作されると、スロットマシン1内で行われる電子計算機によるくじ(以下、内部抽せんという)が行われ、各回転リール41,42,43の回転が開始される。この状態で、いずれかのストップスイッチ34,35,36が操作されると、操作されたストップスイッチ34,35,36に対応する回転リール41,42,43が停止し、表示窓21に、当せんした役に応じた結果が表示される。全ての回転リール41,42,43を停止させることで、1ゲームが終了し、有効ライン上に揃った図柄の組み合わせ、すなわち、入賞した役に応じて、所定の枚数のメダルが払い出される。
このように、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33およびストップスイッチ34,35,36を操作して、遊技の結果を得る一連の動作を遊技といい、遊技が行われる、または、行われた期間を遊技期間という。遊技の単位はゲームであり、1ゲームを単位遊技という。
また、遊技中は、内部抽せんにより当せんした役等に応じて、複数の遊技状態を行き来する。このスロットマシン1では、図5および図6に示すように、RT0〜4で構成された第1遊技状態と、通常状態、ART準備状態、ART、および、一種BB実施状態で構成された第2遊技状態とを有している。第1遊技状態は、内部抽せんにより当せんする役の種類およびその当せん確率を決定するための遊技状態であり、第2遊技状態は、遊技中に行われる演出を決定するための遊技状態である。
RT0は、図5に示すように、一種BB終了後、あるいは、RAMクリア時に移行する遊技状態である。
RT1は、図5に示すように、内部抽せんの結果、図7,図8に示すシングルボーナス(SB)に当せんし、かつ、SBが入賞しなかった場合(すなわち、SBを取りこぼした場合)に移行する遊技状態である。
RT2は、図5に示すように、遊技状態がRT1のときに、内部抽せんの結果、図7,図8に示すRT2移行リプレイに当せんし、かつ、RT2移行リプレイが入賞した場合に移行する遊技状態である。遊技状態がRT2のときにSBを取りこぼすと、遊技状態がRT2からRT1に移行する。
RT3は、図5に示すように、遊技状態がRT2のときに、内部抽せんの結果、図7,図8に示すRT3移行リプレイに当せんし、かつ、RT3移行リプレイが入賞した場合に移行する遊技状態である。遊技状態がARTのときにSBを取りこぼすと、遊技状態がARTからRT1に移行する。なお、RT3では、RT0〜2よりも内部抽せんによる再遊技(リプレイ)の当せん確率が高く設定されている。
RT4は、図5に示すように、図7,図8に示す一種BBに当せん後、一種BBが入賞した場合に移行する遊技状態である。RT4に移行した後、所定のメダルが払い出されると、RT0に移行する。なお、メダルの払い出し枚数は、例えば、360枚以内で任意に設定できる。
なお、一種BBは、一種特別役物に係る連続作動装置(いわゆるビッグボーナス)である。このスロットマシン1では、全ての回転リール41,42,43について、図3に示す10番の図柄“セブン”が一種BBの入賞に係る図柄として対応付けられている。
通常状態は、図6に示すように、ART終了後、ART抽せんに当せんしていない状態で遊技が行われる遊技状態である。
ART準備状態は、図6に示すように、ART抽せんに当せんした後、RT3移行リプレイに当せんしていない状態で遊技が行われる遊技状態である。
ARTは、図6に示すように、ART準備状態で行われた内部抽せんによりRT3移行リプレイに当せんすることで移行する遊技状態である。このスロットマシン1では、一例として、ARTに移行したときから経過した遊技数が、遊技可能な遊技数(ARTゲーム数)に到達することで、ARTが終了するようになっている。
また、ARTには、ストック遊技区間と継続判定遊技区間とが含まれている。
ストック遊技区間は、ストック遊技区間で行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、ARTでの遊技の継続を可能にする遊技継続権のストック抽せんが行われる遊技区間である。このストック遊技区間は、ストック遊技区間が開始されたときから経過した遊技数が、ストック遊技区間の開始時に決定される遊技数に到達することで終了するようになっている。
継続判定遊技区間は、継続判定遊技区間で行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、ストック遊技区間でストックされた遊技継続権を消費するか否かのストック消費抽せんが行われる遊技区間である。この継続判定遊技区間は、継続判定遊技区間が開始されたときから経過した遊技数が、継続判定遊技区間ごとに定められた継続遊技数に到達するまでの間にストック消費抽せんに当せんしなかった場合、あるいは、ストックされた遊技継続権がゼロになった場合に終了する。継続判定遊技区間が開始されたときから経過した遊技数が継続遊技数に到達するまでの間にストック消費抽せんに当せんしなかった場合は、遊技状態はARTのまま、ストック遊技区間が再び開始される。また、ストックされた遊技継続権がゼロになった場合は、遊技状態がARTから通常状態に移行され、ARTが終了する。
また、遊技継続権ごとに、継続判定遊技区間でストック消費抽せんに当せんすることなく継続遊技数を消化できる(継続判定遊技区間ごとに定められた継続遊技数に到達できる)期待値(ART継続期待値)が異なる複数のART継続モード(有利状態継続モード)の中から1つのART継続モードが選択されるようになっている。
なお、ARTは、通常状態よりも再遊技(リプレイ)の確率が上がり、メダルが減りにくい状態で、ストップスイッチ34,35,36を所定の操作手順(押し順)で操作することで入賞可能な押し順役であるベルを確実に獲得するための報知が行われる有利状態の一例である。
一種BB実施状態は、図6に示すように、一種特別役物に係る連続作動装置が作動した状態で遊技が行われる遊技状態である。一種BB実施状態は、第1遊技状態がRT4に移行することで移行し、第1遊技状態RT4からRT0に移行することで終了する。
なお、このスロットマシン1において、ベットスイッチ32の操作信号は、所定の枚数のメダルが貯留されており、かつ、ベット受付期間において、ベットスイッチ32の操作が行われ、受け付けられた場合(ベットスイッチ32がオンされた場合)に出力される。
スタートスイッチ33の操作信号は、ベットスイッチ32の操作信号または所定の枚数分のメダル投入センサの検出信号が出力された状態で、スタートスイッチ33の操作が行われ、受け付けられた場合(スタートスイッチ33がオンされた場合)に出力される。
ストップスイッチ34,35,36の操作信号は、回転リール41,42,43の回転が開始され定常回転になった以降、スタートスイッチ33の操作信号が出力された状態で、ストップスイッチ34,35,36の操作が行われ、受け付けられた場合(ストップスイッチ34,35,36がオンされた場合)に出力される。
