JP2018082820A - 遊技機 - Google Patents

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Takuma Okada
拓磨 岡田
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Abstract

【課題】前兆演出中の遊技者の興ざめの回避または低減できる遊技機を提供すること。
【解決手段】複数の回転リールと、スタートスイッチと、複数のストップスイッチと、内部抽せん部を有する制御装置と、を備える遊技機において、入賞するまで当せんが持ち越される第1特別役と、第1特別役と同時に当せんすることがなくかつ第1特別役の当せんが持ち越されている状態で当せんすることがない第2特別役と、第1特別役と同時に当せんする場合がある同時当せん役と、を含み、制御装置が、同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われた前兆演出中に第2特別役が当せんした場合、行われていた前兆演出を終了させる前兆演出制御部を有する。
【選択図】図9

Description

本発明は、遊技機、詳しくはスロットマシンに関する。
従来、遊技機としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。この遊技機では、内部抽せんにより当せんする役として、第一種特別役物に係る役物連続作動装置(一種BB)と、第二種特別役物(CT)とを有し、一種BBとCTとが相互に同時に当せんしないように設定されている。
特開2007−268054号公報
前記遊技機の中には、一種BBが、内部抽せんにより当せんする確率が低い役(レア役)と同時に当せんするように設計されているものがある。このような前記遊技機では、内部抽せんによりレア役に当せんした場合に、数から数十ゲームに亘って一種BBの当せん期待度を示唆するための演出(前兆演出)が行われる場合がある。
しかし、前記前兆演出中に内部抽せんによりCTが当せんした場合、前記前兆演出によってどんなに一種BB当せん期待度が高い示唆が行われたとしても、一種BBの当せんが否定されるため、遊技者が興ざめしてしまう。
そこで、本発明は、前兆演出中の遊技者の興ざめの回避または低減できる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、
複数の回転リールと、
前記複数の回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、
前記複数の回転リールの各々に対して設けられ、回転中の前記複数の回転リールの各々を停止させるための複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチおよび前記複数のストップスイッチの受け付けられた操作の内容に基づいて前記複数の回転リールを回転および停止させる制御装置と、
を備え、
前記制御装置が、前記スタートスイッチの操作の受付に伴って内部抽せんを行う内部抽せん部を有する遊技機において、
前記内部抽せんにより当せんする役として、入賞するまで当せんが持ち越される第1特別役と、この第1特別役と同時に当せんすることがなくかつ前記第1特別役の当せんが持ち越されている状態で当せんすることがない第2特別役と、前記第1特別役と同時に当せんする場合がある同時当せん役と、を含み、
前記制御装置が、
前記第1特別役および前記同時当せん役のいずれか一方が単独で当せんした場合、あるいは、前記第1特別役および前記同時当せん役が同時に当せんした場合、複数遊技に亘って前記第1特別役の当せん期待度を示唆する前兆演出を行うと共に、前記同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われた前記前兆演出中に前記第2特別役が当せんした場合、行われていた前記前兆演出を終了させる前兆演出制御部を有する、遊技機。
本発明の遊技機によれば、内部抽せんにより当せんする役として、入賞するまで当せんが持ち越される第1特別役と、この第1特別役と同時に当せんすることがなくかつ第1特別役の当せんが持ち越されている状態で当せんすることがない第2特別役と、第1特別役と同時に当せんする場合がある同時当せん役と、を含み、同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われた前兆演出中に第2特別役が当せんした場合、行われていた前兆演出を終了させる。これにより、第1特別役に当せんしている可能性が全くない状態で行われる前兆演出を省略できるので、前兆演出中の遊技者の興ざめの回避または低減できる。
本発明の一実施形態の遊技機であるスロットマシンの前面図。 図1のスロットマシンのブロック図。 図1のスロットマシンの回転リールの配列を示す図。 図1のスロットマシンの有効ラインを示す模式図。 図1のスロットマシンの第1遊技状態を説明するための図。 図1のスロットマシンの第2遊技状態を説明するための図。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの内容を説明するための図。 図1のスロットマシンの内部抽せんテーブルの内容を説明するための別の図。 図1のスロットマシンの同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われる前兆演出の処理のフローチャート。
本発明の一実施形態のスロットマシン1は、図1に示すように、直方体形状の筺体10を備えている。この筺体10は、前面(図1の紙面貫通方向の手前側の面)に開口部(図示せず)を有している。また、筺体10には、開口部を開閉可能な板状の前扉20が、筺体10に対してロック可能に設けられている。
