JP2013133407A - 透明回路基板用エポキシ樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
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Abstract
Description
従来、発光素子等を実装する回路基板としては、一般的にはFR-4材に代表されるガラスエポキシ積層プリント配線板や、芳香族系ポリイミドからなるフレキシブルプリント配線板が広く用いられている。しかしながら、これらは透明性が無く、また着色している等の問題から、実際の使用形態においては、透明性を求められる用途には使用し得なかった。
一般的に用いられる酸無水物系の化合物として、特に飽和炭化水素で形成された酸無水物は硬化物が耐光性に優れることから、利用されることが多い。具体的には、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸等の脂環式酸無水物が一般的であり、中でも常温で液状であるメチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸等が使用されている。
しかし、このような状態では精密な光学的屈折率の制御が難しく、透明性が不良になるという課題が生じていた。
(1)
一般式(1)で表される多価カルボン酸(A)
及び、分子内に脂肪族環状構造を有するエポキシ樹脂(B)を含んでなる透明回路基板用エポキシ樹脂脂組成物
(2)
多価カルボン酸(A)中のR2が全て水素原子である、上記(1)記載の透明回路基板用エポキシ樹脂脂組成物
(3)
分子内に脂肪族環状構造を有するエポキシ樹脂(B)が、一般式(2)で表される化合物
である上記(1)または(2)に記載の透明回路基板用エポキシ樹脂組成物
(4)
分子内に3個以上のエポキシ基を有する芳香族多官能エポキシ樹脂(C)を含む上記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の透明回路基板用エポキシ樹脂組成物
(5)
分子内に3個以上のエポキシ基を有する芳香族多官能エポキシ樹脂(C)が、一般式(3)で表される化合物
(6)
脂肪族環状構造をもつエポキシ樹脂(B)及び分子内に3個以上のエポキシ基を有する芳香族多官能エポキシ樹脂(C)以外のエポキシ樹脂(D)、並びに硬化剤(E)を含む上記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の透明回路基板用エポキシ樹脂組成物
(7)
上記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の透明回路基板用エポキシ樹脂組成物をガラス繊維と複合して得られることを特徴とする透明回路基板
(8)
上記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の透明回路基板用エポキシ樹脂組成物を硬化して得られる硬化物の25℃での光学的屈折率が1.50以上であることを特徴とする透明回路基板
に関する。
具体的には下記一般式(1)として示される。
なお、本発明の多価カルボン酸組成物(A)は、下記する製法により得られるが、原料の酸無水物と架橋多環ジオールとして、単一の化合物を選択すれば、単一の多価カルボン酸が得られるが、以下の説明において便宜上、このような多価カルボン酸も「多価カルボン酸組成物」という。
さらに具体的な化合物を列挙すれば、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸−1,2−無水物、4−メチルシクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物、シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物、1,2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸−1,2,4,5−二無水物などが挙げられ、これらは単独ではなく2種類以上を混合することも出来る。
本発明においては特に光学特性を重視することから1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸−1,2−無水物、4−メチルシクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物の使用が好ましく、特に耐熱性と取り扱いのバランスから、両者を混合して使用する事が特に好ましい。
酸無水物(a−1)と架橋多環ジオール類(a−2)の反応は、一般の方法が適用でき特に限定はない。しかし、本発明の用途を考慮すると好適な反応条件が存在する。
主には、反応触媒、溶剤、酸無水物(a−1)と架橋多環ジオール類(a−2)の反応比率、さらには反応温度に関する項目である。
例えば、無機酸触媒としては、塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸類、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸等の有機スルホン酸類、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸等の有機カルボン酸類が挙げられる。
これらは必要とされる反応速度(反応時間)、及び粘度、また製造設備の能力により適宜選ばれるべきものであるが、これらが満たされるのであれば無溶剤での製造が最も好ましい。
従って、溶剤を使用しなければならない場合においても使用できる溶剤量は、上記要件を満たす限り実質的に少なければ少ないほど良いものであり、少なくとも固形分として50重量%以上、更に好ましくは75重量%以上となる範囲が好ましい。
特に、触媒の使用をしない場合においては、反応速度を高めるためにもより高い固形分で反応を進めることが好ましい。
上記の溶剤として使用しうるものを具体的に例示すれば、例えばトルエン、キシレン、エチルベンゼン、テトラメチルベンゼン等の芳香族系炭化水素溶剤、ヘキサン、オクタン、デカン等の脂肪族系炭化水素溶剤、及びそれらの混合物である石油エーテル、ホワイトガソリン、ソルベントナフサ等が挙げられる。
