JP2011115075A - ハードバター - Google Patents

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Abstract

【課題】 ラウリン酸に由来する風味低下と耐熱性低下の影響が少なく、かつハードバター製造後に十分な硬さがあり、保存安定性、口溶け感、光沢、及び表面のべとつきの無さに優れたハードバター、及びそのハードバターを使用したチョコレート類、並びにそれらを使用した食品を提供する。
【解決手段】 次の(1)及び(2):
(1)油脂の構成脂肪酸中、トランス型不飽和脂肪酸が5質量%以下、炭素数14以下の飽和脂肪酸が25〜60質量%、かつ炭素数12の飽和脂肪酸の炭素数18の飽和脂肪酸に対する質量比が0.4〜1.1
(2)油脂中のトリグリセリドのうち、構成脂肪酸の総炭素数が38〜48のトリグリセリドが55〜75質量%
を満たす油脂を含有するハードバター又はチョコレート類。
【選択図】 なし

Description

本発明は、チョコレート用油脂としてのハードバターに関する。
カカオバターの代替脂として開発されたハードバターは、テンパリング型と非テンパリング型に大別される。テンパリング型油脂は、一般にグリセリド骨格の1、3位にパルミチン酸とステアリン酸、2位に不飽和脂肪酸が結合したトリグリセリドを主成分とし、カカオ脂と類似の物性をもつ。そのため、カカオ脂との相溶性が高く、またカカオ脂と類似の食感が得られるが、一方で、使用時に結晶多形の制御のためのテンパリング工程が必要となる。このテンパリング工程には厳密な温度調節が必要となるために、省略することが望まれている。
このテンパリング工程を省略可能な非テンパリング型のハードバターとして、トランス型不飽和脂肪酸を多く含むもの(以下、「トランス酸型ハードバター」)やラウリン酸を多く含むもの(以下、「ラウリン酸型ハードバター」)、また、トランス酸及びラウリン酸の両者が少ないもの(以下、「非トランス酸/非ラウリン酸型ハードバター」)が知られている。これら非テンパリング型ハードバターはテンパリング型ハードバターと異なり、結晶多形の変化が複雑ではないため、厳密な温度調節を必要とするテンパリング処理は不要である。
一般に非テンパリング型のハードバターは複雑なテンパリング工程を必要としないことからも、通常のチョコレート用油脂としてだけではなく、ベーカリー製品用油脂としてチョコチップや焼き込みチョコなど、菓子用油脂としてコーティング用チョコレートやセンターイン用チョコレートなど、又はケーキ類用油脂として好適に使用することができる。
非テンパリング型のハードバターのうち、上記トランス酸型ハードバターは、パーム油や、ナタネ油、大豆油等の液状油を原料とし、それらを水素添加することにより構成脂肪酸にトランス型不飽和脂肪酸を比較的多く含む。
一方、非テンパリング型のハードバターのうち、ラウリン酸型ハードバターはヤシ油やパーム核油のような、ラウリン酸を多く含むトリグリセリドを原料としており、主に融点が低いトリグリセリドで構成されるため、耐熱性が低い場合がある。この耐熱性を改善するため、ラウリン系油脂に非ラウリン系油脂を混合する方法が提案されてきた(特許文献1)。
しかし、非ラウリン系油脂の添加は同時に耐ブルーム性の低下や粗大結晶の発生を招きやすい。そのため、脂肪酸組成を特定の比率になるように原料油脂を配合し、エステル交換や硬化などをすることで耐ブルーム性を付与した油脂を添加する方法や(特許文献2)、ポリグリセリン脂肪酸エステルやショ糖脂肪酸エステル又はソルビタン脂肪酸エステルなどの乳化剤を添加する方法(特許文献3、4及び5)、特定のトリグリセリド組成を有する油脂を複数混合する方法(特許文献6)、高融点の極度硬化油脂を添加する方法(特許文献7)などが知られている。
特開平10−108624号公報 特開平8−3579号公報 特開平8−56572号公報 特開2002−306076号公報 特開2007−185123号公報 特開2003−299442号公報 特開2008−182961号公報
前記従来技術のうち、トランス酸型ハードバター及びこれを使用して製造したチョコレート類は水素添加によるコスト増やいわゆる水添臭が発生するという課題があり、また近年ではトランス型不飽和脂肪酸の血中コレステロールへの影響が懸念されていることから、水素添加された油脂の使用は控えられる傾向がある。
