JP2011116957A - 透明フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】透明性等に優れるとともに、リタデーションが低い、液晶ディスプレイ等に適した透明フィルムを提供する。
【解決手段】ガラス繊維の基材に透明樹脂が保持されている透明フィルムにおいて、ガラス繊維の屈折率n1と透明樹脂の屈折率n2とが0.001≦n2−n1≦0.007の関係にあり、透過率が最大となる光の波長が600〜780nmの範囲にあることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、液晶ディスプレイの基板等に用いられる透明フィルムに関するものである。
従来、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイの薄型、軽量化が進んでいるが、これをさらに進める手段としてガラス基板のプラスチックフィルムへの置き換えが検討されている。ガラス基板を透明プラスチックフィルムに置き換えることでより薄くより軽くできるとともに、割れにくさやフレキシビリティーといった性質を付与できる。
さらに、このような一般の透明プラスチックフィルムの特性に加えて、耐熱性が高く、温度や湿度に対する寸法安定性が高いものとして、透明樹脂およびガラス繊維の基材からなる透明フィルムが提案されている(特許文献1、2参照)。
この透明フィルムを製造する際には、ガラス繊維よりも屈折率の大きい高屈折率樹脂と、ガラス繊維よりも屈折率の小さい低屈折率樹脂とを混合して、屈折率がガラス繊維の屈折率に近似するように樹脂組成物を調製する。そしてガラス繊維の基材に樹脂組成物を含浸し、乾燥して半硬化することによりプリプレグを作製し、このプリプレグを加熱加圧成形することにより透明フィルムが製造される。高屈折率樹脂および低屈折率樹脂としては、エポキシ樹脂等が用いられている。
このように基材のガラス繊維とマトリクス樹脂(樹脂組成物)の屈折率とを合わせることにより、透明フィルム内での光の屈折を抑え、視認性に優れたディスプレイの透明フィルムとして用いることができる。
そしてこの透明フィルムは、液晶ディスプレイ等に要求される透明性、耐熱性、寸法安定性といった一般物性に加えて、ITO膜等の導電膜との密着性、表面平滑性、ガスバリア性等の性能も付与し得る材料として注目されている。
特開2004−307851号公報 特開2009−066931号公報
しかしながら、この透明樹脂およびガラス繊維の基材からなる透明フィルムは、リタデーションに改善の余地があった。すなわち、この透明フィルムをガラス基板に代替するものとして液晶ディスプレイ等に用いる場合に、複屈折性により透過光に位相のずれとしてリタデーションが発生し、表示品質の低下を招く懸念があるという問題点があった。
本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、透明性等に優れるとともに、リタデーションが低い、液晶ディスプレイ等に適した透明フィルムを提供することを課題としている。
本発明の透明フィルムは、ガラス繊維の基材に透明樹脂が保持されている透明フィルムにおいて、ガラス繊維の屈折率n1と透明樹脂の屈折率n2とが0.001≦n2−n1≦0.007の関係にあり、透過率が最大となる光の波長が600〜780nmの範囲にあることを特徴とする。
この透明フィルムにおいて、透明樹脂形成用の樹脂組成物がシアネートエステル樹脂を含有することが好ましい。
この透明フィルムにおいて、透明樹脂形成用の樹脂組成物が下記式(I):

(式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は2価の有機基を示し、R3〜R10はそれぞれ独立に水素原子、置換基、またはエポキシ基含有の分子鎖を示す。)で表される多官能エポキシ樹脂を含有することが好ましい。
この透明フィルムにおいて、透明樹脂形成用の樹脂組成物が下記式(II):

(式中、Rはm価の有機基を示し、m、nは正の整数を示す。)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂を含有することが好ましい。
この透明フィルムにおいて、ガラス繊維がEガラス繊維であることが好ましい。この場合、透明樹脂形成用の樹脂組成物が、シアネートエステル樹脂、下記式(I):

