JP2017051353A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の興趣を増大させ、遊技者の遊技意欲を持続させることのできる遊技機を提供する。
【解決手段】制御装置を備える遊技機において、制御装置が、内部抽せん部と、あらかじめ定められた不利な状態となったか否かを判定し、不利な状態になったと判定した場合にポイントを付与するポイント付与部と、所定の遊技状態で行われた内部抽せんにより所定の役に当せんした場合、あるいは、内部抽せんにより所定の役に所定の回数連続して当せんした場合、遊技状態を現在の遊技状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行させるか否かの有利状態抽せんを行うと共に、ポイント付与部により付与されたポイントに基づいて、有利状態抽せんの当せん確率を決定する有利状態抽せん部と、を有する。
【選択図】図11

Description

本発明は、遊技機、詳しくはスロットマシンに関する。
従来、遊技機としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。この遊技機では、主に、内部抽せんにより当せん確率の低い小役(いわゆるレア小役)が当せんしたときに、遊技機の遊技状態をボーナス状態またはART(アシストリプレイタイム)等の現在の遊技状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行させるか否かの抽せん(有利状態抽せん)を行っている。
また、前記遊技機では、例えば、有利状態抽せんによってARTに当せんした場合、少なくとも1つの遊技状態を介して、ARTに移行するように構成され、有利状態抽せんに当せんした後、遊技状態がARTに移行するまでのART準備期間における遊技状態の移行は、通常、所定の移行役が入賞することにより行われる。
特開2014−50444号公報
しかしながら、前記遊技機では、レア小役に当せんしなかった遊技の大部分について、遊技者に期待感を持たせることが困難であった。このため、遊技者の遊技意欲を持続させることができず、遊技者にすぐに飽きられてしまうというおそれがあった。
本発明は、上記の課題を解決するため、遊技の興趣を増大させ、遊技者の遊技意欲を持続させることのできる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、表面に複数の図柄が表示された複数の回転リールと、前記回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、複数の前記回転リールの各々に対して設けられ、回転中の前記回転リールを停止させるための複数のストップスイッチと、前記スタートスイッチの操作に基づいて前記回転リールの回転を開始させると共に、前記ストップスイッチの操作に基づいて前記回転リールの回転を停止させる制御装置と、を備える。前記制御装置が、前記図柄の組み合わせに対応する役の内部抽せんを行う内部抽せん部と、あらかじめ定められた不利な状態になったか否かを判定し、前記不利な状態になったと判定した場合にポイントを付与するポイント付与部と、所定の遊技状態で行われた前記内部抽せんにより所定の前記役に当せんした場合、あるいは、前記内部抽せんにより所定の前記役に所定の回数連続して当せんした場合、遊技状態を現在の遊技状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行させるか否かの有利状態抽せんを行うと共に、前記ポイント付与部により付与されたポイントに基づいて、前記有利状態抽せんの当せん確率を決定する有利状態抽せん部と、を有する。
本発明の遊技機によれば、内部抽せんにより所定の役に所定の回数連続して当せんした場合、有利状態抽せんが行われる。また、あらかじめ定められた不利な状態になった場合に付与されるポイントに基づいて、有利状態抽せんの当せん確率が決定される。これにより、内部抽せんによりレア小役に当せんしなかった場合であっても、遊技者にメダル獲得の期待感を持たせることができる。
本発明の一実施形態の遊技機の正面図である。 図1の遊技機のブロック図である。 図1の遊技機の回転リールの配列を示す図である。 図1の遊技機の有効ラインを示す模式図である。 図1の遊技機のRT遷移を説明するための図である。 図1の遊技機の役抽せんテーブルの内容を説明するための図である。 図1の遊技機の役抽せんテーブルの内容を説明するための他の図である。 図1の遊技機の高確率状態テーブルの内容を説明するための図である。 図1の遊技機の低確率状態テーブルの内容を説明するための図である。 図1の遊技機のART抽せんの制御処理を示すフローチャートである。 図1の遊技機のART抽せんの当せん確率決定処理を示すフローチャートである。
(遊技機の構成)
スロットマシン1は、図1に示すように、直方体形状の筺体10を備えている。この筺体10は、正面に開口を有している。この開口には、前扉20が開閉可能かつロック可能に取り付けられている。
前扉20は、略中央部分に透光性の窓21を有している。この窓21は、後述する各回転リール41,42,43の表面に表示される複数の図柄を視認できるように、配置されている。
また、窓21の上部には、液晶表示装置22と、電飾装置23と、スピーカ24とが設けられている。液晶表示装置22は、遊技中に各種の演出画像(演出動画)を表示したり、所定の情報等を表示したりする。電飾装置23は、所定の条件を満たした場合に、所定のパターンで点灯または消灯する。スピーカ24は、所定の条件を満たした場合に、所定の音を出力する。すなわち、遊技中の各種の演出は、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24によって行われる。