前記従来技術のうち、ラウリン酸型ハードバター及びこれを使用して製造したチョコレート類は保存中の風味低下に課題がある。また、ラウリン系油脂に非ラウリン系油脂を混合することにより、またはこれらをエステル交換することによって得られるラウリン酸型ハードバター及びこれを使用して製造したチョコレート類は、組成中に脂肪酸鎖長が大きく異なる(すなわち、結晶性に大きな違いがある)ものが共存するため、固化後不安定な結晶から安定な結晶へ移行するのに時間がかかる。すなわちラウリン系油脂と非ラウリン系油脂を併用したハードバター及びこれを使用して製造したチョコレート類は、固化した後でも製品として十分な硬さになるまで、非常に多くの時間を要するという課題があることが判明した。
そこで本発明は、固化した後に十分な硬さとなるまでの速度が速いハードバターを提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために、ラウリン系油脂と非ラウリン系油脂を併用した場合の油脂の結晶特性に着目し、炭素数14以下の飽和脂肪酸含有量を特定範囲とし、トランス型不飽和脂肪酸を低く抑え、ラウリン酸のステアリン酸に対する比率を特定範囲とし、特定のトリグリセリド組成の比率とした油脂とすることにより、保存安定性、風味、光沢、口溶け感、表面のべとつきの無さ等に加え、製造後の固化速度に優れた非常に好ましい物性を有するハードバターが得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の(1)及び(2):
(1)油脂の構成脂肪酸中、トランス型不飽和脂肪酸が5質量%以下、炭素数14以下の飽和脂肪酸が25〜60質量%、かつ炭素数12の飽和脂肪酸の炭素数18の飽和脂肪酸に対する質量比が0.4〜1.1
(2)油脂中のトリグリセリドのうち、構成脂肪酸の総炭素数が38〜48のトリグリセリドが55〜75質量%
を満たす油脂を含有するハードバターを提供するものである。
本発明によれば、炭素数14以下の飽和脂肪酸、特にラウリン酸に由来する風味低下がなく、かつハードバター及びこれを用いたチョコレート類製造後に十分な硬さ(固化速度の速さ)があり、口溶け感、光沢、及び表面のべとつきの無さに優れたハードバター及びチョコレート類を得ることができる。
本発明で使用する油脂は、その構成脂肪酸中、トランス型不飽和脂肪酸が5質量%(以下、単に「%」と記載する)以下であるが、更に4%以下、特に3%以下であることが、水添臭による風味への影響を防ぐ点から好ましい。また、下限は0.1%以上であることが、製造工程の簡便化の点から好ましい。
また、本発明で使用する油脂は、その構成脂肪酸中、炭素数14以下の飽和脂肪酸が25〜60%の範囲であるが、更に30〜55%、特に35〜53%であることが、べとつきの無さ、口溶け感、固化速度の向上、光沢の点から好ましい。更に、炭素数10以下の脂肪酸は15%以下であることが好ましく、更に12%以下、特に10%以下であることが風味の点から好ましい。炭素数14以下の飽和脂肪酸は、ミリスチン酸、ラウリン酸、カプリン酸、カプリル酸等が挙げられるが、このうちラウリン酸が好ましい。構成脂肪酸のうち、ラウリン酸が10〜40%、更に15〜35%、特に20〜30%であることが、べとつきの無さ、口溶け感、光沢、固化速度の向上の点から好ましい。
更に、本発明で使用する油脂は、その構成脂肪酸中、炭素数20以上の飽和脂肪酸が1%以下であることが好ましく、更に0.7%以下、特に0.5%以下であることが、固化速度の向上、口溶け感、光沢の点から好ましい。炭素数20以上の飽和脂肪酸は、アラキジン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸等が挙げられるが、最も多く含まれるのはベヘン酸である。
本発明で使用する油脂は、炭素数12の飽和脂肪酸(ラウリン酸)の炭素数18の飽和脂肪酸(ステアリン酸)に対する質量比が0.4〜1.1であるが、更に0.5〜1.05、特に0.55〜1であることが、べとつきの無さ、固化速度の向上、光沢の点から好ましい。