また、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33、および、ストップスイッチ34,35,36の各スイッチの操作信号が出力されたか否かの判定は、1ゲーム毎に行われる。また、本明細書において、各スイッチの操作は、別途説明がある場合を除いて、各スイッチの操作信号が出力される操作を意味しているものとする。
次に、制御装置100について説明する。制御装置100は、図2に示すように、メイン制御部110とサブ制御部120とで構成されている。
メイン制御部110は、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶しておくROMおよびRAM等を備えており、遊技を進行させるための制御を行う。例えば、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33およびストップスイッチ34,35,36の操作に基づいて、ステッピングモータ61,62,63を制御して、回転リール41,42,43の回転を開始または終了させる(すなわち、回転リール41,42,43の回転を制御する)。
また、図2に示すように、メイン制御部110は、内部抽せん部111と、回転リール制御部112と、遊技結果判定部113と、ホッパー制御部114と、外部信号出力部115と、有利状態抽せん部116と、遊技状態移行部117と、ART制御部118と、計測部119とを有している。
サブ制御部120は、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶しておくROMおよびRAM等を備えており、各種演出等を行うための制御を行う。例えば、メイン制御部110から送信された信号に基づいて演出を決定し、決定された演出に基づいて液晶表示装置22、電飾装置23およびスピーカ24を制御して、決定された演出を出力する。
また、図2に示すように、サブ制御部120は、演出制御部121を有している。
なお、下に説明するメイン制御部110およびサブ制御部120を構成する各部は、CPUが所定のプログラムを実行することにより実現される機能である。
内部抽せん部111は、複数の内部抽せんテーブルを有し、スタートスイッチ33の操作の受付に伴って、回転リール41,42,43の所定の図柄の組み合わせが対応付けられている役の抽せんを行う。詳しくは、内部抽せん部111は、スタートスイッチ33の操作が受け付けられた第1遊技状態(図5に示す)を判定し、複数の内部抽せんテーブルの中から判定された第1遊技状態に対応する内部抽せんテーブルを選択する。そして、内部抽せん部111は、スタートスイッチ33の操作が受け付けられたときに取得される乱数と選択された内部抽せんテーブルとに基づいて内部抽せんを行い、この内部抽せんにより当せんした役を判定する。内部抽せんの結果は、内部抽せん部111により、内部抽せん結果信号として出力される。
なお、内部抽せんテーブルは、図7に示すように、RT0〜RT4の遊技状態毎に設けられており、図8に示す内部抽せん部111の内部抽せんにより当せんの可能性がある当せん領域に関する情報を有している。この当せん領域には、図柄の組み合わせが対応付けられている役が、少なくとも1つ設定されている。
図7に示す各内部抽せんテーブルでは、遊技状態毎に、当せんする可能性のある当せん領域が“○”で示され、当せんする可能性のない当せん領域が“×”で示されている。内部抽せんテーブルには、スタートスイッチ33の操作が行われた場合に取得される乱数に対応する役が記憶されている複数の領域(置数の領域)が設けられており、この領域の各々が、“○”で示されている当せん領域にそれぞれ対応付けられている。
また、図8では、押し順役が入賞可能となるストップスイッチ34,35,36の操作の順番を表の上部の3個の数字で示している。この数字は、“1”は左リール、“2”は中リール、“3”は右リールに対応するストップスイッチ34,35,36の操作を意味している。例えば、“123”であれば、左リール41に対応するストップスイッチ34、中リール42に対応するストップスイッチ35、右リール43に対応するストップスイッチ36の順にストップスイッチ34,35,36を操作することを示している。押し順役の押し順は、所定の条件を満たした場合に報知されるようになっている。
スロットマシン1では、当せんした当せん領域に設定されている役が、全て同時に当せんするように設定されている。例えば、内部抽せん部111の内部抽せんの結果、当せん領域“中ベル1〜4”および“右ベル1〜4”に当せんした場合、中段ベルと、中ベル1〜4あるいは右ベル1〜4に同時に当せんする。
例えば、“中ベル1”に当せんした場合、ストップスイッチ34,35,36の操作の順番が“213”および“231”の中段ベルと、ストップスイッチ34,35,36の操作の順番が“123”、“132”、“312”および“321”の中ベル1に同時に当せんする。“213”の中段ベルと“231”の中段ベルは、同一の図柄の組み合わせが対応付けられている。また、“123”、“132”、“312”および“321”の中ベル1は、全て同一の図柄の組み合わせが対応付けられている。
また、中段ベル、中ベル1〜4および右ベル1〜4は、メダルの払い出しのある小役であると共に、入賞したときに払い出されるメダルが中ベル1〜4および右ベル1〜4よりも中段ベルのほうが多くなるように設定されている。このスロットマシン1では、3枚のメダルをベットしたとき、中段ベルの入賞で8枚のメダルが払い出され、中ベル〜4および右ベル1〜4の入賞で1枚のメダルが払い出される。
回転リール制御部112は、スタートスイッチ33の操作信号に基づいて回転リールユニット40のステッピングモータ61,62,63を制御して、各回転リール41,42,43の回転を開始させる回転開始制御を行う。また、回転リール制御部112は、ストップスイッチ34,35,36の操作信号に基づいて、回転リールユニット40のステッピングモータ61,62,63を制御して、回転している各回転リール41,42,43の回転を停止させる回転停止制御を行う。
回転停止制御では、内部抽せん部111により出力された内部抽せん結果信号等に基づいて、各回転リール41,42,43の停止位置を決定し、例えば、当せんした役に対応する図柄が有効ライン上に揃うように回転リール41,42,43の回転を停止させたり(いわゆる引き込み制御)、あるいは、当せんしていない役に対応する図柄が有効ライン上に揃わないように回転リール41,42,43の回転を停止させたりする(いわゆる蹴飛ばし制御)。回転リール41,42,43の回転停止制御の結果は、回転リール制御部112によって、回転リール停止信号として出力される。
遊技結果判定部113は、内部抽せん部111から出力された内部抽せん結果信号、および、回転リール制御部112から出力された回転リール停止信号に基づいて、遊技の結果を判定する。遊技の結果には、例えば、有効ライン上に揃った図柄に基づいて、当せんした役が入賞したか否かの判定が含まれる。ここでは、遊技結果判定部113は、有効ライン上に停止した図柄の組み合わせが所定の図柄の組み合わせと一致した場合に、役が入賞したと判定し、この判定結果を遊技結果判定信号として出力する。
