JP6345197B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機、詳しくはスロットマシンに関する。
従来、遊技機としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。この従来の遊技機では、通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態であるART中に、内部抽せんにより当せんした役に応じた当せん確率で、ARTで遊技可能な遊技期間であるARTゲーム数の上乗せを行うか否かの上乗せ抽せんが行われる。
特許5822323号公報
しかし、前記遊技機では、上乗せ抽せんの当せん後すぐに、上乗せされたARTゲーム数が遊技者に報知されるため、一旦、上乗せされたARTゲーム数が遊技者に報知されると、次に上乗せ抽せんに当せんするまで、遊技者に、ARTゲーム数の上乗せに対する期待感を持たせることが難しい。
そこで、本発明は、有利状態の遊技期間の上乗せに対する遊技者の期待感を持続させることができる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の遊技機は、
複数の回転リールと、
前記回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、
複数の前記回転リールの各々に対して設けられ、回転中の前記回転リールを停止させるための複数のストップスイッチと、
前記スタートスイッチの操作の受付に伴って内部抽せんを行う内部抽せん部と、所定の移行条件が満たされることにより遊技状態を移行させる遊技状態移行部とを有すると共に、前記スタートスイッチおよび前記ストップスイッチの受け付けられた操作の内容に基づいて前記回転リールを回転および停止させる制御装置と、
を備え、
前記制御装置が、
少なくとも前記内部抽せんにより当せんした役に応じて、遊技状態を通常状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である有利状態に移行させるか否かの移行抽せんを行う有利状態抽せん部と、
少なくとも前記有利状態で行われた前記内部抽せんにより当せんした役に応じて、前記有利状態の遊技期間を上乗せするか否かの上乗せ抽せんを行うと共に、前記上乗せ抽せんに当せんした場合に、前記有利状態の遊技期間の上乗せ数を決定する上乗せ抽せん部と、
前記上乗せ抽せんに当せんした場合に、遊技者に対し、決定された前記上乗せ数を複数に分割して報知するか否かの分割報知抽せんを行い、この分割報知抽せんに当せんした場合に、前記上乗せ数の分割報知を発生させる時期と、この時期の各々で分割報知される前記上乗せ数とを決定する分割報知決定部と、
前記分割報知決定部により決定された前記時期に、前記上乗せ数の分割報知を発生させる上乗せ数報知部と、
をさらに有する。
本発明の遊技機によれば、上乗せ抽せんに当せんすると、有利状態の遊技期間の上乗せ数が決定されると共に、決定された上乗せ数を複数に分割して遊技者に報知するか否かの分割報知抽せんが行われる。すなわち、一度の上乗せ抽せんの当せんにより上乗せされる有利状態の遊技期間が複数回に分けて報知される可能性があるので、有利状態において、上乗せ数の報知が発生した後も、有利状態の遊技期間の上乗せに対して、遊技者に期待感を持たせることができる。
本発明の一実施形態の遊技機の正面図である。 図1の遊技機のブロック図である。 図1の遊技機の回転リールの配列を示す図である。 図1の遊技機の有効ラインを示す模式図である。 図1の遊技機の第1遊技状態を説明するための図である。 図1の遊技機の第2遊技状態を説明するための図である。 図1の遊技機の役抽せんテーブルの内容を説明するための図である。 図1の遊技機の役抽せんテーブルの内容を説明するための別の図である。 図1の遊技機の上乗せテーブルの内容を説明するための図である。 図1の遊技機の上乗せテーブルの内容を説明するための別の図である。 図1の遊技機の分割テーブルを説明するための図である。 図1の遊技機の分割テーブルを説明するための別の図である。 図1の遊技機の分割テーブルを説明するための他の図である。 図1の遊技機の上乗せゲーム数の分割報知のサブルーチンを示すフローチャートである。
(遊技機の構成)
はじめに、図1を参照しながら、本発明の一実施形態の遊技機であるスロットマシン1の構成を説明する。
スロットマシン1は、図1に示すように、直方体形状の筺体10を備えている。この筺体10は、正面に開口を有している。この開口には、前扉20が開閉可能かつロック可能に取り付けられている。
前扉20は、略中央部分に透光性の窓21を有している。この窓21は、後述する各回転リール41,42,43の表面に表示される複数の図柄を視認できるように、配置されている。
また、窓21の上部には、液晶表示装置22と、電飾装置23と、スピーカ24とが設けられている。液晶表示装置22は、遊技中に各種の演出画像(演出動画)を表示したり、所定の情報等を表示したりする。電飾装置23は、所定の条件を満たした場合に、所定のパターンで点灯または消灯する。スピーカ24は、所定の条件を満たした場合に、所定の音を出力する。すなわち、遊技中の各種の演出は、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24によって行われる。
一方、窓21の下部には、操作部30が設けられている。操作部30は、遊技媒体の一例としてのメダルを投入するためのメダル投入口31と、メダルをベットするためのベットスイッチ32と、各回転リール41,42,43を回転させるスタートスイッチ33と、各回転リール41,42,43に対して設けられ、回転中の各回転リール41,42,43を停止させるためのストップスイッチ34,35,36とで構成されている。これら操作部30の各スイッチは、遊技者の操作に基づいて操作信号を出力する。また、メダル投入口31には図示しないメダルセンサが設けられており、遊技者によるメダル投入口31へのメダルの投入を検出し、検出信号を出力する。
なお、操作部30には、他に、精算スイッチ(図示せず)、および、貯留メダル表示部(図示せず)等が設けられている。
さらに、操作部30の下部には、メダルを払い出すための払い出し口25と、払い出し口25から払い出されたメダルを貯留するための下皿26とが設けられている。