(式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は2価の有機基を示し、R3〜R10はそれぞれ独立に水素原子、置換基、またはエポキシ基含有の分子鎖を示す。)で表される多官能エポキシ樹脂、および下記式(II):

(式中、Rはm価の有機基を示し、m、nは正の整数を示す。)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂を含有し、樹脂組成物におけるシアネートエステル樹脂、式(I)で表される多官能エポキシ樹脂、および式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂の合計量に対する式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂の配合量が38〜43質量%であることが好ましい。
この透明フィルムにおいて、ガラス繊維がTガラス繊維であることが好ましい。この場合、透明樹脂形成用の樹脂組成物が、下記式(I):

(式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は2価の有機基を示し、R3〜R10はそれぞれ独立に水素原子、置換基、またはエポキシ基含有の分子鎖を示す。)で表される多官能エポキシ樹脂、および下記式(II):

(式中、Rはm価の有機基を示し、m、nは正の整数を示す。)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂を含有し、樹脂組成物における式(I)で表される多官能エポキシ樹脂、および式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂の合計量に対する式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂の配合量が90〜96質量%であることが好ましい。
本発明の透明フィルムは、前記の透明フィルムの少なくとも片面にハードコート層を有することを特徴とする。
本発明の透明フィルムは、前記透明フィルムの少なくとも片面にガスバリア層を有することを特徴とする。
本発明によれば、高い透明性を維持しながらリタデーションを低くすることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の透明フィルムは、ガラス繊維の基材に透明樹脂が保持されている透明フィルムであり、ガラス繊維よりも屈折率の大きい高屈折率樹脂と、ガラス繊維よりも屈折率の小さい低屈折率樹脂とを混合して屈折率がガラス繊維の屈折率に近似するように調製された透明樹脂形成用の樹脂組成物を、ガラス繊維の基材に含浸し硬化して形成される。
樹脂組成物に配合される高屈折率樹脂としては、シアネートエステル樹脂、および前記式(I)で表される多官能エポキシ樹脂が好ましく用いられる。これらは1種単独で用いてもよく、両者を併用してもよい。
シアネートエステル樹脂としては、例えば、2,2−ビス(4−シアネートフェニル)プロパン、ビス(3,5−ジメチル−4−シアネートフェニル)メタン、2,2−ビス(4−シアネートフェニル)エタン、これらの誘導体、芳香族シアネートエステル化合物等を用いることができる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
シアネートエステル樹脂は、エポキシ樹脂とともに硬化反応をさせることでトリアジン環やオキサゾリン環を生成し、エポキシ樹脂の架橋密度を高め、剛直な構造を形成することで硬化物に高いガラス転移温度を付与することができる。すなわち、高屈折率樹脂としてシアネートエステル樹脂を用いることで、透明性が高く、リタデーションが低く、かつガラス転移温度が高く耐熱性に優れた透明フィルムを安価に得ることができる。
また、シアネートエステル樹脂は常温で固形であるため、後述のように樹脂組成物をガラス繊維の基材に含浸し乾燥することによりプリプレグを調製する際に、指触乾燥することが容易になり、プリプレグの取扱い性が良好になる。
