JP2010273881A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スロットマシン1は、低確RT移行図柄の停止表示に応じて第1継続期間に渡る低確RT状態を発生させる第1遊技状態発生手段451と、低確RT移行図柄の回避情報を遊技者に報知可能な報知手段71と、第1遊技状態の発生中の獲得ポイントが多いほど報知を実行する旨の選択確率が高くなるように決定する報知決定手段46と、獲得ポイントを初期化するポイント初期化手段490と、を備えている。
【選択図】図5
Description
前記低確RT状態など有利度合いの低い遊技状態へ移行すると、所定ゲーム数を消化しない限り通常状態へ復帰できないため、有利度合いの低い遊技状態への移行を契機として遊技者の遊技意欲が一気に低下し、遊技を止めてしまうおそれがある。
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄である場合に、予め定められた第1継続期間に渡って第1遊技状態を発生させ、当該第1継続期間が経過したときに前記通常状態へ復帰させる第1遊技状態発生手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄である場合に、予め定められた第2継続期間に渡って前記第1遊技状態よりも遊技者側の有利度合いが高い第2遊技状態を発生させ、当該第2継続期間が経過したときに前記通常状態へ復帰させる第2遊技状態発生手段と、
前記第1特定図柄の停止表示を回避するための回避情報、及び前記第2特定図柄を停止表示させるためのアシスト情報のうちの少なくともいずれか一方を遊技者に報知可能な報知手段と、
前記第1遊技状態の発生中における所定条件の成立に応じてポイントを付与するポイント付与手段と、
前記ポイント付与手段により付与されたポイントの累積値である獲得ポイントを記憶するポイント記憶手段と、
前記報知手段による報知を実行するか否かを前記獲得ポイントに応じて決定する報知決定手段と、
前記第1遊技状態から前記通常状態への復帰前に前記報知決定手段が報知を実行する旨の決定をしたとき、当該通常状態において前記回避情報及び前記アシスト情報のうちの少なくともいずれか一方の報知を実行するように前記報知手段を制御する報知制御手段と、
前記報知決定手段が報知を実行しない旨の決定をしたとき、前記獲得ポイントを初期化するか否かを決定する初期化決定手段と、
前記初期化決定手段が初期化する旨の決定をしたときに前記獲得ポイントを初期化するポイント初期化手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
また、前記ポイント初期化決定手段は、前記通常状態における遊技結果に応じて前記獲得ポイントを初期化するか否かを決定することが好ましい(請求項2)。
この場合には、前記回避情報等の報知を実行させるために前記通常状態における前記遊技結果が非常に重要となる。それ故、前記通常状態においても遊技者の緊張感を維持させ、興趣を高めることができる。
この場合には、前記演出実行手段による演出により、前記獲得ポイントが初期化されたか否かを遊技者に示唆できるようになり、遊技の興趣が一層、高められる。
この場合には、前記第1遊技状態における前記内部抽選結果に応じてポイントが発生するようになる。前記第1遊技状態における遊技内容が非常に重要となるため、当該第1遊技状態の発生中における遊技者の緊張感や期待感を一層、高く維持できるようになる。
(実施例1)
本例は、リプレイ役の内部当選確率が低い低確RT状態(第1遊技状態)の発生中の獲得ポイントに応じてATを発生させるスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図15を用いて説明する。
払出数表示部551は、入賞時のメダル払出数を表示する表示部である。
クレジット表示部552は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
本例のスロットマシン1では、図3に示すごとく、ボーナス役(BIG、REG)、10枚役A〜Dを含む複数種類の小役、及びリプレイ役A〜Dが設定されている。図3では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。
左リール21Lでは、図柄「太陽」の最大間隔、及び図柄「R」の最大間隔がいずれも6図柄となっている。ここで、本例のスロットマシン1では、後述するごとくリール21が停止する際の引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。また、前述するごとく図柄表示領域110Lでは、上段中段下段の3図柄分に渡って入賞ラインが設定されている。したがって、左リール21Lにおける「太陽」及び「R」は、停止操作のタイミングに関わらず必ず引込範囲内に存在し、入賞ライン上に停止表示させ得る図柄となっている。
なお、リプレイ役Aの入賞図柄と同様、低確RT移行図柄となっている1枚役の入賞図柄「黒7−BAR−白7」については、タイミング良く停止操作を行うことで停止表示を回避可能である。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
図示しないリール制御テーブルは、入賞ライン上に停止可能な停止位置が規定されたデータテーブルである。
報知手段71は、高確RT状態においては、10枚役が同時当選した際、目押しが不要で確実に入賞させ得る10枚役Aを入賞させるための報知演出を実行する。具体的には、10枚役Aを入賞させるための第1停止リールを報知する。
本例のスロットマシン1では、前述したごとくボーナス状態を除く遊技状態において、10枚役B〜Dのうちのいずれか2つの役と、10枚役Aとが同時当選し得る。10枚役の同時当選パターンとしては、同図中「組合せ」欄に示すごとく、10枚役A・B・Cが同時当選するパターン、10枚役A・B・Dが同時当選するパターン、及び10枚役A・C・Dが同時当選するパターンがある。
図12に示す通常状態画面710は、AT発生中の通常状態下におけるリプレイ役の同時当選時の報知演出画面である。通常状態画面710は、AT発生中の通常状態下でリプレイ役A・B・Dが同時当選した際、報知手段71が実行する報知演出による表示画面の例である。
(通常状態)