スロットマシン1は、図2に示すように、スロットマシン1全体を制御する制御装置100、回転リールユニット40、回転リール位置検出センサ44、および、メダルを払い出すためのホッパーユニット50を備えている。制御装置100、回転リールユニット40、回転リール位置検出センサ44およびホッパーユニット50は、スロットマシン1の主電源をオン/オフする電源装置(図示せず)等と共に、筺体10の内部に配置されている。
回転リールユニット40は、3個の回転リール41,42,43と、この回転リール41,42,43を駆動するステッピングモータ61,62,63とで構成されている。この回転リールユニット40は、筺体10の内部の略中央に配置されている。回転リール41,42,43の表面には、図3に示すように配列された図柄が表示されると共に、基準点(図示せず)が設けられている。この基準点は、例えば、回転リール41,42,43のAの図柄(ベルA)の中心に配置されている。
ここで、スロットマシン1で行われる遊技の概要について説明する。
スロットマシン1で遊技を行う場合、まず、メダルをメダル投入口31から投入する、あるいは、ベットスイッチ32を操作することにより貯留しているメダル(クレジット)を使用して、メダルをベットする。スロットマシン1の遊技状態(以下、単に「遊技状態」という)等に応じて設定されている規定の枚数のメダルがベットされると、有効ラインが有効化され、スタートスイッチ33の操作の受付が可能な状態、すなわち、遊技が開始可能な状態になる。このとき、遊技状態等に応じて設定されている規定の枚数を超えて投入されたメダルは、クレジットとして貯留される。
有効ラインは、役の入賞を決定するための仮想ラインであり、この有効ラインによって、窓21に表示される各回転リール41,42,43の図柄が、1つずつ連結されている。このスロットマシン1では、有効ラインは、例えば、図4に示すように、上段ライン71、中段ライン72、および、下段ライン73の水平方向の3本と、右上がりライン74、および、右下がりライン75の斜め方向の2本とで構成され、ベットされたメダルの枚数(ベット枚数)に応じて有効化される。なお、このスロットマシン1の窓21に表示される図柄は、図4に示すように、各回転リールにつき3図柄である。また、「役の入賞」には、メダルの払い出しがない役(リプレイ等)に対応する図柄が有効ライン上に揃った場合も含まれる。
遊技が開始可能な状態でスタートスイッチ33が操作され、その操作が受け付けられると、スロットマシン1内で行われる電子計算機によるくじ(以下、内部抽せんという)が行われ、各回転リール41,42,43の回転が開始される。この状態で、いずれかのストップスイッチ34,35,36が操作され、その操作が受け付けられると、ストップスイッチ34,35,36に対応する回転リール41,42,43が停止し、窓21に、当せんした役に応じた結果が表示される。全ての回転リール41,42,43を停止させることで、1ゲームが終了し、有効ライン上に揃った図柄の組み合わせ、すなわち、入賞した役に応じて、所定の枚数のメダルが払い出される。
このように、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33およびストップスイッチ34,35,36を操作して、遊技の結果を得る一連の動作を遊技といい、遊技が行われる、または、行われた期間を遊技期間という。遊技の単位はゲームであり、1ゲームを単位遊技という。
また、スロットマシン1は、図5,図6に示すように、RT1〜6で構成された第1遊技状態と、CB非持ち越し状態、CB持ち越し状態、および、CB実施状態で構成された第2遊技状態とを有している。第1遊技状態は、内部抽せんにより当せんする役の種類およびその当せん確率を決定するための遊技状態であり、第2遊技状態は、遊技中に行われる演出を決定するための遊技状態である。
CB非持ち越し状態は、図6に示すように、通常状態、ART準備状態、および、ARTで構成されている。このCB非持ち越し状態は、図7,図8に示す特別役の一例のチャレンジボーナス(CB)が持ち越されていない状態で、遊技が行われる遊技状態である。
なお、CBは、第二種特別役物に係る連続作動装置である。このスロットマシン1では、ストップスイッチ34,35,36が操作されたときの回転リール41,42,43の位置にかかわらず入賞可能な図柄が、CBの入賞に係る図柄として対応付けられており、CBの入賞後、所定枚数のメダルが払い出されることで終了するようになっている。
また、ARTは、通常状態よりも再遊技(リプレイ)の確率が上がり、メダルが減りにくい状態で、ストップスイッチ34,35,36を所定の操作手順(押し順)で操作することで入賞可能な押し順役であるベルを確実に獲得するための報知が行われる有利状態の一例である。このARTは、遊技状態がARTに移行した後、ARTで遊技可能な遊技期間(ARTゲーム数)が経過することで終了するようになっている。
CB持ち越し状態は、CBが持ち越された状態で、遊技が行われる遊技状態であり、CB実施状態は、第二種特別役物に係る連続作動装置が作動した状態で、遊技が行われる遊技状態であり、特別遊技の一例である。
(制御装置)
次に、図2を参照しながら、筺体10の内部に配置された制御装置100を説明する。
制御装置100は、図2に示すように、メイン制御部110とサブ制御部120とで構成されている。
メイン制御部110は、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶しておくROMおよびRAM等を備えており、遊技を進行させるための制御を行う。例えば、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33およびストップスイッチ34,35,36の操作に基づいてステッピングモータ61,62,63を制御して、回転リール41,42,43の回転を開始または終了させる。
また、サブ制御部120もメイン制御部110と同様に、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムあるいはデータ等を記憶しておくROMおよびRAM等を備えており、各種演出等を行うための制御を行う。例えば、メイン制御部110から送信された信号に基づいて演出内容を決定し、液晶表示装置22、電飾装置23およびスピーカ24を制御して、決定された演出内容を出力する。
なお、下に説明するメイン制御部110およびサブ制御部120を構成する各部は、CPUが所定のプログラムを実行することにより実現される機能である。
[メイン制御部]
メイン制御部110は、図2に示すように、内部抽せん部111と、回転リール制御部112と、遊技結果判定部113と、ホッパー制御部114と、外部信号出力部115と、有利状態抽せん部116と、遊技状態移行部117と、ART制御部118と、計測部119とで構成されている。