樹脂組成物におけるシアネートエステル樹脂を配合する場合の配合量は、高屈折率樹脂および低屈折率樹脂の全量に対して好ましくは10〜40質量%、より好ましくは25〜35質量%である。当該配合量が少な過ぎると、ガラス転移温度が十分に向上しない場合があり、当該配合量が多過ぎると溶解度が不足し、シアネートエステル樹脂が含浸工程や保存中にワニス中から析出する場合がある。
前記式(I)で表される多官能エポキシ樹脂は、これを用いることで、高い透明性を維持しつつ、ガラス転移温度が高く硬化物の耐熱性を高めることができ、さらに熱による変色も抑制できる。すなわち、高屈折率樹脂として式(I)で表される多官能エポキシ樹脂を用いることで、透明性が高く、リタデーションが低く、ガラス転移温度が高く耐熱性に優れ、かつ加熱による変色の少ない透明フィルムを安価に得ることができる。
式(I)におけるR2の2価の有機基としては、例えば、フェニレン基等の置換または無置換のアリーレン基、置換または無置換のアリーレン基と炭素原子または炭素鎖とが結合した構造を持つ基等が挙げられる。炭素原子または炭素鎖としては、例えば、メチルメチレン基、ジメチルメチレン基等のアルキレン基、カルボニル基等が挙げられる。
2の2価の有機基としては、式(I)の右側のグリシジルオキシ基にフェニレン基が結合してグリシジルオキシフェニル基を構成する基が好ましく用いられる。また、熱による透明フィルムの変色抑制の点から、アリーレン基同士の間に介在する炭素原子または炭素鎖に、メチレン基(−CH2−)を含まないものが好ましく用いられる。
2の2価の有機基としては、例えば、下記の構造(四角括弧内)が挙げられる。
式(I)におけるR3〜R10の置換基としては、特に限定されないが、例えば、低級アルキル基等の炭化水素基、その他の有機基等が挙げられる。R3〜R10のエポキシ基含有の分子鎖としては、例えば、下記の構造(四角括弧内)が挙げられる。
(式中、pは正の整数を示す。)
式(I)で表される多官能エポキシ樹脂としては、例えば、下記式(I-a)、(I-b)、(I-c)で表される多官能エポキシ樹脂を用いることができる。
(式中、qは正の整数を示す。)
高屈折率樹脂としてのシアネートエステル樹脂、式(I)で表される多官能エポキシ樹脂、あるいはこれらの混合物の屈折率は、好ましくは1.58〜1.63である。例えば、ガラス繊維の屈折率が1.563(Eガラス繊維)である場合、高屈折率樹脂は屈折率が1.6前後のものが好ましく、ガラス繊維の屈折率をnとすると、n+0.03〜n+0.06の範囲のものが好ましい。また、ガラス繊維の屈折率が1.528(Tガラス繊維)である場合、高屈折率樹脂は屈折率が1.6前後のものが好ましく、ガラス繊維の屈折率をnとすると、n+0.03〜n+0.08の範囲のものが好ましい。
なお、本発明において、樹脂の屈折率は、いずれも硬化した樹脂の状態(硬化樹脂)での屈折率を意味するものであり、ASTM D542に従って試験した値である。
本発明において、ガラス繊維よりも屈折率の小さい低屈折率樹脂としては、エポキシ樹脂を用いることができる。中でも、前記式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂が好ましく用いられる。この多官能エポキシ樹脂は、脂環式で透明性が高く、ガラス転移温度が高く硬化物の耐熱性を高めることができる。すなわち、低屈折率樹脂として式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂を用いることで、透明性が高く、リタデーションが低く、かつガラス転移温度が高く耐熱性に優れた透明フィルムを安価に得ることができる。
式(II)において、有機基Rは、四角括弧内の脂環式エポキシ構造に基づく本発明の効果を損なわない範囲内において任意であってよいが、例えば、炭素数1〜10の直鎖または分岐の炭化水素基等が挙げられる。式(II)のmは、特に限定されないが、例えば1〜5であり、nは、特に限定されないが、好ましくは常温(25℃)で流動性を失い固形となる範囲とされる。常温で固形であることで、透明フィルムの製造を容易にすることができる。
式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂としては、例えば、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1−ブタノールに1,2−エポキシ−4−(2−オキシラニル)シクロヘキサンを付加して得られるものを用いることができる。具体的には、例えば、下記式(II-a)で表されるものを用いることができる。