前扉20は、略中央部分に透光性の表示窓21を有している。この表示窓21は、前扉20により筺体10の開口部を閉鎖した状態で、後述する各回転リール41,42,43の表面に表示される複数の図柄を視認できるように、配置されている。
また、表示窓21の上部には、液晶表示装置22と、電飾装置23と、スピーカ24とが設けられている。遊技中の各種の演出は、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24を用いて行われる。例えば、液晶表示装置22は、遊技中に各種の演出画像(演出動画)を表示したり、所定の情報等を表示したりする。また、電飾装置23は、所定の条件を満たした場合に、所定のパターンで点灯または消灯し、スピーカ24は、所定の条件を満たした場合に、所定の音を出力する。
一方、表示窓21の下部には、操作部30が設けられている。操作部30は、遊技媒体の一例としてのメダルを投入するためのメダル投入口31と、メダルをベットするためのベットスイッチ32と、前扉20に操作可能に設けられ操作により各回転リール41,42,43を回転させるスタートスイッチ33と、前扉20に操作可能に設けられ操作により回転中の各回転リール41,42,43を停止させるストップスイッチ34,35,36とで構成されている。これら操作部30の各スイッチは、遊技者の操作に基づいて操作信号を出力する。また、メダル投入口31には図示しないメダルセンサが設けられており、遊技者によるメダル投入口31へのメダルの投入を検出し、検出信号を出力する。
なお、操作部30には、他に、精算スイッチ(図示せず)、および、貯留メダル表示部(図示せず)等が設けられている。
さらに、操作部30の下部には、メダルを払い出すための払い出し口25と、払い出し口25から払い出されたメダルを貯留するための下皿26とが設けられている。
図2は、スロットマシン1の機能的な構成を示すブロック図である。スロットマシン1は、図2に示すように、スロットマシン1全体を制御する制御装置100、回転リールユニット40、回転リール位置検出センサ44、および、メダルを払い出すためのホッパーユニット50を備えている。制御装置100、回転リールユニット40、回転リール位置検出センサ44およびホッパーユニット50は、スロットマシン1の主電源をオン/オフする電源装置(図示せず)等と共に、筺体10の内部に配置されている。
回転リールユニット40は、3個の回転リール41,42,43と、この回転リール41,42,43を駆動するステッピングモータ61,62,63とで構成されている。この回転リールユニット40は、筺体10の内部の略中央に配置されている。回転リール41,42,43の表面には、図3に示すように配列された図柄が表示されると共に、基準点(図示せず)が設けられている。この基準点は、例えば、回転リール41,42,43のAの図柄(ベルA)の中心に配置されている。
ここで、図1および図4を参照して、スロットマシン1で行われる遊技の概要について説明する。
スロットマシン1で遊技を行う場合、まず、メダルをメダル投入口31から投入する、あるいは、ベットスイッチ32を操作することにより貯留しているメダル(クレジット)を使用して、メダルをベットする。スロットマシン1の遊技状態(以下、単に「遊技状態」という)等に応じて設定されている規定の枚数のメダルがベットされると、有効ラインが有効化され、スタートスイッチ33の操作が可能な状態、すなわち、遊技が開始可能な状態になる。このとき、遊技状態等に応じて設定されている規定の枚数を超えて投入されたメダルは、クレジットとして貯留される。
有効ラインは、役の入賞を決定するための仮想ラインであり、この有効ラインによって、表示窓21に表示される各回転リール41,42,43の図柄が、それぞれ1つずつ連結されている。このスロットマシン1では、有効ラインは、例えば、図4に示すように、上段ライン71、中段ライン72、および、下段ライン73の水平方向の3本と、右上がりライン74、および、右下がりライン75の斜め方向の2本とで構成され、ベットされたメダルの枚数(ベット枚数)に応じて有効化される。なお、このスロットマシン1の表示窓21に表示される図柄は、図4に示すように、各回転リールにつき3図柄である。
遊技が開始可能な状態でスタートスイッチ33が操作されると、スロットマシン1内で行われる電子計算機によるくじ(以下、内部抽せんという)が行われ、各回転リール41,42,43の回転が開始される。この状態で、いずれかのストップスイッチ34,35,36が操作されると、操作されたストップスイッチ34,35,36に対応する回転リール41,42,43が停止し、表示窓21に、当せんした役に応じた結果が表示される。全ての回転リール41,42,43を停止させることで、1ゲームが終了し、有効ライン上に揃った図柄の組み合わせ、すなわち、入賞した役に応じて、所定の枚数のメダルが払い出される。
このように、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33およびストップスイッチ34,35,36を操作して、遊技の結果を得る一連の動作を遊技といい、遊技が行われる、または、行われた期間を遊技期間という。遊技の単位はゲームであり、1ゲームを単位遊技という。
また、遊技中は、内部抽せんにより当せんした役等に応じて、複数の遊技状態を行き来する。このスロットマシン1では、図5および図6に示すように、RT0〜4で構成された第1遊技状態と、通常状態、ART準備状態、ART、および、一種BB実施状態で構成された第2遊技状態とを有している。第1遊技状態は、内部抽せんにより当せんする役の種類およびその当せん確率を決定するための遊技状態であり、第2遊技状態は、遊技中に行われる演出を決定するための遊技状態である。