内部抽せん部111は、複数の役抽せんテーブル1111を有し、スタートスイッチ33の操作の受付に伴って、回転リール41,42,43の所定の図柄の組み合わせが対応付けられている役の抽せんを行う。詳しくは、内部抽せん部111は、スタートスイッチ33の操作が受け付けられた遊技状態(図5に示す)を判定し、判定された遊技状態に応じて図6に示す内部抽せんに用いる役抽せんテーブル1111を選択する。そして、内部抽せん部111は、スタートスイッチ33の操作が受け付けられたときに取得される乱数と選択された役抽せんテーブル1111とに基づいて内部抽せんを行い、この内部抽せんにより当せんした役を判定する。内部抽せんの結果は、内部抽せん部111により、内部抽せん結果信号として出力される。
なお、このスロットマシン1において、ベットスイッチ32の操作信号は、所定の枚数のメダルが貯留されており、かつ、ベット受付期間において、ベットスイッチ32の操作が行われ、受け付けられた場合(ベットスイッチ32がオンされた場合)に出力される。
スタートスイッチ33の操作信号は、ベットスイッチ32の操作信号または所定の枚数分のメダル投入センサの検出信号が出力された状態で、スタートスイッチ33の操作が行われ、受け付けられた場合(スタートスイッチ33がオンされた場合)に出力される。
ストップスイッチ34,35,36の操作信号は、回転リール41,42,43の回転が開始され定常回転になった以降、スタートスイッチ33の操作信号が出力された状態で、ストップスイッチ34,35,36の操作が行われ、受け付けられた場合(ストップスイッチ34,35,36がオンされた場合)に出力される。
また、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33、および、ストップスイッチ34,35,36の各スイッチの操作信号が出力されたか否かの判定は、1ゲーム毎に行われる。また、本明細書において、各スイッチの操作は、別途説明がある場合を除いて、各スイッチの操作信号が出力される操作を意味しているものとする。
役抽せんテーブル1111は、図6に示すように、第1遊技状態のRT1〜RT6毎に設けられており、図7に示す内部抽せん部111の内部抽せんにより当せんの可能性がある当せん領域の情報を有している。この当せん領域には、図柄の組み合わせが対応付けられている役が、少なくとも1つ設定されている。
図6では、遊技状態毎に、当せんする可能性のある当せん領域が“○”で示され、当せんする可能性のない当せん領域が“×”で示されている。役抽せんテーブル1111には、スタートスイッチ33の操作が行われた場合に取得される乱数に対応する役が記憶されている複数の領域(置数領域)が設けられており、この領域の各々が、“○”で示されている当せん領域に対応付けられている。
また、図7では、押し順役が入賞可能となるストップスイッチ34,35,36の操作の順番を表の上部の3個の数字で示している。この数字は、“1”は左リール、“2”は中リール、“3”は右リールに対応するストップスイッチ34,35,36の操作を意味している。例えば、“123”であれば、左リール41に対応するストップスイッチ34、中リール42に対応するストップスイッチ35、右リール43に対応するストップスイッチ36の順にストップスイッチ34,35,36を操作することを示している。押し順役の押し順は、所定の条件を満たした場合に報知されるようになっている。
スロットマシン1では、当せんした当せん領域に設定されている1以上の役が、全て同時に当せんするように設定されている。例えば、内部抽せん部111の役抽せんの結果、当せん領域“中ベル1〜4”および“右ベル1〜4”に当せんした場合、中段ベルと、中ベル1〜4あるいは右ベル1〜4に同時に当せんする。
例えば、“中ベル1”に当せんした場合、ストップスイッチ34,35,36の操作の順番が“213”および“231”の中段ベルと、ストップスイッチ34,35,36の操作の順番が“123”、“132”、“312”および“321”の中ベル1に同時に当せんする。“213”の中段ベルと“231”の中段ベルは、同一の図柄の組み合わせが対応付けられている。また、“123”、“132”、“312”および“321”の中ベル1は、全て同一の図柄の組み合わせが対応付けられている。
また、中段ベル、中ベル1〜4および右ベル1〜4は、メダルの払い出しのある小役であると共に、入賞したときに払い出されるメダルが中ベル1〜4および右ベル1〜4よりも中段ベルのほうが多くなるように設定されている。このスロットマシン1では、3枚のメダルをベットしたとき、中段ベルの入賞で8枚のメダルが払い出され、中ベル〜4および右ベル1〜4の入賞で1枚のメダルが払い出される。
回転リール制御部112は、スタートスイッチ33の操作信号、すなわち、スタートスイッチ33の受け付けられた操作の内容に基づいて、回転リールユニット40のステッピングモータ61,62,63を制御して、各回転リール41,42,43の回転を開始させる回転開始制御を行う。また、回転リール制御部112は、ストップスイッチ34,35,36の操作信号、すなわち、ストップスイッチ34,35,36の受け付けられた操作の内容に基づいて、回転リールユニット40のステッピングモータ61,62,63を制御して、回転している各回転リール41,42,43の回転を停止させる回転停止制御を行う。
回転停止制御では、内部抽せん部111により出力された内部抽せん結果信号等に基づいて、各回転リール41,42,43の停止位置を決定し、例えば、当せんした役に対応する図柄が有効ライン上に揃うように回転リール41,42,43の回転を停止させたり(いわゆる引き込み制御)、あるいは、当せんしていない役に対応する図柄が有効ライン上に揃わないように回転リール41,42,43の回転を停止させたりする(いわゆる蹴飛ばし制御)。回転リール41,42,43の回転停止制御の結果は、回転リール制御部112によって、回転リール停止信号として出力される。
遊技結果判定部113は、内部抽せん部111から出力された役抽せん結果信号、および、回転リール制御部112から出力された回転リール停止信号に基づいて、遊技の結果を判定する。遊技の結果には、例えば、有効ライン上に揃った図柄に基づいて、当せんした役が入賞したか否かの判定が含まれる。ここでは、遊技結果判定部113は、有効ライン上に停止した図柄の組み合わせが所定の図柄と一致した場合に、役が入賞したと判定し、この判定結果を遊技結果判定信号として出力する。