一方、窓21の下部には、操作部30が設けられている。操作部30は、遊技媒体の一例としてのメダルを投入するためのメダル投入口31と、メダルをベットするためのベットスイッチ32と、各回転リール41,42,43を回転させるスタートスイッチ33と、各回転リール41,42,43に対して設けられ、回転中の各回転リール41,42,43を停止させるためのストップスイッチ34,35,36とで構成されている。これら操作部30の各スイッチは、遊技者の操作に基づいて操作信号を出力する。また、メダル投入口31には図示しないメダルセンサが設けられており、遊技者によるメダル投入口31へのメダルの投入を検出し、検出信号を出力する。
なお、操作部30には、他に、精算スイッチ(図示せず)、および、貯留メダル表示部(図示せず)等が設けられている。
さらに、操作部30の下部には、メダルを払い出すための払い出し口25と、払い出し口25から払い出されたメダルを貯留するための下皿26とが設けられている。
図2は、スロットマシン1の機能的な構成を示すブロック図である。スロットマシン1は、図2に示すように、スロットマシン1全体を制御する制御装置100、回転リールユニット40、回転リール位置検出センサ44、および、メダルを払い出すためのホッパーユニット50を備えている。制御装置100、回転リールユニット40、回転リール位置検出センサ44およびホッパーユニット50は、スロットマシン1の主電源をオン/オフする電源装置(図示せず)等と共に、筺体10の内部に配置されている。
回転リールユニット40は、3個の回転リール41,42,43と、この回転リール41,42,43を駆動するステッピングモータ61,62,63とで構成されている。この回転リールユニット40は、筺体10の内部の略中央に配置されている。回転リール41,42,43の表面には、図3に示すように配列された図柄が表示されると共に、基準点(図示せず)が設けられている。この基準点は、例えば、回転リール41,42,43のAの図柄(ベルA)の中心に配置されている。
ここで、スロットマシン1で行われる遊技の概要について説明する。スロットマシン1で遊技を行う場合、まず、メダルをメダル投入口31から投入する、あるいは、ベットスイッチ32を操作することにより貯留しているメダル(クレジット)を使用して、メダルをベットする。スロットマシン1の遊技状態(以下、単に「遊技状態」という)等に応じて設定されている規定の枚数のメダルがベットされると、有効ラインが有効化され、スタートスイッチ33の操作が可能な状態、すなわち、遊技が開始可能な状態になる。このとき、遊技状態等に応じて設定されている規定の枚数を超えて投入されたメダルは、クレジットとして貯留される。
有効ラインは、役の入賞を決定するための仮想ラインであり、この有効ラインによって、窓21に表示される各回転リール41,42,43の図柄が、それぞれ1つずつ連結されている。このスロットマシン1では、有効ラインは、例えば、図4に示すように、上段ライン71、中段ライン72、および、下段ライン73の水平方向の3本と、右上がりライン74、および、右下がりライン75の斜め方向の2本とで構成され、ベットされたメダルの枚数(ベット枚数)に応じて有効化される。なお、このスロットマシン1の窓21に表示される図柄は、図4に示すように、各回転リールにつき3図柄である。
遊技が開始可能な状態でスタートスイッチ33が操作されると、スロットマシン1内で行われる電子計算機によるくじ(以下、内部抽せんという)が行われ、各回転リール41,42,43の回転が開始される。この状態で、いずれかのストップスイッチ34,35,36が操作されると、ストップスイッチ34,35,36に対応する回転リール41,42,43が停止し、窓21に、当せんした役に応じた結果が表示される。全ての回転リール41,42,43を停止させることで、1ゲームが終了し、有効ライン上に揃った図柄の組み合わせ、すなわち、入賞した役に応じて、所定の枚数のメダルが払い出される。
このように、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33およびストップスイッチ34,35,36を操作して、遊技の結果を得る一連の動作を遊技といい、遊技が行われる、または、行われた期間を遊技期間という。遊技の単位はゲームであり、1ゲームを単位遊技という。
また、スロットマシン1は、図5に示すように、通常状態0〜2(RT0,RT1,RT2)、ART(RT3)、および、一種BB実施状態(RT4)で構成された遊技状態を有している。
通常状態は、一種BB終了後、あるいは、RAMクリア時に移行する遊技状態である通常状態0(RT0)と、遊技状態がRT0のときに、内部抽せんの結果、図6,図7に示すシングルボーナス(SB)に当せんし、かつ、SBが入賞しなかった場合(すなわち、SBを取りこぼした場合)に移行する遊技状態である通常状態1(RT1)と、遊技状態がRT1のときに、内部抽せんの結果、図6,図7に示すRT2移行リプレイに当せんし、かつ、RT2移行リプレイが入賞した場合に移行する遊技状態である通常状態2(RT2)とで構成されている。遊技状態がRT2のときにSBを取りこぼすと、遊技状態がRT2からRT1に移行する。
ART(RT3)は、遊技状態がRT2のときに、内部抽せんの結果、図6,図7に示すRT3移行リプレイに当せんし、かつ、RT3移行リプレイが入賞した場合に移行する遊技状態である。遊技状態がARTのときにSBを取りこぼすと、遊技状態がARTからRT1に移行する。
なお、ARTとは、通常状態0〜2よりも再遊技(リプレイ)の確率が上がり、メダルが減りにくい状態で、ストップスイッチ34,35,36を所定の操作手順で操作することで入賞可能な特定役(押し順役)を確実に獲得するための報知が行われる遊技状態である。一旦、遊技状態がARTに移行すると、ARTで遊技可能な遊技期間(ARTゲーム数)が経過してARTが終了するまで、遊技状態はARTであるとみなされる。すなわち、例えば、遊技状態がARTに移行した後、SBの取りこぼしにより遊技状態がRT1に移行したとしても、ART中であるとみなされる。