ホッパー制御部114は、遊技結果判定部により出力された遊技結果判定信号、あるいは、操作部30の精算スイッチを操作することにより出力される操作信号に基づいて、ホッパーユニット50を制御し、メダルの払い出しを行う。遊技結果判定信号に基づいて払い出されたメダル(役の当せん、入賞により得られたメダル)は、まず、クレジットとして貯留される。そして、メダルを貯留した結果、クレジットの上限(例えば50枚)を超えた場合には、その上限を超えた分のメダルがホッパーユニット50から払い出される。また、1枚以上の貯留メダルがある場合(クレジットが1以上の場合)に精算スイッチが操作された場合には、貯留されているメダルがホッパーユニット50から払い出される。
外部信号出力部115は、遊技状態が所定の有利状態に移行した場合に、ホールコンピュータに、遊技状態が所定の有利状態へ移行したこと表す信号を出力する。また、外部信号出力部115は、スロットマシン1が設定変更またはリセットされた場合に、サブ制御部120等に、スロットマシン1が設定変更されたことを表す設定変更信号、または、スロットマシン1がリセットされたことを表すリセット信号、または、スロットマシン1の電源がオンされたことを表す電源オン信号を出力する。
有利状態抽せん部116は、遊技状態、および、メイン制御部110の内部抽せん部111から出力される内部抽せん結果信号等に基づいて、例えば、有利状態抽せんの一例のART抽せん、あるいは、高確率状態移行抽せんを行う。
ART抽せんは、第2遊技状態が通常状態であり、かつ、内部抽せんにより所定の役に当せんした場合に行われる、ARTを発生させるか否かの抽せんである。有利状態抽せん部116には、抽せん状態(高確率状態および低確率状態)に応じて選択される当せん期待度の異なる複数のテーブルが設けられており、このテーブルと内部抽せんにより当せんした役とに基づいて、ART抽せんの当せん確率が決定される。有利状態抽せん部116は、決定された当せん確率に基づいて、ART抽せんに当せんしたか否かを判定し、ART抽せんに当せんしたと判定された場合には、併せて、ARTで遊技可能な遊技期間(ARTゲーム数)等を決定する。ART抽せんの結果は、有利状態抽せん部116によってART抽せん結果信号として出力される。
高確率状態移行抽せんは、第2遊技状態が通常状態であり、かつ、ART抽せんの抽せん状態が低確率状態のときに行われる、ART抽せんの抽せん状態を低確率状態から高確率状態へ移行させるか否かの抽せんである。この高確率状態移行抽せんは、内部抽せんにより当せんした役に基づいて当せん確率が決定され、遊技状態の移行を伴わない。高確率状態移行抽せんの結果は、有利状態抽せん部116によって高確率状態抽せん結果信号として出力される。
遊技状態移行部117は、内部抽せんにより第1遊技状態毎に設定されている移行役に当せんした場合に、この移行役に設定されている移行条件が満たされている場合に、第1遊技状態を移行役毎に設定された遊技状態に移行させる。
図5に示すように、遊技状態移行部117は、遊技状態がRT0、または、RT2、または、RT3であるときに、SBを取りこぼした場合、遊技状態をRT1に移行させ、内部抽せんが行われた遊技状態がRT1であるときに、RT2移行リプレイが入賞した場合、遊技状態をRT2に移行させ、内部抽せんが行われた遊技状態がRT2であり、かつ、RT3移行リプレイが入賞した場合、遊技状態をRT3に移行させる。
また、遊技状態移行部117は、遊技状態がRT4に移行した後、所定の枚数のメダルが払い出された場合、あるいは、スロットマシン1がRAMクリア、設定変更、および、リセットされた場合、遊技状態をRT0に移行させる。
また、遊技状態移行部117は、第2遊技状態の遊技状態(通常状態、ART準備状態、ART、および、一種BB実施状態)毎に設定されている移行条件が満たされているか否かを判定し、この移行条件が満たされていない場合に、第2遊技状態を遊技状態毎に設定された遊技状態に移行させる。
図6に示すように、遊技状態移行部117は、第2遊技状態が通常状態であるときに、ART抽せんに当せんした場合、第2遊技状態をART準備状態に移行させ、第2遊技状態がART準備状態であるときに、内部抽せんによりRT3移行リプレイに最初に当せんした場合、第2遊技状態をARTに移行させ、第2遊技状態がARTであるときに、ARTが終了した場合、遊技状態を通常状態に移行させる。
また、遊技状態移行部117は、第2遊技状態がART準備状態からARTに移行した場合、ストック遊技区間を開始させ、ストック遊技区間の開始から一定ゲーム数が消化された場合、ストック遊技区間を終了させると共に継続判定遊技区間を開始させ、ストック消費抽せんに当せんすることなく継続判定遊技区間の開始から一定ゲーム数が消化された場合、継続判定遊技区間を終了させると共にストック遊技区間を開始させる。
また、遊技状態移行部117は、スロットマシン1がRAMクリア、設定変更、および、リセットされた場合、元の遊技状態にかかわらず、遊技状態を通常状態に移行させる。
さらに、遊技状態移行部117は、遊技状態を所定の有利状態への移行に要する遊技数の上限値(天井ゲーム数)を設定し、計測部119から出力された天井計測信号に基づいて、計測された天井消化ゲーム数が、設定された天井ゲーム数に到達したか否かを判定する。そして、計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達したと判定された場合、遊技状態移行部117は、遊技状態を所定の有利状態に移行させる。例えば、計測部119により計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達したと判定された場合、遊技状態移行部117は、遊技状態をARTに強制的に移行させる。
なお、天井ゲーム数は、例えば、予め定められた遊技数であり、計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達した場合に加え、スロットマシン1が設定変更またはリセットされた場合等に、再設定される。
ART制御部118は、第2遊技状態がART準備状態およびARTであるか否かを判定し、第2遊技状態がART準備状態およびARTである場合に、内部抽せんにより当せんした押し順役の押し順の報知を発生させる。押し順役の押し順の報知は、液晶表示装置22等を介して行われる。
また、ART制御部118は、図2に示すように、ストック抽せん部1181と、継続判定遊技決定部1182と、ストック消費抽せん部1183と、ストック消費管理部1184と、ストック数判定部1185と、昇格抽せん部1186とを有している。
ストック抽せん部1181は、ストック遊技区間で行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、遊技継続権をストックするか否かのストック抽せんを行う。ストック抽せんの当せん確率は、例えば、内部抽せんの当せん確率が低いレア役ほど高くなるように設定されている。
なお、ストックされる遊技継続権の数は、ストック抽せんの当せんに係る役にかかわらず一定(例えば1個)であってもよいし、ストック抽せんの当せんに係る役に応じて期待値が異なる(例えば、内部抽せんの当せん確率が低いレア役ほど、ストックされる遊技継続権の数が多くなる)ようにしてもよい。