RT0は、図5に示すように、一種BB終了後、あるいは、RAMクリア時に移行する遊技状態である。
RT1は、図5に示すように、内部抽せんの結果、図7および図8に示すシングルボーナス(SB)に当せんし、かつ、SBが入賞しなかった場合(すなわち、SBを取りこぼした場合)に移行する遊技状態である。
RT2は、図5に示すように、遊技状態がRT1のときに、内部抽せんの結果、図7および図8に示すRT2移行リプレイに当せんし、かつ、RT2移行リプレイが入賞した場合に移行する遊技状態である。遊技状態がRT2のときにSBを取りこぼすと、遊技状態がRT2からRT1に移行する。
RT3は、図5に示すように、遊技状態がRT2のときに、内部抽せんの結果、図7および図8に示すRT3移行リプレイに当せんし、かつ、RT3移行リプレイが入賞した場合に移行する遊技状態である。遊技状態がARTのときにSBを取りこぼすと、遊技状態がARTからRT1に移行する。なお、RT3では、RT0〜2よりも内部抽せんによる再遊技(リプレイ)の当せん確率が高く設定されている。
RT4は、図5に示すように、図7,図8に示す一種BBに当せん後、一種BBが入賞した場合に移行する遊技状態である。RT4に移行した後、所定のメダルが払い出されると、RT0に移行する。なお、メダルの払い出し枚数は、例えば、360枚以内で任意に設定できる。
RT5は、図5に示すように、一種BBに当せん後、一種BBが入賞せずに持ち越されている場合の遊技状態である。このRT5では、図7に示すように、内部抽せんによりCT(チャレンジタイム)に当せんすることがない。RT5に移行した後、一種BBが入賞すると、RT4に移行する。
なお、一種BBは、一種特別役物に係る連続作動装置(いわゆるビッグボーナス)であり、入賞するまで当せんが持ち越される第1特別役の一例である。このスロットマシン1では、全ての回転リール41,42,43について、図3に示す10番の図柄“セブン”が一種BBの入賞に係る図柄として対応付けられている。
また、CT(チャレンジタイム)は、二種特別役物であり、一種BB(第1特別役)と同時に当せんすることがなくかつ一種BBの当せんが持ち越されている状態で当せんすることがない第2特別役の一例である。このスロットマシン1では、左リール41および中リール42については、図3に示す図柄のうち“リプレイA”または“リプレイB”が、右リール42については、“ベルA”または“ベルB”が、CTの入賞に係る図柄として対応付けられている。
通常状態は、図6に示すように、ART終了後、ART抽せんに当せんしていない状態で遊技が行われる遊技状態である。
ART準備状態は、図6に示すように、ART抽せんに当せんした後、RT3移行リプレイに当せんしていない状態で遊技が行われる遊技状態である。
ARTは、図6に示すように、ART準備状態で行われた内部抽せんによりRT3移行リプレイに当せんすることで移行する遊技状態である。このスロットマシン1では、一例として、ARTに移行したときから経過した遊技数が、遊技可能な遊技数(ARTゲーム数)に到達することで、ARTが終了するようになっている。
なお、ARTは、通常状態よりも再遊技(リプレイ)の確率が上がり、メダルが減りにくい状態で、ストップスイッチ34,35,36を所定の操作手順(押し順)で操作することで入賞可能な押し順役であるベルを確実に獲得するための報知が行われる有利状態の一例である。
一種BB実施状態は、図6に示すように、一種BBに当せんすることで移行する遊技状態であり、有利状態の一例である。一種BB実施状態には、一種BBに当せんしたが未だ入賞していない場合に滞在する状態(持ち越し状態)と、一種BBに当せんしかつ入賞した場合に滞在する状態(実施状態)とが含まれている。一種BB実施状態は、第1遊技状態がRT4またはRT5に移行することで移行し、第1遊技状態RT4からRT0に移行することで終了する。
なお、このスロットマシン1において、ベットスイッチ32の操作信号は、所定の枚数のメダルが貯留されており、かつ、ベット受付期間において、ベットスイッチ32の操作が行われ、受け付けられた場合(ベットスイッチ32がオンされた場合)に出力される。
スタートスイッチ33の操作信号は、ベットスイッチ32の操作信号または所定の枚数分のメダル投入センサの検出信号が出力された状態で、スタートスイッチ33の操作が行われ、受け付けられた場合(スタートスイッチ33がオンされた場合)に出力される。
ストップスイッチ34,35,36の操作信号は、回転リール41,42,43の回転が開始され定常回転になった以降、スタートスイッチ33の操作信号が出力された状態で、ストップスイッチ34,35,36の操作が行われ、受け付けられた場合(ストップスイッチ34,35,36がオンされた場合)に出力される。
また、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33、および、ストップスイッチ34,35,36の各スイッチの操作信号が出力されたか否かの判定は、1ゲーム毎に行われる。また、本明細書において、各スイッチの操作は、別途説明がある場合を除いて、各スイッチの操作信号が出力される操作を意味しているものとする。
次に、制御装置100について説明する。制御装置100は、図2に示すように、メイン制御部110とサブ制御部120とで構成されている。