また、エステル系溶剤としては、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のアルキルアセテート類、γ−ブチロラクトン等の環状エステル類、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルモノアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルモノアセテート、トリエチレングリコールモノエチルエーテルモノアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルモノアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ブチレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のモノ、若しくはポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルモノアセテート類、グルタル酸ジアルキル、コハク酸ジアルキル、アジピン酸ジアルキル等のポリカルボン酸アルキルエステル類等が挙げられる。
また、エーテル系溶剤としては、ジエチルエーテル、エチルブチルエーテル等のアルキルエーテル類、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル等のグリコールエーテル類、テトラヒドロフラン等の環状エーテル類等が挙げられる。
また、ケトン系溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、イソホロン等が挙げられる。
この際、複合化工程における溶剤の揮発性と、本工程での反応温度のバランスを鑑みると、沸点が65〜150℃、より好ましくは80〜115℃の範囲にあるものを選択することが好ましい。即ち、これよりも沸点が低い場合には反応温度を高めることが出来ず、反応時間が長くなってしまう。また、これよりも沸点が高い場合には、ガラスクロスとの複合化工程において溶剤の揮発が遅くなるため、残留溶剤による硬化工程においてシートの発泡等が生じ好ましくない。
このため、この反応比率は硬化物の物性に影響を有し、硬化物の特性を目的に応じて適宜調整されるべきものである。
フェノール、アルキル置換フェノール、ナフトール、アルキル置換ナフトール、ジヒドロキシベンゼン、ジヒドロキシナフタレン等のフェノール類とホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシアセトフェノン、o−ヒドロキシアセトフェノン、4−(4−ヒドロキシフェニル)アセトフェノン、4−(1−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチルエチル)アセトフェノンとの重縮合物、所謂ノボラック型フェノール類
本エポキシ樹脂は、下記代表構造として示される。
1.エポキシ当量が195〜225g/eq.、好ましくは200〜220g/eq.である。
2.ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにおいてフェノール化合物(PA1)同士がエピハロヒドリンによって2つ繋がったものが20面積%以下、3つ繋がったものが15面積%以下、より好ましくは2つ繋がったものが15面積%以下、3つ繋がったものが10面積%以下である。
従って、所謂エポキシ樹脂硬化剤として一般に示されるものが使用できる。
ブタンテトラカルボン酸無水物、ビシクロ[2,2,1]ヘプタン−2,3−ジカルボン酸無水物、メチルビシクロ[2,2,1]ヘプタン−2,3−ジカルボン酸無水物、シクロヘキサン−1,3,4−トリカルボン酸−3,4−無水物等のその他飽和酸無水物類、
アジピン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロヘキサントリカルボン酸等の脂肪族カルボン酸類、
フタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、マレイン酸、テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸の不飽和環構造を有するカルボン酸化合物類、
ジシアンジアミド、リノレン酸の2量体とエチレンジアミンより合成されるポリアミド樹脂等のアミド系化合物類、
ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、フルオレンビスフェノール、テルペンジフェノール、4,4’−ビフェノール、2,2’−ビフェノール、3,3’,5,5’−テトラメチル−[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジオール、ハイドロキノン、レゾルシン、ナフタレンジオール、トリス−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、フェノール類(フェノール、アルキル置換フェノール、ナフトール、アルキル置換ナフトール、ジヒドロキシベンゼン、ジヒドロキシナフタレン等)とホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシアセトフェノン、o−ヒドロキシアセトフェノン、ジシクロペンタジエン、フルフラール、4,4’−ビス(クロロメチル)−1,1’−ビフェニル、4,4’−ビス(メトキシメチル)−1,1’−ビフェニル、1,4’−ビス(クロロメチル)ベンゼン、1,4’−ビス(メトキシメチル)ベンゼン等との重縮合物及びこれらの変性物、テトラブロモビスフェノールA等のハロゲン化ビスフェノール類等のフェノール系化合物類、
イミダゾール、トリフルオロボラン−アミン錯体、グアニジン誘導体、テルペンとフェノール類の縮合物等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは単独で用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
さらには、多価カルボン酸(A)の原料である酸無水物(a−1)で示される、カルボン酸類、及びそれらの誘導体を用いることが最も好ましい。これらは、硬化物の透明性と耐熱性を両立する上で有効に作用するためである。
これらは、多価カルボン酸(A)を調製する際、酸無水物(a−1)成分が過剰となり残留したものもこれに含まれる。