また、ストック抽せんの当せんの期待度が異なる複数のストック抽せんモードを設けて、ストック遊技区間の開始時、あるいは、ストック遊技区間で行われた内部抽せんにより当せんした役などに応じて、各ストック抽せんモードが選択されるようにしてもよい。
継続判定遊技決定部1182は、ストック抽せんの当せんによりストックされた遊技継続権ごとに、継続判定遊技区間を対応付けると共に対応付けられた継続判定遊技区間が継続する継続遊技数を決定する。
例えば、ストック抽せんの当せんにより3つの遊技継続権(第1の遊技継続権、第2の遊技継続権、第3の遊技継続権)がストックされた場合、3つの遊技継続権のそれぞれについて継続判定遊技区間が対応付けられ(第1の遊技継続権に対応する第1の継続判定遊技区間、第2の遊技継続権に対応する第2の継続判定遊技区間、第3の遊技継続権に対応する第3の継続判定遊技区間)、対応付けられた継続判定遊技区間のそれぞれについて継続遊技数が決定される(第1の継続判定遊技区間は12ゲーム、第2の継続判定遊技区間は8ゲーム、第3の継続判定遊技区間は10ゲーム)。
また、継続判定遊技決定部1182は、遊技継続権がストックされた場合に、ストックされた遊技継続権ごとに、ART継続期待値が異なる複数のART継続モードの中から1つのART継続モードを選択する。
ストック消費抽せん部1183は、継続判定遊技区間で遊技ごと(1ゲームごと)に行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、内部抽せんが行われた継続判定遊技区間に対応付けられた遊技継続権を消費するか否かのストック消費抽せんを行う。詳しくは、継続判定遊技区間で遊技ごと(1ゲームごと)に行われた内部抽せんにより当せんした役と、継続判定遊技決定部1182により選択されたART継続モードとにより、ストック消費抽せんの当せん確率が決定される。ストック消費抽せんの当せん確率は、例えば、内部抽せんの当せん確率が低いレア役ほど低くなるように設定されている。
ストック消費管理部1184は、ストック抽せんに当せんした場合に遊技継続権をストックすると共に、ストック消費抽せんに当せんした場合にストック消費抽せんが行われた継続判定遊技区間に対応する遊技継続権を消費する。
詳しくは、ストック消費管理部1184は、ストック遊技区間でストック抽せんに当せんした場合に、ストックされた各遊技継続権の情報を記憶すると共に、ストック消費抽せんに当せんした場合に、ストック消費抽せんに当せんした継続判定遊技区間に対応する遊技継続権の情報を消去する。ストック消費管理部1184にストックされる遊技継続権の情報には、例えば、遊技継続権に対応する第1の継続判定遊技区間の継続遊技数およびART継続モードが含まれる。
ストック数判定部1185は、ストック消費管理部1184により遊技継続権のストックが消費された場合に、ストック消費管理部1184にストックされている遊技継続権のストックが存在するか否か(ストック消費管理部1184に記憶されている遊技継続権の情報が存在するか否か)を判定する。
なお、ストック数判定部1185により遊技継続権の情報が存在しないと判定された場合、ART制御部118が、押し順役の押し順の報知を停止させ、遊技状態移行部117が、第2遊技状態をARTから通常状態に移行させて、ARTを終了させる。
昇格抽せん部1186は、継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、ストック消費抽せんに当せんする確率を低下させるか否か、すなわち、ART継続モードをよりART継続期待値の高いモードに昇格させるか否かの昇格抽せんを行う。昇格抽せんに当せんした場合、それ以降のストック消費抽せんは、昇格後のART継続モードに基づいて行われる。なお、昇格抽せんは、現在選択されているART継続モードよりもART継続期待値が高いART継続モードが存在する場合に行われる。
なお、各ART継続モードにおけるART継続期待値の差は、例えば、内部抽せんにより当せんした役に対するストック消費抽せんの当せん確率が異なることにより設定されていてもよいし、ストック消費抽せんに当せんすることなく継続遊技数が消化された場合に、次に開始されるストック遊技区間で遊技可能な遊技数の期待値が異なることにより設定されていてもよい。
また、昇格抽せん部1186は、継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、継続遊技数を減算するか否かの遊技数減算抽せん、および、一定ゲーム数の間ストック消費抽せんを停止させるか否かのストック消費停止抽せんを行う。
さらに、昇格抽せん部1186は、継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、ストック消費抽せんに当せんする確率を上昇させるか否か、すなわち、ART継続モードをよりART継続期待値の低いモードに降格させるか否かの降格抽せんを行う。降格抽せんに当せんした場合、それ以降のストック消費抽せんは、降格後のART継続モードに基づいて行われる。なお、降格抽せんは、現在選択されているART継続モードよりもART継続期待値が低いART継続モードが存在する場合に行われる。また、継続判定遊技区間の開始時に選択されていたART継続モードよりもART継続期待値の低いART継続モードへの降格は行われないようにしてもよい。
計測部119は、遊技結果判定部113から出力される遊技結果判定信号に基づいて、
第2遊技状態がARTに移行したとき(すなわち、第2遊技状態がART準備状態である場合に内部抽せんによりRT3移行リプレイに最初に当せんしたとき)以降に経過した遊技数(ART消化ゲーム数)を計測する。詳しくは、第2遊技状態がARTに移行した以降、通常状態に移行するまで、ストック遊技期間の開始から経過した遊技数、および、継続判定遊技区間の開始から経過した遊技数を計測する。計測されたART消化ゲーム数は、計測部119によりART計測信号として出力される。
また、計測部119は、遊技結果判定部113から出力された遊技結果判定信号に基づいて、ARTあるいは一種BB終了後、ARTあるいは一種BBに移行することなく経過した遊技数を計測する。具体的には、例えば、ARTが終了し、遊技状態がRT3からRT1に移行した後、ART抽せんに当せんすることなく経過した遊技数(天井消化ゲーム数)を計測する。計測部119により計測された天井消化ゲーム数は、天井計測信号として出力される。
さらに、計測部119は、演出制御部121で前兆演出テーブルが選択された場合に、前兆演出の開始から経過した遊技数(前兆消化ゲーム数)を計測する。計測部119により計測された前兆消化ゲーム数は、前兆計測信号として出力される。
なお、計測部119は、ART信号、あるいは、RT4移行信号を受信した場合、すなわち、ARTあるいは一種BBに移行した場合に、天井消化ゲーム数をゼロリセットする。また、設定変更信号、リセット信号、あるいは、電源オン信号を受信した場合、すなわち、スロットマシン1が設定変更またはリセットまたは電源オンされた場合も、天井消化ゲーム数をゼロリセットする。