ホッパー制御部114は、遊技結果判定部により出力された遊技結果判定信号、あるいは、操作部30の精算スイッチを操作することにより出力される操作信号に基づいて、ホッパーユニット50を制御し、メダルの払い出しを行う。遊技結果判定信号に基づいて払い出されたメダル(役の当せん、入賞により得られたメダル)は、まず、クレジットとして貯留される。そして、メダルを貯留した結果、クレジットの上限(例えば50枚)を超えた場合には、その上限を超えた分のメダルがホッパーユニット50から払い出される。また、1枚以上の貯留メダルがある場合(クレジットが1以上の場合)に精算スイッチが操作された場合には、貯留されているメダルがホッパーユニット50から払い出される。
外部信号出力部115は、遊技状態が所定の有利状態に移行した場合に、ホールコンピュータに、遊技状態が所定の有利状態へ移行したこと表す信号を出力する。また、外部信号出力部115は、スロットマシン1が設定変更またはリセットされた場合に、サブ制御部120等に、スロットマシン1が設定変更されたことを表す設定変更信号、または、スロットマシン1がリセットされたことを表すリセット信号、または、スロットマシン1の電源がオンされたことを表す電源オン信号を出力する。
なお、有利状態とは、現在の遊技状態よりもメダル獲得の期待度が直接的または間接的に高い遊技者にとって有利な状態をいい、ARTのほか、通常状態1,2におけるART当せん高確率状態も含まれる。
有利状態抽せん部116は、遊技状態、および、内部抽せん部111から出力される内部抽せん結果信号等に基づいて、ART抽せん、および、高確率状態移行抽せんを行う。
ART抽せんは、第2遊技状態が通常状態であり、かつ、内部抽せんにより所定の役に当せんした場合に行われる、ARTを発生させるか否かの抽せんである。有利状態抽せん部116には、抽せん状態(高確率状態および低確率状態)に応じて選択される複数のテーブルが設けられており、このテーブルと内部抽せんにより当せんした役とに基づいて、ART抽せんの当せん確率が決定される。有利状態抽せん部116は、決定された当せん確率に基づいて、ART抽せんに当せんしたか否かを判定し、ART抽せんに当せんしたと判定された場合には、併せて、ARTで遊技可能な遊技期間(ARTゲーム数)等を決定する。ART抽せんの結果は、有利状態抽せん部116によってART抽せん結果信号として出力される。
高確率状態移行抽せんは、第2遊技状態が通常状態1であり、かつ、ART抽せんの抽せん状態が低確率状態のときに行われる、抽せん状態を低確率状態から高確率状態へ移行させるか否かの抽せんである。この高確率状態移行抽せんは、内部抽せんにより当せんした役に基づいて当せん確率が決定され、遊技状態の移行を伴わない。高確率状態移行抽せんの結果は、有利状態抽せん部116によって高確率状態抽せん結果信号として出力される。
また、有利状態抽せん部116は、上乗せ抽せん部1161を有している。
上乗せ抽せん部1161は、第2遊技状態がARTまたはCB持ち越し状態であり、かつ、内部抽せんにより所定の役に当せんした場合に、ARTゲーム数を上乗せするか否かの抽せんである上乗せ抽せんを行う。
詳しくは、上乗せ抽せん部1161は、内部抽せん部111から出力される内部抽せん結果信号等に基づいて、第2遊技状態がARTまたはCB持ち越し状態である場合に、内部抽せんにより所定の役に当せんしたか否かを判定する。所定の役に当せんしたと判定されると、上乗せ抽せん部1161は、上乗せテーブルと内部抽せんにより当せんした役とに基づいて、上乗せ抽せんの当せん確率を決定する。ART中の上乗せ抽せんでは、ART抽せんに当せんしたときに抽せんにより選択される上乗せテーブルが参照される。また、CB持ち越し状態中の上乗せ抽せんでは、CBに当せんしたときに抽せんにより選択される上乗せテーブルが参照される。
上乗せ抽せんの当せん確率が決定されると、上乗せ抽せん部1161は、決定された当せん確率に基づいて、上乗せ抽せんに当せんしたか否かを判定すると共に、上乗せ抽せんに当せんしたと判定された場合に、ARTゲーム数の上乗せ数(以下、上乗せゲーム数という)を決定する。上乗せ抽せんの結果は、有利状態抽せん部116によって上乗せ抽せん結果信号として出力される。
なお、上乗せテーブルの一例を図9および図10に示す。上乗せテーブルには、図9に示すように、内部抽せんにより当せんした役(チェリー、スイカ、および、ベル)に対応する当せん確率の情報と、図10に示すように、上乗せ抽せんに当せんしたときに選択される上乗せゲーム数の情報とが含まれている。例えば、ART抽せんに当せんしたときに、上乗せテーブルとして“低確率”が選択された場合、図9に示すように、内部抽せんにより“弱チェリー”に当せんしたときの上乗せ抽せんの当せん確率は“0.50%”である。また、上乗せテーブルとして“低確2”が選択され、上乗せ抽せんに当せんした場合の上乗せゲーム数は、図10に示すように、“50%”の割合で“5ゲーム”が選択される。
遊技状態移行部117は、内部抽せんにより第1遊技状態の遊技状態(RT1〜6)毎に設定されている移行役に当せんした場合に、この移行役に設定されている移行条件が満たされているか否かを判定し、この移行条件が満たされている場合に、第1遊技状態を移行役毎に設定された遊技状態に移行させる。
図5に示すように、遊技状態移行部117は、遊技状態がRT1、または、RT3、または、RT4であるときに、ベルを取りこぼした場合、遊技状態をRT2に移行させ、内部抽せんが行われた遊技状態がRT2であるときに、RT3移行リプレイが入賞した場合、遊技状態をRT3に移行させ、内部抽せんが行われた遊技状態がRT3であり、かつ、RT4移行リプレイが入賞した場合、遊技状態をRT4に移行させる。
また、遊技状態移行部117は、遊技状態がRT1〜4であるときに、内部抽せんによりCBに当せんし、かつ、このCBの当せんが持ち越された場合、遊技状態をRT5に移行させ、CBが入賞した場合、遊技状態をRT6に移行させる。
さらに、遊技状態移行部117は、遊技状態がRT6に移行した後、所定の枚数のメダルが払い出された場合、あるいは、スロットマシン1がRAMクリア、設定変更、および、リセットされた場合、遊技状態をRT1に移行させる。
また、遊技状態移行部117は、第2遊技状態の遊技状態(CB非持ち越し状態、CB持ち越し状態、および、CB実施状態)毎に設定されている移行条件が満たされているか否かを判定し、この移行条件が満たされていない場合に、第2遊技状態を遊技状態毎に設定された遊技状態に移行させる。