一方、不飽和環構造を有する酸無水物系化合物類、フェノール類、アミン類、アミド類等は、着色等の問題から、多量に配合することは出来ず好ましくない。
これらは、上記硬化反応を促進させる効能を有するものであれば、公知一般のものが使用できる。
例えば、2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、2,4−ジアミノ−6(2’−メチルイミダゾール(1’))エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6(2’−ウンデシルイミダゾール(1’))エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6(2’−エチル,4−メチルイミダゾール(1’))エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6(2’−メチルイミダゾール(1’))エチル−s−トリアジン・イソシアヌル酸付加物、2−メチルイミダゾールイソシアヌル酸の2:3付加物、2−フェニルイミダゾールイソシアヌル酸付加物、2−フェニル−3,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4−ヒドロキシメチル−5−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニル−3,5−ジシアノエトキシメチルイミダゾールの各種イミダゾール類、
及び、それらイミダゾール類とフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ナフタレンジカルボン酸、マレイン酸、蓚酸等の多価カルボン酸との塩類、
ジシアンジアミド等のアミド類、
1,8−ジアザ−ビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7等のジアザ化合物及びそれらのテトラフェニルボレート、フェノールノボラック等の塩類、
前記多価カルボン酸類、又はホスフィン酸類との塩類、
テトラブチルアンモニウムブロマイド、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド、トリオクチルメチルアンモニウムブロマイド等のアンモニウム塩類、トリフェニルホスフィン、トリ(トルイル)ホスフィン、テトラフェニルホスホニウムブロマイド、テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレート等のホスフィン類やホスホニウム化合物類、
2,4,6−トリスアミノメチルフェノール等のフェノール類、
オクチル酸スズ、オクチル酸コバルト、オクチル酸亜鉛、オクチル酸ジルコニウム、オクチル酸ニッケル、ナフテン酸コバルト等の有機金属化合物等が挙げられる。
さらに、硬化促進剤をマイクロカプセルにしたマイクロカプセル型硬化促進剤等が挙げられる。
この点でハロゲン系難燃剤は着色しているものが多く、使用が難しい。
これらの代表的な例として、ヒンダードアミン類、リン系類が挙げられる。
コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物(例えばチヌビン111FDL、チバジャパン製の成分)、ポリ〔{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}〕(例えばチヌビン111FDL、チバジャパン製の成分)、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル〕メチル〕ブチルマロネート(例えばチヌビン144、チバジャパン製)、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート(例えばチヌビン292、チバジャパン製の成分)、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート(例えばチヌビン292、チバジャパン製の成分)、ビス(1−オクチロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート(例えばチヌビン123、チバジャパン製の成分)、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)等が挙げられる。
これらのうち、E−ガラスは、アルカリ金属酸化物が少なく、無アルカリガラスとして本発明の用途には適している。また樹脂との密着性や表面張力を制御するためのガラス繊維はシランカップリング剤により処理してあるものも好適に用いることが出来る。
この際、ガラスクロスと樹脂硬化物の光学的屈折率を制御し、同等にしておく必要がある。光学的屈折率に差異がある場合には、複合化し得られる基板は透明性を失ってしまう。従って、ガラス繊維との複合化を考慮する場合には、ガラスの光学的屈折率を考慮し、1.50以上である必要がある。
例えば、溶剤に溶解させた硬化性樹脂をガラスクロス等のガラス繊維に含浸させ、その後溶剤を揮発させる方法や、平面状に成型した未硬化の樹脂組成物に、ガラスクロスやチョップドストランドを重ね、ロール等により圧力等をかける方法、型中にガラス繊維を置き、そこに加熱した樹脂をトランスファー成型機等を用いて流し込む方法、または熱溶融させた樹脂にミルドファイバー等ガラス繊維を混合し、二軸押出し機等を用いてせん断力を付与する方法等が挙げられる。
これらのうち、本発明の硬化性樹脂組成物が熱硬化性樹脂であることから、比較的温和な温度条件で複合化が可能な溶液を含浸させる方法を好適に用いることが出来る。
一般的に回路基板は、実装等の都合から板状、もしくはフレキシブルなシート状として用いられることが多いため、これらの形態の硬化物を得る方法であれば、特に限定は無い。
また硬化した基板に接着剤層を用いて導電層をラミネートすることもできるが、この場合は別途貼合工程を行う必要がある。
この場合も上記方法と同じく、プリプレグを転写素材ではさみ成型・硬化させることで、導電層を構成することができるので好ましい。
さらには液晶パネル等の表示体上で動作するタッチパネル等にも好適に用いることが出来る。
GPC測定条件
カラム:Shodex SYSTEM−21カラム
(KF−803L、KF−802.5(×2本)、KF−802)
連結溶離液:テトラヒドロフラン
流速:1ml/min.