(式中、3つのnはそれぞれ独立に正の整数を示す。)
この多官能エポキシ樹脂は、例えば、融点が85℃程度であり、分子量は、特に限定されないが、例えば、重量平均分子量で2000〜3000である。
また、低屈折率樹脂としては、式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂の他、例えば、水添ビスフェノール型エポキシ樹脂を用いることができる。水添ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールS型等のものを用いることができる。好ましくは、常温で固形の水添ビスフェノール型エポキシ樹脂が用いられる。常温で液状の水添ビスフェノール型エポキシ樹脂を用いることもできるが、樹脂組成物をガラス繊維の基材に含浸し乾燥することによりプリプレグを調製する際に、指触で粘着性のある状態にまでしか乾燥することができないことが多く、プリプレグの取扱い性が悪くなる場合がある。
本発明において、低屈折率樹脂の屈折率は、好ましくは1.47〜1.53である。例えば、ガラス繊維の屈折率が1.563(Eガラス繊維)である場合、低屈折率樹脂は屈折率が1.5前後のものが好ましく、ガラス繊維の屈折率をnとすると、n−0.04〜n−0.08の範囲のものが好ましい。ガラス繊維の屈折率が1.528(Tガラス繊維)である場合、低屈折率樹脂は、ガラス繊維の屈折率をnとすると、n−0.01〜n−0.03の範囲のものが好ましい。
本発明では、以上に例示したような高屈折率樹脂と低屈折率樹脂とを混合して、屈折率がガラス繊維の屈折率に近似するように樹脂組成物を調製する。特に本発明では、ガラス繊維の屈折率n1と透明樹脂の屈折率n2とが0.001≦n2−n1≦0.007の関係にあり、透明フィルムの透過率が最大となる光の波長が600〜780nmの範囲となるように高屈折率樹脂と低屈折率樹脂との配合を調整することを特徴としている。高屈折率樹脂と低屈折率樹脂との配合をこのように調整することで、透明フィルムの高い透明性を維持しながらリタデーションを低くすることができる。
詳細には、本発明では透明樹脂の屈折率n2をガラス繊維の屈折率n1よりも若干高めに設定している。これは、ガラス繊維の基材に保持されている透明樹脂は硬化する際に張力がかかっているため、ガラス繊維の基材に保持されていない場合に比べて局所的に屈折率が小さい状態で硬化することになるためである。よって、樹脂の屈折率を若干高めに設定することで、硬化時には透明樹脂とガラス繊維の屈折率とをマクロに略一致させることができる。
また、基材に保持されていない透明樹脂の屈折率とガラス繊維の屈折率とを完全一致させるようにした場合、透明フィルムの透過率が最大となる光の波長は通常550nm付近である。しかし、ガラス繊維の屈折率n1と透明樹脂の屈折率n2とが0.001≦n2−n1≦0.007の範囲にある場合には、透明フィルムの透過率が最大となる光の波長が600nm以降にシフトする。
本発明における好ましい態様では、ガラス繊維として安価で供給品質が安定しているEガラス繊維を用い、高屈折率樹脂としてシアネートエステル樹脂および上記式(I)で表される多官能エポキシ樹脂を用い、低屈折率樹脂として上記式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂を用い、樹脂組成物における高屈折率樹脂と低屈折率樹脂の合計量に対する低屈折率樹脂の配合量を38〜43質量%とする。このようにすることで、透明フィルムの高い透明性を維持しながらリタデーションを例えば1.5nm未満、さらには1.4nm未満にすることができ、さらに耐熱性も大幅に高めることができる。すなわち、透明性が高く、リタデーションが非常に低く、かつガラス転移温度が例えば240℃程度と非常に高い、耐熱性に優れた透明フィルムを安価に得ることができる。