メイン制御部110は、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶しておくROMおよびRAM等を備えており、遊技を進行させるための制御を行う。例えば、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33およびストップスイッチ34,35,36の操作に基づいて、ステッピングモータ61,62,63を制御して、回転リール41,42,43の回転を開始または終了させる(すなわち、回転リール41,42,43の回転を制御する)。
また、図2に示すように、メイン制御部110は、内部抽せん部111と、回転リール制御部112と、遊技結果判定部113と、ホッパー制御部114と、外部信号出力部115と、有利状態抽せん部116と、遊技状態移行部117と、ART制御部118と、計測部119とを有している。
サブ制御部120は、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶しておくROMおよびRAM等を備えており、各種演出等を行うための制御を行う。例えば、メイン制御部110から送信された信号に基づいて演出を決定し、決定された演出に基づいて液晶表示装置22、電飾装置23およびスピーカ24を制御して、決定された演出を出力する。
また、図2に示すように、サブ制御部120は、演出制御部121を有している。
なお、下に説明するメイン制御部110およびサブ制御部120を構成する各部は、CPUが所定のプログラムを実行することにより実現される機能である。
内部抽せん部111は、複数の内部抽せんテーブルを有し、スタートスイッチ33の操作の受付に伴って、回転リール41,42,43の所定の図柄の組み合わせが対応付けられている役の抽せんを行う。詳しくは、内部抽せん部111は、スタートスイッチ33の操作が受け付けられた第1遊技状態(図5に示す)を判定し、複数の内部抽せんテーブルの中から判定された第1遊技状態に対応する内部抽せんテーブルを選択する。そして、内部抽せん部111は、スタートスイッチ33の操作が受け付けられたときに取得される乱数と選択された内部抽せんテーブルとに基づいて内部抽せんを行い、この内部抽せんにより当せんした役を判定する。内部抽せんの結果は、内部抽せん部111により、内部抽せん結果信号として出力される。
なお、内部抽せんテーブルは、図7に示すように、RT0〜RT4の遊技状態毎に設けられており、図8に示す内部抽せん部111の内部抽せんにより当せんする可能性がある当せん領域に関する情報を有している。この当せん領域には、図柄の組み合わせが対応付けられている役が、少なくとも1つ設定されている。
図7に示す各内部抽せんテーブルでは、遊技状態毎に、当せんする可能性のある当せん領域が“○”で示され、当せんする可能性のない当せん領域が“×”で示されている。内部抽せんテーブルには、スタートスイッチ33の操作が行われた場合に取得される乱数に対応する役が記憶されている複数の領域(置数の領域)が設けられており、この領域の各々が、“○”で示されている当せん領域にそれぞれ対応付けられている。
また、図8では、押し順役が入賞可能となるストップスイッチ34,35,36の操作の順番を表の上部の3個の数字で示している。この数字は、“1”は左リール、“2”は中リール、“3”は右リールに対応するストップスイッチ34,35,36の操作を意味している。例えば、“123”であれば、左リール41に対応するストップスイッチ34、中リール42に対応するストップスイッチ35、右リール43に対応するストップスイッチ36の順にストップスイッチ34,35,36を操作することを示している。押し順役の押し順は、所定の条件を満たした場合に報知されるようになっている。
スロットマシン1では、当せんした当せん領域に設定されている役が、全て同時に当せんするように設定されている。例えば、内部抽せん部111の内部抽せんの結果、当せん領域“中ベル1〜4”および“右ベル1〜4”に当せんした場合、中段ベルと、中ベル1〜4あるいは右ベル1〜4に同時に当せんする。
例えば、“中ベル1”に当せんした場合、ストップスイッチ34,35,36の操作の順番が“213”および“231”の中段ベルと、ストップスイッチ34,35,36の操作の順番が“123”、“132”、“312”および“321”の中ベル1に同時に当せんする。“213”の中段ベルと“231”の中段ベルは、同一の図柄の組み合わせが対応付けられている。また、“123”、“132”、“312”および“321”の中ベル1は、全て同一の図柄の組み合わせが対応付けられている。
また、中段ベル、中ベル1〜4および右ベル1〜4は、メダルの払い出しのある小役であると共に、入賞したときに払い出されるメダルが中ベル1〜4および右ベル1〜4よりも中段ベルのほうが多くなるように設定されている。このスロットマシン1では、3枚のメダルをベットしたとき、中段ベルの入賞で8枚のメダルが払い出され、中ベル〜4および右ベル1〜4の入賞で1枚のメダルが払い出される。
また、内部抽せんにより、当せん領域“一種BB+弱チェリー(強チェリー、中段チェリー、弱スイカ、あるいは、強スイカ)”に当せんした場合、一種BBと弱チェリー(強チェリー、中段チェリー、弱スイカ、あるいは、強スイカ)に当時に当せんする(以下、一種BBと同時に当せんする可能性のある役を同時当せん役という)。“一種BB+同時当せん役”に当せんした遊技では、一種BBまたは同時当せん役のいずれか一方を入賞させることができるが、一種BBを入賞させなかった場合、一種BBの当せんは次の遊技以降に持ち越される。なお、同時当せん役に“純ハズレ”を含めても構わない。