カラム温度:40℃、
検出:RI(Reflective index)
検量線:Shodex製標準ポリスチレン
エポキシ当量
JIS K−7236に記載の方法。
撹拌機、還流冷却管、撹拌装置を備えたフラスコに、窒素パージを施しながらメチルエチルケトン(以下、MEK)204部、トリシクロデカンジメタノール294部、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物(新日本理化(株)製、リカシッドMH;以下、H1)423部、シクロヘキサン−1,2,4−トリカルボン酸−1,2−無水物(三菱ガス化学製 H−TMAn;以下、H−TMAn)99部を加え、50℃で2時間反応後、70℃で4時間加熱撹拌を行なった。得られた溶液にMEKをさらに145部加えることで多価カルボン酸(A)のMEK溶液1166部が得られた。得られた溶液は無色であり、エポキシ当量は272g/eqであって、多価カルボン酸(A)の濃度は70質量%であった。
撹拌機、還流冷却管、撹拌装置を備えたフラスコに、窒素パージを施しながらトリシクロデカンジメタノール12部、H1 73部、H−TMAn 15部を加え、40℃で3時間反応後、70℃で1時間加熱撹拌を行い、無色の液状樹脂である多価カルボン酸(A)とH1の混合物を100部得た。この混合物のエポキシ当量は171g/eqであり、GPCで測定した成分比は酸無水物と架橋多環ジオール類の反応物:H1:H−TMAn=40.8:48.8:10.5であった。
撹拌機、還流冷却管、撹拌装置を備えたフラスコに、窒素パージを施しながらトリシクロデカンジメタノール36部、H1 195部、H−TMAn 69部を加え、40℃で3時間反応後、70℃で1時間加熱撹拌を行い、無色の液状樹脂である多価カルボン酸(A)とH1の混合物を300部得た。この混合物のエポキシ当量は162g/eqであり、GPCで測定した成分比は酸無水物と架橋多環ジオール類の反応物:H1:H−TMAn=42.0:42.1:15.9であった。
撹拌機、還流冷却管、撹拌装置を備えたフラスコに、窒素パージを施しながらトリシクロデカンジメタノール45部、H1 195部、H−TMAn 60部を加え、40℃で3時間反応後、70℃で1時間加熱撹拌を行い、無色の液状樹脂である多価カルボン酸(A)とH1の混合物を300部得た。この混合物のエポキシ当量は170g/eqであり、GPCで測定した成分比は酸無水物と架橋多環ジオール類の反応物:H1:H−TMAn=51.0:37.1:11.9であった。
撹拌機、還流冷却管、撹拌装置を備えたフラスコに、窒素パージを施しながらトリシクロデカンジメタノール40部、H1 200部を加え、40℃で3時間反応後、70℃で1時間加熱撹拌を行い、無色の液状樹脂である多価カルボン酸(A)を240部得た。
温度計、滴下ロート、冷却管、撹拌器を取り付けたフラスコに窒素ガスパージを施しながら(4(4(1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)−エチル)α,α−ジメチルベンジル)フェノール)141.5部、エピクロルヒドリン463部、メタノール46部を仕込み、撹拌下で70℃まで昇温した。次いでフレーク状水酸化ナトリウム42部を90分かけて分割添加し、その後、70度で1時間攪拌した。反応終了後、水200部を加えて水洗を行って生成した塩などを除去した後、油層からロータリーエバポレーターを用いて140℃で減圧下、過剰のエピクロルヒドリン等の溶剤を留去した。残留物にメチルイソブチルケトン400部を加え溶解し、70℃にまで昇温した。撹拌下で30質量%の水酸化ナトリウム水溶液12部を加え、1時間反応を行った後、洗浄水が中性になるまで水洗を行い、得られた溶液をロータリーエバポレーターを用いて180℃で減圧下にメチルイソブチルケトン等を留去することで無色〜淡黄色のエポキシ樹脂(C)190部を得た。得られたエポキシ樹脂のnは1.1、エポキシ当量は209g/eq.、軟化点は57.7℃、溶融粘度(200℃)0.12Pa・sであった。
(2)屈折率(25℃):硬化したエポキシ樹脂組成物の屈折率(25℃)をプリズムカップラー屈折率計(メトリコン製)で測定した。
(3)ガラス転移温度(Tg):硬化したエポキシ樹脂組成物のTg点を粘弾性測定システム(DMS−6000:セイコー電子工業(株)製)において、引っ張りモード、周波数1Hzにて測定した。
(4)400nm透過率、550nm透過率、YI値:硬化したエポキシ樹脂組成物の硬化膜の膜厚をデュアルタイプ膜厚計(ケット科学研究所製)にて測定した後、透過率を分光光度計U−3310(日立製)にて測定し、さらに100μm厚に換算した値での400nm透過率、550nm透過率、YI値を求めた。
(5)耐光試験:エポキシ樹脂組成物の硬化膜をEYE SUPER UV TESTER SUV−W11(岩崎電気製)にて60℃、60%RHの条件で4時間の耐光試験を行った後、外観を目視で観察した。さらに透過率(400nm、550nm)、着色(YI値)を(4)と同様に測定した。
(6)耐熱試験:エポキシ樹脂組成物の硬化膜を120℃乾燥機中に100時間投入した後、外観を目視で観察した。さらに透過率(400nm、550nm)、着色(YI値)を(4)と同様に測定した。
(7)全光線透過率、ヘイズ:ヘイズメーターTC−H3DPK(東京電色製)にて測定した。
合成例2で得た多価カルボン酸(成分(A))とH1の混合物39.9部、成分(B)としてEHPE−3150(ダイセル化学製:一般式(2)においてR=トリメチロールプロパン残基、m=5、エポキシ当量181)を10.3部、成分(C)として合成例6で得られた化合物16.4部、NC−3000(日本化薬製:ビフェニル構造多官能エポキシ樹脂、エポキシ当量275)12.3部、成分(D)としてJER−828(三菱化学製:液状ビスフェノールAエポキシ樹脂、エポキシ当量185)を5.2部、YD−012(東都化成製:固形ビスフェノールAエポキシ樹脂、エポキシ当量670)を15.9部、その他の成分としてオクタン酸亜鉛0.3部、添加剤であるアデカスタブ260(ADEKA製:リン系酸化防止剤)0.2部、ビス(1−ウンデカンオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)カーボネート0.2部、希釈溶剤であるMEK43.2部を、70℃に加温、混合し、本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液を得た。このエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液の粘度は98mPa・sであった。