一種BB実施状態(RT4)は、図6,図7に示す一種BBに当せん後、一種BBが入賞し、かつ、一種BB中に所定の枚数のメダルが払い出される前の場合の遊技状態である。メダルの払い出し枚数は、例えば、480枚以内で任意に設定できる。一種BB実施状態中に所定のメダルが払い出されると、RT0に移行する。
なお、一種BBとは、一種特別役物に係る連続作動装置(いわゆるビッグボーナス)である。このスロットマシン1では、全ての回転リール41,42,43について、図3に示す10番の図柄“セブン”が一種BBの入賞に係る図柄として対応付けられている。
SB、RT2移行リプレイ、RT3移行リプレイ、および、一種BBは、所定の移行条件を満たす(すなわち、RT2移行リプレイ、RT3移行リプレイ、および、一種BBについては入賞する、また、SBについては取りこぼす)ことにより、遊技状態の移行を可能にする移行役の一例である。また、SB、RT2移行リプレイ、および、RT3移行リプレイは、ストップスイッチ34,35,36を所定の操作手順で操作することにより入賞可能になる特定役の一例である。
(制御装置)
制御装置100は、図2に示すように、メイン制御部110とサブ制御部120とで構成されている。
メイン制御部110は、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶しておくROMおよびRAM等を備えており、遊技を進行させるための制御を行う。例えば、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33およびストップスイッチ34,35,36の操作に基づいてステッピングモータ61,62,63を制御して、回転リール41,42,43の回転を開始または終了させる。
また、サブ制御部120もメイン制御部110と同様に、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶しておくROMおよびRAM等を備えており、各種演出等を行うための制御を行う。例えば、メイン制御部110から送信された信号に基づいて演出内容を決定し、液晶表示装置22、電飾装置23およびスピーカ24を制御して、決定された演出内容を出力する。
なお、下に説明するメイン制御部110およびサブ制御部120を構成する各部は、CPUが所定のプログラムを実行することにより実現される機能である。
[メイン制御部]
メイン制御部110は、図2に示すように、内部抽せん部111と、回転リール制御部112と、遊技結果判定部113と、ホッパー制御部114と、ポイント付与部115と、有利状態抽せん部116と、遊技状態移行部117と、ART制御部118と、計測部119と、外部信号出力部201とで構成されている。
内部抽せん部111は、複数の役抽せんテーブル1111を有し、スタートスイッチ33の操作信号に基づいて、回転リール41,42,43の所定の図柄の組み合わせが対応付けられている役の抽せんを行う。詳しくは、内部抽せん部111は、図5に示す遊技状態に応じて、図6に示す内部抽せんに用いる役抽せんテーブル1111を選択し、スタートスイッチ33の操作信号が出力されときに取得される乱数と選択された役抽せんテーブル1111とに基づいて内部抽せんを行い、この内部抽せんにより当せんした役を判定する。内部抽せんの結果は、内部抽せん部111により、内部抽せん結果信号として出力される。
なお、このスロットマシン1において、ベットスイッチ32の操作信号は、所定の枚数のメダルが貯留されており、かつ、ベット受付期間において、ベットスイッチ32の操作が行われ、受け付けられた場合(ベットスイッチ32がオンされた場合)に出力される。
スタートスイッチ33の操作信号は、ベットスイッチ32の操作信号または所定の枚数分のメダル投入センサの検出信号が出力された状態で、スタートスイッチ33の操作が行われ、受け付けられた場合(スタートスイッチ33がオンされた場合)に出力される。
ストップスイッチ34,35,36の操作信号は、回転リール41,42,43の回転が開始され定常回転になった以降、スタートスイッチ33の操作信号が出力された状態で、ストップスイッチ34,35,36の操作が行われ、受け付けられた場合(ストップスイッチ34,35,36がオンされた場合)に出力される。
また、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33、および、ストップスイッチ34,35,36の各スイッチの操作信号が出力されたか否かの判定は、1ゲーム毎に行われる。また、本明細書において、各スイッチの操作は、別途説明がある場合を除いて、各スイッチの操作信号が出力される操作を意味しているものとする。
役抽せんテーブル1111は、図6に示すように、RT0〜RT4の遊技状態毎に設けられており、図7に示す内部抽せん部111の内部抽せんにより当せんの可能性がある当せん領域の情報を有している。この当せん領域には、図柄の組み合わせが対応付けられている役が、少なくとも1つ設定されている。
図6に示す各役抽せんテーブルでは、遊技状態毎に、当せんする可能性のある当せん領域が“○”で示され、当せんする可能性のない当せん領域が“×”で示されている。役抽せんテーブル1111には、スタートスイッチ33の操作が行われた場合に取得される乱数に対応する役が記憶されている複数の領域(置数の領域)が設けられており、この領域の各々が、“○”で示されている当せん領域にそれぞれ対応付けられている。