本発明における他の好ましい態様では、ガラス繊維としてより光学物性に優れるTガラス繊維を用い、高屈折率樹脂として上記式(I)で表される多官能エポキシ樹脂を用い、低屈折率樹脂として上記式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂を用い、樹脂組成物における高屈折率樹脂と低屈折率樹脂の合計量に対する低屈折率樹脂の配合量を90〜96質量%とする。このようにすることで、透明フィルムの高い透明性を維持しながらリタデーションを例えば1.2nm未満、さらには1.0nm以下にすることができ、さらに耐熱性も大幅に高めることができる。すなわち、より光学物性に優れ、耐熱性の高い透明フィルムを得ることができる。
樹脂組成物は、その硬化樹脂のガラス転移温度(Tg)が好ましくは200℃以上、より好ましくは210℃以上、さらに好ましくは230℃以上になるように調製される。硬化樹脂の高いガラス転移温度により、透明フィルムの耐熱性を高めることができる。ガラス転移温度の上限は特に限定されないが、実用的には350℃程度が上限である。
なお、本発明においてガラス転移温度は、JIS C6481 TMA法に従って測定した値である。
本発明において、樹脂組成物には、硬化開始剤(硬化剤)を配合することができる。この硬化開始剤としては、例えば、有機金属塩を用いることができる。有機金属塩としては、例えば、オクタン酸、ステアリン酸、アセチルアセトネート、ナフテン酸、サリチル酸等の有機酸と、Zn、Cu、Fe等の金属との塩等が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。中でも、オクタン酸亜鉛が好ましい。硬化開始剤としてオクタン酸亜鉛を用いることにより、硬化樹脂のガラス転移温度を高めることができる。樹脂組成物におけるオクタン酸亜鉛等の有機金属塩の配合量は、好ましくは0.01〜0.1PHRの範囲である。
また、硬化開始剤として、カチオン系硬化剤を用いることもできる。カチオン系硬化剤を用いることにより、硬化樹脂の透明性を高めることができる。カチオン系硬化剤としては、例えば、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、芳香族アンモニウム塩、アルミニウムキレート、三フッ化ホウ素アミン錯体等が挙げられる。樹脂組成物におけるカチオン系硬化剤の配合量は、好ましくは0.2〜3.0PHRの範囲である。
さらに硬化開始剤として、トリエチルアミン、トリエタノールアミン等の3級アミン、2−エチル−4−イミダゾール、4−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等の硬化触媒を用いることもできる。樹脂組成物における硬化触媒の配合量は、好ましくは0.5〜5.0PHRの範囲である。
樹脂組成物は、上記の高屈折率樹脂、低屈折率樹脂、および必要に応じて硬化開始剤等を配合することにより調製することができる。この樹脂組成物は、必要に応じて溶媒で希釈してワニスとして調製することができる。溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトン、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、2−ブタノール、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジアセトンアルコール、N,N’−ジメチルアセトアミド等が挙げられる。
ガラス繊維の基材を構成するガラス繊維としては、透明フィルムの耐衝撃性を高める点や、安価で供給品質が安定している点等から、EガラスやNEガラスの繊維が好ましく用いられる。Eガラス繊維は無アルカリガラス繊維とも称され、樹脂強化用ガラス繊維として汎用されるガラス繊維であり、NEガラスはNewEガラスのことである。また、ガラス繊維としてEガラス繊維を用いることで、透明性が高く、かつリタデーションの低い透明フィルムを得ることもできる。
また、Tガラスの繊維を用いることもできる。Tガラスは、汎用のEガラスに比べて機械的、熱的特性が優れている。さらに、低いリタデーション値を得ることができ、光学物性に優れた透明フィルムを得ることができる。
また、ガラス繊維は、耐衝撃性を向上させる目的で、ガラス繊維処理剤として通常用いられているシランカップリング剤により表面処理しておくことが好ましい。ガラス繊維の屈折率は、好ましくは1.52〜1.57、より好ましくは1.525〜1.565である。ガラス繊維の屈折率がこの範囲であれば、視認性に優れた透明フィルムを得ることができる。ガラス繊維の基材としては、ガラス繊維の織布あるいは不織布を用いることができる。