回転リール制御部112は、スタートスイッチ33の操作信号に基づいて回転リールユニット40のステッピングモータ61,62,63を制御して、各回転リール41,42,43の回転を開始させる回転開始制御を行う。また、回転リール制御部112は、ストップスイッチ34,35,36の操作信号に基づいて、回転リールユニット40のステッピングモータ61,62,63を制御して、回転している各回転リール41,42,43の回転を停止させる回転停止制御を行う。
回転停止制御では、内部抽せん部111により出力された内部抽せん結果信号等に基づいて、各回転リール41,42,43の停止位置を決定し、例えば、当せんした役に対応する図柄が有効ライン上に揃うように回転リール41,42,43の回転を停止させたり(いわゆる引き込み制御)、あるいは、当せんしていない役に対応する図柄が有効ライン上に揃わないように回転リール41,42,43の回転を停止させたりする(いわゆる蹴飛ばし制御)。回転リール41,42,43の回転停止制御の結果は、回転リール制御部112によって、回転リール停止信号として出力される。
遊技結果判定部113は、内部抽せん部111から出力された内部抽せん結果信号、および、回転リール制御部112から出力された回転リール停止信号に基づいて、遊技の結果を判定する。遊技の結果には、例えば、有効ライン上に揃った図柄に基づいて、当せんした役が入賞したか否かの判定が含まれる。ここでは、遊技結果判定部113は、有効ライン上に停止した図柄の組み合わせが所定の図柄の組み合わせと一致した場合に、役が入賞したと判定し、この判定結果を遊技結果判定信号として出力する。
ホッパー制御部114は、遊技結果判定部により出力された遊技結果判定信号、あるいは、操作部30の精算スイッチを操作することにより出力される操作信号に基づいて、ホッパーユニット50を制御し、メダルの払い出しを行う。遊技結果判定信号に基づいて払い出されたメダル(役の当せん、入賞により得られたメダル)は、まず、クレジットとして貯留される。そして、メダルを貯留した結果、クレジットの上限(例えば50枚)を超えた場合には、その上限を超えた分のメダルがホッパーユニット50から払い出される。また、1枚以上の貯留メダルがある場合(クレジットが1以上の場合)に精算スイッチが操作された場合には、貯留されているメダルがホッパーユニット50から払い出される。
外部信号出力部115は、遊技状態が所定の有利状態に移行した場合に、ホールコンピュータに、遊技状態が所定の有利状態へ移行したこと表す信号を出力する。また、外部信号出力部115は、スロットマシン1が設定変更またはリセットされた場合に、サブ制御部120等に、スロットマシン1が設定変更されたことを表す設定変更信号、または、スロットマシン1がリセットされたことを表すリセット信号、または、スロットマシン1の電源がオンされたことを表す電源オン信号を出力する。
有利状態抽せん部116は、遊技状態、および、メイン制御部110の内部抽せん部111から出力される内部抽せん結果信号等に基づいて、例えば、有利状態抽せんの一例のART抽せん、あるいは、高確率状態移行抽せんを行う。
ART抽せんは、第2遊技状態が通常状態であり、かつ、内部抽せんにより所定の役に当せんした場合に行われる、ARTを発生させるか否かの抽せんである。有利状態抽せん部116には、抽せん状態(高確率状態および低確率状態)に応じて選択される当せん期待度の異なる複数のテーブルが設けられており、このテーブルと内部抽せんにより当せんした役とに基づいて、ART抽せんの当せん確率が決定される。有利状態抽せん部116は、決定された当せん確率に基づいて、ART抽せんに当せんしたか否かを判定し、ART抽せんに当せんしたと判定された場合には、併せて、ARTで遊技可能な遊技期間(ARTゲーム数)等を決定する。ART抽せんの結果は、有利状態抽せん部116によってART抽せん結果信号として出力される。
高確率状態移行抽せんは、第2遊技状態が通常状態であり、かつ、ART抽せんの抽せん状態が低確率状態のときに行われる、ART抽せんの抽せん状態を低確率状態から高確率状態へ移行させるか否かの抽せんである。この高確率状態移行抽せんは、内部抽せんにより当せんした役に基づいて当せん確率が決定され、遊技状態の移行を伴わない。高確率状態移行抽せんの結果は、有利状態抽せん部116によって高確率状態抽せん結果信号として出力される。
遊技状態移行部117は、内部抽せんにより第1遊技状態毎に設定されている移行役に当せんした場合に、この移行役に設定されている移行条件が満たされている場合に、第1遊技状態を移行役毎に設定された遊技状態に移行させる。
図5に示すように、遊技状態移行部117は、遊技状態がRT0、または、RT2、または、RT3であるときに、SBを取りこぼした場合、遊技状態をRT1に移行させ、内部抽せんが行われた遊技状態がRT1であるときに、RT2移行リプレイが入賞した場合、遊技状態をRT2に移行させ、内部抽せんが行われた遊技状態がRT2であり、かつ、RT3移行リプレイが入賞した場合、遊技状態をRT3に移行させる。
また、遊技状態移行部117は、遊技状態がRT4に移行した後、所定の枚数のメダルが払い出された場合、あるいは、スロットマシン1がRAMクリア、設定変更、および、リセットされた場合、遊技状態をRT0に移行させる。
また、遊技状態移行部117は、第2遊技状態の遊技状態(通常状態、ART準備状態、ART、および、一種BB実施状態)毎に設定されている移行条件が満たされているか否かを判定し、この移行条件が満たされていない場合に、第2遊技状態を遊技状態毎に設定された遊技状態に移行させる。
図6に示すように、遊技状態移行部117は、第2遊技状態が通常状態であるときに、ART抽せんに当せんした場合、遊技状態をART準備状態に移行させ、第2遊技状態がART準備状態であるときに、内部抽せんによりRT3移行リプレイに最初に当せんした場合、遊技状態をARTに移行させ、第2遊技状態がARTであるときに、ARTが終了した場合、遊技状態を通常状態に移行させる。