演出制御部121は、例えば、内部抽せん部111から出力される内部抽せん結果信号、有利状態抽せん部116から出力されるART抽せん結果信号、あるいは、遊技状態移行部117から出力される各移行信号に応じて、1ゲーム毎に、演出を決定する。演出の決定は、内部抽せんが行われた遊技状態と、内部抽せんにより当せんした役等に対応する演出の内容が記憶されているテーブル(図示せず)に基づいて行われる。演出制御部121は、選択された演出パターンに基づいて、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24を制御して、演出を出力する。
演出制御部121に記憶されている演出テーブルには、例えば、所定の役に当せんした場合、あるいは、ART抽せんに当せんした場合に選択される可能性がある前兆演出テーブルを含んでいる。前兆演出テーブルとは、前兆演出が行われる所定の遊技期間(前兆演出期間)にのみ選択される演出テーブルに記憶されている領域の1つであり、前兆演出とは、遊技状態が有利状態に移行する期待度を示唆する演出の1つである。
前兆演出テーブルが選択された場合、演出制御部121は、例えば、前兆演出が行われる遊技数(前兆ゲーム数)を決定する。そして、演出制御部121は、計測部119により計測された前兆計測信号に基づいて、計測された前兆消化ゲーム数が、決定された前兆ゲーム数に達したか否かを判定する。前兆消化ゲーム数が、決定された前兆ゲーム数に達したと判定された場合、演出制御部121は、前兆演出を終了する。
また、演出制御部121は、液晶表示装置22に、ストックされた遊技継続権の一部または全部を互いに独立して表示させると共に、独立して表示された遊技継続権のストックごとに選択された有利状態継続モードの示唆を表示させる。
例えば、演出制御部121は、ストックされた遊技継続権に対応する数の「珠」を液晶表示装置22に表示させると共に、表示させた「珠」を各遊技継続権に対応する継続判定遊技区間のART継続モードに応じた色(白、青、黄、緑、赤、紫、虹)で表示させる。「珠」の色は、白、青、黄、緑、赤、紫、虹の順に、ART継続期待値が高いART継続モードが選択されている可能性が高くなるように決定される。
また、演出制御部121は、昇格抽せんに当せんして、ART継続モードの昇格が行われた場合、昇格抽せんに当せんしART継続モードの昇格が行われたことを示す演出を出力する。例えば、ART継続モードの昇格が行われる前は、液晶表示装置22に一人の人物が表示されているが、継続判定遊技区間の開始時のART継続モードからART継続期待値が1段高いART継続モードに昇格した場合、液晶表示装置22に2人の人物を表示し、継続判定遊技区間の開始時のART継続モードからART継続期待値が2段高いART継続モードに昇格した場合、液晶表示装置22に3人の人物を表示する。
(遊技制御処理)
続いて、図9を参照して、スロットマシン1のARTの制御処理について説明する。なお、以下に説明する処理は、制御装置100が所定のプログラムを実行することで実施される。
図9に示すように、ARTが開始されると(ステップS1)、遊技状態移行部117は、ストック遊技区間を開始させる(ステップS2)。このとき、ART制御部118によって、ストック遊技区間で遊技可能な遊技数が決定される。
ストック遊技区間が開始すると、遊技状態移行部117は、ストック遊技区間を終了させるか否か、すなわち、ストック遊技区間が開始されたときから経過した遊技数が、ストック遊技区間の開始時に決定された遊技数に到達したか否かを判定する(ステップS3)。
ストック遊技区間を終了させると判定されると、遊技状態移行部117は、ストック遊技区間を終了させ、ストック遊技区間でストックされた遊技継続権に対応する継続判定遊技区間を開始させる(ステップS4)。一方、ストック遊技区間を終了させないと判定されると、遊技状態移行部117は、ストック遊技区間を終了させると判定するまで、ステップS3を繰り返す。
継続判定遊技区間が開始すると、ストック消費抽せん部1183が、遊技ごと(1ゲームごと)に行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、ストック消費抽せんを行い、このストック消費抽せんに当せんしたか否かが判定される(ステップS5)。
ストック消費抽せんに当せんした場合、遊技状態移行部117が、ストック消費抽せんに当せんした遊技で継続判定遊技区間を終了させ(ステップS6)、ストック消費管理部1184が、ストック消費抽せんに当せんした継続判定遊技区間に対応する遊技継続権を消費する(ステップS7)。
遊技継続権が消費されると、ストック数判定部1185が、遊技継続権のストックがゼロか否か、すなわち、ストック消費管理部1184にストックされている遊技継続権が存在するか否かを判定する(ステップS9)。
遊技継続権のストックがゼロではないと判定された場合、ステップS4に戻り、遊技状態移行部117は、残っている遊技継続権のうちの最初にストックされた遊技継続権に対応する継続判定遊技区間を開始させる。一方、遊技継続権のストックがゼロであると判定された場合、遊技状態移行部117は、第2遊技状態をARTから通常状態に移行させ、ARTを終了させて(ステップS9)、ARTの処理を終了させる。
一方、ストック消費抽せんに当せんしなかった場合、遊技状態移行部117は、遊技継続権ごとに定められている継続判定遊技区間の継続遊技数が消化されたか否か、すなわち、継続判定遊技区間の開始から経過した遊技数が継続判定遊技に到達したか否かを判定する(ステップS10)。
継続遊技数が消化されたと判定された場合、遊技状態移行部117は、遊技継続権を消費することなく継続判定遊技区間を終了させると共に、ステップS2に戻り、ストック遊技区間を再び開始させる。一方、継続遊技数が消化されていないと判定された場合、ステップS5に戻り、ストック消費抽せんに当せんしたか否かが判定される。
このように、前記スロットマシン1によれば、ARTとして、ストック遊技区間と継続判定遊技区間とを含んでいる。継続判定遊技区間では、遊技毎に行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいてストック消費抽せんが行われ、ストック消費抽せんに当せんすると、ストック消費抽せんに当せんした継続判定遊技区間に対応する遊技継続権が消費される。ストック消費抽せんに当せんしたが、ストックされた遊技継続権がまだ存在する場合、残っている遊技継続権に対応する継続判定遊技区間が開始される一方、ストックされた遊技継続権が無くなると、ARTが終了する。また、継続判定遊技区間の開始から経過した遊技数がストック消費抽せんに当せんすることなく継続判定遊技区間の継続遊技数に到達すると、ストック遊技区間が再び開始される。これにより、今までにないゲーム性のARTを実現でき、ARTの遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