そしてガラス繊維の基材に樹脂組成物のワニスを含浸し、加熱して乾燥することにより、プリプレグを調製することができる。乾燥条件は、特に限定されないが、乾燥温度100〜160℃、乾燥時間1〜10分間の範囲が好ましい。
次にこのプリプレグを1枚、あるいは複数枚重ね、加熱加圧成形することにより、樹脂組成物を硬化させて透明フィルムを得ることができる。加熱加圧成形の条件は、特に限定されないが、温度150〜200℃、圧力1〜4MPa、時間10〜120分間の範囲が好ましい。
上記のようにして得られる透明フィルムにおいて、高屈折率樹脂と低屈折率樹脂とが重合して形成される樹脂マトリクスは、ガラス転移温度が高いものであり、耐熱性に優れた透明フィルムを得ることができる。
また、上記に例示したような高屈折率樹脂と低屈折率樹脂は、透明性に優れるものであり、高い透明性を確保した透明フィルムを得ることができる。この透明フィルムにおいて、ガラス繊維の基材の含有率は25〜65質量%の範囲が好ましく、より好ましくは35〜60質量%の範囲である。この範囲であれば、ガラス繊維による補強効果で高い耐衝撃性を得ることができるとともに、十分な透明性を得ることができる。また、ガラス繊維が多過ぎると表面の凹凸が大きくなり、透明性も低下する。一方、ガラス繊維が少な過ぎると透明フィルムの熱膨張係数が大きくなる場合がある。
なお、ガラス繊維の基材は、透明性を高く得るために、厚みの薄いものを複数枚重ねて用いることができる。具体的には、ガラス繊維の基材として厚み50μm以下のものを用い、これを2枚以上重ねて用いることができる。ガラス繊維の基材の厚みは、特に限定されないが、10μm程度が実用上の下限である。また、ガラス繊維の基材の枚数も特に限定されないが、20枚程度が実用上の上限である。このように複数枚のガラス繊維の基材を用いて透明フィルムを製造する場合、各々のガラス繊維の基材に樹脂組成物を含浸、乾燥してプリプレグを作製し、このプリプレグを複数枚重ねて加熱加圧成形することにより透明フィルムを得ることができるが、複数枚のガラス繊維の基材を重ねた状態で樹脂組成物を含浸、乾燥してプリプレグを作製し、このプリプレグを加熱加圧成形して透明フィルムを得るようにしてもよい。
このようにして得られる本発明の透明フィルムは、透明性および耐熱性に優れ、さらにリタデーションも低いものとなる。透明フィルムの白色光透過率は、例えば88%以上とすることができる。また、透明フィルムの表面にITOにより導電性を付与することも可能であり、液晶ディスプレイ等に適している。
また、本発明の透明フィルムは寸法安定性も高く、特に面方向(XY方向)において低い熱膨張係数(CTE)を有している。例えば、50〜150℃における面方向の熱膨張係数を30ppm/℃以下とすることができる。
また、透明フィルムの表面は平滑であり、例えば、表面粗さ(Rz)を1μm以下とすることができる。
本発明の透明フィルムには、以上に説明したような透明フィルムの少なくとも片面にハードコート層を設けることができる。これにより、透明フィルムの表面平滑性と硬度をさらに高めることができる。
ハードコート層としては、従来よりプラスチックフィルム等のハードコート層として知られている構成を適用することもできるが、例えば、以上に説明したような透明フィルムの表面にラミネート転写工法で数μmのエポキシ樹脂層を形成することで、表面が平滑なハードコート層を得ることができる。具体的には、まずキャリアフィルムとなるPETフィルム等に、溶媒に溶解した分子量の大きいエポキシ樹脂を塗工する。次にこのフィルムを真空ラミネータを用いて透明樹脂およびガラス繊維の基材からなる透明フィルムの表面にラミネートする。その後、紫外線照射あるいは熱処理でエポキシ樹脂を硬化させ、最後にキャリアフィルムを除去することで平滑なハードコート層を得ることができる。
また、本発明の透明フィルムには、以上に説明したような透明フィルムの少なくとも片面にガスバリア層を設けることができる。これにより、透明フィルムの表面平滑性とガスバリア性をさらに高めることができる。例えば、以上に説明したような透明樹脂およびガラス繊維の基材からなる透明フィルムの表面に、SiO2やSiONXの薄膜をスパッタリング等により形成することで、あるいはこれらの無機薄膜と有機樹脂膜とを積層することで、平滑なガスバリア層を得ることができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