また、遊技状態移行部117は、スロットマシン1がRAMクリア、設定変更、および、リセットされた場合、元の遊技状態にかかわらず、遊技状態を通常状態に移行させる。
さらに、遊技状態移行部117は、遊技状態を所定の有利状態への移行に要する遊技数の上限値(天井ゲーム数)を設定し、計測部119から出力された天井計測信号に基づいて、計測された天井消化ゲーム数が、設定された天井ゲーム数に到達したか否かを判定する。そして、計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達したと判定された場合、遊技状態移行部117は、遊技状態を所定の有利状態に移行させる。例えば、計測部119により計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達したと判定された場合、遊技状態移行部117は、遊技状態をARTに強制的に移行させる。
なお、天井ゲーム数は、例えば、予め定められた遊技数であり、計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達した場合に加え、スロットマシン1が設定変更またはリセットされた場合等に、再設定される。
ART制御部118は、第2遊技状態がART準備状態およびARTであるか否かを判定し、第2遊技状態がART準備状態およびARTである場合に、内部抽せんにより当せんした押し順役の押し順の報知を発生させる。押し順役の押し順の報知は、液晶表示装置22等を介して行われる。
また、ART制御部118は、有利状態抽せん部116により出力されたART抽せん結果信号と、計測部119により出力されたART計測信号とに基づいて、第2遊技状態がARTに移行した(すなわち、第2遊技状態がART準備状態である場合に内部抽せんによりRT3移行リプレイに最初に当せんした)以降に経過した遊技数(ART消化ゲーム数)が、ARTゲーム数(第2遊技状態がARTの状態で遊技可能なゲーム数)に達したか否かを判定する。ART消化ゲーム数がARTゲーム数に達したと判定された場合、ART制御部118は、押し順役の押し順の報知を停止させ、ARTを終了させる。
計測部119は、遊技結果判定部113から出力される遊技結果判定信号に基づいて、第2遊技状態がARTに移行したとき(すなわち、第2遊技状態がART準備状態である場合に内部抽せんによりRT3移行リプレイに最初に当せんしたとき)以降に経過した遊技数(ART消化ゲーム数)を計測する。計測されたART消化ゲーム数は、計測部119によりART計測信号として出力される。なお、ART中に一種BBに当せんした場合、計測部119によるART消化ゲーム数の計測は、遊技状態がRT4を介してRT0に移行した後、再びRT3移行リプレイに当せんするまで中断する。
また、計測部119は、遊技結果判定部113から出力された遊技結果判定信号に基づいて、ARTあるいは一種BB終了後、ARTあるいは一種BBに移行することなく経過した遊技数を計測する。具体的には、例えば、ARTが終了し、遊技状態がRT3からRT1に移行した後、ART抽せんに当せんすることなく経過した遊技数(天井消化ゲーム数)を計測する。計測部119により計測された天井消化ゲーム数は、天井計測信号として出力される。
さらに、計測部119は、演出制御部121で前兆演出テーブルが選択された場合に、前兆演出の開始から経過した遊技数(前兆消化ゲーム数)を計測する。計測部119により計測された前兆消化ゲーム数は、前兆計測信号として出力される。
なお、計測部119は、ART信号、あるいは、RT4移行信号を受信した場合、すなわち、ARTあるいは一種BBに移行した場合に、天井消化ゲーム数をゼロリセットする。また、設定変更信号、リセット信号、あるいは、電源オン信号を受信した場合、すなわち、スロットマシン1が設定変更またはリセットまたは電源オンされた場合も、天井消化ゲーム数をゼロリセットする。
演出制御部121は、例えば、内部抽せん部111から出力される内部抽せん結果信号、有利状態抽せん部116から出力されるART抽せん結果信号、あるいは、遊技状態移行部117から出力される各移行信号に応じて、1ゲーム毎に、演出を決定する。演出の決定は、内部抽せんが行われた遊技状態と、内部抽せんにより当せんした役等に対応する演出の内容が記憶されているテーブル(図示せず)に基づいて行われる。演出制御部121は、選択された演出パターンに基づいて、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24を制御して、演出を出力する。
また、演出制御部121は、前兆演出制御部1211を有している。
前兆演出制御部1211は、内部抽せんにより一種BBおよび同時当せん役のいずれか一方が単独で当せんした場合、あるいは、第1特別役および同時当せん役が同時に当せんした場合、複数遊技に亘って一種BBの当せん期待度を示唆する前兆演出を行う。
詳しくは、前兆演出制御部1211は、内部抽せんにより一種BBおよび同時当せん役のいずれか一方が単独で当せんした場合、あるいは、第1特別役および同時当せん役が同時に当せんした場合、記憶されている演出テーブルの中から前兆演出テーブルを選択するか否かを判定する。そして、前兆演出テーブルが選択された場合、前兆演出制御部1211は、前兆演出が行われる遊技数(前兆ゲーム数)を決定し、計測部119により計測された計測された前兆消化ゲーム数が決定された前兆ゲーム数に達するまで、内部抽せんにより当せんした役と前兆演出テーブルとに基づいて、前兆演出を行う。