また、ストック消費抽せんの当せん確率が異なる複数のART継続モードを有し、各継続判定遊技区間に対して、複数のART継続モードの中から1つのART継続モードが選択される。これにより、ARTのゲーム性をさらに高めることができ、ART中の遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
また、ストックされた遊技継続権の一部または全部を互いに独立して表示可能であると共に、独立して表示された遊技継続権のストックごとに選択されたART継続モードの示唆を表示可能な液晶表示装置22を備えている。これにより、ARTのゲーム性をさらに高めることができ、ART中の遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
また、継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、ストック消費抽せんに当せんする確率を低下させるか否かの昇格抽せんが行われる。さらに、昇格抽せんに当せんしたか否かを液晶表示装置22に表示できる。これにより、ARTのゲーム性をさらに高めることができ、ART中の遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
また、継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、継続遊技数を減算するか否かの遊技数減算抽せん、および、一定ゲーム数の間ストック消費抽せんを停止させるか否かのストック消費停止抽せんが行われる。これにより、ARTのゲーム性をさらに高めることができ、ART中の遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
なお、継続判定遊技区間に設けられている複数のART継続モードは、省略してもよい。すなわち、継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた内部抽せんにより当せんした役のみに基づいて、ストック消費抽せんを行ってもよい。
昇格抽せん部1186は、省略することができる。また、昇格抽せん部1186は、ART継続モードの昇格抽せんのみが行われるように設定することもできる。
ARTが、ストック遊技区間で遊技可能な遊技数を決定する遊技数決定遊技区間を含んでいてもよい。この遊技数決定遊技区間は、例えば、ストック消費抽せんに当せんすることなく継続遊技数が消化された場合に、継続判定遊技区間の終了後に開始される。遊技数決定遊技区間中は、内部抽せんに当せんした役に基づいて、ストック遊技区間で遊技可能な遊技数が決定される。なお、決定されるストック遊技区間で遊技可能な遊技数の期待値の異なる複数のモードの中から1つのモードが選択されて、選択されたモードと内部抽せんに当せんした役とに基づいて、ストック遊技区間で遊技可能な遊技数が決定されるようにしてもよい。
前記スロットマシン1では、遊技継続権がストックされたときに、ストックされた遊技継続権ごとに、対応する継続判定遊技区間の継続遊技数の決定およびART継続モードの選択が行われているが、これに限らない。例えば、遊技継続権が50個ストックされるまでは、ストックされたときに、対応する継続判定遊技区間の継続遊技数の決定およびART継続モードの選択が行われるが、51個目以降については、遊技継続権がストックされたときはストックされたことのみを記憶し、先にストックされた遊技継続権が消費される度に、対応する継続判定遊技区間の継続遊技数の決定およびART継続モードの選択を行うようにしてもよい。これにより、記憶しておくべき情報量が削減され、必要なメモリ容量を低減できる。
前記スロットマシン1では、遊技継続権のストックがゼロではないと判定された場合、残っている遊技継続権のうちの最初にストックされた遊技継続権に対応する継続判定遊技区間が開始されるようになっているが、これに限らない。例えば、残っている遊技継続権のうちのART継続期待値の高いART継続モードが選択されている遊技継続権に対応する継続判定遊技区間が開始されるようにしてもよい。また、通常は、残っている遊技継続権のうちの最初にストックされた遊技継続権に対応する継続判定遊技区間が開始されるようになっているが、特定の状況に限り、残っている遊技継続権のうちのART継続期待値の高いART継続モードが選択されている遊技継続権に対応する継続判定遊技区間が開始されるようにしてもよい。
制御装置100は、ソフトウェアと協働して所定の機能を実行するCPUに代えて、ハードウェアのみで所定の機能を実現するように専用に設計されているFPGA(field-programmable gate array)、あるいは、ASIC(application specific integrated circuit)を含んでいてもよい。
メイン制御部110およびサブ制御部120は、それぞれ異なる基板に設けてもよいし、同一基板上に設けてもよい。すなわち、メイン制御部110およびサブ制御部120は、それぞれがCPU、ROMおよびRAM等を備えていてもよいし、CPU、ROMおよびRAM等を共有していてもよい。
押し順役は、所定の押し順でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞する場合に限らない。押し順役は、例えば、所定の位置(所定のタイミング)でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞するようにしてもよいし、所定の位置(所定のタイミング)に加え、所定の押し順でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞するようにしてもよい。
遊技状態移行部117が遊技状態を移行させる条件は、移行役を入賞または取りこぼした場合に限らず、例えば、内部抽せんにより当せんした場合に遊技状態を移行させてもよい。
SBは、必ずしも設ける必要はなく、また、SBの取りこぼしにより遊技状態をRT1に移行させなくてもよい。
一種BBの代わりに、擬似ボーナスを採用してもよい。擬似ボーナス終了後の遊技状態は、前記実施形態と同様に、通常状態0に移行するようにしてもよいし、擬似ボーナスに当せんした遊技状態に復帰するようにしてもよい。
一種BBに加えて、あるいは、一種BBの代わりに、二種BBを含んでいてもよい。二種BBは、二種特別役物に係る連続作動装置、いわゆるチャレンジタイムである。
内部抽せんテーブルは、図7および図8に示されている情報に限らず、スロットマシンの設計に応じて、他の任意の情報を含むことができる。
有効ラインは、少なくとも1本設定されているが、スタートスイッチよい。また、図4に示す各回転リール41,42,43の図柄が一直線に並ぶライン71,72,73,74,75を有効ラインとする必要はなく、例えば、各回転リール41,42,43の図柄がV字状に並ぶラインを有効ラインとしてもよい。また、有効ラインは、ベット数に応じて有効化される場合に限らず、例えば、メダルを1枚ベットすることで、全ての有効ラインが有効化されるようにしてもよい。さらに、遊技状態に応じて、有効ラインが変動するようにしてもよい。
有利状態は、ARTに限らず、可能ならば、AT(アシストタイム)であってもよい。