続いて150℃乾燥機にて3時間硬化し、本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物を得た。屈折率(25℃)は1.568であり、ガラス転移温度(Tg)は135℃だった。硬化膜のYI値は0.3、透過率は550nmで90.6%、400nmで90.1%だった。
得られたプリプレグを一面は圧延銅箔の鏡面側、もう一面は剥離加工をしたポリエステルフィルムではさみ、熱プレスにて150℃3時間加圧プレス、樹脂を硬化させ銅貼り回路基板を得た。
得られた片面銅貼合透明基板をカッターで切り、その端面において銅とシートが剥離しないことを確認した。また、260℃のはんだ浴に片面銅貼合透明基板を銅基板側を下側にして浮かせた。
1分後に基板を引き上げ、直後に水冷し、透明基板側の表面状態を目視で観察し、変化ないことを確認した。さらに、50℃の市販の水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%現像液に、片面銅貼合透明基板を浸漬し、24時間浸漬した。その後試料をひきあげ、純水で洗浄したのち、乾燥した。その表面の状態を観察し、変化ないことを確認した。
合成例2で得た多価カルボン酸(成分(A))とH1の混合物43.6部、成分(B)としてEHPE−3150を2.6部、成分(C)として合成例6で得られた化合物35.5部、成分(D)としてJER−828を10.4部、YD−012を8.0部、その他の成分として、硬化触媒であるヒシコーリンPX4MP(日本化学工業製:4級ホスホニウム塩)0.3部、希釈溶剤のMEK43部を、70℃に加温、混合し、本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分70%MEK希釈液を得た。このエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液の粘度は40mPa・sであった。
得られた本発明のエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液を実施例1と同様にして乾燥したところ、本発明のエポキシ樹脂組成物は固体であった。
続いて実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物を得た。屈折率(25℃)は1.566であり、ガラス転移温度(Tg)は140℃だった。硬化膜のYI値は0.2、透過率は550nmで90.6%、400nmで90.6%だった。
得られたプリプレグを一面は圧延銅箔の鏡面側、もう一面は剥離加工をしたポリエステルフィルムではさみ、熱プレスにて150℃3時間加圧プレス、樹脂を硬化させ銅貼り回路基板を得た。
得られた片面銅貼合透明基板をカッターで切り、その端面において銅とシートが剥離しないことを確認した。また、260℃のはんだ浴に片面銅貼合透明基板を銅基板側を下側にして浮かせた。
1分後に基板を引き上げ、直後に水冷し、透明基板側の表面状態を目視で観察し、変化ないことを確認した。さらに、50℃の市販の水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%現像液に、片面銅貼合透明基板を浸漬し、24時間浸漬した。その後試料をひきあげ、純水で洗浄したのち、乾燥した。その表面の状態を観察し、変化ないことを確認した。
実施例2において、その他の成分にて硬化触媒としてU−CAT5002(三洋化成製1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−ウンデセン−7誘導体のテトラフェニルボレート)0.3部を使用する以外は、実施例2と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液を得た。このエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液の粘度は41mPa・sであった。
得られた本発明のエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液を実施例1と同様にして乾燥したところ、本発明のエポキシ樹脂組成物は固体であった。
続いて実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物を得た。屈折率(25℃)は1.566であり、ガラス転移温度(Tg)は141℃だった。
得られたプリプレグを一面は圧延銅箔の鏡面側、もう一面は剥離加工をしたポリエステルフィルムではさみ、熱プレスにて150℃3時間加圧プレス、樹脂を硬化させ銅貼り回路基板を得た。
得られた片面銅貼合透明基板をカッターで切り、その端面において銅とシートが剥離しないことを確認した。また、260℃のはんだ浴に片面銅貼合透明基板を銅基板側を下側にして浮かせた。
1分後に基板を引き上げ、直後に水冷し、透明基板側の表面状態を目視で観察し、変化ないことを確認した。さらに、50℃の市販の水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%現像液に、片面銅貼合透明基板を浸漬し、24時間浸漬した。その後試料をひきあげ、純水で洗浄したのち、乾燥した。その表面の状態を観察し、変化ないことを確認した。
合成例2で得た多価カルボン酸(成分(A))とH1の混合物41.3部(成分(B)、成分(C)及び成分(D)の全てのエポキシ基に対して1当量)、成分(C)としてNC−3000を用いずに合成例6で得られた化合物27.3部を用いる以外は、実施例1と同様にして本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液を得た。このエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液の粘度は62mPa・sであった。
得られた本発明のエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液を実施例1と同様にして乾燥したところ、本発明のエポキシ樹脂組成物は固体であった。
続いて実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物を得た。屈折率(25℃)は1.561であり、ガラス転移温度(Tg)は145℃だった。硬化膜のYI値は0.3、透過率は550nmで90.6%、400nmで90.5%だった。