また、前兆演出制御部1211は、内部抽せん部111から出力される内部抽せん結果信号に基づいて、同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われた前兆演出中にCTが当せんしたか否かを判定し、CTが当せんしたと判定した場合、行われていた前兆演出を終了させる。
例えば、内部抽せんにより、“強チェリー”に当せんしたときに前兆演出テーブルが選択され、前兆ゲーム数として3ゲームが決定されたとする。この場合に、前兆開始から2ゲーム目の内部抽せんで“CT”が当せんすると、計測部119により計測された計測された前兆消化ゲーム数が決定された前兆ゲーム数に達していないが、前兆演出を終了させる。
なお、前兆演出テーブルは、前兆演出が行われる所定の遊技期間(前兆演出期間)にのみ選択される演出テーブルに記憶されている領域の1つであり、前兆演出とは、遊技状態が有利状態に移行する期待度を示唆する演出の1つである。
(遊技制御処理)
続いて、図9を参照して、スロットマシン1の同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われる前兆演出の処理について説明する。なお、以下に説明する処理は、制御装置100が所定のプログラムを実行することで実施される。
図9に示すように、内部抽せんにより同時当せん役が単独で当せんし(ステップS1)し、前兆演出が開始され(ステップS2)、前兆演出中に内部抽せんが行われると(ステップS3)、前兆演出制御部1211が、前兆演出中に行われた内部抽せんによりCTが当せんしたか否かを判定する(ステップS4)。
CTが当せんしていないと判定されると、前兆演出制御部1211は、前兆消化ゲーム数が前兆継続ゲーム数に到達したか否かを判定する(ステップS5)。前兆継続ゲーム数に到達していないと判定された場合、ステップS3に戻り、内部抽せんが行われる。
一方、前兆継続ゲーム数に到達したと判定された場合、前兆継続ゲーム数は、前兆演出を終了させ(ステップS6)、同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われる前兆演出の処理を終了させる。
また、CTが当せんしたと判定される場合も、前兆演出制御部1211は、行われていた前兆演出を終了させ(ステップS6)、同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われる前兆演出の処理を終了させる。
このように、前記スロットマシン1では、内部抽せんにより当せんする役として、入賞するまで当せんが持ち越される第1特別役である一種BBと、この一種BBと同時に当せんすることがなくかつ一種BBの当せんが持ち越されている状態で当せんすることがない第2特別役であるCTと、一種BBと同時に当せんする可能性がある同時当せん役(弱チェリー、強チェリー、中段チェリー、弱スイカ、および、強スイカ)と、を含み、同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われた前兆演出中にCTが当せんした場合、行われていた前兆演出を終了させる。これにより、一種BBに当せんしている可能性が全くない状態で行われる前兆演出を省略できるので、前兆演出中の遊技者の興ざめの回避または低減できる。
なお、第1特別役および第2特別役は、それぞれ、一種BBおよびCTに限らない。第1特別役は、内部抽せんに当せんした場合に入賞するまでその当せんが持ち越される役であればよく、例えば2種BBでもよい。また、第2特別役は、第1特別役と同時に当せんすることがなくかつ第1特別役の当せんが持ち越されている状態で当せんすることがない役であればよい。
制御装置100は、ソフトウェアと協働して所定の機能を実行するCPUに代えて、ハードウェアのみで所定の機能を実現するように専用に設計されているFPGA(field-programmable gate array)、あるいは、ASIC(application specific integrated circuit)を含んでいてもよい。
メイン制御部110およびサブ制御部120は、それぞれ異なる基板に設けてもよいし、同一基板上に設けてもよい。すなわち、メイン制御部110およびサブ制御部120は、それぞれがCPU、ROMおよびRAM等を備えていてもよいし、CPU、ROMおよびRAM等を共有していてもよい。
押し順役は、所定の押し順でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞する場合に限らない。押し順役は、例えば、所定の位置(所定のタイミング)でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞するようにしてもよいし、所定の位置(所定のタイミング)に加え、所定の押し順でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞するようにしてもよい。
遊技状態移行部117が遊技状態を移行させる条件は、移行役を入賞または取りこぼした場合に限らず、例えば、内部抽せんにより当せんした場合に遊技状態を移行させてもよい。
SBは、必ずしも設ける必要はなく、また、SBの取りこぼしにより遊技状態をRT1に移行させなくてもよい。
一種BBの代わりに、擬似ボーナスを採用してもよい。擬似ボーナス終了後の遊技状態は、前記実施形態と同様に、通常状態0に移行するようにしてもよいし、擬似ボーナスに当せんした遊技状態に復帰するようにしてもよい。
一種BBに加えて、あるいは、一種BBの代わりに、二種BBを含んでいてもよい。二種BBは、二種特別役物に係る連続作動装置、いわゆるチャレンジタイムである。
内部抽せんテーブルは、図7および図8に示されている情報に限らず、スロットマシンの設計に応じて、他の任意の情報を含むことができる。