なお、図7では、押し順役が入賞可能となるストップスイッチ34,35,36の操作の順番を表の上部の3個の数字で示している。この数字は、“1”は左リール、“2”は中リール、“3”は右リールに対応するストップスイッチ34,35,36の操作を意味している。例えば、“123”であれば、左リール41に対応するストップスイッチ34、中リール42に対応するストップスイッチ35、右リール43に対応するストップスイッチ36の順にストップスイッチ34,35,36を操作することを示している。押し順役の押し順は、所定の条件を満たした場合に報知されるようになっている。
スロットマシン1では、当せんした当せん領域に設定されている役が、全て同時に当せんするように設定されている。例えば、内部抽せん部111の役抽せんの結果、当せん領域“中ベル1〜4”および“右ベル1〜4”に当せんした場合、中段ベルと、中ベル1〜4あるいは右ベル1〜4に同時に当せんする。
例えば、“中ベル1”に当せんした場合、ストップスイッチ34,35,36の操作の順番が“213”および“231”の中段ベルと、ストップスイッチ34,35,36の操作の順番が“123”、“132”、“312”および“321”の中ベル1に同時に当せんする。“213”の中段ベルと“231”の中段ベルは、同一の図柄の組み合わせが対応付けられている。また、“123”、“132”、“312”および“321”の中ベル1は、全て同一の図柄の組み合わせが対応付けられている。
また、中段ベル、中ベル1〜4および右ベル1〜4は、メダルの払い出しのある小役であると共に、入賞したときに払い出されるメダルが中ベル1〜4および右ベル1〜4よりも中段ベルのほうが多くなるように設定されている。このスロットマシン1では、3枚のメダルをベットしたとき、中段ベルの入賞で8枚のメダルが払い出され、中ベル〜4および右ベル1〜4の入賞で1枚のメダルが払い出される。
回転リール制御部112は、スタートスイッチ33の操作信号に基づいて回転リールユニット40のステッピングモータ61,62,63を制御して、各回転リール41,42,43の回転を開始させる回転開始制御が行われる。また、回転リール制御部112は、ストップスイッチ34,35,36の操作信号に基づいて、回転リールユニット40のステッピングモータ61,62,63を制御して、回転している各回転リール41,42,43の回転を停止させる回転停止制御が行われる。
回転停止制御では、内部抽せん部111により出力された内部抽せん結果信号等に基づいて、各回転リール41,42,43の停止位置を決定し、例えば、当せんした役に対応する図柄が有効ライン上に揃うように回転リール41,42,43の回転を停止させたり(いわゆる引き込み制御)、あるいは、当せんしていない役に対応する図柄が有効ライン上に揃わないように回転リール41,42,43の回転を停止させたりする(いわゆる蹴飛ばし制御)。回転リール41,42,43の回転停止制御の結果は、回転リール制御部112によって、回転リール停止信号として出力される。
遊技結果判定部113は、内部抽せん部111から出力された役抽せん結果信号、および、回転リール制御部112から出力された回転リール停止信号に基づいて、遊技の結果を判定する。遊技の結果には、例えば、有効ライン上に揃った図柄に基づいて、当せんした役が入賞したか否かの判定が含まれる。ここでは、遊技結果判定部113は、有効ライン上に停止した図柄の組み合わせが所定の図柄と一致した場合に、役が入賞したと判定し、この判定結果を遊技結果判定信号として出力する。
ホッパー制御部114は、遊技結果判定部により出力された遊技結果判定信号、あるいは、操作部30の精算スイッチを操作することにより出力される操作信号に基づいて、ホッパーユニット50を制御し、メダルの払い出しを行う。遊技結果判定信号に基づいて払い出されたメダル(役の当せん、入賞により得られたメダル)は、まず、クレジットとして貯留される。そして、メダルを貯留した結果、クレジットの上限(例えば50枚)を超えた場合には、その上限を超えた分のメダルがホッパーユニット50から払い出される。また、1枚以上の貯留メダルがある場合(クレジットが1以上の場合)に精算スイッチが操作された場合には、貯留されているメダルがホッパーユニット50から払い出される。
ポイント付与部115は、遊技結果判定部により出力された遊技結果信号に基づいて、遊技中に、あらかじめ定められた不利な状態になったか否かを判定し、不利な状態になったと判定した場合に、不利な状態に応じて、1以上のポイントを付与する。付与されたポイントは、有利状態抽せん部116により行われるART抽せんの当せん確率を決定するために用いられる。
不利な状態とは、遊技者がストレスを感じる可能性が高い遊技の結果に起因する状態をいう。例えば、所定の遊技期間のメダルの獲得枚数あるいは獲得期待値が平均値よりも低かった場合、あるいは、特定の抽せんに所定の回数以上連続して当せんしなかった場合、あるいは、特定の抽せんの抽せん状態が高確率状態であるときに特定の抽せんを行う契機となる役が内部抽せんにより当せんしなかった場合に、不利な状態になったと判定される。
また、ポイント付与部115は、付与されたポイントを計測し、計測されたポイントの累計をポイント累計信号として出力する。
なお、ポイント付与部115は、有利状態抽せん部116により行われるART抽せんに当せんした場合、計測したポイントの累計をゼロリセットすると共に、ART抽せんに当せん後ARTが終了するまで、ポイントの付与を行わない。
有利状態抽せん部116は、遊技状態、および、メイン制御部110の内部抽せん部111から出力される内部抽せん結果信号等に基づいて、例えば、有利状態抽せんの一例のART抽せん、あるいは、高確率状態移行抽せんを行う。
ART抽せんは、遊技状態がRT0〜RT2であり(ART中を除く)、かつ、内部抽せんにより所定の役(スイカまたはチェリー)に当せんした場合、あるいは、内部抽選により所定の役(純ハズレ、ベル、および、リプレイ)に所定の回数(4回)連続して当せんした場合に行われる、ARTを発生させるか否かの抽せんである。