図6に示すように、遊技状態移行部117は、遊技状態が通常状態であるときに、ART抽せんに当せんした場合、あるいは、遊技状態がCB実施状態であるときに、CBが終了した場合、遊技状態をART準備状態に移行させ、遊技状態がART準備状態であるときに、内部抽せんによりRT4移行リプレイに当せんした場合、遊技状態をARTに移行させ、遊技状態がARTであるときに、ARTが終了した場合、遊技状態を通常状態に移行させる。
また、遊技状態移行部117は、遊技状態がCB非持ち越し状態であるときに、内部抽せんによりCBに当せんし、かつ、このCBの当せんが持ち越された場合、遊技状態をCB内部状態に移行させ、CBが入賞した場合、遊技状態をCB実施状態に移行させる。
また、遊技状態移行部117は、遊技状態がCB実施状態に移行した後、所定の枚数のメダルが払い出された場合、遊技状態をART準備状態に移行させる。また、スロットマシン1がRAMクリア、設定変更、および、リセットされた場合、元の遊技状態にかかわらず、遊技状態を通常状態に移行させる。
なお、CBは、図7に示すように、リプレイと同時に当せんするため、内部抽せんにより当せんしたゲームでは、入賞することがない。すなわち、CB非持ち越し状態でCBに当せんすることで、遊技状態が必ずCB持ち越し状態に移行する。なお、当せんしたCBは、CB持ち越し状態で内部抽せんにより純ハズレに当せんすることで、入賞できるようになっている。
また、遊技状態移行部117は、遊技状態を所定の有利状態への移行に要する遊技数の上限値(天井ゲーム数)を設定し、計測部119から出力された天井計測信号に基づいて、計測された天井消化ゲーム数が、設定された天井ゲーム数に到達したか否かを判定する。そして、計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達したと判定された場合、遊技状態移行部117は、遊技状態を所定の有利状態に移行させる。例えば、計測部119により計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達したと判定された場合、遊技状態移行部117は、遊技状態をARTに強制的に移行させる。
なお、天井ゲーム数は、例えば、予め定められた遊技数であり、計測された天井消化ゲーム数が設定された天井ゲーム数に到達した場合に加え、スロットマシン1が設定変更またはリセットされた場合等に、再設定される。
ART制御部118は、ART抽せんに当せんした後、ARTが終了するまで、内部抽せんにより当せんした押し順役(移行リプレイおよびベル)の押し順の報知を発生させる。詳しくは、ART制御部118は、ART抽せんに当せんした後、ARTゲーム数が経過するまでの間、内部抽せん部111により出力された内部抽せん信号に基づいて、内部抽せんにより当せんした役が押し順であるか否かを判定する。当せんした役が押し順役であると判定されると、ART制御部118は、当せんした押し順役の押し順の報知を発生させるためのART報知信号を出力する。
また、ART制御部118は、有利状態抽せん部116により出力されたART抽せん結果信号および上乗せ抽せん結果信号と、計測部119により出力されたART計測信号とに基づいて、第2遊技状態がARTに移行した後経過した遊技数(ART消化ゲーム数)が、ARTゲーム数に達したか否かを判定する。ART消化ゲーム数がARTゲーム数に達したと判定された場合、ART制御部118は、ART報知信号の出力を停止し、ART終了信号を出力して、ARTを終了させる。
計測部119は、遊技結果判定部113から出力される遊技結果判定信号に基づいて、ART消化ゲーム数を計測する。計測されたART消化ゲーム数は、計測部119によりART計測信号として出力される。なお、ART中にCBに当せんした場合、計測部119によるART消化ゲーム数の計測は、第1遊技状態がRT5を介してRT6に移行した後、再びRT4に移行するまで中断される。
また、計測部119は、遊技結果判定部113から出力された遊技結果判定信号に基づいて、所定の有利状態終了後、この有利状態に移行することなく経過した遊技期間を計測する。詳しくは、計測部119は、ARTが終了し、第2遊技状態がARTから通常状態に移行した後、ART抽せんに当せんすることなく経過した遊技期間(天井消化ゲーム数)を計測する。計測された天井消化ゲーム数は、計測部119により天井計測信号として出力される。
なお、計測部119は、遊技状態が有利状態に移行した場合に、天井消化ゲーム数をゼロリセットする。また、設定変更信号、リセット信号、あるいは、電源オン信号を受信した場合、すなわち、スロットマシン1が設定変更またはリセットまたは電源オンされた場合も、天井消化ゲーム数をゼロリセットする。
[サブ制御部]
サブ制御部120は、図2に示すように、演出制御部121で構成されている。
演出制御部121は、例えば、内部抽せん部111から出力される内部抽せん結果信号、あるいは、有利状態抽せん部116から出力されるART抽せん結果信号およびART終了信号に応じて、1ゲーム毎に、演出パターンを選択する。演出パターンの選択は、遊技状態、あるいは、内部抽せんにより当せんした役等に対応する演出の内容が記憶されているテーブル(図示せず)に基づいて行われる。演出制御部121は、選択された演出パターンに基づいて、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24を制御して、演出を出力する。
演出制御部121に記憶されている演出テーブルには、例えば、所定の役に当せんした場合、あるいは、ART抽せんに当せんした場合に選択される可能性がある前兆演出テーブルを含んでいる。前兆演出テーブルとは、前兆演出が行われる所定の遊技期間(前兆演出期間)にのみ選択される演出テーブルに記憶されている領域の1つであり、前兆演出とは、遊技状態が有利状態に移行する期待度を示唆する演出の1つである。
前兆演出テーブルが選択された場合、演出制御部121は、例えば、前兆演出が行われる遊技数(前兆ゲーム数)を決定し、記憶する。そして、演出制御部121は、前兆演出の開始から経過した前兆演出期間の遊技数(前兆消化ゲーム数)を計測し、この前兆消化ゲーム数が、記憶された前兆ゲーム数に達したか否かを判定する。前兆消化ゲーム数が、記憶された前兆ゲーム数に達したと判定された場合、演出制御部121は、前兆演出を終了する。
なお、演出制御部121によって出力される演出パターンには、押し順役の押し順の報知も含まれている。例えば、演出制御部121は、ART制御部118により出力されたART報知信号に基づいて、押し順役の押し順の報知を発生させる。