本発明の態様においては、油脂の全構成脂肪酸中、前記以外の脂肪酸としては、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。これらは、油脂の全構成脂肪酸中40〜75%、更に45〜70%、特に45〜65%であることが、光沢、固化速度の向上の点から好ましい。また、全構成脂肪酸中の不飽和脂肪酸が10〜35%、更に10〜30%、特に12〜25%であることが、べとつきの無さ、口溶け感、固化速度の向上、及び光沢の点から好ましい。
本発明で使用する油脂は、油脂中のトリグリセリドのうち、構成脂肪酸の総炭素数が38〜48のトリグリセリドが55〜75%であるが、更に60〜75%、特に65〜75%であることが、べとつきの無さ、口溶け感、固化速度の向上、光沢の点で好ましい。
本発明の態様において、使用する油脂中のトリグリセリドのうち、構成脂肪酸の総炭素数が40以下のトリグリセリド(成分a)と、構成脂肪酸の総炭素数が42〜48のトリグリセリド(成分b)の質量比がa/b=0.2〜1であることが好ましく、更に0.22〜0.8、特に0.25〜0.6であることが、固化速度の向上、口溶け感や光沢、べとつきの無さの点から好ましい。
本発明の態様において、使用する油脂中のトリグリセリドのうち、構成脂肪酸の総炭素数が56以上のトリグリセリドは1%未満であることが、固化速度の向上、口溶け感の点から好ましい。
また、本発明の態様において、使用する油脂中のトリグリセリドのうち、炭素数16及び18の飽和脂肪酸のみからなるトリグリセリドが10%以下であることが好ましく、更に1〜9%、特に2〜8.5%であることが、口溶け感、固化速度の向上、光沢の点から好ましい。
本発明の態様において、使用する油脂の脂肪酸組成及びトリグリセリド組成とするには、ラウリン系油脂と非ラウリン系油脂を使用することが好ましい。ラウリン系油脂と非ラウリン系油脂は、それぞれ天然物由来の油脂やその極度硬化油、又はそれらのエステル交換油などを使用することができ、特に限定されるものではない。ラウリン系油脂と非ラウリン系油脂は、それぞれ一種類に限定されず、複数種類の油脂を組み合わせて使用してもかまわない。
本発明の態様において、ラウリン系油脂は、ヤシ油、パーム核油等のラウリン酸を多く含む油脂、又はこれらを原料にした硬化油(「水素添加油」。以下同じ。)、分別油等をいう。なお、硬化油を使用する場合は、トランス型不飽和脂肪酸含有量低減の点から極度硬化油(IV≦2)であることが好ましい。ラウリン系油脂中のラウリン酸含有量は35%以上であり、41〜56%であることが好ましく、更に45〜55%、特に48〜53%であることがべとつきの無さ、口溶け感、光沢、固化速度の向上の点から好ましい。ラウリン系油脂中のミリスチン酸含有量は10〜25%であることが好ましく、更に13〜22%、特に15〜20%であることが、べとつきの無さ、口溶け感、光沢、固化速度の向上の点から好ましい。ラウリン系油脂中のその他の構成脂肪酸としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸等が挙げられる。ステアリン酸含有量は1〜10%であることが好ましく、更に1〜7%、特に1〜5%であることがべとつきの無さ、口溶け感、光沢、固化速度の向上の点から好ましい。また、パルミチン酸含有量は6〜12%であることが好ましく、更に7〜11%、特に7〜10%であることがべとつきの無さ、口溶け感、光沢、固化速度の向上の点から好ましい。オレイン酸含有量は0.5〜25%であることが好ましく、更に2〜20%、特に5〜15%であることがべとつきの無さ、口溶け感、光沢の点から好ましい。
本発明の態様において、非ラウリン系油脂は、ラウリン系油脂以外であれば特に限定されるものではなく、例えば、大豆油、ナタネ油、パーム油、コーン油、綿実油、ひまわり油、サフラワー油、落花生油、米油、牛脂、豚脂、カカオ脂、又はこれらを原料とした硬化油、分別油等が挙げられる。なお、硬化油を使用する場合は、トランス酸含有量低減の点から極度硬化油(IV≦2)であることが好ましい。非ラウリン系油脂の構成脂肪酸は、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。非ラウリン系油脂中のステアリン酸含有量は1〜40%であることが好ましく、更に1〜30%、特に1〜20%であることがべとつきの無さ、口溶け感、光沢、固化速度の向上の点から好ましい。