ART抽せんの当せん確率は、図8,図9に示すように、抽せん状態(高確率状態および低確率状態)毎に設けられたテーブルと、ポイント付与部115により付与されたポイントの累計とに基づいて、有利状態抽せん部116により決定される。
抽せん状態が高確率状態である場合、有利状態抽せん部116は、付与されたポイントの累計に基づいて、図8に示す高確率状態テーブルを参照して、ART抽せんの当せん確率を決定する。例えば、抽せん状態が高確率状態、かつ、ポイントの累計が0〜9である場合、内部抽せんにより弱チェリーに当せんしたときのART抽せんの当せん確率は、0.5%である。
抽せん状態が低確率状態である場合、有利状態抽せん部116は、付与されたポイントの累計に基づいて、図9に示す低確率状態テーブルを参照して、ART抽せんの当せん確率を決定する。例えば、抽せん状態が低確率状態、かつ、ポイントの累計が30以上である場合、内部抽せんにより純ハズレに5回連続して当せんしたときのART抽せんの当せん確率は、20%である。
また、ART抽せんの抽せん状態の移行は、高確率状態移行抽せんにより行われる。高確率状態移行抽せんは、抽せん状態が低確率状態のときに行われ、内部抽せんにより当せんした役に基づいて、当せん確率が決定される。高確率状態移行抽せんに当せんすると、有利状態抽せん部116は、抽せん状態が低確率状態から高確率状態に移行させる。高確率状態移行抽せんの結果は、有利状態抽せん部116によって高確率状態抽せん結果信号として出力される。
また、有利状態抽せん部116は、決定された当せん確率に基づいて、ART抽せんに当せんしたか否かを判定し、ART抽せんに当せんしたと判定された場合には、併せて、ARTで遊技可能な遊技期間(ARTゲーム数)等を決定する。ART抽せんの結果は、有利状態抽せん部116によってART抽せん結果信号として出力される。
遊技状態移行部117は、内部抽せんにより遊技状態毎に設定されている移行役に当せんした場合に、この移行役に設定されている移行条件が満たされている場合に、遊技状態を移行役毎に設定された遊技状態に移行させる。
遊技状態が移行すると、遊技状態移行部117によって、遊技状態が移行したことを表す移行信号が出力される。すなわち、遊技状態移行部117は、遊技状態をRT0に移行させると、遊技状態がRT0に移行したことを表すRT0信号を出力し、遊技状態をRT1に移行させると、遊技状態がRT1に移行したことを表すRT1信号を出力し、遊技状態をRT2に移行させると、遊技状態がRT2に移行したことを表すRT2移行信号を出力し、遊技状態をRT3に移行させると、遊技状態がRT3に移行したことを表すART信号を出力し、また、遊技状態をRT4に移行させると、遊技状態がRT4に移行したことを表す一種BB信号を出力する。
また、遊技状態移行部117は、遊技状態を所定の有利状態への移行に要する遊技数の上限値(天井ゲーム数)を設定し、計測部119から出力された天井計測信号に基づいて、計測された天井消化ゲーム数が、設定された天井ゲーム数に到達したか否かを判定する。そして、計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達したと判定された場合、遊技状態移行部117は、遊技状態を所定の有利状態に移行させる。例えば、計測部119により計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達したと判定された場合、遊技状態移行部117は、強制移行信号を出力し、遊技状態をARTに強制的に移行させる。
なお、有利状態とは、現在の遊技状態よりもメダル獲得の期待度が直接的または間接的に高い遊技者にとって有利な状態をいい、例えば、ART、および、一種BB実施状態のほか、通常状態におけるART当せん高確率状態も含まれる。
また、天井ゲーム数は、例えば、予め定められた遊技数であり、計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達した場合に加え、スロットマシン1が設定変更またはリセットされた場合等に、再設定される。
ART制御部118は、遊技状態がART(RT3)に移行した後(ARTへの移行擬制を含む)、ARTゲーム数が経過するまで、内部抽せんにより当せんした押し順役の押し順の報知を発生させる。押し順役の押し順の報知は、液晶表示装置22等を介して行われる。
また、ART制御部118は、有利状態抽せん部116により出力されたART抽せん結果信号と、計測部119により出力されたART計測信号とに基づいて、内部抽せんによりRT3移行リプレイに最初に当せんした後に経過した遊技数(ART消化ゲーム数)が、ARTゲーム数に達したか否かを判定する。ART消化ゲーム数がARTゲーム数に達したと判定された場合、ART制御部118は、押し順役の押し順の報知を停止させ、ARTを終了させる。
計測部119は、遊技結果判定部113から出力される遊技結果判定信号に基づいて、遊技状態がRT2のときに、内部抽せんによりRT3移行リプレイに最初に当せんした後に経過した遊技数(ART消化ゲーム数)を計測する。計測されたART消化ゲーム数は、計測部119によりART計測信号として出力される。なお、ART中に一種BBに当せんした場合、計測部119によるART消化ゲーム数の計測は、遊技状態がRT4を介してRT0に移行した後、再びRT3移行リプレイに当せんするまで中断する。
また、計測部119は、遊技結果判定部113から出力された遊技結果判定信号に基づいて、所定の有利状態終了後、この有利状態に移行することなく経過した遊技期間を計測する。具体的には、例えば、ARTが終了し、遊技状態がRT3からRT1に移行した後、ART抽せんに当せんすることなく経過した遊技期間(天井消化ゲーム数)を計測する。計測部119により計測された天井消化ゲーム数は、天井計測信号として出力される。