有効ラインは、少なくとも1本設定されているが、スタートスイッチよい。また、図4に示す各回転リール41,42,43の図柄が一直線に並ぶライン71,72,73,74,75を有効ラインとする必要はなく、例えば、各回転リール41,42,43の図柄がV字状に並ぶラインを有効ラインとしてもよい。また、有効ラインは、ベット数に応じて有効化される場合に限らず、例えば、メダルを1枚ベットすることで、全ての有効ラインが有効化されるようにしてもよい。さらに、遊技状態に応じて、有効ラインが変動するようにしてもよい。
ARTは、所定のARTゲーム数が予め決められているセット継続型であってもよいし、毎ゲーム継続抽せんを行う継続ゲーム数不定型であってもよい。
有利状態は、ARTおよび一種BB実施状態に限らず、例えば、AT(アシストタイム)であってもよいし、遊技状態の移行を伴わない通常状態におけるARTの当せん高確率状態であってもよい。
可能であれば、スタートスイッチ、メイン制御部110の構成をサブ制御部120に設けてもよいし、サブ制御部120の構成をメイン制御部110に設けてもよい。
以上、図面を参照して本発明における種々の実施形態を詳細に説明したが、最後に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様の遊技機は、
複数の回転リールと、
前記複数の回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、
前記複数の回転リールの各々に対して設けられ、回転中の前記複数の回転リールの各々を停止させるための複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチおよび前記複数のストップスイッチの受け付けられた操作の内容に基づいて前記複数の回転リールを回転および停止させる制御装置と、
を備え、
前記制御装置が、前記スタートスイッチの操作の受付に伴って内部抽せんを行う内部抽せん部を有する遊技機において、
前記内部抽せんにより当せんする役として、入賞するまで当せんが持ち越される第1特別役と、この第1特別役と同時に当せんすることがなくかつ前記第1特別役の当せんが持ち越されている状態で当せんすることがない第2特別役と、前記第1特別役と同時に当せんする可能性がある同時当せん役と、を含み、
前記制御装置が、
前記第1特別役および前記同時当せん役のいずれか一方が単独で当せんした場合、あるいは、前記第1特別役および前記同時当せん役が同時に当せんした場合、複数遊技に亘って前記第1特別役の当せん期待度を示唆する前兆演出を行うと共に、前記同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われた前記前兆演出中に前記第2特別役が当せんした場合、行われていた前記前兆演出を終了させる前兆演出制御部を有する。
第1態様の遊技機によれば、内部抽せんにより当せんする役として、入賞するまで当せんが持ち越される第1特別役と、この第1特別役と同時に当せんすることがなくかつ第1特別役の当せんが持ち越されている状態で当せんすることがない第2特別役と、第1特別役と同時に当せんする可能性がある同時当せん役と、を含み、同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われた前兆演出中に第2特別役が当せんした場合、行われていた前兆演出を終了させる。これにより、第1特別役に当せんしている可能性が全くない状態で行われる前兆演出を省略できるので、前兆演出中の遊技者の興ざめの回避または低減できる。
なお、前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
1 スロットマシン
33 スタートスイッチ
34,35,36 ストップスイッチ
41,42,43 回転リール
100 制御装置
111 内部抽せん部
121 演出制御部
1211 前兆演出制御部

Claims (1)

  1. 複数の回転リールと、
    前記複数の回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、
    前記複数の回転リールの各々に対して設けられ、回転中の前記複数の回転リールの各々を停止させるための複数のストップスイッチと、
    前記スタートスイッチおよび前記複数のストップスイッチの受け付けられた操作の内容に基づいて前記複数の回転リールを回転および停止させる制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置が、前記スタートスイッチの操作の受付に伴って内部抽せんを行う内部抽せん部を有する遊技機において、
    前記内部抽せんにより当せんする役として、入賞するまで当せんが持ち越される第1特別役と、この第1特別役と同時に当せんすることがなくかつ前記第1特別役の当せんが持ち越されている状態で当せんすることがない第2特別役と、前記第1特別役と同時に当せんする場合がある同時当せん役と、を含み、
    前記制御装置が、
    前記第1特別役および前記同時当せん役のいずれか一方が単独で当せんした場合、あるいは、前記第1特別役および前記同時当せん役が同時に当せんした場合、複数遊技に亘って前記第1特別役の当せん期待度を示唆する前兆演出を行うと共に、前記同時当せん役が単独で当せんしたことにより行われた前記前兆演出中に前記第2特別役が当せんした場合、行われていた前記前兆演出を終了させる前兆演出制御部を有する、遊技機。
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