非ラウリン系油脂中のミリスチン酸含有量は0〜20%であることが好ましく、更に0.2〜15%、特に0.5〜10%であることが、べとつきの無さ、口溶け感、光沢、固化速度の向上の点から好ましい。また、パルミチン酸含有量は3〜40%であることが好ましく、更に3〜30%、特に3〜20%であることがべとつきの無さ、口溶け感、光沢、固化速度の向上の点から好ましい。リノール酸含有量は、0〜70%であることが好ましく、更に0.2〜65%、特に1〜60であることが、べとつきの無さ、光沢、固化速度の向上の点から好ましい。リノレン酸含有量は0〜15%であることが好ましく、更に0.2〜12%、特に1〜10%であることが、べとつきの無さ、光沢、固化速度の向上の点から好ましい。オレイン酸含有量は5〜85%であることが好ましく、更に20〜80%、特に25〜70%であることがべとつきの無さ、口溶け感、光沢の点から好ましい。
本発明の態様において、使用する油脂は、前記ラウリン系油脂と前記非ラウリン系油脂を混合し、エステル交換反応することにより得られるものであることが好ましい。エステル交換反応はランダムエステル交換であることが好ましい。両油脂の混合比率は、ラウリン系油脂を30〜80%とすることが好ましいが、更に40〜75%、特に50〜70%とすることが、固化速度の向上、口溶け感、光沢の点から好ましい。
前記エステル交換反応は、化学法として、触媒にナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、ナトリウム等のアルカリ金属、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を用いる方法が知られているが、反応温度や反応時間、扱い易さの点からナトリウムメチラートを使用するのが好ましい。また、酵素法として、触媒に油脂分解酵素(リパーゼ)を用いた方法も知られており、いずれで行っても良い。化学法の場合は、その反応温度は50〜120℃であることが好ましく、触媒の添加量は0.1〜2%であることが好ましく、反応時間は5〜120分程度であることが好ましい。酵素法の場合は、その反応温度は20〜40℃であることが好ましく、反応時間は24〜72時間程度であることが好ましい。
本発明の態様において、ハードバターの上昇融点は30℃以上であることが好ましく、更に32〜45℃、特に33〜42℃であることが、口溶け感、べとつきの無さの点で好ましい。
本発明のハードバターを調製し、これを使用してチョコレート類を製造することができる。
ここでチョコレート類とは、配合面からはミルクチョコレート、ブラックチョコレート、ホワイトチョコレート等が例示でき、用途面からは固形チョコレート、菓子用途であるコーティング用チョコレート、センターイン用チョコレート、ベーカリー用途であるコーティング用チョコレート、チョコチップ用チョコレート、焼き込み用チョコレート等が例示できる。
前記コーティング用チョコレートとは、食品の表面のコーティングに適したチョコレート様食品であり、食品としては、例えばケーキ、パン、ビスケット等の種々の洋菓子・ベーカリー製品・菓子類や、バナナやイチゴ、りんごといった果物を用いた菓子類が挙げられる。前記センターイン用チョコレートとは、食品の内部に包含又は載せるのに適したチョコレート様食品であり、食品としては、例えば菓子パン、スナック、シュー皮、パイ、饅頭等が挙げられる。
本発明におけるハードバター又はこれを用いてチョコレート類を製造する際は、硬さの調整のために20℃以下で流動性のある油脂を併用しても問題なく、前記(1)及び(2)の要件を満たすことを前提として、本発明のハードバター中には10%以下、更に5%以下、特に0〜3%、チョコレート類中には3.4%以下、更に1.7%以下、特に0〜1.02%の範囲で使用することが、固化速度の向上等の効果の点から好ましい。
本発明のハードバター又はこれを用いたチョコレート類に併用できる20℃以下で流動性のある油脂としては、例えば、大豆油、ナタネ油、コーン油、綿実油、サフラワー油、ひまわり油、米油、ゴマ油、オリーブ油、グレープシード油、落下生油、亜麻仁油、パーム分別油等やこれらを原料にした、トリグリセリド及び/又はジグリセリドが使用可能である。