さらに、演出制御部121は、分割報知決定部1211と、上乗せ数報知部1212とを有している。
分割報知決定部1211は、第2遊技状態がARTであるときに上乗せ抽せんに当せんした場合、上乗せ抽せん部1161により決定された上乗せゲーム数を遊技者に対し複数に分割して報知するか否かの抽せんである分割報知抽せんを行う。
詳しくは、分割報知決定部1211は、上乗せ抽せん部1161により出力された上乗せ抽せん結果信号に基づいて、上乗せ抽せんに当せんしたか否かを判定し、上乗せ抽せんに当せんしたと判定された場合に、分割報知抽せんに当せんしたか否かを判定する。なお、分割報知抽せんの当せん確率は、50%に設定されている。
分割報知抽せんに当せんすると、分割報知決定部1211は、上乗せゲーム数の分割報知を発生させる時期と、この時期の各々で分割報知される上乗せゲーム数とを決定する。分割報知を発生させる時期および分割報知される上乗せゲームは、例えば、図11〜13に示す分割テーブルに基づいて、次のように決定される。
まず、分割報知決定部1211は、図11に示す分割テーブルの中から1つを選択して、上乗せゲーム数の分割数を決定する。このスロットマシン1では、分割数“2”が90%、分割数“3”が10%の割合で選択されるテーブルAと、分割数“2”が10%、分割数“3”が90%の割合で選択されるテーブルBとを有し、各々が等しい割合で、すなわち1/2の確率で選択されるようになっている。
分割数“2”が選択された場合、分割報知決定部1211は、図12に示す分割テーブルの中から1つを選択して、上乗せゲーム数の分割報知を発生させる時期と、この時期の各々で分割報知される上乗せゲーム数を決定する。このスロットマシン1では、“上乗せ当せん時”および“ART中ランダム”に、決定された上乗せゲーム数が50%ずつ分割されて報知されるテーブルAと、“上乗せ当せん時”および“ART終了時”に、決定された上乗せゲーム数が50%ずつ分割されて報知されるテーブルBと、“ART中ランダム”および“ART終了時”に、決定された上乗せゲーム数が50%ずつ分割されて報知されるテーブルCとを有し、各々が等しい割合で、すなわち1/3の確率で選択されるようになっている。
分割数“3”が選択された場合、分割報知決定部1211は、図13に示す分割テーブルの中から1つを選択して、上乗せゲーム数の分割報知を発生させる時期と、この時期の各々で分割報知される上乗せゲーム数を決定する。このスロットマシン1では、“上乗せ当せん時”、“ART中ランダム”、および、“ART終了時”に、決定された上乗せゲーム数が、順に40%,40%,10%の割合で分割されて報知されるテーブルAと、40%,10%,40%の割合で分割されて報知されるテーブルBと、10%,40%,40%の割合で分割されて報知されるテーブルCとを有し、各々が等しい割合で、すなわち1/3の確率で選択されるようになっている。
分割報知抽せんの結果は、分割報知決定部1211により、分割報知抽せん結果信号として出力される。
なお、図12,13において、“上乗せ当せん時”は、上乗せ抽せんに当せんしたゲームであり、“ART終了時”は、遊技者に報知されているARTゲーム数がゼロになったゲームであり、“ART中ランダム”は、上乗せ抽せんに当せんしたときから遊技者に報知されているARTゲーム数がゼロになるまでの遊技期間においてランダムに決定されるゲームである。
上乗せ数報知部1212は、分割報知決定部1211によって決定された時期に、この時期に対して設定された上乗せゲーム数を報知する。
詳しくは、上乗せ数報知部1212は、分割報知決定部1211により出力された分割報知抽せん結果信号に基づいて、分割報知抽せんに当せんしたか否かを判定する。
分割報知抽せんに当せんしたと判定された場合、上乗せ数報知部1212は、計測部により出力されたART計測信号に基づいて、上乗せ抽せんおよび分割報知抽せんに当せんした後経過した遊技数が、分割報知決定部1211により決定された分割報知を発生させる時期に到達したか否かを判定し、分割報知を発生させる時期に到達したと判定されると、到達した時期に対して設定された上乗せゲーム数を報知する。
また、上乗せ数報知部1212は、上乗せゲーム数の分割報知が行われた後、上乗せ抽せんに当せんしたときに決定された上乗せゲーム数が全て報知されたか否かを判定し、上乗せゲーム数が全て報知されていると判定されるまで、分割報知を発生させる時期に到達したか否かの判定を繰り返す。
一方、分割報知抽せんに当せんしていないと判定された場合、上乗せ数報知部1212は、上乗せ抽せんに当せんしたゲームに、決定された上乗せゲーム数を全て報知する。
なお、上乗せゲーム数の報知は、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24を介して行われる。
(分割報知サブルーチン)
続いて、図14を参照して、スロットマシン1の上乗せゲーム数の分割報知サブルーチンについて説明する。なお、以下に説明するサブルーチンは、制御装置100が所定のプログラムを実行することで実施される。
図13に示すように、ART中に行われた内部抽せんにより、所定の役に当せんすると、上乗せ抽せん部1161が上乗せ抽せんを行い、この上乗せ抽せんに当せんしたか否かを判定する(ステップS101)。
上乗せ抽せん部1161により上乗せ抽せんに当せんした判定された場合、上乗せ抽せん部1161は、上乗せゲーム数を決定する(ステップS102)。一方、上乗せ抽せんに当せんしていないと判定された場合、制御装置100が本サブルーチンを終了させる。
上乗せゲーム数が決定されると、分割報知決定部1211が、分割報知抽せんを行い(ステップS103)、この分割報知抽せんに当せんしたか否かを判定する(ステップS104)。
分割報知抽せんに当せんしたと判定された場合、分割報知決定部1211が、上乗せゲーム数の分割報知を発生させる時期と、この時期の各々で分割報知される上乗せゲーム数とを決定する(ステップS105)。一方、分割報知抽せんに当せんしていないと判定された場合、上乗せ数報知部1212が、決定された上乗せゲーム数を全て報知して(ステップS109)、制御装置100が本サブルーチンを終了させる。
分割報知を発生させる時期および分割報知される上乗せゲーム数が決定されると、上乗せ数報知部1212が、決定された分割報知を発生させる時期に到達したか否かを判定する(ステップS106)。