なお、計測部119は、ART信号、あるいは、RT4移行信号を受信した場合、すなわち、有利状態に移行した場合に、天井消化ゲーム数をゼロリセットする。また、設定変更信号、リセット信号、あるいは、電源オン信号を受信した場合、すなわち、スロットマシン1が設定変更またはリセットまたは電源オンされた場合も、天井消化ゲーム数をゼロリセットする。
外部信号出力部201は、遊技状態が所定の有利状態に移行した場合に、ホールコンピュータに、遊技状態が所定の有利状態へ移行したこと表す信号を出力する。また、外部信号出力部201は、スロットマシン1が設定変更またはリセットされた場合に、サブ制御部120等に、スロットマシン1が設定変更されたことを表す設定変更信号、または、スロットマシン1がリセットされたことを表すリセット信号、または、スロットマシン1の電源がオンされたことを表す電源オン信号を出力する。
[サブ制御部]
サブ制御部120は、図2に示すように、演出制御部121で構成されている。
演出制御部121は、例えば、内部抽せん部111から出力される役抽せん結果信号、有利状態抽せん部116から出力されるART抽せん結果信号、あるいは、遊技状態移行部117から出力される各移行信号に応じて、1ゲーム毎に、演出パターンを選択する。演出パターンの選択は、遊技状態、あるいは、内部抽せんにより当せんした役等に対応する演出の内容が記憶されているテーブル(図示せず)に基づいて行われる。演出制御部121は、選択された演出パターンに基づいて、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24を制御して、演出を出力する。
演出制御部121に記憶されている演出テーブルには、例えば、所定の役に当せんした場合、あるいは、ART抽せんに当せんした場合に選択される可能性がある前兆演出テーブルを含んでいる。前兆演出テーブルとは、前兆演出が行われる所定の遊技期間(前兆演出期間)にのみ選択される演出テーブルに記憶されている領域の1つであり、前兆演出とは、遊技状態が有利状態に移行する期待度を示唆する演出の1つである。
前兆演出テーブルが選択された場合、演出制御部121は、例えば、前兆演出が行われる遊技数(前兆ゲーム数)を決定し、記憶する。そして、演出制御部121は、前兆演出の開始から経過した前兆演出期間の遊技数(前兆消化ゲーム数)を計測し、この前兆消化ゲーム数が、記憶された前兆ゲーム数に達したか否かを判定する。前兆消化ゲーム数が、記憶された前兆ゲーム数に達したと判定された場合、演出制御部121は、前兆演出を終了する。
また、演出制御部121は、ポイント付与部115により出力されたポイント累計信号に基づいて、ポイント付与部115により付与されたポイントの累計の示唆または報知を行う。付与されたポイントの累計の報知は、例えば、液晶表示装置22に表示する他、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24を介して、付与されたポイントの累計値毎に定められている演出を出力することにより行われる。また、付与されたポイントの累計の示唆は、例えば、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24を介して、ポイントの累計に応じて選択率が異なる演出を出力することにより行われる。
(遊技制御処理)
次に、図10,11を参照して、スロットマシン1のART抽せんの制御処理について説明する。なお、以下に説明する処理は、制御装置100が所定のプログラムを実行することで実施される。
図10に示すように、内部抽せん部111により内部抽せんが行われると(ステップS101)、内部抽せんが行われたときのART抽せんの当せん確率が決定される(ステップS102)。
ステップS102におけるART抽せんの当せん確率の決定は、図11に示すように行われる。すなわち、ポイント付与部115は、あらかじめ定められた不利な状態になったか否かを判定する(ステップS201)。
不利な状態になったと判定された場合、ポイント付与部115は、ポイントを付与し(ステップS202)、付与されたポイントの累計を計測する(ステップS203)。一方、不利な状態になっていないと判定された場合、ポイント付与部115によりポイントを付与することなく、付与されたポイントの累計が計測される(ステップS203)。
付与されたポイントの累計が計測されると、有利状態抽せん部116は、ART抽せんの抽せん状態が高確率状態であるか否かを判定する(ステップS204)。ART抽せんの抽せん状態が高確率状態であると判定された場合、有利状態抽せん部116は、付与されたポイントの累計に基づいて、高確率状態テーブルを参照して(S205)、ART抽せんの当せん確率を決定する(ステップS207)。
一方、ART抽せんの抽せん状態が低確率状態であると判定された場合、有利状態抽せん部116は、付与されたポイントの累計に基づいて、低確率状態テーブルを参照して(ステップS206)、ART抽せんの当せん確率を決定する(ステップS207)。
ART抽せんの当せん確率が決定されると、有利状態抽せん部116は、内部抽せんにより当せんした役がスイカまたはチェリーであるか否かを判定する(ステップS103)。内部抽せんにより当せんした役がスイカまたはチェリーではないと判定された場合、有利状態抽せん部116は、内部抽せんにより当せんした役が純ハズレ、ベル、または、リプレイであり、この純ハズレ、ベル、または、リプレイに4回連続して当せんしたか否かを判定する(ステップS104)。内部抽せんにより純ハズレ、ベル、または、リプレイに4回連続して当せんしていないと判定された場合、ART抽せんを行わずに、ART抽せんの制御処理を終了する。