実施例および比較例の配合成分として以下のものを用いた。
高屈折率樹脂
・テクモアVG3101、(株)プリンテック製、上記式(I-a)で表される分子構造を有する3官能エポキシ樹脂、屈折率 1.59
・BADCy、Lonza社製、固形のシアネートエステル樹脂、2,2−ビス(4−シアネートフェニル)プロパン、屈折率 1.59
低屈折率樹脂
・EHPE3150、ダイセル化学工業(株)製、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1−ブタノールの1,2−エポキシ−4−(2−オキシラニル)シクロヘキサン付加物、エポキシ当量185、分子量2234、屈折率 1.51
硬化開始剤
・オクタン酸亜鉛
・SI−150L、三新化学工業(株)製、カチオン系硬化開始剤(SbF6−系スルホニウム塩)
上記の高屈折率樹脂および低屈折率樹脂を表1、2に示す量(質量部)で配合し、さらに硬化開始剤を配合し、これに溶媒のトルエン50質量部、メチルエチルケトン50質量部を添加して、温度70℃で攪拌溶解することにより、樹脂組成物のワニスを調製した。
次に、実施例1〜4、比較例1、2では厚み25μmのガラスクロス(旭化成エレクトロニクス(株)製、Eガラス繊維、屈折率 1.563)、実施例5〜7、比較例3、4では厚み25μmのガラスクロス(日東紡(株)製、品番「1037」、Tガラス繊維、屈折率1.528)に、前記の樹脂組成物のワニスを含浸し、150℃で5分間加熱することにより、溶媒を除去するとともに樹脂を半硬化させてプリプレグを作製した。
そしてこのプリプレグを2枚重ねて、プレス機にセットし、170℃、2MPa、15分の条件で加熱加圧成形することにより、樹脂の含有率が63質量%、厚み70μmの透明フィルムを得た。
このようにして得られた実施例および比較例の透明フィルムについて次の測定および評価を行った。
[透明性]
日本電色工業(株)製のヘイズメーターNDH2000を用いて、JISK7136に準拠して透明フィルムのヘイズ値を測定した。
[ガラス転移温度]
作製したプリプレグから樹脂分を掻き落とし、透明フィルムの成形条件と同じ条件で直圧成形して得た樹脂板を供試サンプルとして、JIS C6481 TMA法に準拠して測定した。
[硬化樹脂の屈折率]
ガラス転移温度の供試サンプル作製方法と同様の方法で得た樹脂板を研磨し、アタゴ社製屈折率測定装置にてASTM D542に従って測定した。
[透過率のピーク波長]
可視紫外分光光度計により透明フィルムの透過スペクトルを測定し、透過率が最大となる波長(ピーク波長)を測定した。
[リタデーション]
東京インスツルメンツ(株)製複屈折測定装置「Abrio」を用いて、11mm×8mmの測定範囲にて透過モードで測定した。
これらの測定および評価の結果を表1、2に示す。
表1、2より、実施例1〜7では、透明フィルムはガラス転移温度が高く耐熱性に優れるものであった。さらに、ガラス繊維の屈折率n1と透明樹脂の屈折率n2との関係を0.001≦n2−n1≦0.007とし、透過率のピーク波長を600〜780nmの範囲とすることで、高い透明性を維持しながらリタデーションを低くすることができた。なお、結果は示していないが、実施例1〜7の透明フィルムは加熱前後の色差Δbが小さく、熱による変色も抑制された。
一方、比較例1、3では、ガラス繊維の屈折率n1と透明樹脂の屈折率n2との差n2−n1を0.001未満とし、透過率のピーク波長を600nm未満としたところ、リタデーションの増加が顕著になった。
比較例2では、ガラス繊維の屈折率n1と透明樹脂の屈折率n2との差n2−n1を0.007超とし、透過率のピーク波長を780nm超としたところ、比較例1の場合と同様にリタデーションの増加が顕著になり、さらに透明性も低下した。比較例4でも、ガラス繊維の屈折率n1と透明樹脂の屈折率n2との差n2−n1を0.007超とし、透過率のピーク波長を780nm超としたところ、実施例5〜7と比べてリタデーションの増加が見られた。