可能であれば、スタートスイッチ、メイン制御部110の構成をサブ制御部120に設けてもよいし、サブ制御部120の構成をメイン制御部110に設けてもよい。
以上、図面を参照して本発明における種々の実施形態を詳細に説明したが、最後に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様の遊技機は、
複数の回転リールと、
前記複数の回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、
前記複数の回転リールの各々に対して設けられ、回転中の前記複数の回転リールの各々を停止させるための複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチおよび前記複数のストップスイッチの受け付けられた操作の内容に基づいて前記複数の回転リールを回転および停止させる制御装置と、
を備え、
前記制御装置が、
前記スタートスイッチの操作の受付に伴って内部抽せんを行う内部抽せん部と、
前記内部抽せんにより当せんした役に基づいて、遊技状態を通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行させるか否かの有利状態移行抽せんを行う有利状態抽せん部と、
前記有利状態移行抽せんに当せんした場合に、遊技状態を前記通常状態から前記有利状態に移行させる遊技状態移行部と、
を有する遊技機において、
前記有利状態には、ストック遊技区間と継続判定遊技区間とが含まれており、
前記制御装置が、
前記ストック遊技区間で行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、前記有利状態での遊技の継続を可能にする遊技継続権をストックするか否かのストック抽せんを行うストック抽選せん部と、
前記ストック抽せんの当せんによりストックされた前記遊技継続権ごとに、前記継続判定遊技区間を対応付けると共に対応付けられた前記継続判定遊技区間が継続する継続遊技数を決定する継続判定遊技決定部と、
前記継続判定遊技区間の開始から経過した遊技数を計測する計測部と、
前記継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた前記内部抽せんにより当せんした役に基づいて、前記内部抽せんが行われた前記継続判定遊技区間に対応付けられた前記遊技継続権を消費するか否かのストック消費抽せんを行うストック消費抽せん部と、
前記ストック抽せんに当せんした場合に前記遊技継続権をストックすると共に、前記ストック消費抽せんに当せんした場合に前記ストック消費抽せんが行われた前記継続判定遊技区間に対応する前記遊技継続権を消費するストック消費管理部と、
ストック消費管理部により前記遊技継続権のストックが消費された場合に、前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権が存在するか否かを判定するストック数判定部と、
を有し、
前記遊技状態移行部が、
前記ストック消費抽せんに当せんした場合、前記ストック消費抽せんに当せんした遊技で前記継続判定遊技区間を終了させると共に、前記ストック数判定部により前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権が存在すると判定された場合、前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権に対応する前記継続判定遊技区間を開始させ、前記ストック数判定部により前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権が存在しないと判定された場合、遊技状態を前記有利状態から前記通常状態に移行させ、
前記ストック消費抽せんに当せんすることなく前記計測部により計測された遊技数が前記継続遊技数に到達した場合、前記遊技継続権を消費することなく前記継続判定遊技区間を終了させると共に、前記ストック遊技区間を再び開始させる。
第1態様の遊技機によれば、有利状態として、ストック遊技区間と継続判定遊技区間とを含んでいる。継続判定遊技区間では、遊技毎に行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいてストック消費抽せんが行われ、ストック消費抽せんに当せんすると、ストック消費抽せんに当せんした継続判定遊技区間に対応付けられた遊技継続権が消費される。ストック消費抽せんに当せんしたが、ストックされた遊技継続権がまだ存在する場合、残っている遊技継続権に対応する継続判定遊技区間が開始される一方、ストックされた遊技継続権が無くなると、有利状態が終了する。また、継続判定遊技区間の開始から経過した遊技数がストック消費抽せんに当せんすることなく継続判定遊技区間の継続遊技数に到達すると、ストック遊技区間が再び開始される。これにより、有利状態の遊技に対する興趣を高めることができる。
本発明の第2態様の遊技機では、
前記ストック消費抽せんの当せん確率が異なる複数の有利状態継続モードを有し、
前記継続判定遊技決定部が、前記ストック抽せんの当せんによりストックされた前記遊技継続権ごとに、前記継続遊技数を決定すると共に複数の前記有利状態継続モードの中から1つの有利状態継続モードを選択し、
前記ストック消費抽せん部が、選択された前記有利状態継続モードと、前記継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた前記内部抽せんにより当せんした役とに基づいて、前記ストック消費抽せんを行う。
第2態様の遊技機によれば、有利状態のゲーム性をさらに高めることができ、有利状態中の遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
本発明の第3態様の遊技機では、
ストックされた前記遊技継続権の一部または全部を互いに独立して表示可能であると共に、独立して表示された前記遊技継続権のストックごとに選択された前記有利状態継続モードの示唆を表示可能な表示装置をさらに備える。
第3態様の遊技機によれば、有利状態のゲーム性をさらに高めることができ、有利状態中の遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
本発明の第4態様の遊技機では、
前記制御装置が、
前記継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた前記内部抽せんにより当せんした役に基づいて、前記ストック消費抽せんに当せんする確率を低下させるか否かの昇格抽せんを行う昇格抽せん部をさらに有する。
第4態様の遊技機によれば、有利状態のゲーム性をさらに高めることができ、有利状態中の遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
本発明の第5態様の遊技機では、
前記昇格抽せん部が、
前記継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた前記内部抽せんにより当せんした役に基づいて、前記継続判定遊技区間の遊技数を減算するか否かの遊技数減算抽せん、あるいは、数遊技の間前記ストック消費抽せんを停止させるか否かのストック消費停止抽せんをさらに行う。