一方、ステップS103において、内部抽せんにより当せんした役がスイカまたはチェリーであると判定された場合、あるいは、ステップS104において、内部抽せんにより純ハズレ、ベル、または、リプレイに4回連続して当せんしたと判定された場合、有利状態抽せん部116は、ART抽せんを行う(ステップS105)。
ART抽せんが行われると、有利状態抽せん部116は、ART抽せんに当せんしたか否かを判定する(ステップS106)。ART抽せんに当せんしたと判定された場合、ポイント付与部115は、付与されたポイントをゼロリセットし(ステップS107)、ART抽せんの制御処理を終了する。一方、ART抽せんに当せんしていないと判定された場合、ポイント付与部115は、付与されたポイントをゼロリセットすることなく、ART抽せんの制御処理を終了する。
このように、前記スロットマシン1では、内部抽せんにより所定の役に所定の回数連続して当せんした場合、ART抽せんが行われる。また、あらかじめ定められた不利な状態になった場合に付与されるポイントの累計に基づいて、ART抽せんの当せん確率が決定される。これにより、内部抽せんによりレア小役に当せんしなかった場合であっても、遊技者にメダル獲得の期待感を持たせることができる。
また、ポイント付与部115により付与されたポイントの累計の示唆または報知を行う。このため、遊技者に期待感を付与でき、遊技の興趣を増大させることができる。
(その他の実施形態)
前記スロットマシン1では、ART抽せんの当せん確率を付与されたポイントに基づいて決定しているが、これに限らない。可能ならば、一種BB実施状態等の他の有利状態に移行させるための有利状態抽せんの当せん確率を付与されたポイントに基づいて決定してもよい。
また、連続当せんによりART抽せんが行われる役として、純ハズレ、ベル、および、リプレイを設定しているが、これに限らない。例えば、これらの役の1つのみ設定してもよいし、2つのみを設定してもよいし、さらに別の役を設定してもよい。また、連続当せん数は、少なくとも2回であればよく、スロットマシンの設計等に応じて、任意に設定できる。
不利な状態は、遊技者がストレスを感じる可能性が高い遊技の結果に起因する状態であればよく、スロットマシン1の設計等に応じて、任意に設定できる。例えば、ART抽せんに当せんしていないのに、ART抽せんの当せん期待度の高い演出が選択された場合等も不利な状態に含めてもよい。
前記スロットマシン1では、不利な状態が、ART中にポイントが付与されないように、あらかじめ定められているが、これに限らない。ART中の不利な状態に対してポイントが付与されるように、不利な状態をあらかじめ定めてもよい。
抽せん状態は、高確率状態および低確率状態の2つに限らず、1つだけ設けてもよいし、3つ以上設けてもよい。
前記スロットマシン1では、抽せん状態と付与されたポイントの累計により、ART抽せんの当せん確率が予め決定されているが、これに限らない。例えば、ART抽せんの当せん確率が異なる複数のテーブルを設け、抽せん状態と付与されたポイントの累計とに応じて、複数のテーブルの中から1つを選択することにより、ART抽せんの当せん確率を決定するようにしてもよい。
また、ART抽せんに当せんするまで、付与されたポイントを蓄積して、その累計によりART抽せんの当せん確率を決定しているが、これに限らない。例えば、不利な状態になりポイントが付与される毎に抽せんを行い、この抽せんによりART抽せんの当せん確率が決定されるようにしてもよい。
制御装置100は、ソフトウェアと協働して所定の機能を実行するCPUに代えて、ハードウェアのみで所定の機能を実現するように専用に設計されているFPGA(field-programmable gate array)、あるいは、ASIC(application specific integrated circuit)を含んでいてもよい。
メイン制御部110およびサブ制御部120は、それぞれ異なる基板に設けてもよいし、同一基板上に設けてもよい。すなわち、メイン制御部110およびサブ制御部120は、それぞれがCPU、ROMおよびRAM等を備えていてもよいし、CPU、ROMおよびRAM等を共有していてもよい。
特定役は、所定の押し順でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞する場合に限らない。特定役は、例えば、所定の位置(所定のタイミング)でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞するようにしてもよいし、所定の位置(所定のタイミング)に加え、所定の押し順でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞するようにしてもよい。
遊技状態移行部117が遊技状態を移行させる条件は、移行役を入賞または取りこぼした場合に限らず、例えば、内部抽せんにより当せんした場合に遊技状態を移行させてもよい。
SBは、必ずしも設ける必要はなく、また、SBの取りこぼしにより遊技状態をRT1に移行させなくてもよい。
一種BBの代わりに、擬似ボーナスを採用してもよい。擬似ボーナス終了後の遊技状態は、前記実施形態と同様に、通常状態0に移行するようにしてもよいし、擬似ボーナスに当せんした遊技状態に復帰するようにしてもよい。
一種BBに加えて、あるいは、一種BBの代わりに、二種BBを含んでいてもよい。二種BBは、二種特別役物に係る連続作動装置、いわゆるチャレンジタイムである。
役抽せんテーブル1111には、図6,図7に示されている情報を含むものに限らず、スロットマシンの設計に応じて、任意に変更できる。