また、本発明のハードバター又はこれを用いたチョコレート類の製造時において、粘度を調節するためにレシチン、HLBが5以上のグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の乳化剤を添加しても良い。この場合に使用する乳化剤の配合量は、ハードバター中には0.05〜5%、チョコレート類中には0.017〜1.7%であることが、風味の点から好ましい。
更に、本発明のハードバター又はこれを用いたチョコレート類の製造時において、固化速度を更に速める点、作業時の温度にあった固化タイミングに調整する点から、HLB4以下の乳化剤を添加しても良い。乳化剤は、疎水基として構成脂肪酸の90%以上が炭素数12〜18の範囲内にあるものを有する脂肪酸エステル系の非イオン性乳化剤であることが好ましい。構成脂肪酸の炭素数12〜18の範囲内のものは、更に95%以上、特に97%以上であることが、固化速度の向上、硬さ、光沢、べとつきの無さの点で好ましい。また、構成脂肪酸の炭素数は、更に14〜18の範囲内、特に16〜18の範囲内のものが90%以上、更に95%以上、特に97%以上であることが、固化速度の向上、硬さ、光沢、べとつきの無さの点で好ましい。炭素数12〜18の脂肪酸としては、具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等が好ましい。更に、構成脂肪酸中の飽和脂肪酸の含有量は50%以上、更に70%以上、特に90%以上であることが、チョコレート類に使用した際に、固化速度が向上する点から好ましい。
前記乳化剤のHLBは3以下であることがより好ましく、更に2以下、特に1.5以下のものが、固化速度の向上、硬さ、光沢、口溶け感の点から好ましい。
乳化剤の種類は、食品として使用できるものであればよく、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリン有機酸脂肪酸エステルが挙げられ、それら1種類、又は2種以上を組み合わせて添加しても良い。
本発明において乳化剤を使用する場合は、その添加量はハードバター中に0.01〜5%であることが好ましく、更に0.1〜3%、特に0.2〜2%であることが、固化速度の向上、口溶け感、べとつきの無さの点で好ましい。また、チョコレート類中の添加量は0.017〜1.7%であることが好ましく、更に0.034〜1.02%、特に0.068〜0.68%であることが、固化速度の向上、口溶け感、べとつきの無さの点で好ましい。
本発明の態様において、乳化剤はハードバターを製造する際又はチョコレート類を製造する際に、溶解した油脂中に添加することが好ましく、油脂中に溶解させた後にハードバター又はチョコレート類とすることが、固化速度の向上、硬さ、光沢、口溶け感、べとつきの無さ等の効果を得やすい点から好ましい。
本発明のハードバターを用いてチョコレート類を調製する場合には、本発明のハードバターに加え、糖、粉乳、カカオマス、レシチン等を配合するのが、風味、食感、保存性、油脂と粉体の混合性の向上の点から好ましい。糖は、ハードバター100質量部(以下、単に「部」という)に対して60〜120部、さらに70〜110部配合することが風味の点から好ましい。使用可能な糖類としては、グルコース、マルトース、フラクトース、シュークロース、ラクトース、トレハロース、マルトトリオース、マルトテトラオース、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マルチトール等の単糖類、二糖類、三糖類、四糖類、五糖類、六糖類、澱粉加水分解物及びこれらを還元した糖アルコール、それらの混合物、各種水飴が例示される。
粉乳は、ハードバター100部に対して0〜50部、さらに5〜40部配合することが、風味のバランスの点から好ましい。使用可能な粉乳としては、全粉乳、脱脂粉乳、クリームパウダー、ホエイパウダー、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、バターミルクパウダー及び加糖粉乳等が例示される。
カカオマスは、ハードバター100部に対して、0〜100部、さらには0〜50部配合することが好ましい。使用可能なカカオマスの種類に限定はないが、カカオ脂含量が多いものはブルームが発生しやすくなるためカカオマス中の油分は3〜30%、さらには5〜20%以下であることが好ましい。