第5態様の遊技機によれば、有利状態のゲーム性をさらに高めることができ、有利状態中の遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
本発明の第6態様の遊技機では、
前記昇格抽せんに当せんしたか否かを表示可能な表示装置をさらに備える。
第6態様の遊技機によれば、有利状態のゲーム性をさらに高めることができ、有利状態中の遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
なお、前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
1 スロットマシン
33 スタートスイッチ
34,35,36 ストップスイッチ
41,42,43 回転リール
100 制御装置
111 内部抽せん部
116 有利状態抽せん部
117 遊技状態移行部
118 ART制御部
1181 ストック抽せん部
1182 継続判定遊技決定部
1183 ストック消費抽せん部
1184 ストック消費管理部
1185 ストック数判定部
1186 昇格抽せん部
119 計測部

Claims (6)

  1. 複数の回転リールと、
    前記複数の回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の回転リールの各々に対して設けられ、回転中の前記複数の回転リールの各々を停止させるための複数のストップスイッチと、
    前記スタートスイッチおよび前記複数のストップスイッチの受け付けられた操作の内容に基づいて前記複数の回転リールを回転および停止させる制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置が、
    前記スタートスイッチの操作の受付に伴って内部抽せんを行う内部抽せん部と、
    前記内部抽せんにより当せんした役に基づいて、遊技状態を通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行させるか否かの有利状態移行抽せんを行う有利状態抽せん部と、
    前記有利状態移行抽せんに当せんした場合に、遊技状態を前記通常状態から前記有利状態に移行させる遊技状態移行部と、
    を有する遊技機において、
    前記有利状態には、ストック遊技区間と継続判定遊技区間とが含まれており、
    前記制御装置が、
    前記ストック遊技区間で行われた内部抽せんにより当せんした役に基づいて、前記有利状態での遊技の継続を可能にする遊技継続権をストックするか否かのストック抽せんを行うストック抽選せん部と、
    前記ストック抽せんの当せんによりストックされた前記遊技継続権ごとに、前記継続判定遊技区間を対応付けると共に対応付けられた前記継続判定遊技区間が継続する継続遊技数を決定する継続判定遊技決定部と、
    前記継続判定遊技区間の開始から経過した遊技数を計測する計測部と、
    前記継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた前記内部抽せんにより当せんした役に基づいて、前記内部抽せんが行われた前記継続判定遊技区間に対応付けられた前記遊技継続権を消費するか否かのストック消費抽せんを行うストック消費抽せん部と、
    前記ストック抽せんに当せんした場合に前記遊技継続権をストックすると共に、前記ストック消費抽せんに当せんした場合に前記ストック消費抽せんが行われた前記継続判定遊技区間に対応する前記遊技継続権を消費するストック消費管理部と、
    ストック消費管理部により前記遊技継続権のストックが消費された場合に、前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権が存在するか否かを判定するストック数判定部と、
    を有し、
    前記遊技状態移行部が、
    前記ストック消費抽せんに当せんした場合、前記ストック消費抽せんに当せんした遊技で前記継続判定遊技区間を終了させると共に、前記ストック数判定部により前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権が存在すると判定された場合、前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権に対応する前記継続判定遊技区間を開始させ、前記ストック数判定部により前記ストック消費管理部にストックされている前記遊技継続権が存在しないと判定された場合、遊技状態を前記有利状態から前記通常状態に移行させ、
    前記ストック消費抽せんに当せんすることなく前記計測部により計測された遊技数が前記継続遊技数に到達した場合、前記遊技継続権を消費することなく前記継続判定遊技区間を終了させると共に、前記ストック遊技区間を再び開始させる、遊技機。
  2. 前記ストック消費抽せんの当せん確率が異なる複数の有利状態継続モードを有し、
    前記継続判定遊技決定部が、前記ストック抽せんの当せんによりストックされた前記遊技継続権ごとに、前記継続遊技数を決定すると共に複数の前記有利状態継続モードの中から1つの有利状態継続モードを選択し、
    前記ストック消費抽せん部が、選択された前記有利状態継続モードと、前記継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた前記内部抽せんにより当せんした役とに基づいて、前記ストック消費抽せんを行う、請求項1つに記載の遊技機。
  3. ストックされた前記遊技継続権の一部または全部を互いに独立して表示可能であると共に、独立して表示された前記遊技継続権のストックごとに選択された前記有利状態継続モードの示唆を表示可能な表示装置をさらに備える、請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記制御装置が、
    前記継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた前記内部抽せんにより当せんした役に基づいて、前記ストック消費抽せんに当せんする確率を低下させるか否かの昇格抽せんを行う昇格抽せん部をさらに有する、請求項1から3のいずれか1つに記載の遊技機。
  5. 前記昇格抽せん部が、
    前記継続判定遊技区間で遊技ごとに行われた前記内部抽せんにより当せんした役に基づいて、前記継続判定遊技区間の遊技数を減算するか否かの遊技数減算抽せん、あるいは、数遊技の間前記ストック消費抽せんを停止させるか否かのストック消費停止抽せんをさらに行う、請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記昇格抽せんに当せんしたか否かを表示可能な表示装置をさらに備える、請求項4または5に記載の遊技機。
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