次いで耐光試験、耐熱試験を行った。耐光試験後の外観は若干着色があるがひび割れなどの劣化もなく透明性は良好であった。YI値は5.6、透過率は550nmで90.0%、400nmで80.0%だった。
耐熱試験後の外観は着色もほとんどなく良好であった。YI値は0.3、透過率は550nmで90.7%、400nmで90.5%だった。
得られたプリプレグを一面は圧延銅箔の鏡面側、もう一面は剥離加工をしたポリエステルフィルムではさみ、熱プレスにて150℃3時間加圧プレス、樹脂を硬化させ銅貼り回路基板を得た。
得られた片面銅貼合透明基板をカッターで切り、その端面において銅とシートが剥離しないことを確認した。また、260℃のはんだ浴に片面銅貼合透明基板を銅基板側を下側にして浮かせた。
1分後に基板を引き上げ、直後に水冷し、透明基板側の表面状態を目視で観察し、変化ないことを確認した。さらに、50℃の市販の水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%現像液に、片面銅貼合透明基板を浸漬し、24時間浸漬した。その後試料をひきあげ、純水で洗浄したのち、乾燥した。その表面の状態を観察し、変化ないことを確認した。
成分(A)として合成例1で得た濃度70質量%の多価カルボン酸溶液66.6部、成分(B)としてEHPE−3150を4.8部、成分(C)としてNC−3000を用いずに合成例6で得られた化合物12.0部、成分(D)としてJER−828を8.1部、YD−012を28.5部を用い、その他成分の希釈溶剤のMEKを23部にする以外は、実施例1と同様にして本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液を得た。このエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液の粘度は306mPa・sであった。
得られた本発明のエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液を実施例1と同様にして乾燥したところ、本発明のエポキシ樹脂組成物は固体であった。
続いて実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物を得た。屈折率(25℃)は1.558であり、ガラス転移温度(Tg)は106℃だった。
得られたプリプレグを一面は圧延銅箔の鏡面側、もう一面は剥離加工をしたポリエステルフィルムではさみ、熱プレスにて150℃3時間加圧プレス、樹脂を硬化させ銅貼り回路基板を得た。
得られた片面銅貼合透明基板をカッターで切り、その端面において銅とシートが剥離しないことを確認した。また、260℃のはんだ浴に片面銅貼合透明基板を銅基板側を下側にして浮かせた。
1分後に基板を引き上げ、直後に水冷し、透明基板側の表面状態を目視で観察し、変化ないことを確認した。さらに、50℃の市販の水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%現像液に、片面銅貼合透明基板を浸漬し、24時間浸漬した。その後試料をひきあげ、純水で洗浄したのち、乾燥した。その表面の状態を観察し、変化ないことを確認した。
合成例4で得た多価カルボン酸(成分(A))とH1の混合物41.2部、成分(C)としてNC−3000を用いずに合成例6で得られた化合物27.4部、成分(D)としてJER−828を5.2部、YD−012を16.0部を用いる以外は、実施例1と同様にして本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液を得た。このエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液の粘度は70mPa・sであった。
得られた本発明のエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液を実施例1と同様にして乾燥したところ、本発明のエポキシ樹脂組成物は固体であった。
続いて実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物を得た。屈折率(25℃)は1.561であり、ガラス転移温度(Tg)は142℃だった。
得られたプリプレグを一面は圧延銅箔の鏡面側、もう一面は剥離加工をしたポリエステルフィルムではさみ、熱プレスにて150℃3時間加圧プレス、樹脂を硬化させ銅貼り回路基板を得た。
得られた片面銅貼合透明基板をカッターで切り、その端面において銅とシートが剥離しないことを確認した。また、260℃のはんだ浴に片面銅貼合透明基板を銅基板側を下側にして浮かせた。
1分後に基板を引き上げ、直後に水冷し、透明基板側の表面状態を目視で観察し、変化ないことを確認した。さらに、50℃の市販の水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%現像液に、片面銅貼合透明基板を浸漬し、24時間浸漬した。その後試料をひきあげ、純水で洗浄したのち、乾燥した。その表面の状態を観察し、変化ないことを確認した。
合成例3で得た多価カルボン酸(成分(A))とH1の混合物40.0部、成分(B)としてEHPE−3150を10.6部、成分(C)としてNC−3000を用いずに合成例6で得られた化合物28.0部、成分(D)としてJER−828を5.3部、YD−012を、16.1部を用いる以外は、実施例1と同様にして本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液を得た。このエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液の粘度は868mPa・sであった。
得られた本発明のエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液を実施例1と同様にして乾燥したところ、本発明のエポキシ樹脂組成物は固体であった。
続いて実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物を得た。屈折率(25℃)は1.562であり、ガラス転移温度(Tg)は147℃だった。
得られたプリプレグを一面は圧延銅箔の鏡面側、もう一面は剥離加工をしたポリエステルフィルムではさみ、熱プレスにて150℃3時間加圧プレス、樹脂を硬化させ銅貼り回路基板を得た。