レシチンは、ハードバター100部に対して、0.01〜5部、さらには0.1〜2部配合することが好ましい。使用可能なレシチンとしては、フォスファチジルコリン、フォスファチジルエタノールアミン、フォスファチジルイノシトール、フォスファチジン酸等よりなるリン脂質混合物であって、大豆或いは卵黄等から得られるレシチンが代表的なものである。
〔油脂A〜Mの調製〕
表1に記載した原料油脂を全体が3500gとなるように配合し、ナトリウムメチラート7gを触媒として添加し、80℃にて30分ランダムエステル交換を行った後、常法に従い水洗/脱色/脱臭を行い、油脂A〜Lを得た。また、油脂Fについては、エステル交換反応を行った後、ニッケル触媒6gを使用して水素添加を行い、常法に従い脱臭を行うことにより得た。また、油脂Mについては、エステル交換反応を行わずに原料油脂を配合したのみで得た。
〔ハードバターの調製〕
前記得られた油脂をそのまま、又は表2に記載したように他の油脂と配合し、約80℃で融解して均一油脂組成物とし、チラー(乳化混練機、多摩精器工業株式会社)を用いて15℃まで冷却し、30℃で1日間保存した後、冷蔵庫(5℃)にて1日間保存し、各種ハードバターを調製した。表2に、調製したハードバターの上昇融点、脂肪酸組成及びトリグリセリド組成を示す。
Figure 2011115075
Figure 2011115075
〔上昇融点の測定法〕
ハードバターの上昇融点は、基準油脂分析試験法2.2.4.2−1996にならって測定を行った。
〔ハードバターの評価〕
<実施例1〜5及び比較例1〜8>
実施例1〜5及び比較例1〜8のハードバターの各サンプルを、品温70℃以上で完全融解後に60℃まで下げ、型に流し込み5℃で20分、15℃で10分冷却した後、型から取り出し20℃で保存した。型は田中製型株式会社製のチョコレートモールドNO.72(縦48mm×横24mm×厚さ6.3mm、9g、以下同じ)を使用した。
ハードバターの「光沢」「べとつき」「口溶け感」「風味」「硬さ(物性)」及び「総合評価」について、次に示す基準に従って評価を行った。サンプルの評価は20℃で5日間保存したもので行い、硬さに関しては1日目と5日目での評価を行った。評価結果を表3に示す。
〔光沢〕
5名の専門パネルにて目視観察し、以下に示す評価基準に従って、保存時外観を評価した。5名の専門パネルの評価結果を合計し、8点以上を「○」、5〜7点を「△」、4点以下を「×」とした。なお、この採点基準は以下の「べとつき」、「口溶け感」、「風味」の評価において同じである。
2点:表面がなめらかで光沢有り
1点:表面が少し荒れ、ややつやがない
0点:表面が荒れつやがない
〔べとつき〕
5名の専門パネルにて、手指でさわり、以下に示す評価基準に従ってべとつきを評価した。
2点:べとつき無し
1点:ややべとつく
0点:かなりべとつく
〔口溶け感〕
5名の専門パネルにて食し、以下に示す評価基準に従って、評価サンプルの口溶け感を評価した。
2点:溶け残り感無し
1点:溶け残り感やや有り
0点:溶け残り感有り
〔風味〕
5名の専門パネルにて食し、以下に示す評価基準に従って、評価サンプルの風味を油の味と臭い(水添臭とラウリン酸臭)について評価した。
2点:油の味、臭いを感じない
1点:やや油の味、臭いを感じる
0点:油の味、臭いを感じる
〔硬さ(物性)〕
評価サンプルの硬さは、島津小型卓上試験機EZTest(株式会社島津製作所製)を用い、幅20mmの溝の上で、3点曲げ試験冶具(NO.49:株式会社山電製)にて圧縮速度20mm/分で破断応力を測定した。各サンプルごとに5点ずつ測定し、その平均値をもって下記基準で示した。なお、破断応力は、評価サンプルが割れて応力が無くなる時の最大試験力である。
○:破断応力が20N以上
△:破断応力が16N以上、20N未満
×:破断応力が16N未満
〔総合評価〕
光沢、べとつき、口溶け感、硬さ(1日目、5日目)及び風味の評価において、○を2点、△を1点、×を0点とし、6つの評価の合計点から次の基準により判定した。
○:10点以上
△:6〜9点
×:5点以下
Figure 2011115075