以上のように、ガラス繊維の屈折率n1と透明樹脂の屈折率n2との差n2−n1が一定の範囲内となる実施例1〜7の条件でリタデーションが特に低下することが確認され、さらにこの範囲内では高い透明性や耐熱性等も確保することができた。

Claims (10)

  1. ガラス繊維の基材に透明樹脂が保持されている透明フィルムにおいて、前記ガラス繊維の屈折率n1と前記透明樹脂の屈折率n2とが0.001≦n2−n1≦0.007の関係にあり、透過率が最大となる光の波長が600〜780nmの範囲にあることを特徴とする透明フィルム。
  2. 前記透明樹脂形成用の樹脂組成物がシアネートエステル樹脂を含有することを特徴とする請求項1に記載の透明フィルム。
  3. 前記透明樹脂形成用の樹脂組成物が下記式(I):

    (式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は2価の有機基を示し、R3〜R10はそれぞれ独立に水素原子、置換基、またはエポキシ基含有の分子鎖を示す。)で表される多官能エポキシ樹脂を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の透明フィルム。
  4. 前記透明樹脂形成用の樹脂組成物が下記式(II):

    (式中、Rはm価の有機基を示し、m、nは正の整数を示す。)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂を含有することを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載の透明フィルム。
  5. 前記ガラス繊維がEガラス繊維であることを特徴とする請求項1ないし4いずれか一項に記載の透明フィルム。
  6. 前記透明樹脂形成用の樹脂組成物が、シアネートエステル樹脂、下記式(I):

    (式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は2価の有機基を示し、R3〜R10はそれぞれ独立に水素原子、置換基、またはエポキシ基含有の分子鎖を示す。)で表される多官能エポキシ樹脂、および下記式(II):

    (式中、Rはm価の有機基を示し、m、nは正の整数を示す。)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂を含有し、前記樹脂組成物における前記シアネートエステル樹脂、前記式(I)で表される多官能エポキシ樹脂、および前記式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂の合計量に対する前記式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂の配合量が38〜43質量%であることを特徴とする請求項5に記載の透明フィルム。
  7. 前記ガラス繊維がTガラス繊維であることを特徴とする請求項1ないし4いずれか一項に記載の透明フィルム。
  8. 前記透明樹脂形成用の樹脂組成物が、下記式(I):

    (式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は2価の有機基を示し、R3〜R10はそれぞれ独立に水素原子、置換基、またはエポキシ基含有の分子鎖を示す。)で表される多官能エポキシ樹脂、および下記式(II):

    (式中、Rはm価の有機基を示し、m、nは正の整数を示す。)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂を含有し、前記樹脂組成物における前記式(I)で表される多官能エポキシ樹脂、および前記式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂の合計量に対する前記式(II)で表される構造を有する多官能エポキシ樹脂の配合量が90〜96質量%であることを特徴とする請求項7に記載の透明フィルム。
  9. 請求項1ないし8いずれか一項に記載の透明フィルムの少なくとも片面にハードコート層を有することを特徴とする透明フィルム。
  10. 請求項1ないし9いずれか一項に記載の透明フィルムの少なくとも片面にガスバリア層を有することを特徴とする透明フィルム。
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