得られた片面銅貼合透明基板をカッターで切り、その端面において銅とシートが剥離しないことを確認した。また、260℃のはんだ浴に片面銅貼合透明基板を銅基板側を下側にして浮かせた。
1分後に基板を引き上げ、直後に水冷し、透明基板側の表面状態を目視で観察し、変化ないことを確認した。さらに、50℃の市販の水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%現像液に、片面銅貼合透明基板を浸漬し、24時間浸漬した。その後試料をひきあげ、純水で洗浄したのち、乾燥した。その表面の状態を観察し、変化ないことを確認した。
成分(A)として合成例2で得た多価カルボン酸(成分(A))とH1の混合物40.6部、成分(B)としてEHPE−3150を11.3部、成分(C)としてNC−3000を用いずに合成例6で得られた化合物20.7部を、成分(D)としてJER−828を5.2部、YD−012を15.9部、BPEF−G(オグソールEG:大阪ガス製、フルオレン構造固形エポキシ樹脂、エポキシ当量275)6.2部を用いる以外は、実施例1と同様にして本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液を得た。このエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液の粘度は62mPa・sであった。
得られた本発明のエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液を実施例1と同様にして乾燥したところ、本発明のエポキシ樹脂組成物は固体であった。
続いて実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物を得た。屈折率(25℃)は1.563であり、ガラス転移温度(Tg)は139℃だった。
得られたプリプレグを一面は圧延銅箔の鏡面側、もう一面は剥離加工をしたポリエステルフィルムではさみ、熱プレスにて150℃3時間加圧プレス、樹脂を硬化させ銅貼り回路基板を得た。
得られた片面銅貼合透明基板をカッターで切り、その端面において銅とシートが剥離しないことを確認した。また、260℃のはんだ浴に片面銅貼合透明基板を銅基板側を下側にして浮かせた。
1分後に基板を引き上げ、直後に水冷し、透明基板側の表面状態を目視で観察し、変化ないことを確認した。さらに、50℃の市販の水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%現像液に、片面銅貼合透明基板を浸漬し、24時間浸漬した。その後試料をひきあげ、純水で洗浄したのち、乾燥した。その表面の状態を観察し、変化ないことを確認した。
成分(A)として合成例2で得た多価カルボン酸(成分(A))とH1の混合物51.0部、成分(B)としてEHPE−3150を36.0部、セロキサイド2021P
(ダイセル化学製:3,4−エポキシシクロヘキシメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、エポキシ当量130)13.0部を用い、成分(C)及び成分(D)を用いないこと以外は、実施例1と同様にして本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液を得た。このエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液の粘度は33mPa・sであった。
得られた本発明のエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液を実施例1と同様にして乾燥したところ、本発明のエポキシ樹脂組成物は固体であった。
続いて実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物を得た。屈折率(25℃)は1.512であり、ガラス転移温度(Tg)は160℃だった。硬化膜のYI値は0.3、透過率は550nmで91.9%、400nmで91.6%だった。
次いで耐光性試験を行った。耐光試験後の外観は着色もほとんど見られず良好であり、YI値は0.5、透過率は550nmで91.7%、400nmで91.0%だった。
成分(A)として合成例2で得た多価カルボン酸(成分(A))とH1の混合物50.4部、成分(B)としてEHPE−3150を25.7部、セロキサイド2021Pを13.0部、成分(C)として合成例6で得られた化合物10.9部を用い、成分(D)を用いないこと以外は、実施例1と同様にして本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液を得た。このエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液の粘度は33mPa・sであった。
得られた本発明のエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液を実施例1と同様にして乾燥したところ、本発明のエポキシ樹脂組成物は固体であった。
続いて実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物を得た。屈折率(25℃)は1.523であり、ガラス転移温度(Tg)は157℃だった。硬化膜のYI値は0.3、透過率は550nmで91.6%、400nmで91.5%だった。
次いで耐光性試験を行った。耐光試験後の外観は着色が若干あるもののひび割れなどの劣化もなく透明性良好だった。YI値は5.8、透過率は550nmで91.0%、400nmで80.0%だった。
得られたプリプレグを一面は圧延銅箔の鏡面側、もう一面は剥離加工をしたポリエステルフィルムではさみ、熱プレスにて150℃3時間加圧プレス、樹脂を硬化させ銅貼り回路基板を得た。
得られた片面銅貼合透明基板をカッターで切り、その端面において銅とシートが剥離しないことを確認した。また、260℃のはんだ浴に片面銅貼合透明基板を銅基板側を下側にして浮かせた。
1分後に基板を引き上げ、直後に水冷し、透明基板側の表面状態を目視で観察し、変化ないことを確認した。さらに、50℃の市販の水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%現像液に、片面銅貼合透明基板を浸漬し、24時間浸漬した。その後試料をひきあげ、純水で洗浄したのち、乾燥した。その表面の状態を観察し、変化ないことを確認した。