分割報知を発生させる時期に到達したと判定された場合、上乗せ数報知部1212が、上乗せゲーム数の分割報知を発生させる(ステップS107)。一方、分割報知を発生させる時期に到達していないと判定された場合、分割報知を発生させる時期に到達したと判定されるまで、ステップS106の処理が繰り返される。
上乗せゲーム数の分割報知が発生すると、上乗せ数報知部1212が、全ての上乗せゲーム数が報知されたか否かを判定する(ステップS108)。
全ての上乗せゲーム数が報知されたと判定された場合、制御装置100が本サブルーチンを終了させる。一方、全ての上乗せゲーム数が報知されていないと判定された場合、ステップS106に戻り、上乗せ数報知部1212によって、次の分割報知を発生させる時期に到達したか否かが判定される。
このように、ART中に上乗せ抽せんに当せんすると、上乗せゲーム数が決定されると共に、決定された上乗せゲーム数を複数に分割して遊技者に報知するか否かの分割報知抽せんが行われる。すなわち、一度の上乗せ抽せんの当せんにより上乗せされるARTゲーム数が複数回に分けて報知される可能性があるので、上乗せゲーム数の報知が発生した後も、ARTゲーム数の上乗せに対して、遊技者に期待感を持たせることができる。
なお、CB持ち越し状態では、上乗せ抽せんに当せんしても、分割報知抽せんが行われないようになっている。
(その他の実施形態)
制御装置100は、ソフトウェアと協働して所定の機能を実行するCPUに代えて、ハードウェアのみで所定の機能を実現するように専用に設計されているFPGA(field-programmable gate array)、あるいは、ASIC(application specific integrated circuit)を含んでいてもよい。
メイン制御部110およびサブ制御部120は、それぞれ異なる基板に設けてもよいし、同一基板上に設けてもよい。すなわち、メイン制御部110およびサブ制御部120は、それぞれがCPU、ROMおよびRAM等を備えていてもよいし、CPU、ROMおよびRAM等を共有していてもよい。
上乗せ抽せんは、ARTおよびCB持ち越し状態に限らず、他の遊技状態で行ってもよい。
分割報知抽せんは、ART中の上乗せ抽せんに限らず、他の遊技状態、例えば、CB持ち越し状態で行われた上乗せ抽せんに当せんした場合に行ってもよい。このように、上乗せゲーム数の分割報知は、スロットマシン1の設計等に応じて、上乗せ抽せんが行われる任意の遊技状態で行うことができる。すなわち、多様なゲーム性を実現することができ、その結果、遊技の興趣を高めることができる。
また、例えば、分割報知抽せんに当せんし、分割報知される時期および上乗せゲーム数が決定された後、所定の時期に到達するまでの間に、内部抽せんにより所定の条件を満たした場合(例えば、所定の役に当せんした場合)に、決定された分割報知される上乗せゲーム数に対して、再度の分割報知抽せんが行われるようにしてもよい。これにより。上乗せゲーム数の報知が発生した後のARTゲーム数の上乗せに対する遊技者の期待感を高めることができる。
なお、複数の分割報知抽せんに当せんし、上乗せゲーム数の報知時期が重なった場合、例えば、(1)報知時期が重なった全ての分割報知する上乗せゲーム数を連続して報知してもよいし、(2)分割報知を発生させる時期をリセットし、再決定するようにしてもよいし、(3)報知時期が重なった全ての分割報知する上乗せゲーム数を合算して報知してもよいし、(4)最初に当せんした分割報知抽せんに係る上乗せゲーム数の分割報知が終了した後に、次に当せんした分割報知抽せんに係る上乗せゲーム数の分割報知を行うようにしてもよい。また、分割報知抽せんに当せんしたときに、前記(1)〜(4)の中から抽せんで、分割報知を行うパターンを選択するようにしてもよい。
上乗せテーブルは、図8,図9に示すものに限らず、スロットマシンの設計に応じて、任意に設定できる。また、分割テーブルは、図10〜図12に示すものに限らず、スロットマシンの設計に応じて、任意に設定できる。
上乗せゲーム数の報知は、液晶表示装置22、電飾装置23、および、スピーカ24のいずれか1つを用いて行われてもよいし、いずれか2つを用いて行われてもよいし、全てを用いて行われてもよい。また、上乗せゲーム数の報知を行う専用の表示装置を設けてもよい。
押し順役は、所定の押し順でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞する場合に限らない。押し順役は、例えば、所定の位置(所定のタイミング)でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞するように設定してもよいし、所定の位置(所定のタイミング)に加え、所定の押し順でストップスイッチ34,35,36を操作することにより入賞するように設定してもよい。
遊技状態移行部117が遊技状態を移行させる移行条件は、移行役の入賞または取りこぼしに限らず、任意に設定できる。例えば、移行役の内部抽せんによる当せんを移行条件とすることもできる。
特別役は、CBに限らず、例えば、一種BBであってもよい。なお、一種BBは、一種特別役物に係る連続作動装置、いわゆるビッグボーナスである。
役抽せんテーブル1111には、図6,図7に示されている情報を含むものに限らず、スロットマシンの設計に応じて、任意に変更できる。
有効ラインは、少なくとも1本設定されていればよい。また、図4に示す各回転リール41,42,43の図柄が一直線に並ぶライン71,72,73,74,75を有効ラインとする必要はなく、例えば、各回転リール41,42,43の図柄がV字状に並ぶラインを有効ラインとしてもよい。また、有効ラインは、ベット枚数に応じて有効化される場合に限らず、例えば、メダルを1枚ベットすることで、全ての有効ラインが有効化されるようにしてもよい。さらに、遊技状態に応じて、有効ラインが変動するようにしてもよい。


ART抽せんおよび上乗せ抽せんの当せん確率は、内部抽せんにより当せんした役毎に予め決定されていてもよいし、内部抽せんにより当せんした役に応じて、毎回抽せんを行って決定してもよい。
また、ART抽せんおよび上乗せ抽せんの当せん確率は、少なくとも内部抽せんにより当せんした役に応じて決定されればよい。例えば、内部抽せんにより当せんした役に加えて、内部抽せんが行われた遊技状態(第1,第2遊技状態の少なくともいずれか)に応じて、ART抽せんおよび上乗せ抽せんの当せん確率が決定されるようにしてもよい。
ARTは、所定のARTゲーム数が予め決められているセット継続型であってもよいし、毎ゲーム継続抽せんを行う継続ゲーム数不定型であってもよい。
有利状態は、ARTに限らず、例えば、AT(アシストタイム)であってもよいし、遊技状態の移行を伴わない通常状態におけるARTの高確率抽せん状態を含んでいてもよい。