表3の結果から、本発明品である実施例1〜5のハードバターは、比較例2、3、5、7及び8に比べて固化速度が速く、保存1日目から十分な硬さが得られた。比較例1については保存1日目から硬さは十分であったが、口溶け感が劣っており、耐熱性にも劣るため、べとつきが感じられた。また、比較例4及び6のハードバターは、硬すぎる点で劣っており、口溶け感も著しく悪かった。また、実施例1〜5のハードバターは他の各評価項目についても高いレベルを持ち、総合評価でも優れていた。
〔チョコレートの評価〕
<実施例6〜10及び比較例9〜16>
実施例1〜5及び比較例1〜8で調製したハードバター用い、一般的なチョコレート類を製造する要領に従い、表4の配合でチョコレートを調製した。チョコ型は田中製型株式会社製のチョコレートモールドNO.72を使用した。保存試験結果を表5に示す。評価項目、評価方法及び評価基準は前記ハードバターの場合と同じで行った。但し、硬さの評価基準のみ次に従って評価した。
〔硬さ(物性)〕
○:破断応力が30N以上
△:破断応力が27N以上、30N未満
×:破断応力が27N未満
Figure 2011115075
Figure 2011115075
表5の結果から、本発品である実施例6〜10のチョコレートは、比較例9〜16のものに比べて各評価項目について高いレベルを持ち、総合評価でも優れていた。特に、硬さについては比較例10、11、13、15及び16のチョコレートでは、1日目は十分な硬さが得られていないが、実施例のチョコレートは1日目で十分な硬さを得ることができ、固化速度の面で非常に優れていた。比較例9のチョコレートでは、保存1日目から硬さは十分であったが、耐熱性に乏しくべとつきが感じられた。比較例12及び14のチョコレートについては、保存1日目から非常に硬さがあり、口溶け感が劣っていた。
<実施例11〜13、比較例17及び18>
実施例1〜3、比較例1及び2で調製したハードバター用い、一般的なチョコレート類を製造する要領に従い、表4の配合でコーティング用チョコレートを調製した。調製したコーティング用チョコレートを38℃に調温し、ビスケット(製品名:マリー/森永製菓株式会社、直径6cm)表面全体に7〜9g上掛けしてサンプル調製した。保存試験結果を表6に示す。評価は光沢、べとつき、口溶け感、硬さ(食感)、風味について行い、光沢、べとつき、口溶け感、風味及び総合評価の評価方法及び評価基準は前記ハードバターの場合と同じで行った。硬さについては食感で評価し、次に示す方法及び基準に従って行った。
評価用サンプルの食感による硬さ判断基準を以下に示す。サンプルの評価は保存後1日目と5日目での評価を行った。
〔硬さ(食感)〕
5名の専門パネルにて食し、以下に示す判断基準に従って、サンプルのチョコレートの硬さを評価した。5名の専門パネルの評価結果を合計し、8点以上を「○」、5〜7点を「△」、4点以下を「×」とした。
2点:噛んだときに感じるチョコレートの抵抗感が強い
1点:噛んだときに感じるチョコレートの抵抗感がやや弱く軟らかい
0点:噛んだときに感じるチョコレートの抵抗感が無い
Figure 2011115075
表6の結果から、本発明の実施品である実施例11〜13のコーティング用チョコレートは、比較例17及び18のものに比べて固化速度が速く、保存1日目から十分な硬さが得られた。また、他の各評価項目で高いレベルを持ち、総合評価でも優れていた。

Claims (4)

  1. 次の(1)及び(2):
    (1)油脂の構成脂肪酸中、トランス型不飽和脂肪酸が5質量%以下、炭素数14以下の飽和脂肪酸が25〜60質量%、かつ炭素数12の飽和脂肪酸の炭素数18の飽和脂肪酸に対する質量比が0.4〜1.1
    (2)油脂中のトリグリセリドのうち、構成脂肪酸の総炭素数が38〜48であるトリグリセリドが55〜75質量%
    を満たす油脂を含有するハードバター。
  2. 前記油脂が、ラウリン系油脂と非ラウリン系油脂をエステル交換反応したものである請求項1に記載のハードバター。
  3. 前記ハードバターの上昇融点が30℃以上である請求項1又は2に記載のハードバター。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載のハードバターを使用したチョコレート類。
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