実施例4において、さらにTINUVIN400(チバスペシャルティケミカルズ製:ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤)を0.5部追加する以外は、実施例4と同様にして本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液を得た。このエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液の粘度は33mPa・sであった。
得られた本発明のエポキシ樹脂組成物のMEK希釈液を実施例1と同様にして乾燥したところ、本発明のエポキシ樹脂組成物は固体であった。
続いて実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物を得た。屈折率(25℃)は1.561であり、ガラス転移温度(Tg)は145℃だった。硬化膜のYI値は0.4、透過率は550nmで90.4%、400nmで86.4%だった。
次いで耐光性試験を行った。耐光試験後の外観は着色が若干あるもののひび割れなどの劣化もなく透明性良好だった。YI値は1.3、透過率は550nmで90.7%、400nmで89.0%だった。
得られたプリプレグを一面は圧延銅箔の鏡面側、もう一面は剥離加工をしたポリエステルフィルムではさみ、熱プレスにて150℃3時間加圧プレス、樹脂を硬化させ銅貼り回路基板を得た。
得られた片面銅貼合透明基板をカッターで切り、その端面において銅とシートが剥離しないことを確認した。また、260℃のはんだ浴に片面銅貼合透明基板を銅基板側を下側にして浮かせた。
1分後に基板を引き上げ、直後に水冷し、透明基板側の表面状態を目視で観察し、変化ないことを確認した。さらに、50℃の市販の水酸化テトラメチルアンモニウム2.38%現像液に、片面銅貼合透明基板を浸漬し、24時間浸漬した。その後試料をひきあげ、純水で洗浄したのち、乾燥した。その表面の状態を観察し、変化ないことを確認した。
リカシッドMH−700(新日本理化製:メチルヘキサヒドロフタル酸無水物とヘキサヒドロフタル酸無水物の混合物7:3;当量は168g/eqであり)40.6部(成分(B)、成分(C)及び成分(D)の全てのエポキシ基に対して1当量)、成分(B)として合成例4で得られた多価カルボン酸(成分(A))とH1の混合物27.3部、成分(C)としてEHPE−3150を10.3部、成分(D)としてJER−828を5.2部、YD−012を15.9部、その他の成分としてオクタン酸亜鉛0.3部、添加剤であるアデカスタブ260(ADEKA製:リン系酸化防止剤)0.2部、ビス(1−ウンデカンオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)カーボネート0.2部、希釈溶剤であるMEK43.2部を、70℃に加温、混合し、比較用の樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液を得た。
実施例4及び比較例1で得られた組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液100部に対して、トルエン1部をそれぞれ添加、混合し、揮発試験用のサンプルを得た。
ガラス基板上に耐熱離型テープで40mm×25mm×深さ1mmの型を作成し、実施例4及び比較例1の揮発試験用サンプル(固形分が69質量%のMEK・トルエン混合溶液)を、厚さ約800μm注型し、精秤後、80℃にて15分間乾燥した。途中で真空脱泡を1回行い、泡を除去した。その後まだ溶剤が残った状態で、下記の条件で硬化を行い、硬化物を得た。硬化後に精秤し、注型したサンプル固形分に対して、乾燥・硬化中の揮発減量(%)を計算した。得られた硬化物の表面の外観を観察し、屈折率を測定した。
硬化条件:120℃1時間+150℃3時間
揮発減量(%) 外観 屈折率(25℃)
実施例4 1.8 鏡面で平滑 1.561
比較例1 20.3 マット調で凸凹あり 測定不能
硬化条件:150℃3時間
揮発減量(%) 外観 屈折率(25℃)
実施例4 1.1 鏡面で平滑 1.561
比較例1 22.5 マット調で凸凹あり 測定不能
実施例4で得られた本発明のエポキシ樹脂組成物の固形分が70質量%であるMEK希釈液にMEKを添加して固形分50質量%に調整し、市販のガラスクロス(Eガラスクロス:約30μm厚、平織)を入れ、含浸させた。ガラスクロスを引き上げた後、120℃で7分乾燥した。乾燥後のシートは固形のフィルムであった。それをさらに離型処理したPETフィルムにはさんでプレスしながら150℃にて10分処理し、半硬化させてプリプレグを得た。その後150℃乾燥機にて3時間硬化した。本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化物とガラスクロスの複合化されたシートが得られ、屈折率は1.561だった。全光線透過率は92%、ヘイズ2%であり、着色のない透明シートであった。
この回路基板を用いて、ディスプレイ等の表示素子、照明、太陽電池、センサー等の効率を高める。もしくは意匠性を高めることが可能となる。
Claims (8)
- 多価カルボン酸(A)中のR2が全て水素原子である、請求項1記載の透明回路基板用エポキシ樹脂脂組成物。
- 分子内に3個以上のエポキシ基を有する芳香族多官能エポキシ樹脂(C)を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の透明回路基板用エポキシ樹脂組成物。
- 脂肪族環状構造をもつエポキシ樹脂(B)及び分子内に3個以上のエポキシ基を有する芳香族多官能エポキシ樹脂(C)以外のエポキシ樹脂(D)、並びに硬化剤(E)を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の透明回路基板用エポキシ樹脂組成物。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の透明回路基板用エポキシ樹脂組成物をガラス繊維と複合して得られることを特徴とする透明回路基板。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の透明回路基板用エポキシ樹脂組成物を硬化して得られる硬化物の25℃での光学的屈折率が1.50以上であることを特徴とする透明回路基板。
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