可能であれば、スタートスイッチ、メイン制御部110の構成をサブ制御部120に設けてもよいし、サブ制御部120の構成をメイン制御部110に設けてもよい。
以上、説明した構成および機能等は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよい。
本発明および実施形態を纏めると、次のようになる。
本発明の遊技機1は、
複数の回転リール41,42,43と、
前記回転リール41,42,43を回転させるためのスタートスイッチ33と、
複数の前記回転リール41,42,43の各々に対して設けられ、回転中の前記回転リール41,42,43を停止させるための複数のストップスイッチ34,35,36と、
前記スタートスイッチ33の操作の受付に伴って内部抽せんを行う内部抽せん部111と、所定の移行条件が満たされることにより遊技状態を移行させる遊技状態移行部117とを有すると共に、前記スタートスイッチ33および前記ストップスイッチ34,35,36の受け付けられた操作の内容に基づいて前記回転リール41,42,43を回転および停止させる制御装置100と、
を備え、
前記制御装置100が、
少なくとも前記内部抽せんにより当せんした役に応じて、遊技状態を通常状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である有利状態に移行させるか否かの移行抽せんを行う有利状態抽せん部116と、
前少なくとも前記有利状態で行われた前記内部抽せんにより当せんした役とに応じて、前記有利状態の遊技期間を上乗せするか否かの上乗せ抽せんを行うと共に、前記上乗せ抽せんに当せんした場合に、前記有利状態の遊技期間の上乗せ数を決定する上乗せ抽せん部1161と、
前記上乗せ抽せんに当せんした場合に、遊技者に対し、決定された前記上乗せ数を複数に分割して報知するか否かの分割報知抽せんを行い、この分割報知抽せんに当せんした場合に、前記上乗せ数の分割報知を発生させる時期と、この時期の各々で分割報知される前記上乗せ数とを決定する分割報知決定部1211と、
前記分割報知決定部により決定された前記時期に、前記上乗せ数の分割報知を発生させる上乗せ数報知部1212と、
をさらに有する。
本発明の遊技機1によれば、上乗せ抽せんに当せんすると、有利状態の遊技期間の上乗せ数が決定されると共に、決定された上乗せ数を複数に分割して遊技者に報知するか否かの分割報知抽せんが行われる。すなわち、一度の上乗せ抽せんの当せんにより上乗せされる有利状態の遊技期間が複数回に分けて報知される可能性があるので、有利状態において、上乗せ数の報知が発生した後も、有利状態の遊技期間の上乗せに対して、遊技者に期待感を持たせることができる。
一実施形態の遊技機1では、
前記内部抽せんにより当せんする役として、入賞するまで当せんが持ち越され、入賞することで特別遊技が行われる特別役を有し、
前記特別遊技を除く前記遊技状態移行部117により移行可能な遊技状態として、前記特別役の当せんが持ち越されている状態で遊技が行われる特別役持ち越し状態とを有し、
遊技状態が前記特別役持ち越し状態である場合、前記上乗せ抽せんに当せんしても前記分割報知決定部1211により前記分割報知抽せんが行われず、上乗せ抽せん部1161により決定された上乗せ数が分割されることなく、前記上乗せ数報知部1212により遊技者に報知される。
前記実施状態によれば、特別役持ち越し状態で上乗せ抽せんに当せんしても、分割報知抽せんが行われない。これにより、多様なゲーム性を実現することができ、その結果、遊技の興趣を高めることができる。
1 スロットマシン
33 スタートスイッチ
34,35,36 ストップスイッチ
41,42,43 回転リール
100 制御装置
111 内部抽せん部
116 有利状態抽せん部
1161 上乗せ抽せん部
117 遊技状態移行部
1211 分割報知決定部
1212 上乗せ数報知部

Claims (1)

  1. 複数の回転リールと、
    前記回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、
    複数の前記回転リールの各々に対して設けられ、回転中の前記回転リールを停止させるための複数のストップスイッチと、
    前記スタートスイッチの操作の受付に伴って内部抽せんを行う内部抽せん部と、所定の移行条件が満たされることにより遊技状態を移行させる遊技状態移行部とを有すると共に、前記スタートスイッチおよび前記ストップスイッチの受け付けられた操作の内容に基づいて前記回転リールを回転および停止させる制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置が、
    少なくとも前記内部抽せんにより当せんした役に応じて、遊技状態を通常状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である有利状態に移行させるか否かの移行抽せんを行う有利状態抽せん部と、
    少なくとも前記有利状態で行われた前記内部抽せんにより当せんした役に応じて、前記有利状態の遊技期間を上乗せするか否かの上乗せ抽せんを行うと共に、前記上乗せ抽せんに当せんした場合に、前記有利状態の遊技期間の上乗せ数を決定する上乗せ抽せん部と、
    前記上乗せ抽せんに当せんした場合に、遊技者に対し、決定された前記上乗せ数を複数に分割して報知するか否かの分割報知抽せんを行い、この分割報知抽せんに当せんした場合に、前記上乗せ数の分割報知を発生させる時期と、この時期の各々で分割報知される前記上乗せ数とを決定する分割報知決定部と、
    前記分割報知決定部により決定された前記時期に、前記上乗せ数の分割報知を発生させる上乗せ数報知部と、
    をさらに有し、
    前記内部抽せんにより当せんする役として、入賞するまで当せんが持ち越され、入賞することで特別遊技が行われる特別役を有し、
    前記特別遊技を除く前記遊技状態移行部により移行可能な遊技状態として、前記特別役の当せんが持ち越されている状態で遊技が行われる特別役持ち越し状態とを有し、
    遊技状態が前記特別役持ち越し状態である場合、前記上乗せ抽せんに当せんしても前記分割報知決定部により前記分割報知抽せんが行われず、前記上乗せ抽せん部により決定された上乗せ数が分割されることなく、前記上乗せ数報知部により遊技者に報知される、遊技機。
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