有効ラインは、少なくとも1本設定されているが、スタートスイッチよい。また、図4に示す各回転リール41,42,43の図柄が一直線に並ぶライン71,72,73,74,75を有効ラインとする必要はなく、例えば、各回転リール41,42,43の図柄がV字状に並ぶラインを有効ラインとしてもよい。また、有効ラインは、ベット数に応じて有効化される場合に限らず、例えば、メダルを1枚ベットすることで、全ての有効ラインが有効化されるようにしてもよい。さらに、遊技状態に応じて、有効ラインが変動するようにしてもよい。
ARTは、セット型に限らず、毎ゲーム継続抽せんを行う継続ゲーム数不定型であってもよい。また、ARTは、ゲーム数管理型に限らず、差枚数管理型であってもよい。
有利状態には、ARTおよび一種BB実施状態に限らず、例えば、遊技状態の移行を伴わないAT、あるいは、通常状態におけるARTの高確率抽せん状態が含まれていてもよい。
可能であれば、スタートスイッチ、メイン制御部110の構成をサブ制御部120に設けてもよいし、サブ制御部120の構成をメイン制御部110に設けてもよい。
以上、説明した構成および機能等は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよい。
本発明および実施形態を纏めると、次のようになる。
本発明の遊技機1は、
表面に複数の図柄が表示された複数の回転リール41,42,43と、
前記回転リール41,42,43を回転させるためのスタートスイッチ33と、
複数の前記回転リール41,42,43の各々に対して設けられ、回転中の前記回転リール41,42,43を停止させるための複数のストップスイッチ34,35,36と、
前記スタートスイッチ33の操作に基づいて、前記回転リール41,42,43の回転を開始させると共に、前記ストップスイッチ34,35,36の操作に基づいて、前記回転リール41,42,43の回転を停止させる制御装置100と、
を備え、
前記制御装置100が、
前記図柄の組み合わせに対応する役の内部抽せんを行う内部抽せん部111と、
あらかじめ定められた不利な状態となったか否かを判定し、前記不利な状態になったと判定した場合にポイントを付与するポイント付与部115と、
所定の遊技状態で行われた前記内部抽せんにより所定の前記役に当せんした場合、あるいは、前記内部抽せんにより所定の前記役に所定の回数連続して当せんした場合、遊技状態を現在の遊技状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行させるか否かの有利状態抽せんを行うと共に、前記ポイント付与部115により付与されたポイントに基づいて、前記有利状態抽せんの当せん確率を決定する有利状態抽せん部116と、
を有する。
本発明の遊技機1によれば、内部抽せんにより所定の役に所定の回数連続して当せんした場合、有利状態抽せんが行われる。また、あらかじめ定められた不利な状態となった場合に付与されるポイントに基づいて、有利状態抽せんの当せん確率が決定される。これにより、内部抽せんによりレア小役に当せんしなかった場合であっても、遊技者にメダル獲得の期待感を持たせることができる。
一実施形態の遊技機1では、
前記制御装置100が、前記ポイント付与部115により付与されたポイントの示唆または報知を行うための演出制御部121を有する。
前記実施形態によれば、付与されたポイントの示唆または報知を行う。このため、遊技者に期待感を付与でき、遊技の興趣を増大させることができる。
1 スロットマシン
10 筺体
20 前扉
21 窓
22 液晶表示装置
23 電飾装置
24 スピーカ
25 払い出し口
26 下皿
30 操作部
31 メダル投入口
32 ベットスイッチ
33 スタートスイッチ
34,35,36 ストップスイッチ
40 回転リールユニット
41,42,43 回転リール
50 ホッパーユニット
61,62,63 ステッピングモータ
100 制御装置
110 メイン制御部
111 内部抽せん部
1111 役抽せんテーブル
112 回転リール制御部
113 遊技結果判定部
114 ホッパー制御部
115 ポイント付与部
116 有利状態抽せん部
117 遊技状態移行部
1171 報知テーブル
118 ART制御部
1181 ARTテーブル
119 計測部
120 サブ制御部
121 演出制御部
201 外部信号出力部

Claims (2)

  1. 表面に複数の図柄が表示された複数の回転リールと、
    前記回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、
    複数の前記回転リールの各々に対して設けられ、回転中の前記回転リールを停止させるための複数のストップスイッチと、
    前記スタートスイッチの操作に基づいて前記回転リールの回転を開始させると共に、前記ストップスイッチの操作に基づいて前記回転リールの回転を停止させる制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置が、
    前記図柄の組み合わせに対応する役の内部抽せんを行う内部抽せん部と、
    あらかじめ定められた不利な状態となったか否かを判定し、前記不利な状態になったと判定した場合にポイントを付与するポイント付与部と、
    所定の遊技状態で行われた前記内部抽せんにより所定の前記役に当せんした場合、あるいは、前記内部抽せんにより所定の前記役に所定の回数連続して当せんした場合、遊技状態を現在の遊技状態よりも遊技者にとって有利な有利状態に移行させるか否かの有利状態抽せんを行うと共に、前記ポイント付与部により付与されたポイントに基づいて、前記有利状態抽せんの当せん確率を決定する有利状態抽せん部と、
    を有する、遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記ポイント付与部により付与されたポイントの示唆または報知を行うための演出制御部を有する、遊技機。
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