通常状態は、ボーナス状態の終了後に発生する。通常状態は、ボーナス役の入賞に応じて終了するほか、高確RT移行図柄(リプレイ役Dの入賞図柄)及び低確RT移行図柄(リプレイ役A及び1枚役の入賞図柄)の停止表示に応じて終了する。高確RT移行図柄及び低確RT移行図柄が停止表示されると、高確RT状態、低確RT状態への移行が発生する。なお、通常状態において、いずれかのリプレイ役が内部当選する確率は1/1.5となっている。なお、ボーナス役が内部当選しているときは、高確RT移行図柄、低確RT移行図柄が停止表示されても高確RT状態、低確RT状態へ移行することはない。
低確RT状態は、リプレイ役の内部当選確率が1/7.3と低く設定された不利な遊技状態である。この低確RT状態は、64ゲームに渡る第1継続期間の満了及びボーナス役の入賞の何れかに応じて終了する。第1継続期間の満了によって低確RT状態が終了すると通常状態に復帰する。第1継続期間では、ポイント抽選が毎ゲーム実行される。ゲームの開始に応じて抽出された内部抽選用の乱数が前記ポイント抽選テーブルに規定されたポイント当選乱数であったとき、ポイント抽選に当選する。ポイント抽選に当選すると、その当選に応じたポイントが前記獲得ポイントに加算される。
高確RT状態は、リプレイ役の内部当選確率が通常状態と同じ1/1.5である一方、低確RT状態へ移行する危険性が無い点で通常状態よりも有利となっている。高確RT状態は、20ゲームに渡る第2継続期間の満了及びボーナス役の入賞の何れかに応じて終了する。第2継続期間の満了によって高確RT状態が終了すると通常状態に復帰する。
通常状態及び高確RT状態では、報知演出が実行されるATが併せて発生する場合がある。通常状態下のATでは、入賞図柄が低確RT移行図柄であるリプレイ役Aの入賞を回避するための停止順(回避情報)が報知される(図10参照。)。高確RT状態下のATでは、10枚役Aを入賞させるための停止順が報知される(図11参照。)。通常状態でATが発生していた場合には、高確RT状態への移行後にそのATが継続される。なお、低確RT移行図柄である1枚役が内部当選したときにその旨を報知し、1枚役の入賞を回避するよう注意を促しても良い。
また、本例では、内部抽選用の乱数を利用して、ポイント抽選、AT抽選、ポイント持越抽選、AT継続抽選を実行している。これに代えて、専用の乱数を利用して各抽選を実行することもできる。
また、本例では、低確RT移行図柄としてリプレイ役A及び1枚役の入賞図柄を設定すると共に、高確RT移行図柄としてリプレイ役Dの入賞図柄を設定したが、RT移行図柄としてはどのような図柄組合せであっても良い。
また、本例は、10枚役が単独で内部当選せず、10枚役A〜Dのうち何れか3つが同時当選するように構成された例である。10枚役A〜Dのそれぞれが単独で内部当選する場合を追加しても良い。何れかの10枚役が単独当選した場合は、第1停止リールに関わらずその10枚役を入賞させることが可能となる。
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
21 リール
20 図柄
3 制御部
341 ポイント記憶手段
35 乱数抽出部
41 内部抽選手段
410 フラグ制御手段
42 表示制御手段
43 入賞判定手段
44 利益付与手段
451 第1遊技状態発生手段
452 第2遊技状態発生手段
46 報知決定手段
47 報知制御手段
48 ポイント付与手段
49 初期化決定手段
490 ポイント初期化手段
53 液晶表示部
61 停止操作手段(ストップボタン)
62 ゲーム開始操作手段(スタートレバー)
71 報知手段
710 通常状態画面
720、730 RT中画面
Claims (4)
- 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第1特定図柄である場合に、予め定められた第1継続期間に渡って第1遊技状態を発生させ、当該第1継続期間が経過したときに前記通常状態へ復帰させる第1遊技状態発生手段と、
通常状態において前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せが第2特定図柄である場合に、予め定められた第2継続期間に渡って前記第1遊技状態よりも遊技者側の有利度合いが高い第2遊技状態を発生させ、当該第2継続期間が経過したときに前記通常状態へ復帰させる第2遊技状態発生手段と、
前記第1特定図柄の停止表示を回避するための回避情報、及び前記第2特定図柄を停止表示させるためのアシスト情報のうちの少なくともいずれか一方を遊技者に報知可能な報知手段と、
前記第1遊技状態の発生中における所定条件の成立に応じてポイントを付与するポイント付与手段と、
前記ポイント付与手段により付与されたポイントの累積値である獲得ポイントを記憶するポイント記憶手段と、
前記報知手段による報知を実行するか否かを前記獲得ポイントに応じて決定する報知決定手段と、
前記第1遊技状態から前記通常状態への復帰前に前記報知決定手段が報知を実行する旨の決定をしたとき、当該通常状態において前記回避情報及び前記アシスト情報のうちの少なくともいずれか一方の報知を実行するように前記報知手段を制御する報知制御手段と、
前記報知決定手段が報知を実行しない旨の決定をしたとき、前記獲得ポイントを初期化するか否かを決定する初期化決定手段と、
前記初期化決定手段が初期化する旨の決定をしたときに前記獲得ポイントを初期化するポイント初期化手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシン。 - 前記ポイント初期化決定手段は、前記通常状態における遊技結果に応じて前記獲得ポイントを初期化するか否かを決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
- 前記獲得ポイントが初期化された場合と、前記獲得ポイントが初期化されなかった場合とで異なる内容の演出を実行する演出実行手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
- 前記ポイント付与手段が前記ポイントを付与するための前記所定条件は、前記内部抽選手段による内部抽選結果に応じて成立し得る条件であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のスロットマシン。
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